JP2570068Y2 - シートアジヤスタの駆動部材 - Google Patents

シートアジヤスタの駆動部材

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JP2570068Y2
JP2570068Y2 JP1990103202U JP10320290U JP2570068Y2 JP 2570068 Y2 JP2570068 Y2 JP 2570068Y2 JP 1990103202 U JP1990103202 U JP 1990103202U JP 10320290 U JP10320290 U JP 10320290U JP 2570068 Y2 JP2570068 Y2 JP 2570068Y2
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JP
Japan
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screw
stopper
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糾 吉田
宏志 那波
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シートの上下位置等の調整を行うシートア
ジヤスタの駆動部材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の駆動部材としては、実開昭62-97042号
公報に示されるものが知られている。これは、ナツト部
材が螺合されるスクリユにストツパ支持用のボルトを設
け、スククリユとの一体回転による当接時のねじれを防
止するためにナツト部材と当接するストツパをツバ付ブ
ツシユを介してこのネジ部に回転自在に嵌挿させ、ボル
トに螺合されたナツトの締結によりストツパのスクリユ
軸方向の抜け止めをして、スクリユに支持していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記した駆動部材であると、ストツパをスク
リユに回転自在に支持するためにツバ付ブツシユやナツ
トさらにはボルトの加工が必要となり、部品点数及び作
業工数が増大するものであつた。
故に、本考案はストツパを回転自在に支持する上での
部品点数及び作業工数の低減を計ることを、その技術的
課題とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段〕 上記技術的課題を解決するために本考案において講じ
た技術的手段は、スクリユのネジ部から連続する平面状
の支持部に回転自在に支持されナツト部材と当節するス
トツパと、前記スクリユの前記支持部に全周転造カシメ
により形成され前記スクリユの前記ネジ部と共働して前
記ストツパを挟持し前記ストッパのスクリユ軸方向の移
動を規制するツバ部とを有した、ことである。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。ストツパはネ
ジ部及びツバ部によりスクリユ軸方向の移動が規制され
た状態でスクリユに回転自在に支持される。これによ
り、ストツパは別部材や特別な加工を用いることなく、
スクリユの転造カシメのみの簡単な作業でスクリユに回
転自在に支持され、部品点数及び作業工数の低減がなさ
れる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図に示されるように、車両フロア(図示せず)
に固定されたロアレール1にはシート(図示せず)が固
定されたアツパレール2が摺動可能に保持されている。
ロアレール1には一対のナツト部材3がブラケツト4を
介して固定されており、アツパレール1には夫々ナツト
部材4に螺合された一対のスクリユ5がブラケツト6を
介して回転自在に支持されている。この両スクリユ5は
減速機構7を介してモータ8に連結されている。
又、シートの前端にはリンク機構9を介してナツト部
材10が結合されている。このナツト部材10にはスクリユ
11が螺合されており、このスクリユ11には減速機構12を
介してモータ13が連結されている。
更に、シートの後端にはリンク機構14を介してナツト
部材15が結合されている。このナツト部材15にはスクリ
ユ16が螺合されており、このスクリユ16には減速機構17
を介してモータ18が連結されている。
尚、これらモータ8,13,18及び減速機構7,12,17はブラ
ケツト19を介してアツパレール2に固定されている。
上記した構成において、モータ8を駆動させると減速
機構7を介してスクリユ5が回転する。このスクリユ5
の回転によりナツト部材3が移動しようとするが、ナツ
ト部材3はブラケツト4を介してロアレール1に固定さ
れていることから、相対的にスクリユ5が移動する。こ
のスクリユ5の移動によりアツパレール2がロアレール
1に対して摺動し、シートの前後位置調整がなされる。
又、モータ13を駆動させると減速機構12を介してスクリ
ユ11が回転し、このスクリユ11の回転によりナツト部材
10が移動する。このナツト部材10の移動によりリンク機
構9が作動してシートの前端がシートの後端を中心に回
動し、シートの前端上下位置調整がなされる。更に、モ
ータ18を駆動させると減速機構17を介してスクリユ16が
回転し、このスクリユ16の回転によりナツト部材15が移
動する。このナツト部材15の移動によりリンク機構14が
作動してシートの後端がシートの前端を中心に回動し、
シートの後端上下位置調整がなされる。
尚、スクリユ5,11,16には夫々ナツト部材3,10,15と当
接するストツパ20,21,22が固着されており、ナツト部材
3,10,15の移動(ストツパ20は相対的にスクリユ5の移
動)範囲を規定している。
次にストツパ20,21,22のスクリユ5,11,16への固着を
ストツパ21のスクリユ11への固着を例にして説明する。
第2図ないし第5図に示されるように、スクリユ11に
はナツト部材10が螺合するネジ部11a,減速機構12に連係
されるセレーシヨン部11b及びストツパ21を支持する支
持部11cとが夫々形成されている。ストツパ21は支持部1
1cに回転自在に嵌挿された後、支持部11cが全周転造カ
シメされツバ部23が形成される。これにより、ストツパ
21はツバ部23及びネジ部11aに挟持された形でスクリユ1
1の軸方向の抜け止めがなされ且つ回転自在にスクリユ1
1に支持される。
このように、ストツパ21はツバ部23及びネジ部11aに
より挟持された形で回転自在にスクリユ11に支持される
ので、別部材を用いることなく回転自在とすることがで
きると共にスクリユ11の全周転造カシメのみの簡単な加
工で抜け止めをすることができる。これにより、部品点
数及び作業工数を低減することができる共にコスト面に
おいても有利なものとすることができる。又、ストツパ
21はスクリユ11に対して回転自在となつているためスク
リユ11の回転がストツパ21に伝わることがなく、ストツ
パ21とナツト部材10との当接時、ストツパ21にねじれが
発生することがない。これにより、ストツパ21の耐久性
を向上されることができる。
尚、ストツパ20,22とスクリユ5,16の支持構造も上記
したストツパ21とスクリユ11の支持構造と同様である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、スクリユの平面状の支持部にツバ部
を形成し、スクリユのネジ部及びツバ部によりストツパ
を挟持してストツパのスクリユ軸方向の移動を規制して
ストツパをスクリユの平面状の支持部に回転自在に支持
したので、ストツパをツバ部及びネジ部により挟持され
た形で回転自在にストリユに支持することができる。こ
れにより、ストツパを別部材を用いることなく回転自在
とすることができると共にスクリユ11の全周転造カシメ
のみの簡単な加工でガタなく抜け止めをすることがで
き、部品点数及び作業工数を低減することができる共に
コスト面においても有利なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る駆動部材を利用したシートアジヤ
スタの斜視図、第2図は本考案の駆動部材を含む第1図
の部分拡大斜視図、第3図は駆動部材の分解斜視図、第
4図は第3図の組付け状態での平面図、第5図は第4図
示A部の拡大図である。 5,11,16……スクリユ,3,10,15……ナツト部材,20,21,22
……ストツパ,23……ツバ部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】定位置で回転するスクリユによりナツト部
    材を移動させ、該ナツト部材の移動によりシートの位置
    を調整するシートアジヤスタにおいて、前記スクリユの
    ネジ部から連続する平面状の支持部に回転自在に支持さ
    れ前記ナツト部材と当接するストツパと、前記スクリユ
    の前記支持部に全周転造カシメにより形成され前記スク
    リユの前記ネジ部と共働して前記ストツパを挟持し前記
    ストッパのスクリユ軸方向の移動を規制するツバ部とを
    有するシートアジヤスタの駆動部材。
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