JPH0729728Y2 - 磁石発電機用電機子 - Google Patents

磁石発電機用電機子

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JPH0729728Y2
JPH0729728Y2 JP1989026111U JP2611189U JPH0729728Y2 JP H0729728 Y2 JPH0729728 Y2 JP H0729728Y2 JP 1989026111 U JP1989026111 U JP 1989026111U JP 2611189 U JP2611189 U JP 2611189U JP H0729728 Y2 JPH0729728 Y2 JP H0729728Y2
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ground terminal
mounting hole
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fitting
ground
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芳美 橋本
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁石発電機の固定子として用いる電機子に関
するものである。
[従来の技術] 磁石発電機用の電機子は、鋼板の積層体からなる電機子
鉄心に電機子コイルを巻装することにより構成される。
電機子コイルの端末部を接地する場合には、電機子鉄心
に設けたアース端子取付孔にアース端子金具を圧入し
て、該アース端子金具にコイルの端末部を接続してい
る。
第5図は従来の磁石発電機用電機子にアース端子金具を
取り付けた状態を示したもので、同図において1は鋼板
1a,1a,…を積層してなる電機子鉄心である。各鋼板には
幅狭部1b1と幅広部1b2とからなる矩形状の孔1bが設けら
れ、鋼板1a,1a,…の孔1b,1b…によりアース端子取付孔1
Bが形成されている。
アース端子金具2は楔状部2a,2a′を有していて、該楔
状部がアース端子取付孔1c内に圧入され、各楔状部の角
部2a1,2a1′が孔1bの幅狭部1b1に噛み合った状態にされ
ている。アース端子取付孔1B及び該取付孔に圧入された
アース端子金具の、圧入方向に対して直角な断面の形状
を第6図に示してある。
[考案が解決しようとする課題] 第5図及び第6図に示した従来の電機子では、アース端
子金具2の楔状部2aの両側の角部2a1,2a1、及び楔状部2
a′の両側の角部2a1′,2a1′が鋼板の孔1bの幅狭部1b1
の端部に噛み合った状態にあってこれらの部分ではアー
ス端子金具が取付孔に圧入された状態にあるが、アース
端子金具2の厚み方向の端面2b,2cは取付孔の内面に圧
接されておらず、これらの端面2b,2cと取付孔1Bの内面
との間には隙間が形成されている。従ってこの電機子を
内燃機関等の原動機に取り付けた場合、振動によりアー
ス端子金具が動き、長年の使用により接触不良が生じる
おそれがあった。
本考案の目的は、アース端子金具を振動により動くこと
がないように強固に取り付けることができるようにした
磁石発電機用電機子を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、鋼板の積層体からなる電機子鉄心に電機子コ
イルを巻装し、電機子鉄心に設けたアース端子取付孔に
圧入したアース端子金具に電機子コイルの接地側の端末
部を接続してなる磁石発電機用電機子に係わるものであ
る。
本考案においては、アース端子金具が、電機子コイルの
接地側の端末部を接続する頭部とアース端子取付孔に圧
入される首下部とを有していて、該首下部の横断面が矩
形状を呈するように形成されている。
請求項1に記載した考案においては、アース端子金具取
付孔が、長方形の一辺の両端の角部を斜めに落して傾斜
部とした横断面形状を有しており、アース端子金具の首
下部がアース端子取付け孔に圧入された状態でアース端
子金具の首下部の一側面がアース端子取付孔の横断面の
前記一辺に相対する他辺側で該アース端子金具の内面に
接触し、かつアース端子金具の首下部の前記一側面に相
対する他の側面の両端の角部が前記アース端子取付孔の
傾斜部に接触して該傾斜部により押しつぶされるよう
