JP2004234730A - オーディオ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一再生源の再生出力中にメイン側の再生出力がミュート制御されると、サブ側の再生出力もミュート制御されてしまう。
【解決手段】複数の再生源と、これら複数の再生源の内、任意の再生源を選択して、この任意の再生源からの再生信号を再生出力するスピーカ15及びヘッドホン16と、これらスピーカ及びヘッドホンの再生出力を制御する制御部50とを有する本体装置11であって、制御部は、スピーカ及びヘッドホンにて同一再生源が選択され、この選択された再生源からの再生信号をスピーカ及びヘッドホンにて再生出力中に、所定信号を検出すると、スピーカの再生出力をミュートすると共に、ヘッドホンの再生出力を継続するようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】複数の再生源と、これら複数の再生源の内、任意の再生源を選択して、この任意の再生源からの再生信号を再生出力するスピーカ15及びヘッドホン16と、これらスピーカ及びヘッドホンの再生出力を制御する制御部50とを有する本体装置11であって、制御部は、スピーカ及びヘッドホンにて同一再生源が選択され、この選択された再生源からの再生信号をスピーカ及びヘッドホンにて再生出力中に、所定信号を検出すると、スピーカの再生出力をミュートすると共に、ヘッドホンの再生出力を継続するようにした。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばCD、MD、DVD等の記録媒体の再生機能やAM/FMラジオ放送等の受信機能等の再生源と、各再生源からの再生信号を再生出力する複数のスピーカやヘッドホンとを有し、これらスピーカ及びヘッドホン双方で異なる再生源からの再生信号を同時に再生出力することができる機能、例えばデュアルメディア機能を備えたオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、このようなオーディオ装置としては、デュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムが知られている。
【0003】
このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムとしては、複数のスピーカを有し、複数の再生源からの再生信号を同時に再生可能とし、各スピーカの指向性を可変としたものがある(例えば特許文献1)。
【0004】
では、このような一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの一例を、図面を用いて説明する。図6は一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【0005】
図6に示す車載用オーディオシステム200は、車室内のフロント側に配置され、例えばCD再生機能やAM/FMラジオ等の受信機能を含む複数の再生源を含む内部ソースを備えた本体装置201と、フロント側で本体装置201を操作するフロント側操作部202と、車室内のリア側で本体装置201を遠隔操作するリア側操作部203と、本体装置201と接続し、内部ソースからの再生信号を再生出力するスピーカ204と、本体装置201と接続し、内部ソースからの再生信号を、リア側操作部202を経由して再生出力するヘッドホン205とを有している。
【0006】
スピーカ204は、フロント側に配置された2台のフロント側スピーカ204Aと、リア側に配置された2台のリア側スピーカ204Bとで構成している。また、ヘッドホン205は、リア側に配置されるものとする。
【0007】
尚、フロント側操作部202は、フロント側に配置された本体装置201の前面パネルに相当し、リア側操作部203は、本体装置201と有線接続し、リア側に配置されたリモコン操作部に相当するものである。また、フロント側操作部202は、音量調整等の様々な操作内容等の情報を表示する表示部等を備えている。
【0008】
また、フロント側操作部202及びリア側操作部203には、複数の再生源の内、任意の再生源を選択する再生モード選択キー(以下、単にMODEキーと称する)、予め登録したラジオ放送局の受信周波数をワンタッチ操作で受信することができるプリセットキー等を有している。
【0009】
また、フロント側操作部202及びリア側操作部203は、様々な動作キーを有し、例えばCDモード中においてCDのトラックを選択再生するトラックUP/DOWNキーや、例えばラジオの受信周波数をシーク受信するシークUP/DOWNキーや、CD再生中に、そのCD再生を一時停止したり、ラジオ放送の音声出力をミュートするミュート/ポーズキー等がある。
【0010】
また、本体装置201では、デュアルメディア機能を有し、フロント側操作部202からの所定操作に応じてデュアルモードをON/OFFするものである。
【0011】
デュアルモードOFF中の本体装置201では、複数の再生源から任意の同一再生源を選択し、この再生源からの再生信号をスピーカ204及びヘッドホン205に再生出力するものである。
【0012】
また、デュアルモードON中の本体装置201では、スピーカ204及びヘッドホン205の音声出力系統をメイン側及びサブ側の2つに切り分け、複数の再生源の内、任意の再生源をメイン側で選択すると共に、前記複数の再生源の内、任意の再生源以外の他の再生源をサブ側で選択し、選択した任意再生源からの再生信号をスピーカ204のフロント側スピーカ204Aに再生出力しながら、他の再生源からの再生信号をヘッドホン205に再生出力するものである。
【0013】
尚、デュアルモードON中にメイン側及びサブ側双方で異なる再生源を再生出力するような場合、ヘッドホン205にスピーカ204からの音声信号が混入しないようにリア側スピーカ204Bの音声出力はミュートするものとする。
【0014】
本体装置201では、例えばフロント側(メイン側)の搭乗者がラジオモード、リア側(サブ側)の搭乗者がCDモードといったように異なる再生源からの再生信号の提供を求めた場合、フロント側操作部202を所定操作することでデュアルモードONに設定し、フロント側(メイン側)ではラジオチューナからの再生信号をフロント側スピーカ204Aから音声出力し、リア側(サブ側)ではCD再生部からの再生信号をヘッドホン205から音声出力することができる。
【0015】
つまり、フロント側(メイン側)の搭乗者とリア側(サブ側)の搭乗者とは、スピーカ204及びヘッドホン205を通じて、夫々異なる再生源からの再生信号を受聴することができる。
【0016】
このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム200によれば、フロント側操作部202の所定操作に応じてデュアルモードONに設定可能とし、このデュアルモードON中においては、フロント側スピーカ204A及びヘッドホン205を通じて、異なる再生源からの再生信号をメイン側及びサブ側に夫々提供するようにしたので、フロント側(メイン側)及びリア側(サブ側)の搭乗者は、夫々異なる再生源からの再生信号を受聴することができる。尚、この車載用オーディオシステム200においては、デュアルモードON中にフロント側(メイン側)及びリア側(サブ側)で同一再生源を選択可能とし、同一再生源からの再生信号をフロント側(メイン側)及びリア側(サブ側)に夫々提供することができることは言うまでもない。
【0017】
また、このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム200によれば、デュアルモードON中においてもフロント側操作部202及びリア側操作部203からのキー操作を全て有効に受け付けていたので、フロント側(メイン側)の搭乗者及びリア側(サブ側)の搭乗者は、これらフロント側操作部202及びリア側操作部203を通じて所望の動作を得ることができる。
