JP2587455Y2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

Info

Publication number
JP2587455Y2
JP2587455Y2 JP1992032210U JP3221092U JP2587455Y2 JP 2587455 Y2 JP2587455 Y2 JP 2587455Y2 JP 1992032210 U JP1992032210 U JP 1992032210U JP 3221092 U JP3221092 U JP 3221092U JP 2587455 Y2 JP2587455 Y2 JP 2587455Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
outdoor
air
air conditioner
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992032210U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0589034U (ja
Inventor
剛 宮下
勝久 大蔦
悟 古藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1992032210U priority Critical patent/JP2587455Y2/ja
Publication of JPH0589034U publication Critical patent/JPH0589034U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587455Y2 publication Critical patent/JP2587455Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両の床下に設置す
る車両用空気調和装置に係わり、特に室外送風機による
外気の導入、排出部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の車両用空気調和装置の構成
を示す平面図、図8は図7における線VIII−VII
Iに沿った断面図、図9は図8における箱体内の風の流
れの状態を示す説明図である。図においてAは室外機、
Bは室内機であり、これらは1つの箱体1内に収納配置
されている。2は圧縮機、3は室外熱交換器、4は室外
送風機、5は室内熱交換器、6は室内送風機、7は制御
機器、8は車内リターン空気取り込み口、9、10は排
気口、11は吸気口である。なお、矢印aは室外送風機
4によって導入される外気の流れ、矢印bは車両の走行
中に発生する走行風の流れ、矢印b1は箱体1内に生ず
る逆流風の流れをそれぞれ示す。
【0003】次に動作について説明する。即ち圧縮機2
によって吐出された高温高圧の冷媒ガスは、室外熱交換
器3に入り、ここで室外送風機4で導入される外気と熱
交換して凝縮液化する。なお室外送風機4によって導入
された外気の流れは矢印aで示すように、箱体1の側面
に設けられた吸気口11から導入され、下方の排気口1
0から排出される。一方、凝縮液化した冷媒は、室内熱
交換器5に供給され、ここで、室内送風機6により導入
されるリターン空気と熱交換して蒸発ガス化し、再び圧
縮機2へ戻る。そして、冷却されたリターン空気は車内
へ送出され室内の空気調和が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の車両用空気調和
装置は以上のように構成されているので、車両床下の走
行風が矢印bに示すように排気口10より流入し、室内
に逆流風b1が発生する。しかも上記走行風は図10の
走行風分布図に示すように地面に近いほど大きく、した
がって排気口10が下方にあればあるほど室外送風機4
による通常の流れaが妨げられることになる。又、吸気
口11は地面よりかなり上方に位置しており、且つ車両
のスカートが存在するために走行風が直接あたらず走行
風の影響をうけない。その結果、車両停止時に比べて走
行時は室外送風機4による通常の流れaの風量が低下す
るという問題点があった。
【0005】この考案は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、車両走行時における室外送風機
による外気の導入量の減少を防ぎ、車両走行時において
も、所望の熱交換を継続できる車両用空気調和装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る請求項1
の車両用空気調和装置は、室外機の箱体に排気口とほぼ
同じ高さの位置に開口する吸気口が形成された導入カバ
ーを装着し、吸気口から外気を導入するようにしたもの
であり、又、請求項2の車両用空気調和装置は、車両の
進行を横切る方向に2台並設された室外機の各箱体に、
各排気口とほぼ同じ高さの位置に開口する吸気口が形成
された導入カバーを装着し吸気口から外気を導入すると
ともに、両室外送風機の外気排出方向を車両の進行方向
に対してそれぞれ異なる方向に傾けたものである。
【0007】
【作用】この考案における車両用空気調和装置の導入カ
バーは、排気口とほぼ同じ高さの位置に開口する吸気口
から外気を取り入れることによって、車両走行風の影響
を緩和する。又、2台並設された室外機の両室外送風機
は、車両の進行方向に対してそれぞれ異なる方向に外気
を排出することによって、それぞれお互いの排気同士が
干渉するのを防止する。
【0008】
【実施例】実施例1. 以下、この考案の実施例を図について説明する。図1は
