JP2565664Y2 - 電子機器の操作パネル構造 - Google Patents
電子機器の操作パネル構造Info
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- JP2565664Y2 JP2565664Y2 JP5757492U JP5757492U JP2565664Y2 JP 2565664 Y2 JP2565664 Y2 JP 2565664Y2 JP 5757492 U JP5757492 U JP 5757492U JP 5757492 U JP5757492 U JP 5757492U JP 2565664 Y2 JP2565664 Y2 JP 2565664Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子式のカウンター、
タイマー、温度調節器等の各種電子機器に関し、特に、
操作スイッチ等が配置された操作パネル構造に関するも
のである。
タイマー、温度調節器等の各種電子機器に関し、特に、
操作スイッチ等が配置された操作パネル構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】斯種電子機器においては、操作パネルの
前面に、表示部や操作スイッチ等の複数の凸部が配置さ
れており、ケーシング前面には、これらの凸部を露出さ
せるための複数の孔が形成される。又、ケーシング前面
には、防塵、防滴等のための保護シートが貼付される。
前面に、表示部や操作スイッチ等の複数の凸部が配置さ
れており、ケーシング前面には、これらの凸部を露出さ
せるための複数の孔が形成される。又、ケーシング前面
には、防塵、防滴等のための保護シートが貼付される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
操作パネルにおいては、操作スイッチの数や位置が異な
る複数の機種を作製する場合、機種毎に、操作スイッチ
を露出させるための孔の数及び位置が異なる複雑な形状
のケーシングを作製せねばならず、ケーシング作製用の
金型の数が増えることによって、製造コストが嵩む問題
があった。又、従来の操作パネルにおいては、保護シー
トがケーシング前面に貼付されているに過ぎなかったか
ら、剥がれ易い問題があった。
操作パネルにおいては、操作スイッチの数や位置が異な
る複数の機種を作製する場合、機種毎に、操作スイッチ
を露出させるための孔の数及び位置が異なる複雑な形状
のケーシングを作製せねばならず、ケーシング作製用の
金型の数が増えることによって、製造コストが嵩む問題
があった。又、従来の操作パネルにおいては、保護シー
トがケーシング前面に貼付されているに過ぎなかったか
ら、剥がれ易い問題があった。
【0004】本考案の目的は、操作スイッチの数や位置
が異なる複数の機種を作製する場合においても、簡易な
形状を有する部材を機種毎に作製すれば、複雑な形状を
有する部材については、その形状を標準化出来、これに
よって製造コストの低減が可能となる共に、保護シート
が剥がれる虞れのない電子機器の操作パネル構造を提供
することである。
が異なる複数の機種を作製する場合においても、簡易な
形状を有する部材を機種毎に作製すれば、複雑な形状を
有する部材については、その形状を標準化出来、これに
よって製造コストの低減が可能となる共に、保護シート
が剥がれる虞れのない電子機器の操作パネル構造を提供
することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本考案に係る電子機器の操
作パネル構造においては、前面が開口したケーシング
(5)の開口部に、表面に操作スイッチ等の複数の凸部が
形成された基板(15)を設置し、該基板(15)の表面には、
前記凸部と略同一厚さに形成されると共に、各凸部を夫
々収容する複数の孔(46)が開設されたスペーサ(45)が、
各孔(46)へ凸部を夫々収容して配置されている。基板(1
5)及びスペーサ(45)によって構成された平板状のパネル
本体の表面は、樹脂製の保護シート(3)によって覆われ
ている。ケーシング(5)には、ケーシング開口部を包囲
する枠体(2)が係合し、該枠体(2)には、保護シート
(3)の中央領域を露出させる窓(22)が開設されると共
に、該窓(22)を包囲して、保護シート(3)の周辺部をパ
ネル本体との間に挟み込むフランジ部(21)が突設されて
いる。
作パネル構造においては、前面が開口したケーシング
(5)の開口部に、表面に操作スイッチ等の複数の凸部が
形成された基板(15)を設置し、該基板(15)の表面には、
前記凸部と略同一厚さに形成されると共に、各凸部を夫
々収容する複数の孔(46)が開設されたスペーサ(45)が、
各孔(46)へ凸部を夫々収容して配置されている。基板(1
5)及びスペーサ(45)によって構成された平板状のパネル
本体の表面は、樹脂製の保護シート(3)によって覆われ
