JP2569789Y2 - 集水器 - Google Patents

集水器

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JP2569789Y2
JP2569789Y2 JP4520492U JP4520492U JP2569789Y2 JP 2569789 Y2 JP2569789 Y2 JP 2569789Y2 JP 4520492 U JP4520492 U JP 4520492U JP 4520492 U JP4520492 U JP 4520492U JP 2569789 Y2 JP2569789 Y2 JP 2569789Y2
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克己 山口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、樋の前側壁が後側に傾
斜した形状の軒樋に取付けられる集水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、断面略U字状の軒樋には、図
11に例示のごとき簡易な集水器を取付けることが多
い。
【0003】この集水器は、底壁101に落水口102
を設けると共に、前後の側壁103,104の上端に耳
受け部105と耳押さえ片106を設けたもので、この
ような集水器は次の要領で軒樋110に簡単に取付けら
れる。
【0004】まず、一方の軒樋110の端部を上方から
集水器の一端内部へ押し込み、集水器の側壁103,1
04を弾性的に拡開させながら、軒樋端部の耳部11
1,111を集水器の耳受け部105,105に嵌め込
むと共に、耳押さえ片106,106で該耳部111,
111を浮上しないように押さえて、集水器と一方の軒
樋110を接続する。次いで、他方の軒樋(不図示)の
端部を集水器の他端内部へ押し込んで同様に接続し、集
水器の取付け作業を完了する。しかる後、集水器の落水
口102には堅樋(不図示)を接続する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示すように樋の前側壁122が後側へ傾斜した形状の
軒樋120に集水器を取付けるため、上記集水器の前側
壁103を軒樋の前側壁122に合わせて後側へ傾斜さ
せた形状にすると、次のような問題があった。
【0006】即ち、集水器の前側壁103が後側へ傾斜
していると、前側壁103の上端と後側壁104の上端
との間隔W2 が軒樋120の最大樋幅W1 より遥かに小
さいので、集水器の前後の側壁103,104を最大樋
幅W1 まで弾性的に拡開させて軒樋120の端部を上方
から集水器の内側へ押し込むことが不可能となる。その
ため、軒樋120の端部を集水器の側方から位置合わせ
して集水器の内側へ嵌入しなければならないので、取付
作業に手間がかかり、特に、集水器の後側壁104や軒
樋の後側壁123に凹凸等が形成されているような場合
には位置合わせが一層難しくなるので、取付作業性が大
幅に低下するという問題があった。
【0007】本考案は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、樋の前側壁が後側へ傾斜
した形状の軒樋に簡単に取付けることができる取付作業
性の良好な集水器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の集水器は、前側壁が後側へ傾斜し、前側壁
に連なる底壁に落水口が形成され、底壁の少なくとも後
半部分とこれに連なる後側壁の横幅が前側壁の横幅より
も拡張されて、両横側へはみ出す横幅拡張部が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案の集水器のように、底壁の少なくとも後
半部分とこれに連なる後側壁の横幅が前側壁の横幅より
も拡張されて、両横側へはみ出す横幅拡張部が形成され
ていると、この底壁の横幅拡張部に軒樋の端部を上方か
ら載せ、後側壁の横幅拡張部に軒樋端部の後側壁を当接
させるだけで、軒樋端部と集水器の側端が相対向するよ
うに簡単に位置合わせすることができ、この状態から軒
樋端部を集水器の底壁及び後側壁に沿わせて集水器の端
部内側に嵌入することにより、スムーズに軒樋と集水器
を接続して取付けることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0011】図1及び図2は本考案集水器の一実施例を
示す斜視図及び側面図、図3及び図4は同実施例の集水
器を軒樋に接続して取付ける手順を示す平面図、図5は
同実施例の集水器を軒樋に取付けた状態を示す平面図、
図6及び図7は図5のX−X線断面図及びY−Y線断面
図である。
【0012】この実施例の集水器Aは、ポリ塩化ビニル
樹脂やアクリル樹脂等の合成樹脂により射出成形された
もので、前側壁1と底壁2と後側壁3を備えている。前
側壁1は後側壁3より高く、軒樋50の前側壁51と同
じ傾斜角で後側へ傾斜しており、その上部両側端には一
対の耳押さえ片4,4が形成されている。そして、後側
壁3の上部には耳受け部5が形成され、この耳受け部5
には一対の耳押さえ片6,6が上記耳押さえ片4,4に
対向して形成されている。また、後側壁3の下部には、
軒樋50の後側壁53の外形状に合わせて断面コ字状の
膨出部7が形成されている。
【0013】集水器底壁2の中間部分には水溜め凹部8
が形成され、この水溜め凹部8の中央に落水口9が下方
へ突出して設けられている。そして、この水溜め凹部8
の左右両側には、軒樋50の端面形状にほぼ合致した形
状の樋ストッパー10,10が立設されている。また、
軒樋50が嵌入される底壁2の両側部には、軒樋50の
底壁52の形状に合わせて凹段部11が形成されてい
る。
【0014】この集水器Aの底壁2は、後半部分の横幅
が前側壁1の横幅W3 より漸次拡張されて、両横側へは
み出す末広り状の横幅拡張部2a,2aが形成されてお
り、これに連なる後側壁3の横幅W4 も拡張されて両横
側に横幅拡張部3a,3aが形成されている。これらの
横幅拡張部2a,2a,3a,3aは、後述するように
軒樋50の位置合わせを行うものであるから、両横側へ
5mm以上はみ出していればよいが、位置合わせ作業の
便を考慮すると10〜20mm程度はみ出していること
が好ましい。
【0015】なお、この実施例の集水器Aでは、底壁2
の後半部分に横幅拡張部2aを形成しているが、底壁2
の前半から後半部分にかけて徐々に横幅を拡張して底壁
2の両側縁全体に横幅拡張部を形成してもよい。
【0016】上記構成の集水器Aを軒樋50に取付ける
場合は、軒樋50を下方へおろすか或は集水器Aを上方
へ持ち上げるかして、図2及び図3に示すように軒樋5
0端部の後側のコーナー部を集水器底壁2の横幅拡張部
2aに載せ、図4に示すように軒樋端部の後側壁53の
膨出部54を集水器後側壁3の膨出部7に押込んで、軒
樋端部の後側壁53を集水器後側壁3の横幅拡張部3a
に当接させると共に、軒樋端部の後側耳部55を集水器
後側壁3の耳受け部5に載せる。このようにすると、軒
樋50の端部と集水器Aの側端が相対向する位置関係と
なるので、その状態から軒樋50の端部を集水器の底壁
2及び後側壁3に沿わせて樋ストッパー10に当たるま
で押し込むと、図5〜図7に示すように軒樋50の端部
が集水器Aの側端内部へスムーズに嵌入され、軒樋50
の耳部55,56も集水器Aの耳押さえ片6,4にスム
ーズに差し込まれる。かくして、集水器Aと一方の軒樋
50の接続が終わると、他方の軒樋50を同じ要領で集
水器Aの反対側の側端内部へ嵌入し、集水器Aの取付け
作業を完了する。そして、図6に示すように、集水器A
の底壁2から下方へ突出する落水口9に堅樋60を差込
み接続する。
【0017】このように集水器Aを両側の軒樋50,5
0に取付けて落水口9に堅樋60を接続すると、両側の
軒樋50,50から雨水が集水器Aの水溜め凹部8に流
入し、落水口9から堅樋60を通って流落排水される
が、この集水器Aは、水溜め凹部8の両側の樋ストッパ
ー10,10が水溜め凹部8に流入した雨水の溢れを防
止する堰板としての役目も果たすものであるため、水溜
め凹部8に流入した雨水が溢れて軒樋50端部と集水器
の底壁2との隙間から外部へ洩れ出すことは殆どない。
【0018】図8は本考案集水器の他の実施例を示す斜
視図、図9は図8のZ−Z線断面図である。この集水器
Bは、軒樋50の内面形状に対応した形状を有する左右
一対の内壁12,12を樋ストッパー10,10と一体
に設け、集水器の外壁(前側壁1、底壁2、後側壁3)
の両側端と内壁12,12との間に、軒樋50の端部を
差し込む凹空部13を形成したものである。その他の構
成は前記集水器Aと同一であるので、図8及び図9にお
いて対応する部材に同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0019】このような集水器Bは、前記集水器Aと同
様に軒樋端部の位置合わせが簡単でスムーズに軒樋端部
を凹空部13に差込み接続することができ、しかも集水
器の外壁(前側壁1、底壁2、後側壁3)と内壁によっ
て軒樋端部を内外から挟んだ状態でガタツキなく取付け
ることができる。尚、上記のような内壁12,12を設
ける場合は、集水器の外壁(前側壁1、底壁2、後側壁
3)の横幅を一定にし、内壁12,12の底壁部の少な
くとも後半部分とこれに連なる後側壁部の横幅を拡張し
て、外壁の横側へはみ出す横幅拡張部を形成してもよ
い。このように内壁12に横幅拡張部を形成した集水器
は、内壁12の底壁部の横幅拡張部を上方から軒樋端部
の内側に載せ、内壁12の後側壁部の横幅拡張部を軒樋
の後側壁に当接させて、軒樋端部と集水器の凹空部13
を相対向する位置関係となし、その状態から軒樋端部を
内壁12の底壁部及び後側壁部に沿わせて凹空部13へ
差し込むことによって、簡単且つスムーズに取付けるこ
とができる。
【0020】図10は本考案を応用した樋端部閉塞具
(止まり)の斜視図である。この樋端部閉塞具は、落水
口のない平坦な底壁2の後半部分と後側壁3の横幅を前
側壁1の横幅より拡張して、片側へはみ出す横幅拡張部
2a,3aを形成し、反対側に閉塞壁14を設けたもの
である。その他の構成は前記集水器Aと同様であるの
で、図10において対応する部材に同一の符号を付し、
説明を省略する。このような樋端部閉塞具は、横幅拡張
部2a,3aが形成されているので、前記集水器Aと同
じ要領で簡単に軒樋の端部に取付けることができる。
【0021】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の集水器は、軒樋の端部と集水器の側端との位置合わせ
が簡単で、スムーズに軒樋端部を集水器の側端内部へ差
込み接続して取付けることができ、取付作業性が大幅に
向上するという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る集水器の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】同実施例の集水器の側面図である。
【図3】同実施例の集水器を軒樋に接続して取付ける手
順を示す平面図で、集水器の底壁の横幅拡張部に軒樋の
端部を載せた状態を示したものである。
【図4】同実施例の集水器を軒樋に接続して取付ける手
順を示す平面図で、集水器の後側壁の横幅拡張部に軒樋
端部の後側壁を当接させた状態を示したものである。
【図5】同実施例の集水器を軒樋に取付けた状態を示す
平面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】図5のY−Y線断面図である。
【図8】本考案に係る集水器の他の実施例を示す斜視図
である。
【図9】図8のZ−Z線断面図である。
【図10】本考案を応用した樋端部閉塞具(止まり)の
斜視図である。
【図11】断面略U字状の軒樋に取付ける従来の集水器
を示す斜視図である。
【図12】前側壁が後側へ傾斜した軒樋に取付けること
ができるように従来の集水器を改造した場合の問題点を
説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 前側壁 2 底壁 3 後側壁 9 落水口 2a,3a 横幅拡張部 11 内壁 50 軒樋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側壁が後側へ傾斜し、前側壁に連なる底
    壁に落水口が形成され、底壁の少なくとも後半部分とこ
    れに連なる後側壁の横幅が前側壁の横幅よりも拡張され
    て、両横側へはみ出す横幅拡張部が形成されていること
    を特徴とする集水器。
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