JP2565823Y2 - 薄型ドライバユニット - Google Patents

薄型ドライバユニット

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JP2565823Y2
JP2565823Y2 JP5836593U JP5836593U JP2565823Y2 JP 2565823 Y2 JP2565823 Y2 JP 2565823Y2 JP 5836593 U JP5836593 U JP 5836593U JP 5836593 U JP5836593 U JP 5836593U JP 2565823 Y2 JP2565823 Y2 JP 2565823Y2
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double
sided tape
attached
unit
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智彦 上村
睦治 鶴原
修司 佐藤
正教 加納
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薄型ドライバユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄型ドライバユニットは、図4に
示すように、バッフル340、振動板350、ポールピ
ース370、ボイスコイル360、マグネット380、
及びヨーク390からなるユニット本体300と、この
ユニット本体300の裏面側に取り付けられる端子板7
00及び補償布200とを有している。
【0003】端子板700は略半円弧状に形成されてお
り、ボイスコイル360からのリード線330が接続さ
れる導電パターン (図示省略) が形成されている。かか
る端子板700は、接着剤でヨーク390、すなわちユ
ニット本体300で取り付けられる。また、補償布20
0も同様に略半円弧状に形成されており、接着剤でヨー
ク390に取り付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、端子
板700と補償布200を接着剤でユニット本体300
に取り付ける従来の薄型ドライバユニットには以下のよ
うな問題点がある。すなわち、接着剤を補償布200に
塗布しすぎると、接着剤が補償布200に染み込み音響
抵抗にばらつきが生じ、音響特性にばらつきが生じる。
【0005】また、補償布200と端子板700とを別
々の工程でユニット本体300に取り付けなければなら
ない。さらに、図5に示すように、端子板700の厚さ
寸法は通常0.5ミリ程度であるので、端子板700の
導電パターンに半田盛り800を形成すると、半田盛り
800がユニット本体300の全高をオーバーしてしま
い、薄型ドライバユニットとしてのメリットを生かせな
くなる。
【0006】本考案は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、音響特性にばらつきが生ぜず、製造工程の削減が可
能で、さらに半田がユニット本体の全高をオーバーする
ことがない薄型ドライバユニットを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る薄型ドライ
バユニットは、導電パターンが形成されたフレキシブル
基板と、このフレキシブル基板が両面テープで取り付け
られるユニット本体と、前記フレキシブル基板に両面テ
ープで取り付けられる補償布とを有している。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る薄型ドライバ
ユニットの概略的分解斜視図、図2は本考案の他の実施
例に係る薄型ドライバユニットの概略的分解斜視図、図
3はこの薄型ドライバユニットの利点を説明するための
薄型ドライバユニットの側面図である。なお、従来のも
のと略同一の部品等には同一の符号を付して説明を行
う。
【0009】本実施例に係る薄型ドライバユニットは、
導電パターン120が形成されたフレキシブル基板10
0と、このフレキシブル基板100が両面テープ400
で取り付けられるユニット本体300と、前記フレキシ
ブル基板100に両面テープ500で取り付けられる補
償布とを有している。
【0010】フレキシブル基板100は、リング状に形
成されており、ユニット本体300に対応したサイズに
設定されている。このフレキシブル基板100の厚さ寸
法は、従来の端子板より薄い0.1ミリ程度である。こ
のフレキシブル基板100には、ユニット本体300に
開設された開口310に対応した複数個の開口110が
開設されている。かかるフレキシブル基板100には、
一対の導電パターン120が形成されている。
【0011】前記導電パターン120は、両端が半田付
け部として形成されており、一端側にはボイスコイル
(図示省略) のリード線330が、他端には図外の引出
線がそれぞれ半田付けされるようになっている。
【0012】一方、補償布200は、フレキシブル基板
100に取り付けた場合に一対の導電パターン120を
覆わないような略C字形状に形成されている。
【0013】フレキシブル基板100をユニット本体3
00に取り付けるための両面テープ400は、フレキシ
ブル基板100に対応してリング状に形成されている。
また、この両面テープ400にはユニット本体300の
開口に対応した複数個の開口410が開設されている。
【0014】一方、補償布200をフレキシブル基板1
00に取り付けるための両面テープ500は、補償布2
00と同様にフレキシブル基板100の一対の導電パタ
ーン120を覆わないような略C字形状に形成されてい
る。なお、この両面テープ500にも、フレキシブル基
板100の開口110に対応した複数個の開口510が
開設されている。
【0015】上述したような部品から構成される薄型ド
ライバユニットの製造工程について説明する。まず、両
面テープ400をユニット本体300の裏面側に貼着す
る。この場合、ユニット本体300の開口310と、両
面テープ400の開口410とが合致するようにする。
【0016】次に、両面テープ400の残ったピール紙
を剥離し、フレキシブル基板100をユニット本体30
0に取り付ける。この場合、フレキシブル基板100の
開口110を両面テープ400の開口410に合致させ
るとともに、導電パターン140がユニット本体300
からの図示しないリード線に近くなるようにする。
【0017】両面テープ500の一方のピール紙を剥離
し、フレキシブル基板100に貼着する。その場合、両
面テープ500の開口510がフレキシブル基板100
の開口110に合致するとともに、導電パターン120
が両面テープ500で覆われないようにする。
【0018】両面テープ500の残ったピール紙を剥離
し、補償布200をフレキシブル基板100に取り付け
る。この場合、補償布200がフレキシブル基板100
の導電パターン120を覆わないようにする。
【0019】このように、フレキシブル基板100と補
償布200とのユニット本体300への取り付けが完了
したならば、ユニット本体300の外周部のリード線引
出部320から引き出された前記リード線330を導電
パターン120の一端の半田付け部に半田付けするとと
もに、図外の引出線を導電パターン120の他端の半田
付け部に半田付けする。
【0020】このようにして構成された薄型ドライバユ
ニットは、図3に示すように、フレキシブル基板100
の導電パターン120の半田盛り800がユニット本体
300の全高をオーバーすることなく、薄型ドライバユ
ニットのメリットを発揮することができる。
【0021】次に、本考案の他の実施例に係る薄型ドラ
イバユニットについて図2を参照しつつ説明する。この
薄型ドライバユニットは、一対の導電パターン120が
形成されたフレキシブル基板150と、このフレキシブ
ル基板150が両面テープ600で取り付けられるユニ
ット本体300と、このユニット本体300に前記両面
テープ600で取り付けられる補償布200とを有して
おり、前記補償布200は略C字形状に形成され、前記
フレキシブル基板150は補償布200に重ならないよ
うにユニット本体300に取り付けられている。
【0022】この実施例に係る薄型ドライバユニット
が、上述した薄型ドライバユニットと異なる点は、フレ
キシブル基板150と補償布200とを1枚の両面テー
プ600でユニット本体300に取り付ける点である。
【0023】まず、両面テープ600は、リング状に形
成され、ユニット本体300に開設された開口310に
対応した複数個の開口610が開設されている。かかる
両面テープ600は、厚さ寸法が約0.1ミリ程度のP
ET基材の両面に粘着層を設けたものが使用される。
【0024】このようなPET基材入りの両面テープ6
00を使用すると、補償布200をフラットな面に保っ
たままの状態でユニット本体300に取り付けられる。
PET基材のない両面テープを使用したとすると、補償
布200をフラットな面に保つことが困難となるため、
音響抵抗のばらつきの原因となる。また、上述した実施
例では、2枚の両面テープ400、5000を使用する
が、これでは1枚の両面テープ600で済むのでより薄
型化を図ることができる。
【0025】一方、補償布200はリングの一部を切り
取ったような形状、すなわちC字形状に形成されてい
る。この点は、上述した実施例と同一である。
【0026】また、フレキシブル基板150は、上述し
た実施例のようにリング状ではなく、前記補償布200
の切り口の部分に嵌まり込むような形状に形成されてい
る。従って、補償布200とフレキシブル基板150と
は、互いに重ならないように配置することが可能であ
る。また、フレキシブル基板150は高価であるので、
上述した実施例のようにリング状に形成しないので、コ
スト低減にも寄与することができる。
【0027】このような部品から構成される薄型ドライ
バユニットの製造工程について説明する。まず、両面テ
ープ600の一方のピール紙を剥離し、ユニット本体3
00に貼着する。この場合、両面テープ600の開口6
10とユニット本体300の開口310とが合致するよ
