JP2570722Y2 - プッシュロックスイッチ - Google Patents

プッシュロックスイッチ

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JP2570722Y2
JP2570722Y2 JP1991048175U JP4817591U JP2570722Y2 JP 2570722 Y2 JP2570722 Y2 JP 2570722Y2 JP 1991048175 U JP1991048175 U JP 1991048175U JP 4817591 U JP4817591 U JP 4817591U JP 2570722 Y2 JP2570722 Y2 JP 2570722Y2
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JP
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lock pin
switch
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lock
case
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Inventor
野口邦彦
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株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プッシュロックスイッ
チの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一回目の押圧操作によってスイッチの閉
路が保持され、二回目の押圧操作でスイッチが開路され
ように構成されている従来のプッシュロックスイッチ
として、図1、図2に示す如き構造のものがある。
【0003】すなわち、図1及び図2において、1は一
側面を開口したスイッチケースで、一端面に透孔2を形
成するとともにその両端部に機器に対する取付片3,3
を一体に形成している。4はケース1内に収納した作動
杆で、一端を透孔2からケース外部に突出し、端部に押
釦5を装着している。6は作動杆4のケース1と押釦
との間に巻装したコイルばねで、作動杆4を常時ケース
1から突出する方向に付勢している。7は作動杆4の側
面に設けたハート型をしたカム溝、8はばね性を有する
金属線からなり一端を直角に折り曲げてカム溝7に係合
させたロックピンで、他端をコイル状に巻回してケース
1の内壁面に形成した突起9に嵌合させている。10は
ケース1の内壁面に突起9の両側に位置して設けた立壁
で、ロックピン8が回転するのを防止している。11は
ケース1の側面開口を覆い箱形ケースを構成するカバー
である。
【0004】従来の押釦スイッチは上記のように構成さ
れ、押釦5を押すと作動杆4がばね6に抗してケース1
内方へ移動するからロックピン8の先端は、図2で示す
ようにカム溝7の右側斜面を案内にして矢印A方向に移
動し、そして右側頂部に達するとそれ自身のばね性によ
り頂部を乗り越えて上面凹部側へと移動する。したがっ
て押釦5の押圧をやめると、作動杆4はばね6の付勢に
よりケース1外へ突出するが図1に示すようにロックピ
ン8の先端がこの動きをロックし、スイッチの接点(図
示せず)を閉成状態に保持するものである。次に、押釦
5を押圧すると、作動杆4がケース1内へ移動して、カ
ム溝7の左側頂部をロックピン8が乗り越えられる位置
まで達すると、ロックピン8は自信のばね性によりカム
溝7の左側斜面と対向する位置に移動して、ロック状態
が外れるから作動杆4はばね6の付勢により元の位置に
戻る。このとき、ロックピン8はカム溝7の左側斜面を
矢印Bのように移動して初期の位置に達し、同時にスイ
ッチの接点が開放される構成となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の押
釦スイッチでは、ケース1内に設けられている突起9
に、ロックピン8のコイル部8Aを挿通支持させる構成
では、例えばロックピンがカム溝7に沿って変形すると
きのコイル部の内径縮少を許すため、又はコイル部8A
を突起9へ挿通するときの挿通作業性、あるいは突起外
径及びコイル内径の寸法公差を考慮して、上記突起19
の外径と、コイル部8Aの内径との間で寸法差(クリア
ランス)を有せしめる必要があり、この寸法差を設ける
ために、突起 9の外周面とコイル部の内周面との間でガ
タを生じこのガタが原因でスイッチの操作感が損なわれ
たり、また異音が発生しやすい等の不具合を有するもの
であった。また上記押釦スイッチの組立作業時には、上
記ケース1のカバー11を開放した状態で、そのスイッ
チケース内にロックピンを組付け、次いでその組付け
