JP2710591B2 - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JP2710591B2
JP2710591B2 JP7208887A JP20888795A JP2710591B2 JP 2710591 B2 JP2710591 B2 JP 2710591B2 JP 7208887 A JP7208887 A JP 7208887A JP 20888795 A JP20888795 A JP 20888795A JP 2710591 B2 JP2710591 B2 JP 2710591B2
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幸男 橘
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラジオ受信機に関
し、特にプリセット機能および自動選局機能を有する車
載用等のラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にラジオ受信機は、操作を軽減する
ために、プリセット機能や自動選局機能を備えている。
プリセット機能は、周波数を記憶する書換可能なメモリ
すなわちプリセットメモリを有し、このプリセットメモ
リに選局対象の放送局の周波数を選局対象周波数として
記憶しておくことにより、その選局対象周波数の受信信
号を1回の走査で受信する。また、自動選局機能は、選
局対象の放送周波数帯域を走査し、自動的に受信対象信
号に対する電界強度信号レベルや中間周波数の値でこの
受信対象信号の受信可否を判断し、受信可能な放送局の
受信信号周波数を1回の走査で検索する。上記プリセッ
トメモリに周波数を記憶する機能として、例えば、特開
昭63−260217号公報(文献1)や実開平3−4
33号公報(文献2)記載のラジオ受信機のように自動
選局装置を用いたオートプリセット処理と呼ばれるもの
がある。オートプリセット処理は、受信可能な周波数帯
域のすべての周波数を1つずつ受信していき、それぞれ
放送局対応の周波数の受信信号の受信可否を判断し、受
信可能な放送局があると判断した周波数の中で電界強度
信号レベルが大きい(受信状態が良い)順に、選局対象
周波数としてプリセットメモリに書込む処理を自動的に
行う。これにより、使用者は、1つずつ受信状態の良い
放送局を選んでそれぞれプリセットメモリに記憶する操
作が必要なくなり、1回の走査でプリセットメモリに受
信状態の良い放送局を記憶できる。
【0003】車載用の場合、プリセットメモリに選局対
象周波数を記憶した状態で、受信場所を移動すると記憶
した選局対象周波数の受信状態が悪くなるため、使用者
は、その都度プリセットメモリの内容を更新する操作が
必要となる。この対策として、例えば文献2記載のラジ
オ受信機は放送受信モードにないときにそのサービスエ
リア内の放送局をメモリするとともに、メモリ内容を所
定時間毎に更新する。これにより、受信状態の変化に対
応し、使用者がラジオを聴取しているのを妨げずに、自
動的にプリセットメモリの内容を更新できる。
【0004】文献2記載の従来のラジオ受信機をブロッ
ク示す図18を参照すると、この従来のラジオ受信機
は、到来電波を捕捉し受信信号Rを自動選局装置2に入
力するアンテナ1と、自動選局を行い選局した受信信号
Rを周波数変換してラジオ音声信号ARを出力する自動
選局装置2と、使用者が操作して自動選局装置のマイコ
ンに指示を入力するためのキー6と、ラジオ音声AR,
コンパクトディスクCD,テープTPの各プログラム信
号の1つを選択し音声信号AFを出力するスイッチャ1
2と、音声信号AFを増幅し増幅音声信号APを出力す
るアンプ8と、ミュート制御信号Mの供給に応答して増
幅音声信号の出力停止を行うミュート回路10と、増幅
音声信号APで駆動され音声に変換するスピーカ11
と、自動選局対象の放送局の周波数を記憶するプリセッ
トメモリ7と、マイコン5により制御されるタイマ17
とを備える。
【0005】自動選局装置2は、受信信号Rを選局・受
信処理してラジオ音声信号ARを出力するチューナ3
と、チューナ3の同調制御用のPLL回路4と、キー6
で入力された指示に対応した処理とオートプリセット処
理を行う制御用のマイクロコンピュータ(マイコン)5
と、マイコン5で受信可否を判定した放送局の受信可否
データを記憶するメモリ16とを備える。
【0006】次に、図18を参照して、従来のラジオ受
信機の動作について説明すると、まず、マイコン5は、
受信対象周波数をもとにPLL回路4を設定する。PL
L回路4は、チューナ3の局部発振周波数等の内部周波
数を制御し、チューナ3は、この周波数を用いてアンテ
ナ1から入力される受信信号Rを周波数変換し、ラジオ
音声信号ARをスイッチャ12に出力する。また、チュ
ーナ3は選局した周波数対応の受信信号Rの電界強度信
号SDおよび中間周波数信号IFをマイコン5に供給す
る。マイコン5は、これら2つの信号SD,IFをもと
にこの受信信号R対応の放送局の受信可否を判断し判断
結果の受信可否データをメモリ16に記憶する。
【0007】スイッチャ12は、マイコン5の切換信号
Lで制御され、コンパクトディスクCDと、ラジオ音声
信号ARと、テープTPとの各プログラム信号のうちの
