JP2565928Y2 - リフター付自動車シート - Google Patents
リフター付自動車シートInfo
- Publication number
- JP2565928Y2 JP2565928Y2 JP1991067221U JP6722191U JP2565928Y2 JP 2565928 Y2 JP2565928 Y2 JP 2565928Y2 JP 1991067221 U JP1991067221 U JP 1991067221U JP 6722191 U JP6722191 U JP 6722191U JP 2565928 Y2 JP2565928 Y2 JP 2565928Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- shaft
- lifter
- groove
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はリフター付自動車シー
ト、詳しくはリフター機構を操作する操作ノブの軸を、
リフター機構によって昇降するシートクッションの側面
下方を覆うカバーに形成した貫通孔に貫通したリフター
付自動車シートに関するものである。
ト、詳しくはリフター機構を操作する操作ノブの軸を、
リフター機構によって昇降するシートクッションの側面
下方を覆うカバーに形成した貫通孔に貫通したリフター
付自動車シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】従来、リフター付自動車シ
ートは、図３、４に示す様に、リフター機構１を操作す
る操作ノブ２の軸３を、リフター機構１によって昇降す
るシートクッションＳＣの側面下方を覆うカバー４に形
成した貫通孔５に貫通している。カバー４は、シートク
ッションＳＣの側面下方を覆うため、シートクッション
ＳＣの側面に前後方向に沿って設けられ、カバー４の後
端部４ａがシートバックＳＢの下端部に固定している。
カバー４にはその前部４ｂに、リフター機構１を操作す
るための軸３が貫通する貫通孔５が形成されており、軸
３の外端部３ａには軸３を回動するための操作ノブ２が
取付けられている。軸３にはその内端部３ｂにギア６が
取付けられており、操作ノブ２を操作すると、軸３とギ
ア６とが回動し、ギア６の回動によってリフター機構１
が作動し、シートクッションＳＣが上下方向へ昇降して
いる。斯かるリフター付自動車シートでは、カバー４の
後端部４ａがシートバックＳＢの下端部固定している
が、カバー４の前部４ｂにはその貫通孔５に軸３が貫通
しているだけであるので、カバー４の前部４ｂが横ブレ
し、操作ノブ２を操作しづらいという不具合があった。
又、カバー４の貫通孔５から内部が露出し、外観品質が
劣るという問題もあった。そこで、本考案は、上記不具
合を解消するためになされたものであり、カバーの前部
の横ブレを防ぐと共に外観品質の低下を防ぐことを目的
とする。
ートは、図３、４に示す様に、リフター機構１を操作す
る操作ノブ２の軸３を、リフター機構１によって昇降す
るシートクッションＳＣの側面下方を覆うカバー４に形
成した貫通孔５に貫通している。カバー４は、シートク
ッションＳＣの側面下方を覆うため、シートクッション
ＳＣの側面に前後方向に沿って設けられ、カバー４の後
端部４ａがシートバックＳＢの下端部に固定している。
カバー４にはその前部４ｂに、リフター機構１を操作す
るための軸３が貫通する貫通孔５が形成されており、軸
３の外端部３ａには軸３を回動するための操作ノブ２が
取付けられている。軸３にはその内端部３ｂにギア６が
取付けられており、操作ノブ２を操作すると、軸３とギ
ア６とが回動し、ギア６の回動によってリフター機構１
が作動し、シートクッションＳＣが上下方向へ昇降して
いる。斯かるリフター付自動車シートでは、カバー４の
後端部４ａがシートバックＳＢの下端部固定している
が、カバー４の前部４ｂにはその貫通孔５に軸３が貫通
しているだけであるので、カバー４の前部４ｂが横ブレ
し、操作ノブ２を操作しづらいという不具合があった。
又、カバー４の貫通孔５から内部が露出し、外観品質が
劣るという問題もあった。そこで、本考案は、上記不具
合を解消するためになされたものであり、カバーの前部
の横ブレを防ぐと共に外観品質の低下を防ぐことを目的
とする。
【０００３】
【課題を解決するための手段及び作用】上記不具合を解
決するため、本考案に係るリフター付自動車シートは、
前記操作ノブの軸にはその軸の外周面に、環状の溝部を
形成し、前記カバーには貫通孔の中空部周囲に、前記環
状の溝部へ突出する突出壁を形成したことを特徴とす
る。カバーの貫通孔にはその中空部周囲に、軸の溝部へ
