JPH08298441A - 移動体用テレビ受信装置の自動選局装置 - Google Patents

移動体用テレビ受信装置の自動選局装置

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JPH08298441A
JPH08298441A JP10381795A JP10381795A JPH08298441A JP H08298441 A JPH08298441 A JP H08298441A JP 10381795 A JP10381795 A JP 10381795A JP 10381795 A JP10381795 A JP 10381795A JP H08298441 A JPH08298441 A JP H08298441A
Authority
JP
Japan
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channel
signal
reception
reception channel
receiving
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Application number
JP10381795A
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English (en)
Inventor
Hiroharu Taketomi
弘治 武富
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信チャンネルを自動で選局・設定する際、
実際に放送されている放送チャンネルの上又は下側の隣
接チャンネルを誤って設定するのを防止する。 【構成】 TVチューナ1において、映像信号から同期
信号を検出する同期検出回路12,音声搬送波のレベル
を検出するSレベル検出回路14を設ける。そして、受
信チャンネルの自動設定時には、選局回路2に対してC
H1から順に全チャンネルを選局させ、各チャンネル毎
にAGC信号レベルから強電界地区かどうかを判定し
て、強電界地区でなければ、同期信号が検出されたチャ
ンネルを受信チャンネルとして設定し、強電界地区であ
れば、同期信号が検出され且つ音声搬送波が所定レベル
以上であるチャンネルを受信チャンネルとして設定す
る。この結果、隣接チャンネルの受信信号に放送チャン
ネルの同期信号が混入する強電界地区において、隣接チ
ャンネルを誤ってプリセットするのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体用テレビ受信装
置において、正常受信可能な受信チャンネルを自動で選
局する自動選局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等に搭載される移動体
用テレビ受信装置には、受信チャンネルの検索指令を入
力すると、正常受信可能な受信チャンネルを自動で検索
して、その受信チャンネルを記憶・表示し、受信チャン
ネルをそのチャンネルに固定する、所謂オートサーチ機
能や、受信装置において受信可能な全チャンネルに対し
て、第1チャンネル(CH1)から順に受信してゆき、
その内、正常受信可能なチャンネルを受信可能チャンネ
ルとして記憶する、所謂オートプリセット機能を備えた
ものが知られている。
【0003】また一般に、こうした受信チャンネルの自
動選局を行なう場合には、例えば特開平4−36801
号公報に開示されているように、受信チャンネルを変更
する度に、その受信チャンネルの受信信号に映像表示用
の同期信号が存在するか否かを判断し、同期信号が存在
すれば、現在の受信チャンネルは正常受信可能なチャン
ネルであると判断するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の手法では、強電界地区において、実際に放送
局から送信されて正常受信可能なチャンネル(放送チャ
ンネル)の下側或は上側の隣接チャンネルにおいても同
期信号が検出され、その隣接チャンネルを正常受信可能
な受信チャンネルとして選択してしまうことがあった。
【0005】つまり、強電界地区では、受信アンテナか
ら受信装置に至る受信信号経路や受信装置内の選局部等
に設けられた受信信号増幅用の増幅回路に許容レベル以
上の受信信号が入力されて、増幅回路通過後の受信信号
に歪みが生じ、放送チャンネル内の同期信号が隣接チャ
ネルにも現れることがあるため、従来のように正常受信
可能な受信チャンネルを、同期信号の有無のみから判定
