JPH0735246Y2 - スイツチノブの組付構造 - Google Patents

スイツチノブの組付構造

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JPH0735246Y2
JPH0735246Y2 JP2139590U JP2139590U JPH0735246Y2 JP H0735246 Y2 JPH0735246 Y2 JP H0735246Y2 JP 2139590 U JP2139590 U JP 2139590U JP 2139590 U JP2139590 U JP 2139590U JP H0735246 Y2 JPH0735246 Y2 JP H0735246Y2
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side wall
switch
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switch knob
circuit board
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辰雄 大和
潤 石田
健夫 吉益
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種の電子機器、装置において、その筐体内
部に配設されるプリント基板上に実装されたスライドス
イッチを、筐体側壁外から操作する場合に適用して好適
なスイッチノブの組付構造に関するものである。
[従来の技術] スライドスイッチのスイッチノブを筐体外部から操作す
るようにしたスイッチノブの組付構造としては、例えば
実開昭62−77833号に開示された「作動切換ツマミ」が
知られている。この作動切換ツマミは、作動切換スイッ
チの作動片と略同形状の貫通内孔を有し、作動片に外嵌
された時に前記貫通内孔を通して作動片の先端を目視で
きるようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の作動切換ツマミはスイ
ッチの作動片に直接嵌合固定され、操作部を筐体に設け
た長孔より外部へ突出させる構造であるため、自動組立
し難いと云う欠点があった。すなわち、予めプリント基
板に作動切換スイッチを実装しておき、しかる後その作
動片に作動切換ツマミを取り付けてプリント基板を筐体
内に組込む際、一旦筐体内に落とし込み、さらに水平方
向にずらして作動切換ツマミを筐体の長孔に挿入し外部
へ突出させる必要があるからである。
その他のスイッチノブ組付構造としては、筐体を形成す
るアッパーケースとロアーケースとの接合部間でスイッ
チノブをスライド自在に保持するようにしたものも知ら
れているが、その場合アッセンブルの途中でスイッチノ
ブを組込むと、スイッチノブが脱落するため、スイッチ
ノブを保持する手段が必要で、最終工程でしか組み込む
ことができず、やはり自動組立化に問題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、比較的
簡単で構造で、上下方向からのみの組込を可能にし、自
動組立化を達成し得るようにしたスイッチノブの組付構
造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、側壁部を有するロ
アーケース内に配設されたプリント基板上で前記側壁部
に近接した位置に搭載されたスライドスイッチの作動レ
バーに一端が嵌合され、他端が前記側壁部に設けられた
長孔から筐体外部に露呈されスライド操作されるスイッ
チノブにおいて、前記長孔は前記側壁部の中間部に設け
た段差面に開設されることにより上下方向に開放し、前
記プリント基板上に設置されたフレームの前記スライド
スイッチ近傍部の側壁下縁に切欠部を設け、前記スイッ
チノブの上面には前記切欠部の切欠縁に下方から摺動自
在に係合する第1の係合溝を設け、下面には前記長孔の
上側開口縁に上方から摺動自在に係合する第2の係合溝
を形成すると共に、下方に開放し前記作動レバーに上方
から係合する係合凹部を設けたものである。
[作用] 本考案において、作動レバーはスイッチノブの係合凹部
に係合する。フレームの側壁下縁に設けられた切欠部の
切欠縁は、第1の係合溝に上方から係合し、ロアーケー
スの側壁部に設けられた長孔の上側開口縁は第2の係合
溝に下方か係合し、これによってスイッチノブが摺動自
在に保持され、作動レバーをスライド動作させる。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係るスイッチノブの組付構造の一実施
例を示す分解斜視図、第2図は同構造の断面図である。
これらの図において、本実施例では本考案を電話機のベ
ルの音の音量を調整するスライド型ボリュームスイッチ
に適用した場合を示している。1は上面が開放した浅底
箱型のロアーケース、2は下面が開放する浅底箱型に形
成され前記ロアーケース1の上面開口部に嵌合されるア
ッパーケースで、これら両ケース1,2によって電話機筐
体3を形成している。ロアーケース1の一側壁部1Aは、
下半部の幅が小さく、上半部の幅が大きくなるよう中間
部で外側に折り曲げられることにより略水平な段差面4
を有し、また該段差面4にはロアーケース1の内外を連
通させる上下方向に開口する長孔5が開設されている。
6はロアーケース1内に配設されるプリント基板で、こ
のプリント基板6の上面で前記長孔5に対応する一側縁
寄りにはベル音を調整するスライド型ボリュームスイッ
チ(以下スライドスイッチと称す)7が搭載されてい
る。スライドスイッチ7は、前記プリント基板6上に略
水平に配設された前記長孔5の長手方向に長い帯状(板
状)の基板部8と、この基板部8に摺動自在に設けられ
た作動レバー9とで構成されている。前記基板部8は帯
状の抵抗体(図示せず)を有して、その下方に延設され
た複数本の端子11によって支持されると共に、前記プリ
ント基板6の電気回路に接続されている。前記作動レバ
ー9は前記抵抗体と摺動自在に接触し、その接触位置に
よって抵抗値が変化し、ベル音の音量が調整されるよう
に構成されている。
12は前記プリント基板6上に前記スライドスイッチ7を
覆うように配設されたフレームで、このフレーム12の上
面には別のプリント基板13、スピーカ、ダイヤルボタ
ン、各種機能ボタン(いずれも図示せず)等が配設され
ている。また、フレーム12の前記スライドスイッチ7側
の側壁14の下縁には切欠部15が前記スライドスイッチ7
の作動レバー9を摺動させるスライドノブ16に対応して
形成されている。
前記スイッチノブ16は、樹脂等によって一体に形成され
るもので、板状の水平基部17Aと、水平基部17Aの上面に
平行に対向するよう突設された垂直上板片17B、17Cと、
水平基部17Aの下面に平行に対向するよう突設された垂
直下板片17D、17Eとで構成されている。水平基部17Aと
垂直下板片17D、17Eとは、側面視形状がローマ字の
「F」を横倒したような形状とされる。前記水平基部17
Aと、垂直上板片17B、17Cとは第1の係合溝18を形成
し、この第1の係合溝18に前記フレーム12の側壁14に形
成された切欠部15の切欠縁15Aが上方から相対摺動自在
に挿入される。一方、水平基部17Aと、垂直下板片17D、
17Eとは第2の係合溝19を形成し、この第2の係合溝19
には前記ロアーケース1の一側壁部1Aに開設された長孔
5の上側開口縁5Aが下方から相対摺動自在に挿入され
る。前記上側開口縁5Aを第2の係合溝19に挿入すると、
垂直下板片17Dは前記長孔5より、前記一側壁1Aの外側
面下半部に沿ってロアーケース1の外部に突出する。そ
して、前記垂直下板片17Eの幅方向中央部には下方に開
放する係合凹部20が形成されており、この係合凹部20に
は前記作動レバー9の先端部が前記水平基部17Aの下面
に沿って挿入係合される。
次に、このような構成からなるスイッチノブ16の組付け
手順を第3図に基づいて説明する。
先ず、第3図(a)に示すようにフレーム12とスライ
ドノブ16を上下反転させ、フレーム12の切欠部15の上に
なっている切欠縁15Aにスライドノブ16の第1の係合溝1
8を上方から係合させる。次に予めスライドスイッチ
7が実装されたプリント基板6を第3図(b)に示すよ
うに裏返しにして上方から作動レバー9の先端部をスラ
イドノブ16の係合凹部20に係合させ、この状態で該プリ
ント基板6とフレーム12を止めねじ(図示せず)等によ
って一体的に結合し、反転させる。この結果、プリント
基板6、フレーム12およびスライドノブ16は第3図
(c)に示すようにユニット化され、スライドノブ16
は、作動レバー9と切欠部15の切欠縁15Aとによって摺
動自在に保持され、作動レバー9から脱落することがな
い。次に、このユニット化されたプリント基板6を第
3図(d)に示すようにロアーケース1内に上方から挿
入する。この時、スライドノブ16の垂直下板片17Dはロ
アーケース1の長孔5に上方から挿入されてロアーケー
ス1の一側壁1Aの下半部に沿ってケース外部に露呈し、
該長孔5の上側開口縁5Aが第2の係合溝19に挿入され
る。そしてこの状態でプリント基板6をロアーケース
1にねじ止めし、しかる後アッパーケース2をロアーケ
ース1に嵌合固定することによりスライドノブ16の組付
け作業を完了する。
かくしてこのような構成からなるスライドノブ16の組付
構造にあっては、フレーム12およびスライドノブ16とユ
ニット化されたプリント基板6を上方からロアーケース
1内に挿入するだけでスライドノブ16の垂直下板片17D
をロアーケース1の長孔5に組込むことができるため、
プリント基板6の組込操作が垂直方向の一工程だけで済
み、自動組立化を可能にする。また、プリント基板6、
フレーム12およびスライドノブ16のユニット化も、上下
方向からの組込操作だけでよいため、これらのユニット
化も簡単であり、しかもユニット化すると、反転させて
もスライドノブ16がスライドスイッチ7から脱落するこ
とがなく、特別な保持手段を何等必要としないばかり
か、サブアッセンブリの状態での動作試験を行うことが
できる。
なお、上記実施例は電話機のベルの音量を調整するスラ
イドスイッチ7のスイッチノブ16に適用した場合につい
て説明したが、本考案はこれに特定されるものではな
く、各種電気機器に組み込まれ、その筐体外部に一部を
露呈されスライド操作されるスイッチノブ全てに適用実
施し得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るスイッチノブの組付構
造によれば、スイッチノブをスライドスイッチの作動レ
バーと、ロアーケースの長孔に対して上下方向から組込
むことができるため、作業が簡単で、しかもスライドノ
ブと、プリント基板およびフレームを予めユニット化す
ることができるので、自動組立化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスイッチノブの組付構造の一実施
例を示す分解斜視図、第2図は同構造の断面図、第3図
(a)〜(d)はスイッチノブの組付け手順を説明する
ための図である。 1……ロアーケース、2……アッパーケース、3……電
話機筐体、5……長孔、5A……上側開口縁、6……プリ
ント基板、7……スライドスイッチ、9……作動レバ
ー、12……フレーム、14……側壁、15……切欠部、15A
……切欠縁、16……スライドノブ、18……第1の係合
溝、19……第2の係合溝、20……係合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁部を有するロアーケース内に配設され
    たプリント基板上で前記側壁部に近接した位置に搭載さ
    れたスライドスイッチの作動レバーに一端が嵌合され、
    他端が前記側壁部に設けられた長孔から筐体外部に露呈
    されスライド操作されるスイッチノブにおいて、 前記長孔は前記側壁部の中間部に設けた段差面に開設さ
    れることにより上下方向に開放し、前記プリント基板上
    に設置されたフレームの前記スライドスイッチ近傍部の
    側壁下縁に切欠部を設け、前記スイッチノブの上面には
    前記切欠部の切欠縁に下方から摺動自在に係合する第1
    の係合溝を設け、下面には前記長孔の上側開口縁に上方
    から摺動自在に係合する第2の係合溝を成形すると共
    に、下方に開放し前記作動レバーに上方から係合する係
    合凹部を設けたことを特徴とするスイッチノブの組付構
    造。
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