JP2566741Y2 - 車両のインストルメントパネル取付構造 - Google Patents

車両のインストルメントパネル取付構造

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JP2566741Y2
JP2566741Y2 JP1991017095U JP1709591U JP2566741Y2 JP 2566741 Y2 JP2566741 Y2 JP 2566741Y2 JP 1991017095 U JP1991017095 U JP 1991017095U JP 1709591 U JP1709591 U JP 1709591U JP 2566741 Y2 JP2566741 Y2 JP 2566741Y2
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守之 大野
健児 黒木
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車におけるインス
トルメントパネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6及び第7図は従来のインストルメン
トパネルの取付構造の一例を示すものである。この場合
には、裏面20aに補強用のリブ20cを一体成形して
成る樹脂製のインストルメントパネル20を用い、この
インストルメントパネル20の凹部21部分を車体側の
ブラケット22にスクリュー23にて直接的にねじ止め
するようにしていた。
【0003】また、図8は上述の如きリブ20cを有し
ないインストルメントパネル24の取付構造の従来例を
示すものである。この場合には、下端が車体側に固着さ
れたステー25の上端25aをブラケット22とインス
トルメントパネル24との間に介在させた状態で、座金
26を用いてこれらをスクリュー27にて共締め固定す
るようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、リブ2
0cを有するインストルメントパネル20を用いる場合
には、図7に明示するように、リブ20cとは反対側の
インストルメントパネル20の表面20bに樹脂成形に
伴うひけ28を生じ、外観を損なう不具合がある。
【0005】また、図8に示すような取付構造では、ス
クリュー27が抜け易いという欠点がある上に、座金2
6をかませる必要があるため、部品点数が増えてコスト
高になると共に作業性が悪いという問題がある。
【0006】本考案は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、補強用のリブを設ける必
要がなくしかも座金を用いる必要もなく、インストルメ
ントパネルとステーの先端部分との間の位置を決めを容
易に行なうことができると共に、簡単な取付作業にてイ
ンストルメントパネルを車体に確実にかつ堅固に取付け
ることができるようなインストルメントパネルの取付構
造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案では、インストルメントパネルに設けられ
ほぼ三角柱形状の凹部にスリットを形成する一方、イ
ンストルメントパネル取付用のステーの先端部、ス
テー本体から延設された延設部と、この延設部の先端に
おいて背面側に屈曲された中間屈曲片部と、この中間屈
曲片部の先端において前記ステー本体とは反対側に向け
て屈曲された先端屈曲片部とをそれぞれ有するように構
成し、前記先端屈曲片部を前記インストルメントパネル
の裏面側から前記スリットを通して前記凹部内に差し込
むことにより、前記先端屈曲片部 を前記凹部内の一方の
傾斜壁部の表面に当接させると共に前記中間屈曲片部を
前記凹部内の他方の傾斜壁部の裏面に当接させた状態と
し、この状態の下で、前記中間屈曲片部を前記他方の傾
斜壁部に締結し、かつ、前記先端屈曲片部及び一方の傾
斜壁部を車体に共締め固定するようにしている。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例に付き図1〜図5を
参照して説明する。
【0009】図1は自動車のインストルメントパネル1
を示すものである。このインストルメントパネル1は、
樹脂製の一体成形品から成り、その上部の3箇所にはイ
ンストルメントパネル取付用の凹部2が形成されてい
る。
【0010】上述のインストルメントパネル1の凹部2
は、図2〜図5に示すように、互いに対向する一対の側
壁部3a,3bと、これらの側壁部3a,3b間におい
て互いにほぼ直角状をなす一対の傾斜壁部4a,4bと
で構成され、全体としてほぼ三角柱形状となされてい
る。そして、上述の傾斜壁部4a,4bには適宜の対向
箇所に孔5a,5bが形成されている。さらに、前記一
対の傾斜壁部4a,4bの連結部分すなわち前記凹部2
の最深部分にスリット6が形成されている。
【0011】また、図2及び図3において、7はインス
トルメントパネル取付用の金属製のステーであって、こ
のステー7は、僅かに湾曲されたステー本体7aと、こ
のステー本体7aの両端にそれぞれ一体成形された取付
片部7b,7cとから構成されている。なお、ステー7
の上端側の先端部分である取付片部7bは、ステー本体
7aから延設された延設部7dと、この延設部7dの先
端において背面側に屈曲された中間屈曲片部7eと、こ
中間屈曲片部7eの先端においてステー本体7aとは
反対方向に屈曲された先端屈曲片部7fとを有してい
る。
【0012】しかして、インストルメントパネル1は前
記ステー7を用いて、次のようにして車体に取付けられ
る。まず、ステー7の先端屈曲片部7fをインストルメ
ントパネル1の凹部2内のスリット6を通してインスト
ルメントパネル1の裏面側から前記凹部2内に差し込ん
で傾斜壁部4aの表面上に接合されるように挿入配置す
ると共に、ステー7の中間屈曲片部7eを傾斜壁部4b
の裏面に当接させる。そして、インストルメントパネル
1の表面側からその凹部2内にスクリュー8を挿入して
インストルメントパネル1の傾斜壁部4bとステー7の
中間屈曲片部7eとを前記スクリュー8にて締結するこ
とにより、ステー7をインストルメントパネル1に取付
ける。しかる後に、ステー7の下端の取付部7cを、車
体メンバ9にスクリュー10にてねじ止めすると共に、
車体に固着されたブラケット11上にインストルメント
パネル1の傾斜壁部4aの裏面を当てがった状態にす
る。次いで、インストルメントパネル1の表面側からそ
の凹部2内にスクリュー12を挿入してステー7の先端
屈曲片部7f、インストルメントパネル1の傾斜壁部4
a及びブラケット11を前記スクリュー12にて共締め
固定する。なお、この場合、ステー7の先端屈曲片部7
fは座金として利用できるので、別部品の座金は必要な
い。
【0013】このようにしてインストルメントパネル1
を車体に取付けた後に、前記凹部2に図外の蓋体を取付
けてこの凹部2をカバーすると共に、図2に示すよう
に、インストルメントパネル1の表面側にパッド13を
装着する。
【0014】以上のようなインストルメントパネル1の
取付構造によれば、凹部2のスリット6を利用してステ
ー7の上端の取付片部(先端部分)7bをインストルメ
ントパネル1に2本のスクリュー8,12にて2箇所で
ねじ止めするようにしているので、インストルメントパ
ネル1の車体への取付け(特にインストルメントパネル
1の上部の取付け)を非常に確実にかつ堅固に行なうこ
とができる。しかも、スクリュー10のねじ止めについ
ては、金属製のステー7の先端屈曲片部7fへの締付け
になるので、別部品の座金を必要とせず、簡単な作業に
てインストルメントパネル1の取付けを行なうことがで
きる。さらに、ステー7へのインストルメントパネル1
の取付けを堅固に行なえると共にステー7が補強部材と
して機能するので、インストルメントパネル1の裏面に
補強用のリブ等を一体成形する必要がなく、従って、イ
ンストルメントパネル1の表面にひけを生じるのを回避
でき、外観性の良い表面にすることが可能である。
【0015】以上、本考案の一実施例に付き述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、インストルメントパネル本体1の凹部2
及びスリット6や取付片部7b以外のステー7の形状等
は必要に応じて各種に変更可能である。
【0016】
【考案の効果】以上の如く、本考案は、インストルメン
トパネルに設けられたほぼ三角柱形状の凹部にスリット
を形成する一方、インストルメントパネル取付用のステ
ーの先端部分を、ステー本体から延設された延設部と、
この延設部の先端において背面側に屈曲された中間屈曲
片部と、この中間屈曲片部の先端において前記ステー本
体とは反対側に向けて屈曲された先端屈曲片部とをそれ
ぞれ有するように構成し、前記先端屈曲片部を前記イン
ストルメントパネルの裏面側から前記スリットを通して
前記凹部内に差し込むことにより、前記先端屈曲片部を
前記凹部内の一方の傾斜壁部の表面に当接させると共に
前記中間屈曲片部を前記凹部内の他方の傾斜壁部の裏面
に当接させた状態とし、この状態の下で、前記中間屈曲
片部を前記他方の傾斜壁部に締結し、かつ、前記先端屈
曲片部及び一方の傾斜壁部を車体に共締め固定するよう
にしたものであるから、簡単な作業にてインストルメン
トパネルを車体に確実にかつ堅固に取付けることができ
る。すなわち、本考案によれば、インストルメントパネ
ルの凹部のスリットへのステーの先端屈曲片部の差し込
みにより、インストルメントパネルとステーとの間の相
対的な位置決めを容易に行なうことができると共に、イ
ンストルメントパネルの凹部内においてこれら両者を2
箇所で締結することによって堅固な取付けが可能とな
る。 さらに、ステーの先端部分を上述の如く延設部、中
間屈曲片部及び先端屈曲片部にて構成したものに伴い、
この先端部分の剛性の向上が図れることとなり、ひいて
はステーの先端部分とインストルメントパネル凹部との
間の取付強度を向上させることができ、イントルメント
パネルを車体に高強度で取付けることが可能 となる。従
って、インストルメントパネルの裏面に補強用のリブを
設けなくても必要な強度を得ることができる。このよう
に、本考案によれば、補強用のリブを設ける必要がない
ので、リブの成形に伴うインストルメントパネル表面上
のひけを防止でき、外観性の良いインストルメントパネ
ルを使用できる また、本考案によれば、ステーの先端
屈曲片部を座金として兼用し得て別部位の座金を用いる
必要がないので、座金の省略によりインストルメントパ
ネルの取付作業性の向上を図り得て、部品点数の削除及
び低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のインストルメントパネルの正面図であ
る。
【図2】本考案に係るインストルメントパネルの取付構
造を示すものであって、図1におけるA−A線拡大断面
図である。
【図3】インストルメントパネルの上部の取付構造を示
す拡大断面図である。
【図4】インストルメントパネルの凹部を図2において
矢印B方向から見る拡大平面図である。
【図5】インストルメントパネルの凹部の斜視図であ
る。
【図6】従来におけるインストルメントパネルの取付構
造を示す断面図である。
【図7】図6におけるC−C線拡大断面図である。
【図8】従来におけるインストルメントパネルの取付構
造の別例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 凹部 4a,4b 傾斜壁部 6 スリット 7 ステー 7a ステー本体 7b 取付片部(先端部分) 7c 取付片部 7d 延設部 7e 中間屈曲片部 7f 先端屈曲片部 8,10,12 スクリュー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルに設けられた
    ぼ三角柱形状の凹部にスリットを形成する一方、インス
    トルメントパネル取付用のステーの先端部、ステー
    本体から延設された延設部と、この延設部の先端におい
    て背面側に屈曲された中間屈曲片部と、この中間屈曲片
    部の先端において前記ステー本体とは反対側に向けて屈
    曲された先端屈曲片部とをそれぞれ有するように構成
    し、前記先端屈曲片部を前記インストルメントパネルの
    裏面側から前記スリットを通して前記凹部内に差し込む
    ことにより、前記先端屈曲片部を前記凹部内の一方の傾
    斜壁部の表面に当接させると共に前記中間屈曲片部を前
    記凹部内の他方の傾斜壁部の裏面に当接させた状態と
    し、この状態の下で、前記中間屈曲片部を前記他方の傾
    斜壁部に締結し、かつ、前記先端屈曲片部及び一方の傾
    斜壁部を車体に共締め固定するようにしたことを特徴と
    する車両のインストルメントパネル取付構造。
JP1991017095U 1991-02-28 1991-02-28 車両のインストルメントパネル取付構造 Expired - Lifetime JP2566741Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60171748U (ja) * 1984-04-23 1985-11-14 ダイハツ工業株式会社 インストルメントパネルの支持構造

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