するようにしていると、実際の放送チャンネルとは異な
る隣接チャンネルを正常受信可能な受信チャンネルとし
て設定しまうことがあるのである。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、放送チャンネルの上側又は下側の隣接チャン
ネルに放送チャンネル内の同期信号が現れる強電界地区
において、放送チャンネルのみを正常受信可能な受信チ
ャンネルであるとして自動選局することのできる移動体
用テレビ受信装置の自動選局装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、受信アンテナか
らの受信信号を増幅すると共に、該受信信号の中から、
外部から指定された受信チャンネルに対応したテレビ放
送信号を選択して、中間周波信号に変換する選局手段
と、該選局手段から出力される中間周波信号が所定レベ
ルとなるように、前記選局手段における受信信号の増幅
率を制御する自動利得制御手段と、前記選局手段から出
力される中間周波信号の中から映像信号及び音声信号を
各々検波する映像・音声検波手段とを備えた移動体用テ
レビ受信装置に設けられ、外部からの検索指令に従い当
該受信装置にて正常受信可能な受信チャンネルを自動選
局する自動選局装置であって、前記映像音声の中から同
期信号を検出する同期信号検出手段と、前記中間周波信
号内の音声搬送波のレベルを検出する音声レベル検出手
段と、前記検索指令に従い、前記選局手段に対して所定
の受信チャンネルを指定して該受信チャンネルのテレビ
放送信号を選局させる選局指令手段と、該選局指令手段
が受信チャンネルを指定した後、前記同期検出手段にて
同期信号が検出され、しかも、前記音声レベル検出手段
にて検出される音声搬送波のレベルが所定レベル以上で
あるとき、前記指定した受信チャンネルは正常受信可能
な受信チャンネルであると判定して、該受信チャンネル
を記憶する受信チャンネル記憶手段と、該受信チャンネ
ル記憶手段にて前記指定した受信チャンネルが正常受信
可能な受信チャンネルではないと判断されると、前記選
局指令手段が指定する受信チャンネルを変更し、前記受
信チャンネル記憶手段に変更後の受信チャンネルに対す
る受信状態の判定を実行させる受信チャンネル変更手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の移動体用テレビ受信装置の自動選局装置におい
て、前記自動利得制御手段から前記選局手段に出力され
る増幅率制御用の制御信号に基づき、現在移動体は強電
界地区にいるか否かを判断する強電界地区判定手段を備
え、前記受信チャンネル記憶手段は、前記強電界地区判
定手段にて移動体は強電界地区にいると判断されている
場合には、前記同期検出手段にて同期信号が検出され、
しかも、前記音声レベル検出手段にて検出された音声搬
送波が所定レベル以上であるときに、現在の受信チャン
ネルを正常受信可能な受信チャンネルであると判定し、
前記強電界地区判定手段にて移動体は強電界地区にいな
いと判断されている場合には、前記同期検出手段にて同
期信号が検出されてさえいれば、現在の受信チャンネル
を正常受信可能な受信チャンネルであると判断すること
を特徴とする。
【0009】また次に、請求項3に記載の発明は、請求
項1又は請求項2に記載の移動体用テレビ受信装置の自
動選局装置において、前記受信チャンネル変更手段は、
前記受信チャンネル記憶手段が前記指定された受信チャ
ンネルの受信状態を判定する度に、該判定結果にかかわ
らず、前記選局指令手段が指定する受信チャンネルを、
前記選局手段にて選局可能な全チャンネルに亙って順次
変更することを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の移動体用テレ
ビ受信装置の自動選局装置においては、外部から受信チ
ャンネルの検索指令が入力されると、選局指令手段が、
選局手段に対して所定の受信チャンネルを指定する。す
ると、選局手段は、その指定された受信チャンネルのテ
レビ放送信号を中間周波信号に変換し、自動利得制御手
段が、その中間周波信号が所定レベルとなるように、選
局手段における受信信号の増幅率を制御し、映像・音声
検波手段が、そのレベル調整された選局手段からの中間
周波信号の中から、映像信号及び音声信号を各々検波す
る。そして、同期信号検出手段が、その検波された映像
信号の中から同期信号を検出すると共に、音声レベル検
出手段が、中間周波信号内の音声搬送波のレベルを検出
する。
【0011】また、選局指令手段が受信チャンネルを指
