JP2024017786A - 乗物用照明装置 - Google Patents

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隆平 鈴木
Ryuhei Suzuki
崚 長屋
Shun Nagaya
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Abstract

【課題】光源とその光源から離れた位置に設けられた操作部とを電気的に接続することなく、光源の点灯状態の変更を行うことが可能な乗物用照明装置を提供する。【解決手段】第1光源20と、一端42aから入射された第1光源20の光を導光して他端46bから出射する導光部22と、導光部22の他端46bから出射する光の有無を検出する光センサ50と、光センサ50が検出した光の有無に基づいて点灯状態が変更される第2光源24と、を備えた構成とし、その導光部22を、一端42a側に配された第1の導光体と、他端側に配された第2の導光体と、第1の導光体と第2の導光体との間に配され、第1の導光体から第2の導光体に光を導光する導光位置と第1の導光体から第2の導光体への導光を遮断する非導光位置との間で変位可能な可動体52,54と、を含んだ構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、乗物用照明装置に関する。
下記特許文献1には、乗物としての車両に搭載された照明装置が開示されている。この特許文献1に開示の技術は、車内の座席に個別に設けられたマップランプや読書灯を点灯・消灯するオン・オフ操作を、他の座席に着座している乗員によっても操作可能とすることを目的としてなされたものである。この特許文献1のように、乗物用照明装置において、乗員が、光源から離れた場所から、その光源のオン・オフ操作や、光源の点灯状態(明るさの変更や色の変更等)の変更を行う操作を行えるようにすることが望まれる。なお、下記特許文献1に記載の車両用照明装置は、前後方向や車幅方向に長尺な帯状のタッチ式のスイッチを設け、隣接する座席からも操作可能な構成とされている。
特開2016-55838号公報
上記特許文献1に記載の車両用照明装置のように、長尺な帯状のスイッチはほぼ操作されることのない範囲までスイッチとしているために、余計な箇所が大きく、また、長尺なスイッチを形成するための基板を設けるために、大きなスペースを必要とするとともに、大きなコストアップとなる。なお、一般的に、光源から離れた箇所に、その光源のオン・オフ操作を行うスイッチ等、光源の点灯状態の変更を行う操作部を設ける場合、光源側の基板と操作部側の基板とを電気的に接続する構成が用いられる。そのような構成である場合には、2枚の基板をそれぞれ設けるスペースの確保や、2枚の基板の間で配線の配策が必要となる。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、光源とその光源から離れた位置に設けられた操作部とを電気的に接続することなく、光源の点灯状態の変更を行うことが可能な乗物用照明装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用照明装置は、
第1光源と、
一端から入射された前記第1光源の光を導光して他端から出射する導光部であって、
前記一端側に配された第1の導光体と、
前記他端側に配された第2の導光体と、
前記第1の導光体と前記第2の導光体との間に配され、前記第1の導光体から前記第2の導光体に光を導光する導光位置と前記第1の導光体から前記第2の導光体への導光を遮断する非導光位置との間で変位可能な可動体と、
を含んで構成された導光部と、
前記導光部の前記他端から出射する光の有無を検出する光センサと、
前記光センサが検出した光の有無に基づいて点灯状態が変更される第2光源と、
を備えたことを特徴とする。
本願に開示の乗物用照明装置において、可動体が導光位置に位置する場合には、例えば受光素子等の光センサが光を検知する受光状態となり、非導光位置に位置する場合には、光センサが光を検知しない非受光状態となる。そして、本願に開示の乗物用照明装置は、例えば、受光状態と非受光状態とが切り替わることで、第2光源の点灯状態が切り替えられる構成や、受光状態と非受光状態とによって形成されるパルス信号に基づいて、第2光源の点灯状態の変更が行われる構成とすることができる。なお、本願に開示の乗物用照明装置において「第2光源の点灯状態の変更」とは、第2光源のオン(点灯)とオフ(消灯)との切り替えや、第2光源の点灯の仕方,明るさや色等の変更を含む文言である。
