JP2552920Y2 - 自動車用シートにおける玉縁の構造 - Google Patents
自動車用シートにおける玉縁の構造Info
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- JP2552920Y2 JP2552920Y2 JP2455692U JP2455692U JP2552920Y2 JP 2552920 Y2 JP2552920 Y2 JP 2552920Y2 JP 2455692 U JP2455692 U JP 2455692U JP 2455692 U JP2455692 U JP 2455692U JP 2552920 Y2 JP2552920 Y2 JP 2552920Y2
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- bead
- seat cushion
- reclining lever
- seat
- reclining
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シートにおける
玉縁の構造、詳しくは、シートクッションの側面に沿っ
て上、下方向に回動可能なリクライニングレバーを取付
け、シートクッションの側面と上面との境界に沿って装
飾用玉縁を配設してなる自動車用シートにおける玉縁の
構造に関するものである。
玉縁の構造、詳しくは、シートクッションの側面に沿っ
て上、下方向に回動可能なリクライニングレバーを取付
け、シートクッションの側面と上面との境界に沿って装
飾用玉縁を配設してなる自動車用シートにおける玉縁の
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種、従来の自動車用シートは、図
３、４に示すように、シートクッションＳＣの側面ＳＣ
１に沿って回動可能なリクライニングレバー１を取付
け、シートクッションＳＣの上面ＳＣ２と側面ＳＣ１と
の境界に沿って装飾用玉縁２を配設して構成されてい
る。リクライニングレバー１は、シートバックＳＢのリ
クライニングアジャスタをロック解除するためのもので
あり、シートクッションＳＣの側面ＳＣ１を覆うシール
ドカバー３に形成した回動用長孔３ａからシートクッシ
ョンＳＣの側面ＳＣ１へ突出し、シートクッションＳＣ
の側面ＳＣ１に沿って上、下方向に回動する。
３、４に示すように、シートクッションＳＣの側面ＳＣ
１に沿って回動可能なリクライニングレバー１を取付
け、シートクッションＳＣの上面ＳＣ２と側面ＳＣ１と
の境界に沿って装飾用玉縁２を配設して構成されてい
る。リクライニングレバー１は、シートバックＳＢのリ
クライニングアジャスタをロック解除するためのもので
あり、シートクッションＳＣの側面ＳＣ１を覆うシール
ドカバー３に形成した回動用長孔３ａからシートクッシ
ョンＳＣの側面ＳＣ１へ突出し、シートクッションＳＣ
の側面ＳＣ１に沿って上、下方向に回動する。
【０００３】玉縁２は玉芯２ａと、これを被覆する玉縁
カバー２ｂとからなり、シートクッションＳＣの上面Ｓ
Ｃ２に位置する上面用表皮４の端末４ａとシートクッシ
ョンＳＣの側面ＳＣ１に位置する側面用表皮５の端末５
ａとの間に配設し、玉縁カバー２ｂの端末２ｃが上面用
表皮４の端末４ａと側面用表皮５の端末５ａとに縫着し
てシートクッションＳＣを装飾している。玉縁２はシー
トクッションＳＣの上面ＳＣ２を造形的に大きく見せる
ため、シートクッションＳＣの外側で低い位置に配設し
ている。
カバー２ｂとからなり、シートクッションＳＣの上面Ｓ
Ｃ２に位置する上面用表皮４の端末４ａとシートクッシ
ョンＳＣの側面ＳＣ１に位置する側面用表皮５の端末５
ａとの間に配設し、玉縁カバー２ｂの端末２ｃが上面用
表皮４の端末４ａと側面用表皮５の端末５ａとに縫着し
てシートクッションＳＣを装飾している。玉縁２はシー
トクッションＳＣの上面ＳＣ２を造形的に大きく見せる
ため、シートクッションＳＣの外側で低い位置に配設し
ている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】斯かる自動車用シート
においては、前述のように、玉縁２をシートクッション
ＳＣの外側で低い位置に設けているため、図４に示すよ
うに、リクライニングレバー１の回動範囲に臨むシート
クッションＳＣの側面ＳＣ１に玉縁２が配設される。そ
の為、リクライニングレバー１がシートクッションＳＣ
の側面ＳＣ１に沿って上方向（図示矢印方向）へ回動す
る際、玉縁２にリクライニングレバー１が接触し、リク
ライニングレバー１を回動しずらいという不具合があっ
た。又、リクライニングレバー１を上方向へ回動し、元
の状態に回動する際、玉縁２にリクライニングレバー１
が引掛かり、リクライニングレバー１が復帰しないとい
う不具合もあった。更に、玉縁２にリクライニングレバ
ー１が接触するので、玉縁２が切れて破損し、装飾用の