【0018】
また、このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム200によれば、電話割込み機能を有し、この電話割込み機能で電話機の使用を検出すると、自動的にミュート/ポーズ機能を起動して音声出力中の再生信号を出力停止状態にすることで、その電話機の使用環境を良好にすることができる。
【0019】
【特許文献1】
特開平11−75284号(図1及び要約書参照)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車載用オーディオシステム200によれば、例えばデュアルモードON中にメイン側及びサブ側にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、メイン側(フロント側)のミュート/ポーズ制御である、例えば電話機割込み信号やメイン側(フロント側)のミュート/ポーズ操作を検出すると、メイン側の再生出力をミュートすることはもちろんのことであるが、サブ側(リア側)には関係のない制御であるにも関わらず、サブ側の再生出力をもミュートしてしまうことになるため、サブ側の再生出力が突然中断してしまう。
【0021】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、同一再生源の再生出力中に、第1出力手段(メイン側)の再生出力がミュート制御されたとしても、第2出力手段(サブ側)の再生出力を継続するオーディオ装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のオーディオ装置は、複数の再生源と、これら複数の再生源の内、任意の再生源を選択して、この任意の再生源からの再生信号を再生出力する第1出力手段及び第2出力手段と、これら第1出力手段及び第2出力手段の再生出力を制御する制御手段とを有するオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源が選択され、この選択された再生源からの再生信号を第1出力手段及び第2出力手段にて再生出力中に、所定信号を検出すると、前記第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、前記第2出力手段の再生出力を継続するようにした。
【0023】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、第1出力手段の再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0024】
本発明のオーディオ装置は、前記所定信号を、電話機の使用を検出する割込み信号とした。
【0025】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、電話機の使用を検出する割込み信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、割込み信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0026】
本発明のオーディオ装置は、前記第1出力手段及び第2出力手段に関わる操作を実行する操作手段を有し、前記所定信号を、前記第1出力手段の再生出力をミュートするための前記操作手段の操作に応じて出力するミュート信号とした。
【0027】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、第1出力手段の再生出力をミュートするミュート信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、ミュート信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0028】
本発明のオーディオ装置は、前記第1出力手段が、前記再生信号を車室内のフロント側に配置されたフロント側スピーカ及びリア側に配置されたリア側スピーカを有し、前記第2出力手段は、前記再生信号を車室内のリア側に配置されたヘッドホンを有するようにした。
【0029】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、スピーカ及びヘッドホンにて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、スピーカの再生出力をミュートすると共に、ヘッドホンの再生出力を継続するようにしたので、スピーカの再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、ヘッドホンの再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明のオーディオ装置における実施の形態を示すデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムについて説明する。図1は本実施の形態を示す車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【0031】
図1に示す車載用オーディオシステム1は、車室内のフロント側に配置され、例えばCD再生機能やAM/FMラジオ等の受信機能を含む複数の再生源である内部ソース11Aを備えた本体装置11と、この本体装置11とバス接続し、例えばCDチェンジャやDVD再生部等の複数の外部機器再生源である外部ソース12と、フロント側で本体装置11を操作するフロント側操作部13と、車室内のリア側で本体装置11を遠隔操作するリア側操作部14と、本体装置11と接続し、この本体装置11の再生源からの再生信号を音声出力するスピーカ15と、本体装置11と接続し、この本体装置11の再生源からの再生信号を、リア側操作部14を経由して音声出力するヘッドホン16とを有している。
【0032】
スピーカ15は、フロント側に配置された2台のフロント側スピーカ15Aと、リア側に配置された2台のリア側スピーカ15Bとで構成している。また、ヘッドホン16は、リア側に配置されるものとする。
【0033】
また、再生源としては、後述するように、CD再生機能、MD再生機能やAM/FMラジオ機能を有している。
【0034】
尚、フロント側操作部13は、フロント側に配置された本体装置11の前面パネルに相当し、リア側操作部14は、リア側に配置されたリモコン操作部に相当するものである。図2はフロント側操作部13の正面図である。
【0035】
図2に示すフロント側操作部13は、様々な情報を表示する表示部21と、様々な情報を点灯表示するLEDインジケータ22と、様々な指令を入力するキー操作部23とを有している。
【0036】
キー操作部23は、後述するデュアルモードをON/OFFするデュアルモードキー23Aと、後述するメイン側操作モード又はサブ側操作モードを設定する操作モード設定キー23Bと、内部ソース11A又は外部ソース12内の複数の再生源の内、任意の再生源を選択するソースモード選択キー23C等とを有している。尚、このキー操作部23には様々な動作キーを有し、例えばCDモード中においてCDのトラックを選択再生するトラックUP/DOWNキーや、例えばラジオの受信周波数をシーク受信するシークUP/DOWNキーや、CD再生中に、そのCD再生をミュート又は一時停止したり、ラジオ放送の音声出力をミュートするミュート/ポーズキー等もある。
【0037】
LEDインジケータ22は、メイン側操作モードが設定中であることを示すメイン側操作モード用LED22Aと、サブ側操作モードが設定中であることを示すサブ側操作モード用LED22B等とを有している。
【0038】
