JP2584914Y2 - 車両用シートの上下位置調整装置 - Google Patents

車両用シートの上下位置調整装置

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JP2584914Y2
JP2584914Y2 JP7935090U JP7935090U JP2584914Y2 JP 2584914 Y2 JP2584914 Y2 JP 2584914Y2 JP 7935090 U JP7935090 U JP 7935090U JP 7935090 U JP7935090 U JP 7935090U JP 2584914 Y2 JP2584914 Y2 JP 2584914Y2
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吉彦 中村
幸史 山田
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用シートの上下位置調整装置に関し、
詳しくは、セクタギヤの回動を規制するストツパに関す
るものである。
(従来の技術) 従来、この種の上下位置調整装置としては、実開昭59
−46724号公報に示されるものが知られている。
これは、ロアアームと、ロアアームに上下動可能に支
持されたシートクツシヨンと、ロアアームに回動可能に
枢支されたセクタギヤと、ロアアームに回動可能に枢支
され一端がシートクツシヨンに連結され他端がセクタギ
ヤに連係されたベルクランクと、一端がロアアーム側に
係止され且つ他端がセクタギヤ側に係止されたバランス
スプリングと、ロアアームのセクタギヤの回動軌跡上に
立設されセクタギヤ側に突出したストツパピンとを有
し、セクタギヤの背面とストツパピンとの当接によりそ
れ以上のセクタギヤの回動を規制していた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記した上下位置調整装置であると、セクタ
ギヤの回動を規制するためにストツパピンを別個に配設
しているため、製作工数及びコストの面で大変不利なも
のであつた。
故に、本考案は別部材を設けることなく、セクタギヤ
の回動を規制するストツパを形成することを、その技術
的課題とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案において講じ
た技術的手段は、ロアアームのセクタギヤの回動軌跡上
に設けられバランススプリングの一端を前記セクタギヤ
側に突出した状態で係止する係止孔を有したことであ
る。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。セクタギヤの
回動はバランススプリングの一端とセクタギヤの背面と
の当接により規制される。これにより、別部材を設ける
ことなくセクタギヤの回動規制がなされる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図に示されるように、ロアアーム1にはシートク
ツシヨン2が上下動可能に且つシートバツク3が回動可
能に支持されている。
第2図に示されるように、ロアアーム2の前部にはセ
クタギヤ4が回転軸5により回動可能に支持されてお
り、後部にはベルクランク6がピン7により回動可能に
支持されている。このベルクランク6の一端にはシート
クツシヨン2の後部が回動可能に連結されており、他端
にはリンク8を介してセクタギヤ4が連結されている。
又、ロアアーム2のセクタギヤ4より前部には揺動リン
ク9がピン10により回動可能に支持されており、この揺
動リンク9はシートクツシヨン2の前部に回動可能に連
結されている。更に、ロアアーム2には操作ハンドル11
が回転可能に配設されており、この操作ンドル11の回転
軸は逆転防止機能を持つスプリングカツプラ機構(図示
せず)を介してセクタギヤ4と噛合するピニオン12に連
結されている。尚、操作ハンドル11及びピニオン12を除
くリンク系はシートクツシヨン2の両側に配設されセク
タギヤ4の回動は回転軸5を介してセクタギヤ4に相当
する従動リンク13に伝達される。
第2図ないし第4図に示されるように、ロアアーム1
とセクタギヤ4との間には、シートクツシヨン1上に着
座する体重を支え、操作性能をシートクツシヨン1の上
下動に係わらず常に一定に保つためのバランススプリン
グ14が配設されている。このバランスプリング14の一端
14aはロアアーム1に形成された係止孔15に係止され他
端14bはセクタギヤ4の回動を従動リンク13に伝えるつ
まりセクタギヤ4と一体に回転する回転軸5に固定され
たブラケツト16に係止されている。係止孔15はセクタギ
ヤ4の回転軌跡上に形成されており、この係止孔15に係
止されたバランススプリング14の一端14aはセクタギヤ
4の背面4aと当接可能にセクタギヤ4側に突出してい
る。
このセクタギヤ4の背面4aとバランススプリング14の
一端14aとの当接により、セクタギヤ4の第2図示反時
計方向の最大回動量(ピニオン12とセクタギヤ4との噛
