JP2569696Y2 - チューナの自動選局装置 - Google Patents

チューナの自動選局装置

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JP2569696Y2 JP1991046740U JP4674091U JP2569696Y2 JP 2569696 Y2 JP2569696 Y2 JP 2569696Y2 JP 1991046740 U JP1991046740 U JP 1991046740U JP 4674091 U JP4674091 U JP 4674091U JP 2569696 Y2 JP2569696 Y2 JP 2569696Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チューナの自動選局装
置に係わり、特に、一定電界強度以上の受信信号を受け
てシークが停止した際に、前記受信信号の復調出力を用
いて、その復調出力がオーディオ信号であるかノイズ信
号であるかを判断し、ノイズ信号であると判断したとき
には再びシークを開始するようにしたチューナの自動選
局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シーク中に一定電界強度以上の受
信信号を受けると、前記シーク動作が停止するタイプの
チューナの自動選局装置としては、図3に示すような構
成のものが知られている。
【0003】図において、1はアンテナで受信された無
線周波信号を増幅する無線周波段(RF段)、2は前記
無線周波信号と局部発振段からの局部発振周波数とを混
合し、中間周波信号を発生する周波数変換段(変換
段)、3は前記中間周波信号を増幅する中間周波段(I
F段)、4は前記中間周波信号を復調する復調段、5は
復調信号からオーディオステレオ信号を再生するステレ
オ信号復調用マルチプレクサ、6は前記オーディオ信号
を増幅するオーディオ周波段(AF段)、7は局部発振
周波数を発生する局部発振段(局発段)、8は中間周波
段(IF段)3に得られたSメータ出力を検出するSメ
ータ検出段、9は局部発振段(局発段)7の局部発振周
波数の掃引を行い、かつ、Sメータ検出段8において一
定レベル以上のSメータ出力が検出されると、前記掃引
を停止させるマイクロコンピュータ(マイコン)制御部
である。
【0004】前記従来の自動選局装置は、以下に述べる
ような動作を行う。
【0005】受信モード時においては、マイコン制御部
9は、局発段7の局部発振周波数を、希望する受信信号
周波数に対応した周波数に固定させているもので、アン
テナで受信された前記受信信号は、RF段1で増幅さ
れ、変換段2で中間周波信号に変換され、IF段3で中
間周波増幅され、復調段4で復調される。次いで、マル
チプレクサ5でオーディオステレオ信号に再生された
後、AF段6で増幅されてスピーカ(図示なし)等によ
って放声されるものである。
【0006】シークモード時においては、マイコン制御
部9は、局発段7の局部発振周波数を、適宜の周波数
(例えば、当該周波数帯域内の最低周波数または最高周
波数)から周波数掃引を行い、前記周波数掃引により、
アンテナで受信された受信信号を順次受信するようにし
ている。このとき、前記周波数掃引によってIF段3か
らSメータ出力が送出され、Sメータ検出段8が一定レ
ベル以上の前記Sメータ出力を検出して、その検出出力
がマイコン制御部9に供給されると、マイコン制御部9
は、前記周波数掃引を直ちに停止し、局発段7の局部発
振周波数を当該周波数に固定するようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前述のように、前記従
来の自動選局装置においては、シークモード時において
は、一定電界強度以上の受信周波数信号が、一定レベル
以上のSメータ出力として検知されると、直ちに当該受
信周波数信号を受信するようにオートチューニングされ
るものである。
【0008】ところで、前記従来の自動選局装置のよう