表示部21は、キー操作部23に対応した様々な操作内容を画面表示するものであり、例えば音量調整キーがキー操作された場合、音量レベルが表示画面上にインジケータ表示され、このインジケータ表示でユーザの操作内容を視覚的に認識することができるものである。
【0039】
また、リア側操作部14は、様々な指令を入力するキー機能を備えているものの、様々な情報を表示する表示機能は備えていないものとする。
【0040】
本体装置11では、デュアルメディア機能を有し、前述したようにフロント側操作部13のデュアルモードキー23Aのキー操作を検出すると、デュアルモードをON/OFFするものである。尚、デュアルモードON中は、スピーカ15及びヘッドホン16の音声出力系統をメイン側及びサブ側に切り分け、デュアルモードOFF中は、これらメイン側及びサブ側の切り分けをしない。また、デュアルモードON中においては、スピーカ15側で音声出力する再生源をメイン側ソース、ヘッドホン16側で音声出力する再生源をサブ側ソースとする。
【0041】
デュアルモードOFF中の本体装置11は、複数の再生源から同一の再生源をスピーカ15及びヘッドホン16に選択し、同再生源からの再生信号をスピーカ15及びヘッドホン16に音声出力するものである。
【0042】
また、デュアルモードON中の本体装置11は、メイン側及びサブ側の切り分けを行い、複数の再生源の内、一の再生源をスピーカ15に選択し、異なる再生源をヘッドホン16に選択し、一の再生源からの再生信号をスピーカ15で音声出力しながら、他の再生源からの再生信号をヘッドホン16で音声出力するものである。尚、デュアルモードON中においては、音声出力系統をメイン側及びサブ側に切り分けしてメイン側及びサブ側双方で再生源を選択するようにしたが、当然、メイン側又はサブ側の内のいずれか一方のみで再生源を選択するようにしても良いことは言うまでもない。
【0043】
また、本体装置11では、デュアルモードON中に操作モード設定キー23Bのキー操作を検出すると、メイン側操作モード又はサブ側操作モードに切替設定し、このメイン側操作モードが設定されると、フロント側操作部13でメイン側ソースを操作することができ、サブ側操作モードが設定されると、フロント側操作部13でサブ側ソースを操作することができるものである。
【0044】
本体装置11では、例えばフロント側の搭乗者がCD再生部、リア側の搭乗者がCDチェンジャといったように異なる再生源の提供を求めた場合、フロント側操作部13のデュアルモードキー23AをON操作することでデュアルモードをONに設定し、フロント側搭乗者が所望するCD再生部からの再生信号をスピーカ15から音声出力し、リア側搭乗者が所望するCDチェンジャからの再生信号をヘッドホン16から音声出力することができる。つまり、フロント側搭乗者とリア側搭乗者とは、スピーカ15及びヘッドホン16を通じて夫々異なる再生源からの音声信号の提供を受けることができる。この際、ヘッドホン16に隣接するスピーカ15、すなわちリア側スピーカ15Bは、リア側スピーカ15Bからの音声出力がヘッドホン16に混入しないように、その音声出力をミュートするものである。
【0045】
図3は本実施の形態に関わる本体装置11内部の概略構成を示すブロック図である。
【0046】
図3に示す本体装置11は、外部ソース12内の複数の再生源と外部接続する外部接続部31と、内部ソース11A内の複数の再生源、例えばCD再生部32A、MD再生部32Bやラジオチューナ部32Cと、内部ソース11A又は外部ソース12内の複数の再生源の内、スピーカ15(メイン側)へ音声出力する再生信号の再生源を選択するメイン側セレクタ33と、これら複数の再生源の内、ヘッドホン16(サブ側)へ音声出力する再生信号の再生源を選択するサブ側セレクタ34と、メイン側セレクタ33にて選択したスピーカ15(メイン側)への再生信号をミュート制御するメイン側ミュート回路35と、リア側スピーカ15Bへの再生信号をミュート制御するリアスピーカ側ミュート回路36と、サブ側セレクタ34にて選択したヘッドホン16(サブ側)への再生信号をミュート制御するサブ側ミュート回路37と、フロント側操作部12と、この本体装置11に関わる様々な情報を記憶するメモリ部38と、この本体装置11全体を制御するマイコン39とを有している。
【0047】
尚、メイン側ミュート回路35、リアスピーカ側ミュート回路36及びサブ側ミュート回路37のミュート制御として、例えばミュートONの場合、その再生出力をミュート状態とし、ミュートOFFの場合、その再生出力をミュート解除するものである。
【0048】
また、本体装置11は、各再生源に対応した再生モードを有し、前述したソースモード選択キー23Cで切換選択可能である。尚、再生モードとしては、内部ソース11Aの再生源によるCDモード、MDモードやラジオモードの他に、外部ソース12の再生源によるDVDモードやCDチェンジャモード等がある。
【0049】
図4は本実施の形態に関わる本体装置11の要部であるマイコン39内部の概略構成を示すブロック図である。
【0050】
マイコン39は、例えばCDモード、MDモード、ラジオモードやDVDモード等の再生モードに関わる設定内容を記憶した再生モード設定メモリ41と、ソースモード選択キー23Cの選択操作に応じて再生モードを設定する再生モード設定部42と、デュアルモードキー23Aの操作に応じてデュアルモードをON/OFFするデュアルモード設定部43と、再生モード設定部42にて設定した再生モードに基づいてメイン側セレクタ33及びサブ側セレクタ34をセレクタ制御するセレクタ制御部44と、メイン側セレクタ33からスピーカ15(メイン側)への再生信号をミュート制御するメイン側ミュート回路35及びリアスピーカ側ミュート回路36を制御すると共に、サブ側セレクタ34からヘッドホン16(サブ側)への再生信号をミュート制御するサブ側ミュート回路37を制御するミュート制御部45と、現在選択中の再生源によるミュート/ポーズ状態を監視するミュート/ポーズ監視部46と、フロント側操作部13及びリア側操作部14のキー操作を検出する操作検出部47と、フロント側操作部13の表示部21及びLEDインジケータ22を表示制御する表示制御部48と、本体装置11と接続する電話機の使用を示す電話割込み信号を検出する電話割込検出部49と、現在設定中の再生モードに関わる再生源の動作を監視する再生源監視部51と、このマイコン39全体を制御する制御部50とを有している。
【0051】
制御部50は、例えばデュアルモードON中に、電話割込検出部49にて電話割込み信号を検出すると、メイン側の音声出力系統、すなわちスピーカ15の音声出力をミュートONするようにミュート制御部45を制御するものである。
【0052】
本体装置11では、例えばデュアルモードON中にメイン側でCDモード、サブ側でDVDモードが選択されると、セレクタ制御部44を制御することで、メイン側セレクタ33にて内部ソース11A内のCD再生部32Aを選択出力し、さらにサブ側セレクタ34にて外部ソース12内のDVD再生部を選択出力すると共に、さらに、ミュート制御部45を制御することで、メイン側ミュート回路35及びサブ側ミュート回路37をOFF制御し、リアスピーカ側ミュート回路36をON制御するものである。つまり、メイン側のフロント側搭乗者は、CD再生部からの再生信号をフロント側スピーカ15Aにて受聴することができ、サブ側のリア側搭乗者は、DVD再生部からの再生信号をヘッドホン16にて受聴することができる。
【0053】
また、本体装置11では、デュアルモードON中にメイン側及びサブ側で同一の再生源を再生出力することも可能であり、セレクタ制御部44を制御することで、メイン側セレクタ33及びサブ側セレクタ34にて同一再生源を選択出力すると共に、さらにミュート制御部45を制御することで、メイン側ミュート回路35及びサブ側ミュート回路37をOFF制御し、リアスピーカ側ミュート回路36をON制御するものである。つまり、メイン側のフロント側搭乗者はフロント側スピーカ15Aにて、サブ側のリア側搭乗者はヘッドホン16にて同再生源からの再生信号を夫々受聴することができる。尚、リア側搭乗者は、当然のことながら、ヘッドホン16を使用しなくても、フロント側スピーカ15Aからでも同一再生源からの再生信号を受聴することができる。