この考案の実施例1による車両用空気調和装置の構成を
示す平面図、図2は図1における線II−IIに沿った
断面図、図3は図2における箱体内の風の流れの状態を
示す説明図である。これらの図において、室外機A、室
内機B、箱体1、圧縮機2、室外熱交換器3、室外送風
機4、室内熱交換器5、室内送風機6、制御機器7、車
内リターン空気取入口8、排気口9、10は上記従来の
ものと同様である。12は室外機Aの外側部に装着され
た吸入カバーであり、排気口10とほぼ同じ高さの位置
に外気を取入れる吸気口13が設けられている。
【0009】上記のように構成された車両用空気調和装
置にあっては、室外機Aの外側部に外気を導入するため
の吸入カバー12を装着し、排気口10とほぼ同じ高さ
の位置に吸気口13を設けているので、この吸気口13
にも室外送風機4の排気口10と同様に走行風が作用す
ることになる。つまり走行風による圧力は、上記吸気口
13、排気口10共に同じであり、その結果、室外送風
機4は走行風によって影響されることなく有効に作用し
て必要量の空気の流れを発生させる。したがって室外熱
交換器3においては所望の熱交換が可能となる。
【0010】実施例2. なお、上記実施例1では、箱体1内に室外機Aおよび室
内機Bを一体に構成したものを示しているが、室外機A
を車両床下に取り付け室内機Bを車両等に取り付けるも
の、すなわち、セパレートタイプのものに適用しても同
様の効果を奏する。
【0011】実施例3. 図4はこの考案の実施例3における車両用空気調和装置
の室外機の構成を示す平面図、図5および図6は図4に
おける線V−Vおよび線VI−VIにそれぞれ沿う断面
図である。図において、室外熱交換器3および室外送風
機4は実施例1におけると同様であるが、これらによっ
て構成される室外機Aが車両の進行を横切る方向に2台
並設されており、又、各室外機Aの側面には実施例1と
同様に吸入カバー12が装着され、排気口10とほぼ同
じ高さの位置に吸気口13がそれぞれ設けられている。
【0012】なお、両室外機Aの各室外送風機4は、図
5および図6に示すように外気排出方向が車両の進行方
向に対してそれぞれ異なる方向、すなわち、前方、後方
に傾けて設けられている。このように、実施例3によれ
ば両室外送風機4がそれぞれ異なる方向に傾けて設けら
れているので、それぞれお互いの排気同士が干渉するこ
ともなく、良好な排気ができ正常な外気の流れを保持す
ることができるため、走行時においても室外熱交換器3
では所望の熱交換ができる。
【0013】実施例4. 又、上記各実施例では、吸入カバー12が室外機Aの側
面に装着された場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、要するに吸気口13が走行風の作用
する下方に設けられ、且つ吸気口13によって導入され
た外気を室外熱交換器3へ導くことができるような構造
であれば、上記各実施例と同様の効果を奏する。
【0014】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば室外機
の箱体に排気口とほぼ同じ高さの位置に開口する吸気口
が形成された導入カバーを装着して吸気口から外気を導
入するようにし、又、車両の進行を横切る方向に2台並
設された室外機の箱体に排気口とほぼ同じ高さの位置に
開口する吸気口が形成された導入カバーを装着して吸気
から外気を導入するとともに、両室外送風機の外気排
出方向を車両の進行方向に対してそれぞれ異なる方向に
傾けたので、車両走行時における室外送風機による外気
の導入量の減少を防ぎ、車両走行時においても、走行風
の影響を受けることなく所望の熱交換を継続することが
可能な車両用空気調和装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の実施例1における車両用空気調和
装置の構成を示す平面図である。
【図2】 図1における線II−IIに沿った断面図で
ある。
【図3】 図2における箱体内の風の流れの状態を示す
説明図である。
【図4】 この考案の実施例3における車両用空気調和
装置の構成を示す平面図である。
【図5】 図4における線V−Vに沿った断面図であ
る。
【図6】 図4における線VI−VIに沿った断面図で
ある。
【図7】 従来の車両用空気調和装置の構成を示す平面
図である。
【図8】 図7における線VIII−VIIIに沿った
断面図である。
【図9】 図8における箱体内の風の流れの状態を示す
説明図である。
【図10】 車両走行時における走行風の分布を示す分
布図である。
【符号の説明】
A 室外機、B 室内機、1 箱体、2 圧縮機、3
室外熱交換器、4 室外送風機、10 排気口、12
吸入カバー、13 吸気口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−270218(JP,A) 特開 平3−50021(JP,A) 実開 昭62−185617(JP,U) 実開 昭55−178417(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/32 613

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体内にそれぞれ収納される、高温高圧
    の冷媒ガスを吐出する圧縮機と、上記冷媒ガスを凝縮液
    化する室外熱交換器と、外気を上記箱体内に導入し上記
    室外熱交換器を通して上記箱体の下方に排気口を介して
    排出する室外送風機とでなる室外機を備えた車両用空気
    調和装置において、上記箱体に上記排気口とほぼ同じ高
    さの位置に開口する吸気口が形成された導入カバーを装
    着し、上記吸気口から外気を導入するようにしたことを
    特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 箱体内にそれぞれ収納される、高温高圧
    の冷媒ガスを吐出する圧縮機と、上記冷媒ガスを凝縮液
    化する室外熱交換器と、外気を上記箱体内に導入し上記
    室外熱交換器を通して上記箱体の下方に排気口を介して
    排出する室外送風機とでなる室外機を車両の進行を横切
    る方向に2台並設した車両用空気調和装置において、上
    記両箱体に上記各排気口とほぼ同じ高さの位置に開口す
    る吸気口が形成された導入カバーをそれぞれ装着し上記
    吸気口から外気を導入するとともに、上記両室外送風機
    の外気排出方向を上記車両の進行方向に対してそれぞれ
    異なる方向に傾けたことを特徴とする車両用空気調和装
    置。
JP1992032210U 1992-05-15 1992-05-15 車両用空気調和装置 Expired - Fee Related JP2587455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992032210U JP2587455Y2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 車両用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992032210U JP2587455Y2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 車両用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0589034U JPH0589034U (ja) 1993-12-03
JP2587455Y2 true JP2587455Y2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=12352558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992032210U Expired - Fee Related JP2587455Y2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 車両用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587455Y2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851050Y2 (ja) * 1979-06-11 1983-11-21 株式会社デンソー 自動車用空調装置
JPS62185617U (ja) * 1986-05-19 1987-11-26
JPS6394815U (ja) * 1986-12-10 1988-06-18
JP2730679B2 (ja) * 1987-04-30 1998-03-25 株式会社日立製作所 鉄道車両用空気調和装置
JP2565379B2 (ja) * 1988-07-29 1996-12-18 タキロン株式会社 合成樹脂製u字溝及びその製造法
JPH0277318A (ja) * 1988-09-13 1990-03-16 Toshiba Corp 編成車両用空調システム
US4926655A (en) * 1989-05-01 1990-05-22 Thermo King Corporation Air conditioner unit suitable for mounting on the roof of a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0589034U (ja) 1993-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08270444A (ja) 建設機械の冷却構造
JPH0238131A (ja) 車両用空調装置
JP2001041503A (ja) 通信基地局の筐体冷却システム
JP2587455Y2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2000038026A (ja) 車両用空気調和装置
JP2001229948A (ja) 燃料電池車両冷却システム
JPH0671220U (ja) 自動車用空調制御装置
JPH0370140B2 (ja)
JPH11304179A (ja) 空気調和機
JP2590261Y2 (ja) 屋上設置型車両用空調装置
JPH05322254A (ja) 熱交換換気装置
JPH0145001Y2 (ja)
JPS5897553A (ja) 電源一体形車両用空調装置
JPH08535B2 (ja) 車両用空調装置
JPH01273717A (ja) 鉄道車両用空気調和機
JP3017690U (ja) 熱回収集塵ユニット
JP3165013B2 (ja) 熱交換形換気扇
JPH04131A (ja) 換気空調装置
JPS6144510Y2 (ja)
JPS6124213U (ja) 車両用空調装置
JP3861431B2 (ja) 車両用屋上装着型空調装置
JPS6224218Y2 (ja)
JPS6244257Y2 (ja)
JPS63134362A (ja) 車両用空調装置
JP3358289B2 (ja) 車両用冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees