JP2566327Y2 - キャノピー構造 - Google Patents

キャノピー構造

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JP2566327Y2
JP2566327Y2 JP1992004093U JP409392U JP2566327Y2 JP 2566327 Y2 JP2566327 Y2 JP 2566327Y2 JP 1992004093 U JP1992004093 U JP 1992004093U JP 409392 U JP409392 U JP 409392U JP 2566327 Y2 JP2566327 Y2 JP 2566327Y2
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善彦 北舘
宗夫 依田
正昭 久保
徹男 窪田
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石川島建機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小型油圧ショベル機の
運転席に適用し得るキャノピー構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】軽度の風雨を凌ぎ、作動するバケットな
どから飛散する土石に対して運転者の安全を確保するた
め、例えば図3に示す小型油圧ショベル機では、図示の
ようなキャノピーが設けられている。
【0003】キャノピーは、旋回フレーム1上に設けら
れた運転席2とバケットアーム3との間に、運転席2前
後方向へ所定の間隔を置いて直立する所定高さの支柱
4,4を設け、該支柱4,4の頂部から運転席2の上方
に互いに平行して張り出し、且つその張り出した先端部
を、旋回フレーム1の外周と略同じ曲率で曲がり運転席
2の前後方向へ水平に延びる部材5aにより連結してな
る屋根枠5を設け、該屋根枠5先端を支持するため、旋
回フレーム1外周に沿う運転席2後部付近の旋回フレー
ム1上面に支柱6を設けて前記部材5aに連結し、さら
に上半分に透明な樹脂板を嵌め込んだ窓7を有する保護
壁8を前記支柱4のバケットアーム3側に取り付け、運
転席2の前方上部位置に透明な樹脂板を嵌め込んだ天窓
9を有する屋根10を前記屋根枠5の上面に取り付けて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
キャノピー構造では、運転時に、保護壁8に設けた窓7
の上縁、天窓9部分を除く屋根10、支柱6等により運
転者の視界が遮られるため、屋根10の直上にあって運
転席2から見え難い電線や梁などの障害物、支柱6によ
り死角となる障害物等に小型油圧ショベル機のバケット
やバケットアーム3を接触させてしまうという問題があ
った。
【0005】本考案は、前述の実情に鑑み、軽度の風雨
やバケットを上方に上げた時に飛散する土石を遮ると共
に運転者の視界を拡大し、又、運転席前後方向からの衝
突物に対して運転者を保護し、更に、透明板材の周囲部
の保護及び交換作業を容易に行うことができるキャノピ
ー構造を提供することを目的としてなしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、旋回フレーム
上に位置する運転席の反昇降口側に設けられ運転席の前
後方向へ互いに所定の間隔を置いて直立し所定の高さ部
分から斜め上方へ運転席側に曲げられ、さらに横方向に
延びて運転席を覆うように上方を昇降口側に張り出し運
転席の前後方向からみて略逆L字形をなす支柱と、該支
柱の高さ方向下 半分の側面に張設された薄鋼板と、運転
席の側面から斜面及び上面方向へかけて運転席の広範な
視界を確保するよう前記薄鋼板の張設部分より上方位置
に前記支柱に沿って支柱の側面、斜面および水平面を覆
うよう取り付けられた透明板材と、運転席前方側の前記
支柱から運転席の昇降口側へ旋回フレームの外周に平行
して張り出し旋回フレーム前面に設けられた前手摺兼用
ガードと、運転席後方側の前記支柱から運転席の昇降口
側へ運転席の後方を巡って延び運転席昇降口近傍に固着
された後手摺兼用ガードと、前記透明板材の周縁部に全
周にわたって嵌着したエッジ保護用のゴムトリムと、前
記の支柱に固着されたピースプレートにゴムワッシャを
介して透明板材を着脱可能に締結するボルトと、を備え
ている。
【0007】
【作用】従って、本考案では、運転席の側面の支柱下部
に張設した薄鋼板と支柱上部から上方にかけて設けた透
明板材により軽度の風雨やバケットを上方に上げた時に
飛散する土石を遮るので運転者の身体の安全が確保され
ると共に、支柱上部の側面、斜面及び上面を透明板材に
より覆い形成したキャノピーを設けたので、運転席の側
方から斜面及び上面方向へかけて透視し得て運転席の広
範な視界が確保され、従って作業上の安全性を向上する
ことができ、又、前手摺兼用ガードと後手摺兼用ガード
により運転席前後方向からの衝突物に対して運転者を保
護することができ、更に、透明板材の周囲部に全周にわ
たって嵌着したゴムトリムにより透明樹脂板の周囲部を
保護して損傷を抑制し、更に又、支柱に固着されたピー
スプレートと透明板材とをゴムワッシャを介してボルト
締結しているので、透明板材の交換作業を容易に行うこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0009】図1は本考案のキャノピー構造の概略を表
す側面図、図2は図1のII−II矢視図である。図
中、図3と同じものには同じ符号が付してある。
【0010】運転席2のバケットアーム3側(反昇降口
側)に、運転席2の前後方向へ所定の間隔を置き互いに
平行して垂直に立ち、所定の高さ部分から斜め上方へ運
転席2側に曲げられ、さらに水平に延びて運転席2の上
方へ張り出す運転席2の前後方向からみて略逆L字形を
なすパイプ製支柱11を設け、その支柱11の先端部を
旋回フレーム1外周と略同じ曲率で曲がり運転席2の前
後方向へ水平に延びるパイプ製部材11aで連結する。
【0011】前記支柱11の高さ方向下半分のバケット
アーム3側側面に薄鋼板12を張り付け、該薄鋼板12
張設部分より上方の支柱11の外側面に、ボルト孔を有
するピースプレート13を所定の間隔を置いて配設す
る。
【0012】また、下端部が前記薄鋼板12の上縁の外
側に少し重なり、薄鋼板12張設部分より上方の支柱1
1の外側面や斜面外側、および水平部分上面を覆い得る
大きさを有し、支柱11の曲がり形状に沿うよう曲げら
れ、全外周をエッジを保護するためのゴムトリム14に
よりカバーされ、全周に前記ピースプレート13の配設
間隔にあった間隔を置いて穿設したボルト孔15を有す
る透明樹脂板16を設け、該透明樹脂板16を図2に示
すようゴムワッシャ17、ワッシャ付ビス18、袋ナッ
ト19を用い、ピースプレート13を介して支柱11に
取り付ける。
【0013】而して、支柱11下部に張設した薄鋼板1
2と支柱11上部側面に取り付けた透明樹脂板16の垂
直部分とにより保護壁20を形成し、前記透明樹脂板1
6に連続する水平部分により屋根21を形成する。
【0014】さらに、運転席2前方側の前記支柱11か
ら運転席2昇降口側へ旋回フレーム1の外周に平行して
張り出し、所定の高さの1本脚を有し、前側面形状が略
P字形をなすパイプ製前手摺兼用ガード22を旋回フレ
ーム1前面に設け、運転席2後方側の前記支柱11から
運転席2昇降口側へ運転席2の後方を巡って延び運転席
2昇降口近の機械室カバー23上面に端部を固着さ
れ、オペレータシート24の後部に該当する箇所にバッ
クシート25を取り付け得るパイプ製後手摺兼用ガード
26を設ける。
【0015】支柱11下部に張設した薄鋼板12と支柱
11上部を覆った透明樹脂板16とにより保護壁20お
よび屋根21を形成したので、運転席2に着座して小型
油圧バケット機を運転するものは、軽度の風雨を凌ぎ得
るとともに、バケットやバケットアーム3を上方に上げ
た時に飛散する土石から身体の安全を確保し得られ、し
かも、透明樹脂板16を透して運転席2の上方空間を透
視することが可能となり、拡大された視界を得ることが
できる。
【0016】又、パイプ製前手摺兼用ガード22を運転
席2前方側の旋回フレーム1前面に設けると共に、パイ
プ製後手摺兼用ガード26を運転席2後方側に設けたた
め、前後方向から衝突する他の車両等の衝突物に対して
運転者を保護することができる。
【0017】更に、ゴムトリム14を透明樹脂板16の
全外周に取付けているので、透明樹脂板16の周縁部の
損傷を抑制することができ、更に、支柱11に固着され
たピースプレート13と透明樹脂板16とをゴムワッシ
ャ17を介してワッシャ付ビス18、袋ナット19によ
り締結しているので、透明樹脂板16の交換作業を容易
に行うことができる。
【0018】上述した構成によれば、運転者の視界を遮
る窓の上縁や屋根に代えて透明樹脂板を以て形成したの
