JP3260080B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP3260080B2
JP3260080B2 JP16050696A JP16050696A JP3260080B2 JP 3260080 B2 JP3260080 B2 JP 3260080B2 JP 16050696 A JP16050696 A JP 16050696A JP 16050696 A JP16050696 A JP 16050696A JP 3260080 B2 JP3260080 B2 JP 3260080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電ダンパを使用した
スピーカに係り、特に導電ダンパとボイスコイルと端子
取付手段とを組立ユニットとして構成し、これをスピー
カフレームに取り付けて組みあげてゆく形式のスピーカ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、導電材をコルゲーションに沿
って装着した導電ダンパが提案されており、我々も、ス
ピーカの製造において、組立の容易化と配線構造の簡略
化を図るために、コルゲーションに沿って平編錦糸線か
らなる導電部を設けた導電ダンパを対称位置に端子取付
用の舌片部を設けた絶縁材からなる端子リングに装着
し、導電ダンパの内径部にはボイスコイルを取り付ける
と共に前記舌片には端子ラグを取り付けて組立て用ユニ
ットを構成し、該組立て用ユニットをスピーカフレーム
に装着するようにしたスピーカを先に提案し(特願平7
−110298号)、現実に実施している。
【0003】我々の先の提案に係るスピーカの概略を図
5〜図7に基づいて説明すると、コルゲーション11に
沿って平編錦糸線からなる導電部21,22を設けた導
電ダンパ1を、外周部に端子取付用の舌片部31を設け
た樹脂等の絶縁材からなる端子リング3に接着して取り
付け、導電ダンパ1の内径部13にはボイスコイル5を
装着すると共に前記舌片部31には端子ラグ4a,4b
を取り付けて組立て用ユニット6を構成し、これをスピ
ーカフレームFに装着して組み立てるようにしたもので
ある。
【0004】なお、前記導電部22はコンプライアンス
のバランス用ダミー線である。図中、12は導電ダンパ
1の外周部の貼り付け部、14は前記舌片部31に対応
するようにダンパ外周に設けた舌片部、21a,21
b,22aはそれぞれ導電部21,22の端部を示して
いる。32a,32bは端子取り付け穴、hは接着剤、
Mは磁気回路部、Cは振動板を示している。
【0004】また、前記端子リング3の舌片部31を対
称位置に設けると共に両舌片部31に端子ラグを取り付
けて導電部22も入力用として用いたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記提案に
係るスピーカは、組立て用ユニット6がフレームFに接
着剤だけで取り付けられるため、端子部にファストン端
子を嵌め込む際等に上向き(組立て用ユニット6をはが
す方向)に力がかかるおそれがあり、フレームへの固定
力が充分ではなかった。
【0006】また、組立て用ユニット6がフレームFの
取付面に接着されることにより内部(ダンパの下方)が
略密閉状態となり、内部の発熱が放熱されないだけでな
く音質的にも好ましくない等の点から改良すべき点があ
った。
【0007】本発明の目的は、我々の提案に係る前記ス
ピーカを改良し、組立て用ユニットのフレームへの取り
付けに際し、位置決めが容易であると共に確実に固定す
ることができ、また、放熱性及び音質を改善することが
できるスピーカを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のスピーカは、請求項1記載のスピーカにおい
ては、コルゲーションに沿って平編錦糸線からなる導電
部を設けた導電ダンパを外周部に端子取付用の舌片部を
設けた絶縁材からなる端子リングに装着し、導電ダンパ
の内径部にはボイスコイルを取り付けると共に前記舌片
部には端子ラグを取り付けて組立て用ユニットを構成
し、該組立て用ユニットをスピーカフレームに装着する
ようにしたスピーカにおいて、前記端子リングの舌片部
の一部にフレームに係合する係合部を設けたことを特徴
とする。
【0009】請求項2に記載のスピーカにおいては、前
記の構成において、端子リングには舌片部が対称位置に
設けられると共に両舌片部にそれぞれ端子ラグが取り付
けられていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載のスピーカにおいては、コル
ゲーションに沿って平編錦糸線からなる導電部を設けた
導電ダンパを対称位置に端子取付用の舌片部を設けた絶
縁材からなる端子リングに装着し、導電ダンパの内径部
にはボイスコイルを取り付けると共に前記舌片部には端
子ラグを取り付けて組立て用ユニットを構成し、該組立
て用ユニットをスピーカフレームに装着するようにした
スピーカにおいて、端子リングとフレームの端子リング
取付面との間に空隙を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】組立て用ユニットをフレームに取り付ける際
に、端子リングの舌片部の一部に設けた係合部をフレー
ムに係合させることにより位置決めをすることができる
と共にフレームに確実に固定され、接着固定を充分に補
強することができる。
【0012】また、端子リングとフレームの端子リング
装着面との間に空隙があるから、内部と外気が連通し、
ボイスコイルからの発熱を放散できる共に音質を改善す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の態様】本発明のスピーカの実施例を図1
〜図4に基づいて説明するが、図5〜図7に基づいて既
に説明した部分については同一の符号を付してその詳細
な説明は省略する。図において、1はコルゲーション1
1に沿って平編錦糸線からなる導電部21,22を設け
た導電ダンパであり、該導電ダンパ1の外周の貼り代部
12を外周部に端子取付用の舌片部31を設けた樹脂等
の絶縁材からなる端子リング3に接着固定し、導電ダン