本願に開示の乗物用照明装置は、可動体が、光源の点灯状態の変更を行うための操作部自体、あるいは、操作部の一部として機能するものとなる。つまり、本願に開示の乗物用照明装置は、その操作部として機能する可動体が、変位のみ可能な構成であればよく、光源の操作部との電気的な接続が必要ない斬新な構成の照明装置となる。なお、本願に開示の乗物用照明装置において「可動体の変位」は、直線的な位置の移動だけでなく回転変位等も含む文言である。本願に開示の乗物用照明装置は、例えば、第1の導光体および第2の導光体の延びる方向に交差する方向へ可動体を平行移動させる構成や、第1の導光体および第2の導光体の延びる方向に平行に延びる軸線周りへ可動体を回転させる構成とすることで、導光位置と非導光位置との切り替えを容易に行うことができる。
本願に開示の乗物用照明装置において「導光部」は、直線状のものに限らず、一部あるいは全体が湾曲しいてるものであってもよい。また、導光部は、操作部に利用する光を導光させる専用のものであってもよいが、この導光部の光の一部を乗物室に出射させ、照明としても利用する構成とすることで、乗物室の意匠性を高めることができる。また、本願に開示の乗物用照明装置において、可動体の数は1つであることに限定されず、2以上とすることもできる。そのような構成とすれば、第2光源を操作可能な操作部を複数有する乗物用照明装置となる。
上記構成において、前記可動体は、透光可能な材料から成形され、前記非導光位置に位置する場合に、前記第1の導光体から自身への光を遮光する、あるいは、自身から前記第2の導光体への光を遮光する遮光部を有している構成とすることができる。
この構成の乗物用照明装置は、可動体の構造が限定されており、第1の導光体から第2の導光体へ光を導光する状態と、光を遮断した状態との切り替えを容易に行うことができる。
上記構成において、前記可動体は、自身から乗物室へ光を出射可能とされた構成とすることができる。
この構成の乗物用照明装置は、可動体自体が点灯することになるため、第1の導光体および第2の導光体に対して点灯態様を異ならせること、例えば、可動体の光出射面に模様等を入れること等によって、スイッチの位置を視認し易くすることができる。
上記構成において、前記第1光源の光を利用して前記導光部が導光する光の一部を乗物室に出射させる照明である第2照明部と、前記第2光源の光を利用した照明である第2照明部と、を備えた構成とすることができる。
この構成の乗物用照明装置は、導光部をも、例えばライン状の照明(第1照明部)として利用した構成となっており、その照明部の一部が、第2光源の操作部として機能するものとなる。
上記構成において、前記可動体は、乗物室内外方向に移動可能に保持されるとともに、乗物室内側に向かって付勢されており、前記第2光源は、光が途切れたことによるパルス信号に基づいて、点灯状態が変更される構成とすることができる。
この構成の乗物用照明装置は、可動体が押されても元の位置に復帰する構成とされている。例えば、可動体が、基本的に導光位置にあり、乗員によって押されることで、一瞬だけ非導光位置に位置することになる。それにより、光センサは、常時受光状態とされており、一瞬だけ非受光状態となること、つまり、光が途切れたことによるパルス信号が光センサに入力されることになる。例えば光センサが受光素子であれば、パルス信号を出力することになり、そのパルス信号に基づいて、第2光源のオン・オフの切り替え、点灯態様の変更を行うことができる。
上記構成において、前記第1光源,前記第2光源および前記光センサが実装された単一の基板を備え、前記導光部は、中間部で折り返された形状とされ、前記導光部の前記一端と前記他端との両者が前記単一の基板に対向する状態で配されている構成とすることができる。
この構成の乗物用照明装置は、第2光源から離れた操作部を有していても、基板が1つで良いため、コストの低減を図ることができる。
上記構成において、前記導光部は、複数の導光体と、それら複数の前記導光体の間に配された複数の前記可動体と、を含んだ構成とすることができる。
この構成の乗物用照明装置は、複数の操作部を備えた構成となる。先に述べたパルス信号に基づいて第2光源の点灯状態を切り替える構成を採用すれば、複数の操作部のいずれからも第2光源を操作可能な構成とすることができる。
上記構成において、当該乗物用照明装置は、車両の天井に前後方向に延びる姿勢で配されたオーバーヘッドコンソールに設けられており、前記導光部は、前記オーバーヘッドコンソールに前後方向に延設されるとともに、前記複数の可動体は、前後方向に間隔をおいて配されている構成とすることができる。
この構成の乗物用照明装置は、車両用の内装材であるオーバーヘッドコンソールに採用されている。オーバーヘッドコンソールとして、車両の天井の車幅方向中央を、運転席および助手席から後部座席まで延びる構成のものがある。そのオーバーヘッドコンソールに設けられた第2光源を利用した照明を、いずれの座席の乗員からも操作することが可能な構成とすることができる。つまり、本願に開示の乗物用照明装置は、このような構成のオーバーヘッドコンソールに好適である。
本発明によれば、光源とその光源から離れた位置に設けられた操作部とを電気的に接続することなく、光源の点灯状態の変更を行うことが可能な乗物用照明装置を提供することができる。
本発明の実施形態1である車両用照明装置が採用された車両の天井を示す平面図 実施形態1の車両用照明装置を備えたオーバーヘッドコンソールの斜視図 オーバーヘッドコンソールの平面図 オーバーヘッドコンソールの後方側からの視点における断面図(図3におけるA-A断面) 実施形態1の車両用照明装置の概略を示す平面図 オーバーヘッドコンソールの後方側からの視点における断面図(図3におけるB-B断面) オーバーヘッドコンソールの後方側からの視点における断面図(図3におけるC-C断面) 実施形態1の車両用照明装置において、操作が行われた一例のタイミングチャート 実施形態2の車両用照明装置の概略を示す図 実施形態2の車両用照明装置において、操作が行われた一例のタイミングチャート
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態である乗物用照明装置は、乗物として車両(自動車)に搭載される車両用照明装置10である。詳しく言えば、本車両用照明装置10は、図1に示すように、自動車の天井12に配されたオーバーヘッドコンソール14に採用されている。オーバーヘッドコンソール14は、車幅方向中央において、車両前後方向に延びる長手状のものであり、前端が運転席と助手席との間に位置し、後端が車両中央付近まで延びている。オーバーヘッドコンソール14は、図1から図3に示すように、車幅方向における両側の外縁に沿ったライン状の2本のイルミネーションランプ(第1照明部)16と、後端に車室内全体を照らすドームランプ(第2照明部)18と、を有している。なお、図示は省略しているが、このオーバーヘッドコンソール14は、照明以外にも、収納部等の種々の機能部を有するものとなっている。
オーバーヘッドコンソール14の2種のランプ(照明部)16,18を構成するものが、本実施形態の車両用照明装置10(以下、単に「照明装置10」と呼ぶ場合がある)である。イルミネーションランプ16は、光源(第1光源)である第1LED20と、その第1LED20の光を導光しつつ外部に出射する導光部22と、を主体として構成される。なお、本実施形態の照明装置10は、イルミネーションランプ16の構成に特徴を有するものであり、後に詳しく説明することとする。
ドームランプ18は、図3および図4に示すように、光源(第2光源)である第2LED24と、その第2LED24の車室側(下方側)を覆って第2LED24の光を車室内に向けて拡散させるレンズ部材26と、を含んで構成される。第2LED24は、オーバーヘッドコンソール14を構成する主体となるコンソール本体30に固定された回路基板32に実装されている。コンソール本体30の後端には、凹所30aが形成されており、第2LED24は、その凹所30aの底面から露出する状態となっている。レンズ部材26は、コンソール本体30に、凹所30aを塞ぐ形で固定されている。なお、レンズ部材26は、第2LED24から出射された光を透過可能な透明な樹脂、例えば、ポリカーボネートからなる。
