JP2565718Y2 - シフトレバー装置の照明構造 - Google Patents

シフトレバー装置の照明構造

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JP2565718Y2
JP2565718Y2 JP4456192U JP4456192U JP2565718Y2 JP 2565718 Y2 JP2565718 Y2 JP 2565718Y2 JP 4456192 U JP4456192 U JP 4456192U JP 4456192 U JP4456192 U JP 4456192U JP 2565718 Y2 JP2565718 Y2 JP 2565718Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はジグザグモードでシフト
操作される車両の自動変速機用のシフトレバー装置の照
明構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機用のシフトレバー装置
として、シフトレバーがステップ形状(ジグザグ形状)
の操作溝にしたがって車両の前後左右にジグザグモード
でシフト操作されてシフト位置が選択される構成のもの
が知られている。
【0003】上記のシフトレバー装置では、シフトレバ
ーの車両下方側が挿通されたハウジングの頂面にシフト
位置表示用のインジケータプレートが設けられている。
このインジケータプレートには、シフトレバーのシフト
位置に対応して一例としてP、R、N、D、4、3、
2、Lの文字が形成されており、これらの文字のうち、
P、R、N、D、2の各文字は、一直線上に車両前方か
ら順に形成され、4、Lの両文字は、D、2の両文字と
並ぶように車両幅方向外方に離間して形成され、3の文
字は、4、L、の両文字の間に形成されている。すなわ
ち、上記ジグザグモードでシフト操作されるシフトレバ
ー装置では、シフト位置を示す文字が車両幅方向に間隔
をおいて2列で形成されている。
【0004】シフトレバーの現在のシフト位置を表示す
る方法として、シフトレバーのシフト操作に連動するカ
バースライドに赤マークを施しておき、この赤マークが
シフトレバーの現シフト位置に対応する文字に一致する
ようにしたものがある。
【0005】しかしながら、上記赤マークによる表示方
法では、上記の車両幅方向に間隔を置いて2列で形成さ
れた文字を区別して表示することは困難である。
【0006】したがって、車両幅方向に2列に形成され
た各文字の近傍に各々の文字に対応させて半透明な被照
明部を形成すると共に、各被照明部の各々に発光ダイド
ードを対応配置させて、発光ダイオードによりシフトレ
バーのシフト位置に対応した被照明部を照明表示するこ
とが考えられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記各々
の被照明部に発光ダイオードを対向配置する構造では、
発光ダイオードを被照明部の数だけ設ける必要があり、
部品数が多く配線が複雑になる。
【0008】本考案は上記事実を考慮し、シフトレバー
がジグザクモードでシフトされるシフトレバー装置にお
けるシフト位置表示部の照明機構を簡単な構造で達成で
きるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係るシフトレバ
ー装置の照明構造は、車両の自動変速機用シフトレバー
のシフト位置に対応する第1の文字及び第2の文字が車
両幅方向に間隔を置いた状態で形成され前記第1の文字
及び第2の文字が照明表示される文字表示部と前記第1
の文字を基準として前記第2の文字と反対側の部位に前
記第1の文字に対応して形成された第1のシフト位置表
示部と前記第2の文字を基準として前記第1の文字と反
対側の部位に前記第2の文字に対応して形成された第2
のシフト位置表示部とが形成された表示用プレートを備
え、前記シフトレバーが挿通されて当接係合される操作
溝に沿って前記シフトレバーがジグザグモードで前記第
1のシフト位置表示部に対応する位置及び第2のシフト
位置表示部に対応する位置にシフト操作されるシフトレ
バー装置の照明構造であって、前記シフトレバーが前記
操作溝に沿って移動する際に、前記シフトレバーと共に
車両幅方向と直交する方向へ移動し、前記第1のシフト
位置表示部に照明源からの光をガイドする第1のガイド
部と、前記第2のシフト位置表示部に前記照明源からの