に、一定電界強度以上の受信周波数信号の検知を、Sメ
ータ出力レベルだけを用いて行っているものにおいて
は、アンテナやRF段1等に大きな電界強度のノイズ信
号が連続的に誘導された場合に、当該誘導ノイズ信号に
応じてSメータ出力レベルも一定値以上になるため、自
動選局装置は当該誘導ノイズ信号にオートチューニング
されてしまうという問題点を有するものであった。
【0009】本考案は、このような問題点を解消するた
めに考案されたもので、その目的は、Sメータ出力のレ
ベルが一定値以上あっても、連続的なノイズ信号にオー
トチューニングされず、本来の放送受信信号だけにオー
トチューニングされる自動選局装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本考案は、中間周波回路からのSメーター出力を用
いて順次受信信号のオートチューニングを行なうチュー
ナの自動選局装置において、受信信号中の復調出力のゼ
ロクロス点をカウントするゼロクロスカウンタと、前記
ゼロクロスカウンタのカウンタ出力及び前記Sメーター
出力が供給されてオートチューニング電圧を発生する制
御部とを設け、前記制御部は、前記Sメーター出力が所
定レベル以上であるときに、前記カウンタ出力の所定時
間内の変動分を検出し、検出した前記変動分が一定値以
下であればノイズ信号であると判断して、前記受信信号
を周波数スキップするオートチューニング電圧を発生す
ようにした第1の手段を備えている。
【0011】また、前記目的の達成のために、本考案
は、中間周波回路からのSメーター出力を用いて順次受
信信号のオートチューニングを行なうチューナの自動選
局装置において、受信信号中の復調出力のゼロクロス点
をカウントするゼロクロスカウンタと、前記復調出力を
積分する積分回路及びその積分出力をデジタル信号に変
換するアナログ・デジタル変換回路と、前記ゼロクロス
カウンタのカウンタ出力と前記アナログ・デジタル変換
回路と前記Sメーター出力がそれぞれ供給され、オート
チューニング電圧を発生する制御部とを設け、前記制御
部は、前記Sメーター出力が所定レベル以上である場合
に、前記カウンタ出力の所定時間内の変動分及び前記デ
ジタル信号の平均レベルをそれぞれ検出し、検出した前
記変動分及び前記平均レベルがそれぞれ一定値以下であ
るときにノイズ信号であると判断して、前記受信信号を
周波数スキップするオートチューニング電圧を発生する
第2の手段を備えている。
【0012】
【作用】本考案は、放送受信信号とノイズ信号とを比較
したとき、前者の信号波形は比較的周期性に乏しいもの
である(時間的に見て、周波数やレベルが種々変動す
る)のに対して、後者の信号波形は周期性を有する(時
間的に見て、周波数やレベルがほぼ一定である)もので
あるとの知見を基にしているもので、復調信号に対して
一定時間間隔で、同時間、数回に渡ってゼロクロス点の
カウント、または、ゼロクロス点のカウント及びレベル
の平均化を行い、その結果、前記カウント値が各回毎に
ほぼ同じであるか、または、前記カウント値が各回毎に
ほぼ同じであり、かつ、前記平均化されたレベルが各回
毎にほぼ同じであるときには、前記復調信号がノイズ信
号であるとの判断を行っており、一方、それ以外のとき
には、前記復調信号が放送受信信号であるとの判断を行
っているものである。
【0013】前記第1の手段によれば、シークモード時
おいて、Sメーター検出部は、中間周波回路からのS
メーター出力が一定レベル以上であるか否かを検出し、
それが一定レベル以上のときには検出出力をマイコン制
御部に供給する。また、ゼロクロスカウンタは、受信信
号中の復調出力に対してゼロクロス点のカウントを一定
時間間隔に所定時間の間複数回にわたって行い、各回毎
カウント数をマイコン制御部に供給する。
【0014】マイコン制御部は、始めに、前記検出出力
を受けると、直ちに局部発振周波数の掃引を停止するよ
うなオートチューニング電圧を発生し、次いで、前記各
回毎のカウント数の比較を行う。このとき、マイコン制
御部は、前記比較において、前記カウント数が各回とも
