JP2569932Y2 - 半導体パッケージ - Google Patents

半導体パッケージ

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JP2569932Y2
JP2569932Y2 JP1991040640U JP4064091U JP2569932Y2 JP 2569932 Y2 JP2569932 Y2 JP 2569932Y2 JP 1991040640 U JP1991040640 U JP 1991040640U JP 4064091 U JP4064091 U JP 4064091U JP 2569932 Y2 JP2569932 Y2 JP 2569932Y2
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JP
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cap
semiconductor package
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ceramic
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忠寿 山本
浩二 曽我
元秀 荒山
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セラミック製半導体パ
ッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられているサーディップ型
のセラミック製半導体パッケージの構造は、図7に示す
ように、セラミック製のベース15とセラミック製のキ
ャップ11およびこれらの間に保持される外部リード
(不図示)からなっていた。そして、上記ベース15の
キャビティ部16に半導体チップを収納して、不図示の
外部リードとワイヤボンディングし、キャップ11を被
せてガラス封止するようになっていた。
【0003】また、上記キャップ11の表面には、型番
などのマーキング13が形成されており、EP ROM
等の場合は、ガラス等からなる透光窓14を備えてい
た。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】ところが、上記セラ
ミック製のキャップ11およびベース15は、セラミッ
ク原料粉末をプレス成形した後焼成したものであり、そ
の製造工程において原料粉末の詰まりが均一となりにく
く、最終的に30〜100μmの反りが発生することを
避けられなかった。
【0005】そのため、上記マーキング13あるいは透
光窓14側が凸状となるように反りが発生した場合、半
導体パッケージの製造、搬送工程で、マーキング13あ
るいは透光窓14部分が他の部材と接触して、マーキン
グ13にカスレが発生したり、透光窓にキズが付くとい
う問題点があった。
【0006】そこで、本考案は上記課題に鑑み、セラミ
ック製のキャップ、ベース、およびこれらの間に保持さ
れる外部リードからなる半導体パッケージにおいて、上
記キャップおよび/またはベースの外表面に、マーキン
グまたは透光窓を保護するための先細り状をした突出部
をプレス成形により一体的に形成するとともに、上記突
出部の高さを0.03mm以上でかつキャップおよび/
またはベースの厚みの25%以下としたことを特徴とす
るものである。
【0007】
【実施例】以下本考案実施例を図によって説明する。
【0008】本考案実施例の半導体パッケージを構成す
るセラミック製キャップのみの平面図を図1に、断面図
を図2(A)にそれぞれ示す。このキャップ1には外表
面にマーキング3が形成され、該マーキング3が形成さ
れた面の全周囲に連続した突出部2を形成してある。そ
のため、このキャップ1を用いた半導体パッケージは、
製造工程、搬送工程などにおいて、マーキング3部分が
他の部材と接触することがなく、マーキング3のカスレ
を防止できる。
【0009】また、上記キャップ1は、アルミナ、ムラ
イト、窒化アルミなどのセラミックスで形成されてお
り、これらのセラミック原料粉末をプレス成形した後、
焼成することによって得られるものである。そして、プ
レス成形時に、金型を予め上記凸部2に対応する形状と
しておくことによって、プレス成形を行うだけで、容易
に上記凸部2を形成することができる。
【0010】また、上記突出部2の拡大断面図を図2
(B)に示す。本考案において、この突出部2の高さH
については0.03mm以上必要である。これは、キャ
ップ1に発生する反りが0.03〜0.1mm程度であ
るため、突出部2の高さHが0.03mm以下では、マ
ーキング3のカスレを防止する効果に乏しいためであ
る。一方、高さHが大きいと、プレス成形時における突
出部2と他の部分との圧縮比の差が大きくなって変形し
やすくなってしまうが、種々実験の結果、高さHはキャ
ップ1の厚みの25%以下であれば問題なかった。した
がって、突出部2の高さHは、0.03mm以上で、か
つキャップ1の厚みの25%以下とすれば良い。
【0011】さらに、突出部2の幅Dについては、プレ
ス成形用の金型加工上の問題から、0.05mm以上必
要である。また、突出部2の側面2aは角度θの抜きテ
ーパを形成することが望ましい。この角度θが5°より
小さいと、プレス成形時に成形体が抜けにくく、突出部
2にクラックが発生しやすくなる。一方、角度θが40
°より大きいと突出部2の幅Dを大きくしなければなら
