JPH0556536U - キャノピー構造 - Google Patents
キャノピー構造Info
- Publication number
- JPH0556536U JPH0556536U JP409392U JP409392U JPH0556536U JP H0556536 U JPH0556536 U JP H0556536U JP 409392 U JP409392 U JP 409392U JP 409392 U JP409392 U JP 409392U JP H0556536 U JPH0556536 U JP H0556536U
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- JP
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- driver
- seat
- support
- pillar
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転者の視界を拡げる。
【構成】 運転席2のバケットアーム3側に設けられ、
運転席2の前後方向へ所定の間隔を置き互いに平行して
垂直に立ち、所定の高さ部分から斜め上方へ運転席側に
曲げられ、さらに水平に延びて運転席2の上方へ張り出
し、運転席2の前後方向からみて略逆L字形をなす支柱
11を設け、該支柱11に沿って支柱11の側面、斜面
および水平面を覆うよう成形した透明樹脂板16を支柱
11に取り付けた構成としている。 【効果】 運転席2の側面から上方にかけて設けた透明
板材16により透視可能に形成したキャノピーを通して
広範な視界を確保し得る。
運転席2の前後方向へ所定の間隔を置き互いに平行して
垂直に立ち、所定の高さ部分から斜め上方へ運転席側に
曲げられ、さらに水平に延びて運転席2の上方へ張り出
し、運転席2の前後方向からみて略逆L字形をなす支柱
11を設け、該支柱11に沿って支柱11の側面、斜面
および水平面を覆うよう成形した透明樹脂板16を支柱
11に取り付けた構成としている。 【効果】 運転席2の側面から上方にかけて設けた透明
板材16により透視可能に形成したキャノピーを通して
広範な視界を確保し得る。
Description
【0001】
本考案は、小型油圧ショベル機の運転席に適用し得るキャノピー構造に関する ものである。
【0002】
軽度の風雨を凌ぎ、作動するバケットなどから飛散する土石に対して運転者の 安全を確保するため、例えば図3に示す小型油圧ショベル機では、図示のような キャノピーが設けられている。
【0003】 キャノピーは、旋回フレーム1上に設けられた運転席2とバケットアーム3と の間に、運転席2前後方向へ所定の間隔を置いて直立する所定高さの支柱4,4 を設け、該支柱4,4の頂部から運転席2の上方に互いに平行して張り出し、且 つその張り出した先端部を、旋回フレーム1の外周と略同じ曲率で曲がり運転席 2の前後方向へ水平に延びる部材5aにより連結してなる屋根枠5を設け、該屋 根枠5先端を支持するため、旋回フレーム1外周に沿う運転席2後部付近の旋回 フレーム1上面に支柱6を設けて前記部材5aに連結し、さらに上半分に透明な 樹脂板を嵌め込んだ窓7を有する保護壁8を前記支柱4のバケットアーム3側に 取り付け、運転席2の前方上部位置に透明な樹脂板を嵌め込んだ天窓9を有する 屋根10を前記屋根枠5の上面に取り付けている。
【0004】
しかしながら、前述のキャノピー構造では、運転時に、保護壁8に設けた窓7 の上縁、天窓9部分を除く屋根10、支柱6等により運転者の視界が遮られるた め、屋根10の直上にあって運転席2から見え難い電線や梁などの障害物、支柱 6により死角となる障害物等に小型油圧ショベル機のバケットやバケットアーム 3を接触させてしまうという問題があった。
【0005】 本考案は、前述の実情に鑑み、保護壁の上半部および屋根を透明な樹脂板で形 成することにより、運転者の視界を拡げたキャノピー構造を提供することを目的 としてなしたものである。
【0006】
本考案は、運転席の反昇降口側に設けられ、運転席の前後方向へ互いに所定の 間隔を置いて直立し、所定の高さ部分から斜め上方へ運転席側に曲げられ、さら に横方向に延びて運転席の上方へ張り出し、運転席の前後方向からみて略逆L字 形をなす支柱を設け、該支柱に沿って支柱の側面、斜面および水平面を覆うよう 成形した透明板材を前記支柱に取り付けた構成としている。
【0007】
従って、本考案では、運転席の側面から上方にかけて設けた透明板材により透 視可能に形成したキャノピーを通して広範な視界を確保する。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0009】 図1は本考案のキャノピー構造の概略を表す側面図、図2は図1のII−II 矢視図である。図中、図3と同じものには同じ符号が付してある。
【0010】 運転席2のバケットアーム3側(反昇降口側)に、運転席2の前後方向へ所定 の間隔を置き互いに平行して垂直に立ち、所定の高さ部分から斜め上方へ運転席 2側に曲げられ、さらに水平に延びて運転席2の上方へ張り出す運転席2の前後 方向からみて略逆L字形をなすパイプ製支柱11を設け、その支柱11の先端部 を旋回フレーム1外周と略同じ曲率で曲がり運転席2の前後方向へ水平に延びる パイプ製部材11aで連結する。
【0011】 前記支柱11の高さ方向下半分のバケットアーム3側側面に薄鋼板12を張り 付け、該薄鋼板12張設部分より上方の支柱11の外側面に、ボルト孔を有する ピースプレート13を所定の間隔を置いて配設する。
【0012】 また、下端部が前記薄鋼板12の上縁の外側に少し重なり、薄鋼板12張設部 分より上方の支柱11の外側面や斜面外側、および水平部分上面を覆い得る大き さを有し、支柱11の曲がり形状に沿うよう曲げられ、全外周をエッジを保護す るためのトリムゴム14によりカバーされ、全周に前記ピースプレート13の配 設間隔にあった間隔を置いて穿設したボルト孔15を有する透明樹脂板16を設 け、該透明樹脂板16を図2に示すようゴムワッシャ17、ワッシャ付ビス18 、袋ナット19を用い、ピースプレート13を介して支柱11に取り付ける。
