JP2569742Y2 - 段差を有する床構造 - Google Patents

段差を有する床構造

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JP2569742Y2
JP2569742Y2 JP6348792U JP6348792U JP2569742Y2 JP 2569742 Y2 JP2569742 Y2 JP 2569742Y2 JP 6348792 U JP6348792 U JP 6348792U JP 6348792 U JP6348792 U JP 6348792U JP 2569742 Y2 JP2569742 Y2 JP 2569742Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床パネルどうしが高さ
をずらして配置されることにより、一フロアに段差が形
成される床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プレハブ住宅においても多様化が
進んでおり、その一つとして図3に示すように、フロア
F及び天井Cに段差Sを設けた、いわゆるスキップフロ
アが開発され実現されている。このスキップフロアは、
狭いスペースでも比較的広い奥行き感が得られる利点が
あり、傾斜のいた敷地を利用したもののほか、通常のフ
ラットな敷地においても施工される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般にプレハブ住宅で
は、モジュールと呼ばれる基準長さ(例えば910m
m)が定められ、それを基本として、部屋の大きさや高
さ等が、該モジュールの整数倍、あるいはモジュールを
整数で割った値等に設定されている。例えば、一の壁パ
ネルの大きさが2730×910(mm)等に定められ
ている如くである。
【0004】ところで、前記スキップフロアを施工する
場合、外壁パネル等他の部材と寸法を合わせる必要性か
ら、フロアの段差をモジュールを基準としてそれを整数
で割った値例えば455mm、606mm、910mm
等に設定するのが好ましい。
【0005】しかしながら、床パネルの高さは通常強度
等、モジュールとは関係ない要素によって定まっており
(例えば180mm)、床パネルの間にモジュールを基
準として定められた壁パネル等の部材を介装する場合に
は、フロアの段差をモジュールの整数で割った値、例え
ば304mmや455mm等に定めるのができず、ひい
ては外壁パネル等の部材として、モジュールを基準とし
た通常寸法のものを使用することができなくなり、特殊
寸法に設定された部材を使用せざるをなくなってしま
う。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、床パネルどうしの間に形成される段差を、基準長さ
を整数で割った値に設定することができ、ひいては外壁
パネル等の種々の部材としてモジュールを基準にした一
般的な部材をそのまま利用することができる、段差を有
する床構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の考案では、一フロアを構成する床パ
ネルと床パネルの間に、該床パネルどうしの隙間を埋め
る調整材を介装することにより、それら床パネルどうし
の間に基準長さを整数で割った値の段差を形成する構成
とした。
【0008】また、請求項2記載の考案では、一フロア
を構成する床パネルと床パネルの間に、基準長さを整数
で割った高さに設定された壁部パネルと、該壁パネルと
床パネルとの隙間を埋める調整材とを重ねて介装するこ
とにより、前記床パネルどうしの間に基準長さを整数で
割った値の段差を形成する構成とした。
【0009】
【作用】請求項1記載の考案によれば、床パネルどうし
の間に調整材を介装する構成であり、該調整材の高さを
適宜設定することによって、たとえ床パネルの高さがモ
ジュール基準の値でない場合でも、床パネルどうしの間
の段差をモジュール基準の値に設定することができる。
【0010】請求項2記載の考案によれば、床パネルと
床パネルの間に、モジュール基準の壁部パネルと調整材
とを重ねて介装する構成であり、前記と同様に調整材の
高さを適宜設定することによって、たとえ床パネルの高
さがモジュール基準の値でない場合でも、床パネルどう
しの間の段差をモジュール基準の値に設定することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の各実施例を図面を参照して説
