JP2578275B2 - 自動車用電気接続装置 - Google Patents

自動車用電気接続装置

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JP2578275B2 JP3213613A JP21361391A JP2578275B2 JP 2578275 B2 JP2578275 B2 JP 2578275B2 JP 3213613 A JP3213613 A JP 3213613A JP 21361391 A JP21361391 A JP 21361391A JP 2578275 B2 JP2578275 B2 JP 2578275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の電気回路の保
護、信号の制御や分岐接続に用いられるヒューズボック
ス、リレーボックス、ジャンクションブロックなどの電
気接続装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のヒューズボックスの一例を
示す分解斜視図、図6はその組立状態の断面図である。
このヒューズボックスは、上下が開口した絶縁ケース
A′の下方から複数の分岐端子20とL型給電端子21
をもつ分岐ブスバーB′と複数の出力側端子C′とを挿
着し、上方から一対のブレード端子22,22を有する
ヒューズG′を挿着し、該ヒューズG′を介して分岐端
子20と出口側端子Cとを接続するようにしたものであ
る。
【0003】絶縁ケースA′には、相手方コネクタに対
する受承部を有するL型給電端子用コネクタハウジング
D′を挿着しておくか、またはこれを絶縁ケースA′と
一体に形成しておき、その開口部28からL型給電端子
21を収容する。おく。そして、絶縁ケースA′内に挿
着された出力側端子C′は、その係止孔23に可撓性の
端子係止アーム24の係止突起24aが係合して1次係
止がなされるが、その係止状態を更に強化するため、絶
縁ケースA′の側壁に設けた穴から端子軸と直交して端
子押え棒E′を差し込んで図6のように電気接触部
1′の肩部25に係合させて二重係止を行っている。
更に、絶縁ケースAの下部開口端には分岐ブスバー押え
板Fをロック手段を構成する可撓ロック片26とロック
爪27とにより固定し、分岐ブスバーBの抜けを防止し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5および図6に示す
従来のヒューズボックスでは、L型給電端子用コネクタ
ハウジングD′を予め絶縁ケースA′に挿着しておく
か、または該ケースと一体に形成してあるから、作業者
は前記開口部28から分岐ブスバーB′のL型給電端子
21を単に挿入すればよい。そのために、分岐ブスバー
B′を正規の収容位置まで挿入せずに半挿入のまま看過
し、ヒューズG′の接続が円滑にできなくなることがあ
った。また、絶縁ケースA′に組み込む部材が、前記ハ
ウジングD′のほか端子押え棒E′と分岐ブスバー押え
板F′の如く三部材もあり、その製作および組付工数の
面でコストアップとなるほかに、例えば端子押え棒E′
の付け忘れが発生し、端子の二重係止という本来の目的
が果せない、などの問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題に着目してなされた
もので、分岐ブスバーを絶縁ケース内の正規の収容位置
に収めることができる構造の自動車用電気接続装置を提
供することを課題とする。もう一つの課題は、前記端子
押え棒E′、分岐ブスバー押え板F′などの部材を一体
化し、付け忘れなどのミスが発生し難く、コスト低減に
役立つ構造の自動車用電気接続装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の自動車用電気接続装置は、請求項1に記載
のように、L型給電端子と複数の分岐端子とを連成した
分岐ブスバーと、該分岐端子に接続される複数の出力側
端子と、これらの分岐ブスバーと出力側端子とを収容す
る分岐ブスバー収容部と出力側端子収容部とを区画形成
した絶縁ケースとを備える自動車電気接続装置におい
て、前記分岐ブスバー収容部内に着脱可能に装着される
L型給電端子用コネクタハウジングを設け、該L型給電
端子用コネクタハウジングと前記分岐ブスバー収容部と
の間に、前記分岐ブスバーが正規の収容位置にあるとき
に係合するロック手段を設ける共に、L型給電端子用コ
ネクタハウジングにはL型給電端子と接続される相手方
コネクタに対する受承部を設けたことを特徴とする。
【0007】上記L型給電端子用コネクタハウジングに
は、請求項2に記載のように、その一側に分岐ブスバー
押え板を張設すると共に、該ブスバー押え板の一側縁に
前記出力側端子と係合する端子抜け阻止片を櫛歯状に突