【0013】 而して、支柱11下部に張設した薄鋼板12と支柱11上部側面に取り付けた 透明樹脂板16の垂直部分とにより保護壁20を形成し、前記透明樹脂板16に 連続する水平部分により屋根21を形成する。
【0014】 さらに、運転席2前方側の前記支柱11から運転席2昇降口側へ旋回フレーム 1の外周に平行して張り出し、所定の高さの1本脚を有し、前側面形状が略P字 形をなすパイプ製前手摺兼用ガード22を旋回フレーム1前面に設け、運転席2 後方側の前記支柱11から運転席2昇降口側へ運転席2の後方を巡って延び運転 席2昇降口近くの機械室カバー23上面に端部を固着され、オペレータシート2 4の後部に該当する箇所にバックシート25を取り付け得るパイプ製後手摺兼用 ガード26を設ける。
【0015】 支柱11下部に張設した薄鋼板12と支柱11上部を覆った透明樹脂板16と により保護壁20および屋根21を形成したので、運転席2に着座して小型油圧 バケット機を運転するものは、軽度の風雨を凌ぎ得るとともに、作動するバケッ トやバケットアーム3から飛散する土石に対する身体の安全を確保し得られ、し かも、透明樹脂板16を透して運転席2の上方空間を透視することが可能となり 、拡大された視界を得ることができる。
【0016】 上述した構成によれば、運転者の視界を遮る窓の上縁や屋根に代えて透明樹脂 板を以て形成したので、運転者の視界が拡がり、作業上の安全性を向上すること ができる。
【0017】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば支柱や手 摺兼用ガードにパイプ以外の材料を採用すること、キャノピーを構成する前後支 柱を一つの部材から一体曲げ加工により形成させるようにすること、その他本考 案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
本考案のキャノピー構造によれば、運転席とバケットアームとの間に側面およ び上面を透明板材により覆い形成したキャノピーを設けたので、運転席の側方お よび上方空間を透視し得て運転者の視界が拡大され、作業上の安全性の向上、作 業能率の向上など、種々の優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案のキャノピー構造の概略を表す側面図で
ある。
ある。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来のキャノピー構造の一例の斜視図である。
2 運転席 11 支柱 16 透明樹脂板(透明板材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 窪田 徹男 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社横浜工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 運転席の反昇降口側に設けられ、運転席
の前後方向へ互いに所定の間隔を置いて直立し、所定の
高さ部分から斜め上方へ運転席側に曲げられ、さらに横
方向に延びて運転席の上方へ張り出し、運転席の前後方
向からみて略逆L字形をなす支柱を設け、該支柱に沿っ
て支柱の側面、斜面および水平面を覆うよう成形した透
明板材を前記支柱に取り付けたことを特徴とするキャノ
ピー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992004093U JP2566327Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | キャノピー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992004093U JP2566327Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | キャノピー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556536U true JPH0556536U (ja) | 1993-07-27 |
JP2566327Y2 JP2566327Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=11575186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992004093U Expired - Fee Related JP2566327Y2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | キャノピー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566327Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54180516U (ja) * | 1978-06-09 | 1979-12-20 | ||
JPS637071U (ja) * | 1986-07-02 | 1988-01-18 |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP1992004093U patent/JP2566327Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54180516U (ja) * | 1978-06-09 | 1979-12-20 | ||
JPS637071U (ja) * | 1986-07-02 | 1988-01-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566327Y2 (ja) | 1998-03-25 |
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