1つを選択し音声信号AFとして出力する。アンプ8
は、音声信号AFを増幅して増幅音声信号APをミュー
ト回路10に出力する。ミュート回路10は、マイコン
5のミュート制御信号Mで制御され、アンプ8から供給
される増幅音声信号APをそのまま出力するか、もしく
は出力を停止する。スピーカ11は、ミュート回路10
から出力される増幅音声信号を音声に変換して出力す
る。プリセットメモリ7は、マイコン5の制御により後
述するように自動選局対象の放送局の周波数をプリセッ
トデータとして読出書込される。タイマ17は、マイコ
ン5により制御される。
【0008】次に、オートプリセット処理をフローチャ
ートで示す図19を併せて参照して従来のオートプリセ
ット処理動作を説明すると、まず、ラジオを聴取中にプ
リセットメモリ7の内容の更新処理を行うと、この処理
の間音声が途切れる。その回避のためにマイコン5はス
イッチャ12の選択入力がラジオ音声信号AR以外のと
きに、自動的にプリセットメモリ7の内容を更新する処
理を以下のように行う。
【0009】例えば、使用者がスイッチャ12の入力と
してコンパクトディスクCDを選択するようにキー6を
操作する。マイコン5はスイッチャ12の入力を切換
え、タイマ17をリセットする(ステップP2)。タイ
マ17が10分経過すると(ステップP3)、オートプ
リセット処理を開始し(ステップP4)、処理が終了す
るとスイッチャ12の入力がラジオ音声信号ARに設定
されるまで(ステップP1)、再度タイマ17をリセッ
トし、10分毎にオートプリセット処理を繰返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のラジオ
受信機は、プリセットメモリの更新を更新処理中の音声
の中断回避のためラジオの非聴取時に自動的に行うの
で、ラジオ聴取中に上記プリセットメモリに記憶してい
るプリセット周波数対応の放送電波の受信状態が劣化し
た場合、使用者が上記プリセット周波数を選択すると、
受信状態の良くない状態で受信してしまうという欠点が
あった。
【0011】本発明の目的は、ラジオの聴取中でも自動
的にプリセットメモリの内容を更新し、常に良好な受信
状態の放送を選択可能とするラジオ受信機を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のラジオ受信機
は、受信帯域内をサーチして一定レベル以上の受信周波
数を選択しこの選択した受信周波数情報を複数のプリセ
ット周波数として記憶する書換可能なプリセットメモリ
と、受信信号レベルに対応する電界強度信号を出力する
チューナとこのチューナの同調周波数を制御する制御部
とを備え前記プリセット周波数を用いて放送局を自動的
に検索し受信信号対応の受信音声信号を出力する自動選
局装置と、前記受信音声信号を所定のレベルに増幅し音
声信号を出力する音声増幅回路とを備えるラジオ受信機
において、前記制御部が、聴取中の放送プログラム対応
の前記音声信号のレべルが予め定めた一定レベル以下で
ある無音状態を検出し無音検出信号を出力する無音検出
手段と、前記無音検出信号の供給に応答して前記無音状
態の期間である無音期間に前記プリセット周波数を更新
するプリセット更新手段とを備えて構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図18と共通の構成要素は共通の文字を付して同様に
ブロックで示す図1を参照すると、この図に示す本実施
の形態のラジオ受信機は、従来と共通のアンテナ1と、
キー6と、アンプ8と、ミュート回路10と、スピーカ
11と、プリセットメモリ7と、タイマ17とに加え
て、自動選局装置2の代りに音声信号APの無音状態を
検出する無音検出部51とこの無音状態の期間である無
音期間にプリセットメモリ7に記憶したプリセット周波
数を更新するプリセット更新部52とを含むマイコン5
Aを備える自動選局装置2Aと、増幅音声信号APをデ
ィジタル音声信号Nに変換し自動選局装置2のマイコン
5Aに供給するA/D変換回路9を備える。
【0014】次に、図1を参照して本実施の形態の動作
について説明すると、まず従来と同様に自動選局装置2
Aは、アンテナ1で受信した受信信号R対応の音声信号
AFを出力する。アンプ8は音声信号AFを増幅し、増
幅音声信号APをミュート回路10およびA/D変換回
路9に供給する。A/D変換回路9は、増幅音声信号A
Pをディジタル音声信号Nに変換しマイコン5Aに供給
する。マイコン5Aは、無音検出部51で供給を受けた
ディジタル音声信号Nから無音の状態を判断し、この無
音状態期間にプリセット更新部52においてプリセット
メモリの内容を更新する更新処理を行う。以下説明する
実施の形態ではこれら無音検出部51,プリセット更新
部52はマイコン5Aのソフトウェアに含まれるものと
し、特に区別の必要がない限りマイコン5Aで代表す
る。
【0015】本実施の形態の増幅音声信号APとミュー
ト制御信号Mとのタイミング関係をタイムチャートで示
す図2(A)を参照すると、無音判定AT1は信号AP
の無音状態移行からミュート回路10の出力停止までの
待ち時間である。前ミュートT2はミュート回路10の
出力停止から周波数設定T3までの待ち時間である。周
波数設定T3はマイコン5AのPLL回路4に対する周
