JP2717283B2 - シート用二段ヒンジ - Google Patents

シート用二段ヒンジ

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JP2717283B2
JP2717283B2 JP63256445A JP25644588A JP2717283B2 JP 2717283 B2 JP2717283 B2 JP 2717283B2 JP 63256445 A JP63256445 A JP 63256445A JP 25644588 A JP25644588 A JP 25644588A JP 2717283 B2 JP2717283 B2 JP 2717283B2
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arm
upper arm
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昌宏 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は車輌などに用いられるロック機構を備えたシ
ートの二段ヒンジに関する。
b.従来の技術 第6図〜第9図は従来のシート用の二段ヒンジの一例
で、その作動状態を示す。図においてaはシートバック
側に取付けられるアッパーアーム、dはクッションシー
ト側に取付けられるロアーアーム、b,cは互いに係合し
てアッパーアームaとロアーアームdとの間に設けられ
たアームである。
アッパーアームaはシートバックへの取付穴a1と弧状
の輪郭で形成したU字状のガイド溝a2と突起a3とを備え
ている。
ロアーアームdはクッションシートへの取付穴d1を備
え、ピンeによってアームb,cを回動可能に保持してい
る。
アームbは弧状のガイド溝b1とストッパーb2とを備え
ており、ピンfによってアッパーアームaと相互に回動
可能に係合している。
アームcは前記アッパーアームaのガイド溝a2とアー
ムbのガイド溝b1とに嵌挿したピンgを、その先端に係
合保持している。
第6図はシートバックを前倒しにした状態を示し、ア
ッパーアームaがピンfを回動中心して前傾した状態に
ある。ガイド溝a2の端部がアームcのピンgに当り、ア
ッパーアームaは、それ以上の前傾ができない。
第9図はピンeを回動中心にしてアッパーアームa、
アームb,cが後傾し、リクライニング状態を示す。
第8図はピンgによってアッパーアームaとアームb
とアームcとが固定され標準の使用状態を示す。アッパ
ーアームaはその突起a3がストッパーb2に当り、それ以
上後傾できない。
第7図は第8図の状態から、第6図の状態に移行する
ため、シートバックを前傾しにする前段階を示す。すな
わち、ピンgはU字状のガイド溝a2の中間点であって、
アームbのガイド溝b1の右端にあり、アームbはこれよ
り左へは前傾しない。
c.発明が解決しようとする課題 第7図の状態において、いまシートバックを前に倒す
と、アッパーアームaのみが前傾する。また、アームb
を後に倒すとアッパーアームaとアームbが一体となっ
て後傾する。また、アームcを後に倒すと第7図の状態
のままでアッパーアームaとアームbとアームcとが後
傾してしまう。そして第9図の状態にするには第8図の
状態から後傾させることが望ましい。このように切替ポ
イントにおける作動に自由度があり過ぎ、節度感に乏し
いという問題点がある。そのためシートの左右両側に設
けた、このヒンジロック機構が同調せず、別々の動きを
するという欠点があり、円滑な操作に欠ける場合があっ
た。また切換え機構が比較的複雑であるという欠点があ
った。
d.課題を解決するための手段 本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、前記課題
を解決してなるシート用二段ヒンジを提供しようとする
ものである。
すなわち、本発明は、ロアーアームとアッパーアーム
を、センターアームの両端にそれぞれ回動可能に支承さ
せ、上記ロアーアームには、上記センターアームの回動
範囲を規制する一対のストッパーを設け、上記アッパー
アームには、該アッパーアームの後傾範囲を規制するス
トッパーを設け、さらに、上記ロアーアームとアッパー
アームの端縁にそれぞれロック溝を設け、上記センター
アームには弧状のガイド溝を設けるとともに、上記アッ
パーアームのストッパーが当接して該アッパーアームの
回動範囲を規制するストッパーと側縁を設け、上記セン
