JPH0629174U - 電子機器の取付け機構 - Google Patents

電子機器の取付け機構

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JPH0629174U
JPH0629174U JP6315592U JP6315592U JPH0629174U JP H0629174 U JPH0629174 U JP H0629174U JP 6315592 U JP6315592 U JP 6315592U JP 6315592 U JP6315592 U JP 6315592U JP H0629174 U JPH0629174 U JP H0629174U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントユニット及びリアユニットからなる
電子機器の本体を大形化することなく、簡易な操作で2
つのユニットのロック及びロック解除が可能な取付け機
構を提供する。 【構成】 リアユニット12の前面に、フロントユニット
11のボス52へ向けて突出する爪部72を有するロック片71
と、リアユニット12の外方へ突出する指掛り76を有する
操作片73とが配備され、夫々ボス52に対する接近離間方
向へ摺動可能に配備されている。ロック片71はバネ75に
よってボス52に接近する方向へ付勢され、操作片73は、
ボス52へ接近する方向への移動に連動してロック片71が
ボス52から離間する方向へ移動する様、ロック片71と連
繋している。又、フロントユニット11のボス52にはロッ
ク片71の爪部72が係合すべき切溝が凹設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子式のカウンター、タイマー、温度調節器等の各種電子機器を取 付け盤等の取付け対象部に取り付ける機構に関し、特に取付け対象部への着脱を 容易にした取付け機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に斯種電子機器を取付け盤に取り付ける際には、取付け盤にネジ挿通孔を 穿設し、裏面からネジ止めする方式が考えられる。この場合、取付け作業が煩雑 になり、又、故障、取換え等の際に取外し作業が困難であるという問題がある。
【0003】 又、ケーシングの外形に応じた角孔を取付け盤に開設し、ケーシングを該角孔 へ嵌め込んだ状態で、ケーシングとは別体に形成したネジ止め式の固定治具によ って、ケーシングを取付け盤に固定することも考えられる。 しかしながら、取付け盤に角孔を開設する作業には特別な工具が必要であり、 丸孔の開設に比べて作業が困難である。 然も、取付け盤に対する取付けの際には、固定治具が別に必要となって、取付 け盤に対する取付け構造が複雑となるばかりでなく、取付け作業が煩雑となる問 題がある。
【0004】 そこで出願人は、従来のネジ式の固定治具は不要であって、取付け作業が極め て簡単な電子機器のケーシング構造を提供している(特願平4-57575号)。 該ケーシング構造は、電子機器の本体をフロントユニットとリアユニットに分 割し、両ユニットを互いに係合させると共に、取付け盤を両側から挟み込むこと によって、取付け盤に固定するものである。
【0005】 ところで、一般に、2つの部品を互いにロック及びロック解除する機構として 広く採用されている方式は、両部品の係合部をネジで締結するものであるが、こ の場合、ロック及びロック解除操作が煩雑である問題がある。
【0006】 又、操作性を改善したロック機構としては、一方向へバネ付勢したロックレバ ーと該ロックレバーが係合すべき被係合片との組合せが知られている。従来の斯 種ロック機構では、両部品の係合動作に伴ってロック機構をロックする動作を実 現するべく、ロックレバーは、両部品の係合、離脱方向へ長く形成されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
出願人の提案に係る前述の電子機器のケーシング構造に、従来の一般的なロッ ク機構を装備した場合、ねじ式のロック機構の場合は操作が煩雑となり、ロック レバー式のロック機構の場合は、ロックレバーの長さに応じてケーシングの厚さ が増大する問題がある。
【0008】 本考案の目的は、電子機器の取付け盤への取付け、取外しが容易である取付け 機構の提供することである。 又本考案の他の目的は、フロントユニット及びリアユニットからなる装置本体 を大形化することなく、簡易な操作で2つのユニットのロック及びロック解除が 可能な電子機器の取付け機構を提供することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
本考案に係る電子機器の取付け機構は、電子機器のケーシングには、取付け対 象部に対応する爪部を有するロック片と、ケーシングの外方へ突出する指掛りを 有する操作片とが摺動可能に配備され、前記ロック片は、爪部が取付け対象部に 対して係合する方向に付勢されると共に、操作片の一方向への移動に連動して取 付け対象部から離脱する方向に摺動するものである。
【0010】 又、本考案において、電子機器は、取付け盤(13)の前面に沿って配置されるべ きフロントユニット(11)と、取付け盤(13)の背面に沿って配置されるべきリアユ ニット(12)とが互いに着脱可能に係合したものである。 この場合、フロントユニット(11)のケーシング(5)の背面には、取付け盤(13) に開設した孔(14)へ嵌入すべきボス(52)が突設され、リアユニット(12)のケーシ ング(6)の前面には、前記ボス(52)が係合すべきボス収容室(61)が凹設される。 又、フロントユニット(11)とリアユニット(12)の係合部には、両ユニットを互い にロック及びロック解除するロック機構(7)が装備される。 ロック機構(7)の構成として、リアユニット(12)のケーシング(6)の前面に、 フロントユニット(11)のボス(52)へ向けて突出する爪部(72)を有するロック片(7 1)と、リアユニット(12)の外方へ突出する指掛り(76)を有する操作片(73)とが、 夫々ボス(52)に対する接近離間方向へ摺動可能に配備される。 ロック片(71)は、リアユニット(12)のケーシング(6)との間に介装したバネ手 段によってボス(52)に接近する方向へ付勢され、操作片(73)は、ボス(52)へ接近 する方向への移動に連動してロック片(71)がボス(52)から離間する方向へ移動す る様、ロック片(71)と連繋している。 又、フロントユニット(11)のボス(52)にはロック片(71)の爪部(72)が係合すべ き切溝(57)が凹設されている。
【0011】
【作用】
電子機器を取付け盤に取付ける際には、取付け盤にロック片の爪部に対応した 係合孔を設け、爪部が係合孔と係合する様に取付ける。取外しの際には、操作片 の指掛りを操作すれば、これに連動してロック片が摺動し、爪部が係合孔から離 脱する。
【0012】 電子機器がフロントユニットとリアユニットからなる場合、例えば取付け盤の 孔へフロントユニット後方に突出したボスを挿入し、取付け盤(13)の背面から突 出したボス(52)とリアユニット(12)のボス収容室(61)とを係合せしめる。
【0013】 両ユニットを完全に係合せしめた状態で、ロック片(71)がバネ手段の付勢によ ってボス(52)へ接近する方向へ移動し、爪部(72)がボス(52)の切溝(57)へ嵌入す る。この結果、両ユニットがロックされるのである。
【0014】 これによって、取付け盤(13)はフロントユニット(11)とリアユニット(12)によ って挟み込まれ、両ユニットが係合してなる電子機器は、取付け盤(13)に固定さ れることになる。
【0015】 ロックを解除する際は、操作片(73)の指掛り(76)を押圧して操作片(73)をフロ ントユニット(11)のボス(52)へ向けて移動させる。これによってロック片(71)が バネ手段に抗してボス(52)から離間する方向へ移動し、爪部(72)がボス(52)の切 溝(57)から離脱する。この状態で、フロントユニット(11)とリアユニット(12)を 引き離せば、両ユニットは分解されることになる。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る電子機器の取付け機構においては、ロック機構を構成するロック 片(71)及び操作片(73)が、両ユニットの係合、離脱方向とは直交する向きに配置 されているから、該ロック機構の装備によって電子機器が大形化することはない 。 又、ロック解除は、操作片(73)を押圧するだけの極めて簡易な操作で行なうこ とが出来る。
【0017】
【実施例】
以下、本考案を電子カウンターに実施した一例につき、図面に沿って詳述する 。 電子カウンター(1)は図1に示す如くフロントユニット(11)及びリアユニット (12)から構成され、フロントユニット(11)には、デジタル表示部(41)及び操作キ ー(42)が設けられている。
【0018】 フロントユニット(11)の背面には図2の如く円筒状の第1筒部(53)及び角筒状 の第2筒部(54)からなるボス(52)が突設される一方、リアユニット(12)の前面に は、図1の如く前記ボス(52)が嵌合すべき第1筒部(62)及び第2筒部(63)からな るボス収容室(61)が凹設されている。
【0019】 図3の如く取付け盤(13)を挟んで両側にフロントユニット(11)とリアユニット (12)を配置し、両ユニット(11)(12)を互いに係合せしめることによって、一体の 電子カウンター(1)が構成される。
【0020】 フロントユニット(11)は図9に示す如く、前面が開口し背部にボス(52)が突設 されたケーシング(5)を具え、該ケーシング(5)には、開口部に、デジタル表示 制御回路を搭載した第1回路基板(15)が設置されると共に、ケーシング内部に、 CPUを搭載した第2回路基板(16)が収容される。
【0021】 第1回路基板(15)の表面の上半部には、LEDパネル(4)が取り付けられる。 LEDパネル(4)は、複数桁のデジタル表示部(41)を具え、上方及び左右周辺部 には薄肉のフランジ部(43)が形成されている。
【0022】 図10の如く、第1回路基板(15)の表面の下半部には、カウント値設定等のた めの複数個のタクトスイッチ(42)が配列される。尚、タクトスイッチ(42)は、L EDパネル(4)と略同一高さを有している。 又、該回路基板(15)表面の下半部には、LEDパネル(4)と同一厚さのスペー サ(45)が設置される。該スペーサ(45)には、各タクトスイッチ(42)を露出させる 孔(46)が開設され、周辺部には、LEDパネル(4)と同様の薄肉のフランジ部(4 7)が形成されている。
【0023】 従って、第1回路基板(15)上にスペーサ(45)を設置した状態では、図9の如く LEDパネル(4)の表面とスペーサ(45)の表面が同一面上に揃うと共に、LED パネル(4)のフランジ部(43)とスペーサ(45)のフランジ部(47)とが連続すること になる。
【0024】 LEDパネル(4)及びスペーサ(45)の表面には、防滴、防塵のためのウレタン 製の保護シート(3)が被せられる。該保護シート(3)は、周辺部に、LEDパネ ル(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(43)(47)に重なる庇部(31)を具え、全体が 皿状に成形されている。 尚、保護シート(3)には、スペーサ(45)の表面から僅かに突出するタクトスイ ッチ(42)の押圧操作部の形状に応じて、エンボス加工を施すことが出来る。
【0025】 フロントユニット(11)は、更にケーシング(5)と係合すべき枠体(2)を具えて いる。該枠体(2)には、第1回路基板(15)上のLEDパネル(4)及びタクトスイ ッチ(42)を露出させる窓(22)が形成される共に、保護シート(3)の庇部(31)の形 状に応じたフランジ部(21)が形成されている。
【0026】 前記ケーシング(5)には、周囲複数箇所に弾性フック(59)が突設される一方、 枠体(2)の内面には、前記弾性フック(59)が係合すべき複数の係合受け片(23)が 形成されている。 従って、LEDパネル(4)を具えた第1回路基板(15)、スペーサ(45)、及び保 護シート(3)を間に挟んで、ケーシング(5)と枠体(2)を係合せしめることによ り、図4の如くフロントユニット(11)が組み立てられることになる。
【0027】 尚、ケーシング(5)の外周面と枠体(2)の内周面の係合部には、環状のパッキ ン(8)が嵌め込まれる。
【0028】 該フロントユニット(11)においては、保護シート(3)の庇部(31)が、枠体(2) 内のLEDパネル(4)及びスペーサ(45)のフランジ部(21)(47)と、枠体(2)のフ ランジ部(21)とによって挟持されているから、保護シート(3)が外れることはな い。
【0029】 ここで、保護シート(3)は、枠体(2)のフランジ部(21)前面と略同一面上に揃 っているから、保護シート(3)の表面を隅々まで容易にクリーニングすることが 可能である。 又、保護シート(3)とLEDパネル(4)及びスペーサ(45)との接触面積が大き いため、保護シート(3)を貼着する場合、確実な固定が可能である。
【0030】 図2及び図4に示す如くフロントユニット(11)のボス(52)の第1筒部(53)には 、後述のロック機構を構成すべき上下一対の切溝(57)(57)が凹設されている。 又、第1筒部(53)の外周面には、回り止めのための突片(58)が形成される。こ れに対応して、取付け盤の丸孔には、突片(58)が係合すべき係合受け部(図示省 略)が凹設される。
【0031】 又、第2筒部(54)には、図2及び図7に示す如く、左右一対の弾性アーム(55) (55)が本体(51)背面側へ向けて突設され、該弾性アーム(55)先端部には、複数段 からなる段付き部(56)が外向きに刻設されている。
【0032】 第1筒部(53)及び第2筒部(54)内には第3回路基板(17)が設置され、該第3回 路基板(17)上には、第2筒部(54)側の開口部に、リアユニット(12)との電気接続 のための雌コネクター(50)が設置されている。
【0033】 一方、リアユニット(12)のケーシング(6)内には、図5に示す如くボス収容室 (61)内の後方に、電源回路を搭載した第4回路基板(18)が設置され、該第4回路 基板(18)上に、前記雌コネクター(50)と係合すべき雄コネクター(60)が設置され ている。
【0034】 又、ケーシング(6)内には、第4回路基板(18)の更に後方に、第5回路基板(1 9)が設置され、該第5回路基板(19)は、ケーシング(6)の背部に設けた複数のタ ーミナル(65)と接続されている。これらのターミナル(65)は、商用電源や、外部 機器と接続される。
【0035】 ケーシング(6)の前面には、図1の如くボス収容室(61)を包囲して、ロック機 構(7)が装備される。 ロック機構(7)は、ボス収容室(61)を挟んで上下に摺動可能に配置された一対 のロック片(71)(71)と、ボス収容室(61)を挟んで左右に摺動可能に配置された一 対の操作片(73)(73)と一体に具えている。
【0036】 図8に示す如く、各ロック片(71)の先端には、前記フロントユニット(11)の第 1筒部(53)に形成した切溝(57)へ嵌入すべき爪部(72)が形成されている。該爪部 (72)には、ボス収容室(61)側へ低く傾く斜面が形成されている。 又、各ロック片(71)は、ケーシング(6)との間に介装した圧縮バネ(75)によっ て、ボス収容室(61)側へ付勢されている。
【0037】 操作片(73)には、リアユニット(12)のケーシング(6)から外方へ突出する指掛 り(76)が形成されている。
【0038】 上下一対のロック片(71)(71)及び左右一対の操作片(73)(73)は、ボス収容室(6 1)を包囲して隣接するどうしが互いに連結アーム(74)によって連結され、各連結 部には切欠き(77)を凹設して、連結部での屈曲を容易にしている。
【0039】 上記ロック片(71)及び操作片(73)は、夫々に形成した突片(78)(79)がリアユニ ット(12)のケーシング(6)に形成した複数の突片(66)(67)によって係止され、こ の状態で、ロック片(71)は上下方向へ、操作片(73)は左右方向へ摺動可能である 。 例えば、操作片(73)(73)がボス収容室(61)側へ移動することによって、ロック 片(71)(71)は連結アーム(74)により押圧されて、ボス収容室(61)から離間する方 向に移動することになる。
【0040】 従って、図1の如く一対の操作片(73)(73)から手を離した状態では、一対のロ ック片(71)(71)がバネ(75)によって付勢され、ボス収容室(61)側へ移動して、爪 部(72)がボス収容室(61)内へ進入する。 これに伴って、一対の操作片(73)(73)は互いに離間する方向へ移動して、夫々 の指掛り(76)がケーシング(6)の側面から突出する。
【0041】 一対の操作片(73)(73)の指掛り(76)(76)を両側から押圧して、操作片(73)
(73) をボス収容室(61)側へ移動させると、4本の連結アーム(74)に押圧されて、