定すると、受信チャンネル記憶手段が、その後、同期検
出手段にて同期信号が検出され、しかも、前記音声レベ
ル検出手段にて検出される音声搬送波のレベルが所定レ
ベル以上であるか否かによって、指定した受信チャンネ
ルは正常受信可能な受信チャンネルであるかどうかを判
断し、同期信号が検出され、しかも音声搬送波のレベル
が所定レベル以上であったときに、指定したチャンネル
は正常受信可能な受信チャンネルであるとして、該受信
チャンネルを記憶する。
【0012】そして、この受信チャンネル記憶手段に
て、指定した受信チャンネルが正常受信可能な受信チャ
ンネルではないと判断されると、受信チャンネル変更手
段が、選局指令手段が指定する受信チャンネルを変更し
て、受信チャンネル記憶手段に変更後の受信チャンネル
に対する受信状態の判定を実行させる。
【0013】即ち、請求項1に記載の自動選局装置にお
いては、選局した受信チャンネルの映像信号内に同期信
号が存在しても、その受信チャンネル内の音声搬送波が
所定レベルより小さい場合には、指定した受信チャンネ
ルは正常受信不能な受信チャンネルであると判定する。
【0014】これは、指定した受信チャンネルの映像信
号中に同期信号が存在しても、その受信チャンネルが実
際の放送チャンネルとは異なる隣接チャンネルである場
合には、受信チャンネル内に音声搬送波は存在せず、そ
のレベルが極めて小さくなるためである。
【0015】従って、請求項1に記載の自動選局装置に
よれば、強電界地区において、実際の放送チャンネルの
下側或は上側の隣接チャンネルの受信信号内に、放送チ
ャンネル内の映像信号中の同期信号が混入して、その隣
接チャンネルの選局中に同期信号が検出されるような場
合であっても、その隣接チャンネルを正常受信可能な受
信チャンネルであると誤判定することはなく、正常受信
可能な放送チャンネルのみを正確に選局することが可能
になる。
【0016】次に、請求項2に記載の自動選局装置にお
いては、強電界地区判定手段が、自動利得制御手段から
選局手段に出力される増幅率制御用の制御信号に基づ
き、現在移動体は強電界地区にいるか否かを判断する。
そして、強電界地区判定手段にて移動体は強電界地区に
いると判断されている場合には、受信チャンネル記憶手
段は、請求項1に記載の装置と同様に、同期検出手段に
て同期信号が検出され、しかも、音声レベル検出手段に
て検出された音声搬送波が所定レベル以上であるとき
に、現在の受信チャンネルは正常受信可能な受信チャン
ネルであると判定するが、強電界地区判定手段にて移動
体は強電界地区にいないと判断されている場合には、受
信チャンネル記憶手段は、同期検出手段にて同期信号が
検出されてさえいれば、現在の受信チャンネルを正常受
信可能な受信チャンネルであると判断する。
【0017】つまり、同期信号の有無と音声搬送波のレ
ベルとから、指定した受信チャンネルが正常受信可能な
受信チャンネルか否かの受信判定を行なうようにした場
合、強電界地区において放送チャンネル内の同期信号が
隣接チャンネルの受信信号中に混入したときの正常受信
可能な受信チャンネルの誤判定を防止することはできる
ものの、テレビ放送信号内の音声搬送波が映像搬送波に
比べて極めて小さくなる地区、換言すれば画像レベルは
高いが音声レベルは低くなる地区において、受信チャン
ネルが正常受信可能な放送チャンネルであるにもかかわ
らず、受信チャンネルは正常受信できないと判断してし
まうことが考えられる。
【0018】そこで、請求項2に記載の自動選局装置で
は、放送チャンネル内の同期信号が隣接チャンネルの受
信信号に混入し易い強電界地区でのみ、同期信号の有無
と音声搬送波のレベルとから指定した受信チャンネルの
受信判定を行ない、放送チャンネル内の同期信号が隣接
チャンネルの受信信号に混入することのない、中・弱電
界地区では、従来と同様に、同期信号の有無から受信判
定を行なうようにしているのである。
【0019】このため、請求項2に記載の自動選局装置
によれば、請求項1に記載の装置と同様、強電界地区に
おいて、実際の放送チャンネルの下側或は上側の隣接チ
ャンネルを正常受信可能な受信チャンネルであると誤判
定するのを防止して、正常受信可能な放送チャンネルの
みを正確に選局することができると共に、中・弱電界地
区において、音声搬送波が映像搬送波に比べて極めて小
さいテレビ放送信号を受信チャンネルとして選局してい
る場合に、その受信チャンネルを正常受信できない受信
チャンネルであると判定して、その受信チャンネルが選
局されなくなるのを防止できる。
【0020】また次に、請求項3に記載の移動体用テレ