ほぼ等しいと判定したと現在受信中の信号がノイズ
信号であると判断して、一旦停止した局部発振周波数の
掃引を再開するようなオートチューニング電圧を発生
し、一方、前記カウント数が各回毎に異なっていると判
定したとき、現在受信中の信号が放送信号であると判断
して、前記受信中の信号を続いて受信するオートチュー
ニング電圧を発生し続ける
【0015】前記第2の手段によれば、シークモード時
おいて、Sメーター検出部は、中間周波回路からのS
メーター出力が一定レベル以上であるか否かを検出し、
それが一定レベル以上のときには検出出力をマイコン制
御部に供給する。また、ゼロクロスカウンタは、受信信
号中の復調出力に対してゼロクロス点のカウントを一定
時間間隔に所定時間の間複数回にわたって行い、各回毎
カウント数をマイコン制御部に供給する。さらに、積
分回路は、前記復調出力に対するレベルの平均化を一定
時間間隔に所定時間の間複数回にわたって行い、アナロ
グ・デジタル変換回路は、得られた復調出力の平均化レ
ベルをデジタル信号に変換してマイコン制御部に供給す
る。
【0016】マイコン制御部は、始めに、前記検出出力
を受けると、直ちに局部発振周波数の掃引を停止するよ
うなオートチューニング電圧を発生し、次いで、前記各
回毎のカウント数の比較及び前記各回毎の平均化レベル
の比較をそれぞれ行う。このとき、マイコン制御部は、
前記比較において、前記カウント数が各回ともほぼ等し
く、かつ、前記平均化レベルが各回ともほぼ等しいと判
定したと現在受信中の信号がノイズ信号である
して、一旦停止した局部発振周波数の掃引を再開する
ようなオートチューニング電圧を発生し、一方、前記カ
ウント数が各回毎に異なっているか、または、前記平均
化レベルが各回毎に異なっていると判定したとき、現在
受信中の信号が放送信号であると判断して、前記受信中
の信号を続いて受信するオートチューニング電圧を発生
し続ける
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0018】図1は、本考案に係わる自動選局装置の第
1の実施例を示すブロック構成図である。
【0019】図1に示すように、この第1の実施例は、
図3に示された構成において、マルチプレクサ5とマイ
コン制御部9との間にゼロクロスカウンタ10を付加し
たもので、このゼロクロスカウンタ10は、オーディオ
ステレオ信号のゼロクロス点を一定単位時間間隔で所定
時間複数回にわたってカウントし、各カウント毎に
カウント値をマイコン制御部9に供給するものである。
なお、図1において、図3に示された構成要素と同じ構
成要素については同じ符号を付け、それらの構成要素の
説明は省略している。
【0020】本実施例の装置は、以下に述べるような動
作を行う。
【0021】受信モード時においては、前記従来の自動
選局装置と全く同様の動作を行うもので、マイコン制御
部9は、局発段7の局部発振周波数を、希望する受信信
号周波数に対応した周波数に固定させており、アンテナ
で受信された前記受信信号は、RF段1で増幅され、変
換段2で中間周波信号に変換され、IF段3で中間周波
増幅され、復調段4で復調される。次いで、マルチプレ
クサ5でオーディオステレオ信号に再生された後、AF
段6で増幅されてスピーカ(図示なし)等によって放声
される。
【0022】受信された放送信号とノイズ信号とを比べ
たとき、一般に、放送信号は、時間的に周波数やレベル
が時々刻々変動する比較的周期性に乏しいものであるの
に対して、ノイズ信号は、時間的に周波数やレベルがほ
ぼ一定であって比較的周期性を有しているものである。
本考案は、このような知見を基にして、第1の実施例及
び以下に述べるような第2の実施例を得ているものであ
る。 即ち、シークモード時においては、マイコン制御部
9は、局発段7の局部発振周波数を、適宜の周波数(例
えば、当該周波数帯域内の最低周波数または最高周波
数)から周波数掃引を行い、この周波数掃引により、ア
ンテナで受信された受信信号を順次受信する。このと
き、前記周波数掃引によってIF段3からSメータ
力が送出されると、Sメーター検出段8は前記Sメー
ター出力のうち一定レベル以上のものの検出を行って
られた検出出力マイコン制御部9に供給る。これと
同時に、前記周波数掃引にってマルチプレクサ5の出
力にオーディオステレオ信号を含む信号成分が送出され
ると、ゼロクロスカウンタ10は、一定単位時間間隔
で、所定時間、複数回にわたって前記信号成分のゼロク
ロス点を検出してその検出回数をカウントし、各回数毎
カウント値をマイコン制御部9に供給する
【0023】このとき、マイコン制御部9は、Sメータ
検出段8からの検出出力供給されると、前記周波数
掃引を直ちに停止させるオートチューニング電圧を局発
段7に供給し、局発段7の局部発振周波数をそれまでの
周波数に固定する。また、ゼロクロスカウンタ10から
供給された各回毎のカウント値を順次比較する
【0024】マイコン制御部9は、その比較の結果、前
供給された各回毎のカウント値がほぼ等しいと判定
したとき、現在受信中の受信信号がノイズ信号である
判断し、前記周波数掃引を再開させるオートチューニン
グ電圧を局発段7に供給し、局発段7の局部発振周波数
をさらに掃引して、再び受信信号を順次受信するように
動作させる。一方、マイコン制御部9は、前記比較の結
果、前記供給された各回毎のカウント値がそれぞれ
なっていると判定したとき、現在受信中の受信信号が放
送信号であると判断し、前記周波数掃引を引き続いて停
止させるオートチューニング電圧を局発段7に供給し、
局発段7の局部発振周波数を固定状態にして、自動選局
装置の動作を受信モードに移行させるものである。
【0025】このように、第1の実施例によれば、シー
クモードから受信モードに移行する際、シークモード時
おいて、一定レベル以上のSメーター出力が得られた
場合に、オーディオステレオ信号を含む信号成分のゼロ
クロス点を、一定単位時間間隔で、所定時間、複数回
わたってカウントし、各回毎のカウント値がそれぞれ
異なるときに限って、現在受信中の受信信号が放送信号
であると判断して受信モードに移行するようにしている
ので、自動選局装置の受信時に得られた信号成分の中の
放送信号のみに正確にオートチューニングさせることが
できる。
【0026】次に、図2は、本考案に係わる自動選局装
置の第2の実施例を示すブロック構成図である。
【0027】図2に示すように、この第2の実施例は、
図1に示された第1の実施例の構成において、マルチプ
レクサ5とマイコン制御部9との間に、積分回路11と
アナログ・デジタル変換器(A/D)12とを従属接続
した回路をゼロクロスカウンタ10に並列的に接続して
いるもので、この積分回路11は、オーディオステレオ
信号を積分してレベルを平均化し、得られた平均化レベ
ルをアナログ・デジタル変換器12に供給し、アナログ
・デジタル変換器12は、供給された平均化レベルをデ
ジタル信号に変換してマイコン制御部9に供給するもの
である。なお、図2において、図1に示された構成要素
と同じ構成要素については同じ符号を付け、それらの構
成要素の説明は省略している。
【0028】本実施例の装置は、以下に述べるような動
作を行う。
【0029】受信モード時においては、第1の実施例及
び前記従来の自動選局装置と全く同じ動作を行うもの
で、マイコン制御部9は、局発段7の局部発振周波数
を、希望する受信信号周波数に対応した周波数に固定さ
せており、アンテナで受信された前記受信信号は、RF
段1で増幅され、変換段2で中間周波信号に変換され、
IF段3で中間周波増幅され、復調段4で復調される。
次いで、マルチプレクサ5でオーディオステレオ信号に
再生された後、AF段6で増幅されてスピーカ(図示な
し)等によって放声される。
【0030】シークモード時においては、マイコン制御
部9は、第1の実施例と同様に、局発段7の局部発振周
波数を、適宜の周波数から周波数掃引を行い、この周波
数掃引により、アンテナで受信された受信信号を順次受
信する。このとき、前記周波数掃引によってIF段3か
