JP5593958B2 - モータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

モータおよびディスク駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5593958B2
JP5593958B2 JP2010186793A JP2010186793A JP5593958B2 JP 5593958 B2 JP5593958 B2 JP 5593958B2 JP 2010186793 A JP2010186793 A JP 2010186793A JP 2010186793 A JP2010186793 A JP 2010186793A JP 5593958 B2 JP5593958 B2 JP 5593958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
mounting plate
motor
caulking
motor according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010186793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011109897A5 (ja
JP2011109897A (ja
Inventor
秀彦 日高
重雄 林
昌典 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2010186793A priority Critical patent/JP5593958B2/ja
Priority to CN201010526914.3A priority patent/CN102044936B/zh
Priority to KR1020100102502A priority patent/KR101192531B1/ko
Publication of JP2011109897A publication Critical patent/JP2011109897A/ja
Publication of JP2011109897A5 publication Critical patent/JP2011109897A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5593958B2 publication Critical patent/JP5593958B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

本発明は、モータおよびディスク駆動装置に関する。
光ディスクドライブ等のディスク駆動装置には、ディスクを回転させるためのブラシレスモータが搭載されている。従来のブラシレスモータについては、例えば、特開2002−262540号公報に記載されている。当該公報に記載されたブラシレスモータは、モータ取付のための取付ベース部と、モータを駆動および制御するための回路の少なくとも一部を実装したプリント基板と、を有している。
特開2002−262540号公報
特開2002−262540号公報に記載されたブラシレスモータでは、プリント基板は、取付ベース部に両面テープによって接着固定されている。しかしながら、プリント基板は、種々の電子部品を半田付けする際に、熱によって反る場合がある。このようなプリント基板を取付ベース部に固定するときには、取付ベース部にプリント基板を押し付けて、プリント基板の反りを矯正しつつ、両面テープで接着する必要がある。
また、両面テープの接着力よりプリント基板の反りの力が強ければ、一旦接着されたプリント基板が再び反り、取付ベース部からプリント基板が部分的に浮いてしまう場合がある。取付ベース部から浮いたプリント基板は、ディスク駆動装置内の他の部材と干渉し、ディスク駆動装置の機能に悪影響を与える虞がある。また、プリント基板の浮きは、ディスク駆動装置の薄型化を阻害する要因ともなる。
プリント基板にコネクタが実装されている場合には、特に、コネクタの近傍において、プリント基板の反りが発生しやすい。この反りは、コネクタに設けられた多数の端子ピンを半田付けする際に発生するものと考えられる。また、プリント基板が部分的にくびれた形状を有する場合にも、プリント基板の反りが発生しやすい。これは、くびれの位置において、反りの応力が集中しやすいためである。
本発明の目的は、取付板の上面に回路基板を押し付けることなく、取付板に回路基板を固定でき、固定後に取付板から回路基板が浮いてしまうことも抑制できるモータを提供することであり、さらに、このモータを備えたディスク駆動装置を提供することである。
