JP2009049954A - 受信装置および受信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 受信機1は、例えば、RDS放送受信機であり、AFサーチ中のミュート動作に特徴を有している。チューナ2は、LOW−IFのワンチップタイプのチューナであり、RDSのAFサーチはAFの受信環境により、適切なヘテロダイン方式を選択する。上側ヘテロダイン方式の受信環境情報の取得動作と、下側ヘテロダイン方式の受信環境情報の取得動作との間に、ミュート解除を行い、元の局の放送電波を受信処理する。これにより、AFサーチに伴うミュート時間を短縮し、音質劣化を抑えることができる。
【選択図】 図2
Description
RDS は、欧州で普及した車載ラジオの標準機能であり、放送局名や歌の情報など、ユーザーが聴いているラジオ番組に関する情報を提供し、必要に応じて交通情報やニュースなどの番組へ自動的に切り替えることができる。
そのため、切り換え候補先の放送電波を上側ヘテロダイン方式にて得た中間周波数信号だけでなく、下側ヘテロダイン方式にて得た中間周波数信号についても受信環境を確認し、より良好なヘテロダイン方式に切り換えを行うということが考えられている。
しかしながら、この場合に、上側および下側のヘテロダイン方式にて得た双方の中間周波数信号についての受信環境を一括取得して判断しようとすると、連続したミュート時間が長くなる。すなわち、放送電波に応じた音声出力が行われない連続時間が長くなる。そのため、音の途切れが聴覚的に認識され易くなり、それが音質劣化の要因となるという問題がある。
ここで、前記制御手段は、前記第2の受信電波から上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号についての第1の前記評価動作と、前記第2の受信電波から下側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号についての第2の前記評価動作とを、前記ミュート動作を解除して前記第1の受信電波に対応した前記中間周波数信号に応じた音声出力を行わせるミュート解除期間を間に設けて個別に行い、前記第1の評価動作および前記第2の評価動作の結果に基づいて前記第2の受信電波へ切り換えるか否かを判断し、前記第2の受信電波に切り換えると判断した場合に、前記第2の受信電波から前記上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号と前記第2の受信電波から前記下側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号とのうち評価が良好な前記中間周波数信号が前記音声出力手段に出力されるように制御する手段である。
また、前記制御手段が、ミュート動作を行わせている間に、前記第2の受信電波から下側ヘテロダインにて得た前記中間周波数信号についての第2の前記評価動作を行う。
このとき、前記制御手段は、前記第1の評価動作と前記第2の評価動作との間に、前記ミュート動作を解除して前記第1の受信電波に対応した前記中間周波数信号に応じた音声出力を行わせるミュート解除期間を設ける。
そして、前記制御手段が、前記第1の評価動作および前記第2の評価動作の結果に基づいて、前記第2の受信電波へ切り換えるか否かを判断する。
本発明の受信装置では、前記第1の評価動作と前記第2の評価動作との間にミュート動作の解除期間を設けることで、これらの動作を連続して行う場合に比べて、連続したミュート時間を短縮できる。これにより、受信電波に応じた音声出力が連続して行われない時間を短くでき、音の途切れが聴覚的に認識され難くなり、音質を向上できる。
これより、第1の受信電波から第2の受信電波に切り換えるまでの時間を短縮でき、受信状態が不良の第1の受信電波を受信処理する時間を短縮できる。
これにより、不要な評価動作を少なくでき、処理時間を短縮できる。
こおで、前記制御工程は、前記第2の受信電波から上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号についての第1の前記評価動作と、前記第2の受信電波から下側ヘテロダインにて得た前記中間周波数信号についての第2の前記評価動作とを、前記ミュート動作を解除して前記第1の受信電波に対応した前記中間周波数信号に応じた音声出力を行わせるミュート解除期間を間に設けて個別に行い、前記第1の評価動作および前記第2の評価動作の結果に基づいて、前記第2の受信電波へ切り換えるか否かを判断し、前記第2の受信電波に切り換えると判断した場合に、前記第2の受信電波から前記上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号と前記第2の受信電波から前記下側ヘテロダインにて得た前記中間周波数信号とのうち評価が良好な前記中間周波数信号に応じて前記音声出力が行われるように制御する工程である。
本発明の受信方法では、前述した本発明の受信装置と同様に、前記第1の評価動作と前記第2の評価動作との間にミュート動作の解除期間を設けることで、これらの動作を連続して行う場合に比べて、1回のミュート時間を短縮できる。
図1は、本発明の実施形態に係る受信機1の構成図である。
図1に示すように、受信機1は、例えば、チューナ2、スピーカ4およびマイクロコンピュータ6を有する。
受信機1は、例えば、RDS(Radio Data System)放送用受信機であり、AFサーチ中のミュート動作に特徴を有している。チューナ2は、LOW−IF(Intermediate Frequency)のワンチップタイプであり、RDSのAFサーチにおいて、その受信環境に応じて上側ヘテロダイン方式および下側ヘテロダイン方式のうち適切なヘテロダイン方式を選択する。
このとき、AFサーチのミュート時間内に、上側および下側のヘテロダイン方式にて得た中間周波数信号に基づいて受信環境情報を取得する必要があるが、受信機1では、上側ヘテロダイン方式についての受信環境情報の取得動作と、下側ヘテロダイン方式についての受信環境情報の取得動作との間に、ミュート解除期間を設けている。そして、このミュート解除期間内に、元の放送局の放送電波を受信処理する。これにより、AFサーチに伴う1回のミュート動作の時間を短縮し、可聴される音質劣化を抑えている。
チューナ2は、上述したように、LOW−IFのワンチップタイプであり、少ない部品点数で構成される。
なお、周波数変換回路11で生成された中間周波数信号S11を基にその値がカウントされ、中間周波数カウント値IFCとなる。ここで、この中間周波数カウント値IFCは、受信した放送電波S9と同調周波数信号S13との誤差を示している。
このとき、デコーダ19は、検波信号S17に含まれるRDS変調信号をデコードし、そのデコード結果を示すRDS信号S19bを制御回路31に出力する。
すなわち、制御回路31は、以下に示すように、AFサーチの動作を制御する。
図2〜図4は、受信機1のAFサーチ動作例を説明するためのフローチャートである。
受信機1によるAFサーチ動作は、受信状態が比較的良い場合に採用される分割取得モードと、受信状態が悪い場合に採用される一括取得モードとがある。
分割取得モードは、上側ヘテロダイン方式についての受信環境評価動作と下側ヘテロダイン方式についての受信環境評価動作との間にミュート解除期間を設けるモードである。分割取得モードは、ある程度良好な受信環境において1回のミュート期間を短縮して音質劣化を抑制する場合に有効である。
一方、一括取得モードは、上側ヘテロダイン方式についての受信環境評価動作と下側ヘテロダイン方式についての受信環境評価動作との間にミュート解除期間を設けずに、これらの動作を連続して行うモードである。一括取得モードは、不良な受信環境において、より早いタイミングで他の放送局からの放送電波に切り換える必要がある場合に有効である。
ステップST13(図2)〜ステップST29(図3)が分割取得モードに対応している。また、ステップST31〜ST40(図4)が一括取得モードに対応している。
マイクロコンピュータ6は、制御回路31から入力した受信電界強度に基づいて、現在使用している放送電波(RF信号)の受信環境が、同調周波数切り換えのための受信環境条件を満たしているかを判断する(ステップST11)。
ここで、当該受信環境条件は、例えば、受信した放送電波の品質が、適切な音声出力が困難な程度に悪いことを判断する指標となる各種の項目を基に予め決定されている。当該各種の項目としては、電界強度、SQ(Signal Quality)、中間周波数カウント値IFCについては、予め決められたしきい値との比較結果が用いられる。
マイクロコンピュータ6は、現在の受信環境が、所定の基準より良い場合に分割取得モードを選択し、悪い場合に一括取得モードを選択する。当該所定の基準としては、予め実験により、分割取得モードと一括取得モードとの何れで切り換えを行うことが適しているかを受信強度等を基に決定した基準を用いる。
マイクロコンピュータ6は、分割取得モードを選択した場合にステップST13に進み、一括取得モードを選択した場合に図4に示すステップST31に進む(ステップST12)。
マイクロコンピュータ6は、制御回路31を介して、ミューティング回路29にミュート動作指示信号S31aを出力する。ミューティング回路29は、当該ミュート動作指示信号S31aにより、ミュート信号S29を生成し、これをスピーカ4に出力する(ステップST13)。
また、マイクロコンピュータ6は、制御回路31を介して、局発振回路13を制御して、切り換え候補先の局の放送電波の上側ヘテロダイン方式の同調周波数への切り換え指示を出力する(ステップST13)。
局発振回路13は、上記切り替え指示に基づいて、切り換え候補先の局の放送電波の上側ヘテロダイン方式の同調周波数信号S13を生成し、これを周波数変換回路11に出力する。
これにより、周波数変換回路11が、切り換え候補先の局の放送電波の上側ヘテロダイン方式にて中間周波数信号S11を生成する。
具体的には、制御回路31は、例えば、周波数変換回路11が出力する中間周波数信号S11に基づいて、そのSQ(Signal Quality)や、中間周波数カウント値(IFC)等の情報を上記受信環境情報として生成あるいは取得する。
また、制御回路31は、電界強度回路21から入力した受信電界強度信号S21が示す受信電界強度を上記受信環境情報として取得する。
制御回路31は、マイクロコンピュータ6からの要求に応じて、切り換え候補先の局の放送電波の上記上側ヘテロダイン方式にて取得した受信環境情報S31cをマイクロコンピュータ6に出力する(ステップST14)。
当該所定基準は、例えば、切り換え候補先の局の放送電波の上記上側ヘテロダイン方式にて得た信号が、次の下側ヘテロダイン方式にて得た信号を確認する価値がある程度の品質等を有しているかを判断する各種の項目を示している。当該項目としては、電界強度について予め決められたしきい値との比較結果などが用いられる。なお、電界強度以外に、SQ(Signal Quality)や、中間周波数カウント値(IFC)等についてのしきい値との比較結果を用いる場合もある。
マイクロコンピュータ6は、上記所定の基準を満たさないと判断した場合に、元の周波数に切り換えて、ミュートを解除する(ステップST41)。その後、ステップST13に戻る。
局発振回路13は、上記切り替え指示に基づいて、元の局の放送電波のヘテロダイン方式の同調周波数信号S13を生成し、これを周波数変換回路11に出力する。
これにより、周波数変換回路11が、元の局の放送電波のヘテロダイン方式にて中間周波数信号S11を生成する。
また、マイクロコンピュータ6は、制御回路31を介してミューティング回路29にミュート解除指示を出力する(ステップST16)。これにより、元の局の中間周波数信号S11に対応してデコーダ19で生成された音声信号S19aに応じた音声出力がスピーカ4でなされる。
このように、受信機1では、切り換え候補先の局の放送電波の下側ヘテロダイン方式により得た中間周波数信号を基にした適格性の評価と、切り換え候補先の局の放送電波の下側ヘテロダイン方式により得た中間周波数信号を基に下適格性の評価とを連続して行うのではなく、これらの間にミュート解除期間を設けている。これにより、1回のミュート時間を短縮している。
また、マイクロコンピュータ6は、制御回路31を介して、局発振回路13を制御して、切り換え候補先の局の放送電波の下側ヘテロダイン方式の同調周波数への切り換え指示を出力する(ステップST18)。