ている。ケーシング(5)には、ケーシング開口部を包囲
する枠体(2)が係合し、該枠体(2)には、保護シート
(3)の中央領域を露出させる窓(22)が開設されると共
に、該窓(22)を包囲して、保護シート(3)の周辺部をパ
ネル本体との間に挟み込むフランジ部(21)が突設されて
いる。
【0006】
【作用】基板(15)の表面に、各凸部に被せてスペーサ(4
5)を設置することによって、平板状のパネル本体が形成
される。従って、該パネル本体の表面を覆う保護シート
(3)は、その殆どの領域を平面的に形成することが出来
る。操作パネルを組み立てる際には、前記パネル本体に
保護シート(3)を被せ、これらを枠体(2)内に収容し、
該枠体(2)とケーシング(5)とを係合せしめる。
5)を設置することによって、平板状のパネル本体が形成
される。従って、該パネル本体の表面を覆う保護シート
(3)は、その殆どの領域を平面的に形成することが出来
る。操作パネルを組み立てる際には、前記パネル本体に
保護シート(3)を被せ、これらを枠体(2)内に収容し、
該枠体(2)とケーシング(5)とを係合せしめる。
【0007】これによって、保護シート(3)の周辺部
が、枠体(2)のフランジ部(21)とパネル本体の外周部と
の間に挟持されることになる。枠体(2)の窓(22)から
は、保護シート(3)の中央領域が露出し、該窓(22)を通
して操作スイッチの押圧操作が可能である。
が、枠体(2)のフランジ部(21)とパネル本体の外周部と
の間に挟持されることになる。枠体(2)の窓(22)から
は、保護シート(3)の中央領域が露出し、該窓(22)を通
して操作スイッチの押圧操作が可能である。
【0008】
【考案の効果】本考案に係る電子機器の操作パネル構造
によれば、操作スイッチの数や位置が異なる複数の機種
を作製する場合においても、孔(46)の数及び位置が異な
るスペーサ(45)を機種毎に作製すれば、ケーシング(5)
及び枠体(2)は、その形状を標準化することが出来る。
スペーサ(45)は、単に平板に孔を開設しただけの簡易な
形状で可く、これを機種毎に作製することは容易である
から、全体として、製造コストの低減が可能となる。
又、保護シート(3)は、その周辺部が枠体(2)のフラン
ジ部(21)とパネル本体の外周部との間に挟持されるか
ら、容易に剥がれることはない。
によれば、操作スイッチの数や位置が異なる複数の機種
を作製する場合においても、孔(46)の数及び位置が異な
るスペーサ(45)を機種毎に作製すれば、ケーシング(5)
及び枠体(2)は、その形状を標準化することが出来る。
スペーサ(45)は、単に平板に孔を開設しただけの簡易な
形状で可く、これを機種毎に作製することは容易である
から、全体として、製造コストの低減が可能となる。
又、保護シート(3)は、その周辺部が枠体(2)のフラン
ジ部(21)とパネル本体の外周部との間に挟持されるか
ら、容易に剥がれることはない。
【0009】
【実施例】以下、本考案を電子カウンターに実施した一
例につき、図面に沿って詳述する。電子カウンター(1)
は図1に示す如くフロントユニット(11)及びリアユニッ
ト(12)から構成され、フロントユニット(11)には、デジ
タル表示部(41)及び操作キー(42)が設けられている。
例につき、図面に沿って詳述する。電子カウンター(1)
は図1に示す如くフロントユニット(11)及びリアユニッ
ト(12)から構成され、フロントユニット(11)には、デジ
タル表示部(41)及び操作キー(42)が設けられている。
【0010】フロントユニット(11)の背面には図2の如
く円筒状の第1筒部(53)及び角筒状の第2筒部(54)から
なるボス(52)が突設される一方、リアユニット(12)の前
面には、図1の如く前記ボス(52)が嵌合すべき第1筒部
(62)及び第2筒部(63)からなるボス収容室(61)が凹設さ
れている。
く円筒状の第1筒部(53)及び角筒状の第2筒部(54)から
なるボス(52)が突設される一方、リアユニット(12)の前
面には、図1の如く前記ボス(52)が嵌合すべき第1筒部
(62)及び第2筒部(63)からなるボス収容室(61)が凹設さ
れている。
【0011】図3の如く取付け盤(13)を挟んで両側にフ
ロントユニット(11)とリアユニット(12)を配置し、両ユ
ニット(11)(12)を互いに係合せしめることによって、一
体の電子カウンター(1)が構成される。
ロントユニット(11)とリアユニット(12)を配置し、両ユ
ニット(11)(12)を互いに係合せしめることによって、一
体の電子カウンター(1)が構成される。
【0012】フロントユニット(11)は図8に示す如く、
前面が開口し背部にボス(52)が突設されたケーシング
(5)を具え、該ケーシング(5)には、開口部に、デジタ
ル表示制御回路を搭載した第1回路基板(15)が設置され
ると共に、ケーシング内部に、CPUを搭載した第2回
