JP2573536Y2 - 作業用走行車における油圧ホースの保護構造 - Google Patents

作業用走行車における油圧ホースの保護構造

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JP2573536Y2
JP2573536Y2 JP1993004637U JP463793U JP2573536Y2 JP 2573536 Y2 JP2573536 Y2 JP 2573536Y2 JP 1993004637 U JP1993004637 U JP 1993004637U JP 463793 U JP463793 U JP 463793U JP 2573536 Y2 JP2573536 Y2 JP 2573536Y2
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boom
hydraulic hose
cylinder
hydraulic
hose
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JP1993004637U
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JPH0657949U (ja
Inventor
尚志 布野
富士夫 坂根
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧シヨベル等の作業
用走行車における油圧ホースの保護構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
ブームを備える油圧シヨベル等の作業用走行車では、ブ
ームに並設されるブームシリンダを、油圧ホースを介し
て機体側のコントロールバルブに接続している。しかる
に前記油圧ホースは、ブームの昇降に伴つて弛張し、特
にブームの下降状態ではブーム下方まで大きく垂れ下が
る不都合がある。このため解体現場の如く障害物の多い
環境で作業を行うような場合には、垂れ下がつた油圧ホ
ースが障害物に接触して破損する惧れがあつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における油圧ホースの保護構造を提供することを目
的として創案されたものであつて、機体前端部に上下揺
動自在に連結されるブームに、油圧伸縮作動に基づいて
ブームを強制的に揺動せしめるブームシリンダを並設
し、さらにブームシリンダには、伸長時に露出するロツ
ド部を覆うためのシリンダカバーを設けてなる作業用走
行車において、前記シリンダカバーには、ブームシリン
ダに接続される油圧ホースの中間部を支持して油圧ホー
スの垂れ下がりを規制するホースガイドを一体的に形成
したことを特徴とするものである。そして本考案は、こ
の構成によつて、殊更部品点数を増加させることなく油
圧ホースの垂れ下がりを確実に規制することができるよ
うにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は油圧シヨベルであつて、該
油圧シヨベル1は、クローラ式の走行部2、該走行部2
の上方に旋回自在に支持される旋回部3、該旋回部3の
前端部に連結される作業部4等を備えると共に、前記各
部を、旋回部3の後部に搭載されるエンジン(図示せ
ず)の動力で油圧作動せしめるが、これらの基本構成は
何れも従来通りである。
【0005】前記作業部4は、旋回部3の前端部(スイ
ングポスト5)に上下揺動自在に連結されるブーム6、
該ブーム6の先端部に上下揺動自在に連結されるアーム
7、該アーム7の先端部に上下揺動自在に連結されるバ
ケツト8、前記ブーム6の基端側下面部に並設されるブ
ームシリンダ9、ブーム6の先端側上面部に並設される
アームシリンダ10、前記アーム7の上面部に並設され
るバケツトシリンダ11等で構成されるものであるが、
前記各シリンダ9、10、11は、それぞれ油圧ホース
12、13、14を介して機体側のコントロールバルブ
(図示せず)に接続されている。
【0006】さらに、15は前記ブームシリンダ9に設
けられるシリンダカバーであつて、該シリンダカバー1
5は、左右両端縁にL字状のガイド片15aを一体に有
する長方形の板状部材に形成されるが、その一端部は、
ブームシリンダ9のロツド9a先端部にボルト固定され
る一方、前記左右のガイド片15aは、ブームシリンダ
9のシリンダ筒9b先端部に固設されたガイド板16に
摺動自在に嵌合されている。このためシリンダカバー1
5は、シリンダ作動に伴うロツド9aの出没に追随して
移動し、そしてロツド9aが突出するシリンダ伸長状態
では、露出したロツド9aを下方から覆つてブームシリ
ンダ9を保護するようになつている。
【0007】またさらに、15bはシリンダカバー15
の他端部に一体的に曲折形成される左右一対のホースガ
イドであつて、該ホースガイド15bの中空部には、前
記油圧ホース12がそれぞれ摺動自在に挿通されてい
る。即ち、ホースガイド15bは、シリンダカバー15
と一体移動しつつ油圧ホース12を支持するが、油圧ホ
ース12が張り状態となるブーム上昇時(図2の仮想
線)においては、油圧ホース12のシリンダ接続位置近
傍を支持する一方、油圧ホース12が弛み状態となるブ
ーム下降時(図2の実線)においては、油圧ホース12