一対 のロック片(71)(71)はバネ(75)に抗して、ボス収容室(61)から離間する方向へ移 動し、爪部(72)がボス収容室(61)から退去することになる。
【0042】 図6に示す様に、リアユニット(12)に対してフロントユニット(11)を係合せし める過程で、ロック機構(7)の一対のロック片(71)(71)は、夫々の爪部(72)がフ ロントユニット(11)の第1筒部(53)によって押圧され、カム作用によって互いに 離間する方向へ押し開かれる。 その後、フロントユニット(11)がリアユニット(12)へ完全に嵌まると同時に、 一対のロック片(71)(71)は、前記バネ付勢によって第1筒部(53)側へ移動し、爪 部(72)が切溝(57)へ嵌入する。
【0043】 この結果、フロントユニット(11)とリアユニット(12)は互いにロックされるの である。 又このとき、フロントユニット(11)の雌コネクター(50)とリアユニット(12)の 雄コネクター(60)とが係合して、第3回路基板(17)と第4回路基板(18)との電気 接続が行なわれる。
【0044】 ロックを解除する際は、前述の如く一対の操作片(73)(73)を両側から押圧操作 する。これによって、ロック片(71)の爪部(72)が第1筒部(53)の切溝(57)から抜 け出すことになる。
【0045】 図7の如く上記電子カウンター(1)を取付け盤(13)に取り付ける際、一対の弾 性アーム(55)(55)は、取付け盤(13)の開口縁によって内向きに押圧され、弾性変 形するが、係合が完了した時点で弾性復帰し、段付き部(56)が取付け盤(13)の開 口縁に係合する。 この結果、電子カウンター(1)は取付け盤(13)に確実に固定されることになる 。
【0046】 ここで、取付け盤(13)の厚さに多少のバラツキがあったとしても、弾性アーム (55)(55)の弾性によって、段付き部(56)と取付け盤(13)開口縁との係合位置がず れて、前記バラツキは吸収され、取付け盤(13)の厚さに拘らず常に確実な取付け 状態が得られる。
【0047】 図7の如く電子カウンター(1)が取付け盤(13)に取り付けられた状態では、フ ロントユニット(11)に設けたパッキン(8)が取付け盤(13)の前面に密着して、防 滴構造が構成されることになる。
【0048】 上記電子カウンター(1)においては、取付け盤(13)には、丸孔を開設すると共 に、必要に応じて、回り止めのための簡単な追加工を施せばよいから、ドリル等 の一般的な工具を用いた簡単な作業で済む。
【0049】 取付け盤(13)への取付けの際は、取付け盤(13)を挟んで配置したフロントユニ ット(11)とリアユニット(12)とを互いに係合せしめるだけでよく、ワンタッチで 作業が終了する。この際、特別な固定治具は不要である。
【0050】 又、CPUと搭載した第2回路基板(16)がフロントユニット(11)内に配置され ているので、フロントユニット(11)とリアユニット(12)を電気接続するための雌 コネクター(50)及び雄コネクター(60)のピン数を可及的に減少させることが可能 である。
【0051】 更に又、フロントユニット(11)の構造において、タクトスイッチ(42)の位置や 数が異なる複数の機種を作製する場合でも、スペーサ(45)のみを機種毎に作製す れば、枠体(2)は共通の形状のものが使用出来る。
【0052】 この場合、孔(46)の位置や数の異なる複数種類のスペーサ(45)を作製する必要 があるが、これは比較的容易であって、製造コストに大きな影響はない。 むしろ枠体(2)の標準化によって、枠体(2)を作製するための複雑な形状の金 型が共通に使用出来ることとなり、これによって製造コストの低減が図られるの である。
【0053】 上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請 求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又 、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技 術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【0054】 例えば上記実施例の様に、ロック片と操作片を一体に形成した場合、操作片を ボスから離間する方向へバネ付勢する構造を採用することが可能である。 又、ロック片をバネ付勢した場合には、ロック片と操作片を別体に構成するこ とも可能である。この場合、各操作片(73)から二股に突設した開閉可能な2本の 連結アーム(74)(74)の先端を、ロック片(71)の側壁へ係止した分離構造を採用出 来る。
