JP2004118941A - 再生装置 - Google Patents

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JP2004118941A
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Kuniko Yamazaki
山崎 邦子
Yoshihide Koyama
小山 善秀
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Clarion Co Ltd
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    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
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Abstract

【課題】フロント側で設定中の再生モードがリア側の操作で切り換えられてしまう。
【解決手段】CDモード、AMモード及びFMモード等の複数の再生モードを選択する再生モード設定部33と、フロント側又はリア側の所定操作に応じて、複数の再生モードの内、任意の再生モードを選択すべく、再生モード設定部を制御する制御部41とを有するデュアルメディア機能を備えた本体装置2であって、制御部は、デュアルモードでフロント側がAMモード中に、リア側でFMモードを選択要求する操作を検出すると、フロント側のAMモードがFMモードに切り換えられないように、リア側のFMモード選択を禁止するようにした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばCD、MD、DVD等の記録媒体の再生機能やAM/FMラジオ放送等の受信機能を有する複数の再生源と、各再生源からの再生信号を音声出力するスピーカ及びヘッドホン等の出力手段とを有し、これらスピーカ及びヘッドホン双方で異なる再生源からの再生信号を同時に音声出力することができる機能、例えばデュアルメディア機能を備えたオーディオ装置等の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、このようなデュアルメディア機能を備えたオーディオ装置としては、車載用オーディオシステムに適用されている。
【0003】
図6は一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【0004】
図6に示す車載用オーディオシステム100は、車室内のフロント側に配置され、例えばCD再生機能やAM/FMラジオ等の受信機能を含む複数の再生源を備えた本体装置101と、フロント側で本体装置101を操作するフロント側操作部102と、車室内のリア側で本体装置101を遠隔操作するリア側操作部103と、本体装置101と接続し、この本体装置101の再生源からの音声信号を音声出力するスピーカ104及びヘッドホン105とを有している。
【0005】
スピーカ104は、フロント側に配置された2台のフロントスピーカ104Aと、リア側に配置された2台のリアスピーカ104Bとで構成している。また、ヘッドホン105は、リア側に配置されるものとする。
【0006】
また、再生源としては、CD再生部と、AM/FMラジオ用チューナ部とを有し、このAM/FMラジオ用チューナ部は、AMチューナ及びFMチューナを兼ねて、1台のチューナでAM放送及びFM放送を受信することができる。
【0007】
尚、フロント側操作部102は、フロント側に配置された本体装置101の前面パネルに相当し、リア側操作部103は、リア側に配置されたリモコン操作部に相当するものである。
【0008】
また、フロント側操作部102及びリア側操作部103には、複数の再生源の内、任意の再生源を選択する再生モード選択キーと、予め登録したラジオ放送局の受信周波数をワンタッチ操作で受信することができるプリセットキーとを有している。尚、再生モードとしては、再生源としてCD再生部を動作選択するCDモードと、AM放送を受信するAM/FMラジオ用チューナ部を動作選択するAMモード、FM放送を受信するAM/FMラジオ用チューナ部を動作選択するFMモード等があげられる。
【0009】
また、本体装置101では、デュアルメディア機能を有し、フロント側操作部102からの所定操作に応じて、システム設定モードとしてのシングルモード又はデュアルモードに切換設定可能である。
【0010】
シングルモードとは、複数の再生源の内、一の再生源からの音声信号をスピーカ104からのみ音声出力する設定モードである。
【0011】
デュアルモードとは、複数の再生源の内、一の再生源からの音声信号をスピーカ104で音声出力しながら、他の再生源からの音声信号をヘッドホン105で音声出力する設定モードである。
【0012】
本体装置101では、例えばフロント側の搭乗者がFMモード、リア側の搭乗者がCDモードといったように異なる再生源からの音声信号の提供を求めた場合、フロント側操作部102を所定操作することでデュアルモードに設定し、フロント側ではFM放送の音声信号をスピーカ104から音声出力し、リア側ではCD再生部からの音声信号をヘッドホン105から音声出力することができる。
【0013】
つまり、フロント側の搭乗者とリア側の搭乗者とは、スピーカ104及びヘッドホン105を通じて、夫々異なる再生源からの音声信号を受聴することができる。
【0014】
このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム100によれば、フロント側操作部102の所定操作に応じてデュアルモードに設定可能とし、このデュアルモード中においては、スピーカ104及びヘッドホン105を通じて、異なる再生源からの音声信号をフロント側及びリア側に夫々提供するようにしたので、フロント側及びリア側の搭乗者は、夫々異なる再生源からの音声信号を受聴することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム100によれば、デュアルモード中において、例えばフロント側でAMモードを設定することでスピーカ104からAM放送の再生信号を音声出力中に、リア側でFMモードが設定されると、1台のチューナでAM及びFMチューナを兼用していることから、フロント側で設定中のAMモードがFMモードに切り換えられてしまう。