【0054】
尚、請求項記載の第1出力手段はスピーカ15、第2出力手段はヘッドホン16、制御手段は制御部50、操作手段はキー操作部23等に相当するものである。
【0055】
次に本実施の形態を示す車載用オーディオシステム1の動作について説明する。図5は本実施の形態の本体装置11におけるメイン側ミュート処理に関わるマイコン39の処理動作を示すフローチャートである。
【0056】
図5に示すメイン側ミュート処理は、デュアルモードON中でメイン側及びサブ側で同一再生源を選択中にメイン側の音声出力をミュートする所定信号を検出すると、メイン側の音声出力系統をミュートし、さらに、サブ側の音声出力系統の音声出力を継続する処理である。
【0057】
尚、このメイン側ミュート処理では、デュアルモードON中にメイン側及びサブ側で同一再生源を選択中であることから、フロント側スピーカ15A及びヘッドホン16の音声出力をミュートOFF、リア側スピーカ15Bの音声出力をミュートONしているものとする。
【0058】
図5においてマイコン39の制御部50は、メイン側及びサブ側で同一再生源を選択しているか否かを判定する(ステップS11)。
【0059】
制御部50は、メイン側及びサブ側で同一再生源を選択していると判定されると、電話割込検出部49にて電話割込み信号を検出したか否かを判定する(ステップS12)。
【0060】
制御部50は、電話割込検出部49にて電話割込み信号を検出すると、フロント側スピーカ15Aにて音声出力中の再生源からの再生信号の音声出力をミュートONするようにミュート制御部44を制御する(ステップS13)。
【0061】
さらに、制御部50は、リア側スピーカ15Bにて再生源からの再生信号に関わる音声出力のミュートONを継続するように、ミュート制御部44を制御する(ステップS14)。
【0062】
さらに、制御部50は、ヘッドホン16にて音声出力中の再生源からの再生信号の音声出力はミュートONするのではなく、ミュートOFFを継続することで(ステップS15)、この処理動作を終了する。つまり、本体装置11では、メイン側の音声出力系統であるスピーカ15の再生出力をミュートONするものの、サブ側の音声出力系統であるヘッドホン16の再生出力のミュートOFFを継続するものである。
【0063】
また、制御部50は、ステップS12にて電話割込み信号を検出したのであれば、操作検出部47にてミュート操作を検出したか否かを判定する(ステップS16)。制御部50は、操作検出部47にてミュート操作を検出したのであれば、同様にメイン側の音声出力系統であるフロント側スピーカ15Aの再生出力を継続すべく、ステップS13に移行する。
【0064】
また、制御部50は、ステップS16にて操作検出部47にてミュート操作を検出したのでなければ、この処理動作を終了する。
【0065】
本実施の形態によれば、メイン側の音声出力系統であるスピーカ15及び、サブ側の音声出力系統であるヘッドホン16にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、例えばメイン側の音声出力系統をミュートする、電話割込み信号やメイン側のミュート操作等の所定信号を検出すると、スピーカ15(フロント側スピーカ15A及びリア側スピーカ15B)の再生出力をミュートすると共に、ヘッドホン16の再生出力を継続するようにしたので、メイン側及びサブ側双方で同一再生源からの再生信号を出力中に所定信号を検出したとしても、サブ側の音声出力系統であるヘッドホン16の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0066】
また、上記実施の形態においては、フロント側操作部13のメイン側操作モード用LED22A又はサブ側操作モード用LED22Bの点灯表示に基づいて現在設定中の操作モードを認識するようにしたが、例えばサブ側操作モード時においては表示部21にヘッドホンの絵表示を表示し、メイン側操作モード時においては表示部21に表示中のヘッドホンの絵表示を消灯するようにしてもよく、このような場合には、LEDインジケータが無くても、表示部21のヘッドホン絵表示の有無で設定中の操作モードを認識することができる。
【0067】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明のオーディオ装置によれば、第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、第1出力手段の再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0068】
本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、電話機の使用を検出する割込み信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、割込み信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0069】
本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、第1出力手段の再生出力をミュートするミュート信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、ミュート信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0070】
本発明のオーディオ装置によれば、スピーカ及びヘッドホンにて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、スピーカの再生出力をミュートすると共に、ヘッドホンの再生出力を継続するようにしたので、スピーカの再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、ヘッドホンの再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオ装置に関わる実施の形態を示す車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本実施の形態に関わる本体装置のフロント側操作部の正面図である。
【図3】本実施の形態に関わる本体装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に関わる本体装置のマイコン内部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態に関わる本体装置のメイン側ミュート処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【図6】一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
11 本体装置(オーディオ装置)
15 スピーカ(第1出力手段)
16 ヘッドホン(第2出力手段)
23 キー操作部(操作手段)
50 制御部(制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばCD、MD、DVD等の記録媒体の再生機能やAM/FMラジオ放送等の受信機能等の再生源と、各再生源からの再生信号を再生出力する複数のスピーカやヘッドホンとを有し、これらスピーカ及びヘッドホン双方で異なる再生源からの再生信号を同時に再生出力することができる機能、例えばデュアルメディア機能を備えたオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、このようなオーディオ装置としては、デュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムが知られている。
【0003】
このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムとしては、複数のスピーカを有し、複数の再生源からの再生信号を同時に再生可能とし、各スピーカの指向性を可変としたものがある(例えば特許文献1)。
【0004】
では、このような一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの一例を、図面を用いて説明する。図6は一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【0005】
図6に示す車載用オーディオシステム200は、車室内のフロント側に配置され、例えばCD再生機能やAM/FMラジオ等の受信機能を含む複数の再生源を含む内部ソースを備えた本体装置201と、フロント側で本体装置201を操作するフロント側操作部202と、車室内のリア側で本体装置201を遠隔操作するリア側操作部203と、本体装置201と接続し、内部ソースからの再生信号を再生出力するスピーカ204と、本体装置201と接続し、内部ソースからの再生信号を、リア側操作部202を経由して再生出力するヘッドホン205とを有している。
【0006】
スピーカ204は、フロント側に配置された2台のフロント側スピーカ204Aと、リア側に配置された2台のリア側スピーカ204Bとで構成している。また、ヘッドホン205は、リア側に配置されるものとする。
【0007】
尚、フロント側操作部202は、フロント側に配置された本体装置201の前面パネルに相当し、リア側操作部203は、本体装置201と有線接続し、リア側に配置されたリモコン操作部に相当するものである。また、フロント側操作部202は、音量調整等の様々な操作内容等の情報を表示する表示部等を備えている。
【0008】
また、フロント側操作部202及びリア側操作部203には、複数の再生源の内、任意の再生源を選択する再生モード選択キー(以下、単にMODEキーと称する)、予め登録したラジオ放送局の受信周波数をワンタッチ操作で受信することができるプリセットキー等を有している。
【0009】
また、フロント側操作部202及びリア側操作部203は、様々な動作キーを有し、例えばCDモード中においてCDのトラックを選択再生するトラックUP/DOWNキーや、例えばラジオの受信周波数をシーク受信するシークUP/DOWNキーや、CD再生中に、そのCD再生を一時停止したり、ラジオ放送の音声出力をミュートするミュート/ポーズキー等がある。
【0010】
また、本体装置201では、デュアルメディア機能を有し、フロント側操作部202からの所定操作に応じてデュアルモードをON/OFFするものである。
【0011】
デュアルモードOFF中の本体装置201では、複数の再生源から任意の同一再生源を選択し、この再生源からの再生信号をスピーカ204及びヘッドホン205に再生出力するものである。
【0012】
また、デュアルモードON中の本体装置201では、スピーカ204及びヘッドホン205の音声出力系統をメイン側及びサブ側の2つに切り分け、複数の再生源の内、任意の再生源をメイン側で選択すると共に、前記複数の再生源の内、任意の再生源以外の他の再生源をサブ側で選択し、選択した任意再生源からの再生信号をスピーカ204のフロント側スピーカ204Aに再生出力しながら、他の再生源からの再生信号をヘッドホン205に再生出力するものである。
【0013】
尚、デュアルモードON中にメイン側及びサブ側双方で異なる再生源を再生出力するような場合、ヘッドホン205にスピーカ204からの音声信号が混入しないようにリア側スピーカ204Bの音声出力はミュートするものとする。
【0014】
本体装置201では、例えばフロント側(メイン側)の搭乗者がラジオモード、リア側(サブ側)の搭乗者がCDモードといったように異なる再生源からの再生信号の提供を求めた場合、フロント側操作部202を所定操作することでデュアルモードONに設定し、フロント側(メイン側)ではラジオチューナからの再生信号をフロント側スピーカ204Aから音声出力し、リア側(サブ側)ではCD再生部からの再生信号をヘッドホン205から音声出力することができる。
【0015】
つまり、フロント側(メイン側)の搭乗者とリア側(サブ側)の搭乗者とは、スピーカ204及びヘッドホン205を通じて、夫々異なる再生源からの再生信号を受聴することができる。
【0016】
このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム200によれば、フロント側操作部202の所定操作に応じてデュアルモードONに設定可能とし、このデュアルモードON中においては、フロント側スピーカ204A及びヘッドホン205を通じて、異なる再生源からの再生信号をメイン側及びサブ側に夫々提供するようにしたので、フロント側(メイン側)及びリア側(サブ側)の搭乗者は、夫々異なる再生源からの再生信号を受聴することができる。尚、この車載用オーディオシステム200においては、デュアルモードON中にフロント側(メイン側)及びリア側(サブ側)で同一再生源を選択可能とし、同一再生源からの再生信号をフロント側(メイン側)及びリア側(サブ側)に夫々提供することができることは言うまでもない。
【0017】
また、このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム200によれば、デュアルモードON中においてもフロント側操作部202及びリア側操作部203からのキー操作を全て有効に受け付けていたので、フロント側(メイン側)の搭乗者及びリア側(サブ側)の搭乗者は、これらフロント側操作部202及びリア側操作部203を通じて所望の動作を得ることができる。
【0018】
また、このようなデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステム200によれば、電話割込み機能を有し、この電話割込み機能で電話機の使用を検出すると、自動的にミュート/ポーズ機能を起動して音声出力中の再生信号を出力停止状態にすることで、その電話機の使用環境を良好にすることができる。
【0019】
【特許文献1】
特開平11−75284号(図1及び要約書参照)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車載用オーディオシステム200によれば、例えばデュアルモードON中にメイン側及びサブ側にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、メイン側(フロント側)のミュート/ポーズ制御である、例えば電話機割込み信号やメイン側(フロント側)のミュート/ポーズ操作を検出すると、メイン側の再生出力をミュートすることはもちろんのことであるが、サブ側(リア側)には関係のない制御であるにも関わらず、サブ側の再生出力をもミュートしてしまうことになるため、サブ側の再生出力が突然中断してしまう。
【0021】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、同一再生源の再生出力中に、第1出力手段(メイン側)の再生出力がミュート制御されたとしても、第2出力手段(サブ側)の再生出力を継続するオーディオ装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のオーディオ装置は、複数の再生源と、これら複数の再生源の内、任意の再生源を選択して、この任意の再生源からの再生信号を再生出力する第1出力手段及び第2出力手段と、これら第1出力手段及び第2出力手段の再生出力を制御する制御手段とを有するオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源が選択され、この選択された再生源からの再生信号を第1出力手段及び第2出力手段にて再生出力中に、所定信号を検出すると、前記第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、前記第2出力手段の再生出力を継続するようにした。
