JPH0424663Y2 - - Google Patents

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JPH0424663Y2
JPH0424663Y2 JP1987036521U JP3652187U JPH0424663Y2 JP H0424663 Y2 JPH0424663 Y2 JP H0424663Y2 JP 1987036521 U JP1987036521 U JP 1987036521U JP 3652187 U JP3652187 U JP 3652187U JP H0424663 Y2 JPH0424663 Y2 JP H0424663Y2
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muting
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、シンセサイザ方式AM/FMチユ
ーナを有するラジオ受信機、一対のシンセサイザ
チユーナを具備した2デツキタイプのダブルカセ
ツトデープレコーダなどに適用して好適なミユー
テイング制御回路に関する。
[従来の技術] シンセサイザ方式AM/FMチユーナを有する
ラジオ受信機などでは、選局中の不要な雑音出力
をミユートするため、チユーナの復調出力にミユ
ーテイング制御回路が設けられている。
この音声ミユーテングは一般に、第4図A,B
に示すように、ある放送局AとBとの間を選局周
波数が掃引しているあいだ、連続的に復調出力を
ミユーテイングするようにしたものである。
従つて、周波数1によつて放送局Aが受信さ
れ、周波数7によつてこれに隣接する放送局Bが
受信されたものとした場合、第4図Cに示すよう
に放送局AからBまでの間連続して音声ミユーテ
イングがかかるようになつている。
このようなミユーテイングの他に、最近では間
欠ミユート方式のミユーテイング制御回路が開発
されている。
これは第4図Dに示すように、掃引周波数i
(iは正数)を受信するごとに極く僅かな期間
TMだけ、ミユートを解除するようにしたもので
ある。
こうすることによつて、掃引周波数ごと、つま
り局間周波数Δ(周波数変化の最小単位で、AM
放送では9KHz、FM放送では100KHz)ごとにノ
イズ音が放音されるため、掃引状況を的確に把握
することができるようになる。すなわち、音をも
つて選局中であることが容易に確認できるように
なされている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このような間欠ミユート方式を採用
し、しかもチユーナとしてシンセサイザ方式の電
子チユーナを使用したミユーテイング制御回路に
おいては、局間ミユーテイングの時間が一定に制
御されているため選局時間がかかるという欠点を
有する。
これは次のような理由に基づく。
すなわち、チユーナに対して周波数掃引のため
に送出される選局信号は局間周波数ごとにアツプ
もしくはダウンするような周波数掃引制御信号で
ある。そして、この選局信号によつて局部発振器
用のVCOを制御するPLLがロツクするまでの時
間(過渡応答時間)は、ロツク周波数によつて相
違することが知られている。
これは、選局電圧に対する局部発振周波数
(VCOの出力周波数)の変化がノンリニア特性で
あるために生ずるものである。
そのため、この過渡応答時間の平均的な時間を
ミユーテイング期間として設定すると、ある放送
局ではミユーテイング期間が終了してもまだ
PLLがロツクしないことが起り得る。そのよう
な場合は、局部発振周波数が安定しない状態でミ
ユーテイングが解除されてしまうため異音(いわ
ゆるポツプノイズ)が放音され、却つて耳障りと
なつてしまう。
そのため、従来ではこの異音の発生をなくすた
め、最大の過渡応答時間よりもさらに長い期間を
ミユーテイング期間に設定していることが多い。
しかし、このようにミユーテイング期間を過渡
応答時間よりも十分な長さに設定することは、ミ
ユーテイングを解除したタイミングから再び選局
用の掃引を開始するように構成されたシンセサイ
ザ方式のチユーナを使用する場合、掃引時間がか
かり、選局時間を短縮することができない。
そこで、この考案ではこのような問題点を構成
簡単に解決したものであつて、異音の発生を効果
的に抑えながら、選局時間の短縮を図つたミユー
テイング制御回路を提案するものである。
[問題点を解決するための技術的手段] 上述の問題点を解決するため、この考案におい
ては、局間周波数ごとに音声ミユーテイングを一
時的に解除しながら周波数掃引を行なうようにし
た間欠ミユート方式のミユーテイング制御回路に
おいて、 局部発振器を周波数制御するPLLと、これに
選局制御信号を供給する制御用マイクロコンピユ
ータと、復調出力をミユーテイングする音声ミユ
ーテイング回路とを有する。
そして、PLLからの周波数ロツク状態を示す
ロツク信号が制御用マイクロコンピユータに取り
込まれ、このロツク信号が入力したタイミングに
より、一定期間上記音声ミユーテイング回路を制
御することによつて、音声ミユートを一時的に解
除するようにしたことを特徴とするものである。
[作用] ロツク信号が検出されると、そのタイミングに
ミユーテイングが解除される。ミユーテイングが
解除されてから一定の時間が経過すると、制御用
マイクロコンピユータには掃引指示信号が供給さ
れる。これに同期してPLLには次の制御信号(i
→i+1とするための周波数掃引信号)が送出さ
れる。
このようにPLLがロツクすると直ちにミユー
テイングが解除されるから、異音が発生すること
はない。また、十分な過渡応答時間を待たずにミ
ユーテイングが解除されるから、次の選局信号を
速かに送出することができる。
[実施例] 続いて、この考案に係るミユーテイング制御回
路の一例を、シンセサイザチユーナを有するダブ
ルカセツトテープレコーダに設けられた受信装置
に適用した場合につき、第1図以下を参照して詳
細に説明する。
第1図において、1は受信装置のうち、特に
AM受信機を便宜的に示す。
2は高周波増幅回路、10はチユーナ、3は中
間周波数増幅回路、4は検波回路、5は低周波ア
ンプそして、6はスピーカである。
ミユーテイング制御回路の一部としても機能す
るチユーナ10はVCOで構成された局部発振器
11を有し、これにはPLL20からその制御4
が供給される。局部発振信号はミキサ12におい
て放送信号と周波数混合されて、所定の中間周波
信号に変換される。
PLL20にはコントローラ13から選局信号
が送出される。コントローラ13は装置全体のシ
ステムをコントロールするためにも使用される関
係で、マイクロコンピユータが使用される。
コントローラ13にはキー操作部14からの各
種のモード指示信号が供給されると共に、表示部
15に対して必要な表示信号が送出されて、受信
周波数、プリセツト番号、現時刻などが表示され
る。
検波回路4の後段にはその復調出力をミユーテ
イングする音声ミユーテイング回路30が接続さ
れ、この音声ミユーテイング回路30はコントロ
ーラ13からの指令に基づいて制御される。
第2図はPLL20の一例を示す。これは周知
のように、VCO11の局部発振信号を受けるプ
ログラマブルデバイダ21を有し、その分周出力
と基準発振器23からの出力とが、位相比較器2
2において位相比較され、その位相比較出力がロ
ーパスフイルタ24を介してVCO11に供給さ
れることによつて、周波数制御される。
この考案においては、PLL20のロツク状態
を検出するため、ローパスフイルタ24の出力が
ロツク検出回路25に供給される。
PLL20はローパスフイルタ24のDCレベル
が所定のレベル(例えば、零レベル)となるまで
周波数制御される。所定レベルとは掃引周波数に
対応した局部発振周波数となつたときに得られる
出力レベルで、このときPLL20は完全に周波
数ロツクした状態にある。
そこで、ロツク検出回路25ではこの周波数ロ
ツク状態を検出する。具体的には、DCレベルが
検出される。所定のDCレベルのとき得られるロ
ツク信号はコントローラ13に取り込まれ、これ
によつてコントローラ13ではロツク状態を判断
する。
コントローラ13からは選局信号の送出時点か
らミユーテイング制御信号が音声ミユーテイング
回路30に供給される。そして、ロツク信号の検
出によつてミユーテイングが解除される。所定の
時間が経過すると、再びミユーテイング状態に復
帰する。
このようなミユーテイングのコントロールはコ
ントローラ13に内蔵された制御プログラムによ
つて行なわれる。
第3図はこのミユーテイング制御プログラムの
一例を示すフローチヤートである。
まず、選局ボタンを押して選局がスタートする
とミユーテイングが開始され、これによつて
PLL20に対する掃引信号(選局信号)が出力
され(ステツプ41,42)、続いてPLL20のロツ
ク状態が判別される。PLL20側からロツク信
号が検出されると、ミユーテイングが解除(ミユ
ーテイングオフ)され、この解除状態のとき選局
ボタンのオン状態がチエツクされ、選局ボタンが
押されていないときには、このミユーテイングル
ーチンが終了する(ステツプ43〜46)。
しかし、選局ボタンがさらに継続して押されて
いるときには、ステツプ47に移行して、ミユーテ
イング解除時間tが検出される。解除してから所
定の時間(この例では、120msec)が経過する
と、ミユーテイングモードに再び復帰する(ステ
ツプ41)。
このように、PLL20がロツクしてから所定
の時間tの間だけミユーテイングが解除されるこ
とになる。この動作は掃引周波数が変更される都
度実行される。
なお、上述ではローパスフイルタ24の出力を
利用してPLL20のロツク状態を検出したが、
位相比較器22の出力を使用してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、
PLL20のロツク状態を検出し、このロツクに
同期してミユーテイングを解除するようにしたか
ら、異音を発生させることがない。従つて、耳障
りな音が放音されるようなことはない。
しかも、夫々の過渡応答時間の長短に対応して
ミユーテイングを開始することができるから、
PLL20がロツクしているにも拘らず、ミユー
テイングが開始されないようなことがなくなる。
その結果、全体としてみた場合、選局時間の短縮
を図ることができる。
従つて、この考案では上述したような一対のシ
ンセサイザチユーナを具備した受信装置を有する
ダブルカセツトデープレコーダなどの音声ミユー
テイング系に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るミユーテイング制御回
路の一例を示す受信装置、第2図はPLLの系統
図、第3図はミユーテイング制御動作の一例を示
すフローチヤート、第4図は従来のミユーテイン
グ動作を説明する波形図である。 1……受信装置、10……チユーナ、13……
コントローラ、20……PLL、30……音声ミ
ユーテイング回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 局間周波数ごとに音声ミユーテイングを一時
    的に解除しながら周波数掃引を行なうようにし
    た間欠ミユート方式のミユーテイング制御回路
    において、 局部発振器を周波数制御するPLLと、 これに選局信号を供給する制御用マイクロコ
    ンピユータと、 復調出力をミユーテイングする音声ミユーテ
    イング回路とを有し、 上記PLLからの周波数ロツク状態を示すロ
    ツク信号が制御用マイクロコンピユータに取り
    込まれ、このロツク信号が入力したタイミング
    により、一定期間上記音声ミユーテイング回路
    を制御することによつて、音声ミユートを一時
    的に解除するようにしたことを特徴とするミユ
    ーテイング制御回路。 (2) 上記音声ミユーテイング一時解除時間は、ほ
    ぼ120msecに選定されてなることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のミユーテ
    イング制御回路。
JP1987036521U 1987-03-12 1987-03-12 Expired JPH0424663Y2 (ja)

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JP1987036521U JPH0424663Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815336A (ja) * 1981-07-20 1983-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ラジオ受信機

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