明する。第1実施例図1は本考案の第1実施例を示す縦
断面図であって、請求項1に係る考案を適用したもので
ある。
【0012】図において符号1a、1bはそれぞれ1階
と2階とを仕切る2階床パネルであって、それら両床パ
ネルの間には例えば合板からなる調整材2が介在される
ことにより段差3が形成されている。該段差3の寸法W
は基準長さを整数Nで割った値、例えば基準長さ(モジ
ュール)が910mmであってNが3の場合には略30
4mmに設定される。
【0013】ここで、床パネル1a、1bの高さwb
は、強度等、モジュールとは関係ない要素によって定ま
っており、例えば180mmに設定されている。また、
調整材2の高さwaは、床パネル1a、1bの高さによ
り左右され、前記した両パネル1a、1b間の段差寸法
Wから床パネル1a、1bの高さwbを引いた値(12
4mm)に設定される。また、調整材2の幅は後述する
壁パネル4,5の幅と同程度となるように設定される。
なお、調整材2は、壁パネル5や床パネル1bから受け
る荷重に十分耐え得るものであれば、合板、むく材、あ
るいは金属製でもよく材料は問わない。
【0014】前記下側の2階床パネル1aは1階壁パネ
ル4の上側に、2階床パネルの端部が壁パネル4の厚さ
の略半分の位置にくるように、隙間を残した状態で重な
るように配置され、壁パネル4の残りの隙間部分には床
パネル1aと同じ高さに設定された胴差6が配置され
る。また、上側の2階床パネル1bの上側には2階壁パ
ネル5が、2階床パネル1bの端部が壁パネル5の厚さ
の略半分の位置にくるようにかつ前記1階壁パネルの真
上に位置するように、外側にずらされて配置され、2階
床パネル1bの外側の隙間部分には胴差7が配置されて
いる。
【0015】そして、下側の2階床パネル1aと胴差6
との合わせ部分がそれぞれ半円状あるいは長方形状に切
りかかれて形成された孔8、調整材に設けられた貫通孔
9、および上側の2階床パネル1bと胴差7との合わせ
部分がそれぞれ半円状等に切りかかれることで、前記孔
8および貫通孔9と同軸状に形成された孔10を、通し
ボルト11が挿通され、該通しボルト11の両端に螺合
されたナット12,12が締め付けられることにより、
1階および2階壁パネルの芯材13、14を介してそれ
ら床パネル1a、1bおよび調整材2が互いに当接する
ように固定される。
【0016】なお、通しボルト11は2本のボルト11
a、11bが高ナット15を介して同軸状に連結される
構成とされており、前記調整材2の貫通孔9は高ナット
15を挿通できるようにその径が設定されている。
【0017】また、前記床パネル1a、1bは、それぞ
れ縦芯材と横芯材を矩形輪郭に組むとともにその内部の
略中央部に縦芯材と平行に補強用芯材を配置することに
よって形成された枠体16と、該枠体16の上面に貼設
された面材17とから構成される通常のものである。
【0018】しかして、上記構成の段差を有する床構造
によれば、2階フロアを構成する床パネル1a、1bど
うしの間に調整材2を介装するものであるから、床パネ
ル1a、1bの高さがモジュール基準の値でなくても、
モジュール基準のずれを吸収するように調整材2の高さ
を適宜設定することによって、床パネルどうしの間の段
差をモジュール基準の値、つまり例えば304mmある
いは151mm等に設定することができる。
【0019】この結果、外壁パネル等、床パネル1a、
1bに関連する部材としてを、モジュールを基準にした
一般的な部材をそのまま利用することができ、生産性の
向上並びに部品管理が容易になる等の利点が得られる。
【0020】第2実施例図2は本考案の第2実施例を示
す縦断面図であって、請求項2に係る考案を適用したも
のである。なお、前記第1実施例で説明した構成要素と
同一の構成要素には同一符号を付して説明を簡略化す
る。
【0021】この実施例では、上側の2階床パネル1a
と下側の2階床パネル1bの間に、調整材22の他、基
準長さ(モジュール)を整数で割った高さに設定された
壁部パネル23も介装されており、両床パネル1a、1
bの段差3が比較的大きい場合に適用されるものであ
る。
【0022】すなわち、例えば、両床パネル1a、1b
の段差寸法Wが606mmであって、床パネル1a、1
bの高さwbが180mm、壁パネル23の高さwcが
304mmの場合には、調整材22の高さwaは、60
6mmから180mm+304mmを引いた値である1
22mmに設定される。
【0023】また、この実施例では、上下の通しボルト
25,26及びそれらのボルトの両端部に螺合されたナ