路基板(16)が収容される。
前面が開口し背部にボス(52)が突設されたケーシング
(5)を具え、該ケーシング(5)には、開口部に、デジタ
ル表示制御回路を搭載した第1回路基板(15)が設置され
ると共に、ケーシング内部に、CPUを搭載した第2回
路基板(16)が収容される。
【0013】第1回路基板(15)の表面の上半部には、L
EDパネル(4)が取り付けられる。LEDパネル(4)
は、複数桁のデジタル表示部(41)を具え、上方及び左右
周辺部には薄肉のフランジ部(43)が形成されている。
EDパネル(4)が取り付けられる。LEDパネル(4)
は、複数桁のデジタル表示部(41)を具え、上方及び左右
周辺部には薄肉のフランジ部(43)が形成されている。
【0014】図9の如く、第1回路基板(15)の表面の下
半部には、カウント値設定等のための複数個のタクトス
イッチ(42)が配列される。尚、タクトスイッチ(42)は、
LEDパネル(4)と略同一高さを有している。又、該回
路基板(15)表面の下半部には、LEDパネル(4)と同一
厚さのスペーサ(45)が設置される。該スペーサ(45)に
は、各タクトスイッチ(42)を露出させる孔(46)が開設さ
れ、周辺部には、LEDパネル(4)と同様の薄肉のフラ
ンジ部(47)が形成されている。
半部には、カウント値設定等のための複数個のタクトス
イッチ(42)が配列される。尚、タクトスイッチ(42)は、
LEDパネル(4)と略同一高さを有している。又、該回
路基板(15)表面の下半部には、LEDパネル(4)と同一
厚さのスペーサ(45)が設置される。該スペーサ(45)に
は、各タクトスイッチ(42)を露出させる孔(46)が開設さ
れ、周辺部には、LEDパネル(4)と同様の薄肉のフラ
ンジ部(47)が形成されている。
【0015】従って、第1回路基板(15)上にスペーサ(4
5)を設置した状態では、図8の如くLEDパネル(4)の
表面とスペーサ(45)の表面が同一面上に揃うと共に、L
EDパネル(4)のフランジ部(43)とスペーサ(45)のフラ
ンジ部(47)とが連続することになる。
5)を設置した状態では、図8の如くLEDパネル(4)の
表面とスペーサ(45)の表面が同一面上に揃うと共に、L
EDパネル(4)のフランジ部(43)とスペーサ(45)のフラ
ンジ部(47)とが連続することになる。
【0016】LEDパネル(4)及びスペーサ(45)の表面
には、防滴、防塵のためのウレタン製の保護シート(3)
が被せられる。該保護シート(3)は、周辺部に、LED
パネル(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(43)(47)に重
なる庇部(31)を具え、全体が皿状に成形されている。
尚、保護シート(3)には、スペーサ(45)の表面から僅か
に突出するタクトスイッチ(42)の押圧操作部の形状に応
じて、エンボス加工を施すことが出来る。
には、防滴、防塵のためのウレタン製の保護シート(3)
が被せられる。該保護シート(3)は、周辺部に、LED
パネル(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(43)(47)に重
なる庇部(31)を具え、全体が皿状に成形されている。
尚、保護シート(3)には、スペーサ(45)の表面から僅か
に突出するタクトスイッチ(42)の押圧操作部の形状に応
じて、エンボス加工を施すことが出来る。
【0017】フロントユニット(11)は、更にケーシング
(5)と係合すべき枠体(2)を具えている。該枠体(2)に
は、第1回路基板(15)上のLEDパネル(4)及びタクト
スイッチ(42)を露出させる窓(22)が形成される共に、保
護シート(3)の庇部(31)の形状に応じたフランジ部(21)
が形成されている。
(5)と係合すべき枠体(2)を具えている。該枠体(2)に
は、第1回路基板(15)上のLEDパネル(4)及びタクト
スイッチ(42)を露出させる窓(22)が形成される共に、保
護シート(3)の庇部(31)の形状に応じたフランジ部(21)
が形成されている。
【0018】前記ケーシング(5)には、周囲複数箇所に
弾性フック(59)が突設される一方、枠体(2)の内面に
は、前記弾性フック(59)が係合すべき複数の係合受け片
(23)が形成されている。従って、LEDパネル(4)を具
えた第1回路基板(15)、スペーサ(45)、及び保護シート
(3)を間に挟んで、ケーシング(5)と枠体(2)を係合せ
しめることにより、図4の如くフロントユニット(11)が
組み立てられることになる。
弾性フック(59)が突設される一方、枠体(2)の内面に
は、前記弾性フック(59)が係合すべき複数の係合受け片
(23)が形成されている。従って、LEDパネル(4)を具
えた第1回路基板(15)、スペーサ(45)、及び保護シート
(3)を間に挟んで、ケーシング(5)と枠体(2)を係合せ