ための玉縁２の外観品質が劣化するという不具合もあっ
た。
においては、前述のように、玉縁２をシートクッション
ＳＣの外側で低い位置に設けているため、図４に示すよ
うに、リクライニングレバー１の回動範囲に臨むシート
クッションＳＣの側面ＳＣ１に玉縁２が配設される。そ
の為、リクライニングレバー１がシートクッションＳＣ
の側面ＳＣ１に沿って上方向（図示矢印方向）へ回動す
る際、玉縁２にリクライニングレバー１が接触し、リク
ライニングレバー１を回動しずらいという不具合があっ
た。又、リクライニングレバー１を上方向へ回動し、元
の状態に回動する際、玉縁２にリクライニングレバー１
が引掛かり、リクライニングレバー１が復帰しないとい
う不具合もあった。更に、玉縁２にリクライニングレバ
ー１が接触するので、玉縁２が切れて破損し、装飾用の
ための玉縁２の外観品質が劣化するという不具合もあっ
た。
【０００５】本考案は、上記不具合を解消すべくなされ
たものであり、リクライニングレバーと玉縁との干渉を
防止することを目的とする。
たものであり、リクライニングレバーと玉縁との干渉を
防止することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る自動車用シートにおける玉縁の構造
は、リクライニングレバーの回動範囲に臨むシートクッ
ションの側面に対して上面側に配設してなるものであ
る。従って、リクライニングレバーが回動する際、玉縁
と干渉することがなく、リクライニングレバーと玉縁と
の干渉が防止できる。
め、本考案に係る自動車用シートにおける玉縁の構造
は、リクライニングレバーの回動範囲に臨むシートクッ
ションの側面に対して上面側に配設してなるものであ
る。従って、リクライニングレバーが回動する際、玉縁
と干渉することがなく、リクライニングレバーと玉縁と
の干渉が防止できる。
【０００７】
【実施例】本考案に係る一実施例を図１、２に基づいて
説明するが、従来品とは玉縁の構成を異にしているの
で、玉縁について説明し、他は従来品と同一符号を付
し、その説明を省略する。玉縁２０は、シートクッショ
ンＳＣの前面ＳＣ３から側面ＳＣ１に沿って配設され、
シートクッションＳＣの側面ＳＣ１における後部側であ
る後部逃げ部２０ｃがシートクッションＳＣの上面ＳＣ
２側に位置し、リクライニングレバー１との干渉を防止
している。
説明するが、従来品とは玉縁の構成を異にしているの
で、玉縁について説明し、他は従来品と同一符号を付
し、その説明を省略する。玉縁２０は、シートクッショ
ンＳＣの前面ＳＣ３から側面ＳＣ１に沿って配設され、
シートクッションＳＣの側面ＳＣ１における後部側であ
る後部逃げ部２０ｃがシートクッションＳＣの上面ＳＣ
２側に位置し、リクライニングレバー１との干渉を防止
している。
【０００８】シートクッションＳＣの上面ＳＣ２に位置
する上面用表皮４は、シートクッションＳＣの前面ＳＣ
３まで延出する前面延出部４ｂと、シートクッションＳ
Ｃの側面ＳＣ１まで延出する側面延出部４ｃと、シート
クッションＳＣの上面ＳＣ２内側方向へ窪む窪み部４ｄ
とからなり、上面用表皮４と側面用表皮５との間に玉縁
２０が配設され、玉縁２０の玉縁カバー２０ｂの端末２
０ｃが上面用表皮４の端末４ａと側面用表皮５の端末５
ａとに縫着している。
する上面用表皮４は、シートクッションＳＣの前面ＳＣ
３まで延出する前面延出部４ｂと、シートクッションＳ
Ｃの側面ＳＣ１まで延出する側面延出部４ｃと、シート
クッションＳＣの上面ＳＣ２内側方向へ窪む窪み部４ｄ
とからなり、上面用表皮４と側面用表皮５との間に玉縁
２０が配設され、玉縁２０の玉縁カバー２０ｂの端末２
０ｃが上面用表皮４の端末４ａと側面用表皮５の端末５
ａとに縫着している。
【０００９】玉縁２０はその後部逃げ部２０ｃがリクラ
イニングレバー１の回動範囲に臨むシートクッションＳ
Ｃの側面ＳＣ１に対してシートクッションＳＣの上面側
に配設され、リクライニングレバー１との干渉を防止し
ている。
イニングレバー１の回動範囲に臨むシートクッションＳ
Ｃの側面ＳＣ１に対してシートクッションＳＣの上面側
に配設され、リクライニングレバー１との干渉を防止し
ている。
【００１０】上記構成によれば、玉縁２０の後部逃げ部
２０ｃがシートクッションＳＣの上面側に設けられてい
るが、玉縁２０の後部逃げ部２０ｃを除く玉縁２０は、
シートクッションＳＣの前面ＳＣ３側と側面ＳＣ１側に
配設されているので、シートクッションＳＣの上面ＳＣ
２を造形的に大きく見せることができる。
２０ｃがシートクッションＳＣの上面側に設けられてい
るが、玉縁２０の後部逃げ部２０ｃを除く玉縁２０は、
シートクッションＳＣの前面ＳＣ３側と側面ＳＣ１側に
配設されているので、シートクッションＳＣの上面ＳＣ
２を造形的に大きく見せることができる。
【００１１】上記実施例では、玉縁２０をシートクッシ
ョンＳＣの前面ＳＣ３側と側面ＳＣ１側とに設けている