【0023】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、第1出力手段の再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0024】
本発明のオーディオ装置は、前記所定信号を、電話機の使用を検出する割込み信号とした。
【0025】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、電話機の使用を検出する割込み信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、割込み信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0026】
本発明のオーディオ装置は、前記第1出力手段及び第2出力手段に関わる操作を実行する操作手段を有し、前記所定信号を、前記第1出力手段の再生出力をミュートするための前記操作手段の操作に応じて出力するミュート信号とした。
【0027】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、第1出力手段の再生出力をミュートするミュート信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、ミュート信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0028】
本発明のオーディオ装置は、前記第1出力手段が、前記再生信号を車室内のフロント側に配置されたフロント側スピーカ及びリア側に配置されたリア側スピーカを有し、前記第2出力手段は、前記再生信号を車室内のリア側に配置されたヘッドホンを有するようにした。
【0029】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、スピーカ及びヘッドホンにて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、スピーカの再生出力をミュートすると共に、ヘッドホンの再生出力を継続するようにしたので、スピーカの再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、ヘッドホンの再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明のオーディオ装置における実施の形態を示すデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムについて説明する。図1は本実施の形態を示す車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【0031】
図1に示す車載用オーディオシステム1は、車室内のフロント側に配置され、例えばCD再生機能やAM/FMラジオ等の受信機能を含む複数の再生源である内部ソース11Aを備えた本体装置11と、この本体装置11とバス接続し、例えばCDチェンジャやDVD再生部等の複数の外部機器再生源である外部ソース12と、フロント側で本体装置11を操作するフロント側操作部13と、車室内のリア側で本体装置11を遠隔操作するリア側操作部14と、本体装置11と接続し、この本体装置11の再生源からの再生信号を音声出力するスピーカ15と、本体装置11と接続し、この本体装置11の再生源からの再生信号を、リア側操作部14を経由して音声出力するヘッドホン16とを有している。
【0032】
スピーカ15は、フロント側に配置された2台のフロント側スピーカ15Aと、リア側に配置された2台のリア側スピーカ15Bとで構成している。また、ヘッドホン16は、リア側に配置されるものとする。
【0033】
また、再生源としては、後述するように、CD再生機能、MD再生機能やAM/FMラジオ機能を有している。
【0034】
尚、フロント側操作部13は、フロント側に配置された本体装置11の前面パネルに相当し、リア側操作部14は、リア側に配置されたリモコン操作部に相当するものである。図2はフロント側操作部13の正面図である。
【0035】
図2に示すフロント側操作部13は、様々な情報を表示する表示部21と、様々な情報を点灯表示するLEDインジケータ22と、様々な指令を入力するキー操作部23とを有している。
【0036】
キー操作部23は、後述するデュアルモードをON/OFFするデュアルモードキー23Aと、後述するメイン側操作モード又はサブ側操作モードを設定する操作モード設定キー23Bと、内部ソース11A又は外部ソース12内の複数の再生源の内、任意の再生源を選択するソースモード選択キー23C等とを有している。尚、このキー操作部23には様々な動作キーを有し、例えばCDモード中においてCDのトラックを選択再生するトラックUP/DOWNキーや、例えばラジオの受信周波数をシーク受信するシークUP/DOWNキーや、CD再生中に、そのCD再生をミュート又は一時停止したり、ラジオ放送の音声出力をミュートするミュート/ポーズキー等もある。
【0037】
LEDインジケータ22は、メイン側操作モードが設定中であることを示すメイン側操作モード用LED22Aと、サブ側操作モードが設定中であることを示すサブ側操作モード用LED22B等とを有している。
【0038】
表示部21は、キー操作部23に対応した様々な操作内容を画面表示するものであり、例えば音量調整キーがキー操作された場合、音量レベルが表示画面上にインジケータ表示され、このインジケータ表示でユーザの操作内容を視覚的に認識することができるものである。
【0039】
また、リア側操作部14は、様々な指令を入力するキー機能を備えているものの、様々な情報を表示する表示機能は備えていないものとする。
【0040】
本体装置11では、デュアルメディア機能を有し、前述したようにフロント側操作部13のデュアルモードキー23Aのキー操作を検出すると、デュアルモードをON/OFFするものである。尚、デュアルモードON中は、スピーカ15及びヘッドホン16の音声出力系統をメイン側及びサブ側に切り分け、デュアルモードOFF中は、これらメイン側及びサブ側の切り分けをしない。また、デュアルモードON中においては、スピーカ15側で音声出力する再生源をメイン側ソース、ヘッドホン16側で音声出力する再生源をサブ側ソースとする。
【0041】
デュアルモードOFF中の本体装置11は、複数の再生源から同一の再生源をスピーカ15及びヘッドホン16に選択し、同再生源からの再生信号をスピーカ15及びヘッドホン16に音声出力するものである。
【0042】
また、デュアルモードON中の本体装置11は、メイン側及びサブ側の切り分けを行い、複数の再生源の内、一の再生源をスピーカ15に選択し、異なる再生源をヘッドホン16に選択し、一の再生源からの再生信号をスピーカ15で音声出力しながら、他の再生源からの再生信号をヘッドホン16で音声出力するものである。尚、デュアルモードON中においては、音声出力系統をメイン側及びサブ側に切り分けしてメイン側及びサブ側双方で再生源を選択するようにしたが、当然、メイン側又はサブ側の内のいずれか一方のみで再生源を選択するようにしても良いことは言うまでもない。
【0043】
また、本体装置11では、デュアルモードON中に操作モード設定キー23Bのキー操作を検出すると、メイン側操作モード又はサブ側操作モードに切替設定し、このメイン側操作モードが設定されると、フロント側操作部13でメイン側ソースを操作することができ、サブ側操作モードが設定されると、フロント側操作部13でサブ側ソースを操作することができるものである。
【0044】
本体装置11では、例えばフロント側の搭乗者がCD再生部、リア側の搭乗者がCDチェンジャといったように異なる再生源の提供を求めた場合、フロント側操作部13のデュアルモードキー23AをON操作することでデュアルモードをONに設定し、フロント側搭乗者が所望するCD再生部からの再生信号をスピーカ15から音声出力し、リア側搭乗者が所望するCDチェンジャからの再生信号をヘッドホン16から音声出力することができる。つまり、フロント側搭乗者とリア側搭乗者とは、スピーカ15及びヘッドホン16を通じて夫々異なる再生源からの音声信号の提供を受けることができる。この際、ヘッドホン16に隣接するスピーカ15、すなわちリア側スピーカ15Bは、リア側スピーカ15Bからの音声出力がヘッドホン16に混入しないように、その音声出力をミュートするものである。
【0045】
図3は本実施の形態に関わる本体装置11内部の概略構成を示すブロック図である。
【0046】
図3に示す本体装置11は、外部ソース12内の複数の再生源と外部接続する外部接続部31と、内部ソース11A内の複数の再生源、例えばCD再生部32A、MD再生部32Bやラジオチューナ部32Cと、内部ソース11A又は外部ソース12内の複数の再生源の内、スピーカ15(メイン側)へ音声出力する再生信号の再生源を選択するメイン側セレクタ33と、これら複数の再生源の内、ヘッドホン16(サブ側)へ音声出力する再生信号の再生源を選択するサブ側セレクタ34と、メイン側セレクタ33にて選択したスピーカ15(メイン側)への再生信号をミュート制御するメイン側ミュート回路35と、リア側スピーカ15Bへの再生信号をミュート制御するリアスピーカ側ミュート回路36と、サブ側セレクタ34にて選択したヘッドホン16(サブ側)への再生信号をミュート制御するサブ側ミュート回路37と、フロント側操作部12と、この本体装置11に関わる様々な情報を記憶するメモリ部38と、この本体装置11全体を制御するマイコン39とを有している。
【0047】
尚、メイン側ミュート回路35、リアスピーカ側ミュート回路36及びサブ側ミュート回路37のミュート制御として、例えばミュートONの場合、その再生出力をミュート状態とし、ミュートOFFの場合、その再生出力をミュート解除するものである。
【0048】
また、本体装置11は、各再生源に対応した再生モードを有し、前述したソースモード選択キー23Cで切換選択可能である。尚、再生モードとしては、内部ソース11Aの再生源によるCDモード、MDモードやラジオモードの他に、外部ソース12の再生源によるDVDモードやCDチェンジャモード等がある。
【0049】
図4は本実施の形態に関わる本体装置11の要部であるマイコン39内部の概略構成を示すブロック図である。
【0050】
マイコン39は、例えばCDモード、MDモード、ラジオモードやDVDモード等の再生モードに関わる設定内容を記憶した再生モード設定メモリ41と、ソースモード選択キー23Cの選択操作に応じて再生モードを設定する再生モード設定部42と、デュアルモードキー23Aの操作に応じてデュアルモードをON/OFFするデュアルモード設定部43と、再生モード設定部42にて設定した再生モードに基づいてメイン側セレクタ33及びサブ側セレクタ34をセレクタ制御するセレクタ制御部44と、メイン側セレクタ33からスピーカ15(メイン側)への再生信号をミュート制御するメイン側ミュート回路35及びリアスピーカ側ミュート回路36を制御すると共に、サブ側セレクタ34からヘッドホン16(サブ側)への再生信号をミュート制御するサブ側ミュート回路37を制御するミュート制御部45と、現在選択中の再生源によるミュート/ポーズ状態を監視するミュート/ポーズ監視部46と、フロント側操作部13及びリア側操作部14のキー操作を検出する操作検出部47と、フロント側操作部13の表示部21及びLEDインジケータ22を表示制御する表示制御部48と、本体装置11と接続する電話機の使用を示す電話割込み信号を検出する電話割込検出部49と、現在設定中の再生モードに関わる再生源の動作を監視する再生源監視部51と、このマイコン39全体を制御する制御部50とを有している。
【0051】
制御部50は、例えばデュアルモードON中に、電話割込検出部49にて電話割込み信号を検出すると、メイン側の音声出力系統、すなわちスピーカ15の音声出力をミュートONするようにミュート制御部45を制御するものである。
【0052】
本体装置11では、例えばデュアルモードON中にメイン側でCDモード、サブ側でDVDモードが選択されると、セレクタ制御部44を制御することで、メイン側セレクタ33にて内部ソース11A内のCD再生部32Aを選択出力し、さらにサブ側セレクタ34にて外部ソース12内のDVD再生部を選択出力すると共に、さらに、ミュート制御部45を制御することで、メイン側ミュート回路35及びサブ側ミュート回路37をOFF制御し、リアスピーカ側ミュート回路36をON制御するものである。つまり、メイン側のフロント側搭乗者は、CD再生部からの再生信号をフロント側スピーカ15Aにて受聴することができ、サブ側のリア側搭乗者は、DVD再生部からの再生信号をヘッドホン16にて受聴することができる。
【0053】
また、本体装置11では、デュアルモードON中にメイン側及びサブ側で同一の再生源を再生出力することも可能であり、セレクタ制御部44を制御することで、メイン側セレクタ33及びサブ側セレクタ34にて同一再生源を選択出力すると共に、さらにミュート制御部45を制御することで、メイン側ミュート回路35及びサブ側ミュート回路37をOFF制御し、リアスピーカ側ミュート回路36をON制御するものである。つまり、メイン側のフロント側搭乗者はフロント側スピーカ15Aにて、サブ側のリア側搭乗者はヘッドホン16にて同再生源からの再生信号を夫々受聴することができる。尚、リア側搭乗者は、当然のことながら、ヘッドホン16を使用しなくても、フロント側スピーカ15Aからでも同一再生源からの再生信号を受聴することができる。
【0054】
尚、請求項記載の第1出力手段はスピーカ15、第2出力手段はヘッドホン16、制御手段は制御部50、操作手段はキー操作部23等に相当するものである。
【0055】
次に本実施の形態を示す車載用オーディオシステム1の動作について説明する。図5は本実施の形態の本体装置11におけるメイン側ミュート処理に関わるマイコン39の処理動作を示すフローチャートである。
【0056】
図5に示すメイン側ミュート処理は、デュアルモードON中でメイン側及びサブ側で同一再生源を選択中にメイン側の音声出力をミュートする所定信号を検出すると、メイン側の音声出力系統をミュートし、さらに、サブ側の音声出力系統の音声出力を継続する処理である。
【0057】
尚、このメイン側ミュート処理では、デュアルモードON中にメイン側及びサブ側で同一再生源を選択中であることから、フロント側スピーカ15A及びヘッドホン16の音声出力をミュートOFF、リア側スピーカ15Bの音声出力をミュートONしているものとする。
【0058】
図5においてマイコン39の制御部50は、メイン側及びサブ側で同一再生源を選択しているか否かを判定する(ステップS11)。
【0059】
制御部50は、メイン側及びサブ側で同一再生源を選択していると判定されると、電話割込検出部49にて電話割込み信号を検出したか否かを判定する(ステップS12)。
【0060】
制御部50は、電話割込検出部49にて電話割込み信号を検出すると、フロント側スピーカ15Aにて音声出力中の再生源からの再生信号の音声出力をミュートONするようにミュート制御部44を制御する(ステップS13)。
【0061】
