JP2564974Y2 - 召合せ框 - Google Patents

召合せ框

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JP2564974Y2
JP2564974Y2 JP1992067791U JP6779192U JP2564974Y2 JP 2564974 Y2 JP2564974 Y2 JP 2564974Y2 JP 1992067791 U JP1992067791 U JP 1992067791U JP 6779192 U JP6779192 U JP 6779192U JP 2564974 Y2 JP2564974 Y2 JP 2564974Y2
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JP
Japan
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plate
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JP1992067791U
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JPH0632680U (ja
Inventor
満男 永瀬
利昭 広野
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、引違い窓などにおけ
る、内側召合せ框の室内側に発生する結露水を、窓の下
枠の皿板上へ自然に排水させることのできる機能を備え
た召合せ框に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の召合せ框における、補強
部に発生する結露水の室外への排水手段として知られて
いる例で、召合せ框の室内側に設けた、四角状の中空補
強部における室内壁下端に、頂部の角度を120°以下
とした三角形状の切欠き部を設け、室内壁の中央から両
側端部へ向う下り傾斜面を形成するとともに、両側壁下
端に前記傾斜面に連続して下り傾斜面を形成して結露水
を排水させる機能をもたせた召合せ框(実公昭56−6
630号公報参照)が知られている。
【0003】また、召合せ框に設けた四角状の中空補強
部の下端を直角状に切欠し、この小口端に当接する基部
と、この基部の一端から起立し、中空補強部の内壁に当
接する第一係止片と、基部の他端から第一係止片と反対
側に立設して、召合せ框の室内側表面に当接し、かつ
接面に先端が膨隆状の突子を突設した第二係止片とから
構成され、また基板の露出する周縁に低い起立壁を立設
した小口閉塞部材を、召合せ框の室内側面に穿設した透
孔に突子を係合させて装着し、四角状補強部に発生する
結露水を室外へ排水させる機能をもたせた召合せ框(実
開昭56−16783号公報参照)が知られている。
【0004】さらに室内側召合せ框の補強中空部の切欠
下端部に、樋部とその下面に設けた集水部とこの集水部
の下方に垂下させて設けた垂下壁とからなる結露水受具
を取付け、樋部は補強中空部の囲壁を囲み、樋部より召
合せ框側壁の透孔に向って下降傾斜する集水部で、召合
せ框の周壁に生じた結露水を樋部と集水部で受け、これ
を召合せ框の内空部に流して下枠に排水する。集水部下
端の開口部下方に垂下壁を設け、この垂下壁背面の上端
に召合せ框の透孔と係止する係止片または突出片を突設
して固定する結露水受具(特開昭58−24083号公
報参照)が知られている。
【0005】この他、召合せ框の補強中空部の下端開口
部に嵌合して開口部を閉塞する塞ぎ主体の下端に、中空
部の切欠跡を被装する被装片を連設し、被装片の下端に
召合せ框に係止する係止片を設けた塞ぎ材(実開平2−
85786号公報参照)が知られている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来知られた内側召合
せ框の補強部に発生する結露水の排水手段は、まず召合
せ框と一体成形で設けられた中空補強部は、全て四角状
に形成された補強部に関する排水装置であり、第一に挙
げた召合せ框は、四角状の補強部の下端を傾斜状に切欠
き、結露水が切欠き端縁を伝って排水するように形成し
たもので、補強部の切欠部分が露呈しており危険であ
り、また体裁もよくない。
【0007】また、第二に挙げた召合せ框は、四角状の
補強部の下端を水平に切欠き、この小口に閉塞部材を装
着しているが、閉塞部材自体に排水通路が水平な個所が
あって、結露水の排水が円滑に行かず、そのためゴミが
溜り易い
【0008】さらに第三に挙げた結露水受具は、集水部
の下端に設けた垂下壁に突設した係止片または突出片を
召合せ框の側壁に穿設した透孔に嵌入固定しても、1個
所のみによる固定であるから、前後に対しては安定した
