JP4837151B2 - ラジオ放送受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、受信帯域の幅が中間周波数より広く、受信帯域の異なる周波数を独立に受信する2つのチューナを有するラジオ放送受信装置に関する。
従来、例えば、メインとサブの2つのチューナを用い、それぞれが同一の受信帯域で異なる周波数の放送局を独立して受信するラジオ放送受信装置が知られている。
ラジオ放送受信装置で受信した放送信号は、フロントエンドにある局部発振器の発振周波数(局部発振周波数fLOC)を調整することにより同調が行なわれる。
局部発振器で受信信号の周波数fがどれだけ下げられるかは、周波数が局部発振周波数fLOCより高いか低いかに依存する。いずれの場合も、中間周波数fIFは、fIF=│f−fLOC│となる。したがって、中間周波数fIFになる可能性のある周波数は、f=fLOC+fIFと、f=fLOC−fIFの2つがある。前者を上側局部発振周波数、後者を下側局部発振周波数という。
ところで、中間周波数fIFが受信帯域の幅(上端周波数−下端周波数)より小さい場合、2つのチューナで別々の放送局を同じ受信帯域内で受信しようとすると、以下の問題が発生する。すなわち、上側局部発振周波数、下側局部発振周波数にかかわらず、一方のチューナの局部発振周波数が他方のチューナの受信周波数に一致するか、同調の変更時に他方のチューナの受信周波数を横切るため、干渉によって他方のチューナにノイズが混入し、受信性能が低下する。
例えば、図7に示されるように、受信帯域幅を76MHz〜90Mz、中間周波数fIFを10.7MHzとし、一方のチューナでの受信周波数を89.4MHzとした場合、上側局部発振周波数(上側局発)は、89.4+10.7=100.1MHzで帯域外になるが、下側局部発振周波数(下側局発)は、89.4−10.7=78.7MHzで帯域内となり、他方のチューナで同じ受信帯域の放送局を受信しようとした場合、上記した局部発振周波数の妨害を受けてしまう。
これに対し、従来、特許文献1には、一方のチューナの局部発振周波数が他方のチューナの受信周波数に干渉することを防止するために、一方のチューナのある受信周波数における局部発振信号とその高調波が他方のチューナの受信周波数に一致する場合には、他方のチューナでその周波数での受信を停止する技術が開示されている。
特開平1−132968号公報
しかしながら上記した特許文献1に開示された技術によれば、他方のチューナで受信を継続することはできず、このため、メインとサブの2つのチューナからなるダブルチューナが本来持つ性能を発揮できないという課題がある。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、局部発振周波数による他方のチューナへの干渉を未然に防ぎ、メインとサブの両チューナによる受信の継続を実現するラジオ放送受信装置を提供することを目的とする。
この発明に係るラジオ放送受信装置は、受信帯域の幅が中間周波数より広く、前記中間周波数の2倍以下であって、前記受信帯域の異なる周波数を独立に受信する2つのチューナを有するラジオ放送受信装置において、受信帯域の上端周波数から中間周波数を減算して得られる第3の周波数領域と、受信帯域の下端周波数へ中間周波数を加算して得られる第3の周波数領域と、第1の周波数領域と第1の周波数領域が重複する第2の周波数領域とに分離して管理する制御部とを備えたものである。
この発明によれば、局部発振周波数を状況に応じて切替えることにより、中間周波数が受信帯域の幅より小さい場合でも一方の局部発振周波数が他方のチューナに干渉することなく、また、高周波スイッチにより同調変更の際の過渡状態も含めて干渉をなくすことができるため、両方のチューナによる放送受信の継続を実現することが可能になる。
この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置のフロントエンド部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の制御部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の受信帯域と局部発振周波数との関係を示した図である。 この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の同調変更時の状態遷移を示した図である。 ラジオ放送受信装置の受信帯域と局部発振周波数との関係の一例を示した図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るラジオ放送受信装置の構成を示すブロック図である。ここではラジオ放送受信装置として、例えば、選局中の放送局名やその放送で再生中の曲名を表示可能な、特に、欧州で普及しているRDS(Radio Data System)受信機を例示している。