ターアームのほぼ中央には、U字状のストライカを備え
たロックプレートを回動可能に支承させ、該ロックプレ
ートのストライカを上記センターアームのガイド溝に貫
通させ、上記ロックプレートには、該ロックプレートを
回動操作するレバーを設け、もって、該レバーを操作す
ることによって、上記ロックプレートのストライカを、
上記センターアームのガイド溝内を移動させて、上記ロ
アーアームのロック溝または上記アッパーアームのロッ
ク溝と係脱させるようにしたことを特徴とするシート用
二段ヒンジとすることによって前記課題を解決した。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図〜第5図において1はシートバック、2はクッ
ションシート、3はシートバック1をクッションシート
2に対し、前後に傾倒可能に装着するシート用二段ヒン
ジである。
シート用二段ヒンジ3は次の主要部品から構成してあ
る。すなわち、4はアッパーアーム、5はロアーアー
ム、6はセンターアーム、7はロックプレート、8はレ
バーである。
アッパーアーム4はセンターアーム6に対し、ピン11
によって回動可能に支承するとともに、下端にロック溝
4aと、シートバック1に対する一対の取付穴4bと、ピン
11の側方の端部にストッパー4c(エンボス加工などによ
って製作する)とを備えている。
ロアーアーム5はセンターアーム6をピン12によって
回動可能に支承するとともに、ピン12の右斜上方の端部
にロック溝5aと、下方にクッションシート2に対する一
対の取付穴5bと、ピン12の左斜上方と右斜下方との端部
にストッパー5cとストッパー5dとを備えている。
センターアーム6は、センターアーム6のほぼ中央を
貫通するシャフト13によって前記ロックプレート7に対
し回動可能に支承するとともに、弧状のガイド溝6aをシ
ャフト13の外周に備え、該ガイド溝6aの両末端は円弧状
に形成してある。
センターアーム6は前記アッパーアーム4と回動可能
に係合せしめた前記ピン11より上方の端部に突起部6bを
設けてある。
ロックプレート7は断面が円形の一対のストライカ7
a,7bを間隔を置いて設け、該ストライカ7a,7bは前記セ
ンターアーム6のガイド溝6aを貫通し、その貫通した末
端を互に連結してU字状に形成してある。また、ロック
プレート7は前記シャフト13に対し回動しないように嵌
着してある。たとえばシャフト13に角状断面部分を設
け、この部分をロックプレート7の角状断面穴に嵌挿す
ることによって互に回動しない構造としてある。
レバー8は前記シャフト13の末端に回動しないように
嵌着し、このレバー8を回動することによって、前記ロ
ックプレート7も一緒に回動するように構成してある。
e.作用 本発明に係るシート用二段ヒンジは次の要領で操作す
る。
まず、第1図の状態から、レバー8を反時計方向に回
動させると、ロックプレート7に固定されているストラ
イカ7aがセンターアーム6のガイド溝6aに案内されて矢
印方向に移動し、前記アッパーアーム4のロック溝4aに
嵌合する(第3図参照)。そのためアッパーアーム4は
ピン11を中心として回動できなくなり、センターアーム
6と一体となって作動するようになる。これらはロアー
アーム5に対して拘束されていないため、ロアーアーム
5に設けたストッパー5cとストッパー5dの範囲で自由に
回動できる。そして第3図に鎖線で示すようにセンター
アーム6の側端6cがストッパー5dに当接した位置でシー
トバック1がリクライニング状態となる。すなわち、第
1図の状態でレバー8を反時計方向に作動させた時は、
シートバック1はリクライニングの状態に傾けることが
できる。またストッパー5cによってシートバック1は図
示の状態より前に倒すことができない。
前記リクライニングの状態から再び第3図の実線の状
態に復帰させたあと、レバー8を時計方向に回動させる
と、ロックプレート7に固定されているストライカ7aが
矢印で示すようにアッパーアーム4のロック溝4aを外
れ、他のストライカ7bがロアーアーム5のロック溝5aに
嵌合し、第1図の実線の状態に復帰する。その結果、セ
ンターアーム6はロアーアーム5に拘束され、回動不能
となる。
一方、アッパーアーム4はセンターアーム6の拘束を
外れるからピンイ11を中心にして前方に自由に回動で
き、ストッパー4cがセンターアーム6の突起部6bに当接
するまで前傾可能となる(第1図の鎖線の状態参照)。
すなわち、第1図の状態ではセンターアーム6はロア
ーアーム5のストッパー5cと、ストライカ7bがロアーア
ーム5のロック溝5aに嵌合していることによって拘束さ
れ回動できない。また、アッパーアーム4はそのストッ
パー4cがセンターアーム6の側端6cに当接することによ
って後方へ回動することが阻止されている。
f.発明の効果 以上説明したように、本発明に係るシート用二段ヒン
ジによれば、ロアーアームとアッパーアームを、センタ
ーアームの両端にそれぞれ回動可能に支承させ、上記ロ
アーアームには、上記センターアームの回動範囲を規制
する一対のストッパーを設け、上記アッパーアームに
は、アッパーアームの後傾範囲を規制するストッパーを
設け、さらに、上記ロアーアームとアッパーアームの端
縁にそれぞれロック溝を設け、上記センターアームには
弧状のガイド溝を設けるとともに、上記アッパーアーム
のストッパーが当接して該アッパーアームの回動範囲を
規制するストッパーと側縁を設け、上記センターアーム
のほぼ中央には、U字状のストライカを備えたロックプ
レートを回動可能に支承させ、該ロックプレートのスト
ライカを上記センターアームのガイド溝に貫通させ、上
記ロックプレートには、該ロックプレートを回動操作す
るレバーを設け、もって、該レバーを操作することによ
って、上記ロックプレートのストライカを、上記センタ
ーアームのガイド溝内を移動させて、上記ロアーアーム
のロック溝または上記アッパーアームのロック溝と係脱
させる構成としたので、次のような効果を得ることがで
きる。
すなわち、本発明では、上記構成としたことから、構
成部品が少なく、コストが安くなり、しかも、上記レバ
ーの操作によって当該ヒンジ位置の切換ができ、操作が
簡便である。
また、上記レバーの操作によって当該ヒンジ位置を切
換えて、上記ロアーアームに対する上記アッパーアーム
および上記センターアームの回動規制範囲を切換えるよ
うにしたので、従来例のように過剰な操作を無くすこと
ができるとともに、シートの前傾および後傾における回
動規制範囲の選択の自由度を大きくすることができ、単
純で明確な節度感を得ることができる。
さらに、上記構成により、二段ヒンジの構造を単純に
することができるので、車輌のフロント,リヤ等のシー
トのみならず、二段ヒンジ構造を必要とする各種の機
器,装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るシート用二段ヒンジの構造説明
図、第2図は第1図の側断面説明図、第3図は第1図に
対応する作動説明図、第4図はロックプレートの斜視
図、第5図はシートの作動説明図、第6図〜第9図は従
来の二段ヒンジの作動説明図である。 4…アッパーアーム、4a…ロック溝、4c…ストッパー、
5…ロアーアーム、5a…ロック溝、5c・5d…ストッパ
ー、6…センターアーム、6a…ガイド溝、7…ロックプ
レート、7a・7b…ストライカ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロアーアーム5とアッパーアーム4を、セ
    ンターアーム6の両端にそれぞれ回動可能に支承させ、 ロアーアーム5には、センターアーム6の回動範囲を規
    制する一対のストッパー5c,5dを設け、アッパーアーム
    4には、該アッパーアームの前傾範囲を規制するストッ
    パー4cを設け、さらに、ロアーアーム5とアッパーアー
    ム4の端縁にそれぞれロック溝5a,4aを設け、 センターアーム6には弧状のガイド溝6aを設けるととも
    に、ストッパー4cが当接してアッパーアーム4の回動範
    囲を規制するストッパー6bと側縁6cを設け、 センターアーム6のほぼ中央には、U字状のストライカ
    7a,7bを備えたロックプレート7を回動可能に支承さ
    せ、該ロックプレートのストライカ7a,7bをセンターア
    ーム6のガイド溝6aに貫通させ、 ロックプレート7には、該ロックプレートを回動操作す
    るレバー8を設け、 もって、レバー8を操作することによって、ロックプレ
    ート7のストライカ7a,7bを、センターアーム6のガイ
    ド溝6a内を移動させて、ロアーアーム5のロック溝5aま
    たはアッパーアーム4のロック溝4aと係脱させるように
    したことを特徴とするシート用二段ヒンジ。
JP63256445A 1988-10-12 1988-10-12 シート用二段ヒンジ Expired - Lifetime JP2717283B2 (ja)

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