【0016】
つまり、この車載用オーディオシステム100によれば、所定操作(例えばリア側操作部のモード選択キーのキー操作)による、任意の出力手段(例えばリア側の出力手段であるヘッドホン105)へ出力すべき、再生信号(例えばFM放送の再生信号)に関わる再生源(例えばFMモード)への切換選択(例えばモード切替選択)で、任意の出力手段(例えばリア側の出力手段であるヘッドホン105)以外の出力手段(例えばフロント側の出力手段であるスピーカ104)に出力すべき再生信号(例えばAM放送の再生信号)が切り換えられてしまうといった変動が生じる。
【0017】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が、この所定操作による再生源の切換選択で変動してしまうのを確実に防止することができる再生装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の再生装置は、複数の再生源と、各再生源からの再生信号を出力する複数の出力手段と、前記複数の再生源の内、任意の再生源を選択する選択手段と、所定操作に応じて、前記出力手段に出力すべき再生信号を出力する任意の再生源を選択すべく、前記選択手段を制御する制御手段とを有する再生装置であって、前記制御手段は、前記複数の再生源の内、任意の再生源を選択し、この選択した再生源からの再生信号を前記複数の出力手段の内、任意の出力手段に出力させるための所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の再生源を選択することで、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段から出力されるべき再生信号に変動が生じるか否かを判定する変動判定手段と、この変動判定手段にて再生信号に変動が生じると判定されると、前記所定操作に関わる任意の再生源への切換選択を禁止する選択禁止手段とを有するようにした。
【0019】
従って、本発明の再生装置によれば、任意の再生源を選択し、この選択した再生源からの再生信号を任意の出力手段に出力させるための所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の再生源を選択することで、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段から出力されるべき再生信号に変動が生じるか否かを判定し、この再生信号に変動が生じると判定されると、前記所定操作に関わる任意の再生源への切換選択を禁止するようにしたので、例えばフロント側の出力手段(任意の出力手段以外の出力手段)から再生信号を出力中に、リア側から、この再生信号が切り換えられてしまうような再生源の切換選択に関わる操作があったとしても、フロント側の出力手段に出力されるべき再生信号が切り換えられてしまうような変動を確実に防止することができる。
【0020】
本発明の再生装置は、複数の放送帯域の放送を受信可能とする放送受信手段を含む複数の再生源と、各再生源からの再生信号を出力する複数の出力手段と、前記複数の再生源の内、任意の再生源を選択すると共に、前記複数の放送帯域の内、前記放送受信手段が受信する放送帯域を選択する選択手段と、所定操作に応じて、前記複数の出力手段の内、任意の出力手段に出力すべき、任意の放送帯域の再生信号を選択すべく、前記選択手段を制御する制御手段とを有する再生装置であって、前記制御手段は、前記所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が前記放送受信手段からの再生信号の場合、この放送受信手段に関わる放送帯域の切換選択動作を禁止するように、前記選択手段を制御するようにした。
【0021】
従って、本発明の再生装置によれば、任意の出力手段に出力すべき、任意の放送帯域信号の再生信号を選択する所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が放送受信手段からの再生信号の場合、この放送受信手段に関わる放送帯域の切換選択動作を禁止するようにしたので、放送受信手段が、例えば1台でAM及びFMチューナを兼用したAM/FMラジオ用チューナ部とした場合、例えばフロント側の出力手段(任意の出力手段以外の出力手段)からAM放送の再生信号を出力中に、リア側から、フロント側のAM放送の再生信号が切り換えられてしまうような再生源(FMモード)の切換選択に関わる操作があったとしても、フロント側の出力手段に出力されるべきAM放送の再生信号が切り換えられてしまうような変動を確実に防止することができる。
【0022】
本発明の再生装置は、前記制御手段が、前記所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が前記放送受信手段からの放送帯域の再生信号の場合、この放送帯域を切り換える、前記所定操作に関わる任意の放送帯域への切換選択動作を禁止するように、前記選択手段を制御するようにした。
【0023】
従って、本発明の再生装置によれば、前記所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が前記放送受信手段からの放送帯域の再生信号の場合、この放送帯域を切り換える、前記所定操作に関わる任意の放送帯域への切換選択動作を禁止するようにしたので、例えばフロント側の出力手段(任意の出力手段以外の出力手段)からAM放送の再生信号を出力中に、リア側から、フロント側のAM放送の再生信号をFM放送の再生信号に切り換えてしまうような再生源(FMモード)の切換選択に関わる操作があったとしても、フロント側の出力手段に出力されるべきAM放送の再生信号がFM放送の再生信号に切り換えられてしまうような変動を確実に防止することができる。
【0024】
本発明の再生装置は、前記複数の出力手段の内、少なくとも一の出力手段はスピーカ、前記複数の出力手段の内、少なくとも一の出力手段はヘッドホンとした。
【0025】
従って、本発明の再生装置によれば、少なくとも一の出力手段をスピーカとし、さらに少なくとも一の出力手段をヘッドホンとし、例えばフロント側の出力手段(任意の出力手段以外の出力手段)をスピーカ、リア側の出力手段(任意の出力手段)をヘッドホンとした場合、フロント側の出力手段(任意の出力手段以外の出力手段)から再生信号を出力中に、このフロント側の再生信号が切り換えられてしまうような再生源の切換選択に関わる操作がリア側からあったとしても、フロント側の出力手段に出力されるべき再生信号が切り換えられてしまうような変動を確実に防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の再生装置における実施の形態を示すデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムについて説明する。図1は本実施の形態を示す車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【0027】
図1に示す車載用オーディオシステム1は、車室内のフロント側に配置され、例えばCD再生機能やAM/FMラジオ等の受信機能を含む複数の再生源を備えた本体装置2と、フロント側で本体装置2を操作するフロント側操作部3と、車室内のリア側で本体装置2を遠隔操作するリア側操作部4と、本体装置2と接続し、この本体装置2の再生機能からの音声信号を音声出力するスピーカ5及びヘッドホン6とを有している。
【0028】
さらに、車載用オーディオシステム1は、本体装置2と外部接続する電子機器、例えば外部DVD装置7を有している。
【0029】
スピーカ5は、フロント側に配置された2台のフロントスピーカ5Aと、リア側に配置された2台のリアスピーカ5Bとで構成している。また、ヘッドホン6は、リア側に配置されるものとする。
【0030】
また、再生源としては、後述するように、CD再生機能、衛星放送(以下、単にSATと称する)ラジオ受信機能やAM/FMラジオ機能を有している。
【0031】
尚、フロント側操作部3は、フロント側に配置された本体装置2の前面パネルに相当し、リア側操作部4は、リア側に配置されたリモコン操作部に相当するものである。
【0032】
また、フロント側操作部3及びリア側操作部4には、複数の再生源の内、任意の再生源を選択する再生モード選択キー(以下、単にMODEキーと称する)と、予め登録したラジオ放送局の受信周波数をワンタッチ操作で受信することができるプリセットキー(以下、単にNEXTキーと称する)とを有している。
【0033】
図2は本実施の形態に関わる本体装置2内部の概略構成を示すブロック図である。
【0034】
図2に示す本体装置2は、外部DVD装置7と接続する外部接続部11と、複数の再生源として、CD再生部12、AM/FMラジオ用チューナ部13やSATラジオ用チューナ部14と、外部DVD装置7、CD再生部12、AM/FMラジオ用チューナ部13及びSATラジオ用チューナ部14を含めた複数の再生源の内、スピーカ5へ出力する音声信号の再生源を選択するスピーカ出力切換部15と、複数の再生源の内、ヘッドホン6へ出力する音声信号の再生源を選択するヘッドホン出力切換部16と、スピーカ出力切換部15で選択した再生源からスピーカ5への音声信号をミュート制御するスピーカ側ミュート回路17と、リアスピーカ5Bへの音声信号をミュート制御するリアスピーカ側ミュート回路18と、ヘッドホン出力切換部16で選択した再生源からヘッドホン6への音声信号をミュート制御するヘッドホン側ミュート回路19と、様々な情報を表示する表示部20と、この本体装置2全体を制御するマイコン21とを有している。
【0035】
AM/FMラジオ用チューナ部13は、AMチューナ及びFMチューナを兼ねて、1台のチューナでAM放送及びFM放送を受信するものである。
【0036】
本体装置2は、デュアルメディア機能を有し、フロント側操作部3又はリア側操作部4からの所定操作に応じて、システム設定モードとしてのシングルモード又はデュアルモードに切換設定可能である。
【0037】
シングルモードとは、複数の再生源の内、一の再生源からの音声信号をスピーカ5からのみ音声出力する設定モードである。
【0038】
デュアルモードとは、複数の再生源の内、一の再生源からの音声信号をスピーカ5で音声出力しながら、同一の再生源若しくは他の再生源からの音声信号をヘッドホン6で音声出力する設定モードである。
【0039】
このデュアルモードには、通常デュアルモードと特殊デュアルモードとがあり、通常デュアルモードとは、本体装置2の電源がON中にデュアルモードを受け付けた場合に設定されるデュアルモードであり、特殊デュアルモードとは、本体装置2の電源がOFF中にリア側操作部4又は外部DVD装置7からの電源起動要求信号に応じて本体装置2の電源を立ち上げた際に設定されるデュアルモードである。尚、これら通常デュアルモード及び特殊デュアルモードは、個々に設定される別個のシステム設定モードというものではなく、一つのデュアルモードであり、説明の便宜上、設定条件に応じて通常デュアルモードと特殊デュアルモードとを分けて表現したにすぎないものである。
【0040】
尚、外部DVD装置7からの電源起動要求信号とは、例えば外部DVD装置7の電源投入や、外部DVD装置7のディスク挿入、外部DVD装置7の再生操作に応じて出力する信号であり、リア側操作部4からの電源起動要求信号とは、リア側操作部4から本体装置2への電源起動要求に応じて出力する信号である。
【0041】