【0055】 更に又、上記実施例においては、フロントユニット(11)のボス(52)に切溝(57) を凹設して取付け対象部を構成しているが、これに限らず、取付け盤に開設した 係合孔にロック片の先端部を係合せしめる構造や、取付け盤に固定した所謂DI Nレールを利用して取付け対象部を構成する構造も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子カウンターのフロントユニッ
トとリアユニット分解した状態の斜視図である。
【図2】フロントユニットを背面から見た斜視図であ
る。
【図3】取付け盤に固定した電子カウンターの側面図で
ある。
【図4】フロントユニットの垂直断面図である。
【図5】リアユニットの垂直断面図である。
【図6】フロントユニットとリアユニットを係合させた
状態の垂直断面図である。
【図7】同上の水平断面図である。
【図8】ロック機構を構成するロック片及び操作片の構
成を示す分解斜視図である。
【図9】フロントユニットの分解斜視図である。
【図10】第1回路基板からスペーサを取り外した状態
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
(11) フロントユニット (12) リアユニット (13) 取付け盤 (14) 丸孔 (2) 枠体 (21) フランジ部 (22) 開口 (3) 保護シート (4) LEDパネル (45) スペーサ (5) ケーシング (52) ボス (57) 切溝 (6) ケーシング (61) ボス収容室 (7) ロック機構 (71) ロック片 (72) 爪部 (73) 操作片 (74) 連結アーム (76) 指掛り (75) バネ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を取付け対象部に取付ける機構
    であって、電子機器のケーシングには、取付け対象部に
    対応する爪部を有するロック片と、ケーシングの外方へ
    突出する指掛りを有する操作片とが摺動可能に配備さ
    れ、前記ロック片は、爪部が取付け対象部に対して係合
    する方向に付勢されると共に、操作片の一方向への移動
    に連動して取付け対象部から離脱する方向に摺動するこ
    とを特徴とする電子機器の取付け機構。
  2. 【請求項2】 取付け盤(13)を挟んで両面に配置される
    べきフロントユニット(11)とリアユニット(12)が互いに
    着脱可能に係合して構成される電子機器であって、フロ
    ントユニット(11)のケーシング(5)の背面には、取付け
    盤(13)に開設した孔(14)へ嵌入すべきボス(52)が突設さ
    れ、リアユニット(12)のケーシング(6)の前面には、前
    記ボス(52)が係合すべきボス収容室(61)が凹設され、フ
    ロントユニット(11)とリアユニット(12)を互いに係合状
    態にてロック及びロック解除するべく、リアユニット(1
    2)のケーシング(6)の前面に、フロントユニット(11)の
    ボス(52)へ向けて突出する爪部(72)を有するロック片(7
    1)と、リアユニット(12)の外方へ突出する指掛り(76)を
    有する操作片(73)とが、夫々ボス(52)に対する接近離間
    方向へ摺動可能に配備され、ロック片(71)は、リアユニ
    ット(12)のケーシング(6)との間に介装したバネ手段に
    よってボス(52)に接近する方向へ付勢され、操作片(73)
    は、ボス(52)へ接近する方向への移動に連動してロック
    片(71)がボス(52)から離間する方向へ移動する様、ロッ
    ク片(71)と連繋し、フロントユニット(11)のボス(52)に
    はロック片(71)の爪部(72)が係合すべき切溝(57)が凹設
    されていることを特徴とする電子機器の取付け機構。
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