設することが好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、L型給電端子用ハウジング
は、分岐ブスバーが絶縁ケースの分岐ブスバー収容部内
において、正規の収容位置になければロックされない構
造としたので、分岐ブスバーの半挿入およびこれによる
ヒューズの接続不能といった不具合の発生を防止するこ
とができる。
【0009】また、請求項2のように、L型給電端子用
ハウジングと一体に分岐ブスバー押え板と出力側端子に
対する端子抜け阻止片を設けることにより、組付工数の
減少および製造コストの低下と共に、従来の一部の部材
の付け忘れがなくなり、装置の品質を高めることができ
る。
【0010】
【実施例】図1ないし図4において、ヒューズボックス
は、絶縁ケースA,分岐ブスバーB、複数の出力側端子
Cおよび端子固定具Hとから構成される。前記ケースA
は、上下が開口した直方体であり、長手方向に沿う中央
仕切壁1によって、一側に分岐ブスバー収容部A1 、他
側に出力側端子収容部A2とが区画形成されると共に、
各収容部A1 ,A2 は隔壁2によって分岐ブスバーBの
分岐端子10に対する分岐端子収容室3と対応する出力
側端子収容室4とが対向して形成され、さらに左右の各
収容室3,4の中間には後述するL型給電端子用コネク
タハウジング13に対するハウジング収容部A3 が設け
られている。分岐端子収容室3の内壁には、図4に示す
如く係止突起5が突設され、出力側端子収容室4には係
止突起6aを有する可撓性の端子係止アーム6が設けら
れている。
【0011】分岐ブスバーBは、ブスバー基板8の上側
縁中央から立ち上り片8aおよび水平な連結板部9aを
介してL型給電端子9を連成すると共に、該端子9の左
右両側においてブスバー基板8の下側縁から折曲片8b
を介して該基板8と対向する複数の分岐端子10を立設
して成る。各分岐端子10は、折曲片8bから立ち上る
固定接触板10aとこれに直交する弾性接触板10bと
から成り、該板10aと10b間にヒューズGのブレー
ド端子(またはタブ)18が嵌挿される。
【0012】出力側端子Cは、基板部12の一方に電気
接触部C1 、他方に電線接続部C2 を連成してなり、該
接続部C2 には電線Wが接続されている。電気接触部C
1 は基板部12の両側の起立側壁12a,12aからそ
れぞれ湾曲部を介して相対向する弾性接触片12b,1
2bを連成すると共に、基板部12に係止孔12cを設
けた構造を有し、一対の弾性接触片12b,12b間に
前記ブレード端子18が挿入される。
【0013】以上の絶縁ケースA,分岐ブスバーBおよ
び出力側端子Cの構成は、図5に示す従来品と同様であ
るが、本発明にあっては、分岐ブスバーBのブスバー基
板8に係止爪11か切起し形成されると共に、絶縁ケー
スAのハウジング収容部A3 の内壁には端子係止具Hに
対する戻り止め7が突設されている。
【0014】この端子係止具Hは、前記ハウジング収容
部A3 に収容されるL型給電端子用コネクタハウジング
(以下、給電用ハウジングという)13の左右両側に分
岐ブスバー押え板14,14を張設すると共に、その一
側縁に出力側端子Cと係合する端子抜け阻止片15を櫛
歯状に突設して成る。
【0015】給電用ハウジング13は天井部13aが閉
じた枠体として形成され、該天井部13aにはL型給電
端子9に対する端子挿通孔16が開設され、前方側面に
は前記戻り止め7と係合するロック爪17が突設されて
いる。この給電用ハウジング13は、図2および図3に
みるように、L型給電端子9に接続される相手方コネク
タIとそのロッキングアーム19を受承するための巾広
のコネクタ受承部13Aと巾狭のロック室13Bとが左
右非対称形に形成されている。
【0016】上記構成において、図2に見るように、絶
縁ケースAの下方から分岐ブスバーBを分岐ブスバー収
容部A1 内に挿入することにより、L型給電端子9をハ
ウジング収容部A3 内に位置せしめ、十分に押し付け
る。これにより、ブスバー基板8の複数の係止爪11が
それぞれ図4にみるように係止突起5と係合し、分岐ブ
スバーB全体が係止され、正規の収容位置に収納された
ことになる。次いで、出力側端子収容部A2 における個
々の出力側端子収容室4に出力側端子Cを挿入して、そ
の電気接触部C1 における係止孔12cに端子係止アー
ム6の係止突起6aを係合させて係止する。
【0017】最後に端子係止具Hを装着すると、その給
電用ハウジング13はハウジング収容部A3 内に進入し
つつ、その端子挿通孔16からL型給電端子9が該給電
用ハウジング13内に突き出され、該係止具Hはロック
爪17と戻り止め7(図1参照)との係合によりロック
固定される。端子係止具Hの装着に際し、L型給電端子
9(または分岐ブスバーB全体)が正規の収容位置にな
