JP3542513B2 - スピーカ用振動板 - Google Patents
スピーカ用振動板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3542513B2 JP3542513B2 JP00491399A JP491399A JP3542513B2 JP 3542513 B2 JP3542513 B2 JP 3542513B2 JP 00491399 A JP00491399 A JP 00491399A JP 491399 A JP491399 A JP 491399A JP 3542513 B2 JP3542513 B2 JP 3542513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- voice coil
- speaker
- core
- honeycomb structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明はスピーカ用振動板に係わり、特に、ボイスコイルが直接固着される振動板の放熱特性を改善する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来の振動板を用いたスピーカの例を示す。図に示す振動板11はR形状を持つ内周部の上下から外側に平面状に延びさらに傾斜してエッジ10と接合する部分で上下の板が合わせられている。エッジ10の外周はフレーム6に固着されている。
【0003】
ボイスコイル4は接着剤5により振動板11の内周面に接着されている。ボイスコイル4に磁界を印加する磁気回路はフレーム6のセンターポールに順次挿通されたマグネット7、磁性体のセンタープレート8、マグネット7がねじ9で締着された構成となっている。なお、マグネット7、7は同極同士が対向して反発磁界を生じさせている。フレーム6に固定された端子12は図示していないリード線によりボイスコイル4に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のスピーカ用振動板は平板状に形成されているためにスピーカを薄型に形成することを可能とするが、磁気回路がボイスコイルの両側にないためボイスコイルで発生する熱を磁気回路に伝えて放熱させる性能が劣化し、振動板に直接熱が伝わるために振動板が燃える恐れがあり、安全面での改善が要求されていた。
【0005】
特開平6−284499号に提案された振動板は内周にボイスコイルが直接接着され2枚の板がコア材を挟む構造となっていたが、十分な放熱効果が得られなかった。
【0006】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、平板状に形成してスピーカを薄型にすることができる振動板の放熱効果を高めたスピーカ用振動板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のスピーカ用振動板は、内周にボイスコイルが固着されるスピーカ用振動板において、内周から外周に向けて徐々に背の高さが低くなるハニカム構造のコアの両面に振動板を貼着すると共に、前記ボイスコイルの巻き幅の高さ範囲に前記振動板と振動板の外周に設けられたエッジを配置し、前記振動板の表面を金属箔で覆ったものである。
【0008】
また前記スピーカ用振動板において、前記ハニカム構造のコアの両面に貼着される振動板の少なくとも一方に内周から放射状に延びるリブを形成したものである。
【0009】
さらに、前記各スピーカ用振動板において、前記ハニカム構造のコアの内周の高さを少なくともボイスコイルの高さより高くしてこの内周部も金属箔で覆ったものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例であるスピーカ用振動板を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の実施例である振動板を用いたスピーカを示す断面図、図2は同振動板を示す平面図である。
【0011】
図に示す振動板1は内周部の上下から外側に平面状に延びコア2を挟むようにしてコア2に接着されている。コア2はアルミ等でハニカム構造に形成されており振動板の中心部に向かって広がる形状となっている。コア2の内周部にはボイスコイル4の高さのR形状部2aが形成されている。振動板1の上下の板は外周部で合わせられ、エッジ10に接合されている。エッジ10の外周はフレーム6に固着されている。なお、振動板1には中心部から放射状に外側に延びるリブ1a、1a…が成形されている。このような振動板の上下の面およびR形状部2aはアルミ箔3で覆われている。
【0012】
ボイスコイル4は接着剤5によりR形状部2aの内周面に接着されている。ボイスコイル4に磁界を印加する磁気回路はフレーム6のセンターポールに順次挿通されたマグネット7、磁性体のセンタープレート8、マグネット7がねじ9で締着された構成となっている。なお、マグネット7、7は同極同士が対向して反発磁界を生じさせている。フレーム6に固定された端子12は図示していないリード線によりボイスコイル4に接続されている。
【0013】
上記のように振動板1の表面がアルミ箔で覆われているため、振動板自体が放熱性に優れた放熱体となり、ボイスコイル4で発生する熱を効率良く放射することができる。
【0014】
【発明の効果】
この発明のスピーカ用振動板によれば、ボイスコイルで発生する熱を振動板自体で効率良く放射するため、耐入力性能および安全性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である振動板を用いたスピーカを示す断面図である。
【図2】同振動板を示す平面図である。
【図3】従来の振動板を用いたスピーカを示す断面図である。
【符号の説明】
1 振動板、1a リブ
2 コア、2a R形状部
3 アルミ箔
4 ボイスコイル
5 接着剤
6 フレーム
7 マグネット
8 センタープレート
9 ねじ
10 エッジ
11 振動板
12 端子
Claims (3)
- 内周にボイスコイルが固着されるスピーカ用振動板において、内周から外周に向けて徐々に背の高さが低くなるハニカム構造のコアの両面に振動板を貼着すると共に、前記ボイスコイルの巻き幅の高さ範囲に前記振動板と振動板の外周に設けられたエッジを配置し、前記振動板の表面を金属箔で覆ったことを特徴とするスピーカ用振動板。
- 前記ハニカム構造のコアの両面に貼着される振動板の少なく
とも一方に内周から放射状に延びるリブを形成した請求項1のスピーカ用振動板。 - 前記ハニカム構造のコアの内周の高さを少なくともボイスコ
イルの高さより高くしてこの内周部も金属箔で覆った請求項1または2のスピーカ用振動板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00491399A JP3542513B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | スピーカ用振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00491399A JP3542513B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | スピーカ用振動板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000209694A JP2000209694A (ja) | 2000-07-28 |
JP3542513B2 true JP3542513B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=11596886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00491399A Expired - Fee Related JP3542513B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | スピーカ用振動板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3542513B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4739064B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-08-03 | ミネベア株式会社 | スピーカ |
-
1999
- 1999-01-12 JP JP00491399A patent/JP3542513B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000209694A (ja) | 2000-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6678387B2 (en) | Loudspeaker having cooling system | |
CN110366080B (zh) | 扬声器和音频装置 | |
US20090016563A1 (en) | Micro-speaker | |
US7634101B2 (en) | Thermal management system for loudspeaker having internal heat sink and vented top plate | |
JPH06284499A (ja) | スピーカ構造 | |
US7272238B2 (en) | Loudspeaker having cooling system | |
JP3815740B2 (ja) | 全面駆動型平面スピーカ | |
JP3542513B2 (ja) | スピーカ用振動板 | |
JP2592066Y2 (ja) | スピーカ | |
CN208158874U (zh) | 扬声装置 | |
JP2001189994A (ja) | スピーカ用振動板及び同振動板を備えたスピーカ装置 | |
JP3951838B2 (ja) | スピーカ | |
JP3661082B2 (ja) | 反発磁気回路型平面スピーカ | |
JP2996842B2 (ja) | スピーカ | |
JPH1132390A (ja) | スピーカの構造 | |
CN220307373U (zh) | 扬声器磁路结构及扬声器 | |
JPH075749Y2 (ja) | スピーカ | |
JP3260080B2 (ja) | スピーカ | |
JP2000358295A (ja) | 反発型平板スピーカ | |
JPH08149589A (ja) | スピーカの構造 | |
JP3842798B2 (ja) | スピーカ | |
JPH1127772A (ja) | スピーカ | |
JPS581032Y2 (ja) | 平面型スピ−カ | |
JPS5847399A (ja) | スピ−カ | |
JP2004260547A (ja) | スピーカ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |