JP3096439B2 - 複合サッシの排水構造 - Google Patents

複合サッシの排水構造

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JP3096439B2 JP09125902A JP12590297A JP3096439B2 JP 3096439 B2 JP3096439 B2 JP 3096439B2 JP 09125902 A JP09125902 A JP 09125902A JP 12590297 A JP12590297 A JP 12590297A JP 3096439 B2 JP3096439 B2 JP 3096439B2
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孝利 前田
明 金坂
哲 竹島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障子が建付けられ
る複合サッシの排水構造に関する。
【従来の技術】
【0002】窓枠が金属枠と、その金属枠の屋外側に露
出する部分を覆う樹脂枠とからなり、かつ、障子の框が
金属框と、その金属框の屋外側に露出する部分を覆う樹
脂框とからなる複合サッシは、実公昭63−49481
号公報、特開平8−177316及び特開平8−177
317号公報等に記載されたものが知られている。この
ような複合サッシは、金属材の耐候性と強度及び樹脂材
の断熱性と意匠性を併せ備えていて、外観及び内観をそ
れぞれ建物の外装及び内装と整合する統一的な意匠とす
ることができることから、寒冷地のみならず、非寒冷地
においても採用されつつある。
【0003】ところで、窓枠の下枠は、窓枠自体の荷重
と障子の荷重を十分に支持し得る最大の強度を備えるこ
とが要求されるため、下枠の断面積の大部分を金属枠が
占め、樹脂枠は金属枠の内レールから屋内側の露出部分
の一部を覆う比較的小さなものに形成され、多くの場合
は、金属枠の雨返し壁と内レールの間の溝に嵌合させた
状態で固定されている。従って、雨返し壁と内レール間
の溝は、これに樹脂枠を嵌合した状態で、内障子の開閉
移動の障害にならないようにするため、金属枠のみで構
成される通常サッシの溝よりも深く形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、下枠にレー
ルがある場合は、レールの端部付近にごみ掃き出し用切
欠が形成される。金属枠のみで構成される通常サッシの
場合は、雨返し壁と内レール間の溝に進入した雨水は、
内レールに設けられた前記ごみ掃き出し用切欠から排水
される。樹脂枠を雨返し壁と内レール間の深い溝に嵌合
する複合サッシにおいても、ごみ掃き出し用切欠部を従
来と同様にレールの端部付近に設けるだけで問題がな
い。すなわち、溝に進入したごみは、樹脂枠の溝に嵌合
された部分の上面から内レールの切欠部を通って掃き出
すことができるからである。しかし、雨返し壁と内レー
ル間の溝に進入した雨水は、樹脂枠と内レールの間の隙
間から前記溝の底部に入り込むため、前記内レールの切
欠部から排出することができない。内レールを切欠部の
底部が溝の底部と同じ面になるまで深く切欠すれば、溝
底部から排水することは可能である。しかし、このよう
な切欠部を設けた場合は、ごみの掃き出しが逆に困難に
なるばかりでなく、大きい切欠部が複合サッシの内観を
著しく損なうことは明白である。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、樹脂枠を雨返し壁と内レール間の
深い溝に嵌合する複合サッシにおいて、ごみ掃き出しが
容易にできるとともに、内観を損なうことなく、前記溝
底部からの排水を行うことができるようにすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、下枠の金属枠の端部付近に前記溝に嵌合
されている樹脂枠よりも下側において、前記溝から内レ
ールの下方を貫通して前記内レールよりも屋外側の下枠
上面に開口する排水孔を設けるとともに、前記下枠の端
部付近に、前記溝から前記内レールの屋外側まで延在す
る障子ストッパを取付け、その障子ストッパの前記内レ
ールよりも屋外側の部分に前記排水孔に連通する排出孔
を設けたことを特徴としている。上記構成により、樹脂
枠と内レールの間の隙間から溝底部に至った水は、金属
枠に設けた排水孔及び障子ストッパの排出孔を通って内
レールよりも屋外側において下枠上面に排出される。排
水孔は小さくて良く、障子ストッパにより隠蔽されるた
め、顕著に露呈されない。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は引違い障子を建付けた複
合サッシの一部の横断面図、図2は図1のX−X線断面
図、図3は障子ストッパの構造を説明する図である。窓
枠の縦枠Jは、アルミニウム合金等の形材で形成された
金属枠1と、その金属枠の屋内側に露出する部分を覆
う、塩化ビニル又はアクリル等の形材で形成された樹脂
枠2とを、屋内外方向に隔てた2か所で長手方向全長に
渡って嵌合し、かつ、長手方向の複数箇所においてビス
3により結合して構成されている。
【0008】また、下枠Sは、アルミニウム合金等の形
材で形成された金属枠4と、その金属枠の屋内側に露出
する部分を覆う、塩化ビニル又はアクリル等の形材で形
成された樹脂枠5とを、屋内外方向に隔てた2か所で長
手方向全長に渡って嵌合し、かつ、長手方向の複数箇所
においてビス6により結合して構成されている。そし
て、下枠の金属枠4の屋内側端部に設けてある雨返し壁
42と、内レール43との間の溝44は、ここに樹脂枠
5の屋外側半分52を嵌め込むために、比較的深く形成
されている。この溝44を深くした分だけ内レール43
の強度が低下しないように、内レールの基部45を筒状
に形成して、所要の強度が確保されている。
【0009】下枠の樹脂枠5は、横断面形状L字形を成
して、断面金属枠4の雨返し壁42及びその雨返し壁の