ット27、28によって1階壁パネル4、上下の2階床
パネル1a、1b、壁部パネル23、調整材22、およ
び2階壁パネル5が互いに連結されている。
【0024】すなわち、下側の通しボルト25が、1階
壁パネル4の上部芯材13の孔、下側の2階床パネル1
aと胴差6との合わせ部分の孔、および壁部パネル23
の芯材23aの孔をそれぞれ挿通され、該通しボルト2
5の両端に螺合されたナット27、27を締め付けら
れ、また上側の通しボルト26が、壁部パネル23の上
側芯材23bの孔、調整材22の孔、上側の2階床パネ
ル1bと胴差7との合わせ部分の孔、および2階壁パネ
ル5の下部芯材の孔をそれぞれ挿通され、該通しボルト
26の両端に螺合されたナット28、28を締め付けら
れる構成になっている。
【0025】なお、この実施例では、調整材22を、上
側の2階床パネル1bと壁部パネル23との間に介装し
ているが、これ限られることなく、下側の2階床パネル
1aと壁部パネル23との間に介装してもよい。
【0026】しかして、このような実施例によれば、一
フロアを構成する床パネル1aと床パネル1bの間に、
モジュール基準の壁部パネル23とモジュール基準のず
れを調整する調整材22とを重ねて介装する構成であ
り、調整材22の高さwaを適宜設定することによっ
て、たとえ床パネル1a、1bの高さwbがモジュール
基準の値でない場合でも、床パネル1a、1bどうしの
間の段差寸法Wをモジュール基準の値に設定することが
でき、第1実施例と同様な利点が得られる。
【0027】なお、本考案に係る段差を有する床構造
は、前記各実施例に限られることなく、床パネル1a、
1b、壁部パネル23、調整材22の構造など、具体的
構成要件は、実施に当たり適宜設計変更可能である。
【0028】例えば、前記実施例では、2階床パネル1
a、1bを例にとって説明したが、これに限られること
なく、1階床パネルでもまた3階以上の床パネルでも勿
論適用可能である。また、上記各実施例では、上側の床
パネル1bの上側に壁パネル5を配置しているが、必ず
しも、同床パネル1bの上側に壁パネル5を配置する必
要はない。さらに、上記各実施例では、両床パネル1
a、1bの間に一つの調整材2、22を介装している
が、調整材2、22は2個以上設けてもよい。
【0029】
【考案の効果】請求項1記載の考案によれば、床パネル
どうしの間に調整材を介装する構成であり、該調整材の
値を適宜設定することによって、たとえ床パネルの高さ
がモジュール基準の値でない場合でも、床パネルどうし
の間の段差をモジュール基準の値に設定することができ
る。この結果外壁パネル等の種々の部材としてモジュー
ルを基準にした一般的な部材をそのまま利用することが
でき、生産性の向上並びに部品管理が容易になる等の優
れた効果を奏する。
【0030】また、請求項2記載の考案によれば、床パ
ネルと床パネルの間に、モジュール基準の壁部パネルと
調整材とを重ねて介装する構成であり、調整材の値を適
宜設定することによって、たとえ床パネルの高さがモジ
ュール基準の値でない場合でも、床パネルどうしの間の
段差をモジュール基準の値に設定することができ、請求
項1記載の考案と同様の効果を奏する他、床パネル間の
段差が比較的大きい場合でも容易に対応できる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す縦断面図である。
【図3】段差を有する床構造の建物全体の概略構成図で
ある。
【符号の説明】 1a 下側の2階床パネル 1b 上側の2階床パネル 2 調整材 3 段差 4 壁パネル 5 壁パネル 22 調整材 23 壁部パネル

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一フロアを構成する床パネルと床パネルの
    間に、該床パネルどうしの隙間を埋める調整材が介装さ
    れて、それら床パネルどうしの間に基準長さを整数で割
    った値の段差が形成されて成ることを特徴とする段差を
    有する床構造。
  2. 【請求項2】一フロアを構成する床パネルと床パネルの
    間に、基準長さを整数で割った高さに設定された壁部パ
    ネルと、該壁パネルと床パネルとの隙間を埋める調整材
    とが重ねて介装されて、前記床パネルどうしの間に基準
    長さを整数で割った値の段差が形成されて成ることを特
    徴とする段差を有する床構造。
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