JP2565379B2 - 合成樹脂製u字溝及びその製造法 - Google Patents

合成樹脂製u字溝及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、排水のために地面に埋設される合成樹脂製
U字溝及びその製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、排水用のU字溝としてコンクリート製のものが
多用されていた。しかし、コンクリート製U字溝は、重
くて運搬が容易でなく、外部からの衝撃を受けると欠損
しやすく、しかもモルタルで接続を行うため施工の手間
がかかる等、種々問題があった。
そこで、コンクリート製U字溝に代えて、連続押出成
形、インジェクション成形、ブロー成形などによって成
形した合成樹脂製U字溝が開発された。かかる合成樹脂
製U字溝は、軽量で容易に運搬でき、耐衝撃性も比較的
良好である等の利点を有するが、その反面、次のような
問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
即ち、連続押出成形で製造される合成樹脂製U字溝
は、その端部に接続用のスリーブ等を同時一体成形でき
ないので、接続を行う場合はU字溝の端部を重ねてボル
トで固定するか、或いは専用の継手を使用する必要があ
り、そのため、部品数が増加し、接続作業に手間がかか
るという問題があった。
これに対し、インジェクション成形やブロー成形で製
造される合成樹脂製U字溝は、その端部に接続用のスリ
ーブ等を一体成形できるので、簡単に接続を行うことが
可能である。けれども、インジェクション成形やブロー
成形の金型は大きさに限度があるため、連続押出成形の
ような長尺のU字溝を得ることができない。従って、埋
設施工する際には短かいU字溝を何本も接続しなければ
ならないので接続箇所が多くなり、やはり施工に手間を
要するという問題があった。また、このような合成樹脂
製U字溝を長さ調節のために途中で切断して接続する場
合は、切断により端部の接続用スリーブ等がなくなるの
で、継手を用いて接続するか、ボルト等で接続固定しな
ければならなくなり、接続作業が面倒になるという問題
があった。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明の合成樹脂製U字溝
は、U字溝一端にU字溝外面より突出する凸リブを具備
し、U字溝他端にU字溝外面側へ膨出する凸リブ嵌着用
の凹溝を具備し、U字溝両端間に上記凸リブと上記凹溝
を前後隣合わせに連成してなる節部を等間隔をあけて一
つ以上具備したことを要旨としている。そして、この合
成樹脂製U字溝を製造する本発明の製造法は、U字溝成
形面の一部に上記節部を成形するための節部成形面域を
設けたプレス成形用金型に、加熱した合成樹脂シートを
所定の送りピッチで間歇的に送り込みながら、プレスを
繰り返して上記節部を等間隔をあけて多数具備した連続
U字溝を成形し、この連続U字溝を所定の節部ごとにそ
の凸リブと凹溝との間で切断することを要旨としてい
る。
〔作 用〕
本発明の合成樹脂製U字溝は、一端に凸リブを具備
し、他端に凸リブ嵌着用の凹溝を具備しているので、一
方のU字溝の該凸リブを他方のU字溝の該凹溝の内側か
ら嵌着することによってU字溝相互の接続を簡単に行う
ことができる。しかも、この合成樹脂製U字溝は、その
両端間に凸リブと凹溝を前後隣合わせに連成した節部を
一つ以上具備しているので、どの節部の凸リブと凹溝と
の間で切断しても、切断されたU字溝は一端に凸リブを
具備し他端に凹溝を具備するものとなる。従って、長さ
調節等のために途中の節部で切断して使用する場合で
も、上記と同様に嵌着するだけで簡単に接続することが
できる。また、この合成樹脂製U字溝は、上記の本発明
製造法によって多数の節部を具備する連続U字溝を連続
プレス成形し、この連続U字溝を所定の節部ごとにその