本願の第1発明は、静止部と、上下に延びる中心軸を中心に回転可能な状態で、前記静止部に支持された回転部と、前記静止部が固定された取付板と、前記取付板の上面側に配置され、前記静止部に対して前記回転部を回転駆動させるための電子回路が実装された回路基板と、を備え、前記静止部は、前記回路基板の長手方向の中央位置より一方側に位置し、前記回路基板は、前記長手方向の中央位置より他方側に位置するコネクタを有し、軸方向において、前記回路基板と、前記取付板との間に、絶縁シートが配置され、前記取付板は、前記取付板の一部がバーリング加工されて形成された円筒部が曲折され、前記回路基板の上面または前記回路基板の上面と他の面との境界に位置するエッジに当接して、前記取付板に前記回路基板を固定するバーリングかしめ部を、少なくとも2つ有し、前記バーリングかしめ部の少なくとも1つは、前記コネクタの前記一方側の端部よりも他方側の位置に配置されているモータである。
また、本願の第2発明は、本願の第1発明のモータにかかり、前記回路基板は、前記長手方向に直交する幅方向の長さが、一方側および他方側に隣接する部分より短い狭隘部を有し、前記コネクタの少なくとも一部分が、狭隘部に位置するモータである。
本願の第1発明によれば、回路基板の反りが発生しやすいコネクタの近傍において、取付板と回路基板とが、固定部により固定されている。このため、モータの製造時に、取付板の上面に回路基板を押し付けることなく、取付板に回路基板を固定できる。また、固定後に取付板から回路基板が浮いてしまうことも抑制できる。
本願の第2発明によれば、回路基板の狭隘部に反りが発生した場合に、回路基板の浮きが発生しやすい位置において、取付板と回路基板とが、固定部により固定されている。このため、モータの製造時に、取付板の上面に回路基板を押し付けることなく、取付板に回路基板を固定できる。また、固定後に取付板から回路基板が浮いてしまうことも抑制できる。
図1は、モータの上面図である。 図2は、モータの上面図である。 図3は、ディスク駆動装置の縦断面図である。 図4は、ブラシレスモータの縦断面図である。 図5は、ブラシレスモータの上面図である。 図6は、外形かしめ部の縦断面図である。 図7は、バーリングかしめ部の縦断面図である。 図8は、ねじ止め部を有するブラシレスモータの上面図である。 図9は、ねじ止め部の縦断面図である。 図10は、取付板に回路基板を固定する手順の一例を示したフローチャートである。 図11は、ブラシレスモータの上面図である。 図12は、対向部の縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、モータの中心軸に沿う方向を上下方向とし、取付板に対して回路基板側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下方向を定義したものであって、本発明に係るモータおよびディスク駆動装置が実際の機器に搭載されたときの設置姿勢を限定するものではない。
<1.第1実施形態に係る回路基板ユニット>
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ113の上面図である。図1に示すように、モータ113は、静止部102と、回転部103と、取付板104と、回路基板105と、を備えている。
静止部102は、取付板104に固定されている。回転部103は、上下に延びる中心軸109を中心に回転可能な状態で、静止部102に支持されている。回路基板105は、取付板104の上面側に配置されている。回路基板105には、静止部102に対して回転部103を回転駆動させるための電子回路が実装されている。
静止部102は、回路基板105の長手方向の中央位置Xcより一方側Xaに位置している。また、回路基板105は、長手方向の中央位置Xcより他方側Xbに位置するコネクタ154を有している。回路基板105は、かしめ部140により、取付板104に固定されている。かしめ部140は、取付板104が、部分的に回路基板105の上面に当接したものである。
かしめ部140は、コネクタ154の一方側Xaの端部よりも他方側Xbの位置に、少なくとも1つ配置されている。すなわち、回路基板105の反りが発生しやすいコネクタ154の近傍において、取付板104と回路基板105とが、かしめ部140により固定されている。このため、モータ113の製造時に、取付板104の上面に回路基板105を押し付けることなく、取付板104に回路基板105を固定できる。また、固定後に取付板104から回路基板105が浮いてしまうことも、抑制できる。
なお、かしめ部140は、上記のように、回路基板105の上面に当接したものであってもよいし、回路基板105の上面と他の面との境界に位置するエッジに当接したものであってもよい。また、上記のかしめ部140と同等の位置に、かしめ部140に代えてねじ止め部を設けてもよい。ねじ止め部は、回路基板105および取付板104にねじを挿入し、回路基板105の上面にねじの頭部を当接させたものとすればよい。