パ1の内径部13にはボイスコイル5を取り付けると共
に前記舌片部31には端子ラグ4a,4bを取り付けて
組立て用ユニット6を構成する。
【0014】実施例においては、前記舌片部31は対称
位置に設けられると共にそれぞれに端子ラグ4a,4b
が取り付けられており、ボイスコイル5はダブルコイル
型のものが使用されていて前記導電部22も入力線とし
てある。図1において、5a,5bはメインコイルの巻
き始め端と巻き終端、5c,5dはサブコイルの巻き始
め端と巻き終端をそれぞれ示している。
【0015】前記構成の組立て用ユニット6をフレーム
Fの取付面F1に接着して取り付けるものであるが、前
記端子リング3の舌片部31の一部にフレームFに係合
する係合部30を設ける。
【0016】この係合部30として、実施例では舌片部
31の下面側に断面「L」字形の係合片30aを突成
し、フレームFのリブ7とは別に設けた係合用リブ8に
係合させるようにしてある。
【0017】従って、組立て用ユニット6をフレームF
に接着固定するに際し、該組立て用ユニット6の端子リ
ング面に接着剤を塗布した状態でこれを図1の矢示10
方向に回転させると前記係合片30が係合リブ8に係合
し、組立て用ユニット6が所定の位置に確実に位置決め
されると共に接着剤が硬化して接着された後においても
接着固定を補強することができる。
【0018】なお、実施例においては前記のように係合
部30の構成として断面「L」字形の係合片30aとし
たが、例えば、矢じり型の係合ボスを設けてこれをフレ
ームFの前記取付面に設けた係合穴に嵌合させるように
してもよい。
【0019】また、この場合、前記舌片部31及び端子
ラグ4a,4bを片側だけに設けて導電部22をダミー
線とする形式のものにおいても実施することができるの
は勿論である。
【0020】図4は端子リング3とフレームFの端子リ
ング取付面F1との間に空隙9を設けるための構成例で
あり、端子リング3を多少厚でのものとすると共にその
下面側に所定間隔をおいて内周側から外周側に向けて切
欠部9aを設けることにより、前記取付面F1との間に
空隙9が構成されるようにしたものである。
【0021】
【発明の効果】本発明のスピーカによれば、請求項1記
載のものにおいては、組立て用ユニットをフレームに取
り付ける際に、端子リングの舌片部の一部に設けた係合
部をフレームに係合させることにより所定位置に確実に
位置決めをすることができると共にフレームに接着した
状態において接着固定を充分に補強することができる。
【0022】請求項2記載のものにおいては、組立て用
ユニットが対称位置で固定されるから、位置決めがより
容易になると共に補強固定を二箇所で行わせることがで
きる。
【0023】請求項3記載のものにおいては、端子リン
グとフレームの端子リング装着面との間に空隙があるか
ら、内部と外気が連通し、ボイスコイルからの発熱を放
散できる共に音質を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの実施例を示す平面図。
【図2】図1におけるA−O−B線の断面図。
【図3】端子リングを示し、(A)は平面図、(B)は
半截断面図。
【図4】端子リングとフレームの端子リング取付面との
間に空隙を設けた例を示し、(A)は要部の断面図、
(B)は端子リングの一部除去した側面図。
【図5】従来例としての我々の先の提案に係るスピーカ
を示し、導電ダンパと端子リングの斜視図。
【図6】図5の従来例における導電ダンパと端子リング
とボイスコイルを示す斜視図。
【図7】スピーカの要部を示す半截断面図。
【符号の説明】
1 導電ダンパ 11 コルゲーション 12 貼り代部 13 内径部 21 導電部 22 導電部 3 端子リング 31 舌片部 4a 端子ラグ 4b 端子ラグ 5 ボイスコイル 6 組立て用ユニット 8 係合用リブ 9 空隙 F フレーム F1 取付面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−111096(JP,U) 実開 平3−2800(JP,U) 実開 昭55−118599(JP,U) 実開 平3−11093(JP,U) 実開 平1−113491(JP,U) 実開 平3−66299(JP,U) 実開 昭62−86794(JP,U) 実開 昭58−40997(JP,U) 実開 昭52−14430(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/02 103 H04R 9/02 H04R 9/02 101 H04R 9/04 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲーションに沿って平編錦糸線から
    なる導電部を設けた導電ダンパを外周部に端子取付用の
    舌片部を設けた絶縁材からなる端子リングに装着し、導
    電ダンパの内径部にはボイスコイルを取り付けると共に
    前記舌片部には端子ラグを取り付けて組立て用ユニット
    を構成し、該組立て用ユニットをスピーカフレームに装
    着するようにしたスピーカにおいて、前記端子リングの
    舌片部の一部にフレームに係合する係合部を設けたこと
    を特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】 端子リングには舌片部が対称位置に設け
    られると共に両舌片部にそれぞれ端子ラグが取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  3. 【請求項3】 コルゲーションに沿って平編錦糸線から
    なる導電部を設けた導電ダンパを対称位置に端子取付用
    の舌片部を設けた絶縁材からなる端子リングに装着し、
    導電ダンパの内径部にはボイスコイルを取り付けると共
    に前記舌片部には端子ラグを取り付けて組立て用ユニッ
    トを構成し、該組立て用ユニットをスピーカフレームに
    装着するようにしたスピーカにおいて、端子リングとフ
    レームの端子リング取付面との間に空隙を設けたことを
    特徴とするスピーカ。
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