うにする。
【0028】次に、両面テープ600の残ったピール紙
を剥離し、補償布200を取り付ける。先にフレキシブ
ル基板150を取り付けてもよいのだが、不要なほこり
等が両面テープ600に付着するのを防ぐため、面積の
広い補償布200を両面テープ600に取り付ける。な
お、ユニット本体300のリード線引出部320の近傍
には補償布200がこないようにする。
【0029】フレキシブル基板150を両面テープ60
0に取り付ける。すると、フレキシブル基板150の間
近にリード線330が位置する。当該リード線330を
導電パターン120の一端の半田付け部に半田付けし、
他端の半田付け部に図外の引出線を半田付けする。
【0030】
【考案の効果】本考案に係る薄型ドライバユニットは、
導電パターンが形成されたフレキシブル基板と、このフ
レキシブル基板が両面テープで取り付けられるユニット
本体と、前記フレキシブル基板に両面テープで取り付け
られる補償布とを有している。補償布の取り付けに接着
剤を使用しないので、音響特性にばらつきが生じない。
また、接着剤の塗布工程がそれより短時間で行える両面
テープの貼着工程となるので、全体の製造時間を短縮す
ることができる。さらに、端子板の代わりにより薄いフ
レキシブル基板を使用しているので、導電パターンでの
半田盛りがユニット本体の全高をオーバーすることがな
く、薄型ドライバユニットのメリットを十分発揮するこ
とができる。
【0031】また、導電パターンが形成されたフレキシ
ブル基板と、このフレキシブル基板が両面テープで取り
付けられるユニット本体と、このユニット本体に前記両
面テープで取り付けられる補償布とを有しており、前記
補償布は略C字形状に形成され、前記フレキシブル基板
は補償布に重ならないようにユニット本体に取り付けら
れている薄型ドライバユニットでは、より薄型化を図る
ことができ、高価なフレキシブル基板の使用量が少なく
なるので、コストの低減が可能になる。また、製造工程
の削減による製造時間の短縮が可能になる。なお、音響
特性のばらつきがない点や、薄型ドライバユニットのメ
リットを十分発揮することができることは同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る薄型ドライバユニット
の概略的分解斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例に係る薄型ドライバユニッ
トの概略的分解斜視図である。
【図3】この薄型ドライバユニットの利点を説明するた
めの薄型ドライバユニットの側面図である。
【図4】従来の薄型ドライバユニットの概略的分解斜視
図である。
【図5】従来の薄型ドライバユニットの問題点を示す薄
型ドライバユニットの側面図である。
【符号の説明】
100 フレキシブル基板 120 導電パターン 200 補償布 300 ユニット本体 400 両面テープ 500 両面テープ
フロントページの続き (72)考案者 加納 正教 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホシデン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−288598(JP,A) 特開 昭63−253799(JP,A) 実開 昭60−6397(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電パターンが形成されたフレキシブル
    基板と、このフレキシブル基板が両面テープで取り付け
    られるユニット本体と、前記フレキシブル基板に両面テ
    ープで取り付けられる補償布とを具備したことを特徴と
    する薄型ドライバユニット。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル基板はリング状であ
    り、補償布は略C字形状であり、フレキシブル基板に補
    償布を取り付ける両面テープは略C字形状であることを
    特徴とする請求項1記載の薄型ドライバユニット。
  3. 【請求項3】 導電パターンが形成されたフレキシブル
    基板と、このフレキシブル基板が両面テープで取り付け
    られるユニット本体と、このユニット本体に前記両面テ
    ープで取り付けられる補償布とを具備しており、前記補
    償布は略C字形状に形成され、前記フレキシブル基板は
    補償布に重ならないようにユニット本体に取り付けられ
    ていることを特徴とする薄型ドライバユニット。
JP5836593U 1993-10-01 1993-10-01 薄型ドライバユニット Expired - Lifetime JP2565823Y2 (ja)

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JPH0725694U JPH0725694U (ja) 1995-05-12
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