に、アース端子金具の首下部及び前記アース端子取付孔
の寸法が設定されている。
また請求項2に記載した考案においては、上記アース端
子金具取付孔が半円形の横断面を有するように形成さ
れ、アース端子金具の首下部が、アース端子取付孔に圧
入された状態でアース端子金具の首下部の一側面がアー
ス端子取付孔の平坦な内面に接触し、かつ該アース端子
金具の首下部の一側面に相対する他の側面の両端の角部
がアース端子取付孔の円弧状部に接触して該円弧状部よ
り押しつぶされるように、アース端子金具の首下部及び
前記アース端子取付孔の寸法が設定されている。
[作用] 上記のように構成すると、アース端子金具とアース端子
取付孔とは3か所で接触し、しかもその内の1か所では
面接触するため、電機子に振動が加わった際にアース端
子金具が取付孔内で動くのを阻止することができ、アー
ス端子金具と電機子鉄心との電気的な接続を確実にする
とともに、アース端子金具の取付け強度を高めることが
できる。
[実施例] 以下添付図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示したもので、こ
れらの図において10は鋼板を積層してなる電機子鉄心で
ある。電機子鉄心10は、ほぼ矩形状の継鉄部10aの外周
部から4つの突極部10b1ないし10b4を突出させた形状を
有し、突極部10b1ないし10b4の先端にはそれぞれ図示し
ない磁石回転子の磁極部に所定のギャップを介して対向
する極片部10c1ないし10c4が設けられている。極片部10
c1ないし10c4にはボビンを介して電機子コイル11が巻装
されている。
電機子鉄心10の継鉄部には磁石回転子の回転軸を貫通さ
せる孔10dが形成され、この孔10dの周辺部にはこの電機
子を所定の取付部に固定するために用いるボルトを通す
ボルト挿通孔10e,10eが設けられている。
継鉄部10aにはまた鉄心の積層方向に伸びるアース端子
取付孔12が形成され、このアース端子取付孔12にアース
端子金具13が圧入されて取り付けられている。
第3図に示したように、アース端子取付孔12は長方形の
一辺の両端側の角部を斜めに落して傾斜部12a,12bを形
成した横断面形状を有している。
アース端子金具13は、幅が広く形成された頭部13aと、
頭部13aよりも幅が狭く形成された首下部13bと、該首下
部13bの先端に連続するテーパ部13cとからなり、頭部13
aの中央部にはコイル導体を嵌合させて半田付けするた
めの溝13dが形成されている。
首下部13b及びテーパ部13cがアース端子取付孔12に圧入
されるが、これら首下部及びテーパ部は矩形状の断面形
状を有している。
アース端子金具13を取付孔12に圧入した状態では、アー
ス端子金具13の平坦な一側面13Aが取付孔12の内面12cに
接触した状態で、該アース端子金具13の平坦な一側面13
Aに相対する他の側面の両端の角部13a,13bがそれぞれ取
付孔12の傾斜部12a,12bに接触して押しつぶされるよう
に、取付孔12及びアース端子金具13の寸法が設定されて
いる。アース端子金具13の角部13a,13bの変形により生
じた押圧力により該アース端子金具13の一側面13Aが取
付孔12の内面12cに押圧されている。
このように本考案においては、アース端子金具13と取付
孔12とが少なくとも3か所で接触し、しかもその内の1
か所では面接触するため、アース端子金具が取付孔内で
動くことがない。従って、アース端子金具と電機子鉄心
との電気的接続を確実にすることができ、アース端子金
具を電機子鉄心に強固に取り付けることができる。
本考案においては、アース端子金具をアース端子取付孔
内に圧入した際に、該アース端子金具の一側面13Aが取
付孔の内面に接触し、該アース端子金具の一側面13Aに
相対する側面の両端の角部13a,13bが取付孔の内面によ
り押しつぶされて変形させられるように、アース端子金
具及び取付孔の横断面形状が定められていればよく、両
者の横断面形状は上記の例に限定されるものではない。
例えば第4図に示すように、取付孔12の横断面形状を半
円形とし、アース端子金具の取付孔に圧入される部分の
断面形状を第3図の例と同様に矩形状にして、アース端
子金具の2つの角部13a,13bが取付孔12の円弧状部によ
り押しつぶされるようにしてもよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、アース端子金具とアー
ス端子取付孔とを3か所で接触させ、その内の1か所で
は両者では面接触させるようにしたので、アース端子金
具をアース端子取付孔内に強固に取り付けることができ
る。従って、電機子に振動が加わった際にアース端子金
具が取付孔内で動くのを阻止することができ、アース端
子金具と電機子鉄心との間の電気的な接続を確実にする
とともに、アース端子金具の取付け強度を高めることが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部を示す斜視図、第2図は
同実施例の全体的な構成を示す正面図、第3図及び第4
図はそれぞれアース端子金具をアース端子取付孔に圧入
した状態の異なる例を示した横断面図、第5図は従来の
電機子のアース端子金具付近を示す縦断面図、第6図は
第5図のアース端子金具の圧入状態を示した横断面図で
ある。 10…電機子鉄心、11…電機子コイル、12…アース端子取
付孔、12a,12b…アース端子取付孔の傾斜部、12c…アー
ス端子取付孔の内面、13…アース端子金具、13A…アー
ス端子金具の一側面、13a,13b…アース端子金具の角
部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板の積層体からなる電機子鉄心に電機子
    コイルを巻装し、前記電機子鉄心に設けたアース端子取
    付孔に圧入したアース端子金具に前記電機子コイルの接
    地側の端末部を接続してなる磁石発電機用電機子におい
    て、 前記アース端子金具取付孔は、その横断面が長方形の一
    辺の両端の角部を斜めに落して傾斜部とした形状を呈す
    るように形成され、 前記アース端子金具は前記電機子コイルの接地側の端末
    部が接続される頭部と前記アース端子取付孔に圧入され
    る首下部とを有していて、該首下部の横断面が矩形状を
    呈するように形成され、 前記アース端子金具の首下部が前記アース端子取付け孔
    に圧入された状態で前記アース端子金具の首下部の一側
    面が前記アース端子取付孔の横断面の前記一辺に相対す
    る他辺側で該アース端子取付孔の内面に接触し、かつ該
    アース端子金具の首下部の前記一側面に相対する他の側
    面の両端の角部が前記アース端子取付孔の傾斜部に接触
    して該傾斜部により押しつぶされるように、前記アース
    端子金具の首下部及び前記アース端子取付孔の寸法が設
    定されていることを特徴とする磁石発電機用電機子。
  2. 【請求項2】鋼板の積層体からなる電機子鉄心に電機子
    コイルを巻装し、前記電機子鉄心に設けたアース端子取
    付孔に圧入したアース端子金具に前記電機子コイルの接
    地側の端末部を接続してなる磁石発電機用電機子におい
    て、 前記アース端子金具取付孔は、その横断面が半円形を呈
    するように形成され、 前記アース端子金具は前記電機子コイルの接地側の端末
    部が接続される頭部と前記アース端子取付孔に圧入され
    る首下部とを有していて、該首下部の横断面が矩形状を
    呈するように形成され、 前記アース端子金具の首下部が前記アース端子取付け孔
    に圧入された状態で前記アース端子金具の首下部の一側
    面が前記アース端子取付孔の平坦な内面に接触し、かつ
    該アース端子金具の首下部の前記一側面に相対する他の
    側面の両端の角部が前記アース端子取付孔の円弧状部に
    接触して該円弧状部より押しつぶされるように、前記ア
    ース端子金具の首下部及び前記アース端子取付孔の寸法
    が設定されていることを特徴とする磁石発電機用電機
    子。
JP1989026111U 1989-03-09 1989-03-09 磁石発電機用電機子 Expired - Lifetime JPH0729728Y2 (ja)

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JPS61116946A (ja) * 1984-11-08 1986-06-04 Nippon Denso Co Ltd 磁石発電機の固定子

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