さらに、制御部50は、リア側スピーカ15Bにて再生源からの再生信号に関わる音声出力のミュートONを継続するように、ミュート制御部44を制御する(ステップS14)。
【0062】
さらに、制御部50は、ヘッドホン16にて音声出力中の再生源からの再生信号の音声出力はミュートONするのではなく、ミュートOFFを継続することで(ステップS15)、この処理動作を終了する。つまり、本体装置11では、メイン側の音声出力系統であるスピーカ15の再生出力をミュートONするものの、サブ側の音声出力系統であるヘッドホン16の再生出力のミュートOFFを継続するものである。
【0063】
また、制御部50は、ステップS12にて電話割込み信号を検出したのであれば、操作検出部47にてミュート操作を検出したか否かを判定する(ステップS16)。制御部50は、操作検出部47にてミュート操作を検出したのであれば、同様にメイン側の音声出力系統であるフロント側スピーカ15Aの再生出力を継続すべく、ステップS13に移行する。
【0064】
また、制御部50は、ステップS16にて操作検出部47にてミュート操作を検出したのでなければ、この処理動作を終了する。
【0065】
本実施の形態によれば、メイン側の音声出力系統であるスピーカ15及び、サブ側の音声出力系統であるヘッドホン16にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、例えばメイン側の音声出力系統をミュートする、電話割込み信号やメイン側のミュート操作等の所定信号を検出すると、スピーカ15(フロント側スピーカ15A及びリア側スピーカ15B)の再生出力をミュートすると共に、ヘッドホン16の再生出力を継続するようにしたので、メイン側及びサブ側双方で同一再生源からの再生信号を出力中に所定信号を検出したとしても、サブ側の音声出力系統であるヘッドホン16の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0066】
また、上記実施の形態においては、フロント側操作部13のメイン側操作モード用LED22A又はサブ側操作モード用LED22Bの点灯表示に基づいて現在設定中の操作モードを認識するようにしたが、例えばサブ側操作モード時においては表示部21にヘッドホンの絵表示を表示し、メイン側操作モード時においては表示部21に表示中のヘッドホンの絵表示を消灯するようにしてもよく、このような場合には、LEDインジケータが無くても、表示部21のヘッドホン絵表示の有無で設定中の操作モードを認識することができる。
【0067】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明のオーディオ装置によれば、第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、第1出力手段の再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0068】
本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、電話機の使用を検出する割込み信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、割込み信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0069】
本発明のオーディオ装置によれば、前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源からの再生信号を再生出力中に、第1出力手段の再生出力をミュートするミュート信号を検出すると、第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、第2出力手段の再生出力を継続するようにしたので、ミュート信号を検出したとしても、第2出力手段の再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【0070】
本発明のオーディオ装置によれば、スピーカ及びヘッドホンにて同一再生源からの再生信号を再生出力中に所定信号を検出すると、スピーカの再生出力をミュートすると共に、ヘッドホンの再生出力を継続するようにしたので、スピーカの再生出力をミュートする所定信号を検出したとしても、ヘッドホンの再生出力が突然中断してしまうような事態を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオ装置に関わる実施の形態を示す車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本実施の形態に関わる本体装置のフロント側操作部の正面図である。
【図3】本実施の形態に関わる本体装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に関わる本体装置のマイコン内部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態に関わる本体装置のメイン側ミュート処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【図6】一般的なデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
11 本体装置(オーディオ装置)
15 スピーカ(第1出力手段)
16 ヘッドホン(第2出力手段)
23 キー操作部(操作手段)
50 制御部(制御手段)
Claims (4)
- 複数の再生源と、これら複数の再生源の内、任意の再生源を選択して、この任意の再生源からの再生信号を再生出力する第1出力手段及び第2出力手段と、これら第1出力手段及び第2出力手段の再生出力を制御する制御手段とを有するオーディオ装置であって、
前記制御手段は、
前記第1出力手段及び第2出力手段にて同一再生源が選択され、この選択された再生源からの再生信号を第1出力手段及び第2出力手段にて再生出力中に、所定信号を検出すると、前記第1出力手段の再生出力をミュートすると共に、前記第2出力手段の再生出力を継続することを特徴とするオーディオ装置。 - 前記所定信号は、
電話機の使用を検出する割込み信号であることを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。 - 前記第1出力手段及び第2出力手段に関わる操作を実行する操作手段を有し、
前記所定信号は、
前記第1出力手段の再生出力をミュートするための前記操作手段の操作に応じて出力するミュート信号であることを特徴とする請求項1又は2記載のオーディオ装置。 - 前記第1出力手段は、
前記再生信号を車室内のフロント側に配置されたフロント側スピーカ及びリア側に配置されたリア側スピーカを有し、
前記第2出力手段は、
前記再生信号を車室内のリア側に配置されたヘッドホンを有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のオーディオ装置。
Priority Applications (1)
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2003
- 2003-01-29 JP JP2003020276A patent/JP2004234730A/ja active Pending
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JP2006270741A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Clarion Co Ltd | 車載音響処理装置、および、ナビゲーション装置 |
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