で、運転者の視界が拡がり、作業上の安全性を向上する
ことができる。
【0019】なお、本考案は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば支柱や手摺兼用ガードにパイ
プ以外の材料を採用すること、キャノピーを構成する前
後支柱を一つの部材から一体曲げ加工により形成させる
ようにすること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
【考案の効果】本考案のキャノピー構造によれば、下記
の如き、種々の優れた効果を奏し得る。
【0021】I)透明板材と薄鋼板により軽度の風雨や
バケットを上方に上げた時に飛散する土石を遮るので運
転者の身体の安全が確保されると共に、支柱上部の側
面、斜面及び上面を透明板材により覆い形成したキャノ
ピーを設けたので、運転席の側方から斜面及び上面方向
へかけて透視し得て運転席の広範な視界が確保され、作
業上の安全性の向上、作業能率の向上を図ることができ
る。
【0022】II)前手摺兼用ガードと後手摺兼用ガー
ドにより運転席前後方向からの衝突物に対して運転者を
保護することができる。
【0023】III)ゴムトリムを透明板材の周囲部に
全周にわたって嵌着しているので、透明板材の周囲縁部
を保護して損傷を抑制することができる。
【0024】IV)支柱に固着されたピースプレートと
透明板材とをゴムワッシャを介してボルト締結している
ので、透明板材の交換作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキャノピー構造の概略を表す側面図で
ある。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来のキャノピー構造の一例の斜視図である。
【符号の説明】
2 運転席 11 支柱12 薄鋼板 14 ゴムトリム 16 透明樹脂板(透明板材)17 ゴムワッシャ 18 ワッシャ付ビス(ボルト締結手段) 19 袋ナット(ボルト締結手段) 22 前手摺兼用ガード 26 後手摺兼用ガード
フロントページの続き (72)考案者 窪田 徹男 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石川島建機株式会社 横浜工場内 (56)参考文献 実開 昭63−7071(JP,U) 実開 昭54−180516(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回フレーム上に位置する運転席の反昇
    降口側に設けられ運転席の前後方向へ互いに所定の間隔
    を置いて直立し所定の高さ部分から斜め上方へ運転席側
    に曲げられ、さらに横方向に延びて運転席を覆うように
    上方を昇降口側に張り出し運転席の前後方向からみて略
    逆L字形をなす支柱と、該支柱の高さ方向下半分の側面
    に張設された薄鋼板と、運転席の側面から斜面及び上面
    方向へかけて運転席の広範な視界を確保するよう前記薄
    鋼板の張設部分より上方位置に前記支柱に沿って支柱の
    側面、斜面および水平面を覆うよう取り付けられた透明
    板材と、運転席前方側の前記支柱から運転席の昇降口側
    へ旋回フレームの外周に平行して張り出し旋回フレーム
    前面に設けられた前手摺兼用ガードと、運転席後方側の
    前記支柱から運転席の昇降口側へ運転席の後方を巡って
    延び運転席昇降口近傍に固着された後手摺兼用ガード
    と、前記透明板材の周縁部に全周にわたって嵌着したエ
    ッジ保護用のゴムトリムと、前記の支柱に固着されたピ
    ースプレートにゴムワッシャを介して透明板材を着脱可
    能に締結するボルトと、を備えたことを特徴とするキャ
    ノピー構造。
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JPH0556536U JPH0556536U (ja) 1993-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54180516U (ja) * 1978-06-09 1979-12-20
JPS637071U (ja) * 1986-07-02 1988-01-18

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