の中間部を支持して油圧ホース12の垂れ下がりを規制
するようになつている。
【0008】一方、17はブーム6の右側面部に取付け
られるワークライトであつて、該ワークライト17は、
ブラケツト18を介してブーム6に取付けられることに
なるが、本実施例で採用されるブラケツト18は、ワー
クライト17を覆うべく冂字状に形成されるガード部1
8aに、ワークライト17の取付座18bを一体的に溶
着して形成され、このため障害物との接触によるワーク
ライト17の破損を確実に防止できるようになつてい
る。
【0009】また、19は前記旋回部3に支柱20を介
して取付けられるキヤノピであつて、該キヤノピ19
は、旋回部3の左側偏倚位置に配設される運転席21を
上方から覆うものであるが、本実施例のキヤノピ19
は、前記支柱20の上端部に前後方向を向く支軸22を
介して左右揺動自在に連結されると共に、所望の揺動位
置で固定できるようになつている。
【0010】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、ブームシリンダ9には、他端が機体側のコントロ
ールバルブに接続される油圧ホース12が接続される
が、該油圧ホース12は、シリンダカバー15に形成さ
れるホースガイド15bに摺動自在に挿通されており、
そして弛み状態となるブーム下降時には中間部がホース
ガイド15bに支持されて垂れ下がりが規制されること
になる。従つて、垂れ下がつた油圧ホース12が障害物
に接触して破損するような従来の不具合を確実に防止し
て、障害物の多い解体現場等における作業性を大幅に向
上させることができる。
【0011】しかも、ホースガイド15bは、シリンダ
カバー15に一体形成されるため、専用のホースガイド
を設けた場合の様に部品点数を増加させることがなく、
この結果、組付け工数の削減や構造の簡略化にも貢献す
ることができる。
【0012】また、前記実施例のワークライト17は、
ブラケツト18に一体形成されるガード部18aに覆わ
れるため、殊更専用のガード部材を設けることなくワー
クライト17の破損を防止できて極めて都合が良い。
【0013】さらに、前記実施例においては、運転席2
1の上方を覆うキヤノピ19を左右揺動自在に構成した
ため、横殴りの風雨が運転席21に吹き込むような場合
には、キヤノピ19の揺動位置調整により風雨の吹き込
みを阻止して快適な作業環境を確保することができるう
えに、キヤノピ19を大きく傾倒させれば高さ制限のあ
る場所でも容易に通過できるという利点がある。
【0014】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、ブームシリンダに接続される油圧
ホースの中間部は、シリンダカバーに形成されるホース
ガイドに支持されて垂れ下がりが規制されることにな
る。従つて、垂れ下がつた油圧ホースが障害物に接触し
て破損してしまうような不都合を確実に防止できること
になり、このため、障害物の多い解体現場等においても
優れた作業性を発揮することができる。
【0015】しかも、前記ホースガイドを、ブームシリ
ンダを保護するためのシリンダカバーに一体的に形成し
ているため、部品の兼用化を計ることができ、この結
果、部品点数や組付け工数を削減できる許りでなく、構
造の簡略化にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧シヨベルの側面図である。
【図2】ブームの要部側面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれシリンダカバーの底
面図、側面図である。
【図4】ワークライトの取付状態を示す正面図である。
【図5】キヤノピの水平セツト状態を示す油圧シヨベル
の正面図である。
【図6】キヤノピの傾斜セツト状態を示す油圧シヨベル
の正面図である。
【符号の説明】
1 油圧シヨベル 2 走行部 3 旋回部 4 作業部 6 ブーム 9 ブームシリンダ 12 油圧ホース 15 シリンダカバー 15b ホースガイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前端部に上下揺動自在に連結される
    ブームに、油圧伸縮作動に基づいてブームを強制的に揺
    動せしめるブームシリンダを並設し、さらにブームシリ
    ンダには、伸長時に露出するロツド部を覆うためのシリ
    ンダカバーを設けてなる作業用走行車において、前記シ
    リンダカバーには、ブームシリンダに接続される油圧ホ
    ースの中間部を支持して油圧ホースの垂れ下がりを規制
    するホースガイドを一体的に形成したことを特徴とする
    作業用走行車における油圧ホースの保護構造。
JP1993004637U 1993-01-21 1993-01-21 作業用走行車における油圧ホースの保護構造 Expired - Lifetime JP2573536Y2 (ja)

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JPH0657949U JPH0657949U (ja) 1994-08-12
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Effective date: 19980120