ビ受信装置の自動選局装置においては、受信チャンネル
変更手段が、受信チャンネル記憶手段が指定された受信
チャンネルの受信状態を判定する度に、その判定結果に
かかわらず、選局指令手段が指定する受信チャンネル
を、選局手段にて選局可能な全チャンネルに亙って順次
変更する。
【0021】つまり、請求項3に記載の自動選局装置
は、受信チャンネル記憶手段が正常受信可能な受信チャ
ンネルを判定してそのチャンネルを記憶するまでの間、
受信チャンネル変更手段が、選局指令手段が指定する受
信チャンネルを順次変更してゆく、所謂オートサーチ機
能を実現する装置ではなく、選局手段にて選局可能な全
チャンネルに亙って各チャンネル毎に受信判定を行な
い、受信可能なチャンネルを順次記憶してゆく、所謂オ
ートプリセット機能を実現する装置である。
【0022】そして、当該装置においても、請求項1又
は請求項2に記載の自動選局装置と同様に指定した受信
チャンネル毎に受信判定を行ない、正常受信可能な受信
チャンネルを記憶するので、正常受信可能な受信チャン
ネルとして、放送チャンネルの下側或は上側の隣接チャ
ンネルが記憶されることはなく、上記と同様の効果を得
ることができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図2は本発明が適用された車載用オーディオ・ビジ
ュアルシステム(AVシステム)の全体構成を表わすブ
ロック図である。
【0024】図2に示す如く、本実施例のAVシステム
には、テレビ受信装置としてのテレビチューナ(TVチ
ューナ)1が備えられる他、画像表示のためのディスプ
レイ22、自動車のリアウィンドウに設けられたガラス
アンテナやダイバシティ受信のためのロッドアンテナ等
からなる各種受信アンテナANT、受信アンテナANT
からの受信信号を増幅して出力するアンテナアンプ2
4、走行案内のための地図データ等が格納されたCD−
ROMから情報を読み出すCD−ROMプレーヤ26、
AM・FMのラジオ放送を受信するラジオレシーバ2
8、及び、これら各部に双方向通信用のバス29を介し
て接続され、これら各部を集中制御するディスプレイコ
ンピュータ30が備えられている。
【0025】ディスプレイコンピュータ30は、ラジオ
レシーバ28に設けられた操作パネルの操作状態(つま
り車両乗員からの指令)及び車両の運転状態(車速,ブ
レーキ操作,操舵角等)を検出する各種センサからの車
両信号に応じて、TVチューナ1により得られたテレビ
画像、CD−ROMプレーヤ26が読み出した地図デー
タ等の画像データ、車両乗員へのメッセージ等をディス
プレイ22に表示させるためのものであり、車両が停車
中で且つ車両乗員によりテレビ画像の表示が選択されて
いるときに、TVチューナ1からの映像信号にてディス
プレイ22に受信画像を表示させる。
【0026】一方、ラジオレシーバ28には、双方向通
信用のバス32を介して、複数のコンパクトディスク
(CD)を収容可能で任意のCDから情報を読出して音
声信号を再生するCDオートチェンジャ34、TVチュ
ーナ1,ラジオレシーバ28,CDオートチェンジャ3
4等からの各種音声信号を受けてそのうちの一つを増幅
してスピーカに出力するオーディオアンプ36、等の各
種オーディオ装置が接続されている。
【0027】ラジオレシーバ28は、上述のように車両
乗員が当該AVシステムの動作設定を行なうための操作
パネルを備えると共に、その操作状況に応じて、スピー
カから発生させる音声信号の切り替えや音量,音質等の
制御を行なうためのものであり、車両乗員によりテレビ
音声が選択されているときに、TVチューナ1からの音
声信号をオーディオアンプ36からスピーカに出力させ
る。
【0028】尚、CDオートチェンジャ34がCDから
読み出した情報は、データバス38を介してCD−RO
Mプレーヤ26に入力され、更にこの情報は、CD−R
OMプレーヤ26が読み出した地図データ等の画像デー
タと共に、データバス39を介して、ディスプレイコン
ピュータ30に入力される。そして、ディスプレイコン
ピュータ30は、車両の走行案内やCD情報の表示が選
択されているとき、この入力された画像データをディス
プレイ22に表示させる。
【0029】次に、TVチューナ1は、図1に示す如
く、アンテナアンプ24から入力される受信信号RFを
増幅すると共に、後述のマイクロコンピュータ(マイコ
ン)20側から指定された受信チャンネルに対応した周
波数の局部発振信号を生成して、これと受信信号RFと
を混合することにより、指定された受信チャンネルのテ
