JP2551805Y2 - 自動販売機の押しボタン構造 - Google Patents
自動販売機の押しボタン構造Info
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- JP2551805Y2 JP2551805Y2 JP1990004052U JP405290U JP2551805Y2 JP 2551805 Y2 JP2551805 Y2 JP 2551805Y2 JP 1990004052 U JP1990004052 U JP 1990004052U JP 405290 U JP405290 U JP 405290U JP 2551805 Y2 JP2551805 Y2 JP 2551805Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- frame
- vending machine
- push
- circuit boards
- Prior art date
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動販売機の押しボタン構造に関し、特に、
商品展示スペースの拡大、およびコストダウンが図れる
自動販売機の押しボタン構造に関する。
商品展示スペースの拡大、およびコストダウンが図れる
自動販売機の押しボタン構造に関する。
従来の自動販売機の押しボタン構造として、例えば、
実開昭61−168473号公報に示されるものがある。この自
動販売機の押しボタン構造は、自動販売機の機体の一部
である操作パネルに押しボタンスイッチが収容される空
間を形成し、この空間に、支持枠体に支持された配線基
板と、配線基板に配置された表示素子およびスイッチ
と、配線基板を前面の方向よりカバーする弾性カバー体
と、スイッチ操作によって弾性カバー体を押下すること
により配線基板上のスイッチを作動させる操作体、等に
より構成される押しボタンスイッチを収容している。
実開昭61−168473号公報に示されるものがある。この自
動販売機の押しボタン構造は、自動販売機の機体の一部
である操作パネルに押しボタンスイッチが収容される空
間を形成し、この空間に、支持枠体に支持された配線基
板と、配線基板に配置された表示素子およびスイッチ
と、配線基板を前面の方向よりカバーする弾性カバー体
と、スイッチ操作によって弾性カバー体を押下すること
により配線基板上のスイッチを作動させる操作体、等に
より構成される押しボタンスイッチを収容している。
この押しボタン構造によると、配線基板の前側の方向
の水密性は弾性カバー体によって得られ、配線基板の後
側の方向の水密性は、押しボタンスイッチが自動販売機
内の空間に収容されることにより、自動販売機自身が有
する水密性によって得られている。
の水密性は弾性カバー体によって得られ、配線基板の後
側の方向の水密性は、押しボタンスイッチが自動販売機
内の空間に収容されることにより、自動販売機自身が有
する水密性によって得られている。
しかし、この自動販売機の押しボタン構造によると、
配線基板の後側の水密性が押しボタンスイッチを自動販
売機内の空間に収容することによって実現しているの
で、操作パネルの占める部分が必要になって商品の展示
スペース、即ち、前面の透明パネルの部分が狭くなって
いる。また、押しボタンスイッチを1個ずつ取り付ける
ので、取付位置を考慮して自動販売機を設計しなければ
ならず、コストアップになるとともにスイッチ取り付け
の手数が面倒で作業性が低い。
配線基板の後側の水密性が押しボタンスイッチを自動販
売機内の空間に収容することによって実現しているの
で、操作パネルの占める部分が必要になって商品の展示
スペース、即ち、前面の透明パネルの部分が狭くなって
いる。また、押しボタンスイッチを1個ずつ取り付ける
ので、取付位置を考慮して自動販売機を設計しなければ
ならず、コストアップになるとともにスイッチ取り付け
の手数が面倒で作業性が低い。
これらの問題を解決する従来の自動販売機の押しボタ
ン構造として、例えば、実開昭64−23826号公報に示さ
れるものがある。この自動販売機の押しボタン構造は、
長尺の水密性の枠体の中に複数の押しボタンスイッチを
収容し、商品を展示する透明パネルにその枠体を直接取
り付けている。枠体の水密性は、前枠の窓をプラスチッ