後、上記カバーをスイッチケースへ例えば取付けねじを
使用する等の適宜の固定手段を用いて被着させなければ
ならない等のことから、従来例では、ロックピンの取付
け作業に手間がかかるものであった。
【0006】さらに従来例の押釦スイッチにおけるケー
ス1にあっては、ロックピン等をケース1内に組付ける
ための開口が設けられているために、この開口の形成に
よりケース1の剛性が低下するという不具合もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、ロックピン兼用ばねの
スイッチケースへの組立作業性を高め、さらにはそのロ
ックピン兼用ばねとスイッチケースとの間でガタを生じ
させることがないようにして、上記ロックピン兼用ばね
の一端から延長形成されているロックピン部の軸方向と
交叉方向の双方動作を円滑ならしめると共にスイッチの
操作感を良好となさしめ、さらには、スイッチケースの
剛性を高め耐久性にも優れたプッシュロックスイッチを
提供することにある。
【0008】
【実施例】以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。なお本考案にあっては、操作ノブの側面
に形成するカム溝の形状及び接点構造は従来例と変りな
く、操作ノブのカム溝に係合するロックピンの支持構造
、ケースの構造に特徴があるので、その特構造を主
として説明する。
【0009】図4において、31は操作ノブであって、
この操作ノブ31とケース32との間には、操作ノブ復
元用のコイルばね33が介在され、該操作ノブ31はケ
ース32に対して上下動可能に支持されている。またそ
の操作ノブ31の側面には、従来例で述べたと同様のカ
ム溝34が形成されている。さらに上記ケース32
は、ロックピン兼用ばね35のコイルばね部38の半部
分を受ける半円溝部36Aを有する受け台36が一体形
成されている。37は受け台36上に被着されるカバー
であって、このカバー37の内側には、上記の半円溝部
36Aと協同して円筒形状のコイルばね部収納空間を形
成する半円溝部37Aが形成されている。
【0010】このカバ37の一対の側壁には、上記受け
台36の側面に形成されている係止爪45と係止する係
止孔46が形成されていてこのカバー37を、ワンタッ
チで受け台36へ止着することができるようになってい
る。上記ロックピン兼用ばね35は図示のように、コイ
ルばね部38と、このばね部38の一端より半径方向に
延びるアーム部39と、このアーム部39の端部よりL
字状に屈折されるロックピン部40を形成し、そのロッ
ピン部40先端部をカム溝34内に係合するものであ
る。41はケース32と一体に形成されて操作ノブ31
を上下動可能に支持するガイド枠、42は操作ノブ31
に連結されるプッシュロッド、43はラバースイッチ、
44は接点パターン(図示せず)を有する基板を示す。
【0011】次にその作用について述べると、本実施例
ではロックピン兼用ばね35をケースの受け台36上に
セットし、カバー37の被着により、そのロックピン兼
ばね35を定着させる。そしてこのロックピン兼用ば
ね35のロックピン部40を操作ノブ31に設けたカム
溝34内に位置せしめるものである。従ってロックピン
兼用ばね35のロックピン部40は、そのロックピン兼
ばね35の作用で弾圧的にカム溝34内に係入される
ので、従来例で示したロックピンと同様のロック作用が
得られる。またこのロックピン部40の先端は、その
ックピン兼用ばね35のばね作用でカム溝34の移動に
追従してカム溝に沿いながらカム溝の溝深さ方向へ変位
し、さらに受け台36とカバー37によるコイルばね部
38の挟持により図7に示すように左右方向Rに変位可
能であることから、このロックピン部40がカムに沿っ
て円滑に左右動作することができる。
【0012】従ってこの実施例によれば、ロックピン兼
用ばね35のコイルばね部38の外周面を、受け台36
と、カバー37との組合せにより形成される円筒空間内
で挟持せしめる構造となっているので、そのロックピン
兼用ばねとスイッチケースとの間で隙間、ガタ等を生じ
ることがなく、従ってロックピン兼用ばねとスイッチケ
ース間でのガタ付き等による異音が生じたり、又はその
ガタ付きによるスイッチ操作感の低下を招くことがな
い。
【0013】さらにロックピン兼用ばね35は、ケース
の外側に設けられている受け台36に嵌合保持せしめる
構造であるから、ロックピン兼用ばねの組付けがきわめ
て容易となり、ひいては、プッシュロックスイッチの組
立作業性が大幅に向上される。
【0014】さらには、ロックピン兼用ばねを嵌入支持
する受台を、スイッチケース上に突設する構成であるの
で、スイッチケースの剛性を弱めることのない耐久性に
優れたプッシュロックスイッチが提供できる。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案は、操作ノブ31の