また、本体装置2は、複数の再生モードを有し、前述したMODEキーで切換選択可能である。尚、再生モードとしては、CD再生部12を動作選択するCDモードと、衛星放送を受信するSATラジオ用チューナ部14を動作選択するSATモードと、AM放送を受信するAM/FMラジオ用チューナ部13を動作選択するAMモードと、FM放送を受信するAM/FMラジオ用チューナ部13を動作選択するFMモードと、外部DVD装置7を動作選択するDVDモードとがある。
【0042】
図3は本実施の形態に関わる本体装置2のマイコン21内部の概略構成を示すブロック図である。
【0043】
図3に示すマイコン21は、外部接続部11を通じて外部DVD装置7を監視する外部接続監視部31と、例えばCDモード、SATモード、AMモード、FMモードやDVDモード等の再生モードに関わる設定内容を記憶した再生モード設定メモリ32と、例えばMODEキーのモード選択操作に応じて再生モードに対応した設定内容を再生モード設定メモリ32から読み出し、この設定内容に基づいて同再生モードを設定する再生モード設定部33と、この再生モード設定部33にて設定した再生モードに基づいてスピーカ出力切換部15及びヘッドホン出力切換部16を制御する出力切換制御部34と、スピーカ側ミュート回路17、リアスピーカ側ミュート回路18及びヘッドホン側ミュート回路19を制御するミュート制御部35と、例えばNEXTキーのプリセットチャンネル(以下、単にPchと称する)選択操作に応じて受信可能とする各ラジオ放送局の受信周波数を記憶したPchメモリ36と、フロント側操作部3及びリア側操作部4からの入力操作を検出する操作検出部37と、表示部20を表示制御する表示制御部38と、例えばシングルモードやデュアルモード等のシステム設定モードに関わる設定内容を記憶したモード設定記憶部39と、このモード設定記憶部39に記憶した設定内容に基づいてシステム設定モードを設定するモード設定部40と、このマイコン21全体を制御する制御部41とを有している。
【0044】
再生モード設定部33では、操作検出部37を通じてフロント側操作部3及びリア側操作部4からのMODEキーのモード選択操作を監視し、このモード選択操作の再生モードに対応した設定内容を再生モード設定メモリ32から読み出し、この設定内容に基づいて同再生モードを設定するものである。尚、MODEキーはトグル方式を採用し、例えばAMモード→FMモード→SATモード→CDモード→DVDモード→AMモード→FMモード…といった順序で再生モードを選択するものである。
【0045】
Pchメモリ36は、図4に示すように、例えば6個のメモリ領域Pch−1〜Pch−6で構成し、各メモリ領域にはAM放送、FM放送やSAT放送の所定放送局に関わる受信周波数が夫々記憶されている。例えばPch−1ではAM放送局の受信周波数、Pch−2ではFM放送局の受信周波数、Pch−3ではAM放送局の受信周波数、Pch−4ではSAT放送局の受信周波数、Pch−5ではAM放送局の受信周波数、Pch−6ではFM放送局の受信周波数が記憶されているものとする。
【0046】
制御部41では、操作検出部37を通じてフロント側操作部3及びリア側操作部4からのNEXTキーのPch選択操作を監視し、このPch選択操作のPchに記憶した受信周波数を読み出し、AM/FMラジオ用チューナ部13又はSATラジオ用チューナ部14を通じて、この受信周波数の受信動作を実行するものである。尚、NEXTキーはトグル方式を採用し、例えばPch−1→Pch−2→Pch−3→Pch−4→Pch−5→Pch−6→Pch−1→Pch−2…といった順序でPchを選択するものである。
【0047】
モード設定記憶部39は、シングルモードの設定内容を記憶したシングルモード設定メモリ39Aと、デュアルモードの設定内容を記憶したデュアルモード設定メモリ39Bと、本体装置2の電源OFF直前に設定していたフロント側の再生モードをラスト再生源として記憶するラストモード設定メモリ39Cとを有している。
【0048】
尚、ラストモード設定メモリ39Cは、本体装置2の電源がOFFされると、この電源OFF直前のスピーカ5で音声出力していた最後の再生モードをラスト再生源として記憶するものである。
【0049】
シングルモード設定メモリ39Aに記憶するシングルモードの設定内容としては、フロントスピーカ5A及びリアスピーカ5Bからの音声出力のみを有効とする設定モードであることから、スピーカ側ミュート回路17及びリアスピーカ側ミュート回路18をミュートOFF、ヘッドホン側ミュート回路19をミュートONとしている。
【0050】
デュアルモード設定メモリ39Bには、通常デュアルモード及び特殊デュアルモードに関わる設定内容が記憶されており、通常デュアルモードの設定内容としては、フロントスピーカ5A及びヘッドホン6からの音声出力を異なる再生源若しくは同一の再生源とし、これらフロントスピーカ5A及びヘッドホン6からの音声出力を有効とする設定モードであることから、スピーカ側ミュート回路17をミュートOFF、リアスピーカ側ミュート回路18をミュートON、ヘッドホン側ミュート回路19をミュートOFFとしている。尚、フロント側の出力手段はフロントスピーカ5Aのみ、リア側の出力手段はヘッドホン6のみとなる。
【0051】
また、特殊デュアルモードの設定内容としては、フロントスピーカ5A及びヘッドホン6からの音声出力を異なる再生源若しくは同一の再生源とし、ヘッドホン6からの音声出力のみを有効とする設定モードであることから、スピーカ側ミュート回路17及びリアスピーカ側ミュート回路18をミュートON、ヘッドホン側ミュート回路19をミュートOFFとしている。
【0052】
モード設定部40は、デュアルモード設定メモリ39B及びシングルモード設定メモリ39Aの設定内容に基づいてシステム設定モードを設定し、さらに、ミュート制御部35では、その設定内容に基づいて、スピーカ側ミュート回路17、リアスピーカ側ミュート回路18及びヘッドホン側ミュート回路19を制御するものである。
【0053】
出力切換制御部34は、複数の再生源の内、指定の再生源からの音声信号を出力選択するスピーカ出力切換部15及びヘッドホン出力切換部16を制御するものである。
【0054】
尚、請求項記載の再生装置は本体装置2、再生源はCD再生部12(CDモード)、AM/FMラジオ用チューナ部13(AMモード及びFMモード)、SATラジオ用チューナ部14(SATモード)及び外部DVD装置7(DVDモード)、出力手段はスピーカ5及びヘッドホン6、選択手段は、スピーカ出力切換部15、ヘッドホン出力切換部16、再生モード設定部33及び制御部41、制御手段は制御部41、変動判定手段は制御部41、選択禁止手段は制御部41、放送帯域はAM放送及びFM放送に相当するものである。
【0055】
次に本実施の形態を示す車載用オーディオシステム1の動作について説明する。
【0056】
本体装置2のマイコン21は、例えばシングルモード中にDVDモードが設定されると、出力切換制御部32では、外部DVD装置7からの音声信号を選択出力するようにスピーカ出力切換部15を制御する。
【0057】
さらに、ミュート制御部33では、シングルモード設定メモリ36Aに記憶中の設定内容に基づいて、スピーカ側ミュート回路17及びリアスピーカ側ミュート回路18をミュートOFFし、ヘッドホン側ミュート回路19をミュートONする。
【0058】
つまり、本体装置2では、外部DVD装置7からの音声信号をフロントスピーカ5A及びリアスピーカ5Bからのみ音声出力し、ヘッドホン6からは音声出力しない。
【0059】
また、本体装置2のマイコン21は、フロント側をCDモード、リア側をDVDモードに設定する通常デュアルモードが設定されると、出力切換制御部32では、CD再生部12からの音声信号をフロント側に選択出力するようにスピーカ出力切換部15を制御し、外部DVD装置7からの音声信号をリア側に選択出力するようにヘッドホン出力切換部16を制御する。
【0060】
さらに、ミュート制御部33では、デュアルモード設定メモリ36Bに記憶中の通常デュアルモードの設定内容に基づいて、スピーカ側ミュート回路17をミュートOFF、リアスピーカ側ミュート回路18をミュートON、ヘッドホン側ミュート回路19をミュートOFFする。
【0061】
本体装置2では、リアスピーカ5Bからは音声出力することなく、フロントスピーカ5Aからのみ、CD再生部12からの音声信号を音声出力し、ヘッドホン6からは外部DVD装置7からの音声信号を音声出力することができる。つまり、フロント側ではCD再生部12からの音声信号、リア側では外部DVD装置7からの音声信号を音声出力することになる。
【0062】
また、本体装置2のマイコン21は、リア側をDVDモードに設定する特殊デュアルモードが設定されると、出力切換制御部32は、ラストモード設定メモリ36Cに記憶中のラスト再生源に基づいて再生モードを選択し、この音源からの音声信号をフロント側に選択出力するようにスピーカ出力切換部15を制御すると共に、外部DVD装置7からの音声信号をリア側に選択出力するようにヘッドホン出力切換部16を制御する。
【0063】
さらに、ミュート制御部33では、デュアルモード設定メモリ36Bに記憶中の特殊デュアルモードの設定内容に基づいて、スピーカ側ミュート回路17及びリアスピーカ側ミュート回路18をミュートON、ヘッドホン側ミュート回路19をミュートOFFする。
【0064】
本体装置2では、フロントスピーカ5A及びリアスピーカ5Bからは音声出力することなく、ヘッドホン6からのみ、外部DVD装置7からの音声信号を音声出力することができる。つまり、リア側では、外部DVD装置7からの音声信号を音声出力することになる。
【0065】
次に本体装置2のリア側操作受付処理について説明する。図5は本体装置2のリア側操作受付処理に関わるマイコン21の処理動作を示すフローチャートである。
【0066】
図5に示すリア側操作受付処理とは、リア側操作部4からMODEキーやNEXTキー等がキー操作された場合におけるキー受付処理である。
【0067】
図4においてマイコン21の制御部41は、操作検出部37を通じてリア側操作部4からのキー操作を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
【0068】
制御部41は、リア側操作部4からのキー操作を検出したのであれば、そのキー操作はNEXTキーであるか否かを判定する(ステップS12)。
【0069】
制御部41は、NEXTキーのキー操作でないと判定されると、そのキー操作はMODEキーであるか否かを判定する(ステップS13)。
【0070】
制御部41は、MODEキーのキー操作であると判定されると、現在のシステム設定モードがシングルモードであるか否かを判定する(ステップS14)。
【0071】
制御部41は、シングルモードでないと判定されると、デュアルモードであると判断し、フロント側がAM/FMラジオ用チューナ部13を選択したラジオモード(AMモード又はFMモード)中であるか否かを判定する(ステップS15)。
【0072】
尚、フロント側が選択したモードとは、デュアルモード中においてフロント側搭乗者が選択した再生モードに相当するものであり、例えばフロント側がAMモード中の場合には、AM/FMラジオ用チューナ部13にてAM放送をバンド選択し、このAM/FMラジオ用チューナ部13にて受信したAM放送の音声信号をフロントスピーカ5Aから音声出力しているものとする。
【0073】
制御部41は、ステップS15にてフロント側がラジオモード中であると判定されると、指定された再生モードがフロント側のバンド切換を伴うモードであるか否かを判定する(ステップS16)。
【0074】
尚、指定された再生モードとは、例えばリア側操作部4のMODEキーで選択された再生モードに相当するものである。また、例えばフロント側がAMモード中にリア側でFMモードが設定されると、従来ならば、フロント側はAMモードからFMモードに切り換えられてしまう。つまり、フロント側のバンド切換を伴うモードとは、フロント側がAMモードの場合はFMモード、フロント側がFMモードの場合はAMモードということになる。
【0075】
制御部41は、ステップS16にて指定された再生モードがフロント側のバンド切換を伴うモードであると判定されると、この再生モードの選択を禁止し、再生モードの選択順序に基づいて次の再生モードを指定すべく、再生モードスキップ動作を実行し(ステップS17)、この再生モードスキップ動作で指定した再生モードがフロント側のバンド切換を伴うモードであるか否かを判断すべく、ステップS16に移行する。
【0076】
尚、ステップS17の再生モードスキップ動作とは、フロント側がAMモード中にリア側からFMモードが指定された場合、前述したように再生モードの選択順序はAMモード→FMモード→SATモード→CDモード→…ということなることから、FMモードの選択を禁止して、次のSATモードを指定することになる。また、リア側でSATモードが設定されたとしても、SATモードは、AM/FMラジオ用チューナ部13ではなく、SATラジオ用チューナ部14で衛星放送を受信することになるから、フロント側のAMモードが切り換えられてしまうようなことはない。
【0077】
また、制御部41の再生モード設定部33は、ステップS15にてフロント側がラジオモード中でないと判定されると、又はステップS16にて指定された再生モードがフロント側のバンド切換を伴うモードでないと判定されると、その指定された再生モードをリア側の再生モードとして設定することで(ステップS18)、この処理動作を終了する。尚、リア側が設定したモードとは、デュアルモード中においてリア側で選択した再生モードに相当するものである。
【0078】
制御部41の再生モード設定部33は、ステップS14にて現在のシステム設定モードがシングルモードであると判定されると、フロント側及びリア側の再生モードを指定された再生モードに設定することで(ステップS19)、この処理動作を終了する。
【0079】
また、制御部41は、ステップS12にてNEXTキーのキー操作であると判定されると、現在のシステム設定モードがシングルモードであるか否かを判定する(ステップS20)。
【0080】
制御部41は、現在のシステム設定モードがシングルモードでないと判定されると、デュアルモードであると判断し、フロント側がラジオモード(AMモード又はFMモード)中であるか否かを判定する(ステップS21)。
【0081】
制御部41は、フロント側がラジオモード中であると判定されると、Pch−1〜Pch−6内に同一の放送バンドのPchがあるか否かを判定する(ステップS21A)。制御部41は、同一の放送バンドのPchがあると判定されると、指定されたPchの放送バンドがフロント側と同一バンドであるか否かを判定する(ステップS22)。尚、指定されたPchとは、例えばリア側操作部4のNEXTキーで選択されたPchに対応する放送バンド、例えばPch−1の場合はAM放送に相当するものである。
【0082】
制御部41は、指定されたPchの放送バンドがフロント側と同一バンドであると判定されると、AM/FMラジオ用チューナ部13又はSATラジオ用チューナ部14を通じて、この指定されたPchの受信周波数に基づいて受信動作を実行することで(ステップS23)、この処理動作を終了する。
【0083】
尚、指定されたPchの放送バンドがフロント側と同一バンドとは、例えばフロント側がAMモード中に、リア側でAM放送の受信周波数のPchが指定された場合、つまり、フロント側とリア側とで同一の放送バンドが指定された場合である。
【0084】
制御部41は、ステップS21AにてPch−1〜Pch−6内に同一の放送バンドのPchがないと判定されると、この処理動作を終了する。
【0085】
制御部41は、ステップS22にて指定されたPchの放送バンドがフロント側と同一の放送バンドでないと判定されると、指定されたPchの放送バンドの選択を禁止し、Pchの選択順序に基づいて次のPchを指定すべく、Pchスキップ動作を実行し(ステップS24)、このPchスキップ動作で指定したPchの放送バンドがフロント側の放送バンドと同一であるか否かを判断すべく、ステップS22に移行する。
【0086】
尚、例えばフロント側がAMモード中にリア側でPch−2(FM放送の受信周波数)が指定された場合、従来ならば、フロント側のAMモードがFMモードに切り換えられてしまう。そこで、ステップS24のPchスキップ動作では、このPch−2のFMモードの選択を禁止し、前述したPchの選択順序(Pch−1→Pch−2→Pch−3→…)に基づいて、次のPch−3を指定することになる。
【0087】
また、制御部41は、ステップS21にてフロント側がラジオモード中でないと判定されると、AM/FMラジオ用チューナ部13又はSATラジオ用チューナ部14を通じて、その指定されたPchの受信周波数に基づいてリア側出力用の受信動作を実行することで(ステップS25)、この処理動作を終了する。
【0088】
また、制御部41は、ステップS20にて現在のシステム設定モードがシングルモードであると判定されると、AM/FMラジオ用チューナ部13又はSATラジオ用チューナ部14を通じて、フロント側及びリア側を、指定されたPchの受信周波数に基づいて受信動作を実行することで(ステップS26)、この処理動作を終了する。
【0089】
また、制御部41は、ステップS13にてMODEキーのキー操作でないと判定されると、他のキー処理を実行することで(ステップS27)、この処理動作を終了する。
【0090】
図5に示すリア側操作受付処理によれば、デュアルモードで、例えばフロント側がAMモード中に、リア側操作部4からFMモードに設定要求するモード選択操作がなされたとしても、リア側のFMモード選択を禁止し、次のモードであるSATモードに設定するようにしたので、リア側操作部4の再生モード選択操作で、フロント側で設定中の再生モード(AMモード)が切り換えられてしまうような事態を確実に防止することができる。
【0091】
また、リア側操作受付処理によれば、デュアルモードで、フロント側がAMモード中に、リア側操作部4からFM放送を受信要求するPch選択操作がなされたとしても、リア側のFMモード選択を禁止し、フロント側で設定中のAMモードが切り換えられることのないモード、例えばAM放送や衛星放送の受信周波数を登録したPchを選択するようにしたので、リア側操作部4のPch選択操作で、フロント側で設定中の再生モード(AMモード)が切り換えられてしまうような事態を確実に防止することができる。
