JP2576695Y2 - 電子機器の取付け機構 - Google Patents

電子機器の取付け機構

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JP2576695Y2
JP2576695Y2 JP1992063155U JP6315592U JP2576695Y2 JP 2576695 Y2 JP2576695 Y2 JP 2576695Y2 JP 1992063155 U JP1992063155 U JP 1992063155U JP 6315592 U JP6315592 U JP 6315592U JP 2576695 Y2 JP2576695 Y2 JP 2576695Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子式のカウンター、
タイマー、温度調節器等の各種電子機器を取付け盤等の
取付け対象部に取り付ける機構に関し、特に取付け対象
部への着脱を容易にした取付け機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に斯種電子機器を取付け盤に取り付
ける際には、取付け盤にネジ挿通孔を穿設し、裏面から
ネジ止めする方式が考えられる。この場合、取付け作業
が煩雑になり、又、故障、取換え等の際に取外し作業が
困難であるという問題がある。
【0003】又、ケーシングの外形に応じた角孔を取付
け盤に開設し、ケーシングを該角孔へ嵌め込んだ状態
で、ケーシングとは別体に形成したネジ止め式の固定治
具によって、ケーシングを取付け盤に固定することも考
えられる。しかしながら、取付け盤に角孔を開設する作
業には特別な工具が必要であり、丸孔の開設に比べて作
業が困難である。然も、取付け盤に対する取付けの際に
は、固定治具が別に必要となって、取付け盤に対する取
付け構造が複雑となるばかりでなく、取付け作業が煩雑
となる問題がある。
【0004】そこで出願人は、従来のネジ式の固定治具
は不要であって、取付け作業が極めて簡単な電子機器の
ケーシング構造を提供している(特願平4-57575号)。該
ケーシング構造は、電子機器の本体をフロントユニット
とリアユニットに分割し、両ユニットを互いに係合させ
ると共に、取付け盤を両側から挟み込むことによって、
取付け盤に固定するものである。
【0005】ところで、一般に、2つの部品を互いにロ
ック及びロック解除する機構として広く採用されている
方式は、両部品の係合部をネジで締結するものである
が、この場合、ロック及びロック解除操作が煩雑である
問題がある。
【0006】又、操作性を改善したロック機構として
は、一方向へバネ付勢したロックレバーと該ロックレバ
ーが係合すべき被係合片との組合せが知られている。従
来の斯種ロック機構では、両部品の係合動作に伴ってロ
ック機構をロックする動作を実現するべく、ロックレバ
ーは、両部品の係合、離脱方向へ長く形成されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】出願人の提案に係る前
述の電子機器のケーシング構造に、従来の一般的なロッ
ク機構を装備した場合、ねじ式のロック機構の場合は操
作が煩雑となり、ロックレバー式のロック機構の場合
は、ロックレバーの長さに応じてケーシングの厚さが増
大する問題がある。
【0008】本考案の目的は、電子機器の取付け盤への
取付け、取外しが容易である取付け機構の提供すること
である。又本考案の他の目的は、フロントユニット及び
リアユニットからなる装置本体を大形化することなく、
簡易な操作で2つのユニットのロック及びロック解除が
可能な電子機器の取付け機構を提供することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本考案に係る電子機器の取
付け機構は、電子機器のケーシングには、取付け対象部
に対応する爪部を有するロック片と、ケーシングの外方
へ突出する指掛りを有する操作片とが摺動可能に配備さ
れ、前記ロック片は、爪部が取付け対象部に対して係合
する方向に付勢されると共に、操作片の一方向への移動
に連動して取付け対象部から離脱する方向に摺動するも
のである。