波数設定時間である。PLLロックT4はPLL回路4
の制御対象のチューナ3の内部周波数安定時間である。
電界強度チェックT5は電界強度信号SDのレベルの確
認時間である。中間周波数チェックT6は、中間周波数
信号IFの値の確認時間である。後ミュートT7は周波
数設定T3による周波数設定からミュート回路10の出
力停止の解除までの待ち時間である。周波数設定T3お
よびPLLロックT4は受信処理であり、電界強度チェ
ックT5および中間周波数チェックT6は放送局の受信
可否の判断処理である。
【0016】次に、図1の回路のオートプリセット更新
処理をフローチャートで示す図3を併せて参照して本実
施の形態のオートプリセット更新処理動作を説明する
と、通常、放送音声の中で無音状態になる時間がある。
無音検出部51(以下マイコン5A)はこの無音状態を
検出し、この無音状態が一定時間以上継続した場合に、
プリセット更新部52(以下マイコン5A)は無音期間
内に処理可能と判断し更新処理を行う。本実施の形態で
は説明の便宜上上記一定時間を20msと仮定し、20
ms以上無音状態が継続した場合に更新処理を行う(ス
テップS1,S2)。無音期間の間に処理を終わらせる
ため、更新処理は、以下に述べるように3つの処理に分
割して行う(ステップS3)。第1の更新処理は、プリ
セットメモリ7の中の1つの周波数すなわちプリセット
周波数を読込み、そのプリセット周波数を受信し、その
周波数の放送局の受信可否を判断し、その結果をメモリ
16に記憶する(ステップS4)。第2の更新処理は、
プリセットメモリ7に未記憶の周波数を1つ受信し、そ
の周波数の放送局の受信可否を判断し、この放送局の受
信可能と判断した周波数とその電界強度信号SDのレベ
ルとをプリセット更新候補周波数としてメモリ16に記
憶する(ステップS5)。第3の更新処理は、第1の更
新処理でメモリ16に記憶した受信不能のプリセット周
波数の代りに第2の更新処理でメモリ16に記憶したプ
リセット更新候補周波数をプリセットメモリ7に書き込
む(ステップS9)。第1および第2の更新処理は、1
回の無音期間中の処理(ステップS2〜S7)で1つの
周波数の受信状態を調べ、それを無音期間毎とに反復
し、それぞれの受信可能な全ての周波数に対して行う。
【0017】さらに詳述すると、マイコン5AはA/D
変換回路9からディジタル音声信号Nを入力し、この信
号Nのレベルを監視する(ステップS1)。ステップS
1で無音状態と判断するとタイマ17をリセットし、こ
の無音状態が20ms以上継続するとオートプリセット
更新処理を開始する。次に、マイコン5Aはミュート制
御信号Mを出力しミュート回路10はこのミュート制御
信号Mの供給に応答してスピーカ11に対する増幅音声
信号APの出力を停止する(ステップS2)。第1また
は第2の更新処理のいずれか(ステップS3)を1回だ
け行う。まず、第1の更新処理を行い、プリセットメモ
リ7に記憶されている全てのプリセット周波数を調べ
る。その結果、放送局の受信不能周波数がない場合には
次回から第1の更新処理を初めから再度行い、放送局の
受信不能周波数がある場合には、次回から第2の更新処
理を行い、放送局の受信可能周波数を検索する。次に、
使用者の聴取中の周波数に戻して受信する(ステップS
6)。次に、マイコン5Aはミュート制御信号Mの出力
を停止しこの信号Mの供給停止に応答してミュート回路
10は音声信号APを出力する(ステップS7)。第2
の更新処理が終了すると(ステップS8)、第3の更新
処理(ステップS9)を行い、オートプリセット更新処
理を終了する。以上の処理を反復する。
【0018】次に、図1と共通の構成でオートプリセッ
ト更新処理法が異なる本発明の第2の実施の形態の処理
を図3と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付
して同様にフローチャートで示す図4を参照すると、こ
の実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、
無音期間中の処理の終了前に、聴取中の放送局の音声の
無音状態Bの確認処理(ステップS10)を含むことで
ある。
【0019】本実施の形態の増幅音声信号APとミュー
ト制御信号Mとのタイミング関係をタイムチャートで示
すを参照すると、第1の実施の形態のT1〜T37に加
えて聴取中の放送局の音声の有音状態の確認時間T8が
付加される。
【0020】図4を参照して本実施の形態の動作につい
て説明すると、前述の第1の実施の形態では1回の無音
期間中に第1または第2の更新処理を1回だけ処理して
処理を終了しても、放送はまだ無音期間中である可能性
がある。しかし、第1の実施の形態ではこの無音期間中
にもう1回処理可能な時間がある場合でも処理を1度終
了し、再度初めから放送の無音期間を検出する。本実施
の形態では、無音期間中の処理の終了時に、聴取中の放
送プログラムが無音状態であることを確認し、有音状態
となるまで処理を反復する。
【0021】マイコン5Aは、音声出力停止の解除(ス
テップS7)の前に、A/D変換回路9の出力するディ
ジタル音声信号Nを確認する(ステップS10)。無音
状態であれば次の周波数の放送局の確認を行い、有音状
態であれば音声停止の解除を行い、この処理を終了す
る。
【0022】次に、図1と共通の構成でオートプリセッ
ト更新処理法が異なる本発明の第3の実施の形態の処理
を図3と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付
して同様にフローチャートで示す図5を参照すると、こ
の実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、
1回の無音期間で放送局の受信可否の確認局数の設定処
理(ステップS13〜218)と、設定局数を無音期間
中に反復する処理(ステップS19)を含むことであ
る。
【0023】図5を参照して本実施の形態の動作につい
て説明すると、前述の第2の実施の形態では、2局以上
の放送局の受信可否を1回の無音期間で確認する場合、
1度使用者の聴取中の放送局を受信し、無音状態を確認
する必要があった。そこで、過去の無音期間のデータを
もとに、無音期間の時間の予測をし、次の無音期間のと
きに放送局の受信可否の確認局数を設定する。本実施の
形態では、予測時間の2分の1の時間で上記確認局数を
設定すると仮定し、1回の無音期間で複数の周波数に対
して放送局の受信可否を確認する。
【0024】マイコン5Aは、A/D変換回路9から音
声信号Nを入力し、無音期間/有音期間の変化を検出す
る(ステップS13)。ステップS13で無音期間/有
音期間の変化を検出すると、以下の処理を行う。音声信
号Nの有音状態から無音状態への変化から再度有音状態
に変化するまでの無音時間をタイマ17を用いて測定す
る(ステップS14)。測定した上記無音時間をメモリ
16に記憶する(ステップS15)。メモリ16に記憶
された過去の無音時間データをもとに、次の無音期間の
予測時間を設定する(ステップS16)。例えば、過去
に100ms以上の無音期間が継続していると、上記予
測時間を100msに設定する。設定した上記予測時間
の2分の1の時間で受信可否確認可能放送局数を設定
し、メモリ16に記憶する(ステップS17)。例え
ば、予測時間が100msであれば、50ms以内に上
記確認可能な放送局数を設定する。その後、無音期間中
の更新処理ステップS3〜S5をメモリ16に記憶した
局数分だけ反復する(ステップS19)。
【0025】次に、本発明の第4の実施の形態を図1と
共通の構成要素は共通の文字を付して同様にブロックで
示す図6を参照すると、この図に示す本実施の形態のラ
ジオ受信機の前述の第1の実施の形態との相違点は、増
幅音声信号APの周波数特性を分析するための音声分析
回路18を備えることである。
【0026】音声分析回路18は、音声信号APの低,
中,高各周波数帯域対応のフイルタであるLPF19,
MPF20,HPF21と、A/D変換回路22とを備
える。
【0027】各フィルタLPF19,MPF20,HP
F21は、音声信号APを入力し低,中,高それぞれの
周波数帯に分けて出力する。A/D変換回路22は、こ
れらLPF19,MPF20およびHPF21の出力信
号を、それぞれA/D変換してそれぞれディジタル音声
信号N1,N2,N3を出力する。
【0028】次に、本実施の形態の処理を図3と共通の
構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフロ
ーチャートで示す図7を参照すると、この実施の形態の
前述の第1の実施の形態との相違点は、放送プログラム
内容に対応して1回の無音期間で受信可否確認する放送
局数の設定処理(ステップS20〜224)と、上記設
定局数分だけ無音期間中の更新処理ステップS3〜S5
を反復する処理(ステップS25)とを含むことであ
る。
【0029】次に、図6,図7を参照して本実施の形態
の動作について説明すると、放送プログラムの内容によ
り、無音期間の継続時間や、頻度が異なる。ニュースや
講演等のように人の話が主体のプログラムでは、無音状
態の継続時間が長くかつ頻度は多い。また、音楽プログ
ラムのときは、無音状態の継続時間が短くかつ頻度は少
ない。したがって、本実施の形態ではプログラムの内容
を周波数特性から判断し、このプログラムの内容をもと
に、1回の無音期間内で受信可否の確認放送局数を設定
する。
【0030】人声と音楽の各プログラムの周波数特性の
一例をLPF19,MPF20,HPF21の各々の中
心周波数fL,fM,fHと対比してそれぞれ示す図8
(A),(B)を参照すると、人声は中域周波数fMの
レベルが低域,高域各周波数より圧倒的に大きい。一
方、音楽は中域が最もレベルは高いが低域,高域とのレ
べル差は小さい。したがって、本実施の形態では、音声
分析回路18の出力音声信号N1,N2,N3の各レベ
ルを比較し、信号N2のレベルが最大で、かつN2とN
1,およびN2とN3のレベル比がdB値で2倍以上で
なければ、このプログラムを音楽であると判断し、これ
より1回の無音期間内での受信可否確認可能局数を設定
する。
【0031】まず、マイコン5Aは、音声分析回路18
からそれぞれの周波数帯の音声信号N1,N2,N3の
信号を入力し、各レベルを判断する(ステップS2
0)。このレベルの判断は、例えば平均化法などを用い
る。次に、各周波数帯の音声信号N1〜N3のレベルを
比較し、プログラム内容を判断する(ステップS2
1)。例えば、N1,N2,N3の各々のレベルが30
dB,45dB,15dBであれば、N2のレベルが最
大であり、かつN2,N3のレベルの比は3倍である
が、N2,N1のレベル比が1.5倍であるので、現在
のプログラム内容は音楽であると判断する。次に、その
判断結果をメモリ16に記憶する(ステップS2)。次
に、メモリ16に記憶したプログラム内容により、1回
の無音期間で可能な受信可否の確認局数を設定し(ステ
ップS23)、メモリ16に記憶する(ステップS2
4)。例えば、メモリ16に記憶したプログラムが音楽
であれば、無音期間継続時間は短いと判断し、1回の無
音期間内で1局だけ受信可否確認するように設定する。
次に、メモリ16に記憶した局数分だけ無音期間中の更
新処理ステップS3〜S5を反復する(ステップS2
5)。
【0032】次に、図1と共通の構成でオートプリセッ
ト更新処理法が異なる本発明の第5の実施の形態の処理
を図3と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付
して同様にフローチャートで示す図9を参照すると、こ
の実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、
電界強度信号SDをメモリ16に記憶する処理(ステッ
プS26)を有することと、第2の更新処理を開始する
ステップS4,S5の分岐の判断処理ステップS3の代
りにメモリ16に記憶した電界強度信号SDの変化をも
とに判断するステップS27を有することである。
【0033】図9を参照して本実施の形態の動作につい
て説明すると、周知のように、放送電波の受信状態の劣
化原因によって電界強度信号SDの変化態様が異なる。
電界強度信号SDの変化の例を示す図10を参照する
と、(A)は放送局からの距離の増加等により電界強度
信号SDが次第に低減する場合を示し、その変化はゆる
やかである。(B)はトンネルに進入したときのように
突然電波障害物で遮蔽されたような場合を示し、電界強
度信号SDが急激な変化を示す。本実施の形態では、こ
の電界強度信号SDの変化の態様から受信地点の電波状
態を判断し、第2の更新処理の開始/非開始を判断す
る。説明の便宜上、本実施の形態では電界強度信号SD
が一定時間500ms以内に受信可否判断レベルである
30dBから10dBに低下した場合は、一時的に受信
条件の悪い場所に移動したと判断するものとし、上記更
新処理の開始/非開始の判断を行う。
【0034】まず、マイコン5Aは、聴取中の放送の電
界強度信号SDのレベルを入力し、メモリ16に記憶す
る(ステップS26)。マイコン5Aは、第1の更新処
理において、プリセットメモリ7に格納されたプリセッ
ト周波数のうち受信不良の周波数を見つけたとき、メモ
リ16に記憶した電界強度信号SDのレベルを参照し、
聴取中の放送局の受信状態が急激に劣化していれば、第
2の更新処理を開始しない(ステップS27)。例え
ば、500msの間に35dBから10dBまで急激に
低下しているとすると、ステップS27では、再度第1
の更新処理を行う。
【0035】図10を再度参照してステップS27の第
2の更新処理の開始/非開始の判断例について説明する
と、(B)の場合は電界強度信号SDが急激に落ちてい
るので、上述のようにトンネルなどの一時的に受信状態
の悪い場所に移動したと判断し、他の放送局も受信状態
が悪いので第2の更新処理を開始しない。(A)の場合
は電界強度信号SDが徐々に低下しているため、上述の
ように聴取中の放送局から離れたことによる受信状態の
劣化と判断し、他の放送局は検索できるので第2の更新
処理を開始する。
【0036】次に、本発明の第6の実施の形態を図1と
共通の構成要素は共通の文字を付して同様にブロックで
示す図11を参照すると、この図に示す本実施の形態の
ラジオ受信機の前述の第1の実施の形態との相違点は、
マイコン5Aからの音量制御信号Pにより音声信号AP
のレベルを制御する音量調整回路23を備えることであ
る。
【0037】また、本実施の形態の処理を図3と共通の
構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフロ
ーチャートで示す図12を参照すると、この実施の形態
の前述の第1の実施の形態との相違点は、無音判定のレ
ベルの設定処理(ステップS28,S29)と、上記設
定レベルで無音状態を判断する処理(ステップS30)
とを含むことである。
【0038】次に、図11,図12を参照して本実施の
形態の動作について説明すると、受信状態や音量の違い
により、使用者の聴取音声レベルの範囲が異なるので、
本実施の形態では受信状態または音量に依存して無音判
断レベルの設定を変化させる。まず、マイコン5Aは、
聴取中の周波数の電界強度信号SDを測定し、それに対
応した無音判断レベルを設定する(ステップS28)。
さらに、使用者がキー6で設定した音量値に対応して無
音判断レベルを設定する(ステップS29)。マイコン
5Aは、上記設定レベルと音声信号Nのレベルとを比較
し、上記設定レベルの方が大きいとき無音状態と判断す
る(ステップS30)。
【0039】上記無音判定レベルの設定例について説明
すると、受信状態が良いときは全体的に大きい音になる
ので小さい音は余りないと判断し、無音判断レベルを大