らSメータ出力が送出されると、Sメータ検出段8
前記Sメータ出力のうち一定レベル以上のものの
検出を行って得られた検出出力マイコン制御部9に供
る。これと同時に、前記周波数掃引にってマルチ
プレクサ5の出力にオーディオステレオ信号を含む信号
成分が送出されると、ゼロクロスカウンタ10は、一定
単位時間間隔で、所定時間、複数回にわたって前記信号
成分のゼロクロス点を検出してその検出回数をカウント
し、各回数毎のカウント値をマイコン制御部9に供給
し、また、積分回路11は、一定単位時間間隔で、所定
時間、複数回にわたって前記オーディオステレオ信号を
含む信号成分のレベルの平均化を行い、アナログ・デジ
タル変換器12は積分回路11から供給された各回数
毎の平均化レベルをデジタル信号に変換し、得られたデ
ジタル信号をマイコン制御部9に供給する
【0031】このとき、マイコン制御部9は、Sメータ
検出段8からの検出出力供給されると、前記周波数
掃引を直ちに停止させるオートチューニング電圧を局発
段7に供給し、局発段7の局部発振周波数をそれまでの
周波数に固定する。また、マイコン制御部9は、ゼロク
ロスカウンタ10から供給された各回毎のカウント値
を順次比較し、さらに、アナログ・デジタル変換器12
から供給された各回数毎の平均化レベルのデジタル値を
順次比較する
【0032】マイコン制御部9は、れらの比較の結
果、前記供給された各回毎のカウント値がほぼ等し
く、かつ、前記供給された各回毎の平均化レベルのデ
ジタル値がほぼ等しいと判定したとき、現在受信中の受
信信号がノイズ信号である判断し、前記周波数掃引を
再開させるオートチューニング電圧を局発段7に供給
し、局発段7の局部発振周波数をさらに掃引して、再び
受信信号を順次受信するように動作させる。一方、マイ
コン制御部9は、前記比較の結果、前記供給された各回
毎のカウント値がそれぞれ異なっているか、及び/
たは、前記供給された各回毎の平均化レベルのデジタ
ル値がそれぞれ異なっていると判定したとき現在受信
中の受信信号が放送信号であると判断し、前記周波数掃
引を引き続いて停止させるオートチューニング電圧を局
発段7に供給し、局発段7の局部発振周波数を固定状態
にして、自動選局装置の動作を受信モードに移行させる
ものである。
【0033】このように、第2の実施例によれば、シー
クモードから受信モードに移行する際、シークモード時
おいて、一定レベル以上のSメーター出力が得られた
場合に、オーディオステレオ信号を含む信号成分のゼロ
クロス点を、一定単位時間間隔で、所定時間、複数回
わたってカウントし、各回毎のカウント値がそれぞれ
異なるとき、及び/または、前記供給された各回毎の
平均化レベルのデジタル値がそれぞれ異なるときに限っ
て、現在受信中の受信信号が放送信号であると判断して
受信モードに移行するようにしているので、第1の実施
例に比べてより高精度で自動選局装置の受信時に得られ
た信号成分の中の放送信号のみに正確にオートチューニ
ングさせることができる。
【0034】前記第1及び第2の実施例において、前記
ゼロクロス点のカウント及び前記レベルの平均化が行わ
れる一定単位時間間隔の所定時間(1回の時間)は、例
えば、100msec程度に選ぶのが好適である。しか
るに、本考案におけるその1回の時間、100mse
c程度である場合に限られるものではなく、自動選局装
置の置かれる状態によって適宜選択できるものである。
【0035】前記第1及び第2の実施例において、前記
ゼロクロス点のカウント及び前記レベルの平均化を行な
う回数は、3回程度に選べば良好な判断を行なうことが
できる。しかるに、本考案におけるその回数3回
に限られるものではなく、自動選局装置の置かれる状
態によって適宜その回数を増加させることができるもの
である。
【0036】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シークモードから受信モードへの移行に際して、シーク
モード時に、一定レベル以上のSメータ出力が得られた
場合に、オーディオ信号成分のゼロクロス点のカウント