クシートで覆い、後枠の開口をシリコン樹脂で封止して
いる。
ン構造として、例えば、実開昭64−23826号公報に示さ
れるものがある。この自動販売機の押しボタン構造は、
長尺の水密性の枠体の中に複数の押しボタンスイッチを
収容し、商品を展示する透明パネルにその枠体を直接取
り付けている。枠体の水密性は、前枠の窓をプラスチッ
クシートで覆い、後枠の開口をシリコン樹脂で封止して
いる。
しかし、この自動販売機の押しボタン構造によると、
前枠、後枠、回路基板、等が商品の配列ピッチに応じた
構造を有しているので、商品の配列ピッチが変わると異
なった構造にしなければならず、コストアップになる。
また、複数の押しボタンスイッチの中の1つでも故障す
ると、全体を取り替えなければならず、これもコストア
ップになる。更に、前枠の窓がプラスチックシートで覆
われているのでプラスチックシートをナイフ等で切除す
るいたずらが行われることがある。
前枠、後枠、回路基板、等が商品の配列ピッチに応じた
構造を有しているので、商品の配列ピッチが変わると異
なった構造にしなければならず、コストアップになる。
また、複数の押しボタンスイッチの中の1つでも故障す
ると、全体を取り替えなければならず、これもコストア
ップになる。更に、前枠の窓がプラスチックシートで覆
われているのでプラスチックシートをナイフ等で切除す
るいたずらが行われることがある。
従って、本考案の目的は透明パネルの前面に直接取り
付けることできるように回路基板の前側および後側に水
密性を有する自動販売機の押しボタン構造を提供するこ
とにある。
付けることできるように回路基板の前側および後側に水
密性を有する自動販売機の押しボタン構造を提供するこ
とにある。
本考案の他の目的は自動販売機を設計するとき押しボ
タンスイッチの取り付け位置、構造等を殆ど考慮する必
要がない自動販売機の押しボタン構造を提供することに
ある。
タンスイッチの取り付け位置、構造等を殆ど考慮する必
要がない自動販売機の押しボタン構造を提供することに
ある。
本考案の他の目的はいたずらを減らすことができる自
動販売機の押しボタン構造を提供することにある。
動販売機の押しボタン構造を提供することにある。
本考案の他の目的は商品の配列ピッチの変更に柔軟に
対応することができる自動販売機の押しボタン構造を提
供することにある。
対応することができる自動販売機の押しボタン構造を提
供することにある。
本考案の他の目的は故障した押しボタンスイッチだけ
を取り替えることかぎできる自動販売機の押しボタン構
造を提供することにある。
を取り替えることかぎできる自動販売機の押しボタン構
造を提供することにある。
本考案は上記の目的を達成するため、 商品の配列ピッチに応じた間隔で開孔された複数の押
しボタン用孔(1c)を有した前枠(1),および押しボ
タンスイッチに接続されるコネクタを通すコネクタ孔
(8E)を有し、前記前枠(1)と一体になって前記複数
の押しボタンスイッチをそれぞれ収容する複数の後枠
(8)より構成される枠体と, 前記複数の後枠(8)の内面にそれぞれ配置され、表
面にスイッチ(Swc)を有した複数の回路基板(3)
と, 前記前枠(1)と前記複数の後枠(8)によってそれ
ぞれ両端を挟持され、前記複数の後枠(8)との間で前
記複数の回路基板(3)のそれぞれの前側および後側の
水密性を保持する複数の弾性膜(5)と, 前記前枠(1)と前記複数の弾性膜(5)の間にそれ
ぞれ配置され、前記複数の押しボタン用孔(1c)より突
出した表面を有し、利用者が選択した1つの前記表面を
押下することによって前記複数の弾性膜(5)の1つを
弾性変形させることによって前記複数の回路基板(3)
の1つのスイッチ(Swc)を作動させる硬質材料で形成
された複数の押下体(7)を備え, 前記複数の回路基板(3),前記複数の弾性膜
(5),および前記複数の押下体(7)によってそれぞ
れ独立した前記複数の押しボタンスイッチを構成し, 前記枠体に前記複数の押しボタンスイッチを内蔵して
前記枠体を自動販売機の透明板(10A)の表面に直接固
定したことを特徴とする自動販売機の押しボタン構造を
提供する。
しボタン用孔(1c)を有した前枠(1),および押しボ
タンスイッチに接続されるコネクタを通すコネクタ孔
(8E)を有し、前記前枠(1)と一体になって前記複数