光をガイドする第2のガイド部と、を備えたライトガイ
ドと、前記シフトレバーと共に車両幅方向と直交する方
向へ移動し、かつ前記シフトレバーのシフト操作に連動
し、シフト位置が前記第1の文字で示される位置である
ときに前記第1のシフト位置表示部への光を伝えると共
に前記第2のシフト位置表示部へ照射される光を遮蔽す
る位置へ移動され、シフト位置が前記第2の文字で示さ
れる位置であるときに前記第2のシフト位置表示部への
光を伝えると共に前記第1のシフト位置表示部へ照射さ
れる光を遮蔽する位置へ移動される移動部材と、を有す
ることを特徴としている。なお、請求項1に記載のシフ
トレバー装置の照明構造においては、さらに、車両幅方
向に沿って長手方向とされる前記シフトレバー挿通用の
長孔が形成されると共に、前記移動手段及び前記ライト
ガイドの車両幅方向への移動をガイドするガイド爪が形
成されたカバースライドを設けても良い。
【0010】
【作用】本考案に係るシフトレバー装置の照明構造は、
シフトレバーによるシフト操作がなされると、シフトレ
バーのシフト操作に連動して移動部材が移動する。シフ
トレバーのシフト位置が第1の文字で示されるシフト位
置である場合には、移動部材は、光源からの光を第1の
シフト位置表示部へ伝えると共に第2のシフト位置表示
部へ照射される光を遮蔽する位置へ移動する。この状態
では、照明源からの光は、ライトガイドの第1のガイド
部にガイドされて第1のシフト位置表示部に照射される
ため、運転者は、シフトレバーが第1の文字で示される
シフト位置にあることを認識できる。
【0011】一方、シフトレバーのシフト位置が第2の
文字で示されるシフト位置である場合には、移動部材
は、第2のシフト位置表示部への光を伝えると共に第1
のシフト位置表示部へ照射される光を遮蔽する位置へ移
動する。この状態では、照明源からの光は、ライトガイ
ドの第2のガイド部にガイドされて第2のシフト位置表
示部に照射されるため、運転者は、シフトレバーが第1
の文字で示されるシフト位置にあることを認識できる。
【0012】上記の如く、本考案に係るシフトレバー装
置の照明構造では、第1のシフト位置表示部及び第2の
シフト位置表示部に対応して照明源を各々設ける必要が
ないので、シフトレバー装置の照明構造を簡単な構造で
達成できる。
【0013】
【実施例】以下に本考案の一実施例に係るシフトレバー
装置の照明構造を図1乃至図3に従って説明する。な
お、各図において、矢印FRは車両前方向、矢印INは
車両幅方向内方向、矢印UPは車両上方向を各々示して
いる。
【0014】シフトレバー12の下端部は、車体(図示
省略)に支持されて、車両前後方向及び車両幅方向へ移
動可能とされ、この移動によりシフト操作が行われるよ
うになっている。すなわち、シフトレバー12の位置に
応じて、「P、R、N、D、4、3、2、L」の各レン
ジ(シフトポジション)が得られ、各レンジでのシフト
レバー12の位置が自動変速機側に伝えられる。これら
のレンジのうち、「P、R、N、D、2」の各レンジ
は、一直線上に車両前方から順に位置され、「4、L」
の両レンジは、「D、2」の両レンジと並ぶように車両
幅方向外方に離間して位置され、「3」のレンジは、
「4、L」の両レンジの間に位置される。
【0015】シフトレバー装置は、シフトレバー12の
車体支持部側を覆うアッパハウジング14、及びロアー
ハウジング16を備えている。アッパハウジング14の
車両幅方向両側壁には、車両前後方向両端部に係合孔1
4Aが形成され、各々の係合孔14Aに対応して、ロア
ーハウジング16の車両幅方向両側壁に、車両前後方向
両端部に係合突起16Aが形成されて、各々の係合突起
16Aと係合孔14Aが係合されることにより、アッパ
ハウジング14とロアーハウジング16とが互いに固定
されるようになっている。アッパハウジング14とロア
ーハウジング16との間にカバースライド18、カバー
部材20、第1のライトガイド22及び第2のライトガ
イド24が組付けられている。
【0016】アッパハウジング14は、下方が開放され
た箱状に形成されており、上壁14Bには、操作溝26
がその長手方向を車両前後方向へ向けて貫通形成されて
いる。この操作溝26は、略コ字状の連続であるステッ
プ形状に形成されている。操作溝26には、シフトレバ
ー12の軸方向中間部が挿通されており、シフトレバー
12は操作溝26の長手方向に沿って車両前後方向及び
車両幅方向へ移動されてシフト操作される。
【0017】また、アッパハウジング14には、操作溝
26よりも車両幅方向外方に、矩形状の貫通孔14Cが
車両前後方向に沿って形成されており、インジケータプ
レート28と対応している。また、アッパハウジング1
4における上壁14Bの内面には、操作溝26を隔て一
対のガイド片15A、15Bが車両前後方向に沿って下
方へ突設されており、各々のガイド片15A、15Bは
カバースライド18のガイド用とされている。さらに、
上壁14Bの内面には、貫通孔14Cを隔ててガイド片
15Bに対向してガイド片15Cが車両前後方向に沿っ
て下方へ突設されており、ガイド片15Bとガイド片1
5Cとの間には、インジケータプレート28が挟持固定
されている。インジケータプレート28は、貫通孔14
Cと対向して、表示面がアッパハウジング14の上壁1
4Bから露出している。
【0018】インジケータプレート28には、車両幅方
向中間部に車両前後方向全体に沿って文字表示部30が
形成されており、その車両幅方向両側は、各々現レンジ
指示部形成領域35、37とされて各々遮光性とされて
いる。文字表示部30には、上記「P、R、N、D、
2」の各レンジに対応して、各々一直線上に車両前方か
ら順に「P、R、N、D、2」なる文字で示される光透
光性のレンジ表示文字32乃至40が形成されている。
さらに、上記「4、L」の各レンジに対応して、レンジ
表示文字38、40と並ぶように車両幅方向外方に離間
して各々「4、L」なる文字で示されるレンジ表示文字
42、44が形成されている。また、上記「3」のレン
ジに対応して、レンジ表示文字42とレンジ表示文字4
4との間に「3」なる文字で示される光透光性のレンジ
表示文字46が形成されている。
【0019】さらに、インジケータプレート28には、
現レンジ指示部形成領域35に、シフトレバー12がど
のシフト位置にあるかを示す光透光性の現レンジ指示部
32A、34A、36A、38A、40Aが形成されて
いる。これらの現レンジ指示部32A乃至40Aは、車
両前後方向に沿って一直線上に設けられており、レンジ
表示文字32乃至40の各々に対応しかつレンジ文字表
示部32乃至40の各々の近傍に設けられている。
【0020】また、インジケータプレート28には、現
レンジ指示部形成領域37に、光透光性の現レンジ指示
部42A、44Aが形成されている。現レンジ指示部4
2A、44Aは、レンジ表示文字42、44の各々に対
応しかつレンジ表示部42、44の各々の近傍に設けら
れている。さらに、現レンジ指示部形成領域37には、
現レンジ指示部42Aと現レンジ指示部44Aとの間
に、レンジ表示文字46に対応しかつレンジ表示文字4
6の近傍に光透光性の現レンジ指示部46Aが設けられ
ている。現レンジ指示部42A、44A、46Aは車両
前後方向に沿って一直線上に設けられている。図2にも
示す如く、アッパハウジング14のガイド片15A、1
5Bとの間には、カバースライド18の平板部21が配
置されて車両前後方向へのみ移動可能とされており、こ
の平板部21には、車両前後方向中央部に、長手方向を
車両幅方向に向けて長孔18Aが穿設されている。この
長孔18Aには、シフトレバー12の軸方向中間部が挿
通されており、シフトレバー12が車両前後方向へ移動
されると、カバースライド18は、これと共にガイド片
15A、15Bにガイドされた状態で車両前後方向へ移
動するようになっている。なお、カバースライド18の
平板部21は、車両前後方向の長さが操作溝26よりも
長くされており、シフトレバー12と共に車両前後方向
へ移動しても、操作溝26は常時閉じられる。
【0021】図1に示す如く、カバースライド18にお
ける平板部21の下面には、一対のガイド爪19が長孔
18Aを隔てて各々対向して突設されている。各々のガ
イド爪19は、車両幅方向外方側端部が平板部21から
車両幅方向外方へ突出して第2のライトガイド24を車
両前後方向側から挟持する挟持部19Aとされている。
カバー部材20は、このガイド爪19間に配置されガイ
ド爪19にガイドされた状態で車両幅方向へ移動自在と
されている。
【0022】カバー部材20の車両幅方向内側の端部に
は、円孔20Aが形成されており、この円孔20Aに
は、シフトレバー12の軸方向中間部が挿入されてお
り、シフトレバー12が車両前後方向及び車両幅方向へ
移動されると、カバー部材20はシフトレバー12と連
動してカバースライド18及び第2のライトガイド24
とともに車両前後方向へ移動するようになっている。
【0023】カバー部材20には、円孔20Aよりも車
両幅方向外側に透明部20Bが形成されている。この透
明部20Bは、カバー部材20が車両幅方向内側に位置
するとき(図2の状態)に、インジケータプレート28
の文字表示部30及び現レンジ指示部形成領域35に対
向し、カバー部材20が車両幅方向外側に位置するとき
(図3の状態)にインジケータプレート28の文字表示
部30及び現レンジ指示部形成領域37に対向するよう
になっている。
【0024】なお、カバー部材20の車両横方向の長さ
は、長孔18Aよりも長くなっており、カバー部材20
がシフトレバー12と共に車両横方向へ移動しても長孔
18Aが常時閉じられる。
【0025】第1のライトガイド22は、車両前後方向
に細長い角柱状とされており、車両前方側端部がロアー
ハウジング16の車両前方側側壁に固定され、車両後方
側端部がロアーハウジング16の車両後方側の側壁と若
干の間隔を有した状態で設けられている。第1のライト
ガイド22の頂面は、インジケータプレート28の文字
表示部30に対向しており、文字表示部30に光を照射
する光照射面22Aとされている。また、ロアーハウジ
ング16の車両後方側側壁の内方には、第1のライトガ
イド22の車両後方側端面に対向してランプ48が固定
されている。ランプ48より発せられた光は、第1のラ
イトガイド22の車両後方側端面に入射され光照射面2
2Aを透過して文字表示部30を全体に亘って照明でき
るようになっている。この光照射面22Aから透明部2
2Bへ効率よく光を伝えるために光照射面22Aには適
宜位置に微小凹凸が形成されてランプ48からの光を上
方へ向けるようになっている。
【0026】第2のライトガイド24は、その頂面から
車両上下方向中間部に亘って凹部25が形成されてお
り、この凹部25を形成する車両幅方向両側面には、各
々スライド案内用のガイドピース50が固着されてい
る。第2のライトガイド24の凹部25には、第1のラ
イトガイド22の車両幅方向中間部が嵌入されている。
【0027】また、第2のライトガイド24には、底部
から車両上下方向中間部にかけて次第に小内径となるV
字状の溝部27が車両前後方向に沿って形成されてお
り、この溝部27を形成する壁面が凹部25の底壁25
Aから入射した光を反射する第1反射面27A、27B
とされている。この第1反射面27A、27Bの各々に
は、第2反射面29A、29Bが略直角に各々連続して
形成されており、第2反射面29A、29Bは、車両上
方側へ向けて次第に各々の面間隔が大きくなるように傾
斜している。ロアーハウジング16には、車両幅方向中
央部に、車両前後方向に沿っうV字状突条部17Aを備
え第2のライトガイド24の下端部の形状に対応して略
W字状とされたガイド部17が形成されており、第2の
ライトガイド24は溝部27がV字状突条部17Aに係
合した状態で載置部17に載置されている。第2のライ
トガイド24は、スライドピース50を介して第1のラ
イトガイド22にガイドされて車両前後方向へ移動され
るようになっている。
【0028】第2のライトガイド24には、凹部25を
隔てて車両幅方向内側に第1照明部31が形成され、車
両幅方向外側に第2照明部33が形成されている。第1
照明部31及び第2照明部33の各々の頂面31A、3
3Aは水平面とされると共に、半透明な赤色塗装が施さ
れている。第1照明部31の頂面31Aは現レンジ指示
部形成領域35に対向し、第2照明部33の頂面33A
は現レンジ指示部形成領域37に対向している。これに
より、第2のライトガイド24が車両前後方向へ移動さ
れると、第1照明部31の頂面31Aは現レンジ指示部
32A乃至40Aと対向でき、第2照明部33の頂面3
3Aは現レンジ指示部42A乃至46Aと対向できるよ
うになっている。なお、第1のライトガイド22の底面
にもランプ48からの光を下方へ効率よく反射させて第
2のライトガイド24へ伝えるための微小凹凸が適宜位
置に形成される。
【0029】以下に本実施例の作用を説明する。夜間乗
車時にランプ48が点灯されると、ランプ48の光は、
第1のライトガイド22の車両後方側面に照射され、こ
の照射光は、光照射面22Aを透過して文字表示部30
全体に照射される。これにより、レンジ表示文字32乃
至46が照明され、乗員は、夜間であっても容易にレン
ジ表示文字32乃至46を視認できる。
【0030】本実施例では、単一個のライト48によっ
て現レンジ指示部32A乃至46Aを照明表示できるよ
うになっている。また、現レンジ指示部38A、42A
の如く、互いに車両幅方向へ間隔をおいて現レンジ指示
部が配置されている場合であっても一方のみを照明表示
できるようになっている。
【0031】すなわち、シフトレバー12がPレンジに
位置するときには、カバー部材20の透明部20Bは、
現レンジ指示部32Aに対向し、第2のライトガイド2
4における第1照明部31の頂面31Aが、透明部20
Bを介して現レンジ指示部32Aに対向する。また、ラ
イト48より発せられた光は、第1のライトガイド22
にガイドされて、第2のライトガイド24の凹部25の
底面25Aから下方へ入射される。この入射光は、第1
反射面27Aによって車両幅方向内側へ反射され第2反
射面29Aによってさらに車両上方側へ反射されて、第
1照明部31の頂面31Aを透過する。この透過光は、
ガイド部材20の透明部20Bを透過し現レンジ指示部
32Aを照明する。したがって、乗員は、シフトレバー
12のシフト位置が現レンジ指示部32Aと対応するレ
ンジ表示文字32で示されるPレンジであることを容易
に認識できる。
【0032】シフトレバー12のシフト位置が上記Pレ
ンジからR、Nレンジに順にジグサグモードでシフトさ
れると、シフトレバー12と連動してカバー部材20及
び第2のライトガイド24が車両後方側へ移動されカバ
ー部材20の透明部20Bが現レンジ指示部34A、3
6Aに順に対向し、第1照明部31の頂面31Aも透明
部20Bを介して現レンジ指示部34A、36Aに順に
対向する。したがって、ランプ48によって発せられた
光によって、シフトレバー12のPレンジからR、Nレ
ンジへのシフト操作に対応して、現レンジ指示部34
A、36Aを照明可能となる。
【0033】シフトレバー12をNレンジからDレンジ
にシフトさせると(図2の状態)、カバー部材20は、
シフトレバー12と連動してカバースライド18及び第
2のライトガイド24と共に車両後方側へ移動し透明部
20Bが現レンジ指示部38Aに対向する位置に移動さ
れると共に、第1の照明部31の頂面31Aが透明部2
0Bを介して現レンジ表示部38Aに対向する。したが
って、第2のライトガイド24において、第1照明部3
1の頂面31Aを透過した光によって現レンジ指示部3
8Aが照明される。なお、この状態では、図3に示す如
く、カバー部材20の透明部20Bよりも車両幅方向外
側の遮蔽部20Dが現レンジ指示部42Aと対向する。
したがって、第2のライトガイド24の凹部25の底面
25Aから下方へ入射され第1反射面27Bによって車
両幅方向外側へ反射され第2反射面29Bによってさら
に車両上方側へ反射されて、第2照明部33の頂面33
Aを透過した光は、現レンジ指示部46Aに対する光の
照射が遮光部20Dによって遮断される。よって、イン
ジケータプレート28の現レンジ指示部32A乃至46
Aのうち現レンジ指示部38Aのみが照明され、乗員
は、シフトレバー12のシフト位置が現レンジ指示部3
8Aと対応するレンジ表示文字38で示されるDレンジ
であることを容易に認識できる。
【0034】シフトレバー12がDレンジ(図2の状
態)から4レンジにシフトされると、シフトレバー12
のシフト操作に連動して、カバー部材20がカバースラ
イド18のガイド爪19にガイドされた状態で車両幅方
向外側へ移動する(図3の状態)。この状態では、ガバ
ー部材20の透明部20Bは、現レンジ指示部42Aと
対向すると共に、第2照明部33の頂面33Aが透明部
20Bを介して現レンジ指示部42Aと対向する。よっ
て、第2のライトガイド24において、第2照明部33
の頂面33Aを透過した光は、透明部20Bを介して現
レンジ指示部42Aを照明される。なお、この状態で
は、図3に示す如く、カバー部材20の透明部20Bと
円孔20Aの間の遮蔽部20Eが現レンジ指示部38A
と対向し、第1照明部31の頂面31Aを透過した光
は、遮光部20Eによって遮断され現レンジ指示部38
Aに光が照射されることはない。
【0035】なお、シフトレバー12のシフト位置が2
レンジ、Lレンジにシフト操作された場合は、上記説明
のDレンジ、4レンジの各々の場合と同様な作用で、各
々現レンジ指示部40A、44Aが照明される。またシ
フトレバー12が3レンジにシフト操作された場合は、
上記4レンジにシフト操作された場合と同様な作用で現
レンジ表示部46Aが照明される。
【0036】上記の如く、本実施例では、単一個のライ
ト48によって現レンジ指示部32A乃至46Aを照明