きくする。逆に受信状態が悪いときは全体的に小さい音
になるので、無音判断レベルを小さくする。また聴取音
量が小さいときは大きい音しか聞こえないので、無音判
断レベルを大きくし、逆に聴取音量が大きいときは小さ
い音まで聞こえるので、無音判断レベルを小さくする。
【0040】次に、図1と共通の構成でオートプリセッ
ト更新処理法が異なる本発明の第7の実施の形態の処理
を図3と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付
して同様にフローチャートで示す図13を参照すると、
この実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点
は、第2の更新処理(ステップS5)を2つの処理(ス
テップS31,S32)に分割する分岐処理(ステップ
S30)を有することと、更新処理終了時の第3の更新
処理(ステップS8,S9)の代わりに、電界強度信号
SDによる放送局の検索終了後に、放送局ありと判断し
た周波数を電界強度信号SDの大きさの順に並び変える
処理(ステップS34,S35)を有することである。
【0041】図13を参照して本実施の形態の動作につ
いて説明すると、上述の第1〜第6の実施の形態では無
音期間毎に処理を分割して行うので、処理量が多いと時
間がかかってしまう。本実施の形態では、最初に電界強
度信号SDのみの検索を行い、次に、電界強度信号SD
の大きいものから、中間周波数IFで放送局の受信可否
の確認を行うための検索をする。まず、プリセットメモ
リ7に未記憶の周波数を1つ受信し、その周波数の電界
強度信号SDを入力しこの信号SDだけで放送局の受信
可否を判断して、受信可能と判断したときは、メモリ1
6にその周波数とSDレベルを記憶する(ステップS3
1)。ステップS31で全ての周波数の検索が修了した
ら(ステップS34)、ステップS31でメモリ16に
記憶した周波数を電界強度信号SDのレベルの大きさの
順に並び変える(ステップS35)。次に、ステップS
35で並び変えた周波数をSDの大きいものから順に1
局ずつ受信し中間周波数IFを確認して、受信可能と判
断したときは、プリセットメモリ7に格納中の受信不可
能なプリセット周波数に代りその周波数を記憶する(ス
テップS32)。上記受信不可能プリセット周波数がな
くなった時点で終了する。
【0042】次に、本発明の第8の実施の形態を図1と
共通の構成要素は共通の文字を付して同様にブロックで
示す図14を参照すると、この図に示す本実施の形態の
ラジオ受信機の前述の第1の実施の形態との相違点は、
地域別に受信可能な放送局の周波数を記録した読出専用
メモリ(ROM)24を備えることである。
【0043】また、本実施の形態の処理を図3と共通の
構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフロ
ーチャートで示す図15を参照すると、この実施の形態
の前述の第1の実施の形態との相違点は、第2の更新処
理がステップS5の代りに地域の受信可能放送局の周波
数を検索するステップS36を含むことである。
【0044】本実施の形態の動作について説明すると、
これまでの実施の形態では、全周波数に対して放送局の
検索を行うので時間がかかってしまう。本実施の形態で
は、受信中の地域の放送局の周波数を受信可能局として
優先をして検索する。すなわち地域別に受信可能放送局
の周波数を予めROM24に記憶しておき、検索をそれ
らの周波数に対してだけ行う。まず、現在特定中の地域
のROM24に記憶されている放送局の周波数を1局ず
つ受信し、電界強度信号SDおよび中間周波数IFで受
信可否を確認し、受信可能なときはメモリ16にその周
波数と電界強度信号SDを記憶する(ステップS3
6)。地域の特定は、例えば、受信可能と判断した放送
局の周波数とメモリ22に記憶した地域別の放送局の周
波数を比較して特定したり、この比較だけでは同一周波
数の放送局がある地域が複数あるため特定できないとき
は、以前の特定データをもとに特定する。
【0045】上述の第6〜第8の実施の形態では電界強
度の大きい周波数を最初に検索するステップS31や、
地域別の受信可能放送局の周波数を記憶したROM24
を用いることにより検索処理時間が早くできる。例え
ば、検索対象周波数範囲が76.0MHz〜89.9M
Hzで、検索ステップを0.1MHzとすると、140
局の周波数を検索することになる。このとき、地域別に
受信可能な放送局が10局の場合は14分の1の速度で
検索できる。
【0046】次に、本発明の第9の実施の形態を図1と
共通の構成要素は共通の文字を付して同様にブロックで
示す図16を参照すると、この図に示す本実施の形態の
ラジオ受信機の前述の第1の実施の形態との相違点は、
アナログの音声信号APをディジタル音声信号DPに変
換するA/D変換回路25と、ディジタル音声信号DP
を遅延しマイコン5Aからの遅延制御信号Oにより遅延
時間を制御して遅延音声信号Dを生成する遅延回路26
と、遅延音声信号Dを再度アナログ音声信号DAに変換
するD/A変換回路27とを備えることである。
【0047】また、本実施の形態の処理を図3と共通の
構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフロ
ーチャートで示す図17を参照すると、この実施の形態
の前述の第1の実施の形態との相違点は、遅延時間を制
御する処理(ステップS37〜239,241)と、無
音期間中に、放送局の検索の中断の判断処理(ステップ
S40)を含むことである。
【0048】次に、図16,図17を参照して本実施の
形態の動作について説明すると、上述の各実施の形態で
は無音期間が短いときには、実際の無音時間よりも無音
期間中の処理時間の方が長くなる。本実施の形態では出
力音声信号に遅延回路を挿入入することにより、遅延音
声信号を出力するまでの間に無音期間中の処理を行う。
ここでは、1msごとに22.6μsずつ音声を遅延さ
せ、遅延回路に入力した音声を出力している間に無音期
間中の処理を行う。
【0049】まず、マイコン5Aは、遅延回路26を最
大遅延となるように制御し、1ms毎に(ステップS3
8)22.6μsずつ音声信号DPを遅延させる(ステ
ップS39)。遅延回路26が最大遅延値に達すると遅
延制御を停止させ、無音検出を開始する(ステップS3
7)。次に、遅延回路26から遅延音声信号Dが出力さ
れている間に無音中の処理を反復する。マイコン5A
は、遅延回路26の音声信号Dがなくなる前に(ステッ
プS40)使用者の聴取中の周波数を受信して、ミュー
ト回路10の出力停止を解除する。遅延回路26を制御
し、遅延音声信号Dが無音状態のところで遅延時間を0
にして音声信号DPをそのまま出力させる(ステップS
41,図17)。以上の処理を繰り返し行う。
【0050】また、第1〜第9の実施の形態では、無音
状態の判断をマイコン5Aが行っているが、A/D変換
回路9の代りに、比較器等で構成した無音検出回路を用
いることによりマイコン5Aが有音/無音の差異をハイ
/ロウレベルだけで判断することもできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラジオ受
信機は、無音検出手段とプリセット更新手段とを備え、
無音期間を利用してプリセット更新処理を行うため、常
に受信状態の良い放送局が自動的にプリセットメモリに
記憶されるので、使用者のプリセット更新操作が不要と
なり、操作が軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジオ受信機の第1の実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】第1および第2の実施の形態のラジオ受信機に
おける動作の一例を示すタイムチャートである。
【図3】第1の実施の形態のラジオ受信機における動作
の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態のラジオ受信機にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態のラジオ受信機にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明のラジオ受信機の第4の実施の形態を示
すブロック図である。
【図7】本実施の形態のラジオ受信機における動作の一
例を示すフローチャートである。
【図8】人声と音楽の各プログラムの周波数特性の例を
示す特性図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態のラジオ受信機にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】電界強度信号の変化態様の例を示す図であ
る。
【図11】本発明のラジオ受信機の第6の実施の形態を
示すブロック図である。
【図12】本実施の形態のラジオ受信機における動作の
一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第7の実施の形態のラジオ受信機に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明のラジオ受信機の第8の実施の形態を
示すブロック図である。
【図15】本実施の形態のラジオ受信機における動作の
一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明のラジオ受信機の第9の実施の形態を
示すブロック図である。
【図17】本実施の形態のラジオ受信機における動作の
一例を示すフローチャートである。
【図18】従来のラジオ受信機の一例を示すブロック図
である。
【図19】従来のラジオ受信機における動作の一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2,2A 自動選局装置 3 チューナ 4 PLL回路 5,5A マイコン 6 キー 7 プリセットメモリ 8 アンプ 9,,22,25 A/D変換回路 10 ミュート回路 11 スピーカ 12 スイッチャ 16 メモリ 17 タイマ 18 音声分析回路 19 LPF 20 MPF 21 HPF 23 音量調整回路 24 ROM 26 遅延回路 27 D/A変換回路 51 無音検出部 52 プリセット更新部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信帯域内をサーチして一定レベル以上