図1によれば、ラジオ放送受信装置は、ラジオアンテナ1と、アンテナ分配器2と、PIN(p-intrinsic-n)ダイオード3、4と、メインチューナ5と、サブチューナ6と、RDSデコーダ7と、AD(Analog-Digital)コンバータ8と、検波器9と、オーディオ処理回路10と、DA(Digital-Analog)コンバータ11と、オーディオ出力部12と、制御部13と、操作部14と、表示部15と、により構成される。
上記構成において、ラジオアンテナ1により受信された放送電波は、アンテナ分配器2に入力される。アンテナ分配器2は、アンテナ入力を2系統に分配し、それぞれ、メインチューナ5とサブチューナ6に出力する。なお、アンテナ分配器2の出力である放送電波は、高周波スイッチとして動作するPINダイオード3、4にも出力される。PINダイオード3、4は、いずれも一端がアンテナ分配器2とメインチューナ5(サブチューナ6)が内蔵するフロントエンド部との間に接続され、他端が接地されており、ON(短絡)させることにより、メインチューナ5(サブチューナ6)の局部発振器の漏れを吸収することができる。メインチューナ5は、中間周波数を出力でき、サブチューナ6は、検波音声を出力できる。
メインチューナ5、およびサブチューナ6が内蔵するRF(Radio Frequency)フロントエンド部50の構成が図2に示されている。
RFフロントエンド部50は、局部発振周波数を変更して同調を行う部分であって、PLL(Phase Locked Loop)51と、局部発振器52と、同調回路53と、混合器54とを含む。ラジオアンテナ1、アンテナ分配器2経由で受信された電波は、受信信号として同調回路53に入力され、PLL回路51経由、局部発振器52で生成される波形(局部発振周波数)と混合器54でミキシングされ、中間周波数信号(fIF)が生成される。PLL51は、周知のように、チューナの持つ基準周波数と受信周波数とのずれを補正するために、ずれの大きさだけ局部発振周波数を変化させる周波数制御回路である。
なお、同調回路53の入力端にはPINダイオード3(4)が接続されており、局部発振器52、混合器54、同調回路53経由で発生し、他方のチューナ6(5)の受信周波数に干渉する局部発振信号の漏れ(図中、矢印表記)は、このPINダイオード3(4)により吸収される。
説明を図1に戻す。RDSデコーダ7は、受信信号に含まれる音声信号以外のデータをデコードし、例えば、マイクロプロセッサが実装される制御部13に転送する。
制御部13は、例えば、図5に示されるように、受信帯域を、受信帯域の上端周波数から中間周波数を減算して得られる第3の周波数を含む第3の周波数領域(III)と、受信帯域の下端周波数へ中間周波数を加算して得られる第1の周波数を含む第1の周波数領域(I)と、第1の周波数領域と第3の周波数領域が重複する第2の周波数領域(II)とに分離して管理し、RFフロントエンド部50により、周波数領域を跨いだ同調の変更が行われた場合、選局周波数が第3の周波数より大きい場合にはRFフロントエンド部50を制御して上側局部発振周波数に、第1の周波数より小さい場合にはフロントエンド部50を制御して下側局部発振周波数に切替える制御を行う。また、制御部13は、メインチューナ5とサブチューナ6のアンテナ端とRFフロントエンド部50との間に接続される、一端が接地された高周波スイッチ(PINダイオード3、4)を、上側局部発振周波数、又は下側局部発振周波数の切替えに連動して制御する。詳細は、図3を用いて後述する。
なお、ADコンバータ8は、メインチューナ5(RFフロントエンド部50)からのfIF信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、検波器9は、音声信号や信号強度を検出し、オーディオ処理回路10は、音量やトーンコントロール等の調整を行い、DAコンバータ11は、オーディオ処理回路10から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換してアンプやスピーカ駆動系を含むオーディオ出力部12へ供給するもので、これらコンポーネントはいずれもDSP(Digital Signal Processor)内に実装される。
操作部14は、選局等のユーザ指示を制御部13に伝達するキースイッチであり、表示部15は、サブチューナ6のRDS情報を表示する、例えば、LCD(Liquid Crystal Display Device)で構成される表示モニタである。
図3は、この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の制御部13の構成を示すブロック図である。
図3によれば、制御部13は、周波数領域該当演算部131と、PLL受信周波数設定演算部132と、チューナ基本設定・オーディオ処理制御部133と、PINダイオード制御部134と、PLL制御部135と、RDSデータ処理部136とを含む。これらブロックは、いずれも制御部13が内蔵するマイクロプロセッサによりプログラム制御の下で実現される機能ブロックであり、その詳細は、後述するフローチャートにより説明する。
