JPH052328U - プツシユロツクスイツチ - Google Patents

プツシユロツクスイツチ

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JPH052328U
JPH052328U JP4817591U JP4817591U JPH052328U JP H052328 U JPH052328 U JP H052328U JP 4817591 U JP4817591 U JP 4817591U JP 4817591 U JP4817591 U JP 4817591U JP H052328 U JPH052328 U JP H052328U
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knob
push
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野口邦彦
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株式会社カンセイ
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Abstract

(57)【要約】 ばねとロックピンとを一体構造となして、部品点数の削
減と組立作業性を高め、さらにはロックピンの軸方向と
交叉方向の動作も円滑ならしめて、操作ノブの押圧動作
とロック動作を円滑ならしめることができるように改善
したプッシュロックスイッチを提供することにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プッシュロックスイッチの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一回目の押圧操作によってスイッチの閉路が保持され、二回目の押圧操作でス イッチが開路される従来のプッシュロックスイッチ構造は、図1、図2に示す如 きものであった。
【0003】 すなわち、1は接点パターン2を有する回路基板であって、この回路基板1上 には上記接点パターン2と接触し得る可動接点3を有するラバースイッチ4を重 ね合わせている。5は上記回路基板1、ラバースイッチ4を内装するスイッチケ ースであって、このケース5の上側にはコイルバネ6によって押し上げられる押 圧ノブ7が嵌合保持されている。この押圧ノブ7の側面にはケース5の内部挿入 されるスライド部8が形成され、このスライド部8の外側面には、後で詳細説明 をする掛止めカム9が形成され、またそのスライド部8の内側面には、ノブスト ッパを兼ねるプッシュロッドケース10が固定されている。このプッシュロッド ケース10の内部にはコイルばね11と、このコイルばね11の弾圧作用で上記 ラバースイッチ方向に付勢されているプッシュロッド12が保持されている。ま たこのプッシュロッド12の両側にはガイド爪13が設けられていて、このガイ ド爪13が、プッシュロッドケース10の両側に形成されている上下方向の長溝 14内に遊嵌されて、プッシュロッド12はプッシュロッドケース10内で上下 動可能に保持されている。15は前記ケース5に穿設されている透孔16を貫通 してその貫通先端が掛止めカム9に係合されるロックピンであって、このロック ピン15の他端には、その貫通先端を掛止めカム9に弾圧的に係止せしめるため の板ばね17が係止されている。この板ばね17はケース5に設けられているス リット18により嵌着されている。
【0004】 上記掛止めカム9構造におけるカム溝19は、図3に示す如く段差20を有す る上下方向の往路21と、この往路21の上部より分岐しかつ段差22を有する 分岐路23と、この分岐路23に通じる復路24を有しているものである。
【0005】 上記構造のプッシュロックスイッチにおいて、押圧ノブ7をコイルばね6の弾 圧力に抗して押下げ、次いでその押圧力を解けばA点に位置されるロックピン1 5は上記カム溝19の往路21及び段差20に案内されて分岐路23内に止どま りこの結果ラバースイッチ4がコイルばね11の弾圧力を受けて、押圧され接点 パターン2が閉路されたままに保持される。次いで再度押圧ノブ7をコイルばね 6の弾圧力に抗して押圧し、次いでその押圧力を解除すれば、ロックピン15は 上記カム溝19の分岐路23より復路24に案内されてA点に戻され、この結果 押圧ノブ7はロックピン15による係止力が解けるために押圧ノブ7は復元し、 接点パターン2は開路される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような構造のプッシュロックスイッチにあっては、押圧ノブ7の押下げ状 態を保持せしめるためのロックピン15の先端部を、掛止めカム9のカム溝19 内に弾圧的に押入せしめるための手段として板ばね17を使用しているために、 その板ばね17の部品点数が増大することは勿論のこと、この板ばね17とロッ クピン15との組付け作業が必要であって、生産性に問題があった。
【0007】 また上記構成のカム溝19形状にあっては、そのカム溝19に案内されるロッ クピン15は、図3で示すようにカムの全体幅Rの範囲内で左右動されなければ ならないものであるが、この従来例で示すように板ばね17によってロックピン 15を左右動可能に支持することは板ばね17の応力的に無理があり、ロックピ ン15の円滑動作を損ねているものでもあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案はかかる従来の問題点に着目してなされたもので、ばねとロックピンと を一体構造となして、部品点数の削減と組立作業性を高め、さらにはロックピン の軸方向と交叉方向の動作も円滑ならしめて操作ノブの押圧動作とロック動作を 円滑ならしめることができるように改善したプッシュロックスイッチを提供する ことにある。
【0009】
【実施例】
以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳細に説明する。なお本考案にあっ ては、操作ノブの側面に形成するカム溝の形状及び接点構造は従来例と変りなく 、操作ノブのカム溝に係合するロックピンの構造が特長であるので、その特長構 造を主として説明する。
【0010】 図4において、31は操作ノブであって、この操作ノブ31とケース32との 間には、操作ノブ復元用のコイルばね33が介在され、該操作ノブ31はケース 32に対して上下動可能に支持されている。またその操作ノブ31の側面には、 従来例で述べたと同様のカム溝34が形成されている。さらに上記ケース32に は、ロックピン兼用ばね35を受ける受け台36が形成され、37は受け台36 上に被着されるカバーを示す。上記ロックピン兼用ばね35は図示のように、コ イルばね部38と、このばね部38の一端より半径方向に延びるアーム部39と 、このアーム部39の端部よりL字状に屈折されるピン部40を形成し、そのピ ン部40先端部をカム溝34内に係合するものである。41はケース32と一体 に形成されて操作ノブ31を上下動可能に支持するガイド枠、42は操作ノブ3 1に連結されるプッシュロッド、43はラバースイッチ、44は接点パターン( 図示せず)を有する基板を示す。
【0011】 次にその作用について述べると、本実施例ではロックピン兼用ばね35をケー スの受け台36上にセットし、カバー37の被着により、そのばね35を定着さ せる。そしてこのロックピン兼用ばね35のロックピン部40を操作ノブ31に 設けたカム溝34内に位置せしめるものである。従ってばね35のロックピン部 40は、そのばね35の作用で弾圧的にカム溝34内に係入されるので、従来例 で示したロックピンと同様のロック作用が得られる。またこのロックピン部40 は、そのばね35のばね作用で図7に示すように左右方向Rに変位可能であるこ とから、このロックピン部38がカムに沿って円滑に左右動作することができる 。
【0012】 従ってこの実施例によれば、ロックピン部40を一体に有するばね35の使用 によって、従来例のものに比して使用部品が削減され、これにより経済性、組立 作業性が大幅に向上する。またロックピン部40は、コイル状ばね35の端部に 形成されていることから、このロックピン部40の軸方向と交叉方向の揺動が可 能であって、操作ノブ31に形成されているカムに対応する動きが円滑であるこ とから、操作ノブの動作が滑らかとなり操作性が向上する。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案は、操作ノブ31の押圧操作を繰り返すことにより、ノブ 掛止め位置及びノブ復帰位置を反復して2つの電気的位置を有するプッシュロッ クスイッチであって、基体44に変位可能に支持された前記操作ノブ31の側面 に形成された段階状の溝深さを有する環状の掛止めカム34と、コイルバネ部3 8、該コイルバネ部38の一端から一体的に延長したアーム部39及び該アーム 部39の一端から更に一体的かつ前記コイルバネ中心軸と平行に延長したピン部 40を有するロックピン部材35と、前記基体44に設けられかつ前記ピン部4 0の先端が前記掛止めカム34に弾圧係合するように前記コイルバネ部38を保 持するロックピン保持部36とを備えたプッシュロックスイッチであるから、こ れによればロックピン部40を一体に有するばね35の使用によって、従来例の ものに比して使用部品が削減され、これにより経済性、組立作業性が大幅に向上 する。またロックピン部40は、コイル状ばね35の端部に形成されていること から、このロックピン部40の軸方向と交叉方向の揺動が可能であって、操作ノ ブ31に形成されているカムに対応する動きが円滑であることから、操作ノブの 動作が滑らかとなり操作性が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプッシュロックスイッチの断面説明図。
【図2】従来のプッシュロックスイッチの分解図。
【図3】従来例のカム部の形状説明図。
【図4】本考案よりなるプッシュロックスイッチの実施
例を示した要部断面説明図。
【図5】本考案よりなるプッシュロックスイッチの実施
例を示した分解斜視図。
【図6】本実施例のロックピン部材のみの側面図。
【図7】本実施例のロックピン部材の動作説明図。
【符号の説明】
31:操作ノブ 32:ケース 33:コイルばね 34:カム溝 35:ロックピン兼用ばね 36:受け台 37:カバー 38:コイルばね部 39:アーム部 40:ピン部 41:ガイド枠 42:プッシュロッ
ド 43:ラバースイッチ 44:基板