    の受信周波数を選択しこの選択した受信周波数情報を複
    数のプリセット周波数として記憶する書換可能なプリセ
    ットメモリと、受信信号レベルに対応する電界強度信号
    を出力するチューナとこのチューナの同調周波数を制御
    する制御部とを備え前記プリセット周波数を用いて放送
    局を自動的に検索し受信信号対応の受信音声信号を出力
    する自動選局装置と、前記受信音声信号を所定のレベル
    に増幅し音声信号を出力する音声増幅回路とを備えるラ
    ジオ受信機において、 前記制御部が、聴取中の放送プログラム対応の前記音声
    信号のレべルが予め定めた一定レベル以下である無音状
    態を検出し無音検出信号を出力する無音検出手段と、 前記無音検出信号の供給に応答して前記無音状態の期間
    である無音期間に前記プリセット周波数を更新するプリ
    セット更新手段とを備えることを特徴とするラジオ受信
    機。
  2. 【請求項2】 前記プリセット更新手段が、前記無音検
    出信号の供給に応答して前記無音期間が一定時間以上継
    続した場合に処理可能と判断し更新処理開始信号を出力
    する無音期間判定手段と、 前記プリセット周波数の各々の対応の第1の周波数の第
    1の受信信号を受信しそれぞれの第1の受信信号の受信
    可否を前記電界強度信号を用いて判定し受信不能の第1
    の受信信号対応の第1の周波数を選定する第1の処理を
    行うプリセット受信可否判定手段と、 前記プリセット周波数以外の第2の周波数の第2の放送
    局の第2の受信信号を受信しこの第2の受信信号の受信
    可否を前記電界強度信号を用いて判定しこの第2の受信
    信号が受信可能であると判定したとき前記第2の周波数
    とその電界強度レベルをプリセット更新候補として選定
    する第2の処理を行うプリセット更新候補選定手段と、 前記受信不能の前記第1の周波数の代りに前記プリセッ
    ト更新候補の前記第2の周波数を前記プリセットメモリ
    に記憶する第3の処理を行うプリセットメモリ書換手段
    とを含むことを特徴とする請求項1記載のラジオ受信
    機。
  3. 【請求項3】 前記音声信号をディジタル変換しディジ
    タル音声信号を前記制御部に供給するA/D変換器を備
    えることを特徴とする請求項1記載のラジオ受信機。
  4. 【請求項4】 前記音声信号の低域,中域,高域の各々
    の周波数成分対応の第1,第2,第3の周波数信号を出
    力する音声分析回路を備え、 前記制御回路が、前記第1〜第3の周波数信号の相互間
    のレベルの比較結果から前記音声信号対応のプログラム
    内容を判定しこのプログラム内容から前記無音状態の期
    間である無音期間を予測するレベル比較無音予測手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1記載のラジオ受
    信機。
  5. 【請求項5】 前記制御部からの制御信号の供給に応答
    して前記音声信号のレベルである音量値を制御する音量
    調整回路を備え、 前記無音検出手段が、前記音量値に対応して前記無音状
    態対応の前記一定レベルを可変することを特徴とする請
    求項1記載のラジオ受信機。
  6. 【請求項6】 前記プリセット更新手段が、前記第1お
    よび第2の処理のいずれか一方の終了時に前記音声信号
    の有音状態であることを確認する有音状態確認手段を備
    えることを特徴とする請求項2記載のラジオ受信機。
  7. 【請求項7】 前記音声信号の無音期間の継続時間を測
    定するタイマを備え、 前記プリセット更新手段が、過去の前記無音期間の前記
    継続時間データをもとに1回当りの前記第1および第2
    の処理の回数を設定する処理回数設定手段を備えること
    を特徴とする請求項2記載のラジオ受信機。
  8. 【請求項8】 前記プリセット更新手段が、聴取中の前
    記受信信号対応の前記電界強度信号のレベルを参照レベ
    ルとして記憶し、前記第1の処理において前記第1の受
    信信号が受信不良のとき前記参照レベルと比較し予め定
    めた一定時間以内に所定レベル以下に低下した場合には
    再度この第1の処理を実行する電界強度変化判定手段を
    備えることを特徴とする請求項2記載のラジオ受信機。
  9. 【請求項9】 地域別に受信可能な放送局の第3の周波
    数を格納した読出専用メモリを備え、 前記プリセット更新手段が、前記第2の周波数の代りに
    前記第3の周波数の受信信号を受信することにより前記
    第2の処理を行う第2のプリセット更新候補選定手段を
    備えることを特徴とする請求項2記載のラジオ受信機。
  10. 【請求項10】 制御部からの遅延制御信号の供給に応
    答して遅延時間が制御され前記音声信号を遅延する音声
    信号遅延手段と、 前記遅延時間内に前記第1,第2の処理を行うことを特
    徴とする請求項1および2記載のラジオ受信機。
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