すなわち、かしめ部140やねじ止め部のような固定部によって、取付板104に回路基板105を固定すればよい。
<2.第2実施形態に係る回路基板ユニット>
図2は、本発明の第2実施形態に係るモータ213の上面図である。図2に示すように、モータ213は、静止部202と、回転部203と、取付板204と、回路基板205と、を備えている。
静止部202は、取付板204に固定されている。回転部203は、上下に延びる中心軸209を中心に回転可能な状態で、静止部202に支持されている。回路基板205は、取付板204の上面側に配置されている。回路基板205には、静止部202に対して回転部203を回転駆動させるための電子回路が、実装されている。
回路基板205は、その長手方向Xに直交する幅方向Yの長さが、長手方向Xの一方側Xaおよび他方側Xbに隣接する部分より短い狭隘部253を有する。静止部202は、狭隘部253より長手方向Xの一方側Xaに位置する。回路基板205は、かしめ部240により、取付板204に固定されている。かしめ部240は、取付板204が、部分的に回路基板205の上面に当接したものである。
かしめ部240は、狭隘部253または狭隘部253より長手方向Xの他方側Xbの位置に、少なくとも1つ配置されている。すなわち、回路基板205の狭隘部253に反りが発生した場合に、回路基板205の浮きが発生しやすい位置において、取付板204と回路基板205とが、かしめ部240により固定されている。このため、モータ213の製造時に、取付板204の上面に回路基板205を押し付けることなく、取付板204に回路基板205を固定できる。また、固定後に取付板204から回路基板205が浮いてしまうことも、抑制できる。
なお、かしめ部240は、上記のように、回路基板205の上面に当接したものであってもよいし、回路基板205の上面と他の面との境界に位置するエッジに当接したものであってもよい。また、上記のかしめ部240と同等の位置に、かしめ部240に代えてねじ止め部を設けてもよい。ねじ止め部は、回路基板205および取付板204にねじを挿入し、回路基板205の上面にねじの頭部を当接させたものとすればよい。
すなわち、かしめ部240やねじ止め部のような固定部によって、取付板104に回路基板105を固定すればよい。
<3.より具体的な実施形態>
<3−1.ディスク駆動装置の構成>
続いて、本発明のより具体的な実施形態について説明する。
図3は、ディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、中心軸9を中心として光ディスク90(以下、単に「ディスク90」という)を回転させつつ、情報の読み出しおよび書き込みを行う装置である。図3に示すように、ディスク駆動装置1は、ハウジング11と、ディスクトレイ12と、ブラシレスモータ13と、アクセス部14と、を備えている。
ハウジング11は、ディスクトレイ12、ブラシレスモータ13、およびアクセス部14を内部に収容する筐体である。ディスクトレイ12は、ハウジング11の外部と内部との間でスライド移動し、これにより、ディスク90を搬入および搬出する。ブラシレスモータ13は、ディスクトレイ12に固定されている。ディスク90は、ブラシレスモータ13の回転部3に保持され、ブラシレスモータ13により、中心軸9を中心として回転される。
アクセス部14は、光ピックアップ機能を備えたヘッド14aを有している。アクセス部14は、ブラシレスモータ13により回転するディスク90の記録面に沿ってヘッド14aを移動させて、情報の読み出しおよび書き込みを行う。なお、アクセス部14のヘッド14aは、ディスク90の記録面に対して、情報の読み出しおよび書き込みの一方のみを行うものであってもよい。
<3−2.ブラシレスモータの構成>
続いて、上記のブラシレスモータ13の構成について説明する。
図4は、ブラシレスモータ13の縦断面図である。図4に示すように、ブラシレスモータ13は、静止部2と、回転部3と、取付板4と、回路基板5と、を備えている。
静止部2は、取付板4に固定されている。静止部2は、静止軸受ユニット21と、ステータユニット22と、を有する。静止軸受ユニット21は、シャフト31を回転可能な状態で支持する機構である。ステータユニット22は、複数本のティース部23aを有するステータコア23と、各ティース部23aに巻回されたコイル24と、を有する。コイル24の下端部は、回路基板5の上面と、僅かな間隙を介して対向している。