レビ放送信号を、例えば映像58.75MHz,音声5
4.25MHzの中間周波信号IFに変換する、選局手
段としての選局回路2を備え、また、映像・音声検波手
段として、中間周波信号IFを増幅して映像信号を検波
する中間周波増幅・検波回路4と、この検波された映像
信号を増幅してディスプレイ22に出力する映像増幅回
路6と、中間周波増幅・検波回路4において増幅された
中間周波信号の中から音声信号を検波・増幅してオーデ
ィオアンプ36に出力する音声検波・増幅回路10とを
備えている。
【0030】また、TVチューナ1には、中間周波増幅
・検波回路4内にて増幅した中間周波信号IFの信号レ
ベルが所定レベルとなるように、選局回路2及び中間周
波増幅・検波回路4内の増幅回路の増幅率(利得)を自
動調整する、自動利得制御手段としてのAGC回路8、
映像増幅回路6に入力された映像信号の中から同期信号
を検出する、同期信号検出手段としての同期検出回路1
2、音声検波・増幅回路10に入力された音声搬送波の
レベル(Sレベル)を検出する、音声レベル検出手段と
してのSレベル検出回路14が備えられ、AGC回路8
から受信信号RFの増幅利得を制御するために選局回路
2に出力されるRF・AGC信号、同期検出回路12に
て検出された同期信号、及びSレベル検出回路14から
出力される音声搬送波のレベルを表わすSレベル信号
は、夫々、A/D変換器16,17,18を介して、マ
イコン20に入力される。尚、従来より、音声検波・増
幅回路として、Sレベルの検出機能を有するIC(例え
ば東芝社製のTA8129Z)が知られており、音声検
波・増幅回路10に、こうしたICを使用した場合に
は、Sレベル検出回路14を別途設ける必要はない。
【0031】次に、マイコン20は、上記バス29を介
してデータ通信を行なうと共に、ラジオレシーバ28に
設けられた操作パネルやリモコン操作のためのキー入力
装置19を介して入力される車両乗員からの各種指令に
従い、選局回路2による受信チャンネルの切り替え、当
該TVチューナ1にて正常受信可能な受信チャンネルの
検索・記憶(プリセット)等を行なうためのものであ
り、CPU,ROM,RAM等から構成されている。
【0032】次に、このマイコン20において実行され
る本発明にかかわる主要な処理である、受信チャンネル
のプリセット処理について、図3に示すフローチャート
に沿って説明する。尚、この受信チャンネルプリセット
処理は、車両乗員がキー入力装置19等を操作して、受
信チャンネルのオートプリセット指令を入力したときに
開始される。
【0033】図3に示す如く、受信チャンネルプリセッ
ト処理が開始されると、まずS110(Sはステップを
表わす)にて、当該TVチューナ1にて受信可能なCH
1〜CH62までの受信チャンネルの内、CH1から順
に選局回路2に受信チャンネルを指定する、選局指令手
段としての処理(CH.SET)を行なう。
【0034】そして、S110にて受信チャンネルが設
定されると、S120に移行して、同期検出回路12か
ら同期信号が入力されているか否か、つまり復調した映
像信号に同期信号が存在するか否かを判定し、同期信号
がなければ、現在設定されている受信チャンネルのテレ
ビ放送信号は存在しないと判断して、S160に移行す
る。
【0035】S160では、現在設定されている受信チ
ャンネルはCH62であり、全てのチャンネル(CH1
〜CH62)に対する正常受信可能か否かの判定が終了
したかどうかを判定し、受信チャンネルがCH62であ
れば、当該処理を終了し、逆に受信チャンネルがCH6
2に達していなければ、再度S110に移行する。
【0036】尚、このときS110では、受信チャンネ
ルとして、現在設定している受信チャンネルの上側チャ
ンネルが設定される(例えば現在の受信チャンネルがC
H1であれば受信チャンネルがCH2に変更される)。
つまり、本実施例では、S160とS110との処理に
より受信チャンネル変更手段が実現される。
【0037】一方、S120にて、映像信号中に同期信
号があると判定されると、S130に移行して、A/D
変換器16を介して入力されたRF・AGC信号の信号
レベルが予め設定された第1の判定レベル以上であり、
現在、選局回路2内の増幅回路の利得が大きくなってい
るか否かを判断する。
【0038】この処理(S130)は、RF・AGC信
号の信号レベルから、車両が強電界地区にいるのか、中
又は弱電界地区にいるのかを判定するための処理(強電
界地区判定手段に相当する)であり、RF・AGC信号
の信号レベルが第1の判定レベル以上で、選局回路2内