を一定時間間隔で、所定時間、複数回行い、この複数回
のカウント値がそれぞれ異なるときに限って、現在受信
中の受信信号が放送信号であると判断して前記受信モー
ドへの移行を行うようにしているので、誘導ノイズ信号
にオートチューニングされず、放送受信信号のみに正確
にオートチューニングできるという効果を奏する。
【0037】また、本考案によれば、シークモードから
受信モードへの移行に際して、シークモード時に、一定
レベル以上のSメータ出力が得られた場合に、オーディ
オ信号成分のゼロクロス点のカウント及びレベルの平均
化をそれぞれ一定時間間隔で、所定時間、複数回行い、
これら複数回のカウント値及び平均化レベルを示すディ
ジタル値がそれぞれ異なるときに限って、現在受信中の
受信信号が放送信号であると判断して前記受信モードへ
の移行を行うようにしているので、さらに高精度をもっ
て誘導ノイズ信号にオートチューニングされることな
く、放送受信信号のみに正確にオートチューニングでき
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動選局装置の第1の実施例を示
すブロック構成図である。
【図2】本考案に係る自動選局装置の第2の実施例を示
すブロック構成図である。
【図3】従来の自動選局装置の1例を示すブロック構成
図である。
【符号の説明】
1 無線周波段(RF段) 2 周波数変換段(変換段) 3 中間周波段(IF段) 4 復調段 5 ステレオ信号復調用マルチプレクサ 6 オーディオ周波段(AF段) 7 局部発振段(局発段) 8 Sメータ検出段 9 マイクロコンピュータ(マイコン)制御部 10 ゼロクロスカウンタ 11 積分回路 12 アナログ・ディジタル(A/D)変換器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間周波回路からのSメーター出力を用
    いて順次受信信号のオートチューニングを行なうチュー
    ナの自動選局装置において、受信信号中の復調出力のゼ
    ロクロス点をカウントするゼロクロスカウンタと、前記
    ゼロクロスカウンタのカウンタ出力及び前記Sメーター
    出力が供給されてオートチューニング電圧を発生する制
    御部とを設け、前記制御部は、前記Sメーター出力が所
    定レベル以上であるときに、前記カウンタ出力の所定時
    間内の変動分を検出し、検出した前記変動分が一定値以
    下であればノイズ信号であると判断して、前記受信信号
    を周波数スキップするオートチューニング電圧を発生す
    ことを特徴とするチューナの自動選局装置。
  2. 【請求項2】 中間周波回路からのSメーター出力を用
    いて順次受信信号のオートチューニングを行なうチュー
    ナの自動選局装置において、受信信号中の復調出力のゼ
    ロクロス点をカウントするゼロクロスカウンタと、前記
    復調出力を積分する積分回路及びその積分出力をデジタ
    ル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前記
    ゼロクロスカウンタのカウンタ出力と前記アナログ・デ
    ジタル変換回路と前記Sメーター出力がそれぞれ供給さ
    れ、オートチューニング電圧を発生する制御部とを設
    け、前記制御部は、前記Sメーター出力が所定レベル以
    上である場合に、前記カウンタ出力の所定時間内の変動
    分及び前記デジタル信号の平均レベルをそれぞれ検出
    し、検出した前記変動分及び前記平均レベルがそれぞれ
    一定値以下であるときにノイズ信号であると判断して、
    前記受信信号を周波数スキップするオートチューニング
    電圧を発生することを特徴とするチューナの自動選局装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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