局発振回路13は、上記切り替え指示に基づいて、切り換え候補先の局の放送電波の下側ヘテロダイン方式の同調周波数信号S13を生成し、これを周波数変換回路11に出力する。
これにより、周波数変換回路11が、切り換え候補先の局の放送電波の下側ヘテロダイン方式にて中間周波数信号S11を生成する。
制御回路31は、マイクロコンピュータ6からの要求に応じて、切り換え候補先の局の放送電波の上記下側ヘテロダイン方式にて取得した受信環境情報S31cをマイクロコンピュータ6に出力する(ステップST19)。
当該所定基準は、例えば、切り換え候補先の局の放送電波の上記下側ヘテロダイン方式にて得た信号が、音声出力した場合にある程度の品質等を有しているかを判断する各種の項目を示している。ステップST20で用いる所定基準は、例えば、ステップST15で用いる所定基準と同じでよい。
マイクロコンピュータ6は、上記所定の基準を満たさないと判断した場合に、元の周波数に切り換えて、ミュートを解除する(ステップST41)。その後、ステップST13に戻る。
局発振回路13は、上記切り替え指示に基づいて、元の局の放送電波のヘテロダイン方式の同調周波数信号S13を生成し、これを周波数変換回路11に出力する。
これにより、周波数変換回路11が、元の局の放送電波のヘテロダイン方式にて中間周波数信号S11を生成する。
また、マイクロコンピュータ6は、制御回路31を介してミューティング回路29にミュート解除指示を出力する(ステップST21)。これにより、元の局の中間周波数信号S11に対応してデコーダ19で生成された音声信号S19aに応じた音声出力がスピーカ4でなされる。
マイクロコンピュータ6は、上記所定基準を満たさないと判断した場合に、元の周波数に切り換えて、ミュートを解除する(ステップST41)。その後、ステップST13に戻る。
マイクロコンピュータ6は、上記所定基準を満たさないと判断した場合に、元の周波数に切り換えて、ミュートを解除する(ステップST41)。その後、ステップST13に戻る。このようにステップST23で選択した受信環境情報に対応した切り換え候補先の局の放送電波のヘテロダイン方式について再度、受信環境を評価することで、受信電波の切り換えをより高い信頼性で行うことができる。
マイクロコンピュータ6は、必要なRDS情報を取得できたと判断すると、ステップST26で切り換えた後の放送電波を継続して受信し、ミュートを解除する(ステップST29)。これより、ステップST26で切り換えた後の放送電波のヘテロダイン方式により得られた中間周波数信号に応じた音声出力が行われる。
一方、マイクロコンピュータ6は、AF切り換えモード等に必要なRDS情報を取得できなかったと判断すると、元の周波数に切り換えて、ミュートを解除する(ステップST41)。
マイクロコンピュータ6は、制御回路31を介して、ミューティング回路29にミュート動作指示信号S31aを出力する。ミューティング回路29は、当該ミュート動作指示信号S31aにより、ミュート信号S29を生成し、これをスピーカ4に出力する(ステップST31)。
また、マイクロコンピュータ6は、制御回路31を介して、局発振回路13を制御して、切り換え候補先の局の放送電波の上側ヘテロダイン方式の同調周波数への切り換え指示を出力する(ステップST31)。
局発振回路13は、上記切り替え指示に基づいて、切り換え候補先の局の放送電波の上側ヘテロダイン方式の同調周波数信号S13を生成し、これを周波数変換回路11に出力する。これにより、周波数変換回路11が、切り換え候補先の局の放送電波の上側ヘテロダイン方式にて中間周波数信号S11を生成する。
制御回路31は、上記上側ヘテロダイン方式にて得た中間周波数信号S11に基づいて、切り換え候補先の局の放送電波の受信環境情報を取得する(ステップST31)。
マイクロコンピュータ6は、上記所定の基準を満たさないと判断した場合に、元の周波数に切り換えて、ミュートを解除する(ステップST51)。その後、ステップST31に戻る。
マイクロコンピュータ6は、その後、一定時間経過後(ステップST34)、再びステップS35,ST36において、前述したステップST31,ST32と同様の処理を繰り返す。