上端部から屋内方向に水平に屈曲されている端縁41の
屋内露出面を覆う屋内側半分51と、屋内側半分の下端
部に一体に形成され、前記溝44内に嵌合されて、溝4
4をその深さ方向中間部において溝44の全長に渡って
閉塞する屋外側半分52とを有している。そして、屋外
側半分52の上面は、屋外方向にやや下り傾斜し、その
先端部が内レールの基部45の上面と等しい高さにあ
る。
【0010】内レール43には、下枠の長手方向端部付
近において、一部43aを残して、ごみ掃き出し用切欠
46が設けられている。これにより、樹脂枠5の屋外側
半分52により閉塞されている溝44に溜まったごみ
を、その切欠46から掃き出すことができる。
【0011】また、内レールの基部45には、前記内レ
ールの切残し部43aに対応する位置において、溝44
の下部から内レール43の屋外側の下枠上面方向に貫通
する排水孔47が設けられている。従って、溝44に進
入した雨水などの水が、樹脂枠の屋外側半分52と内レ
ール43との間の隙間から溝の下部に至った場合は、そ
の水は排水孔47を通って、下枠の上面に流れ出ること
ができる。
【0012】7は、下枠Sの切欠46側の端部付近に取
付けられた障子ストッパである。この障子ストッパ7
は、従来と同様に、内障子の召合せ框の側面に取付けら
れているクレセントが障子開放時に縦枠Jに衝突して破
損されることを防止するため、クレセントが縦枠に当た
る前に障子を止めるためのものである。本発明において
は、障子ストッパ7は、図3にも示されているように、
平面形状が凸字形の、下面に開口する箱状に形成され、
上壁71の下面のほぼ中央に断面形状が片やじり状の係
止突起72が設けられ、その係止突起から屋内方向に内
レールの肉厚に等しい間隔をおいて左右一対の挟持突起
73が設けられている。また、凸字形の先端部に相当す
る部分の正面壁74には排出孔75が形成されている。
挟持突起73は、一枚の板状に形成されても良い。
【0013】障子ストッパ7は、図1に示されているよ
うに、側部を縦枠Jの樹脂枠の凹部21に嵌合した状態
で下枠上面に向けて押し下げると、内レールの切残し部
43aが係止突起72と挟持突起73の間に押入され、
突起72,73の弾性変形及び復元により、障子ストッ
パ7が下枠に堅固に固定される。そして、この時、排出
孔75は、内レールの基部45に設けられた排水孔47
を隠蔽し、かつ、その排水孔を屋外側に連通させてい
る。従って、排水孔47から流出する水は、排出孔75
から内レール43と外レール48との間の下枠上面に排
出された後は、従来と同様に、その下枠上面を下枠の端
部方向に流れ、外レールの端部及び網戸レール49の端
部にそれぞれ形成されている掃き出し部から排除され
る。
【0014】障子ストッパ7の正面壁に設けた排出孔7
5は、内レール基部の排水孔を屋外側に連通させ、か
つ、排水孔の存在を目立たないようにするためのもので
あるから、障子ストッパの平面形状は凸字形でなくても
良く、また、排水孔の真正面でなく、むしろ多少左右い
ずれかの方向にずれた位置に設けられることが良い。こ
のようにした場合は、窓開放時に、屋外側から排出孔及
び排水孔に異物が入りにくい。
【0015】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、下枠の
金属枠の雨返し壁と内レールとの間の溝に樹脂枠を嵌合
している複合サッシにおいて、前記樹脂枠の下側におい
て、前記溝の下部から内レールよりも屋外側の下枠上面
に連通する排水孔を設けるとともに、前記下枠の端部付
近に取付けられる障子ストッパの前記内レールよりも屋
外側の部分に前記排水孔に連通する排出孔を設けたの
で、樹脂枠と内レール間の隙間から溝の底部に至った水
は、前記排水孔及び排出孔を通って屋外側に排出され
る。そして、前記排水孔は障子ストッパにより隠蔽され
るので、サッシの外観が損なわれず、外側部から排水孔
に異物が入り込みにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水構造を採用した複合サッシの
一部の横断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】障子ストッパの構造を説明する図である。
【符号の説明】
S 下枠 4 金属枠 42 雨返し壁 43 内レール 44 溝 45 内レールの基部 46 掃き出し用切欠 47 排水孔 5 樹脂枠 51 屋内側半分 52 屋外側半分 7 障子ストッパ 72 係止突起 75 排出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹島 哲 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (72)発明者 山元 則之 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日 軽株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/26 E06B 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠が金属枠と同金属枠の屋内側に露出
    される部分を覆う樹脂枠とからなり、下枠の樹脂枠が下
    枠の金属枠の雨返し壁と内レールとの間の溝に嵌合固定
    される複合サッシにおいて、前記下枠の金属枠の端部付
    近に前記溝に嵌合されている樹脂枠よりも下側におい
    て、前記溝から前記内レールの下方を貫通して前記内レ
    ールよりも屋外側の下枠上面に開口する排水孔を設ける
    とともに、前記下枠の端部付近に、前記溝から前記内レ
    ールの屋外側まで延在する障子ストッパを取付け、その
    障子ストッパの前記内レールよりも屋外側の部分に前記
    排水孔に連通する排出孔を設けたことを特徴とするサッ
    シの排水構造。
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