固定が難しく、建具の摺動における衝撃でがたつく恐れ
がある。
【0009】この他第四に挙げた塞ぎ材は、召合せ框の
補強中空部を被装する被装部片の下端にフック状の係止
片を設けて召合せ框の下端に引掛け固定するものであ
り、前後に対しては安定した状態で固定できるが、上下
に対しては不安定であり、建具の摺動における衝撃によ
って塞ぎ材が召合せ框から脱落する恐れがあるなど問題
点がある。
【0010】この考案は、上述の問題点を解消するため
考案されたもので、この考案の召合せ框における結露水
の排水は、結露水が補強部を落下し、自然に閉塞部材の
被覆板上を流れ、停滞することなく円滑に室外へ排水す
ることができ、またゴミが溜るのを防ぐとともに、補強
部の形状に曲面を採り入れることによって、温和感のあ
るデザインに仕上げ、体裁のよい召合せ框に仕上げ、し
かも閉塞部材は前後、上下に対して不動の状態で補強部
に固定され、建具の摺動における過度の衝撃に対しても
閉塞部材が脱落する恐れがなく、安定した召合せ框を提
供することが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この考案の召合せ框は、内側召合せ框1の室内側
に、框1の基部18から反対の基部18にかけて断面が
弧状に形成された中空補強部3を一体に成形し、補強部
3の下端室外側に向って傾斜するように小口6を形成
し、斜状の小口6の基部まで掩覆可能な小口6よりも大
きい被覆板11を備えている小口閉塞部材10を補強部
3の小口6に装着した召合せ框を主な構成としている。
【0012】また、召合せ框1の中空補強部3内へ嵌挿
できる嵌合突部12を傾斜する被覆板11の上面に突設
し、かつ被覆板11の下端には召合せ框1の下端に掛
止、係合できる鍵形の掛止片16および框1に穿設した
透孔8に嵌入係合する凸状の係合部15を備えた掛止板
14を突設した小口閉塞部材10を補強部3の小口6に
装着した召合せ框である。
【0013】
【作用】この考案の召合せ框は、框1の室内側に、基部
から基部にかけて断面が弧状に形成された中空補強部3
が一体成形され、この補強部3の下端室外側に向って
傾斜するように小口6を形成し、この小口6よりも大き
い被覆板11を備えている小口閉塞部材10を、補強部
3の傾斜する小口6に装着したので、中空補強部3の表
面に発生した結露水は、補強部3の周辺より突出してい
る閉塞部材10の被覆板11上へ落下し、その結果結露
水は、傾斜する被覆板11の端面上を伝って、下枠4の
皿板上へ自然に流れ落ち排水される。
【0014】
【実施例】以下、この考案の召合せ框の実施例につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0015】この考案の建具の召合せ部は、図面に示す
とおり、内側召合せ框1と外側召合せ框2とから形成さ
れ、内側召合せ框1の室内側には、框1の基部18から
反対の基部18にかけて断面が弧状を呈する中空補強部
3を一体に成形し、この補強部3は下枠4の立上り部5
に接触しないように、下端を室外側に向って傾斜する斜
面状に切断して小口6を形成し、補強部3の下方の召合
せ框1の裾部7には透孔8が穿設されている
【0016】一方、召合せ框1における中空補強部3の
小口6に取付けられる小口閉塞部材10は、図4に示す
とおり、小口6を被覆し、かつ小口6よりもやや大きな
被覆板11が形成され、この被覆板11の上面には、中
空補強部3内へ挿入し密嵌できる嵌合突部12が突設さ
れ、かつ被覆板11は傾斜状に形成されて小口6に当接
し基部まで掩覆できる形態に形成されている。また、被
覆板11の周縁は小口6より一定量突出するように形成
され、そして嵌合突部12の前面には小突起13が突設
され、嵌合突部12が補強部3に嵌挿されたとき、補強
部3の内壁に圧接されるように形成されている。なお、
被覆板11の周縁の先端部分を多少上方へ隆起させても
よい。
【0017】さらに被覆板11の下端縁には、垂下状に
掛止板14が連設され、掛止板14の略中央に状の係
合部15が突設され、召合せ框1の裾部7に穿設された
透孔8に嵌入する。そして掛止板14の下端中央に小巾
の鍵形の掛止片16が突設され、召合せ框1の裾部7
端縁に掛止する。
【0018】小口閉塞部材10を召合せ框1に取付ける
には、まず嵌合突部12を中空補強部3内へ嵌挿させ、
小突起13を側縁部17とを補強部3の内壁へ圧接固定
し、かつ同時に掛止板14に設けた係合部15を召合せ
框1の裾部7に設けた透孔8に嵌入させるとともに、掛
止板14の端部に設けた掛止片16を召合せ框1の裾部
の下端に掛止固定する。その結果、掛止板14は召合
せ框1に対し、前後および上下に不動状態に固定され、
閉塞部材10の被覆板11は、中空補強部3の小口6に
当接した状態で装着される。
【0019】
【考案の効果】この考案の召合せ框は、以上説明したと
おりの構成であり、この構成によって下記の効果を奏す
る。
【0020】この考案の召合せ框は、内側召合せ框1の
室内側に、框1の基部18から基部 18にかけて断面が
弧状を呈する中空補強部3を設け、この補強部3の下端
室外側に向って傾斜する小口6を形成し、斜状の小口
6の基部まで掩覆可能な小口よりも大きい被覆板11を
備えた小口閉塞部材10を補強部3の小口6に装着した
召合せ框であるから、補強部3の表面に発生する結露水
は、補強部3の表面を流れ落ち、傾斜状の被覆板11上
へ落下する。そして補強部3の外周が弧状であるため、
結露水は停滞することなく被覆板11の周縁上を伝って
下枠4上に排出され、結露水の排水がきわめて円滑に行
われ、そのためゴミも溜らず、また掃除もしやすく清潔
であるなどの効果がある。
【0021】また、補強部3を弧状に形成することによ
って、補強部3の外観に温和感をあたえ、デザイン的に
も優れた召合せ框に仕上げることができる。
【0022】さらに、小口閉塞部材10は、被覆板11
上に嵌合突部12を突設し補強部3内へ嵌挿するので、
閉塞部材10の装着がきわめて容易であり、しかも被覆
板11の下端に連設された掛止板14には、召合せ框1
の裾部7の下端に掛止、係合する鍵形の掛止片16と
框1に穿設した透孔8に嵌入係合する凸状の係合部15
とを設けているので、装着時裾部7を表裏から挟持し、
前後、上下に対して不動の状態で固定される結果、建具
を乱暴に扱っても、また開閉操作によって生ずる衝撃に
も影響されず、閉塞部材10はがたつかず補強部3から
脱落することがなく、長期の使用に耐えることができ、
かつ閉塞部材10はビス止めではないから外観上体裁も
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2における召合せ框のI−I線断面図であ
る。
【図2】図1における召合せ框のII−II線断面図であ
る。
【図3】内側召合せ框の下部の縦断面図である。
【図4】小口閉塞部材の斜視図である。
【図5】内側召合せ框に小口閉塞部材を装着した部分を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 内側召合せ框 2 外側召合せ框 3 補強部 6 小口 10 閉塞部材 11 被覆板 12 嵌合突部 14 掛止板 15 係合部 16 掛止片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−24083(JP,A) 実開 昭57−29685(JP,U) 実開 昭58−57488(JP,U) 実開 昭59−173894(JP,U) 実開 昭58−90988(JP,U) 実開 平2−85786(JP,U) 実開 昭56−16783(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側召合せ框1の室内側に基部18から
    基部18にかけて断面弧状を呈する中空補強部3を設
    け、補強部3の下端室外側に向って傾斜する小口6を
    形成し、斜状の小口6の基部まで掩覆可能な小口6より
    大きい被覆板11を備えた小口閉塞部材10を補強部3
    の小口6に装着したことを特徴とする召合せ框。
  2. 【請求項2】 中空補強部3内へ嵌挿できる嵌合突部1
    2を斜状の被覆板11の上面に突設し、被覆板11の下
    端には框1の下端に掛止、係合できる鍵形の掛止片16
    および框1に穿設した透孔8に嵌入係合する凸状の係合
    部15を備えた掛止板14を連設した小口閉塞部材10
    を補強部3に装着した請求項1記載の召合せ框。
JP1992067791U 1992-09-29 1992-09-29 召合せ框 Expired - Lifetime JP2564974Y2 (ja)

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JPH0632680U JPH0632680U (ja) 1994-04-28
JP2564974Y2 true JP2564974Y2 (ja) 1998-03-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741350Y2 (ja) * 1979-07-16 1982-09-10
JPS6122152Y2 (ja) * 1980-07-25 1986-07-02
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JPH0632680U (ja) 1994-04-28

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