【0010】又、本考案において、電子機器は、取付け
盤(13)の前面に沿って配置されるべきフロントユニット
(11)と、取付け盤(13)の背面に沿って配置されるべきリ
アユニット(12)とが互いに着脱可能に係合したものであ
る。この場合、フロントユニット(11)のケーシング(5)
の背面には、取付け盤(13)に開設した孔(14)へ嵌入すべ
きボス(52)が突設され、リアユニット(12)のケーシング
(6)の前面には、前記ボス(52)が係合すべきボス収容室
(61)が凹設される。又、フロントユニット(11)とリアユ
ニット(12)の係合部には、両ユニットを互いにロック及
びロック解除するロック機構(7)が装備される。ロック
機構(7)の構成として、リアユニット(12)のケーシング
(6)の前面に、フロントユニット(11)のボス(52)へ向け
て突出する爪部(72)を有するロック片(71)と、リアユニ
ット(12)の外方へ突出する指掛り(76)を有する操作片(7
3)とが、夫々ボス(52)に対する接近離間方向へ摺動可能
に配備される。ロック片(71)は、リアユニット(12)のケ
ーシング(6)との間に介装したバネ手段によってボス(5
2)に接近する方向へ付勢され、操作片(73)は、ボス(52)
へ接近する方向への移動に連動してロック片(71)がボス
(52)から離間する方向へ移動する様、ロック片(71)と連
繋している。又、フロントユニット(11)のボス(52)には
ロック片(71)の爪部(72)が係合すべき切溝(57)が凹設さ
れている。
【0011】
【作用】電子機器を取付け盤に取付ける際には、取付け
盤にロック片の爪部に対応した係合孔を設け、爪部が係
合孔と係合する様に取付ける。取外しの際には、操作片
の指掛りを操作すれば、これに連動してロック片が摺動
し、爪部が係合孔から離脱する。
【0012】電子機器がフロントユニットとリアユニッ
トからなる場合、例えば取付け盤の孔へフロントユニッ
ト後方に突出したボスを挿入し、取付け盤(13)の背面か
ら突出したボス(52)とリアユニット(12)のボス収容室(6
1)とを係合せしめる。
【0013】両ユニットを完全に係合せしめた状態で、
ロック片(71)がバネ手段の付勢によってボス(52)へ接近
する方向へ移動し、爪部(72)がボス(52)の切溝(57)へ嵌
入する。この結果、両ユニットがロックされるのであ
る。
【0014】これによって、取付け盤(13)はフロントユ
ニット(11)とリアユニット(12)によって挟み込まれ、両
ユニットが係合してなる電子機器は、取付け盤(13)に固
定されることになる。
【0015】ロックを解除する際は、操作片(73)の指掛
り(76)を押圧して操作片(73)をフロントユニット(11)の
ボス(52)へ向けて移動させる。これによってロック片(7
1)がバネ手段に抗してボス(52)から離間する方向へ移動
し、爪部(72)がボス(52)の切溝(57)から離脱する。この
状態で、フロントユニット(11)とリアユニット(12)を引
き離せば、両ユニットは分解されることになる。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る電子機器の取付け機構にお
いては、ロック機構を構成するロック片(71)及び操作片
(73)が、両ユニットの係合、離脱方向とは直交する向き
に配置されているから、該ロック機構の装備によって電
子機器が大形化することはない。又、ロック解除は、操
作片(73)を押圧するだけの極めて簡易な操作で行なうこ
とが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本考案を電子カウンターに実施した一
例につき、図面に沿って詳述する。電子カウンター(1)
は図1に示す如くフロントユニット(11)及びリアユニッ
ト(12)から構成され、フロントユニット(11)には、デジ
タル表示部(41)及び操作キー(42)が設けられている。
【0018】フロントユニット(11)の背面には図2の如
く円筒状の第1筒部(53)及び角筒状の第2筒部(54)から
なるボス(52)が突設される一方、リアユニット(12)の前
面には、図1の如く前記ボス(52)が嵌合すべき第1筒部
(62)及び第2筒部(63)からなるボス収容室(61)が凹設さ
れている。
【0019】図3の如く取付け盤(13)を挟んで両側にフ
ロントユニット(11)とリアユニット(12)を配置し、両ユ
ニット(11)(12)を互いに係合せしめることによって、一
体の電子カウンター(1)が構成される。
【0020】フロントユニット(11)は図9に示す如く、
前面が開口し背部にボス(52)が突設されたケーシング
(5)を具え、該ケーシング(5)には、開口部に、デジタ
ル表示制御回路を搭載した第1回路基板(15)が設置され
ると共に、ケーシング内部に、CPUを搭載した第2回
路基板(16)が収容される。
【0021】第1回路基板(15)の表面の上半部には、L
EDパネル(4)が取り付けられる。LEDパネル(4)
は、複数桁のデジタル表示部(41)を具え、上方及び左右
周辺部には薄肉のフランジ部(43)が形成されている。
【0022】図10の如く、第1回路基板(15)の表面の
下半部には、カウント値設定等のための複数個のタクト
スイッチ(42)が配列される。尚、タクトスイッチ(42)
は、LEDパネル(4)と略同一高さを有している。又、
該回路基板(15)表面の下半部には、LEDパネル(4)と
同一厚さのスペーサ(45)が設置される。該スペーサ(45)
には、各タクトスイッチ(42)を露出させる孔(46)が開設
され、周辺部には、LEDパネル(4)と同様の薄肉のフ
ランジ部(47)が形成されている。
【0023】従って、第1回路基板(15)上にスペーサ(4
5)を設置した状態では、図9の如くLEDパネル(4)の
表面とスペーサ(45)の表面が同一面上に揃うと共に、L
EDパネル(4)のフランジ部(43)とスペーサ(45)のフラ
ンジ部(47)とが連続することになる。
【0024】LEDパネル(4)及びスペーサ(45)の表面
には、防滴、防塵のためのウレタン製の保護シート(3)
が被せられる。該保護シート(3)は、周辺部に、LED
パネル(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(43)(47)に重
なる庇部(31)を具え、全体が皿状に成形されている。
尚、保護シート(3)には、スペーサ(45)の表面から僅か
に突出するタクトスイッチ(42)の押圧操作部の形状に応
じて、エンボス加工を施すことが出来る。
【0025】フロントユニット(11)は、更にケーシング
(5)と係合すべき枠体(2)を具えている。該枠体(2)に
は、第1回路基板(15)上のLEDパネル(4)及びタクト
スイッチ(42)を露出させる窓(22)が形成される共に、保
護シート(3)の庇部(31)の形状に応じたフランジ部(21)
が形成されている。
【0026】前記ケーシング(5)には、周囲複数箇所に
弾性フック(59)が突設される一方、枠体(2)の内面に
は、前記弾性フック(59)が係合すべき複数の係合受け片
(23)が形成されている。従って、LEDパネル(4)を具
えた第1回路基板(15)、スペーサ(45)、及び保護シート
(3)を間に挟んで、ケーシング(5)と枠体(2)を係合せ
しめることにより、図4の如くフロントユニット(11)が
組み立てられることになる。
【0027】尚、ケーシング(5)の外周面と枠体(2)の
内周面の係合部には、環状のパッキン(8)が嵌め込まれ
る。
【0028】該フロントユニット(11)においては、保護
シート(3)の庇部(31)が、枠体(2)内のLEDパネル
(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(21)(47)と、枠体
(2)のフランジ部(21)とによって挟持されているから、
保護シート(3)が外れることはない。
【0029】ここで、保護シート(3)は、枠体(2)のフ
ランジ部(21)前面と略同一面上に揃っているから、保護
シート(3)の表面を隅々まで容易にクリーニングするこ
とが可能である。又、保護シート(3)とLEDパネル
(4)及びスペーサ(45)との接触面積が大きいため、保護
シート(3)を貼着する場合、確実な固定が可能である。
【0030】図2及び図4に示す如くフロントユニット
(11)のボス(52)の第1筒部(53)には、後述のロック機構
を構成すべき上下一対の切溝(57)(57)が凹設されてい
る。又、第1筒部(53)の外周面には、回り止めのための
突片(58)が形成される。これに対応して、取付け盤の丸
孔には、突片(58)が係合すべき係合受け部(図示省略)が
凹設される。
【0031】又、第2筒部(54)には、図2及び図7に示
す如く、左右一対の弾性アーム(55)(55)が本体(51)背面
側へ向けて突設され、該弾性アーム(55)先端部には、複
数段からなる段付き部(56)が外向きに刻設されている。
【0032】第1筒部(53)及び第2筒部(54)内には第3
回路基板(17)が設置され、該第3回路基板(17)上には、
第2筒部(54)側の開口部に、リアユニット(12)との電気
接続のための雌コネクター(50)が設置されている。
【0033】一方、リアユニット(12)のケーシング(6)
内には、図5に示す如くボス収容室(61)内の後方に、電
源回路を搭載した第4回路基板(18)が設置され、該第4
回路基板(18)上に、前記雌コネクター(50)と係合すべき
雄コネクター(60)が設置されている。
【0034】又、ケーシング(6)内には、第4回路基板
(18)の更に後方に、第5回路基板(19)が設置され、該第
5回路基板(19)は、ケーシング(6)の背部に設けた複数
のターミナル(65)と接続されている。これらのターミナ
ル(65)は、商用電源や、外部機器と接続される。
【0035】ケーシング(6)の前面には、図1の如くボ
ス収容室(61)を包囲して、ロック機構(7)が装備され
る。ロック機構(7)は、ボス収容室(61)を挟んで上下に
摺動可能に配置された一対のロック片(71)(71)と、ボス
収容室(61)を挟んで左右に摺動可能に配置された一対の
操作片(73)(73)と一体に具えている。
【0036】図8に示す如く、各ロック片(71)の先端に
は、前記フロントユニット(11)の第1筒部(53)に形成し
た切溝(57)へ嵌入すべき爪部(72)が形成されている。該
爪部(72)には、ボス収容室(61)側へ低く傾く斜面が形成
されている。又、各ロック片(71)は、ケーシング(6)と
の間に介装した圧縮バネ(75)によって、ボス収容室(61)
側へ付勢されている。
【0037】操作片(73)には、リアユニット(12)のケー
シング(6)から外方へ突出する指掛り(76)が形成されて
いる。
【0038】上下一対のロック片(71)(71)及び左右一対
の操作片(73)(73)は、ボス収容室(61)を包囲して隣接す
るどうしが互いに連結アーム(74)によって連結され、各
連結部には切欠き(77)を凹設して、連結部での屈曲を容
易にしている。
【0039】上記ロック片(71)及び操作片(73)は、夫々
に形成した突片(78)(79)がリアユニット(12)のケーシン
グ(6)に形成した複数の突片(66)(67)によって係止さ
れ、この状態で、ロック片(71)は上下方向へ、操作片(7
3)は左右方向へ摺動可能である。例えば、操作片(73)(7
3)がボス収容室(61)側へ移動することによって、ロック
片(71)(71)は連結アーム(74)により押圧されて、ボス収
容室(61)から離間する方向に移動することになる。
【0040】従って、図1の如く一対の操作片(73)(73)
から手を離した状態では、一対のロック片(71)(71)がバ
ネ(75)によって付勢され、ボス収容室(61)側へ移動し
て、爪部(72)がボス収容室(61)内へ進入する。これに伴
って、一対の操作片(73)(73)は互いに離間する方向へ移
動して、夫々の指掛り(76)がケーシング(6)の側面から
突出する。
【0041】一対の操作片(73)(73)の指掛り(76)(76)を
両側から押圧して、操作片(73)(73)をボス収容
室(61)側へ移動させると、4本の連結アーム(74)に
押圧されて、一対のロック片(71)(71)はバネ(75)に抗し
て、ボス収容室(61)から離間する方向へ移動し、爪部(7
2)がボス収容室(61)から退去することになる。
【0042】図6に示す様に、リアユニット(12)に対し
てフロントユニット(11)を係合せしめる過程で、ロック
機構(7)の一対のロック片(71)(71)は、夫々の爪部(72)
がフロントユニット(11)の第1筒部(53)によって押圧さ
れ、カム作用によって互いに離間する方向へ押し開かれ
る。その後、フロントユニット(11)がリアユニット(12)
へ完全に嵌まると同時に、一対のロック片(71)(71)は、
前記バネ付勢によって第1筒部(53)側へ移動し、爪部(7
2)が切溝(57)へ嵌入する。
【0043】この結果、フロントユニット(11)とリアユ
ニット(12)は互いにロックされるのである。又このと
き、フロントユニット(11)の雌コネクター(50)とリアユ
ニット(12)の雄コネクター(60)とが係合して、第3回路
基板(17)と第4回路基板(18)との電気接続が行なわれ
る。
【0044】ロックを解除する際は、前述の如く一対の
操作片(73)(73)を両側から押圧操作する。これによっ
て、ロック片(71)の爪部(72)が第1筒部(53)の切溝(57)
から抜け出すことになる。
【0045】図7の如く上記電子カウンター(1)を取付
け盤(13)に取り付ける際、一対の弾性アーム(55)(55)
は、取付け盤(13)の開口縁によって内向きに押圧され、
弾性変形するが、係合が完了した時点で弾性復帰し、段
付き部(56)が取付け盤(13)の開口縁に係合する。この結
果、電子カウンター(1)は取付け盤(13)に確実に固定さ
れることになる。
【0046】ここで、取付け盤(13)の厚さに多少のバラ
ツキがあったとしても、弾性アーム(55)(55)の弾性によ
って、段付き部(56)と取付け盤(13)開口縁との係合位置
がずれて、前記バラツキは吸収され、取付け盤(13)の厚
さに拘らず常に確実な取付け状態が得られる。
【0047】図7の如く電子カウンター(1)が取付け盤
(13)に取り付けられた状態では、フロントユニット(11)
に設けたパッキン(8)が取付け盤(13)の前面に密着し
て、防滴構造が構成されることになる。
【0048】上記電子カウンター(1)においては、取付
け盤(13)には、丸孔を開設すると共に、必要に応じて、
回り止めのための簡単な追加工を施せばよいから、ドリ
ル等の一般的な工具を用いた簡単な作業で済む。
【0049】取付け盤(13)への取付けの際は、取付け盤
(13)を挟んで配置したフロントユニット(11)とリアユニ
ット(12)とを互いに係合せしめるだけでよく、ワンタッ
チで作業が終了する。この際、特別な固定治具は不要で
ある。
【0050】又、CPUと搭載した第2回路基板(16)が
フロントユニット(11)内に配置されているので、フロン
トユニット(11)とリアユニット(12)を電気接続するため
の雌コネクター(50)及び雄コネクター(60)のピン数を可
及的に減少させることが可能である。
【0051】更に又、フロントユニット(11)の構造にお
いて、タクトスイッチ(42)の位置や数が異なる複数の機
種を作製する場合でも、スペーサ(45)のみを機種毎に作
製すれば、枠体(2)は共通の形状のものが使用出来る。
【0052】この場合、孔(46)の位置や数の異なる複数
種類のスペーサ(45)を作製する必要があるが、これは比
較的容易であって、製造コストに大きな影響はない。む
しろ枠体(2)の標準化によって、枠体(2)を作製するた
めの複雑な形状の金型が共通に使用出来ることとなり、
これによって製造コストの低減が図られるのである。
【0053】上記実施例の説明は、本考案を説明するた
めのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考
案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではな
い。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用
新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形
が可能であることは勿論である。
【0054】例えば上記実施例の様に、ロック片と操作
片を一体に形成した場合、操作片をボスから離間する方
向へバネ付勢する構造を採用することが可能である。
又、ロック片をバネ付勢した場合には、ロック片と操作
片を別体に構成することも可能である。この場合、各操