しているので、各現レンジ指示部32A乃至46Aに対
応して各々ライト48を設ける必要がなく、その分コス
トを低減できると共に、部品点数を削減でき配線が複雑
になることはない。
【0037】さらに、上記実施例では、車両幅方向に間
隔をおいた2箇所に、ライト48からの光をガイド可能
な第2のライトガイド24を設けると共に、シフトレバ
ー12のシフト位置に対応して、前記2箇所にガイドさ
れる光のうちの一方を透過し、他方を遮蔽するカバー部
材20を設けているので、ジグザグモードでシフト操作
されるシフトレバー12のシフト位置を車両幅方向の2
箇所において行うことができる。
【0038】また、上記実施例では、第2のライトガイ
ド24からの光をカバー部材20により車両上方側で遮
光して、シフト位置の照明を車両幅方向の2箇所のいづ
れか一方で行うようにしているが、カバー部材24を設
ける位置は上記に限定されず、第1のライトガイド22
からの光がシフト位置に至る光路上であればいづれであ
ってもよい。
【0039】
【考案の効果】上記の如く構成したので、本考案によれ
ば、シフトレバーがジグザクモードでシフト操作される
シフトレバー装置におけるシフト位置表示部の照明機構
を簡単な構造で達成できるという効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るシフトレバー装置の照
明構造を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例に係るシフトレバー装置を車
両幅方向に沿って切断した断面図である。
【図3】図2の作動図である。
【符号の説明】
12 シフトレバー 20 カバー部材(移動部材) 24 第2のライトガイド(ライトガイド) 30 文字表示部 31 第1照明部(第1のガイド部) 33 第2照明部(第2のガイド部)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の自動変速機用シフトレバーのシフ
    ト位置に対応する第1の文字及び第2の文字が車両幅方
    向に間隔を置いた状態で形成され前記第1の文字及び第
    2の文字が照明表示される文字表示部と、前記第1の文
    字を基準として前記第2の文字と反対側の部位に前記第
    1の文字に対応して形成された第1のシフト位置表示部
    と、前記第2の文字を基準として前記第1の文字と反対
    側の部位に前記第2の文字に対応して形成された第2の
    シフト位置表示部と、が形成された表示用プレートを備
    え、 前記シフトレバーが挿通されて当接係合される操作溝に
    沿って前記シフトレバーがジグザグモードで、前記第1
    シフト位置表示部に対応する位置及び第2のシフト位
    置表示部に対応する位置にシフト操作されるシフトレバ
    ー装置の照明構造であって、前記シフトレバーが前記操作溝に沿って移動する際に、
    前記シフトレバーと共に車両幅方向と直交する方向へ移
    動し、 前記第1のシフト位置表示部に照明源からの光を
    ガイドする第1のガイド部と、前記第2のシフト位置表
    示部に前記照明源からの光をガイドする第2のガイド部
    と、を備えたライトガイドと、前記シフトレバーと共に車両幅方向と直交する方向へ移
    動し、かつ 前記シフトレバーのシフト操作に連動し、シ
    フト位置が前記第1の文字で示される位置であるときに
    前記第1のシフト位置表示部への光を伝えると共に前記
    第2のシフト位置表示部へ照射される光を遮蔽する位置
    へ移動され、シフト位置が前記第2の文字で示される位
    置であるときに前記第2のシフト位置表示部への光を伝
    えると共に前記第1のシフト位置表示部へ照射される光
    を遮蔽する位置へ移動される移動部材と、 を有することを特徴とするシフトレバー装置の照明構
    造。
  2. 【請求項2】 車両幅方向に沿って長手方向とされる前
    記シフトレバー挿通用の長孔が形成されると共に、前記
    移動手段及び前記ライトガイドの車両幅方向への移動を
    ガイドするガイド爪が形成されたカバースライドを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置
    の照明構造。
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