【0092】
本実施の形態によれば、デュアルモードで、例えばフロント側がAMモード中に、リア側操作部4からFMモードに設定要求するモード選択操作がなされたとしても、リア側でのFMモード選択を禁止するようにしたので、リア側操作部4の再生モード選択操作で、フロント側で設定中の再生モード(AMモード)が切り換えられてしまうような事態を確実に防止することができる。
【0093】
本実施の形態によれば、デュアルモードで、例えばフロント側がAMモード中に、リア側操作部4からFM放送を受信要求するPch選択操作がなされたとしても、リア側のFMモード選択を禁止するようにしたので、リア側操作部4のPch選択操作で、フロント側で設定中の再生モード(AMモード)が切り換えられてしまうような事態を確実に防止することができる。
【0094】
尚、上記実施の形態においては、デュアルモードで、フロント側がAMモード中に、リア側操作部4からリア側をFMモードに設定する操作がなされると、リア側のFMモード選択を禁止するようにしたが、本発明の趣旨から考えると、デュアルモードでフロント側がFMモード中に、リア側操作部4からリア側をAMモードに設定する操作がなされた場合には、リア側のAMモード選択を禁止するようにしても良いことは言うまでもない。
【0095】
また、上記実施の形態においては、フロント側ユーザの立場にたって、デュアルモードでフロント側がAMモード中に、リア側をFMモードに設定する操作がなされると、リア側のFMモード選択を禁止するようにしたが、本発明の趣旨から考えると、リア側ユーザの立場にたって、デュアルモードでリア側がAMモード中に、フロント側をFMモードに設定する操作がなされた場合には、フロント側のFMモード選択を禁止するようにしても良いことは言うまでもない。
【0096】
また、上記実施の形態においては、再生モードとしてAMモード、FMモード、SATモード、CDモードやDVDモード等の音声信号を提供する再生モードを例にあげて説明したが、例えば映像信号を提供するテレビモードを加えたとしても同様の効果が得られることは言うまでもない。尚、この車載用オーディオシステム1にテレビモードを加えた場合、例えば本体装置2にテレビ用チューナ部を内蔵して、このテレビ用チューナにて受信した映像信号をディスプレイ部に映像出力する構成とすればよい。
【0097】
また、上記実施の形態においては、図5に示すステップS22にて指定されたPchの放送バンドがフロント側と同一バンドであると判定されると、ステップS23にてリア側で指定されたPchの受信周波数を受信するようにしたが、フロント側で受信中の受信周波数(番組)とリア側で受信する受信周波数(番組)が同一の場合には問題ないが、フロント側で受信中の受信周波数がリア側で受信する受信周波数が異なる場合にはフロント側の受信周波数が切り換えられてしまう。そこで、フロント側とリア側とが同一バンドであっても、受信周波数が異なる場合にはリア側でのPchの受信周波数の指定を禁止するようにしても良い。
【0098】
また、上記実施の形態においては、フロント側で設定中の再生モードがリア側の再生モード選択操作によって、フロント側で設定中の再生モードが切り換えられてしまう事態が生じる再生モードとして、AMモード及びFMモードを例にあげて説明したが、このような事態が生じうる再生モードであれば、本発明を適用することで同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0099】
また、上記実施の形態においては、Pchメモリ36の各メモリ領域Pch−1〜Pch−6にラジオ放送の受信周波数を記憶するようにしたが、例えば6枚のディスクDISC−1〜DISC−6を収容、再生可能とするディスクチェンジャ装置を本体装置2に外部接続し、このディスクチェンジャ装置内の各ディスクをPchメモリ36の各メモリ領域に割り当てる、例えばPch−1にはディスクDISC−1、Pch−2にはディスクDISC−2、Pch−3にはディスクDISC−3、Pch−4にはディスクDISC−4、Pch−5にはディスクDISC−5、Pch−6にはディスクDISC−6を割り当て、例えばNEXTキーでPch−3が選択されると、ディスクチェンジャ装置内のディスクDISC−3を再生するシステム構成をとるとする。
【0100】
このようなPchメモリ36にディスクチェンジャ装置のディスクDISC−1〜DISC−6を割り当てた場合、例えばフロント側ではDISC−2を再生中に、リア側でDISC−3の再生を選択要求するPch選択操作があると、フロント側で再生中のDISC−2がDISC−3に切り換えられてしまう。そこで、このような事態に対処するために、本発明を適用して、フロント側でDISC−2を再生中に、リア側でDISC−2以外のディスク、例えばDISC−3の再生を選択要求するPch選択操作があった場合には、リア側のDISC選択を禁止することで、フロント側で再生中のディスクが他のディスクに切り換えられてしまうような事態を確実に防止することができる。
【0101】
また、上記実施の形態においては、再生源の再生機能としてCDやDVD等を例にあげて説明したが、MD等の記録媒体であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0102】
また、上記実施の形態においては、フロント側のユーザにリア側の音声が漏れないようにするために、リア側の出力手段として、ヘッドホン6を例にあげて説明したが、フロント側のユーザに音声が漏れることなく、リア側のユーザにのみ音声が聞こえるような指向性の高いスピーカを、リア側の出力手段としても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明の再生装置によれば、任意の再生源を選択し、この選択した再生源からの再生信号を任意の出力手段に出力させるための所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の再生源を選択することで、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段から出力されるべき再生信号に変動が生じるか否かを判定し、この再生信号に変動が生じると判定されると、前記所定操作に関わる任意の再生源への切換選択を禁止するようにしたので、例えばフロント側の出力手段(任意の出力手段以外の出力手段)から再生信号を出力中に、リア側から、この再生信号が切り換えられてしまうような再生源の切換選択に関わる操作があったとしても、フロント側の出力手段に出力されるべき再生信号が切り換えられてしまうような変動を確実に防止することができる。
【0104】
本発明の再生装置によれば、任意の出力手段に出力すべき、任意の放送帯域信号の再生信号を選択する所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が放送受信手段からの再生信号の場合、この放送受信手段に関わる放送帯域の切換選択動作を禁止するようにしたので、放送受信手段が、例えば1台でAM及びFMチューナを兼用したAM/FMラジオ用チューナ部とした場合、例えばフロント側の出力手段(任意の出力手段以外の出力手段)からAM放送の再生信号を出力中に、リア側から、フロント側のAM放送の再生信号が切り換えられてしまうような再生源(FMモード)の切換選択に関わる操作があったとしても、フロント側の出力手段に出力されるべきAM放送の再生信号が切り換えられてしまうような変動を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生装置に関わる実施の形態を示す車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本実施の形態に関わる本体装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に関わる本体装置のマイコン内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に関わるPchメモリのメモリ内容の一例を示す説明図である。
【図5】本実施の形態に関わる本体装置のリア側操作受付設定処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【図6】一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1 車載用オーディオシステム
2 本体装置(再生装置)
5 スピーカ(出力手段)
6 ヘッドホン(出力手段)
7 外部DVD装置(再生源)
12 CD再生部(再生源)
13 AM/FMラジオ用チューナ部(再生源)
14 SATラジオ用チューナ部(再生源)
15 スピーカ出力切換部(選択手段)
16 ヘッドホン出力切換部(選択手段)
33 再生モード設定部(選択手段)
41 制御部(選択手段、変動判定手段、選択禁止手段、制御手段)

Claims (5)

  1. 複数の再生源と、各再生源からの再生信号を出力する複数の出力手段と、前記複数の再生源の内、任意の再生源を選択する選択手段と、所定操作に応じて、前記出力手段に出力すべき再生信号を出力する任意の再生源を選択すべく、前記選択手段を制御する制御手段とを有する再生装置であって、
    前記制御手段は、
    前記複数の再生源の内、任意の再生源を選択し、この選択した再生源からの再生信号を前記複数の出力手段の内、任意の出力手段に出力させるための所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の再生源を選択することで、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段から出力されるべき再生信号に変動が生じるか否かを判定する変動判定手段と、
    この変動判定手段にて再生信号に変動が生じると判定されると、前記所定操作に関わる任意の再生源への切換選択を禁止する選択禁止手段とを有することを特徴とする再生装置。
  2. 複数の放送帯域の放送を受信可能とする放送受信手段を含む複数の再生源と、各再生源からの再生信号を出力する複数の出力手段と、前記複数の再生源の内、任意の再生源を選択すると共に、前記複数の放送帯域の内、前記放送受信手段が受信する放送帯域を選択する選択手段と、所定操作に応じて、前記複数の出力手段の内、任意の出力手段に出力すべき、任意の放送帯域の再生信号を選択すべく、前記選択手段を制御する制御手段とを有する再生装置であって、
    前記制御手段は、
    前記所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が前記放送受信手段からの再生信号の場合、この放送受信手段に関わる放送帯域の切換選択動作を禁止するように、前記選択手段を制御することを特徴とする再生装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記所定操作を検出すると、この所定操作に関わる任意の出力手段以外の出力手段に出力すべき再生信号が前記放送受信手段からの放送帯域の再生信号の場合、この放送帯域を切り換える、前記所定操作に関わる任意の放送帯域への切換選択動作を禁止するように、前記選択手段を制御することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  4. 前記複数の出力手段の内、少なくとも一の出力手段はスピーカ、前記複数の出力手段の内、少なくとも一の出力手段はヘッドホンであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の再生装置。
  5. 前記放送受信手段は、
    AM放送帯域のAM放送及びFM放送帯域のFM放送を受信可能とするAM/FM放送受信機であることを特徴とする請求項2、3又は4記載の再生装置。
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