しめることにより、図4の如くフロントユニット(11)が
組み立てられることになる。
【0019】尚、ケーシング(5)の外周面と枠体(2)の
内周面の係合部には、環状のパッキン(8)が嵌め込まれ
る。
内周面の係合部には、環状のパッキン(8)が嵌め込まれ
る。
【0020】該フロントユニット(11)においては、保護
シート(3)の庇部(31)が、枠体(2)内のLEDパネル
(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(21)(47)と、枠体
(2)のフランジ部(21)とによって挟持されているから、
保護シート(3)が外れることはない。
シート(3)の庇部(31)が、枠体(2)内のLEDパネル
(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(21)(47)と、枠体
(2)のフランジ部(21)とによって挟持されているから、
保護シート(3)が外れることはない。
【0021】ここで、保護シート(3)は、枠体(2)のフ
ランジ部(21)前面と略同一面上に揃っているから、保護
シート(3)の表面を隅々まで容易にクリーニングするこ
とが可能である。又、保護シート(3)とLEDパネル
(4)及びスペーサ(45)との接触面積が大きいため、保護
シート(3)を貼着する場合、確実な固定が可能である。
ランジ部(21)前面と略同一面上に揃っているから、保護
シート(3)の表面を隅々まで容易にクリーニングするこ
とが可能である。又、保護シート(3)とLEDパネル
(4)及びスペーサ(45)との接触面積が大きいため、保護
シート(3)を貼着する場合、確実な固定が可能である。
【0022】図2及び図4に示す如くフロントユニット
(11)のボス(52)の第1筒部(53)には、後述のロック機構
を構成すべき上下一対の切溝(57)(57)が凹設されてい
る。又、第1筒部(53)の外周面には、回り止めのための
突片(58)が形成される。これに対応して、取付け盤の丸
孔には、突片(58)が係合すべき係合受け部(図示省略)が
凹設される。
(11)のボス(52)の第1筒部(53)には、後述のロック機構
を構成すべき上下一対の切溝(57)(57)が凹設されてい
る。又、第1筒部(53)の外周面には、回り止めのための
突片(58)が形成される。これに対応して、取付け盤の丸
孔には、突片(58)が係合すべき係合受け部(図示省略)が
凹設される。
【0023】又、第2筒部(54)には、図2及び図7に示
す如く、左右一対の弾性アーム(55)(55)が本体(51)背面
側へ向けて突設され、該弾性アーム(55)先端部には、複
数段からなる段付き部(56)が外向きに刻設されている。
す如く、左右一対の弾性アーム(55)(55)が本体(51)背面
側へ向けて突設され、該弾性アーム(55)先端部には、複
数段からなる段付き部(56)が外向きに刻設されている。
【0024】第1筒部(53)及び第2筒部(54)内には第3
回路基板(17)が設置され、該第3回路基板(17)上には、
第2筒部(54)側の開口部に、リアユニット(12)との電気
接続のための雌コネクター(50)が設置されている。
回路基板(17)が設置され、該第3回路基板(17)上には、
第2筒部(54)側の開口部に、リアユニット(12)との電気
接続のための雌コネクター(50)が設置されている。
【0025】一方、リアユニット(12)のケーシング(6)
内には、図5に示す如くボス収容室(61)内の後方に、電
源回路を搭載した第4回路基板(18)が設置され、該第4
回路基板(18)上に、前記雌コネクター(50)と係合すべき
雄コネクター(60)が設置されている。
内には、図5に示す如くボス収容室(61)内の後方に、電
源回路を搭載した第4回路基板(18)が設置され、該第4
回路基板(18)上に、前記雌コネクター(50)と係合すべき
雄コネクター(60)が設置されている。
【0026】又、ケーシング(6)内には、第4回路基板
(18)の更に後方に、第5回路基板(19)が設置され、該第
5回路基板(19)は、ケーシング(6)の背部に設けた複数
のターミナル(65)と接続されている。これらのターミナ
ル(65)は、商用電源や、外部機器と接続される。
(18)の更に後方に、第5回路基板(19)が設置され、該第
5回路基板(19)は、ケーシング(6)の背部に設けた複数
のターミナル(65)と接続されている。これらのターミナ
ル(65)は、商用電源や、外部機器と接続される。
【0027】ケーシング(6)の前面には、図1の如くボ
ス収容室(61)を包囲して、ロック機構(7)が装備され
る。ロック機構(7)は、ボス収容室(61)を挟んで上下に
摺動可能に配置された一対のロック片(71)(71)と、ボス
収容室(61)を挟んで左右に摺動可能に配置された一対の
操作片(73)(73)を具えている。
ス収容室(61)を包囲して、ロック機構(7)が装備され