作片(73)から二股に突設した開閉可能な2本の連結アー
ム(74)(74)の先端を、ロック片(71)の側壁へ係止した分
離構造を採用出来る。
【0055】更に又、上記実施例においては、フロント
ユニット(11)のボス(52)に切溝(57)を凹設して取付け対
象部を構成しているが、これに限らず、取付け盤に開設
した係合孔にロック片の先端部を係合せしめる構造や、
取付け盤に固定した所謂DINレールを利用して取付け
対象部を構成する構造も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子カウンターのフロントユニッ
トとリアユニット分解した状態の斜視図である。
【図2】フロントユニットを背面から見た斜視図であ
る。
【図3】取付け盤に固定した電子カウンターの側面図で
ある。
【図4】フロントユニットの垂直断面図である。
【図5】リアユニットの垂直断面図である。
【図6】フロントユニットとリアユニットを係合させた
状態の垂直断面図である。
【図7】同上の水平断面図である。
【図8】ロック機構を構成するロック片及び操作片の構
成を示す分解斜視図である。
【図9】フロントユニットの分解斜視図である。
【図10】第1回路基板からスペーサを取り外した状態
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
(11) フロントユニット (12) リアユニット (13) 取付け盤 (14) 丸孔 (2) 枠体 (21) フランジ部 (22) 開口 (3) 保護シート (4) LEDパネル (45) スペーサ (5) ケーシング (52) ボス (57) 切溝 (6) ケーシング (61) ボス収容室 (7) ロック機構 (71) ロック片 (72) 爪部 (73) 操作片 (74) 連結アーム (76) 指掛り (75) バネ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を取付け対象部に取付ける機構
    であって、電子機器のケーシングには、取付け対象部に
    対応する爪部を有するロック片と、ケーシングの外方へ
    突出する指掛りを有する操作片とが摺動可能に配備さ
    れ、前記ロック片は、爪部が取付け対象部に対して係合
    する方向に付勢されると共に、操作片の一方向への移動
    に連動して取付け対象部から離脱する方向に摺動するこ
    とを特徴とする電子機器の取付け機構。
  2. 【請求項2】 取付け盤(13)を挟んで両面に配置される
    べきフロントユニット(11)とリアユニット(12)が互いに
    着脱可能に係合して構成される電子機器であって、フロ
    ントユニット(11)のケーシング(5)の背面には、取付け
    盤(13)に開設した孔(14)へ嵌入すべきボス(52)が突設さ
    れ、リアユニット(12)のケーシング(6)の前面には、前
    記ボス(52)が係合すべきボス収容室(61)が凹設され、フ
    ロントユニット(11)とリアユニット(12)を互いに係合状
    態にてロック及びロック解除するべく、リアユニット(1
    2)のケーシング(6)の前面に、フロントユニット(11)の
    ボス(52)へ向けて突出する爪部(72)を有するロック片(7
    1)と、リアユニット(12)の外方へ突出する指掛り(76)を
    有する操作片(73)とが、夫々ボス(52)に対する接近離間
    方向へ摺動可能に配備され、ロック片(71)は、リアユニ
    ット(12)のケーシング(6)との間に介装したバネ手段に
    よってボス(52)に接近する方向へ付勢され、操作片(73)
    は、ボス(52)へ接近する方向への移動に連動してロック
    片(71)がボス(52)から離間する方向へ移動する様、ロッ
    ク片(71)と連繋し、フロントユニット(11)のボス(52)に
    はロック片(71)の爪部(72)が係合すべき切溝(57)が凹設
    されていることを特徴とする電子機器の取付け機構。
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