ず、製品形状の点で問題となる。そのため、抜きテーパ
の角度θは5〜40°の範囲とすればよい。
【0012】なお、図2の実施例では、突出部2として
断面が台形状のものを示したが、これに限らず曲面状の
突出部2としても良い。
【0013】次に、本考案の他の実施例を説明する。
【0014】上記実施例ではキャップ1の周辺部に突出
部2を形成したが、図3(A)に示すように、マーキン
グ3の近傍のみに突出部2を形成してもよい。また、図
3(B)に示すように、キャップ1の全周囲ではなく、
2つの長辺部分にのみ突出部2を形成することもでき
る。同様に、図3(C)に示すように、キャップ1の四
隅のみに突出部2を形成したものでも良い。
【0015】また、図4に示すように、透光窓4を有す
るキャップ1の場合は、透光窓4の近傍のみに突出部2
を形成してもよい。
【0016】なお、図1乃至図4に示した突出部2の代
わりに図5や図6に示すような、キャップ1の外表面の
うち、マーキング3や透光窓4の近傍のみを窪ませた形
状としても、マーキング3のカスレや透光窓4の傷付き
を防ぐことができるが、図5や図6に示すようなキャッ
プ1をプレス成形により一体的に形成すると、焼成時に
大きな反りが発生し、平面研削が必要となったり、製品
不良が発生するといった不都合がある。即ち、図5や図
6に示すような窪みをプレス成形により形成する場合、
成形体内において充填密度の不均一が発生するために焼
成時に大きな反りを生じることになる。これに対し、図
1乃至図4の突出部2は、キャップの外表面における占
有率が小さいため、成形体内における充填密度の不均一
が小さく、焼成時の反りを抑えて所定の寸法内に形成す
ることができ、図5や図6のような窪みを形成したもの
とは異なるものである。
【0017】また、以上の実施例では、半導体パッケー
ジを構成するキャップ1についてのみ述べたが、ベース
側にマーキング等がある場合は、ベースのマーキングの
周囲に突出部を形成すればよい。
【0018】ここで、図1に示すキャップ1を試作し、
搬送工程におけるマーキング3のカスレ発生率を調べる
実験を行った。キャップ1は、黒色アルミナセラミック
スで形成し、大きさは52×13×1.27mmとし、
突出部2の高さHを種々変化させた。また、マーキング
3はインク転写により形成した。突出部2の高さHと、
カスレ発生率との関係を表1に示すように、高さHが
0.03mm以上の突出部2を形成することによって、
カスレ発生率を低くできることがわかる。
【0019】
【表1】
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、セラミ
ック製半導体パッケージにおいて、マーキングまたは透
光窓を保護するための先細り状をした突出部をプレス成
形により一体的に形成するとともに、上記突出部の高さ
を0.03mm以上でかつキャップおよび/またはベー
スの厚みの25%以下としたことから、焼成時に大きな
反りを生じることがなく所定の寸法内に形成することが
できるとともに、パッケージの製造、搬送工程で、マー
キングのカスレや透光窓の傷付きを防止することがで
き、品質の良いパッケージを安定して提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の半導体パッケージを構成するセ
ラミック製キャップの平面図である。
【図2】(A)は図1中のX−X線断面図、(B)は同
図(A)中のA部拡大断面図である。
【図3】(A)(B)(C)は本考案の他の実施例によ
る半導体パッケージを構成するセラミック製キャップの
平面図である。
【図4】本考案の他の実施例による半導体パッケージを
構成するセラミック製キャップの平面図である。
【図5】(A)は本考案範囲外の半導体パッケージを構
成するセラミック製キャップの平面図、(B)は同図
(A)中のY−Y線断面図である。
【図6】(A)は本考案範囲外の半導体パッケージを構
成するセラミック製キャップの平面図、(B)は同図
(A)中のZ−Z線断面図である。
【図7】サーディップ型の半導体パッケージの構造を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1:キャップ、 2:突出部、 3:マーキング、
4:透光窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−126052(JP,A) 実開 昭62−14738(JP,U) 実開 昭63−27048(JP,U) 実開 昭57−130442(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック製のキャップ、ベース、および
    これらの間に保持される外部リードからなる半導体パッ
    ケージにおいて、上記キャップおよび/またはベースの
    外表面に、マーキングまたは透光窓を保護するための先
    細り状をした突出部をプレス成形により一体的に形成
    るとともに、上記突出部の高さを0.03mm以上でか
    つキャップおよび/またはベースの厚みの25%以下
    したことを特徴とする半導体パッケージ。
JP1991040640U 1991-05-31 1991-05-31 半導体パッケージ Expired - Fee Related JP2569932Y2 (ja)

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