回転部3は、静止部2に対して回転自在に支持されている。回転部3は、シャフト31と、ターンテーブル32と、ロータマグネット33と、チャッキング部34と、を有する。シャフト31は、中心軸9に沿って上下方向に延びる略円柱形状の部材である。ターンテーブル32は、シャフト31に固定されてシャフト31とともに回転する部材である。ロータマグネット33は、ターンテーブル32に固定されている。ロータマグネット33は、円環形状をなしており、その内周面は、ステータコア23のティース部23aの端面に対向する磁極面となっている。
ターンテーブル32は、内側円筒部32aと、平板部32bと、外側円筒部32cと、を有する。内側円筒部32aは、シャフト31に圧入により締結された略円筒状の部位である。平板部32bは、内側円筒部32aの下端部から径方向外側へ拡がる部位である。また、外側円筒部32cは、平板部32bの外縁部から下方へ向けて延び、その内側にロータマグネット33を保持する略円筒状の部位である。
外側円筒部32cの下端部や、ロータマグネット33の下端部は、回路基板5の上面と、僅かな間隙を介して対向している。
ターンテーブル32の上面には、円環形状の載置部材35が固定されている。ディスク90は、その下面を載置部材35の上面に接触させた状態で、ターンテーブル32上に載置される。また、ディスク90の内周部は、チャッキング部34に保持される。すなわち、ターンテーブル32、載置部材35、およびチャッキング部34が、ディスク90を保持する保持部を構成している。
静止部2のコイル24に駆動電流が与えられると、ステータコア23の複数のティース部23aに磁束が発生する。そして、ティース部23aとロータマグネット33との間の磁束の作用により周方向のトルクが発生し、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。回転部3に保持されたディスク90は、回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。
取付板4は、静止部2および回路基板5を支持する板材である。取付板4は、ディスク駆動装置1のディスクトレイ12に固定されている。静止部2、回転部3,および回路基板5の高さ位置は、取付板4の上面を基準として設定されている。取付板4は、回路基板5より剛性の高い材料により形成されている。例えば、取付板4は、アルミニウム合金等の金属により形成されている。
回路基板5は、取付板4の上面側に配置されている。回路基板5には、静止部2のコイル24に駆動電流を与えるための電子回路が実装されている。本実施形態では、回路基板5として、上面および下面の双方に電子部品を実装できる両面基板が使用されている。このため、回路基板5の下面と取付板4の上面との間には、電気的な短絡を防止するための絶縁シート6が介在されている。
図5は、ブラシレスモータ13の上面図である。図5に示すように、取付板4および回路基板5は、部分的にくびれを有する略長方形状の外形を有する。取付板4および回路基板5の短辺に沿う幅方向Yは、ディスク駆動装置1におけるディスクトレイ12の移動方向に相当する。また、取付板4および回路基板5の長辺に沿う長手方向Xは、ディスクトレイ12の移動方向に直交する方向に相当する。
回路基板5は、第1広域部51と、第2広域部52と、狭隘部53と、を有する。第1広域部51は、狭隘部53の長手方向Xの一方側Xaに位置する略三角形状の領域である。第2広域部52は、狭隘部53の長手方向Xの他方側Xbに位置する略三角形状の領域である。本実施形態では、第2広域部52は、長手方向Xおよび幅方向Yのいずれに関しても、第1広域部51より小さい。
狭隘部53は、第1広域部51と第2広域部52との間において、幅方向Yにくびれた部位である。すなわち、狭隘部53の幅方向Yの長さは、第1広域部51および第2広域部の幅方向Yの長さより、短い。なお、本実施形態の回路基板5には、幅方向Yの長さが極小となる2箇所の極小部53a,53bが存在する。本実施形態の狭隘部53は、これらの2つの極小部53a,53bを含む。
取付板4は、細部において回路基板5とは異なる形状を有するものの、概ね、回路基板5の外縁部に沿った輪郭を有する。取付板4にも、回路基板5の狭隘部53に対応するくびれが形成されている。
図5中に二点鎖線で示すように、アクセス部14のヘッド14aは、長手方向Xおよび幅方向Yに対して、斜めに移動する。ヘッド14aは、ディスク90の内周部の近傍のエリアに対して情報を読み書きするために、ブラシレスモータ13に接近する。ヘッド14aの移動方向に関して見ると、ヘッド14aがブラシレスモータ13に最も接近したときには、ヘッド14aの角部14bは、中心軸9の近傍まで接近する。このような角部14bとの干渉を避けるために、回路基板5には、角部14bに対応する狭隘部53が形成されている。つまり、ヘッド14aがブラシレスモータ13に接近したときには、ヘッド14aの角部14bが、狭隘部53に接近する。取付板4および回路基板5のくびれは、このように、ヘッド14aがブラシレスモータ13に接近したときに、ヘッド14aの角部14bが位置する空間を確保するために、設けられている。これにより、ヘッド14aが、ブラシレスモータ13の静止部2および回転部3に接近することが、可能となっている。