周波数領域該当演算部131は、操作部14の操作によるメインチューナ5又はサブチューナ6の同調周波数変更操作が、後述する周波数領域を跨ぐ変更か否かを判定するために、同調周波数変更操作の都度、該当周波数領域を演算して、PLL受信周波数設定演算部132と、PINダイオード制御部134とを制御する。
PLL受信周波数設定演算部132は、周波数領域該当演算部131による制御の下でPLLに局部発振周波数の設定を行い、PLL制御部135により、例えば、同調周波数が第1の周波数より大きい領域に該当する場合には上側局部発振周波数に、第2の周波数より小さい場合には下側局部発振周波数に切替える制御を行う。PINダイオード制御部134は、周波数領域該当演算部131による制御の下、上記の切替え動作と連動してPINダイオード3、4のアクティベート/デアクティベート制御を行う。
チューナ基本設定・オーディオ処理制御部133は、操作部14の操作内容に基づき、メインチューナ5、サブチューナ6を制御して選局操作を行う他、オーディオ処理回路10を制御して音質や音量調整等を行う。
RDSデータ処理部136は、RDSデコーダ7でデコードされた文字情報等を表示部15に表示するためのデータ変換処理を行う。
図4は、この発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の動作を示すフローチャートである。以下、図4を参照しながら動作説明を行うが、その前に、図5、図6を参照して、受信帯域と局部発振周波数との関係、および状態遷移について簡単に説明する。
図5は、欧州のFM帯域を示しており、受信周波数帯域を87.5MHz〜108.0MHzとし、中間周波数(IFM)を、10.7MHzとする。そして、ここでは、局部発振周波数と中間周波数との関係で受信周波数帯域を3つの領域に分離して管理するものとする。例えば、受信帯域の上端周波数から中間周波数10.7MHzを減算して得られる第3の周波数領域(領域III)と、受信帯域の下端周波数へ中間周波数を加算して得られる第1の周波数領域(領域I)と、第1の周波数領域と第3の周波数領域が重複する第2の周波数領域(領域II)である。
さらに、図6に示されるように、(A)〜(C)の3つの状態とその遷移について考える。この中で、領域IIは、全ての状態(A)〜(C)に含まれるが、領域I、IIから領域IIへ、又は、領域II、IIIから領域IIへのメインチューナ5、サブチューナ6の受信周波数の変更については、各状態内の局部発振周波数の設定から変更しないものとする。例えば、状態Aで、メインチューナ5が97.5MHz、サブチューナ6が102.0MHzに同調されており、メインチューナ5の受信周波数を98.0MHzに変更する場合は、状態Aの中にとどまり、局部発振周波数の設定は要しない。
以下、図4のフローチャートを参照しながら、図1〜図3に示すこの発明の実施の形態1によるラジオ放送受信装置の動作について詳細に説明する。
まず、操作部14による操作を契機に行われるメインチューナ5又はサブチューナ6の同調周波数の変更後(ステップST41)、制御部13は、周波数領域該当演算部131で、その変更が、図6の状態遷移図で示した現在該当しているメインチューナ5(サブチューナ6)の周波数領域から外れる周波数への変更か否かを判定する(ステップST42)。
ここで、外れる設定であると判定されると(ステップST42“YES(該当)”)、制御部13は、PINダイオード制御部134によりPINダイオード3、4をアクティベートし、また、PLL受信周波数設定演算部132により演算された局部発振周波数を、PLL制御部135によりRFフロントエンド部50のPLL回路51に設定する(ステップST43)。
PINダイオード制御部134は、上述したPLL設定完了後、PINダイオード3、4をデアクティベートする(ステップST44)。
一方、ステップST42で該当周波数領域から外れない設定であると判定されると(ステップST42“NO(該当せず)”)、制御部13は、局部発振周波数を、PLL制御部135によりRFフロントエンド部50のPLL回路51に設定する動作のみ行う(ステップ45)。
上述した動作説明を、図6の状態遷移図を用いて補足すると以下のようになる。ここでは、(a)(b)の2つの状態遷移の例が示されている。
図6(a)において、状態Aでは、メインチューナ5が領域I又はII、サブチューナ6が領域II又はIIIにあって、メインチューナ5に下側局部発振周波数(局発)が、サブチューナ6に上側局部発振周波数がデフォルトでそれぞれ設定されているものとする。これを同調変更によりメインチューナ5が領域II又はIIIに移行した場合、状態Bに遷移する。
この場合、メインチューナ5の局部発振周波数は、サブチューナ6の受信周波数を横切るため、制御部13は、メインチューナ5側のPINダイオード3をON(短絡)してメインチューナ5を下側局部発振周波数に切替える制御を行う。
また、状態B−状態D間の遷移では、サブチューナ6の局部発振周波数がメインチューナ5の受信周波数を横切るため、制御部13は、サブアンテナ6側のPINダイオード4をONして下側局部発振周波数に切替える制御を行う。