の増幅回路の利得が大きくなっている場合には、車両は
中・弱電界地区にいるものと判定して、S150に移行
する。
【0039】そして、S150では、現在設定されてい
る受信チャンネルを正常受信可能な放送チャンネルであ
るとして、RAM内に記憶すると共に、その受信チャン
ネルをディスプレイ22に表示させる、受信チャンネル
記憶手段としての処理(CH.プリセット)を実行し、
S160に移行する。
【0040】一方、RF・AGC信号の信号レベルが第
1の判定レベル未満で、選局回路2内の増幅回路の利得
が小さくなっている場合には、S130において、車両
は強電界地区にいるものと判定して、S140に移行す
る。そして、S140では、A/D変換器18を介して
入力されたSレベル信号から、Sレベル(つまり音声搬
送波の受信レベル)は、予め設定された第2の判定レベ
ル以上であるか否かを判断し、Sレベルが第2の判定レ
ベル以上である場合には、現在設定されている受信チャ
ンネルは正常受信可能な受信チャンネルであると判断し
て、S150に移行し、現在設定されている受信チャン
ネルをプリセットする。
【0041】また逆に、Sレベルが第2の判定レベル未
満であれば、現在設定されている受信チャンネルは、正
常受信可能な放送チャンネルの下側又は上側の隣接チャ
ンネルであると判断して、そのままS160に移行す
る。このように、本実施例のTVチューナ1において、
受信チャンネルを自動でプリセットする際には、選局回
路2にて選局させる受信チャンネルをCH1からCH6
2まで順に変更して行き、各受信チャンネル毎に、復調
した映像信号中に同期信号が存在するか否か、同期信号
が存在すれば、RF・AGC信号に基づき、その受信チ
ャンネルの受信信号レベルは大きく、車両はそのチャン
ネルの放送局に近い強電界地区にいるのか否かを判断し
て、車両が強電界地区にいなければ、現在の受信チャン
ネルは正常受信可能な受信チャンネルであるものとして
記憶・表示(プリセット)する。
【0042】また、車両が強電界地区にいる場合には、
音声搬送波の受信レベル(Sレベル)も受信チャンネル
全体の受信信号レベルと同様に大きいかどうかを判定し
て、Sレベルが大きい場合にのみ、受信チャンネルは正
常受信可能な受信チャンネルであると判定してプリセッ
トする。
【0043】従って、本実施例のTVチューナ1によれ
ば、放送チャンネルの下側又は上側の隣接チャンネルを
正常受信可能な受信チャンネルであるとして、プリセッ
トしてしまうことはなく、正常受信可能な放送チャンネ
ルのみを正確にプリセットすることができる。
【0044】また、受信チャンネルの受信信号レベルが
比較的小さい中・弱電界地区では、従来と同様に、同期
信号の有無だけで正常受信可能かどうかの判定を行なう
ため、中・弱電界地区において、音声搬送波が映像搬送
波に比べて極めて小さいテレビ放送信号を受信している
際に、その受信チャンネルを正常受信できない受信チャ
ンネルであると判定して、その受信チャンネルがプリセ
ットされなくなるのを防止できる。
【0045】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこうした実施例に限定されるものではな
く、種々の態様をとることができる。例えば、本実施例
では、選局回路2において受信可能な全チャンネル(C
H1〜CH62)の中から正常受信可能なチャンネルを
検索して自動でプリセットするオートプリセット機能を
実現するために本発明を適用した装置について説明した
が、本発明は、正常受信可能な1チャンネルを自動検索
するオートサーチ機能を実現するのに利用しても、上記
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0046】また本実施例では、車載用のAVシステム
の一部として、ディスプレイ22やオーディオアンプ3
6等と別体で構成されたTVチューナ1について説明し
たが、本発明は、ディスプレイやスピーカ、場合によっ
てはテレビアンテナと共に一体的に構成されたテレビ受
信装置であっても、上記実施例と同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のTVチューナの構成を表わすブロッ
ク図である。
【図2】 TVチューナが設けられた車載用AVシステ
ム全体の構成を表わすブロック図である。
【図3】 TVチューナのマイコンにおいて実行される
受信チャンネルプリセット処理を表わすフローチャート
である。
【符号の説明】
1…TVチューナ 2…選局回路 4…中間周波増