2本のイルミネーションランプ16は、前述したように、オーバーヘッドコンソール14の車幅方向における両側の外縁に沿って設けられている。コンソール本体30は、図4に示すように左右の両端の各々に、その外縁に沿って前後方向に延びる2本の溝部30bが形成されており、2本のイルミネーションランプ16の各々の導光部22が、それら2本の溝部30b内に収容されている。イルミネーションランプ16は、長手状のレンズ部材40を備えており、そのレンズ部材40は、コンソール本体30に溝部30bを塞ぐ形で固定されている。このレンズ部材40も、ドームランプ18のレンズ部材26と同様に、導光部22から出射された光を透過可能な透明な樹脂、例えば、ポリカーボネートからなる。つまり、レンズ部材40は、導光部22の車室側(下方側)を覆っており、導光部22から出射した光を車室内に向けて透過させる。また、各イルミネーションランプ16の第1LED20は、第2LED24と同一の回路基板32に実装されている。
2本のイルミネーションランプ16は同一の構成であり、以下、左側のイルミネーションランプ16について、図3から図7を参照しつつ詳しく説明する。図5には、本照明装置10の概略図を示しており、その図5および図3に示すように、導光部22は、複数の導光棒(導光体)42,43,44,45,46を備えている。第1導光棒42は、直線状のものとされ、一端(後端)42aが、第1LED20に対向する状態とされている。つまり、第1導光棒42は、一端42aから第1LED20の光が入射されるものであり、その第1導光棒42の一端42aは、導光部22の一端である光出入射部として機能する。なお、以下の説明において、一端は、光が導光される方向における光源(第1LED20)側を意味し、他端は、光が導光される方向における終端側を意味している。
第2導光棒43は、第1導光棒42と同様に、直線状のものであり、第1導光棒42の他端(前端)42b側に配されている。詳しく言えば、第2導光棒43は、第1導光体42と同一軸線上に、一端(後端)43aが、第1導光棒42の他端42bから前方に離間した位置に配されている。
第3導光棒44は、一端(コンソール本体30における車幅方向において外側に位置するもの)44a側の部分が、第1導光棒42および第2導光棒43と同一軸線上において、前方に向かって延び、180°折り返されて、他端(コンソール本体30における中央寄りに位置するもの)44b側の部分が、一端44a側の部分と平行に、後方に向かって延びている。なお、他端44bは、前後方向において、一端44aと同じ位置まで延びている。つまり、第3導光棒44は、上下方向からの視点において、概してU字形状のものとされている。そして、第3導光棒44は、一端44aが、第2導光棒43の他端43bに対向し、その第2導光棒43の他端43bから前方に離間した位置に配されている。
第4導光棒45は、第2導光棒43と同じ長さの直線状のものとされ、その第2導光棒43よりコンソール本体30の中央寄りに、第2導光棒43と平行に並んで配されている。また、第4導光棒45は、一端(前端)45aが、第3導光棒44の他端44bに対向し、その第3導光棒44の他端44bから後方に離間した位置に配されている。
第5導光棒46は、第1導光棒42とほぼ同一の長さの直線状のものとされ、その第1導光棒42よりコンソール本体30の中央寄りに、第1導光棒42と平行に並んで配されている。また、第5導光棒46は、一端(前端)46aが、第4導光棒45の他端45bに対向し、その第4導光棒45の他端45bから後方に離間した位置に配されている。
この第5導光棒46の他端(後端)46bは、図6に示すように、回路基板32に実装された受光素子(光センサ)50に対向した状態となっている。この受光素子50は、第5導光棒46の他端46b、つまり、導光部22の他端である光出射部からの光の有無を、電気的信号に変換し出力するものである。
なお、5つの導光棒42,43,44,45,46は、屈折率が空気よりも十分に高く、ほぼ透明な合成樹脂材料からなる。本実形態では、アクリル樹脂からなるものを例示する。
そして、第1導光棒42および第5導光棒46と、第2導光棒43および第4導光棒45との間、詳しく言えば、第1導光棒42および第5導光棒46の前方、かつ、第2導光棒43および第4導光棒45の後方には、光透過性を有する材料(例えば、アクリル樹脂)からなるスイッチ52が設けられている。また、第2導光棒43および第4導光棒45と、第3導光棒44との間、詳しく言えば、第2導光棒43および第4導光棒45の前方、かつ、第3導光棒44の後方にも、同様のスイッチ54が設けられている。これら2つのスイッチ52,54は、ドームランプ18のオン・オフを切り替えるスイッチとなっている。つまり、これら2つのスイッチ52,54は、導光部22の可動体として機能し、第2光源である第2LED24の操作部となっている。以下、相対的な位置関係から、スイッチ52を後方側スイッチ52と、スイッチ54を前方側スイッチ54と、それぞれ呼ぶこととする。
後方側スイッチ52は、図7に示すように、導光棒42,43,45,46の延びる方向(前後方向)に直交する方向、本実施形態においては、上下方向に変位可能に保持されている。後方側スイッチ52は、スプリング56によって下方に向かって付勢されている。そして、後方側スイッチ52は、下端が、レンズ部材40に形成された開口40aから突出した位置である基準位置に位置する状態となっている。つまり、後方側スイッチ52は、乗員が押し込むことが可能とされ、解放されるとスプリング56の付勢力によって基準位置に復帰される構成となっている。
また、後方側スイッチ52は、後方側の面に、遮光フィルム58が貼着されている。この遮光フィルム58には、図7に示すように、基準位置に位置する場合において、第1導光棒42の他端42bと、第5導光棒46の一端46aとに対向する位置に、開口58aが形成されている。つまり、後方側スイッチ52が基準位置にある場合には、第1導光棒42からの光は、遮光フィルム58の開口58aを通って、この後方側スイッチ52の内部に侵入する。後方側スイッチ52に侵入した光は、前方側から出て、第2導光棒43に侵入するのである。
また、前方側スイッチ54も、後方側スイッチ52と同様の構成のものとされている。そのため、図5に示すように、光は、第2導光棒43,前方側スイッチ54,第3導光棒44,前方側スイッチ54,第4導光棒45,後方側スイッチ52,第5導光棒46の順に導光されることになる。つまり、光は、第5導光棒46の他端46bから出射して、受光素子50が受光する受光状態となるのである。
一方で、後方側スイッチ52が乗員によって押し込まれると、第1導光棒42の他端42bには、遮光フィルム58が対向する状態となり、第1導光体42から後方側スイッチ52への光の侵入が阻止される。つまり、受光素子50は、光を受光しない非受光状態となるのである。
なお、イルミネーションランプ16は、2つのスイッチ52,54の下端からも光を出射するように構成されており、5つの導光棒42,43,44,45,46からレンズ部材40を介して車室に出射する光とともに、1本のライン状の光を実現するようになっている。ただし、2つのスイッチ52,54の下端には、スイッチであることを示す柄が形成(文字等の印が印刷されていてもよい。)されており、ライン状の照明の中であっても、スイッチ52,54の位置が視認できるようになっている。
以上のように構成された本照明装置10は、例えば、図8に示す一例のように操作される。本照明装置10は、第1LED20は常時点灯している状態(ON状態)とされており、イルミネーションランプ16は点灯している状態されている。この場合、受光素子50は、受光状態にある。また、ドームランプ18(第2LED24)は、基本的に、消灯状態にある。そして、後部座席に乗車している乗員によって、後方側スイッチ52がプッシュされると、その後方側スイッチ52によって光が遮断され、受光素子50への光が、一瞬だけ途切れることになる。つまり、一瞬だけ非受光状態となる。これにより、受光素子50は、光が途切れることによるパルス信号を出力する。そして、回路基板32は、このパルス信号によって、第2LED24を、OFF状態(消灯状態)からON状態に切り替える、つまり、ドームランプ18を点灯させるのである
再度、後方側スイッチ52がプッシュされると、受光素子50は、同様に、パルス信号を出力する。そして、回路基板32は、このパルス信号によって、第2LED24を、ON状態からOFF状態に切り替える、つまり、ドームランプ18を消灯させるのである。なお、運転席あるいは助手席に乗車している乗員によって、前方側スイッチ54がプッシュされた場合も同様に、受光素子50は、パルス信号を出力するのであり、第2LED24のON状態とOFF状態との切り替えが行われるのである。
以上のように、本照明装置10は、第1光源である第1LED20と、長手状の一端42aから入射された第1LED20の光を導光して他端46bから出射する導光部22と、導光部22の他端46bに対向配置されて導光部22からの光の有無を検出する光センサである受光素子50と、受光素子50が検出した光の有無に基づいて点灯状態が変更される第2光源である第2LED24と、を備えている。その導光部22は、一端42a側に配された第1の導光体と、他端側に配された第2の導光体と、第1の導光体と第2の導光体との間に配され、第1の導光体から第2の導光体に光を導光する導光位置と第1の導光体から第2の導光体への導光を遮断する非導光位置との間で変位可能な可動体としてのスイッチ52,54と、を含んで構成されている。
ちなみに、スイッチ52において後方から前方に向かう光に対しては、第1導光棒42が第1の導光体として機能するとともに、第2導光棒43が第2の導光体として機能し、一方で、スイッチ52において前方から後方に向かう光に対しては、第4導光棒45が第1の導光体として機能するとともに、第5導光棒46が第2の導光体として機能する。また、スイッチ54において後方から前方に向かう光に対しては、第2導光棒43が第1の導光体として機能するとともに、第3導光棒44が第2の導光体として機能し、一方で、スイッチ54において前方から後方に向かう光に対しては、第3導光棒44が第1の導光体として機能するとともに、第4導光棒45が第2の導光体として機能する。
このような構成とされていることで、本実施形態の照明装置10は、導光部22を構成する可動体としてのスイッチ52,54が変位のみ可能な構造で、第2LED24(ドームランプ18)のON・OFFを切り替えることができる。つまり、本照明装置10は、第2LED24と、第2LED24の操作部であるスイッチ52,54との電気的な接続が必要ない斬新な構成の照明装置となる。また、本実施形態の照明装置10によれば、第2照明部であるドームランプ18のスイッチ52,54が、第1照明部であるイルミネーションランプ16の一部であるため、その第2LED24から離間した位置にあっても、基板や配線が不要で、新たにスペースを確保する必要もないのである。
また、本実施形態の照明装置10は、導光部22が中間部で折り返された概してU字形状のものとされて、2本のイルミネーションランプ16の各々の第1LED20,第2LED24および受光素子50のすべてが、単一の回路基板32に実装されている。したがって、本実施形態の照明装置10によれば、基板が1つで良いため、コストの低減を図ることができる。
<実施形態2>
第2の実施形態の車両用照明装置100を、図9および図10に基づいて説明する。この実施形態の照明装置100は、図9に示すように、第1の実施形態の照明装置10と同様に、第1光源である第1LED102と、一端から入射された第1LED102の光を導光する導光部104と、導光部104の他端から出射した光の有無を検出する光センサとしての受光素子106と、受光素子106が検出した光の有無に基づいて点灯状態が変更される第2光源である第2LED108と、を備えている。
第2の実施形態の照明装置100においても、第1の実施形態の照明装置10と同様に、第1LED102,第2LED108および受光素子106は、単一の基板110上に実装されている。そして、第2の実施形態の照明装置100は、導光部104の構成が、第1の実施形態の照明装置10と相違する。具体的には、導光部104は、2本の第1導光棒112および第2導光棒114と、1つの可動体であるスイッチ116と、を含んで構成される。第1導光棒112および第2導光棒114は、ほぼ同じ長さの直線状のものであり、互いに平行に並んで配されている。それら、第1導光棒112および第2導光棒114の一方側(図9における左側)に、基板110が配されている。また、第1導光棒112および第2導光棒114の他方側(図9における右側)に、スイッチ116が配されている。なお、スイッチ116は、第1導光棒112と第2導光棒114が並ぶ方向にスライド移動可能なものとされており、二点鎖線で示した基準位置と、実線で示したスライド位置とのいずれかに切り替えることが可能とされている。
そして、第1導光棒112は、一端(図9における左端)112aが、第1LED102に対向する形で配されており、第1LED102の光を他端112b側に導光する。スイッチ116は、内部に、光を導光させる導光部材118が配されており、スライド位置において、導光部材118の一端118aが、第1導光棒112の他端112bに対向し、他端118bが、第2導光棒114の一端(図9における右端)114aに対向した状態とされている。つまり、スイッチ116がスライド位置にある場合、導光部104は、第1LED102の光を、第1導光棒112,スイッチ116の導光部材118,第2導光棒114の順で導光し、第2導光棒114の他端(図9における左端)114bから出射させる。なお、第2導光棒114の他端(図9における左端)114bには、受光素子106が対向配置されており、スイッチ116がスライド位置(導光位置に相当する。)にある場合、受光素子106は、受光状態にある。
一方、スイッチ116が基準位置にある場合には、第1導光棒112の他端112bと、スイッチ116の導光部材118の一端118aとが、ズレた位置関係にあるため、スイッチ116は、光を導光しない状態となる。つまり、スイッチ116が基準位置(非導光位置に相当する)にある場合、受光素子106は、非受光状態にある。
図10に示すように、スイッチ116が基準位置にある状態(OFF状態)において、受光素子106が非受光状態(OFF状態)にあり、第2LED108は、消灯された状態(OFF状態)となっている。そして、スイッチ116が基準位置からスライド位置に切り替えられると(ON状態とされると)、受光素子106が受光状態(ON状態)となり、第2LEDは、点灯された状態(ON状態)とされようになっている。
この第2の実施形態の照明装置100において、導光部104は、第2LED108のON・OFFを切り替えるスイッチ専用のものであってもよいが、導光棒112,114の少なくとの一方から光を車室内に向かって出射させて、第1LED102の光を利用した照明部の他に、もう1つ照明部を設けた構成とすることが望ましい。導光部104を利用して照明部を設ける場合には、例えば、第1導光棒112の光を利用するように構成すれば、常時点灯させる照明を実現することができる。一方で、第2導光棒114の光を利用するように構成すれば、第2LED108とともに点灯・消灯する照明部を実現することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。例えば、次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記2つの実施形態において、可動体であるスイッチは、プッシュ式あるいはスライド式のものとされていたが、軸線周りに回動させる構成や、揺動させて位置を変更させる構成とすることもできる。
(2)上記2つの実施形態において、スイッチは、第2光源である第2LED24の点灯・消灯(ON・OFF)を切り替えるものとされていたが、それに限定されない。本発明の照明装置は、例えば、第2光源の点灯の仕方,明るさや色等を切り替える構成とすることもできる。さらに言えば、第1の実施形態の照明装置10のように、受光素子50が出力するパルス信号に基づいて第2光源である第2LED24の点灯状態を変更する構成とすれば、パルス信号が出力されるたびに、第2光源の明るさを段階的に変更するような構成とすることもできる。
(3)上記2つの実施形態において、導光部が中間部で折り返された形状とされ、第1光源と、受光素子および第2光源とが同一の基板に実装された構成とされていたが、それに限定されない。例えば、導光部を、直線状にしたり、湾曲した形状としたりして、第1光源が実装された基板と、受光素子および第2光源が実装された基板とが別々に設けられた構成とすることもできる。
(4)上記実施形態において、本発明の乗物用照明装置は、車両の天井に配されたオーバーヘッドコンソールに用いられていたが、それに限定されない。他の車両用内装材、例えば、センターコンソール、インストゥルメントパネルやドアトリム等の車室内側面を形成する各種トリム等に用いることもできる。さらに言えば、上記実施形態において、本発明の乗物用照明装置は、車両(自動車)に提供されるものとされていたが、それに限定されず、本発明の乗物用照明装置は、種々の乗物において提供されるものに適用することができる。