く、即ち半挿入状態にあれば、その給電用ハウジング1
3の天井部13aがL型給電端子9の連結板部9aに当
接し、該端子9を内部に押し込むので、この半挿入状態
は解消される。そして、端子係止具Hのロックにより、
その端子抜け阻止片15が図4に示す如く出力側端子C
の電気接触部C1 における肩部12dと係合して、前記
端子係止アーム6と共に二重係止を行ない、また、分岐
ブスバーBの下側縁の折曲片8bも分岐ブスバー押え板
14に支持されるから、前記係止突起5と共に二重に係
止する。
【0018】以上は、端子係止具Hとして給電用ハウジ
ング13と端子抜け阻止片15を有する分岐ブスバー押
え板15とを一体に形成した例について説明したが、給
電用ハウジング13と分岐ブスバー押え板15とを個別
に形成してもよい。また、絶縁ケースAを独立のヒュー
ズボックスとして形成してあるが、リレーボックスやジ
ャンクションブロックのケースと一体にまたはカセット
式に着脱できる構造にしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
L型給電端子と複数の分岐端子を有する分岐ブスバー、
該分岐端子に接続される出力側端子、およびこれらを収
容する絶縁ケースを備える自動車用電気接続装置におい
て、分岐ブスバーの半挿入やこれに基くヒューズの接続
不良といった不具合をなくし、分岐ブスバー、出力側端
子を確実に二重係止すると共に、これらを二重係止する
部材と給電用ハウジングとの一体化により、部品点数お
よび組立工数を減らし、コストの低下を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すヒューズボックスの分
解斜視図である。
【図2】図1における絶縁ケース、分岐ブスバーおよび
端子固定具のY線方向の矢視図である。
【図3】図1のヒューズボックスの組立状態を示す一部
切欠斜視図である。
【図4】図1のヒューズボックスの組立状態の縦断面図
である。
【図5】従来のヒューズボックスの一例を示す分解斜視
図である。
【図6】図5のヒューズボックスの組立状態の縦断面図
である。
【符号の説明】
A 絶縁ケース A1 分岐ブスバー収容部 A2 出力側端子収容部 A3 ハウジング収容部 B 分岐ブスバー C 出力側端子 H 端子固定具 3 分岐端子収容室 4 出力側端子収容室 5 係止突起 6 端子係止アーム 7 戻り止め 9 L型給電端子 10 分岐端子 11 係止爪 13 L型給電端子用コネクタハウジング 13A コネクタ受承部 14 分岐ブスバー押え板 15 端子抜け阻止片 17 ロック爪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L型給電端子と複数の分岐端子とを連成
    した分岐ブスバーと、該分岐端子に接続される複数の出
    力側端子と、これらの分岐ブスバーと出力側端子とを収
    容する分岐ブスバー収容部と出力側端子収容部とを区画
    形成した絶縁ケースとを備える自動車用電気接続装置に
    おいて、 前記分岐ブスバー収容部内に着脱可能に装着されるL型
    給電端子用コネクタハウジングを設け、該L型給電端子
    用コネクタハウジングと前記分岐ブスバー収容部との間
    に、前記分岐ブスバーが正規の収容位置にあるときに係
    合するロック手段を設ける共に、L型給電端子用コネク
    タハウジングにはL型給電端子と接続される相手方コネ
    クタに対する受承部を設けたことを特徴とする自動車用
    電気接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のL型給電端子用コネクタハウ
    ジングの一側に分岐ブスバー押え板を張設すると共に、
    該ブスバー押え板の一側縁に前記出力側端子と係合する
    端子抜け阻止片を櫛歯状に突設して成ることを特徴とす
    る自動車用電気接続装置。
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JP3189207B2 (ja) * 1996-09-06 2001-07-16 矢崎総業株式会社 電気接続箱
US7077667B2 (en) 2003-04-22 2006-07-18 Yazaki Corporation Electrical junction box
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KR101707148B1 (ko) * 2015-07-31 2017-02-15 한국단자공업 주식회사 자동차용 블럭의 부품 장착장치

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