マイクロコンピュータ6は、必要なRDS情報を取得できたと判断すると、ステップST35で最適と判断した放送電波を継続して受信し、ミュートを解除する(ステップS38)。これより、ステップST35で最適と判断した後の放送電波のヘテロダイン方式により得られた中間周波数信号に応じた音声出力が行われる。
一方、マイクロコンピュータ6は、AF切り換えモード等に必要なRDS情報を取得できなかったと判断すると、元の周波数に切り換えて、ミュートを解除する(ステップST51)。
図5および図6は、受信機1におけるARサーチ動作の一例を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
図5および図6では、受信機1において、A局からの放送電波を受信中に、切り換え候補先であるB局からの放送電波の受信環境を確認した後に、C局からの放送電波の受信環境を確認して当該C局からの放送電波の上側ヘテロダイン方式に切り換える場合を示している。
図5(A),図6(A)は局発振回路13が周波数変換回路11に出力する同調周波数信号S13を示し、図5(B),図6(B)は制御回路31とマイクロコンピュータ6との間で入出力されるデータを示し、図5(C),図6(C)は制御回路31からミューティング回路29に出力されるミュート指示信号S31aを示し、図5(D),図6(D)はスピーカ4からの音声出力を示している。
そして、制御回路31が、マイクロコンピュータ6からの制御信号S6に基づいてミュート指示信号S31aをローレベルに切り換える(タイミングt12)。これにより、ミューティング回路29が、ミュート信号をスピーカ4に出力し、ミュート動作が開始する。
また、制御回路31が、制御信号S6に基づいて、B局の放送電波の上側ヘテロダイン方式への切り換えを指示する制御信号S31bを局発振回路13に出力する。局発振回路13は、制御信号S31bに基づいて、B局の放送電波の上側ヘテロダイン方式に対応した同調周波数信号S13を周波数変換回路11に出力させる。これにより、周波数変換回路11において、上側ヘテロダイン方式の中間周波数信号S11が生成される(タイミングt13〜t14)。
この間に、制御回路31が、当該B局の上側ヘテロダイン方式にて得た中間周波数信号について、受信電界強度、SQ、IFC等の受信環境情報を取得する(タイミングt13〜t14、ステップST14)。
制御回路31は、当該要求に応じて、B局の放送電波の上側ヘテロダイン方式にて上記取得した受信環境情報をマイクロコンピュータ6に出力する(タイミングt16)。
図5に示す例では、マイクロコンピュータ6は、B局の放送電波の上側ヘテロダイン方式にて上記取得した受信環境情報を基に、B局が局切り換えのための所定基準を満たしていないと判断し(図2に示すステップST15)、元の周波数に切り換える(ステップST41)。また、制御回路31が、ミュート指示信号S31aをハイレベルに切り換える(タイミングt17)。これにより、ミュート動作が解除され、A局の放送電波に対応してデコーダ19から入力した音声出力信号S19に応じた音声がスピーカ4から出力される(タイミングt18〜t22)。
そして、制御回路31が、制御信号S6に基づいてミュート指示信号S31aをローレベルに切り換える(タイミングt22)。これにより、ミューティング回路29が、ミュート信号をスピーカ4に出力し、ミュート動作が開始する。
この間に、制御回路31が、当該C局の上側ヘテロダイン方式について、受信電界強度、SQ、IFC等の受信環境情報を取得する(タイミングt23〜t24、ステップST14)。
制御回路31は、当該要求に応じて、C局の放送電波の上側ヘテロダイン方式にて上記取得した受信環境情報をマイクロコンピュータ6に出力する(タイミングt26)。
図5に示す例では、マイクロコンピュータ6は、C局の放送電波の上側ヘテロダイン方式にて上記取得した受信環境情報を基に、C局が局切り換えのための所定基準を満たしていると判断し(図2に示すステップST15)、元の周波数に切り換える(ステップST16)。また、制御回路31が、ミュート指示信号S31aをハイレベルに切り換える(タイミングt27)。これにより、ミュート動作が解除され、A局の放送電波に対応してデコーダ19から入力した音声出力信号S19に応じた音声がスピーカ4から出力される(タイミングt28〜t32)。