凸リブと凹溝との間で切断して製造するものであるか
ら、切断すべき節部を選択することによって短尺から長
尺まで種々の長さ寸法を有するU字溝を得ることができ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳述す
る。
第1図は本発明の合成樹脂製U字溝の一実施例を示す
部分斜視図、第2図は節部の拡大斜視図である。この合
成樹脂製U字溝1はその名の通り、底壁2と左右の側壁
3,3より成る略U字形の断面を備えており、左右側壁3,3
の上端には外側へ膨出する断面L字形の耳縁5,5が形成
されている。
この合成樹脂製U字溝1の一端には、U字溝外面より
突出する2本の凸リブ4a,4aが形成されており、他端に
はU字溝外面側へ膨出する凸リブ成形用の凹溝4bが成形
されている。そして、このU字溝1の両端間には複数の
節部4が等間隔をあけて形成されている。この節部4は
上記2本の凸リブ4a,4aと上記凹溝4bを切断用段部4cを
介して前後隣合わせに連成したもので、凸リブ4a,4aの
突出寸法Hは凹溝4bの深さ寸法DからU字溝の肉厚寸法
Fを引いた寸法となっており、凹溝4bの内巾寸法Wは切
断用段部4cから前側の凸リブ4aまでの寸法Lと同一にな
っている。また、切断用段部4cは、これを第4図に示す
ように切断して消滅させることにより、凹溝4bの側壁
(凸リブ側に位置する側壁)の高さをU字溝の肉厚分だ
け小さくし、第3図に示すように一方のU字溝1a一端の
凸リブ4a,4aを他方のU字溝1b他端の凹溝4bに嵌着して
接続するとき、その接続部分の内面を面一として段差が
生じないようにするためのものであるから、この切断用
段部4cの段差寸法GはU字溝の肉厚寸法Fと等しくなっ
ている。尚、U字溝1の肉厚が小さい場合は、切断用段
部4cを設けなくても接続部分の内面に大きい段差を生じ
ないので省略してもよい。
かかる構成の合成樹脂製U字溝1は、両端に凸リブ4
a,4aと凸リブ嵌着用の凹溝4bを備えているので、第3図
に示すように、一方のU字溝1a一端の凸リブ4a,4aを他
方のU字溝1b他端の凹溝4bに内側から嵌着して内面を面
一の状態で接続しながら、地面に埋設施工することがで
きる。従って、接続作業が極めて簡単であり、接続固定
用のボルトや専用の継手が全く不要となる。また、U字
溝1の両端間には、一つ以上の節部4が等間隔をあけて
形成されているので、第4図に示すように、このU字溝
1をどの節部4の切断用段差部4cで切断しても、切断分
離されたU字溝1a,1bはいずれも、一端に凸リブ4a,4aを
具備し他端に凹溝4bを具備するものとなる。従って、長
さ調節等のためにU字溝1を途中の節部4の切断用段部
4cで切断して使用する場合でも、上記と同様に凸リブ4
a,4aを凹溝4bに嵌着して接続できるので頗る便利であ
る。
U字溝1を相互に接続する場合には、第3図に示すよ
うに凸リブ4a,4aの間にシールパッキン6を詰めて接続
部分からの漏水を防止することが好ましく、また、第5
図に示すように、固定用金具17を双方のU字溝1a,1bの
接続部分の耳縁5,5に係着して、内側のU字溝1aの端部
が浮き上がらないようにすることが好ましい。シールパ
ッキン6としては発泡ウレタンゴム製のもの等が好適に
使用され、固定用金具17としては錆にくい亜鉛鍍金鋼板
製のもの等が好適に使用される。
また、U字溝1を上記のように接続して地面に埋設す
るだけでは、周囲の土圧によってU字溝全体が浮き上が
る恐れがあるので、これを防止するために、第6図に示
すような浮上防止金具18を接続部分の凹溝4bに係着し、
この浮上防止金具18の内側にU字溝1の溝巾より長い棒
体19等を挿通して、土中にアンカリングすることが好ま
しい。この場合には、浮上防止金具18の一端を係合保持
するL形係合片20を凹溝5の下面に形成し、浮上防止金
具18が容易に離脱しないようにすることが好ましい。更
