JPH0631781Y2 - 多重放送受信機 - Google Patents

多重放送受信機

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JPH0631781Y2
JPH0631781Y2 JP14984189U JP14984189U JPH0631781Y2 JP H0631781 Y2 JPH0631781 Y2 JP H0631781Y2 JP 14984189 U JP14984189 U JP 14984189U JP 14984189 U JP14984189 U JP 14984189U JP H0631781 Y2 JPH0631781 Y2 JP H0631781Y2
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JP
Japan
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channel
tuning
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electric field
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JP14984189U
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JPH0390130U (ja
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欣毅 芳賀
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、RDS(Radio Data System)受信機などの
多重放送受信機にかかるものであり、特に、その受信同
調制御方式の改良に関するものである。
[従来の技術] 多重放送,例えばRDSでは、通常の放送信号に非可聴
のディジタル信号が重畳して伝送されており、このディ
ジタル信号を受信機で取り出して解読することによっ
て、プログラムチェーンの識別,プログラムチェーンの
名称,プログラムタイプの識別,交通情報識別等を行な
うことができるようになっている。
例えば、第4図に示すように、チャンネルAの放送とチ
ャンネルBの放送とがプログラムチェーン(同一の放送
内容)となっており、各チャンネルのサービスエリアは
各々PA,PBであるとする。ここで、RDS受信機を
カーラジオとして搭載した自動車10が軌跡Qで示すよ
うに移動するものとする。
すると、RDS受信機では、最初にチャンネルAが受信
されるが、このチャンネルAに多重されているディジタ
ル信号からプログラムチェーンの関係にあるチャンネル
Bが識別される。そして、自動車10がサービスエリア
PAからPBに移動するのに伴って、RDS受信機で
は、チャンネルAから電界強度が強いチャンネルBが受
信されるようになる。すなわち、同一の放送内容であっ
て、最も電界強度の放送チャンネルを受信するように、
同調制御が行なわれる。
ところで、このような場合の従来の同調制御手法として
は、(1)受信中の放送の電界強度が所定のレベル以下に
なった場合に他の放送チャンネルのサーチを開始し、
(2)他の放送の電界強度が所定のレベル以上であればそ
の放送チャンネルを受信するという方法がある。
また、チャンネルの切り換えを、受信機の聴取者に看取
されることなく自然に行なうために、受信している放送
の変調の深さを判定し、無音状態となったときにチャン
ネル切り換えの動作を行なうようにしたものもある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、以上のような従来技術では、次のような
不都合がある。まず、最初の技術では、受信している放
送の信号レベルが所定のレベル以下となるまでチャンネ
ル切り換えが行なわれないため、受信信号の電界が相当
弱くなるまでチャンネル切り換えが行なわれないという
不都合がある。次にもう一つの従来技術では、無音状態
がない限りチャンネル切り換えが行なわれないので、受
信信号の電界が弱くなっていてもチャンネル切り換えが
行なわれない場合がある。別言すれば、無音状態は必ず
しも頻繁にあるわけではないので、受信信号が弱くても
チャンネル切り換えが行なわれず、より強い電界の放送
を受信することが困難となる。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、無音状態
がないような場合であっても、強い電界強度の放送チャ
ンネルを自動的に受信して、常に良好な受信状態を維持
することができる多重放送受信機を提供することを、そ
の目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、受信放送に多重化されているプログラムチェ
ーンに関する情報を利用して、受信放送と同一のプログ
ラムの他の放送のチャンネルをサーチする多重放送受信
機において、受信放送の電界強度に対する第1の比較レ
ベル及びこれよりも低い第2の比較レベルを各々有し、
受信放送の電界強度が前記第1及び第2の比較レベルの
間にあるときは,無音状態の場合にのみ前記サーチを行
ない,受信放送の電界強度が前記第2の比較レベル以下
の場合には,無音状態の有無に関係なく前記サーチを行
なう同調コントローラを備えたことを特徴とするもので
ある。
[作用] 本考案によれば、受信している放送の電界強度が、第1
の比較レベルよりも低い第2の比較レベル以下となった
場合には、無音状態の有無に関係なく他の放送チャンネ
ルのサーチが行なわれる。
これによって、無音状態がなくても、電界強度が弱い現
在の受信チャンネルから電界強度の強い他のチャンネル
への切換が行なわれる。
[実施例] 以下、本考案にかかる多重放送受信機の一実施例につい
て、添付図面を参照しながら説明する。第1図には、本
実施例の主要構成が示されている。同図において、アン
テナ12によって受信された放送電波信号は、チューナ
14に入力されるようになっている。このチューナ14
の音声信号出力側は、一方において出力端子16に接続
されており、他方において変調レベル検波回路18の入
力側に接続されている。
次に、変調レベル検波回路18の出力側は、同調コント
ローラ20の無音検出部22の入力側に接続されてい
る。また、チューナ14の同調指示電圧(Sメータ指示
電圧)出力側は、タイマー部26の出力側とともに比較
部28の入力側に接続されており、比較部28の出力側
は、無音検出部22の出力側とともに同調周波数制御部
30の入力側に接続されている。そして、この同調周波
数制御部30の出力側は、上述したチューナ14の制御
入力側に接続されている。
以上の各部のうち、チューナ14における同調周波数
は、同調周波数制御部30の指示に基づいて設定される
ようになっている。このチューナ14から出力される同
調指示電圧,いわゆるSメータ電圧は、同調周波数の電
波の電界強度に略比例する電圧である。また、無音検出
部22は、変調レベル検波回路18の出力に基づいて再
生音声中の無音状態を検出するものである。
次に、タイマー部26は、後述するように所定の計時を
行なうものであり、比較部28は、後述する比較レベル
VR1,VR2(VR1>VR2)と同調指示電圧とを
比較するものである。更に、同調周波数制御部30は、
かかる比較部28と無音検出部22との出力に基づい
て、同調周波数を制御するものである。
次に、以上のような構成の同調コントローラ20は、次
の第1表に示す条件で、チューナ14の同調周波数制御
を行なうものである。
次に、以上のような実施例の動作について、第4図に示
しした自動車10の移動の場合を例として説明する。な
お、第2図には、同調コントローラ20の動作のフロー
チャートが示されており、第3図には、チャンネルA,
Bの各同調指示電圧の変化,チューナ14における受信
チャンネルが示されている。なお、本実施例ではチュー
ナは一つしか設けられていないので、チャンネルA,B
の両方の同調指示電圧を一度に得ることはできないので
あるが、説明の便宜上図示することとする。
まず、自動車10は、第4図に示すようにチャンネルA
のサービスエリアPAからチャンネルBのサービスエリ
アPBに軌跡Qに沿って移動する。同図の斜線部分は、
双方のサービスエリアPA,PBの重なった領域であ
る。このため、第3図(A)に示すように、チャンネルA
の同調指示電圧VAは全体として徐々に低下し、チャン
ネルBの同調指示電圧VBは全体として徐々に増大す
る。同図中の比較レベルVR1,VR2は、受信電波の
電界強度の強弱を判定するためのもので、あらかじめ適
宜の値に設定されている。
最初、自動車10のカーラジオ聴取者は、チャンネルA
に同調を行なう。このとき、チャンネルAの受信電波に
含まれている情報が解読されて、同一プログラムの放送
がチャンネルBで行なわれていることがあらかじめ同調
周波数制御部30に把握されている。同調コントローラ
20では、チャンネルAの同調指示電圧VAが検出され
(第2図ステップSA参照)、同図に示す動作、すなわ
ち第1表に示す条件が満たされるか否かのチェックが繰
り返し行なわれる。
例えば、第3図の時刻TAにおいて同調指示電圧VAの
チェックが比較部28で行なわれたとする。時刻TBで
VA<VR1の状態が5秒経過したとタイマー部26の
計時によって比較部28で判断されたときは(ステップ
SB)、その旨が比較部28から同調周波数制御部30
に入力される。同調周波数制御部30では、無音検出部
22の出力に基づいて無音状態にあるか否かがチェック
される(ステップSC)。その結果、無音状態でないと
判断されると、同調周波数制御部30ではサーチが行な
われず、受信チャンネルはAのままとなる(第3図(C)
参照)。
次に、時刻TC〜TDでも同様の動作が行なわれる。こ
こで、無音状態であるとすると、同調周波数制御部30
によってサーチが行なわれ(ステップSD,第3図(C)
参照)、チューナ14によってチャンネルBが受信され
る。チャンネルBの同調指示電圧VBは、比較部28で
比較レベルVR1と比較される(ステップSE)。第3
図の例では、VB<VR1であってレベルが低いので、
同調周波数制御部30によって再びチャンネルAを受信
するようにチューナ14の制御が行なわれる(ステップ
SF,第3図(C)参照)。
次に、自動車10が、更にチャンネルAのサービスエリ
アPAからチャンネルBのサービスエリアPBに移動す
ると、第3図(A),(B)に示すように、チャンネルAの同
調指示電圧VAは更に低下し、チャンネルBの同調指示
電圧VBは上昇するようになる。そして、時刻TE〜T
Fで、比較部28においてVA〜VR2の状態が5秒間
続いたと判断されたときには(ステップSG)、更に前
回のチェック時から5秒が経過しているか否かが判断さ
れる(ステップSH)。
その結果、前回から5秒以上が経過していると判断され
たときには、その旨が同調周波数制御部30に入力さ
れ、無音状態の有無に関係なくサーチが行なわれてチャ
ンネルBの受信が行なわれる(ステップSI,第3図
(C)参照)。そして、チャンネルBの同調指示電圧VB
が比較レベルVR2と比較部28で比較される(ステッ
プSJ参照)。第3図の例では、VB<VR2であるか
ら、同調周波数制御部30によって再びチャンネルAを
受信するようにチューナ14の同調制御が行なわれる
(ステップSK,第3図(C)参照)。
時刻TG〜THでも同様の動作が行なわれる。この場合
には、VB>VR2であるから、チャンネルBがそのま
ま受信されることになる(ステッップSJ,第3図(C)
参照)。
以上のように、チャンネルAの同調指示電圧VAが比較
レベルVR1,VR2の間にあるときは、無音状態の場
合にのみ他のチャンネルのサーチが行なわれる。また、
チャンネルAの同調指示電圧VAが比較レベルVR2以
下の状態が所定時間続くときは、無音状態の有無に関係
なく所定の時間経過(ステップSHに相当)毎に他のチ
ャンネルのサーチが行なわれる。
従って、本実施例によれば、次のような効果がある。
(1)同調しているチャンネルのレベルが第2のレベル以
上にある場合には、従来と同様に無音状態で聴取者に看
取されることなく電界強度の強いチャンネルへの切換を
行なうことができる。
(2)また、第2のレベル以下の場合には、無音状態の有
無に関係なくサーチが行なわれるので、無音状態がない
ために電界強度の低いチャンネルへの移行が行なわれな
いという従来の不都合が解消する。
(3)更に、第2のレベル以下の場合に、所定時間の経過
を条件としサーチが行なわれるので、サーチが頻繁に行
なわれて聴取者が放送内容を聞き取ることができないと
いうような不都合が防止される。
(4)受信チャンネルの同調指示電圧と比較レベルとの比
較を、一定の時間経過を条件に行なっているので、瞬間
的な電界強度の低下によって不要なサーチが行なわれる
など不都合が防止される。
(5)複数のチューナを使用するなどの複雑な装置を用い
ることなく、容易に実現できる。
なお、本考案は、何ら上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、回路構成は、同様の作用を奏するように
種々設計変更可能であり、それらのものも本考案に含ま
れる。その他、同調コントローラ20を、マイクロコン
ピュータを用いてソフト的に実現することもできる。こ
の場合に、同調コントローラに対する同調指示電圧入力
は、マイクロコンピュータのアナログ電圧入力ポートを
利用してもよいし、外部に設けた比較手段から比較結果
のみをマイクロコンピュータに取込むようにしてもよ
い。
前記実施例では、同調指示電圧と比較レベルとの比較時
間(ステップSB,SG),チェック間隔時間(ステッ
プSH)をいずれも5秒としたが、必要に応じて適宜変
更してよく、また、両者を一致させる必要もない。
更に、前記実施例は、本考案をRDS受信機に対して適
用したものであるが、RDS以外の多重放送に対して適
用することを妨げるものではない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、比較的高い第1
の比較レベルと、比較的低い第2の比較レベルを設定
し、第1の比較レベルに対しては従来と同様の無音状態
によるサーチを行ない、第2の比較レベルに対しては無
音状態に関係なくサーチを行なうこととしたので、無音
状態がないような場合であっても、強い電界強度の放送
チャンネルを自動的に受信して、常に良好な受信状態を
維持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は前記
実施例の動作を示すフローチャート、第3図は前記実施
例における同調指示電圧の変化例を示すタイムチャー
ト、第4図はRDSの適用例を示す説明図である。 10……自動車、14……チューナ、18……変調レベ
ル検波回路、20……同調コントローラ、22……無音
検出部、26……タイマー部、28……比較部、30…
…同調周波数制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信放送に多重化されているプログラムチ
    ェーンに関する情報を利用して、受信放送と同一のプロ
    グラムの他の放送のチャンネルをサーチする多重放送受
    信機において、 受信放送の電界強度に対する第1の比較レベル及びこれ
    よりも低い第2の比較レベルを各々有し、受信放送の電
    界強度が前記第1及び第2の比較レベルの間にあるとき
    は,無音状態の場合にのみ前記サーチを行ない,受信放
    送の電界強度が前記第2の比較レベル以下の場合には,
    無音状態の有無に関係なく前記サーチを行なう同調コン
    トローラを備えたことを特徴とする多重放送受信機。
JP14984189U 1989-12-26 1989-12-26 多重放送受信機 Expired - Lifetime JPH0631781Y2 (ja)

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