幅・検波回路 6…映像増幅回路 8…AGC回路 10…音声検
波・増幅回路 12…同期検出回路 14…Sレベル検出回路 1
9…キー入力装置 20…マイコン 22…ディスプレイ 24…アン
テナアンプ 30…ディスプレイコンピュータ ANT…受信アン
テナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナからの受信信号を増幅する
    と共に、該受信信号の中から、外部から指定された受信
    チャンネルに対応したテレビ放送信号を選択して、中間
    周波信号に変換する選局手段と、該選局手段から出力さ
    れる中間周波信号が所定レベルとなるように、前記選局
    手段における受信信号の増幅率を制御する自動利得制御
    手段と、前記選局手段から出力される中間周波信号の中
    から映像信号及び音声信号を各々検波する映像・音声検
    波手段とを備えた移動体用テレビ受信装置に設けられ、
    外部からの検索指令に従い当該受信装置にて正常受信可
    能な受信チャンネルを自動選局する自動選局装置であっ
    て、 前記映像音声の中から同期信号を検出する同期信号検出
    手段と、 前記中間周波信号内の音声搬送波のレベルを検出する音
    声レベル検出手段と、 前記検索指令に従い、前記選局手段に対して所定の受信
    チャンネルを指定して該受信チャンネルのテレビ放送信
    号を選局させる選局指令手段と、 該選局指令手段が受信チャンネルを指定した後、前記同
    期検出手段にて同期信号が検出され、しかも、前記音声
    レベル検出手段にて検出される音声搬送波のレベルが所
    定レベル以上であるとき、前記指定した受信チャンネル
    は正常受信可能な受信チャンネルであると判定して、該
    受信チャンネルを記憶する受信チャンネル記憶手段と、 該受信チャンネル記憶手段にて前記指定した受信チャン
    ネルが正常受信可能な受信チャンネルではないと判断さ
    れると、前記選局指令手段が指定する受信チャンネルを
    変更し、前記受信チャンネル記憶手段に変更後の受信チ
    ャンネルに対する受信状態を判定させる受信チャンネル
    変更手段と、 を備えたことを特徴とする移動体用テレビ受信装置の自
    動選局装置。
  2. 【請求項2】 前記自動利得制御手段から前記選局手段
    に出力される増幅率制御用の制御信号に基づき、現在移
    動体は強電界地区にいるか否かを判断する強電界地区判
    定手段を備え、 前記受信チャンネル記憶手段は、前記強電界地区判定手
    段にて移動体は強電界地区にいると判断されている場合
    には、前記同期検出手段にて同期信号が検出され、しか
    も、前記音声レベル検出手段にて検出された音声搬送波
    が所定レベル以上であるときに、現在の受信チャンネル
    を正常受信可能な受信チャンネルであると判定し、前記
    強電界地区判定手段にて移動体は強電界地区にいないと
    判断されている場合には、前記同期検出手段にて同期信
    号が検出されてさえいれば、現在の受信チャンネルを正
    常受信可能な受信チャンネルであると判断することを特
    徴とする請求項1に記載の移動体用テレビ受信装置の自
    動選局装置。
  3. 【請求項3】 前記受信チャンネル変更手段は、前記受
    信チャンネル記憶手段が前記指定された受信チャンネル
    の受信状態を判定する度に、該判定結果にかかわらず、
    前記選局指令手段が指定する受信チャンネルを、前記選
    局手段にて選局可能な全チャンネルに亙って順次変更す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動
    体用テレビ受信装置の自動選局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003013136A3 (en) * 2001-07-27 2003-06-19 Thomson Licensing Sa Method and system for creating a subset of active channels
JP2006340264A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Clarion Co Ltd テレビジョン信号受信装置

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