ものについて説明したが、これに限らず、少なくとも、
玉縁２０の後部逃げ部２０ｃがリクライニングレバー１
の回動範囲に臨むシートクッションＳＣの側面ＳＣ１に
対して上面ＳＣ２側に配設すればよく、玉縁２０をシー
トクッションＳＣの側面ＳＣ１と上面ＳＣ２の境界に沿
って設け、玉縁２０の後部逃げ部２０ｃを上面ＳＣ２側
に配設することができる。
ョンＳＣの前面ＳＣ３側と側面ＳＣ１側とに設けている
ものについて説明したが、これに限らず、少なくとも、
玉縁２０の後部逃げ部２０ｃがリクライニングレバー１
の回動範囲に臨むシートクッションＳＣの側面ＳＣ１に
対して上面ＳＣ２側に配設すればよく、玉縁２０をシー
トクッションＳＣの側面ＳＣ１と上面ＳＣ２の境界に沿
って設け、玉縁２０の後部逃げ部２０ｃを上面ＳＣ２側
に配設することができる。
【００１２】
【考案の効果】本考案によれば、玉縁はリクライニング
レバーの回動範囲に臨むシートクッションの側面に対し
て上面側に配設しているので、リクライニングレバーが
シートクッションの側面に沿って回動しても、玉縁と接
触することがなく、リクライニングレバーと玉縁との干
渉が防止できる。従って、リクライニングレバーの回動
操作が行い易く、しかも、玉縁がリクライニングレバー
により破損することもないので、玉縁の装飾的効果が低
下することもない。
レバーの回動範囲に臨むシートクッションの側面に対し
て上面側に配設しているので、リクライニングレバーが
シートクッションの側面に沿って回動しても、玉縁と接
触することがなく、リクライニングレバーと玉縁との干
渉が防止できる。従って、リクライニングレバーの回動
操作が行い易く、しかも、玉縁がリクライニングレバー
により破損することもないので、玉縁の装飾的効果が低
下することもない。
【図１】本案構造を用いた自動車用シートの斜視図であ
る。
る。
【図２】図１のIIーII線に沿う部分断面図である。
【図３】従来構造を用いた自動車用シートの斜視図であ
る。
る。
【図４】図３のIVーIV線に沿う部分断面図である。
２０、２ 玉縁 ＳＣ１ シートクッションの側面 ＳＣ２ シートクッションの上面 １ リクライニングレバー
Claims (1)
- 【請求項１】 シートクッションの側面に沿って上、下
方向に回動可能なリクライニングレバーを取付け、前記
シートクッションの側面と上面との境界に沿って装飾用
玉縁を配設してなる自動車用シートにおいて、 前記玉縁は前記リクライニングレバーの回動範囲に臨む
シートクッションの側面に対して上面側に配設して、前
記リクライニングレバーと玉縁との干渉を防止してなる
ことを特徴とする自動車用シートにおける玉縁の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2455692U JP2552920Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 自動車用シートにおける玉縁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2455692U JP2552920Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 自動車用シートにおける玉縁の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576369U JPH0576369U (ja) | 1993-10-19 |
| JP2552920Y2 true JP2552920Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12141434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2455692U Expired - Lifetime JP2552920Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 自動車用シートにおける玉縁の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2552920Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5845982B2 (ja) * | 2012-03-08 | 2016-01-20 | トヨタ紡織株式会社 | 車両構成部材 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP2455692U patent/JP2552920Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0576369U (ja) | 1993-10-19 |
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