JP2564207Y2 - 小型モータの固定子ヨークの固定構造 - Google Patents

小型モータの固定子ヨークの固定構造

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JP2564207Y2
JP2564207Y2 JP1990039712U JP3971290U JP2564207Y2 JP 2564207 Y2 JP2564207 Y2 JP 2564207Y2 JP 1990039712 U JP1990039712 U JP 1990039712U JP 3971290 U JP3971290 U JP 3971290U JP 2564207 Y2 JP2564207 Y2 JP 2564207Y2
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JP
Japan
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fixed
stator yoke
claws
stator
yoke
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JP1990039712U
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JPH04153U (ja
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幸秀 樋本
和則 山本
純雄 佐川
豊仁 長谷川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、小型モータの固定子ヨークの固定構造に関
するものである。
[従来の技術] 小型モータとしては第5図に示す構造のものがある。
この小型モータは、上面が開口する箱状の下固定子ヨー
ク(第1のヨーク)1と、下固定子ヨーク1の開口に被
着される上固定子ヨーク(第2のヨーク)2とで外殻が
形成され、下固定子ヨーク1内にコイル(固定子巻線)
3を巻装したコイルボビン4を収納し、周方向において
多極着磁された回転子5をコイルボビン5の貫通穴内に
回転自在に収め、上記上下固定子ヨーク1,2には回転子
5の周面に対向する磁極片8を夫々形成した構造となっ
ている。ここで、回転子5の回転軸7は下固定子ヨーク
1の底面に敷設され鉄系材料で形成されたスペーサ6に
間座を噛ませて取り付けてあり、この摺動部分には潤滑
剤を塗布してある。また、下固定子ヨーク1の側面から
はコイル3の両端を接続する一対の端子9を突設してあ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、この種の小型モータでは次のようにして固
定子ヨーク1,2を固定してある。つまり、第5図および
第6図(a)に示すように、下固定子ヨーク1の側壁の
上端面の適所に一対の固定爪1aを突設すると共に、上固
定子ヨーク2の上記固定爪1a間に介在する部分に下固定
子ヨーク1の上端面に載置される凸状の固定部2aを形成
し、固定爪1aの上部を第6図(a)に示すパンチ15を用
いて同図(b)に示すように上固定子ヨーク2の固定部
2a側に折り曲げ、一対の固定爪1aで固定部2aを両側から
鋏める形で上固定子ヨーク2を下固定子ヨーク1に固定
していた。なお、固定爪1aの折り曲げ側の面には上部の
折り曲げを容易とするために断面半円状の溝1bを形成し
てある。
しかし、この小型モータの固定子ヨーク1,2の固定構
造であると、製造工程あるいは搬送途中の落下(50cm以
上)等により第6図(b)中に矢印で示す方向に衝撃荷
重や振動が加わったときには、上固定子ヨーク2にすべ
りが生じて、第7図(a)に示すように下固定子ヨーク
2の固定部2aが固定爪1aの間から外れたり、同図(b)
に示すように固定爪1a上に固定部2aが乗り上がったりす
る問題がある。なお、このような固定不良が発生する
と、モータ特性が安定せず、磁気音(うねり音)を発生
することがある。
考案は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、衝撃や振動等で固定不良を生じない
小型モータの固定子ヨークの固定構造を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、上面が開口し
内部に固定子巻線及び回転子が収められる第1の固定子
ヨークと、第1の固定子ヨークの開口面に覆着される第
2の固定子ヨークとを備えた小型モータにおいて、第1
の固定子ヨークの開口縁の適所に上記開口縁に沿って互
いに近付く向きに塑性変形可能な一対の固定爪を隣接さ
せて突設し、第2の固定子ヨークにおいて上記一対の固
定爪間に位置する部位に第1の固定子ヨークの開口縁に
載置されかつ両固定爪間の距離に一致する幅を有した固
定部を突設すると共に、固定部を挟む上記一対の固定爪
を両固定爪を含む面内で先端部が互いに近付く向きに塑
性変形させたときに各固定爪の先端部が嵌まって上記一
対の固定爪を含む平面に直交する方向への第1及び第2
の固定子ヨークの相対的移動を阻止する溝状の嵌合部を
固定部に形成してある。
[作用] 本考案は上述のように、第1の固定子ヨークの開口縁
に沿って互いに近付く向きに塑性変形可能な一対の固定
爪を第1の固定子ヨークの開口縁上で隣接させて突設
し、第2の固定子ヨークには第1の固定子ヨークの開口
縁に載置されかつ両固定爪間の距離に一致する幅を有し
た固定部を設けているから、両固定爪間に固定部が嵌合
することによって、第1の固定子ヨークと第2の固定子
ヨークとは両固定爪を結ぶ方向においては移動が禁止さ
れる。また、両固定爪を第1の固定子ヨークの開口縁に
沿って互いに近付く向きに塑性変形させると、第1の固
定子ヨークと固定爪との間で固定部が挟持され、第1の
固定子ヨークと第2の固定子ヨークとは第1の固定子ヨ
ークの開口縁からの固定爪の突出方向への移動が禁止さ
れる。さらに、固定部を挟む両固定爪を両固定爪を含む
面内で先端部が互いに近付く向きに塑性変形させたとき
に各固定爪の先端部が嵌まって両固定爪を含む平面に直
交する方向への第1及び第2の固定子ヨークの相対的移