の押しボタンスイッチをそれぞれ収容する複数の後枠
(8)より構成される枠体と, 前記複数の後枠(8)の内面にそれぞれ配置され、表
面にスイッチ(Swc)を有した複数の回路基板(3)
と, 前記前枠(1)と前記複数の後枠(8)によってそれ
ぞれ両端を挟持され、前記複数の後枠(8)との間で前
記複数の回路基板(3)のそれぞれの前側および後側の
水密性を保持する複数の弾性膜(5)と, 前記前枠(1)と前記複数の弾性膜(5)の間にそれ
ぞれ配置され、前記複数の押しボタン用孔(1c)より突
出した表面を有し、利用者が選択した1つの前記表面を
押下することによって前記複数の弾性膜(5)の1つを
弾性変形させることによって前記複数の回路基板(3)
の1つのスイッチ(Swc)を作動させる硬質材料で形成
された複数の押下体(7)を備え, 前記複数の回路基板(3),前記複数の弾性膜
(5),および前記複数の押下体(7)によってそれぞ
れ独立した前記複数の押しボタンスイッチを構成し, 前記枠体に前記複数の押しボタンスイッチを内蔵して
前記枠体を自動販売機の透明板(10A)の表面に直接固
定したことを特徴とする自動販売機の押しボタン構造を
提供する。
次に本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本考案第一実施例の外形図であり、同図
(a)は正面図を、同図(b)は底面図を、同図(c)
は背面図を、また同図(d)は右側面図をそれぞれ示
す。
(a)は正面図を、同図(b)は底面図を、同図(c)
は背面図を、また同図(d)は右側面図をそれぞれ示
す。
本実施例では一つの直線状の枠体1に押下体7をそれ
ぞれ含む4個の押しボタンが取付けられている。第2図
は同実施例の一部を分解して自動販売機の筐体の側、す
なわち内側からみた斜視図である。押しボタンは、前記
押下体7と、この押下体7の押下により変位し指が離れ
たとき復位するゴム膜5と、押下された対象の物品の販
売可能の表示または売切れの表示(6A、6B)を行う表示
板6と、ゴム膜5の突起5Aの先端の導電ゴム部5Bの変位
をうけて作動するスイッチ回路Swcを含む電気回路が装
着された基板3とを含む。押下体7は透明部7Aを含み、
ゴム膜5は導電ゴム部5Bを除き半透明質のものである。
ぞれ含む4個の押しボタンが取付けられている。第2図
は同実施例の一部を分解して自動販売機の筐体の側、す
なわち内側からみた斜視図である。押しボタンは、前記
押下体7と、この押下体7の押下により変位し指が離れ
たとき復位するゴム膜5と、押下された対象の物品の販
売可能の表示または売切れの表示(6A、6B)を行う表示
板6と、ゴム膜5の突起5Aの先端の導電ゴム部5Bの変位
をうけて作動するスイッチ回路Swcを含む電気回路が装
着された基板3とを含む。押下体7は透明部7Aを含み、
ゴム膜5は導電ゴム部5Bを除き半透明質のものである。
ここで本考案の特徴とするところは、基板3は一つの
押しボタン(5、6、7)に対して、それぞれ一つのユ
ニット枠8に嵌合するユニット構成のものであり、さら
にこのユニット枠8はその下部に設けられたダボ8Aおよ
び突起部8Bの内側面が、それぞれ枠体1の切欠き部1Aお
よび部材1Bの外側面に嵌め込まれることにある。またユ
ニット枠8は前記基板3の外周を嵌合する嵌合部8Cを含
みプスチック成形体で形成される。
押しボタン(5、6、7)に対して、それぞれ一つのユ
ニット枠8に嵌合するユニット構成のものであり、さら
にこのユニット枠8はその下部に設けられたダボ8Aおよ
び突起部8Bの内側面が、それぞれ枠体1の切欠き部1Aお
よび部材1Bの外側面に嵌め込まれることにある。またユ
ニット枠8は前記基板3の外周を嵌合する嵌合部8Cを含
みプスチック成形体で形成される。
基板3の電気回路には、前記表示板の販売可能の表示
6Aおよび売切れの表示6Bをそれぞれ単独に照明する発光
素子LE1およびLE2とが一体的に設けれている。
6Aおよび売切れの表示6Bをそれぞれ単独に照明する発光
素子LE1およびLE2とが一体的に設けれている。
このように基板3に発光素子が設けられているので、
基板3とゴム膜5との間には、発光素子の光の通路口4A
と前記ゴム膜5の突起5Aが貫通する丸孔4Bとを備えたリ
フレクタ4がはさまれる。
基板3とゴム膜5との間には、発光素子の光の通路口4A
と前記ゴム膜5の突起5Aが貫通する丸孔4Bとを備えたリ
フレクタ4がはさまれる。
ユニット枠8は前述のようにその嵌合部8Cに基板3を
嵌合するが、ゴム膜5の周囲の内側の縁5Cを挟み込む溝
8Dがある。このようにして、基板3、リフレクタ4およ
びゴム膜5はユニット枠8に一括して組み立てられる。
一方、押下体7は表示板6と合わせてゴム膜5の外方突
起部5Dに組付けられる。枠体1には、押下体7を貫通す
る孔1Cの周囲には縁1Dが設けられるが、その周囲の外方
にゴム膜5の外側の縁5Eを挟み込む溝1Eを備えている。
嵌合するが、ゴム膜5の周囲の内側の縁5Cを挟み込む溝
8Dがある。このようにして、基板3、リフレクタ4およ
びゴム膜5はユニット枠8に一括して組み立てられる。
一方、押下体7は表示板6と合わせてゴム膜5の外方突
起部5Dに組付けられる。枠体1には、押下体7を貫通す
る孔1Cの周囲には縁1Dが設けられるが、その周囲の外方
にゴム膜5の外側の縁5Eを挟み込む溝1Eを備えている。
このようにユニット枠8は、外側より順に押下体7、
表示板6、ゴム膜5、リフレクタ4および基板3を組み
込んだ状態で枠体1と嵌合される。
表示板6、ゴム膜5、リフレクタ4および基板3を組み
込んだ状態で枠体1と嵌合される。
押下体7の押下操作を容易にするため、押下体7の周
囲と枠体1の孔1Cの内面との間には間隙が設けられてい
るが、一方この間隙があるため、押下体7のはじの方を
押下すると、スイッチ回路SWCが正しく作動しないこと
がある。このため前述のようにゴム膜5の外側の縁5Eを
枠体1の溝1Eに挟み込み、ユニット枠8を前述のように
枠体1に嵌め込むことにより、各部分の相対位置を所定
のものとし、前述の作動不良を防止するとともに、押し
ボタンスイッチ全体の剛性が低下しないようにしてい
る。
囲と枠体1の孔1Cの内面との間には間隙が設けられてい
るが、一方この間隙があるため、押下体7のはじの方を
押下すると、スイッチ回路SWCが正しく作動しないこと
がある。このため前述のようにゴム膜5の外側の縁5Eを
枠体1の溝1Eに挟み込み、ユニット枠8を前述のように
枠体1に嵌め込むことにより、各部分の相対位置を所定
のものとし、前述の作動不良を防止するとともに、押し
ボタンスイッチ全体の剛性が低下しないようにしてい
る。
基板3のピン接点PNは基板の背面に突出しており、ユ
ニット枠8の円形突起部8Eの内部で、ハーネス21Aが接
続したコネクタ21に結合される。
ニット枠8の円形突起部8Eの内部で、ハーネス21Aが接
続したコネクタ21に結合される。
第3図は、同実施例の部分横断面模式図である。本図
で示すようにユニット枠8を枠体1に嵌合したのち、矢
印SPの部分で超音波溶着などにより両者を接合する。
で示すようにユニット枠8を枠体1に嵌合したのち、矢
印SPの部分で超音波溶着などにより両者を接合する。
第2図において破線で示す自動販売機の筐体22の内側
によりねじ23で、枠体1のねじ座1Fに取付けられる。
によりねじ23で、枠体1のねじ座1Fに取付けられる。
第4図は、同実施例で使用される電気回路のうちか
ら、多く使用される二つの電気回路を示す。
ら、多く使用される二つの電気回路を示す。
第4図(a)と第4図(b)とでは、回路の構成は同
じであるが、通電方向が逆である。これはコイン投入器
の形成によって異なる。このため、従来のように基板が
一体化している場合は、4個と3個との押しボタンでは
それぞれ2種、合計4種の基板を用意しなければならな
いが、本考案では押しボタンの数によらず、2種の基板
を用意すればよい。
じであるが、通電方向が逆である。これはコイン投入器
の形成によって異なる。このため、従来のように基板が
一体化している場合は、4個と3個との押しボタンでは
それぞれ2種、合計4種の基板を用意しなければならな
いが、本考案では押しボタンの数によらず、2種の基板
を用意すればよい。
このように、本考案によれば、枠体と特殊な電気回路
が装着された一部の基板以外はすべて、共通であるので
新規の形状の押しボタンの製作には枠体と特殊な基板の
みを改めて準備することにより、顧客の注文に応じられ
る。最近、金型の製作はコンピュータ処理によることが
多く、枠体のユニットと結合する部分は同一形状である
ので、この部分の成形には同一のプログラムが使用で