突出する突出壁を形成し、この突出壁が車内の外周面に
形成した環状の溝部に突出しているので、カバーの突出
壁と軸の溝部とにより、カバーの横ブレが防止できる。
又、カバーの突出壁によって、カバーの内部が表面へ露
出することも防止できる。
決するため、本考案に係るリフター付自動車シートは、
前記操作ノブの軸にはその軸の外周面に、環状の溝部を
形成し、前記カバーには貫通孔の中空部周囲に、前記環
状の溝部へ突出する突出壁を形成したことを特徴とす
る。カバーの貫通孔にはその中空部周囲に、軸の溝部へ
突出する突出壁を形成し、この突出壁が車内の外周面に
形成した環状の溝部に突出しているので、カバーの突出
壁と軸の溝部とにより、カバーの横ブレが防止できる。
又、カバーの突出壁によって、カバーの内部が表面へ露
出することも防止できる。
【０００４】
【実施例】本考案に係る一実施例を図１、２に基づいて
説明するが、従来品とは軸とカバーの構成を異にしてい
るので、軸とカバーについて説明し、他の部材は従来品
と同一符号を付し、その説明を省略する。操作ノブ２１
の軸３１には、その軸３１の外周面に、環状の溝部３２
が形成され、この溝部３２から先端の軸には外周面に軸
方向に沿ってスプライン溝３３が形成されている。軸３
１のスプライン溝３３には、操作ノブ２１がスプライン
結合しており、操作ノブ２１を操作すると、軸３１が操
作ノブ２１と共に回動し、リフター機構１が作動してシ
ートクッションＳＣが上下方向へ昇降する。一方、カバ
ー４には貫通孔５の中空部周囲に、前記軸３１の溝部３
２へ突出する突出壁４１が形成されている。カバー４に
は貫通孔５の中空部側に端部が操作ノブ２１方向へ突出
する突部４２が周方向に沿って形成され、突部４２の中
空部側から貫通孔５の中空部周囲に突出壁４１が形成さ
れている。突出壁４１はその肉厚が溝部３２の幅Ｘより
も僅かに薄く、その先端部４３は溝部３２の軸３１近傍
に位置し、軸３１が回動可能な様に形成されている。操
作ノブ２１には筒状部２２が形成され、この筒状部２２
の内面には軸３１のスプライン溝３３に係合する係合溝
が形成され、更に、筒状部２２には筒状部２２の軸３１
からの抜け止め用の溝２３が形成され、Ｖ字状バネ７が
溝２３に取付けられて軸部３１に係止して、筒状部２２
の先端２４が突出壁４１に重なっている。
説明するが、従来品とは軸とカバーの構成を異にしてい
るので、軸とカバーについて説明し、他の部材は従来品
と同一符号を付し、その説明を省略する。操作ノブ２１
の軸３１には、その軸３１の外周面に、環状の溝部３２
が形成され、この溝部３２から先端の軸には外周面に軸
方向に沿ってスプライン溝３３が形成されている。軸３
１のスプライン溝３３には、操作ノブ２１がスプライン
結合しており、操作ノブ２１を操作すると、軸３１が操
作ノブ２１と共に回動し、リフター機構１が作動してシ
ートクッションＳＣが上下方向へ昇降する。一方、カバ
ー４には貫通孔５の中空部周囲に、前記軸３１の溝部３
２へ突出する突出壁４１が形成されている。カバー４に
は貫通孔５の中空部側に端部が操作ノブ２１方向へ突出
する突部４２が周方向に沿って形成され、突部４２の中
空部側から貫通孔５の中空部周囲に突出壁４１が形成さ
れている。突出壁４１はその肉厚が溝部３２の幅Ｘより
も僅かに薄く、その先端部４３は溝部３２の軸３１近傍
に位置し、軸３１が回動可能な様に形成されている。操
作ノブ２１には筒状部２２が形成され、この筒状部２２
の内面には軸３１のスプライン溝３３に係合する係合溝
が形成され、更に、筒状部２２には筒状部２２の軸３１
からの抜け止め用の溝２３が形成され、Ｖ字状バネ７が
溝２３に取付けられて軸部３１に係止して、筒状部２２
の先端２４が突出壁４１に重なっている。
【０００５】上記構成に係るリフター付自動車シートで
は、軸部３１に形成した溝部３２に、カバー４の突出壁
４１が突出しているので、突出壁４１が操作ノブ２１の
筒状部２２の先端２４と軸部３１とによって挟まれ、突
出壁４１の横ブレを防ぐことができる。その為、カバー
４の前部４ｂは横ブレすることがないので、操作ノブ２
１の操作がし易くなる。又、カバー４の突出壁４１が軸
部３１の溝部３２に突出しているので、この突出壁４１
によって、カバー４の内部が表面へ露呈することが防止
でき、外観品質の向上が図られる。
は、軸部３１に形成した溝部３２に、カバー４の突出壁
４１が突出しているので、突出壁４１が操作ノブ２１の
筒状部２２の先端２４と軸部３１とによって挟まれ、突
出壁４１の横ブレを防ぐことができる。その為、カバー
４の前部４ｂは横ブレすることがないので、操作ノブ２
１の操作がし易くなる。又、カバー４の突出壁４１が軸
部３１の溝部３２に突出しているので、この突出壁４１
