JPH064230U - 集水器 - Google Patents

集水器

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JPH064230U
JPH064230U JP4520492U JP4520492U JPH064230U JP H064230 U JPH064230 U JP H064230U JP 4520492 U JP4520492 U JP 4520492U JP 4520492 U JP4520492 U JP 4520492U JP H064230 U JPH064230 U JP H064230U
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eaves gutter
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顕 山口
克己 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樋の前側壁が後側へ傾斜した形状の軒樋に簡
単且つスムーズに接続して取付けることができる取付作
業性の良好な集水器を提供する。 【構成】 前側壁1が後側へ傾斜し、底壁2に落水口8
が形成され、底壁2の少なくとも後半部分と後側壁3の
横幅が前側壁1よりも拡張されて、両横側へはみ出す横
幅拡張部2a,3aが形成された構成とする。前側壁が
後側へ傾斜した軒樋を取付けるには、その端部を横幅拡
張部2a,3aにのせてから内側へ差し込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樋の前側壁が後側に傾斜した形状の軒樋に取付けられる集水器に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、断面略U字状の軒樋には、図11に例示のごとき簡易な集水器を取 付けることが多い。
【0003】 この集水器は、底壁101に落水口102を設けると共に、前後の側壁103 ,104の上端に耳受け部105と耳押さえ片106を設けたもので、このよう な集水器は次の要領で軒樋110に簡単に取付けられる。
【0004】 まず、一方の軒樋110の端部を上方から集水器の一端内部へ押し込み、集水 器の側壁103,104を弾性的に拡開させながら、軒樋端部の耳部111,1 11を集水器の耳受け部105,105に嵌め込むと共に、耳押さえ片106, 106で該耳部111,111を浮上しないように押さえて、集水器と一方の軒 樋110を接続する。次いで、他方の軒樋(不図示)の端部を集水器の他端内部 へ押し込んで同様に接続し、集水器の取付け作業を完了する。しかる後、集水器 の落水口102には堅樋(不図示)を接続する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図12に示すように樋の前側壁122が後側へ傾斜した形状の 軒樋120に集水器を取付けるため、上記集水器の前側壁103を軒樋の前側壁 122に合わせて後側へ傾斜させた形状にすると、次のような問題があった。
【0006】 即ち、集水器の前側壁103が後側へ傾斜していると、前側壁103の上端と 後側壁104の上端との間隔W2 が軒樋120の最大樋幅W1 より遥かに小さい ので、集水器の前後の側壁103,104を最大樋幅W1 まで弾性的に拡開させ て軒樋120の端部を上方から集水器の内側へ押し込むことが不可能となる。そ のため、軒樋120の端部を集水器の側方から位置合わせして集水器の内側へ嵌 入しなければならないので、取付作業に手間がかかり、特に、集水器の後側壁1 04や軒樋の後側壁123に凹凸等が形成されているような場合には位置合わせ が一層難しくなるので、取付作業性が大幅に低下するという問題があった。
【0007】 本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、樋の前 側壁が後側へ傾斜した形状の軒樋に簡単に取付けることができる取付作業性の良 好な集水器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の集水器は、前側壁が後側へ傾斜し、前側壁 に連なる底壁に落水口が形成され、底壁の少なくとも後半部分とこれに連なる後 側壁の横幅が前側壁の横幅よりも拡張されて、両横側へはみ出す横幅拡張部が形 成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案の集水器のように、底壁の少なくとも後半部分とこれに連なる後側壁の 横幅が前側壁の横幅よりも拡張されて、両横側へはみ出す横幅拡張部が形成され ていると、この底壁の横幅拡張部に軒樋の端部を上方から載せ、後側壁の横幅拡 張部に軒樋端部の後側壁を当接させるだけで、軒樋端部と集水器の側端が相対向 するように簡単に位置合わせすることができ、この状態から軒樋端部を集水器の 底壁及び後側壁に沿わせて集水器の端部内側に嵌入することにより、スムーズに 軒樋と集水器を接続して取付けることができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1及び図2は本考案集水器の一実施例を示す斜視図及び側面図、図3及び図 4は同実施例の集水器を軒樋に接続して取付ける手順を示す平面図、図5は同実 施例の集水器を軒樋に取付けた状態を示す平面図、図6及び図7は図5のX−X 線断面図及びY−Y線断面図である。
【0012】 この実施例の集水器Aは、ポリ塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂等の合成樹脂に より射出成形されたもので、前側壁1と底壁2と後側壁3を備えている。前側壁 1は後側壁3より高く、軒樋50の前側壁51と同じ傾斜角で後側へ傾斜してお り、その上部両側端には一対の耳押さえ片4,4が形成されている。そして、後 側壁3の上部には耳受け部5が形成され、この耳受け部5には一対の耳押さえ片 6,6が上記耳押さえ片4,4に対向して形成されている。また、後側壁3の下 部には、軒樋50の後側壁53の外形状に合わせて断面コ字状の膨出部7が形成 されている。
【0013】 集水器底壁2の中間部分には水溜め凹部8が形成され、この水溜め凹部8の中 央に落水口9が下方へ突出して設けられている。そして、この水溜め凹部8の左 右両側には、軒樋50の端面形状にほぼ合致した形状の樋ストッパー10,10 が立設されている。また、軒樋50が嵌入される底壁2の両側部には、軒樋50 の底壁52の形状に合わせて凹段部11が形成されている。
【0014】 この集水器Aの底壁2は、後半部分の横幅が前側壁1の横幅W3 より漸次拡張 されて、両横側へはみ出す末広り状の横幅拡張部2a,2aが形成されており、 これに連なる後側壁3の横幅W4 も拡張されて両横側に横幅拡張部3a,3aが 形成されている。これらの横幅拡張部2a,2a,3a,3aは、後述するよう に軒樋50の位置合わせを行うものであるから、両横側へ5mm以上はみ出して いればよいが、位置合わせ作業の便を考慮すると10〜20mm程度はみ出して いることが好ましい。
【0015】 なお、この実施例の集水器Aでは、底壁2の後半部分に横幅拡張部2aを形成 しているが、底壁2の前半から後半部分にかけて徐々に横幅を拡張して底壁2の 両側縁全体に横幅拡張部を形成してもよい。
【0016】 上記構成の集水器Aを軒樋50に取付ける場合は、軒樋50を下方へおろすか 或は集水器Aを上方へ持ち上げるかして、図2及び図3に示すように軒樋50端 部の後側のコーナー部を集水器底壁2の横幅拡張部2aに載せ、図4に示すよう に軒樋端部の後側壁53の膨出部54を集水器後側壁3の膨出部7に押込んで、 軒樋端部の後側壁53を集水器後側壁3の横幅拡張部3aに当接させると共に、 軒樋端部の後側耳部55を集水器後側壁3の耳受け部5に載せる。このようにす ると、軒樋50の端部と集水器Aの側端が相対向する位置関係となるので、その 状態から軒樋50の端部を集水器の底壁2及び後側壁3に沿わせて樋ストッパー 10に当たるまで押し込むと、図5〜図7に示すように軒樋50の端部が集水器 Aの側端内部へスムーズに嵌入され、軒樋50の耳部55,56も集水器Aの耳 押さえ片6,4にスムーズに差し込まれる。かくして、集水器Aと一方の軒樋5 0の接続が終わると、他方の軒樋50を同じ要領で集水器Aの反対側の側端内部 へ嵌入し、集水器Aの取付け作業を完了する。そして、図6に示すように、集水 器Aの底壁2から下方へ突出する落水口9に堅樋60を差込み接続する。
【0017】 このように集水器Aを両側の軒樋50,50に取付けて落水口9に堅樋60を 接続すると、両側の軒樋50,50から雨水が集水器Aの水溜め凹部8に流入し 、落水口9から堅樋60を通って流落排水されるが、この集水器Aは、水溜め凹 部8の両側の樋ストッパー10,10が水溜め凹部8に流入した雨水の溢れを防 止する堰板としての役目も果たすものであるため、水溜め凹部8に流入した雨水 が溢れて軒樋50端部と集水器の底壁2との隙間から外部へ洩れ出すことは殆ど ない。
【0018】 図8は本考案集水器の他の実施例を示す斜視図、図9は図8のZ−Z線断面図 である。この集水器Bは、軒樋50の内面形状に対応した形状を有する左右一対 の内壁12,12を樋ストッパー10,10と一体に設け、集水器の外壁(前側 壁1、底壁2、後側壁3)の両側端と内壁12,12との間に、軒樋50の端部 を差し込む凹空部13を形成したものである。その他の構成は前記集水器Aと同 一であるので、図8及び図9において対応する部材に同一の符号を付し、説明を 省略する。
【0019】 このような集水器Bは、前記集水器Aと同様に軒樋端部の位置合わせが簡単で スムーズに軒樋端部を凹空部13に差込み接続することができ、しかも集水器の 外壁(前側壁1、底壁2、後側壁3)と内壁によって軒樋端部を内外から挟んだ 状態でガタツキなく取付けることができる。 尚、上記のような内壁12,12を設ける場合は、集水器の外壁(前側壁1、 底壁2、後側壁3)の横幅を一定にし、内壁12,12の底壁部の少なくとも後 半部分とこれに連なる後側壁部の横幅を拡張して、外壁の横側へはみ出す横幅拡 張部を形成してもよい。このように内壁12に横幅拡張部を形成した集水器は、 内壁12の底壁部の横幅拡張部を上方から軒樋端部の内側に載せ、内壁12の後 側壁部の横幅拡張部を軒樋の後側壁に当接させて、軒樋端部と集水器の凹空部1 3を相対向する位置関係となし、その状態から軒樋端部を内壁12の底壁部及び 後側壁部に沿わせて凹空部13へ差し込むことによって、簡単且つスムーズに取 付けることができる。
【0020】 図10は本考案を応用した樋端部閉塞具(止まり)の斜視図である。この樋端 部閉塞具は、落水口のない平坦な底壁2の後半部分と後側壁3の横幅を前側壁1 の横幅より拡張して、片側へはみ出す横幅拡張部2a,3aを形成し、反対側に 閉塞壁14を設けたものである。その他の構成は前記集水器Aと同様であるので 、図10において対応する部材に同一の符号を付し、説明を省略する。このよう な樋端部閉塞具は、横幅拡張部2a,3aが形成されているので、前記集水器A と同じ要領で簡単に軒樋の端部に取付けることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の集水器は、軒樋の端部と集水器の側 端との位置合わせが簡単で、スムーズに軒樋端部を集水器の側端内部へ差込み接 続して取付けることができ、取付作業性が大幅に向上するという顕著な効果を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る集水器の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】同実施例の集水器の側面図である。
【図3】同実施例の集水器を軒樋に接続して取付ける手
順を示す平面図で、集水器の底壁の横幅拡張部に軒樋の
端部を載せた状態を示したものである。
【図4】同実施例の集水器を軒樋に接続して取付ける手
順を示す平面図で、集水器の後側壁の横幅拡張部に軒樋
端部の後側壁を当接させた状態を示したものである。
【図5】同実施例の集水器を軒樋に取付けた状態を示す
平面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】図5のY−Y線断面図である。
【図8】本考案に係る集水器の他の実施例を示す斜視図
である。
【図9】図8のZ−Z線断面図である。
【図10】本考案を応用した樋端部閉塞具(止まり)の
斜視図である。
【図11】断面略U字状の軒樋に取付ける従来の集水器
を示す斜視図である。
【図12】前側壁が後側へ傾斜した軒樋に取付けること
ができるように従来の集水器を改造した場合の問題点を
説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 前側壁 2 底壁 3 後側壁 9 落水口 2a,3a 横幅拡張部 11 内壁 50 軒樋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側壁が後側へ傾斜し、前側壁に連なる底
    壁に落水口が形成され、底壁の少なくとも後半部分とこ
    れに連なる後側壁の横幅が前側壁の横幅よりも拡張され
    て、両横側へはみ出す横幅拡張部が形成されていること
    を特徴とする集水器。
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