10…車両用照明装置〔乗物用照明装置〕、14…オーバーヘッドコンソール、16…イルミネーションランプ〔第1照明部〕、18…ドームランプ〔第2照明部〕、20…第1LED〔第1光源〕、22…導光部、24…第2LED〔第2光源〕、32…回路基板、42…第1導光棒、42a…一端(導光部の一端)、43…第2導光棒、44…第3導光棒、45…第4導光棒、46…第5導光棒、46b…他端(導光部の他端)、50…受光素子〔光センサ〕、52…後方側スイッチ〔可動体〕、54…前方側スイッチ〔可動体〕、56…スプリング、100…車両用照明装置〔乗物用照明装置〕、102…第1LED〔第1光源〕、104…導光部、106…受光素子〔光センサ〕、108…第2LED〔第2光源〕、110…回路基板、112…第1導光棒〔第1の導光体〕、114…第2導光棒〔第2の導光体〕、116…スイッチ〔可動体〕

Claims (9)

  1. 第1光源と、
    一端から入射された前記第1光源の光を導光して他端から出射する導光部であって、
    前記一端側に配された第1の導光体と、
    前記他端側に配された第2の導光体と、
    前記第1の導光体と前記第2の導光体との間に配され、前記第1の導光体から前記第2の導光体に光を導光する導光位置と前記第1の導光体から前記第2の導光体への導光を遮断する非導光位置との間で変位可能な可動体と、
    を含んで構成された導光部と、
    前記導光部の前記他端から出射する光の有無を検出する光センサと、
    前記光センサが検出した光の有無に基づいて点灯状態が変更される第2光源と、
    を備えた乗物用照明装置。
  2. 前記可動体は、透光可能な材料から成形され、前記非導光位置に位置する場合に、前記第1の導光体から自身への光を遮光する、あるいは、自身から前記第2の導光体への光を遮光する遮光部を有している請求項1に記載の乗物用照明装置。
  3. 前記可動体は、自身から乗物室へ光を出射可能とされた請求項2に記載の乗物用照明装置。
  4. 前記第1光源の光を利用して前記導光部が導光する光の一部を乗物室に出射させる照明である第2照明部と、前記第2光源の光を利用した照明である第2照明部と、を備えた請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用照明装置。
  5. 前記可動体は、乗物室内外方向に移動可能に保持されるとともに、乗物室内側に向かって付勢されており、
    前記第2光源は、光が途切れたことによるパルス信号に基づいて、点灯状態が変更される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用照明装置。
  6. 前記第1光源,前記第2光源および前記光センサが実装された単一の基板を備え、
    前記導光部は、中間部で折り返された形状とされ、前記導光部の前記一端と前記他端との両者が前記単一の基板に対向する状態で配されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用照明装置。
  7. 前記導光部は、複数の導光体と、それら複数の前記導光体の間に配された複数の前記可動体と、を含んで構成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用照明装置。
  8. 当該乗物用照明装置は、車両の天井に前後方向に延びる姿勢で配されたオーバーヘッドコンソールに設けられており、
    前記導光部は、前記オーバーヘッドコンソールに前後方向に延設されるとともに、前記複数の可動体は、前後方向に間隔をおいて配されている請求項7に記載の乗物用照明装置。
  9. 前記複数の可動体の各々は、乗物室内外方向に移動可能に保持されるとともに、乗物室内側に向かって付勢されており、
    前記第2光源は、光が途切れたことによるパルス信号に基づいて、点灯状態と消灯状態とが切り替えられる請求項7に記載の乗物用照明装置。
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