JP3343862B2 - ヒューズボックス - Google Patents

ヒューズボックス

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JP3343862B2
JP3343862B2 JP01648392A JP1648392A JP3343862B2 JP 3343862 B2 JP3343862 B2 JP 3343862B2 JP 01648392 A JP01648392 A JP 01648392A JP 1648392 A JP1648392 A JP 1648392A JP 3343862 B2 JP3343862 B2 JP 3343862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車におけ
る電気配線(ワイヤハーネス)の保護に用いられるヒュ
ーズボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などに搭載されているヒュ
ーズボックスとしては、図11に示すように、電気接続
箱aの一部に雌型端子を収容したヒューズキャビティb
を設けてブレード型のヒューズcを装着しているものが
用いられている(実開昭62−48117号公報)。
【0003】このようなヒューズボックスは、通常、自
動車のダッシュボードの下側の狭い場所に格納されてお
り、ヒューズcの交換、保守点検などを行う場合、専用
工具を用いて電気接続箱の雌型端子bからヒューズcを
一個づつ着脱する必要があり、窮屈な姿勢で困難な作業
を伴うなどの欠点を有している。
【0004】そこで、本出願人は、図12に示すような
ヒューズボックスを提案した(実開平2−99549号
公報)。図12に示すヒューズボックスFは、ヒューズ
用ケースdと端子用ケースeに分割して形成し、端子用
ケースeから分離したヒューズ用ケースdにヒューズf
を挿着してから端子用ケースeにヒューズ用ケースdを
組み付けることにより、複数の端子gとヒューズfとを
一括して接続させるようにしている。
【0005】そのため、端子用ケースeからヒューズ用
ケースdを分離してヒューズfの交換、保守点検などを
行うことができるので作業性は向上するが、端子用ケー
スeにヒューズ用ケースdを組み付ける際、図13に示
すように、電気接触部g1 の弾圧力に抗して電気接触片
1 を挿入しなければならず、多数のヒューズfを収容
したヒューズ用ケースdを組み付ける場合には大きな力
を必要とすると共に、個々のヒューズfの挿入が不完全
となる場合が発生するなどの問題点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目して、ヒューズの交換および保守点検などの作
業を容易にすると共に、信頼性および部品の装着密度の
向上に役立つヒューズボックスを提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明のヒューズボックスは、一対のブレード端子
の頭部を絶縁体で被覆したヒューズと、該ヒューズが挿
着される複数のヒューズ収容室を有する上ケースと、
ヒューズ収容室に対応して電気接触片を有するボックス
側端子配置されると共に摺動可能な端子押圧板が取
付けられた下ケースとを備え端子押圧板に、該ヒュ
ーズ収容室に対応周縁部に端子押圧用カムを有する端
子接続窓設けられ、該下ケースに該上ケース係合
れる際に、該端子接続窓内において、該ボックス側端子
電気接触片と、該上ケースに挿着されヒューズ
ブレード端子とを対向させ、端子押圧板を摺動
ることにより、該端子押圧用カムがボックス側端子
電気接触片もしくは該ヒューズの該ブレード端子
押圧して、該ヒューズのブレード端子と、該ボックス
側端子とが導通されることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、下ケースのボックス側端子
ブレード型のヒューズのブレード端子とを対向させ
た後、端子押圧板を摺動させることにより、端子押圧
用カムがボックス側端子の電気接触片もしくはヒューズ
ブレード端子を押圧して、ヒューズのブレード端子
、ボックス側端子の電気接触片と一括して導通され
ため、ブレード型ヒューズをヒューズ収容室に挿入す
る際にボックス側端子の電気接触片の弾圧力が作用せ
ず、僅かな力でヒューズをヒューズ収容室に挿入するこ
とができる。従って、ヒューズの着脱が容易であると共
に、各端子相互の接続および分離が迅速かつ確実に実施
可能となり、作業性および信頼性が向上される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す斜視図であ
り、ヒューズボックスAを構成する上ケース2を電気接
続箱1に取り付けた下ケース3から分離した状態を表し
ている。
【0010】上ケース2は、合成樹脂材を箱型に成形し
て、その上面2aから下面2bにかけて長方形に開口し
た複数のヒューズ収容室4を設けて、ブレード型のヒュ
ーズ5を収容するようしにしている。また、対向する両
側の側面2cには、下ケース3に係合するためのロック
用突部2d1 を有する係止突起2dを設けている。
【0011】ブレード型のヒューズ5は、図2に示すよ
うに、一対のブレード端子5aの上端部を可溶体(図示
せず)で結合すると共に、長方形に成形した絶縁体5b
で被覆し、絶縁体5bのブレード端子5aの延長上に係
止溝5cを設けている。
【0012】ヒューズ収容室4は、ヒューズ5に対応し
て断面長方形の空洞として形成され、図3に断面を示す
ように、その長手方向の内壁4aに係止突起4bを設け
てヒューズ5の係止溝5cと係合してヒューズ5を保持
するようにしている。
【0013】下ケース3は、上ケース2と同様に合成樹
脂材を成形したもので、図4に示すように、枠体6と底
板7から構成されている。枠体6には、対向する両側の
側壁6aの下縁部に係止爪6bを設けると共に、図5に
拡大して示すように、同じく両側の側壁6aの上縁部に
上端が開口した縦溝6c1 と、これに連なる横溝6c 2
からなるL字形(鉤形)の係合用溝6cを形成してい
る。そして、横溝6c2には、ロック用の凹部6c3
設けて、上ケース2の係止突起2dのロック用突部2d
1 と係合して上ケース2と下ケース3とをロックするよ
うにしている。
【0014】底板7には、端子押圧板8を挟持してスラ
イドするための断面逆L字形のガイド部材7aを対向し
て設けると共に、端子押圧板8を駆動するためのピニオ
ン9aを有する駆動レバー9を支持するレバー支持部7
bを設けている。レバー支持部7bには、ピン孔7b1
を設けてレバー支持ピン7cを挿入固定し、レバー支持
ピン7cにピニオン9aの軸孔9a1 を嵌合して駆動レ
バー9を回動しうるようにしている。また、枠体6の係
止爪6bに対応するロック用の係止凹部7dを形成して
いる。
【0015】そして、底板7の枠体6に囲まれる内側に
は、電気接触片10aを有する複数のボックス側端子1
0を、その電気接触片10aが底板7から端子押圧板8
の端子接続窓11内に突出するように配置し、下ケース
3に上ケース2を係合した際にヒューズ5のブレード端
子5aと電気接触片10aが対向するようにしている。
なお、ボックス側端子10は、図7に示すように、電気
接触片10aの下側に電線接続部10bを設けてヒュー
ズボックスA外の電線と接続するようにしている。
【0016】端子押圧板8は、絶縁性の合成樹脂材を板
状に成形したもので、上ケース2のヒューズ収容室4に
対応して開口した複数の端子接続窓11を有し、端子接
続窓11の長手方向に平行する両側縁部8a、8aが底
板7のガイド部材7aに係合して摺動できるようにして
いる。また、一方の側縁部8aには、駆動レバー9のピ
ニオン9aと噛み合うラック8bを付設している。
【0017】端子接続窓11は、図6に示すように、ヒ
ューズ5のブレード端子5aに対応して、端子押圧板8
に開口した周縁部の一側に端子押圧用カム12を並設し
ている。端子押圧用カム12は、開離部12aと接続部
12cおよび開離部12aから接続部12cに至る傾斜
部12bとから構成された梯形の板カムである。開離部
12aは、ブレード端子5aとボックス側端子10の電
気接触片10aが開離した状態においてブレード端子5
aに接する位置に形成し、接続部12cは、ブレード端
子5aと電気接触片10aが接触して導通した状態にお
いてブレード端子5aに接する位置に形成している。
【0018】次に、端子押圧板8の摺動に伴う端子押圧
用カム12の作用により、ヒューズ5のブレード端子5
aと電気接触片10aとの接続について説明する。
【0019】まず、端子押圧板8を装着した下ケース3
の係合用溝6cに上ケース2の係止突起2dを係合して
下ケース3と上ケース2を固定し、ヒューズ収容室4に
ブレード型のヒューズ5を挿入する(図1,図3)。こ
の状態における端子接続窓11内のブレード端子5a
電気接触片10aの位置関係は、図7に示すよう
に、ブレード端子5aと電気接触片10aとが対向する
位置にあって未だ互い接触していない状態とされた
ものである。図8は、図7のブレード端子5aと電気接
触片10aの状態を模式的に示した平面図であり、端
子押圧用カム12の開離部12aにブレード端子5aが
位置している状態を示すものである
【0020】この状態において、駆動レバー9を底板7
側(図示の例では反時計方向)に回動することにより、
ラック8bとピニオン9aの作動に従い端子押圧板8が
矢印方向に摺動し、図9に示すように、ブレード端子5
aが端子押圧用カム12の傾斜部12bに沿って押圧さ
れ、ブレード端子5aと電気接触片10aが次第に接近
し、相互の接触が開始される。
【0021】そして、さらに駆動レバー9を前記反時計
方向に回動することにより、図10に示すように、ブレ