に、第7図に示すように補強金具21を両側の耳縁5,5間
に架け渡して係着し、土圧によってU字溝1が両側から
挟圧されて変形、破損しないように補強することが好ま
しい。上記の浮上防止金具18や補強金具21としては錆に
くい亜鉛鍍金鋼板製のもの等が好適に使用される。
次に、この合成樹脂製U字溝の製造法を第8〜10図を
参照しながら説明する。第8図は本発明製造法の一実施
例のフローチャートであって、これによれば材料の長尺
合成樹脂シートx(以下、シートと記す)が搬送ベルト
7に載って加熱炉8を通過する間に加熱され、成形装置
9のプレス成形用の上下金型10,11の間に所定のピッチ
で間歇的に送り込まれる。そして、この上下金型10,11
によって連続プレス成形された連続U字溝1′は、引取
りロール12で引き取られ、最終的に切断機13で所定寸法
に切断されて、製品としての合成樹脂製U字溝1が製造
される。
材料のシートxは、加熱によってある程度の流動性を
もつものであればよく、従ってPVCシートなど各種のプ
ラスチック材料シートを使用することが可能であるが、
望ましくは軟化溶融粘度が10万ポアズ以下と低いポリプ
ロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、アクリ
ル、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイド、若しくはこれらのアロイ等より成る熱可塑性
樹脂シートが使用される。特に、強靭な合成樹脂製U字
溝を得る場合は、上記の熱可塑製樹脂の層と平均繊維長
が10mm以上のガラス長繊維のマット(好ましくは連続し
た渦巻き状のガラス長繊維を積み重ねたマット、例えば
旭ファイバーグラス(株)製の「グラスロン・コンティ
ニュアスストランドマット」など)とを交互に三層以上
積層した構造のシートや、7〜50mmのガラス繊維と上記
樹脂の粒状又は粉状体とからなる通気性構造のシート等
が好ましく使用される。
また、加熱炉8によるシートxの加熱温度は、シート
の樹脂の種類を考慮して、その樹脂が充分に軟化溶融す
る温度とすればよいが、あまり高温に加熱すると樹脂の
劣化によりU字溝の強度が低下するので、例えばシート
xの樹脂がポリプロピレンである場合には250℃以下、
好ましくは210〜230℃の範囲に設定するのがよい。
この実施例に使用する成形装置9の上金型10は、第9
図及び第10図に示すようにほぼ逆U字状に凹入したU字
溝成形面10aを有しており、これに対応して下金型11は
ほぼ逆U字状に突出したU字溝成形面11aを有してい
る。そして、これら上下金型10,11のU字溝成形面10a,1
1aには、前述の節部4を成形するための節部成形面域10
b,11bが設けられている。この下金型11は上金型10より
前方へ突き出しており、その前端近くに上記の節部成形
面域11bと同一形状の位置決め面域11cが設けられてい
る。この位置決め面域11cと節部成形面域11bの間隔は、
上金型10の長さに等しくなっている。また、上金型10の
前方には、U字溝成形面10aと同一面形状の押圧面14aを
有する押え金型14が上金型10に隣接して配置され、コイ
ルスプリング15を介して上部取付板16に取付けられてい
る。従って、この上部取付板16を昇降駆動機構(図示せ
ず)で昇降させれば、押え金型14が上金型10と連動して
上下動するようになっている。尚、第9〜10図におい
て、10cは上金型10両側端に設けられた樹脂流出防止用
の喰切部、11dは該喰切部10cを受ける凹段状の喰切受部
である。
しかして、前記のシートxはこのプレス成形用の上下
金型10,11によって次のように連続プレス成形される。
先ず、第9図(イ)に示すように上金型10と押え金型
14を上昇させた状態で、加熱したシートxを上金型10と
下金型11の間に送り込み、第9図(ロ)に示すように上
部取付板16を昇降駆動機構(図示せず)で下降させて、
押え金型14を閉じてから該シートxを上金型10でプレス
し、ほぼ逆U字状の断面を有するプレス成形体Xとな
す。このようにプレス成形すると、上下金型10,11の節
部成形面域10b,11bによって前述の節部4がプレス成形
体Xのほぼ中央部に成形される。このプレス成形時に
は、シートxの軟化溶融樹脂の一部がプレス圧によって
押え金型14と下金型11の隙間に流出するため、プレス成
形体Xの前端部に流出樹脂のバリを生じるが、軟化溶融
樹脂の金型側方への流出は上金型10両側端の喰切部10c,
10cで阻止されるので、プレス成形体Xの両側端にはバ
リを生じない。なお、流出樹脂のバリを生じたプレス成
形体Xの前端部は、成形装置9より引き取られた後、前
述の切断機13によって節部4の切断用段部4cのところか
ら切除されるので問題はない。
最初のプレス成形が終わると、第9図(ハ)に示すよ
うに上金型10と押え金型14を上昇させ、シートx先端の
プレス成形体Xを前方へ移動させてシートxの後続部分
x2を上金型10と下金型11の間に送り込むと共に、プレス
成形体Xの節部4を下金型11の位置決め面域11cに嵌合
して位置決めを行う。そして、第9図(ニ)に示すよう
に上金型10と押え金型14を再び下降させ、先のプレス成
形体Xの後部を押え金型14でスプリング15のばね力を利
用して押圧固定すると共に、シートxの後続部分x2を上
金型10でプレスして節部4を有するほぼ逆U字状断面の
プレス成形体Xとなす。このようにプレス成形すると、
シートxの後続部分x2の軟化溶融樹脂がプレス圧で金型
外部へ流出しようとするが、先のプレス成形体Xが押え
金型14によって隙間なく押圧固定されているため前方へ
の樹脂の流出は阻止され、また、両側方への樹脂の流出
も上金型10両側端の喰切部10c,10cで阻止される。従っ
て、押え金型14がない場合に見られるような金型前方へ
の樹脂の流出による薄バリを先のプレス成形体Xの表裏
面に生じることはなく、プレス成形体Xの両側端に樹脂
のバリを生じることもないので、外観が頗る良好とな
る。また、このプレス成形時には、金型内の軟化溶融樹
脂の樹脂圧によって先のプレス成形体Xが前方へ押され
るが、該プレス成形体Xはその節部4を下金型11の位置
決め面域11cに嵌合しているため、樹脂圧で前方へ移動
することはなく、従って先のプレス成形体Xの節部4と
次のプレス成形体X2の節部4の間隔を一定に保つことが
できる。
以後同様に上金型10と押え金型14を上昇させ、プレス
成形体を前方へ移動させて位置決めすると共に、シート
xの後続部分を上金型10と下金型11の間に送り込み、押
え金型14で先のプレス成形体を隙間なく押圧固定してか
ら上金型10でシートxの後続部分をプレス成形する操作
を繰り返すことによって、節部4を等間隔で具備した連
続U字溝1′を連続成形する。そして、前述したよう
に、この連続U字溝1′を引取りロール12で間歇的に引
き取り、切断機13で所定の節部4の切断用段部4cを切断
することによって、一端に凸リブ4a,4aを備え、且つ他
端に凹溝4bを備え、尚且つ両端間に節部4を等間隔をあ
けて一つ以上備えた所定寸法の合成樹脂製U字溝1を得
る。
このように、本発明の合成樹脂製U字溝1は、合成樹
脂シートxを連続プレスして連続U字溝1′を成形し、
この連続U字溝1′を所定の節部4の切断用段部4cで切
断して製造されるものであるから、切断する節部4を選
択することにより、短尺から長尺まで種々の長さ寸法を
有するU字溝1を製造することができる。従って、長距
離にわたってU字溝を埋設施工する場合は長尺のU字溝
を使用し、接続箇所を少なくして効率よく施工すること
ができる。また、上記の実施例のように押え金型14で合
成樹脂シートのプレス成形部分を押圧固定して、その後
続部分を上金型10でプレス成形すると、軟化溶融樹脂の
金型前方への流出が阻止され、先のプレス成形部分の表
裏面に樹脂の薄バリを生じることがなくなるので、外観
が良好な商品価値の高いU字溝1を製造することができ
る。
以上、実施例を挙げて本発明の合成樹脂製U字溝及び
その製造法を説明したが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、例えば凸条4aの数を1本又は3本以
上に変更したり、凸状4aと凹溝4bの形状を嵌着可能な他
の形状に変更するなど、種々の設計的変更を許容し得る
ものである。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の合成樹脂製
U字溝は、一端に凸リブを具備し、他端に凸リブ嵌着用
の凹溝を具備しているため、一方のU字溝の該凸リブを
他方のU字溝の該凹溝に内側から嵌着するだけで簡単に
接続することができ、しかも、このU字溝両端間には凸
リブと凹溝を前後隣合わせに連成した節部を一つ以上具
備しているので、長さ調節等のために途中のどの節部で
切断して使用する場合でも、上記と同様に嵌着するだけ
で簡単に接続することができる。従って、専用の継手や
接続固定用のボルトを用いる面倒な接続作業が一切不要
となるので施工性が向上し、部品数の減少により経済性
も向上する。また、この合成樹脂製U字溝は、本発明製
造法によって合成樹脂シートを連続プレスして多数の節
部を有する連続U字溝を成形し、これを所定の節部ごと
にその凸リブと凹溝との間で切断して製造されるもので
あるから、切断すべき節部を選択することによって短尺
から長尺まで種々の長さ寸法のものが製造可能であり、
従って、長距離にわたってU字溝を埋設施工するような
場合には長尺のU字溝を使用し、接続箇所を少なくして
効率よく施工できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の合成樹脂製U字溝の一実施例を示す部
分斜視図、第2図は同U字溝の節部の拡大斜視図、第3
図は同U字溝の接続状態を示す平面図、第4図は同U字
溝を節部の凸リブと凹溝の間で切断した状態を示す平面
図、第5図は同U字溝の接続部分を固定用金具で固定し
たところを示す部分断面図、第6図は同U字溝を接続し
て地面に埋設施工するときの一例を示す部分断面図、第
7図は補強金具を取りつけた同U字溝の断面図、第8図
は本発明製造法の一実施例を示すフローチャート、第9
図(イ)〜(ニ)はU字溝成形用プレス金型による連続
プレス成形の動作説明図、第10図はU字溝成形用プレス
金型の背面図である。 1,1a,1b……合成樹脂製U字溝、 1′……連続U字溝、 4……節部、 4a……凸リブ、 4b……凹溝、 10……プレス成形用上金型、 11……プレス成形用下金型、 10a,11a……U字溝成形面、 10b,11b……節部成形面域、 x……合成樹脂シート。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】U字溝一端にU字溝外面より突出する凸リ
    ブを具備し、U字溝他端にU字溝外面側へ膨出する凸リ
    ブ嵌着用の凹溝を具備し、U字溝両端間に上記凸リブと
    上記凹溝を前後隣合わせに連成してなる節部を等間隔を
    あけて一つ以上具備したことを特徴とする合成樹脂製U
    字溝。
  2. 【請求項2】U字溝成形面の一部に請求項(1)記載の
    節部を成形するための節部成形面域を設けたプレス成形
    用金型に、加熱した合成樹脂シートを所定の送りピッチ
    で間歇的に送り込みながら、プレスを繰り返して請求項
    (1)記載の節部を等間隔をあけて多数具備した連続U
    字溝を成形し、この連続U字溝を所定の節部ごとにその
    凸リブと凹溝との間で切断することを特徴とする請求項
    (1)記載の合成樹脂製U字溝の製造法。
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