き、金型製作の期間を短縮できる。このため、特定の顧
客に対し保管する金型は、枠体のもののみで済むので、
金型の保管工数が大幅に減少する。
が装着された一部の基板以外はすべて、共通であるので
新規の形状の押しボタンの製作には枠体と特殊な基板の
みを改めて準備することにより、顧客の注文に応じられ
る。最近、金型の製作はコンピュータ処理によることが
多く、枠体のユニットと結合する部分は同一形状である
ので、この部分の成形には同一のプログラムが使用で
き、金型製作の期間を短縮できる。このため、特定の顧
客に対し保管する金型は、枠体のもののみで済むので、
金型の保管工数が大幅に減少する。
第5図は、本考案第二実施例の説明図である。本図
は、同実施例を自動販売機に取付け、これを正面から見
た部分図である。符号10は枠体であり、符号10Aは自動
販売機の透明板である。本図に示すように枠体10にはそ
れぞれ押下体7を含む9個の押しボタンが設けられてい
る。本実施例では、枠体10を除く他の部品は第一実施例
と同一のものを用いている。したがって破線で示すユニ
ット枠8が取付けられるスペースがあれば枠体10と透明
板10Aとの輪郭は自由な形状とすることができる。
は、同実施例を自動販売機に取付け、これを正面から見
た部分図である。符号10は枠体であり、符号10Aは自動
販売機の透明板である。本図に示すように枠体10にはそ
れぞれ押下体7を含む9個の押しボタンが設けられてい
る。本実施例では、枠体10を除く他の部品は第一実施例
と同一のものを用いている。したがって破線で示すユニ
ット枠8が取付けられるスペースがあれば枠体10と透明
板10Aとの輪郭は自由な形状とすることができる。
また従来のように一体化したものでは、プラスチック
成形の枠体では、直線状にした場合の長さがほぼ400mm
以上のものは製作が困難であった。
成形の枠体では、直線状にした場合の長さがほぼ400mm
以上のものは製作が困難であった。
これは一体化してあるため、成形の精度が非常に高い
ものが要求され、量産性が極端に低下する。
ものが要求され、量産性が極端に低下する。
しかし本考案によれば、ユニット枠と枠体との相互の
精度が通常のレベルを保持していれば、事実上600mm程
度の長さのものも容易に量産できる。
精度が通常のレベルを保持していれば、事実上600mm程
度の長さのものも容易に量産できる。
第6図は、本考案の第三実施例の部分分解斜視図であ
る。同実施例では電気回路には発光素子がないので、第
一実施例では必要であったリフレクタと表示灯とが不要
であり、電気回路はスイッチSWのみであるので、基板13
が小さくなる。したがってユニット枠18それ自体も小さ
くなるので、枠体を外枠11と内枠12とに分割し、この内
枠12の円形突起部12Aに嵌め込まれ、押下体17の押下に
よってゴム膜15の突起15Aが確実に基板13のスイッチSW
を作動するようになっている。この第三実施例において
も、水平方向のピッチ間隔の異なる顧客の要求があった
場合には、外枠11および内枠12のみの金型を用意するこ
とにより対処できる。
る。同実施例では電気回路には発光素子がないので、第
一実施例では必要であったリフレクタと表示灯とが不要
であり、電気回路はスイッチSWのみであるので、基板13
が小さくなる。したがってユニット枠18それ自体も小さ
くなるので、枠体を外枠11と内枠12とに分割し、この内
枠12の円形突起部12Aに嵌め込まれ、押下体17の押下に
よってゴム膜15の突起15Aが確実に基板13のスイッチSW
を作動するようになっている。この第三実施例において
も、水平方向のピッチ間隔の異なる顧客の要求があった
場合には、外枠11および内枠12のみの金型を用意するこ
とにより対処できる。
以上説明したように、本考案の自動販売機の押しボタ
ン構造によると、前枠と後枠で弾性膜の両端を挟持する
ことによって弾性膜と後枠との間に水密性空間を形成
し、ここへ回路基板を収容したので,回路基板の前側お
よび後側を水密性にすることができる。その結果、透明
パネルの表面に押しボタンスイッチを直接取り付けるこ
とができるようになり、商品の展示スペースを大きくす
ることができ、また透明パネルにコネクタおよびねじ止
めの孔を設けるだけで良いので、自動販売機を設計する
とき、押しボタンスイッチのことを考慮する必要がなく