そして、制御回路31が、制御信号S6に基づいてミュート指示信号S31aをローレベルに切り換える(タイミングt32)。これにより、ミューティング回路29が、ミュート信号をスピーカ4に出力し、ミュート動作が開始する。
この間に、制御回路31が、当該C局の下側ヘテロダイン方式にて、受信電界強度、SQ、IFC等の受信環境情報を取得する(タイミングt33〜t34、ステップST19)。
制御回路31は、当該要求に応じて、C局の放送電波の下側ヘテロダイン方式にて上記取得した受信環境情報をマイクロコンピュータ6に出力する(タイミングt36)。
図5に示す例では、マイクロコンピュータ6は、C局の放送電波の下側ヘテロダイン方式にて上記取得した受信環境情報を基に、C局が局切り換えのための所定基準を満たしていると判断し(図2に示すステップST20)、元の周波数に切り換える(ステップST21)。また、制御回路31が、ミュート指示信号S31aをハイレベルに切り換える(タイミングt37)。これにより、ミュート動作が解除され、A局の放送電波に対応してデコーダ19から入力した音声出力信号S19に応じた音声がスピーカ4から出力される(タイミングt38〜t42)。
そして、本実施形態では、マイクロコンピュータ6は、上記選択した受信環境情報が、所定基準を満たしていると判断する(ステップST24)。
マイクロコンピュータ6は、例えば、図5に示すタイミングt38(A局の放送電波による音声出力を開始して)から一定時間経過後に、マイクロコンピュータ6が制御回路31に、ミュート動作、並びにステップST23で選択した切り換え候補先のC局の放送電波の選択したヘテロダイン方式への切り換えを指示する制御信号S6を出力する(タイミングt41〜t42、ステップST26)。
また、制御回路31が、制御信号S6に基づいて、C局の放送電波の選択したヘテロダイン方式への切り換えを指示する制御信号S31bを局発振回路13に出力する。局発振回路13は、制御信号S31bに基づいて、C局の放送電波の選択したヘテロダイン方式に対応した同調周波数信号S13を周波数変換回路11に出力させる。これにより、周波数変換回路11において、C局の選択したヘテロダイン方式にて中間周波数信号S11が生成される(タイミングt43〜)。
この間に、制御回路31が、当該C局の選択したヘテロダイン方式について、受信電界強度、SQ、IFC等の受信環境情報を取得する(ステップST26)。
制御回路31は、当該要求に応じて、C局の放送電波の選択したヘテロダイン方式について上記取得した受信環境情報をマイクロコンピュータ6に出力する(タイミングt45,t47)。
図6に示す例では、マイクロコンピュータ6は、C局の放送電波の選択したヘテロダイン方式について上記取得した受信環境情報を基に、C局が局切り換えのための所定基準を満たしていると判断し(図2に示すステップST27)、そのままC局の放送電波の選択したヘテロダイン方式の周波数の中間周波数信号S11を生成する。
また、制御回路31が、ミュート指示信号S31aをハイレベルに切り換える(タイミングt27)。これにより、ミュート動作が解除され、C局の放送電波の選択したヘテロダイン方式に対応してデコーダ19から入力した音声出力信号S19に応じた音声がスピーカ4から出力される(タイミングt50〜)。
具体的には、上記動作を一括して行うと最大約13msあったミュート時間が、受信機1では、最大7msとなり、大幅に短縮できる。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、図2に示すように、上側ヘテロダイン方式の受信環境確認の後に下側ヘテロダイン方式の受信環境確認を行ったが、これらを逆の順序で行ってもよい。
2…チューナ
9…アンテナ
11…周波数変換回路
13…局発振回路
15…中間周波数増幅回路
17…検波回路
19…デコーダ
21…電界強度回路
29…ミューティング回路
31…制御回路
4…スピーカ
6…マイクロコンピュータ
Claims (4)
- 受信処理を行う受信電波を第1の受信電波から第2の受信電波に所定の条件で切り換える受信装置において、