押圧操作を繰り返すごとに、ロックピン兼用ばねの弾圧
力を受けて、プッシュロッドが、スイッチの閉路位置及
びスイッチの開路位置を反復するプッシュロックスイッ
チにおいて、上記ノブ31を押動可能に支持するケース
32に、上記ロックピン兼用ばねのコイルばね部38の
外面を受ける半円溝部36Aを有する受け台36を形成
し、該受け台36には上記半円溝部36Aと協同して円
筒状のばね収納空間を形成する半円溝部37Aを内設し
ているカバー37を被着可能となし、上記受け台36
と、カバー37とで協同して、上記ロックピン兼用ばね
のコイルばね部38の外周面を挟持し、さらに該挟持さ
れるロックピン兼用ばねの一端を延長したアーム部39
の先端に形成されているロックピン部40が、上記操作
ノブ31に設けられているカム溝34に弾圧係合される
プッシュロックスイッチであるから、これによればロッ
クピン 兼用ばねのスイッチケースへの組付けがきわめて
容易となり、引いては、プッシュロックスイッチの組立
作業性が大幅に向上される。さらにロックピン兼用ばね
は、受け台とカバーとで協同して挟持される構成である
から、そのロックピン兼用ばねとスイッチケースとの間
で隙間、ガタ等を生じることがなく、従ってロックピン
兼用ばねとスイッチケース間でのガタ付き等による異音
が生じたり、又はそのガタ付きによるスイッチ操作感の
低下を招くことがなく品質の高いプッシュロッドスイッ
チの提供が可能となる。
【0016】さらには、ロックピン兼用ばねを嵌入支持
する受台を、スイッチケース上に突設する構成であるの
で、スイッチケースの剛性を弱めることのない耐久性に
優れたプッシュロックスイッチが提供できるという作用
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプッシュロックスイッチの内部構造を示
す側面図
【図2】従来のプッシュロックスイッチの断面図。
【図3】ム部の形状説明図。
【図4】本考案よりなるプッシュロックスイッチの実施
例を示した要部断面説明図。
【図5】本考案よりなるプッシュロックスイッチの実施
例を示した分解斜視図。
【図6】本実施例のロックピン部材のみの側面図。
【図7】本実施例のロックピン部材の動作説明図。
【符号の説明】
31:操作ノブ 32:ケース 33:コイルばね 34:カム溝 35:ロックピン兼用ばね 36:受け台 37:カバー 38:コイルばね部 39:アーム部 40:ロックピン部 41:ガイド枠 42:プッシュロッド 43:ラバースイッチ 44:基板 45:係止爪 46:係止孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ノブ(31)の押圧操作を繰り返す
    ごとに、ロックピン兼用ばねの弾圧力を受けて、プッシ
    ュロッドが、スイッチの閉路位置及びスイッチの開路位
    置を反復するプッシュロックスイッチにおいて、上記ノ
    ブ(31)を押動可能に支持するケース(32)に、上
    記ロックピン兼用ばねのコイルばね部(38)の外面を
    受ける半円溝部(36A)を有する受け台(36)を形
    成し、該受け台(36)には上記半円溝部(36A)と
    協同して円筒状のばね収納空間を形成する半円溝部(3
    7A)を内設しているカバー(37)を被着可能とな
    し、上記受け台(36)と、カバー(37)とで協同し
    て、上記ロックピン兼用ばねのコイルばね部(38)の
    外周面を挟持し、さらに該挟持されるロックピン兼用ば
    ねの一端を延長したアーム部(39)の先端に形成され
    ているロックピン部40が、上記操作ノブ(31)に設
    けられているカム溝(34)に弾圧係合されることを特
    徴とするプッシュロックスイッチ。
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JPH052328U JPH052328U (ja) 1993-01-14
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JPH0140103Y2 (ja) * 1980-12-10 1989-12-01
JPS60115422U (ja) * 1984-01-12 1985-08-05 株式会社東海理化電機製作所 押込形スイツチ装置
JPS6190128U (ja) * 1984-11-19 1986-06-12

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JPH052328U (ja) 1993-01-14

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