合が外れる寸前)を設定している。又、セクタギヤ4の
第2図示反時計方向の最大回動量はロアレール1が固定
される前後スライドレール17との当接により設定してい
る。
次に作動について説明する。
操作ハンドル11を回動操作すると、スプリングカツプ
ラ機構及びピニオン12を介してセクタギヤ4が回転軸5
を中心に回動し、このセクタギヤ4の回動により、リン
ク8が押引きされる。これにより、ベルクランク6がピ
ン7を中心に回動し、この結果、シートクツシヨン2が
上下動する。揺動リンク9はこのシートクツシヨン2の
上下動によりピン10を中心に回動して補助的な役割をす
る。このシートクツシヨン2の上下動は、バランススプ
リング14の一端14aとセクタギヤ4の背面4aとの当接又
はセクタギヤ4と前後スライドレール17との当接によつ
てセクタギヤ4の回動が規制されることにより、最大上
動又は最大下動となる。
このように、セクタギヤ4の回動をバランススプリン
グ14の一端14aとの当接つまり既存の部材をストツパと
しているため、ストツパとして別部材を設ける必要がな
く、部品点数が削減されると共にバランススプリング14
の係止位置を変変更するのみの簡単な作業で達成される
ので、製作工数及びコストの面で大変有利なものであ
る。又、セクタギヤ14の回動規制は操作ハンドル11の近
傍となるため、操作ハンドル11にセクタギヤ4とバラン
ススプリング14との当接による荷重変化が確実に伝わ
り、節度感が得られ、それ以上の回動が不能であること
を操作者に確実に認識させることができる。
〔考案の効果〕
本考案は、ロアアームと、該ロアアームに上下動可能
に支持されたシートクツシヨンと、前記ロアアームに回
動可能に枢支されたセクタギヤと、前記ロアアームに回
動可能に枢支され一端が前記シートクツシヨンに連結さ
れ他端が前記セクタギヤに連係されたベルクランクと、
一端が前記ロアアーム側に係止され且つ他端が前記セク
タギヤ側に係止されたバランススプリングとを有する車
両用シートの上下位置調整装置において、前記ロアアー
ムの前記セクタギヤの回動軌跡上に設けられ前記バラン
ススプリングの一端を前記セクタギヤ側に突出した状態
で係止する係止孔を有して車両用シートの上下位置調整
装置を構成したので、バランススプリングの一端とセク
タギヤの背面との当接によりセクタギヤの回動を規制す
ることができる。これにより、セクタギヤの回動を規制
するストツパとして別部材を設ける必要がなく、部品点
数が削減されると共にバランススプリングの係止位置を
変変更するのみの簡単な作業で達成されるので、製作工
数及びコストの面で大変有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る上下位置調整装置を持つシートの
斜視図、第2図は本考案に係る上下位置調整装置の斜視
図、第3図は所要部拡大斜視図、第4図は第3図示IV−
IV線断面図である。 1…ロアアーム,2…シートクツシヨン,4…セクタギヤ,6
…ベルクランク,14…バランススプリング,15…係止孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロアアームと、該ロアアームに上下動可能
    に支持されたシートクツシヨンと、前記ロアアームに回
    動可能に枢支されたセクタギヤと、前記ロアアームに回
    動可能に枢支され一端が前記シートクツシヨンに連結さ
    れ他端が前記セクタギヤに連係されたベルクランクと、
    一端が前記ロアアーム側に係止され且つ他端が前記セク
    タギヤ側に係止されたバランススプリングとを有する車
    両用シートの上下位置調整装置において、前記ロアアー
    ムの前記セクタギヤの回動軌跡上に設けられ前記バラン
    ススプリングの一端を前記セクタギヤ側に突出した状態
    で係止する係止孔を有する車両用シートの上下位置調整
    装置。
JP7935090U 1990-07-26 1990-07-26 車両用シートの上下位置調整装置 Expired - Fee Related JP2584914Y2 (ja)

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JP2986312B2 (ja) * 1993-07-01 1999-12-06 テイ・エス テック株式会社 クッションシートの調節装置
JP3081089B2 (ja) * 1993-07-21 2000-08-28 テイ・エス テック株式会社 クッションシートの組付構成
US6742838B1 (en) 2003-03-19 2004-06-01 Richard Swierczewski Multifunction vehicle seat
WO2002017753A1 (fr) * 2000-08-31 2002-03-07 Ts Tech Co., Ltd. Siege de vehicule

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