動を阻止する溝状の嵌合部を固定部に形成してあるか
ら、固定爪と嵌合部とが嵌合することによって、第1の
固定子ヨークと第2の固定子ヨークとは両固定爪を含む
平面に直交する方向への移動も禁止される。要するに、
本考案は、上記構造を採用することによって、一対の固
定爪を設けた箇所ごとに互いに略直交する3方向におい
て第1及び第2の固定子ヨークの相対移動を禁止し、第
1及び第2の固定子ヨークを強固に結合し、衝撃や振動
等による第1及び第2の固定子ヨークのずれを防止でき
るようにして、固定子ヨークの固定不良が生じにくいよ
うにしたものである。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例では、第1図に示すように、固定部2aの固定爪
1aが折り曲げられる部分に固定爪1aが嵌まる凹部2bを形
成してある。ここで、凹部2bとしては、第1図(c)に
示すV溝であっても良いし、または一方向だけへのずれ
を防止する第2図に示す形状のV溝に形成しても良い。
さらに、第3図(a)に示すように固定爪2aの折り曲げ
側部分をくさび状に形成すると共に、固定部2aの固定爪
1aが折り曲げられる部分の裏面に凹所2cを穿設して薄肉
部2dを形成し、固定爪1aをパンチ15により折曲した際に
第3図(b)に示すように固定爪1aのくさび状部分が固
定部2aの薄肉部2dに食い込むようにしても良く、さらに
また第4図に示すように薄肉部2dにV溝2bを形成しても
良い。上記いずれかの構造を適用すると、折り曲げた固
定爪1aの先端が凹部2b等の嵌合部に嵌まり、第1図
(b)に示す方向における上固定子ヨーク2の固定力を
強くすることができ、衝撃や振動等によっても上固定子
ヨーク2がずれることがない。しかも、このようにする
と、比較的に小さい力で上下固定子ヨーク1,2を固定で
き、このため上下固定子ヨーク1,2に変形を生じさせな
い利点もある。
[考案の効果] 本考案は上述のように、第1の固定子ヨークの開口縁
に沿って互いに近付く向きに塑性変形可能な一対の固定
爪を第1の固定子ヨークの開口縁上で隣接させて突設
し、第2の固定子ヨークには第1の固定子ヨークの開口
縁に載置されかつ両固定爪間の距離に一致する幅を有し
た固定部を設けているから、両固定爪間に固定部が嵌合
することによって、第1の固定子ヨークと第2の固定子
ヨークとは両固定爪を結ぶ方向においては移動が禁止さ
れる。また、両固定爪を第1の固定子ヨークの開口縁に
沿って互いに近付く向きに塑性変形させると、第1の固
定子ヨークと固定爪との間で固定部が挟持され、第1の
固定子ヨークと第2の固定子ヨークとは第1の固定子ヨ
ークの開口縁から固定爪の突出方向への移動が禁止され
る。さらに、固定部を挟む両固定爪を両固定爪を含む面
内で先端部が互いに近付く向きに塑性変形させたときに
各固定爪の先端部が嵌まって両固定爪を含む平面に直交
する方向への第1及びぢ2の固定子ヨークの相対的移動
を阻止する溝状の嵌合部を固定部に形成してあるから、
固定爪と嵌合部とが嵌合することによって、第1の固定
子ヨークと第2の固定子ヨークとは両固定爪を含む平面
に直交する方向への移動も禁止される。結局、上記構造
を採用しているので、一対の固定爪を設けた箇所ごとに
互いに略直交する3方向において第1及び第2の固定子
ヨークの相対移動が禁止され、第1及び第2の固定子ヨ
ークが強固に結合され、衝撃や振動等による第1及び第
2の固定子ヨークのずれが防止されて、固定子ヨークの
固定不良が生じにくくなるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は夫々本考案の一実施例の要部の
斜視図、固定後の要部の斜視図、及び同図(a)のA−
A矢視図、第2図は凹部を別形状にした場合の要部断面
図、第3図(a),(b)は別構造の上下固定子ヨーク
の固定構造を示す要部断面図及び固定後の断面図、第4
図はさらに別構造の上下固定ヨークの固定構造を示す要
部断面図、第5図(a)〜(c)は小型モータの平面
図、断面図、一部を破断した側面図、第6図(a),
(b)は従来の上下固定子ヨークの要部の斜視図、固定
後の要部の斜視図、第7図(a),(b)は夫々衝撃等
により上固定ヨークが外れた状態を示す要部斜視図であ
る。 1は下固定子ヨーク、1aは固定爪、2は上固定子ヨー
ク、2aは固定部、2bはV溝、3はコイル、5は回転子で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐川 純雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)考案者 長谷川 豊仁 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−58842(JP,U) 実開 昭60−114547(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口し内部に固定子巻線及び回転子
    が収められる第1の固定子ヨークと、第1の固定子ヨー
    クの開口面に覆着される第2の固定子ヨークとを備えた
    小型モータにおいて、第1の固定子ヨークの開口縁の適
    所に上記開口縁に沿って互いに近付く向きに塑性変形可
    能な一対の固定爪を隣接させて突設し、第2の固定子ヨ
    ークにおいて上記一対の固定爪間に位置する部位に第1
    の固定子ヨークの開口縁に載置されかつ両固定爪間の距
    離に一致する幅を有した固定部を突設すると共に、固定
    部を挟む上記一対の固定爪を両固定爪を含む面内で先端
    部が互いに近付く向きに塑性変形させたときに各固定爪
    の先端部が嵌まって上記一対の固定爪を含む平面に直交
    する方向への第1及び第2の固定子ヨークの相対的移動
    を阻止する溝状の嵌合部を固定部に形成して成ることを
    特徴とする小型モータの固定子ヨークの固定構造。
JP1990039712U 1990-04-14 1990-04-14 小型モータの固定子ヨークの固定構造 Expired - Lifetime JP2564207Y2 (ja)

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