ード端子5aが端子押圧用カム12の接続部12cに到
達した位置において、それぞれのブレード端子5aと電
気接触片10aとの接続が一括して行われ、全てのヒュ
ーズ5の電気的導通が達成される。一方、この一連の操
作によって、ブレード端子5aが押圧されるに従い上ケ
ース2も押圧され、下ケース3の係合用溝6cの縦溝6
1 (図4,図5)に係合された上ケース2の係止突起
2d(図1)横溝6c 2 (図4,図5)内を摺動
し、係止突起2dのロック用突部2d 1 (図1)
合用溝6cの凹部6c3 (図4,図5)とが係合され
下ケース3と上ケース2が互いにロックされ
る。
【0022】ブレード端子5aと電気接触片10aとの
接続を解除するには、前記の操作を逆に行えばよい。す
なわち、駆動レバー9を前記とは逆に時計方向に回動す
ることにより、ラック8bとピニオン9aの作動により
端子押圧板8が矢印の反対方向に摺動し、ブレード端子
5aの端子押圧用カム12との接触位置が、接続部12
cから傾斜部12bを経て開離部12aに移動し、ブレ
ード端子5aと電気接触片10aが開離して接続が解除
される。
【0023】なお、上記の実施例において、下ケース3
の底板7は、電気接続箱1の天井壁の一部を利用した場
合について説明したが、独立した底板を用いて下ケース
3を構成することにより、電気接続箱1から分離した単
独のヒューズボックスを形成することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、端子押圧
板を摺動させることにより、端子押圧用カムがボックス
側端子の電気接触片もしくはヒューズのブレード端子
押圧して、ヒューズのブレード端子と、ボックス側端子
の電気接触片と一括して導通されるため、ブレード型
ヒューズをヒューズ収容室に挿入する際にボックス側
端子の電気接触片の弾圧力が作用せず、僅かな力でヒュ
ーズをヒューズ収容室に挿入することができる。従っ
、ヒューズの着脱が容易であると共に、端子相互の接
続および分離が迅速かつ確実に実施可能となり、保守点
検などの作業性および信頼性の向上、並びに部品の小型
化による装着密度の増大などの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すヒューズボックスの下ケ
ースから上ケースを分離した状態の斜視図である。
【図2】図1のブレード型のヒューズの斜視図である。
【図3】図1の上ケースのヒューズ収容室にヒューズを
挿着した状態におけるX−X線断面図である。
【図4】図1の下ケースおよび端子押圧板を分解して示
した斜視図である。
【図5】図4の枠体の係合用溝の部分を示す側面図であ
る。
【図6】図4の端子押圧板の端子接続窓に設けた端子押
圧用カムの説明図である。
【図7】図1のヒューズのブレード端子とボックス側端
子の電気接触片との端子接続窓内における位置関係を表
した説明図である。
【図8】図6の端子押圧用カムの作動状態の説明図であ
る。
【図9】図8の次の工程の端子押圧用カムの作動状態の
説明図である。
【図10】図9の次の工程の端子押圧用カムの作動状態
の説明図である。
【図11】従来のヒューズボックスの斜視図である。
【図12】従来の他のヒューズボックスのヒューズ用ケ
ースと端子用ケースを分離した状態の斜視図である。
【図13】図12のヒューズ用ケースと端子用ケースを
組付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
A ヒューズボックス 2 上ケース 3 下ケース 4 ヒューズ収容室 5 ヒューズ 5a ブレード端子 5b 絶縁体 8 端子押圧板 10 ボックス側端子 10a 電気接触片 11 端子接続窓 12 端子押圧用カム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のブレード端子の頭部を絶縁体で被
    覆したヒューズと、該ヒューズが挿着される複数のヒュ
    ーズ収容室を有する上ケースと、ヒューズ収容室に対
    応して電気接触片を有するボックス側端子配置され
    と共に摺動可能な端子押圧板が取付けられた下ケース
    を備え端子押圧板に、該ヒューズ収容室に対応
    周縁部に端子押圧用カムを有する端子接続窓設け
    、該下ケースに該上ケース係合される際に、該端子
    接続窓内において、該ボックス側端子の電気接触片
    と、該上ケースに挿着されヒューズのブレード端
    子とを対向させ、端子押圧板を摺動させることによ
    、該端子押圧用カムがボックス側端子の電気接触
    もしくは該ヒューズの該ブレード端子を押圧して、該
    ヒューズのブレード端子と、該ボックス側端子とが
    されることを特徴とするヒューズボックス。
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