なる。また、前枠と弾性膜の間に押下体を設けたので、
押下体を硬質材で構成することによりナイフ等によるい
たずらを減らすことができる。更に、前枠の押しボタン
用孔だけが商品の配列ピッチに左右されるので、商品の
配列ピッチが変更になっても柔軟に対応することがで
き、複数の押しボタンスイッチを独立して同一の構造に
することができるので、金型の種類の増加を抑制してコ
ストダウンが図れ、故障した押しボタンスイッチだけを
取り替えることができる。
ン構造によると、前枠と後枠で弾性膜の両端を挟持する
ことによって弾性膜と後枠との間に水密性空間を形成
し、ここへ回路基板を収容したので,回路基板の前側お
よび後側を水密性にすることができる。その結果、透明
パネルの表面に押しボタンスイッチを直接取り付けるこ
とができるようになり、商品の展示スペースを大きくす
ることができ、また透明パネルにコネクタおよびねじ止
めの孔を設けるだけで良いので、自動販売機を設計する
とき、押しボタンスイッチのことを考慮する必要がなく
なる。また、前枠と弾性膜の間に押下体を設けたので、
押下体を硬質材で構成することによりナイフ等によるい
たずらを減らすことができる。更に、前枠の押しボタン
用孔だけが商品の配列ピッチに左右されるので、商品の
配列ピッチが変更になっても柔軟に対応することがで
き、複数の押しボタンスイッチを独立して同一の構造に
することができるので、金型の種類の増加を抑制してコ
ストダウンが図れ、故障した押しボタンスイッチだけを
取り替えることができる。
第1図は、本考案第一実施例の外形図、(a)は正面
図、(b)は底面図、(c)は背面図、(d)は右側面
図。 第2図は、同実施例の部分分解斜視図。 第3図は、同実施例の部分横断面模式図。 第4図は、同実施例の電気回路図。 第5図は、本考案第二実施例の説明図。 第6図は、本考案第三実施例の部分分解斜視図。 1、10……枠体、1A……切欠き部、1B……部材、1C……
孔、1D、5C、5E……縁、1E、8D……溝、1F……ねじ座、
3、13、33、43……基板、4、34、44……リフレクタ、
4A……通路口、4B……丸孔、5、15、35、45……ゴム
膜、5A、15A、35A、45A……突起、5B……導電ゴム部、5
D……外方突起部、6、36、46……表示板、6A……販売
可能の表示、6B……売切れの表示、7、17、37、47……
押下体、7A……透明部、8、18……ユニット枠、8A……
ダボ、8B……突起部、8C……嵌合部、8E、12A……円形
突起部、10A……透明板、11、31、41……外枠、12、3
2、42……内枠、21……コネクタ、21A……ハーネス、22
……自動販売機の筐体、23……ねじ、D0……ダイオー
ド、LE、LE1、LE2……発光素子、PN……ピン接点、SW…
…スイッチ、SWc……スイッチ回路。
図、(b)は底面図、(c)は背面図、(d)は右側面
図。 第2図は、同実施例の部分分解斜視図。 第3図は、同実施例の部分横断面模式図。 第4図は、同実施例の電気回路図。 第5図は、本考案第二実施例の説明図。 第6図は、本考案第三実施例の部分分解斜視図。 1、10……枠体、1A……切欠き部、1B……部材、1C……
孔、1D、5C、5E……縁、1E、8D……溝、1F……ねじ座、
3、13、33、43……基板、4、34、44……リフレクタ、
4A……通路口、4B……丸孔、5、15、35、45……ゴム
膜、5A、15A、35A、45A……突起、5B……導電ゴム部、5
D……外方突起部、6、36、46……表示板、6A……販売
可能の表示、6B……売切れの表示、7、17、37、47……
押下体、7A……透明部、8、18……ユニット枠、8A……
ダボ、8B……突起部、8C……嵌合部、8E、12A……円形
突起部、10A……透明板、11、31、41……外枠、12、3
2、42……内枠、21……コネクタ、21A……ハーネス、22
……自動販売機の筐体、23……ねじ、D0……ダイオー
ド、LE、LE1、LE2……発光素子、PN……ピン接点、SW…
…スイッチ、SWc……スイッチ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−23826(JP,U) 実開 昭61−168473(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】商品の配列ピッチに応じた間隔で開孔され