る。ロック機構(7)は、ボス収容室(61)を挟んで上下に
摺動可能に配置された一対のロック片(71)(71)と、ボス
収容室(61)を挟んで左右に摺動可能に配置された一対の
操作片(73)(73)を具えている。
【0028】各ロック片(71)の先端には、前記フロント
ユニット(11)の第1筒部(53)に形成した切溝(57)へ嵌入
すべき爪部(72)が形成されている。又、各ロック片(71)
は、ケーシング(6)との間に介装した圧縮バネ(75)によ
って、ボス収容室(61)側へ付勢されている。
ユニット(11)の第1筒部(53)に形成した切溝(57)へ嵌入
すべき爪部(72)が形成されている。又、各ロック片(71)
は、ケーシング(6)との間に介装した圧縮バネ(75)によ
って、ボス収容室(61)側へ付勢されている。
【0029】各操作片(73)には、一対のロック片(71)(7
1)へ向けて二股に分岐して突出した連結アーム(74)(74)
が開閉可能に形成され、各連結アーム(74)の先端は、ロ
ック片(71)に当接している。
1)へ向けて二股に分岐して突出した連結アーム(74)(74)
が開閉可能に形成され、各連結アーム(74)の先端は、ロ
ック片(71)に当接している。
【0030】従って、一対の操作片(73)(73)から手を離
した状態では、一対のロック片(71)(71)がバネ(75)によ
って付勢され、ボス収容室(61)側へ移動して、爪部(72)
がボス収容室(61)内へ進入する。これに伴って、一対の
操作片(73)(73)は互いに離間する方向へ移動して、夫々
の先端部がケーシング(6)の側面から突出する。
した状態では、一対のロック片(71)(71)がバネ(75)によ
って付勢され、ボス収容室(61)側へ移動して、爪部(72)
がボス収容室(61)内へ進入する。これに伴って、一対の
操作片(73)(73)は互いに離間する方向へ移動して、夫々
の先端部がケーシング(6)の側面から突出する。
【0031】一対の操作片(73)(73)を両側から押圧し
て、ボス収容室(61)側へ移動させると、4本の連結アー
ム(74)に押圧されて、一対のロック片(71)(71)はバネ(7
5)に抗して、ボス収容室(61)から離間する方向へ移動
し、爪部(72)がボス収容室(61)から退去することにな
る。
て、ボス収容室(61)側へ移動させると、4本の連結アー
ム(74)に押圧されて、一対のロック片(71)(71)はバネ(7
5)に抗して、ボス収容室(61)から離間する方向へ移動
し、爪部(72)がボス収容室(61)から退去することにな
る。
【0032】図6に示す様に、リアユニット(12)に対し
てフロントユニット(11)を係合せしめる過程で、ロック
機構(7)の一対のロック片(71)(71)は、夫々の爪部(72)
がフロントユニット(11)の第1筒部(53)によって、互い
に離間する方向へ押し開かれ、その後、フロントユニッ
ト(11)がリアユニット(12)へ完全に嵌まると同時に、一
対のロック片(71)(71)は、前記バネ付勢によって第1筒
部(53)側へ移動し、爪部(72)が切溝(57)へ嵌入する。
てフロントユニット(11)を係合せしめる過程で、ロック
機構(7)の一対のロック片(71)(71)は、夫々の爪部(72)
がフロントユニット(11)の第1筒部(53)によって、互い
に離間する方向へ押し開かれ、その後、フロントユニッ
ト(11)がリアユニット(12)へ完全に嵌まると同時に、一
対のロック片(71)(71)は、前記バネ付勢によって第1筒
部(53)側へ移動し、爪部(72)が切溝(57)へ嵌入する。
【0033】この結果、フロントユニット(11)とリアユ
ニット(12)は互いにロックされるのである。又このと
き、フロントユニット(11)の雌コネクター(50)とリアユ
ニット(12)の雄コネクター(60)とが係合して、第3回路
基板(17)と第4回路基板(18)との電気接続が行なわれ
る。
ニット(12)は互いにロックされるのである。又このと
き、フロントユニット(11)の雌コネクター(50)とリアユ
ニット(12)の雄コネクター(60)とが係合して、第3回路
基板(17)と第4回路基板(18)との電気接続が行なわれ
る。
【0034】ロックを解除する際は、前述の如く一対の
操作片(73)(73)を両側から押圧操作する。これによっ
て、ロック片(71)の爪部(72)が第1筒部(53)の切溝(57)
から抜け出すことになる。
操作片(73)(73)を両側から押圧操作する。これによっ
て、ロック片(71)の爪部(72)が第1筒部(53)の切溝(57)
から抜け出すことになる。
【0035】図7の如く上記電子カウンター(1)を取付
け盤(13)に取り付ける際、フロントユニット(11)とリア
ユニット(12)を互いに係合せしめる過程で、一対の弾性
アーム(55)(55)は、取付け盤(13)の開口縁によって内向
きに押圧され、弾性変形するが、係合が完了した時点で
弾性復帰し、段付き部(56)が取付け盤(13)の開口縁に係
合する。この結果、電子カウンター(1)は取付け盤(13)
に確実に固定されることになる。
け盤(13)に取り付ける際、フロントユニット(11)とリア
ユニット(12)を互いに係合せしめる過程で、一対の弾性
アーム(55)(55)は、取付け盤(13)の開口縁によって内向
きに押圧され、弾性変形するが、係合が完了した時点で
弾性復帰し、段付き部(56)が取付け盤(13)の開口縁に係
合する。この結果、電子カウンター(1)は取付け盤(13)
に確実に固定されることになる。
【0036】ここで、取付け盤(13)の厚さに多少のバラ
ツキがあったとしても、弾性アーム(55)(55)の弾性によ
って、段付き部(56)と取付け盤(13)開口縁との係合位置
がずれて、前記バラツキは吸収され、取付け盤(13)の厚
さに拘らず常に確実な取付け状態が得られる。
ツキがあったとしても、弾性アーム(55)(55)の弾性によ
って、段付き部(56)と取付け盤(13)開口縁との係合位置
がずれて、前記バラツキは吸収され、取付け盤(13)の厚
さに拘らず常に確実な取付け状態が得られる。
【0037】図7の如く電子カウンター(1)が取付け盤
(13)に取り付けられた状態では、フロントユニット(11)
に設けたパッキン(8)が取付け盤(13)の前面に密着し
て、防滴構造が構成されることになる。
(13)に取り付けられた状態では、フロントユニット(11)
に設けたパッキン(8)が取付け盤(13)の前面に密着し
て、防滴構造が構成されることになる。
【0038】上記電子カウンター(1)においては、取付
け盤(13)には、丸孔を開設すると共に、必要に応じて、
回り止めのための簡単な追加工を施せばよいから、ドリ
ル等の一般的な工具を用いた簡単な作業で済む。
け盤(13)には、丸孔を開設すると共に、必要に応じて、
回り止めのための簡単な追加工を施せばよいから、ドリ
ル等の一般的な工具を用いた簡単な作業で済む。
【0039】取付け盤(13)への取付けの際は、取付け盤
(13)を挟んで配置したフロントユニット(11)とリアユニ
ット(12)とを互いに係合せしめるだけでよく、ワンタッ
チで作業が終了する。この際、特別な固定治具は不要で
ある。
(13)を挟んで配置したフロントユニット(11)とリアユニ
ット(12)とを互いに係合せしめるだけでよく、ワンタッ
チで作業が終了する。この際、特別な固定治具は不要で
ある。
【0040】又、CPUと搭載した第2回路基板(16)が
フロントユニット(11)内に配置されているので、フロン
トユニット(11)とリアユニット(12)を電気接続するため
の雌コネクター(50)及び雄コネクター(60)のピン数を可
及的に減少させることが可能である。
フロントユニット(11)内に配置されているので、フロン
トユニット(11)とリアユニット(12)を電気接続するため
の雌コネクター(50)及び雄コネクター(60)のピン数を可
及的に減少させることが可能である。
【0041】更に又、フロントユニット(11)の構造にお
いて、タクトスイッチ(42)の位置や数が異なる複数の機
種を作製する場合でも、スペーサ(45)のみを機種毎に作
製すれば、枠体(2)は共通の形状のものが使用出来る。
いて、タクトスイッチ(42)の位置や数が異なる複数の機
種を作製する場合でも、スペーサ(45)のみを機種毎に作
製すれば、枠体(2)は共通の形状のものが使用出来る。
【0042】この場合、孔(46)の位置や数の異なる複数
種類のスペーサ(45)を作製する必要があるが、これは比
較的容易であって、製造コストに大きな影響はない。む
しろ枠体(2)の標準化によって、枠体(2)を作製するた
めの複雑な形状の金型が共通に使用出来ることとなり、
これによって製造コストの低減が図られるのである。
種類のスペーサ(45)を作製する必要があるが、これは比
較的容易であって、製造コストに大きな影響はない。む
しろ枠体(2)の標準化によって、枠体(2)を作製するた
めの複雑な形状の金型が共通に使用出来ることとなり、
これによって製造コストの低減が図られるのである。
【0043】上記実施例の説明は、本考案を説明するた
めのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考
案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではな
い。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用
新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形
が可能であることは勿論である。
めのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考
案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではな
い。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用
新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形
が可能であることは勿論である。
【図1】本考案に係る電子カウンターのフロントユニッ
トとリアユニット分解した状態の斜視図である。
トとリアユニット分解した状態の斜視図である。
【図2】フロントユニットを背面から見た斜視図であ
る。
る。
【図3】取付け盤に固定した電子カウンターの側面図で
ある。
ある。
【図4】フロントユニットの垂直断面図である。
【図5】リアユニットの垂直断面図である。
【図6】フロントユニットとリアユニットを係合させた
状態の垂直断面図である。
状態の垂直断面図である。
【図7】同上の水平断面図である。
【図8】フロントユニットの分解斜視図である。
【図9】第1回路基板からスペーサを取り外した状態を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
(11) フロントユニット (12) リアユニット (13) 取付け盤 (14) 丸孔 (2) 枠体 (21) フランジ部 (22) 開口 (3) 保護シート (4) LEDパネル (45) スペーサ (5) ケーシング (52) ボス (6) ケーシング (61) ボス収容室 (7) ロック機構
Claims (1)
- 【請求項1】 前面が開口したケーシング(5)の開口部
に、表面に操作スイッチ等の複数の凸部が形成された基
板(15)を設置し、該基板(15)の表面には、前記凸部と略
同一厚さに形成されると共に、各凸部を夫々収容する複
数の孔(46)が開設されたスペーサ(45)が、各孔(46)へ凸
部を夫々収容して配置され、基板(15)及びスペーサ(45)
によって構成された平板状のパネル本体の表面は、樹脂
製の保護シート(3)によって覆われ、ケーシング(5)に
は、ケーシング開口部を包囲する枠体(2)が係合し、該
枠体(2)には、保護シート(3)の中央領域を露出させる
窓(22)が開設されると共に、該窓(22)を包囲して、保護
シート(3)の周辺部をパネル本体との間に挟み込むフラ
ンジ部(21)が突設されていることを特徴とする電子機器
の操作パネル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5757492U JP2565664Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 電子機器の操作パネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5757492U JP2565664Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 電子機器の操作パネル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621286U JPH0621286U (ja) | 1994-03-18 |
JP2565664Y2 true JP2565664Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=13059627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5757492U Expired - Lifetime JP2565664Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 電子機器の操作パネル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565664Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232330A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Autech Japan Inc | 強電体のケース構造 |
JP2013101218A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Mitsubishi Electric Corp | 表示装置のフロントユニット |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP5757492U patent/JP2565664Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621286U (ja) | 1994-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971118 |