によって、カバー４の内部が表面へ露呈することが防止
でき、外観品質の向上が図られる。
【０００６】
【考案の効果】本考案によれば、操作ノブの軸にはその
外周面に、環状の溝部を形成し、カバーには貫通孔の中
空部周囲に、環状の溝部へ突出する突出壁を形成し、カ
バーの突出壁を軸の溝部へ位置しているので、突出壁の
横ズレが軸の溝部内で規制される。その為、カバーの前
部の横ズレを防止することができ、カバーが横ズレして
操作ノブに接触することにより生じていた操作ノブの操
作がしづらいという不具合を解消できる。又、カバーの
突出壁は軸の溝部へ突出しているので、貫通孔からカバ
ーの内部の表面への露呈が防止できる。その為、カバー
の貫通孔から内部が見えないので、外観上見栄えが良
く、外観品質の向上を図ることができる。
外周面に、環状の溝部を形成し、カバーには貫通孔の中
空部周囲に、環状の溝部へ突出する突出壁を形成し、カ
バーの突出壁を軸の溝部へ位置しているので、突出壁の
横ズレが軸の溝部内で規制される。その為、カバーの前
部の横ズレを防止することができ、カバーが横ズレして
操作ノブに接触することにより生じていた操作ノブの操
作がしづらいという不具合を解消できる。又、カバーの
突出壁は軸の溝部へ突出しているので、貫通孔からカバ
ーの内部の表面への露呈が防止できる。その為、カバー
の貫通孔から内部が見えないので、外観上見栄えが良
く、外観品質の向上を図ることができる。
【図１】本案構造を用いた自動車シートにおけるシート
クッションの部分断面図である。
クッションの部分断面図である。
【図２】図１に示す要部の拡大図である。
【図３】従来構造を用いた自動車シートの斜視図であ
る。
る。
【図４】図３のIVーIV線に沿う部分断面図である。
２１ 操作ノブ ３１ 軸 ４ カバー ４１ 突出壁 ３２ 溝部
Claims (1)
- 【請求項１】 リフター機構を操作する操作ノブの軸
を、前記リフター機構によって昇降するシートクッショ
ンの側面下方を覆うカバーに形成した貫通孔に貫通した
リフター付自動車シートにおいて、前記操作ノブの軸に
はその軸の外周面に、環状の溝部を形成し、前記カバー
には貫通孔の中空部周囲に、前記環状の溝部へ突出する
突出壁を形成したことを特徴とするリフター付自動車シ
ート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991067221U JP2565928Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | リフター付自動車シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991067221U JP2565928Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | リフター付自動車シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512260U JPH0512260U (ja) | 1993-02-19 |
| JP2565928Y2 true JP2565928Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=13338640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991067221U Expired - Lifetime JP2565928Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | リフター付自動車シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2565928Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6334307B2 (ja) * | 2014-07-23 | 2018-05-30 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0545537Y2 (ja) * | 1988-02-29 | 1993-11-22 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP1991067221U patent/JP2565928Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0512260U (ja) | 1993-02-19 |
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