た複数の押しボタン用孔(1c)を有した前枠(1),お
よび押しボタンスイッチに接続されるコネクタを通すコ
ネクタ孔(8E)を有し、前記前枠(1)と一体になって
前記複数の押しボタンスイッチをそれぞれ収容する複数
の後枠(8)より構成される枠体と, 前記複数の後枠(8)の内面にそれぞれ配置され、表面
にスイッチ(Swc)を有した複数の回路基板(3)と, 前記前枠(1)と前記複数の後枠(8)によってそれぞ
れ両端を挟持され、前記複数の後枠(8)との間で前記
複数の回路基板(3)のそれぞれの前側および後側の水
密性を保持する複数の弾性膜(5)と, 前記前枠(1)と前記複数の弾性膜(5)の間にそれぞ
れ配置され、前記複数の押しボタン用孔(1c)より突出
した表面を有し、利用者が選択した1つの前記表面を押
下することによって前記複数の弾性膜(5)の1つを弾
性変形させることによって前記複数の回路基板(3)の
1つのスイッチ(Swc)を作動させる硬質材料で形成さ
れた複数の押下体(7)を備え, 前記複数の回路基板(3),前記複数の弾性膜(5),
および前記複数の押下体(7)によってそれぞれ独立し
た前記複数の押しボタンスイッチを構成し, 前記枠体に前記複数の押しボタンスイッチを内蔵して前
記枠体を自動販売機の透明板(10A)の表面に直接固定
したことを特徴とする自動販売機の押しボタン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990004052U JP2551805Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 自動販売機の押しボタン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990004052U JP2551805Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 自動販売機の押しボタン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0397768U JPH0397768U (ja) | 1991-10-08 |
JP2551805Y2 true JP2551805Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=31507820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990004052U Expired - Lifetime JP2551805Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 自動販売機の押しボタン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551805Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS587208A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-17 | 永大産業株式会社 | 家具 |
JPS61151219U (ja) * | 1985-03-09 | 1986-09-18 | ||
JPH029425Y2 (ja) * | 1985-04-04 | 1990-03-08 | ||
JPS6255253A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-10 | Akebono Brake Res & Dev Center Ltd | ブレ−キ圧保持機能付のハイドロブ−スタ |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP1990004052U patent/JP2551805Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0397768U (ja) | 1991-10-08 |
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