なお、状態Dは、状態Aにおけるメインチューナ5とサブチューナ6が入替わっただけであり、実質的に状態Aと等価である。状態A−D間の遷移においては、双方のチューナ5とチューナ6の同調周波数が同時に変化し、局部発振周波数の干渉は考慮しなくて良いので、制御部13は、PINダイオード3、4の制御は不要で、遷移の過渡期においてオーディオ処理回路10による音声ミュート処理のみを行う。
図6(b)では、状態Cにおいて、メインチューナ5が領域I又はII、サブチューナ6が領域I又はIIにあって、メインチューナ5に下側局部発振周波数(局発)が、サブチューナ6に下側局部発振周波数が設定されている以外は、図6(a)と同じである。
状態A−状態C間の遷移では、サブチューナ6の局部発振周波数がメインチューナ5の受信周波数を横切るため、制御部13は、サブアンテナ6側のPINダイオード4をONして下側局部発振周波数に切替える制御を行う。また、状態C−状態Dへの遷移では、メインチューナ5の局部発振周波数は、サブチューナ6の受信周波数を横切るため、制御部13は、メインチューナ5側のPINダイオード3をON(短絡)してメインチューナ5を上側局部発振周波数に切替える操作を行う。
なお、状態A−D間の遷移においては、図6(a)同様、双方のチューナの同調周波数が同時に変化し、局部発振周波数の干渉は考慮しなくて良いので、制御部13は、PINダイオード3、4の制御は不要で、遷移の過渡期においてオーディオ処理回路10による音声ミュート処理のみを行う。
以上説明のように、この発明の実施の形態1に係るラジオ放送受信装置によれば、局部発振周波数を状況に応じて切り変えることにより、局部発振周波数の他方のチューナへの干渉を受信状態と同調変更の過渡状態の双方において排除することができ、両方のチューナの受信の継続を実現可能である。
すなわち、中間周波数fIFが受信帯域の幅(上端周波数−下端周波数)より小さい場合においても、一方の局部発振周波数が他方のチューナに同調の過渡状態も含めて干渉することがなく、音声またはRDSデータが途切れることがないという効果が得られる。また、中間周波数フィルタは、特定の周波数しか特性の良好なものがないため、この発明のラジオ放送受信装置によって他方のチューナの干渉を排除したうえで、良好な特性の中間周波数フィルタを使用することができる。
更に、この発明の実施の形態1に係るラジオ放送受信装置によれば、PINダイオード3、4をONする回数も最小限に押さえることができ、制御部の負担を減らすことができる。
なお、図3に示す制御部13が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、制御部13が、受信帯域の上端周波数から中間周波数を減算して得られる第3の周波数を含む第3の周波数領域と、受信帯域の下端周波数へ中間周波数を加算して得られる第1の周波数を含む第1の周波数領域と、第1の周波数領域と第3の周波数領域が重複する第2の周波数領域とに分離して管理し、周波数領域を跨いだ同調の変更が行われた場合、選局周波数が第3の周波数より大きい場合にはフロントエンド部を制御して上側局部発振周波数に、第1の周波数より小さい場合にはフロントエンド部を制御して下側局部発振周波数に切替えるデータ処理は、1又は複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
以上のように、この発明は、受信帯域の幅が中間周波数より広く、中間周波数の2倍以下であって、受信帯域の異なる周波数を独立に受信する2つのチューナを有する、特に、RDSラジオ放送受信装置に使用して好適である。

Claims (2)

  1. 受信帯域の幅が中間周波数より広く、前記中間周波数の2倍以下であって、前記受信帯域の異なる周波数を独立に受信する2つのチューナを有するラジオ放送受信装置において、
    局部発振周波数を変更して同調を行うフロントエンド部と、
    前記受信帯域の上端周波数から前記中間周波数を減算して得られる第3の周波数を含む第3の周波数領域と、前記受信帯域の下端周波数へ前記中間周波数を加算して得られる第1の周波数を含む第1の周波数領域と、前記第1の周波数領域と第3の周波数領域が重複する第2の周波数領域とに分離して管理し、前記周波数領域を跨いだ同調の変更が行われた場合、選局周波数が前記第3の周波数より大きい場合には前記フロントエンド部を制御して上側局部発振周波数に、前記第1の周波数より小さい場合には前記フロントエンド部を制御して下側局部発振周波数に切替える制御部と、
    を備えたことを特徴とするラジオ放送受信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記それぞれのチューナのアンテナ端子と前記フロントエンド部との間に接続される、一端が接地された高周波スイッチを、前記上側局部発振周波数、又は前記下側局部発振周波数の切替えに連動して制御することを特徴とする請求項1記載のラジオ放送受信装置。
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