受信電波からヘテロダイン方式にて中間周波数信号を生成する周波数変換手段と、
前記周波数変換手段が生成した前記中間周波数信号に応じた音声出力を行う音声出力手段と、
前記音声出力手段にミュート動作を行わせている間に前記周波数変換手段が生成した前記第2の受信電波の前記中間周波数信号を基に前記第2の受信電波の受信環境を評価する評価動作を行い、当該評価動作の結果に基づいて、前記第2の受信電波へ切り換えるか否かを判断する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、前記第2の受信電波から上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号についての第1の前記評価動作と、前記第2の受信電波から下側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号についての第2の前記評価動作とを、前記ミュート動作を解除して前記第1の受信電波に対応した前記中間周波数信号に応じた音声出力を行わせるミュート解除期間を間に設けて個別に行い、前記第1の評価動作および前記第2の評価動作の結果に基づいて前記第2の受信電波へ切り換えるか否かを判断し、前記第2の受信電波に切り換えると判断した場合に、前記第2の受信電波から前記上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号と前記第2の受信電波から前記下側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号とのうち評価が良好な前記中間周波数信号が前記音声出力手段に出力されるように制御する手段である、
ことを特徴とする受信装置。 - 前記制御手段は、
前記第1の受信電波の受信環境が第1の所定の基準より低い場合に、
前記第1の評価動作と前記第2の評価動作とを、前記ミュート動作を解除せずに連続して行う手段である、
ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。 - 前記制御手段は、
前記第1の評価動作および前記第2の評価動作のうち先に実行した一方の前記評価動作において前記評価動作の結果が第2の所定の基準を満たさない場合に、他方の前記評価動作を行わずに、再び前記一方の評価動作に戻る手段である、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受信装置。 - 受信処理を行う受信電波を第1の受信電波から第2の受信電波に所定の条件で切り換える受信方法において、
受信電波からヘテロダイン方式で中間周波数信号を生成する周波数変換工程と、
前記周波数変換工程で生成した前記中間周波数信号に応じた音声出力を行う音声出力工程と、
前記音声出力においてミュート動作を行わせている間に前記周波数変換工程で生成した前記第2の受信電波の前記中間周波数信号を基に前記第2の受信電波の受信環境を評価する評価動作を行い、当該評価動作の結果に基づいて、前記第2の受信電波へ切り換えるか否かを判断する制御工程と
を有し、
前記制御工程は、前記第2の受信電波から上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号についての第1の前記評価動作と、前記第2の受信電波から下側ヘテロダインにて得た前記中間周波数信号についての第2の前記評価動作とを、前記ミュート動作を解除して前記第1の受信電波に対応した前記中間周波数信号に応じた音声出力を行わせるミュート解除期間を間に設けて個別に行い、前記第1の評価動作および前記第2の評価動作の結果に基づいて、前記第2の受信電波へ切り換えるか否かを判断し、前記第2の受信電波に切り換えると判断した場合に、前記第2の受信電波から前記上側ヘテロダイン方式にて得た前記中間周波数信号と前記第2の受信電波から前記下側ヘテロダインにて得た前記中間周波数信号とのうち評価が良好な前記中間周波数信号に応じて前記音声出力が行われるように制御する工程である、
ことを特徴とする受信方法。
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