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】操作ノブ(31)の押圧操作を繰り返すこ
    とにより、ノブ掛止め位置及びノブ復帰位置を反復して
    2つの電気的位置を有するプッシュロックスイッチであ
    って、基体(44)に変位可能に支持された前記操作ノ
    ブ(31)の側面に形成された段階状の溝深さを有する
    環状の掛止めカム(34)と、コイルバネ部(38)、
    該コイルバネ部(38)の一端から一体的に延長したア
    ーム部(39)及び該アーム部(39)の一端から更に
    一体的かつ前記コイルバネ中心軸と平行に延長したピン
    部(40)を有するロックピン部材(35)と、前記基
    体(44)に設けられかつ前記ピン部(40)の先端が
    前記掛止めカム(34)に弾圧係合するように前記コイ
    ルバネ部(38)を保持するロックピン保持部(36)
    とを備えたことを特徴とするプッシュロックスイッチ。
JP1991048175U 1991-06-25 1991-06-25 プッシュロックスイッチ Expired - Fee Related JP2570722Y2 (ja)

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JPH052328U true JPH052328U (ja) 1993-01-14
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5799329U (ja) * 1980-12-10 1982-06-18
JPS60115422U (ja) * 1984-01-12 1985-08-05 株式会社東海理化電機製作所 押込形スイツチ装置
JPS6190128U (ja) * 1984-11-19 1986-06-12

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