静止部2および回転部3は、第1広域部51に、配置されている。また、静止部2および回転部3は、回路基板5の長手方向Xの中央位置Xcより、長手方向Xの一方側Xaに配置されている。ターンテーブル32の下方位置においては、取付板4の外縁部は、ターンテーブル32の外縁部に沿う円弧状に形成されている。これにより、ヘッド14aが、静止部2および回転部3に、より接近できるようになっている。
回路基板5は、第1コネクタ54および第2コネクタ55を有している。第1コネクタ54および第2コネクタ55は、ケーブルを介して、ディスク駆動装置1内の他の部位と接続される。第1コネクタ54および第2コネクタ55は、回路基板5と他の部位との間で、電源電流や制御信号を授受するインターフェースの役割を果たす。第1コネクタ54および第2コネクタ55は、例えば10本以上の、多数の端子ピンを有する。各端子ピンは、回路基板5に半田付けされている。
第1コネクタ54および第2コネクタ55は、いずれも、回路基板5の長手方向Xの中央位置Xcより、他方側Xbに配置されている。第1コネクタ54は、回路基板5の上面側に、長手方向Xに延びるように、配置されている。第1コネクタ54の一部分は、狭隘部53に配置され、第1コネクタ54の他の部分は、第2広域部52に配置されている。第2コネクタ55は、回路基板5の下面側に、長手方向Xおよび幅方向Yに対して、斜めに配置されている。第2コネクタ55は、その全体が、第2広域部52に配置されている。
回路基板5は、複数のかしめ部41〜47により、取付板4に固定されている。かしめ部41〜47は、いずれも、取付板4を部分的に塑性変形させて、回路基板5の上面に当接させたものである。
図6は、かしめ部41を長手方向Xに直交する平面に沿って切断した縦断面図である。かしめ部41は、取付板4の外縁部を塑性変形させた外形かしめ部である。かしめ部41を形成するときには、まず、プレス加工または切削加工により、取付板4の外縁部に、上方へ延びる爪部4aを形成する。図6では、かしめ前の爪部4aが、二点鎖線で示されている。次に、取付板4の上面に、絶縁シート6を介して、回路基板5を配置する。その後、爪部4aをかしめにより内側へ曲折し、回路基板5の上面に当接させる。これにより、取付板4の上面と、曲折された爪部4aとの間に、回路基板5を挟んで固定する。
かしめ部41は、このように、取付板4の外縁部に形成された爪部4aを利用して、回路基板5を固定する。このため、かしめ部41を設けるために、回路基板5に穴や切り欠きを形成する必要はない。したがって、回路基板5上の実装スペースを大きく減少させることなく、取付板4に回路基板5を固定できる。また、一般に、回路基板5の外縁部では、取付板4に対する回路基板5の浮きが、特に発生しやすい。かしめ部41は、回路基板5の外縁部を、取付板4に固定する。このため、特に発生しやすい回路基板5の外縁部の浮きを、抑制できる。
また、図6に示すように、かしめ部41の爪部4aには、断面視において略V字状の溝4bが形成されている。溝4bの最深部の高さ位置H1は、回路基板5の上面の高さ位置H2より少し高く設定されている。すなわち、爪部4aは、回路基板5の上面より上方に、断面積が最小となる部分を有する。爪部4aをかしめるときには、溝4bの位置を基点として、爪部4aが曲折される。これにより、特定の位置で爪部4aを曲折させることができる。
また、溝4bが設けられていることにより、爪部4aは、回路基板5のエッジ5aと干渉することなく、曲折される。曲折後の爪部4aは、回路基板5の上面に面接触し、回路基板5に対して、下向きに圧力を与える。これにより、かしめ部41に起因して、回路基板5に二次的な浮きが発生することが、抑制される。
図7は、かしめ部42,43,44,45,46,または47の縦断面図である。かしめ部42〜47は、取付板4の外縁部以外の部位を、バーリング加工してかしめることにより形成された、バーリングかしめ部である。かしめ部42〜47を形成するときには、まず、取付板4をバーリング加工することにより、上方へ突出した円筒部4cを形成する。図7では、かしめ前の円筒部4cが、二点鎖線で示されている。次に、回路基板5に形成された円孔5bに、円筒部4cを挿入する。その後、円筒部4cの上端部をかしめにより外側へ曲折し、回路基板5の上面に当接させる。これにより、取付板4の上面と、曲折された円筒部4cとの間に、回路基板5を挟んで固定する。
なお、かしめ部42〜47は、回路基板5の上面に面接触するように曲折されていてもよいし、図7のように、回路基板5の上面と円孔5bを規定する円筒面との境界に位置するエッジに当接するように曲折されていてもよい。
かしめ部42〜47の円筒部4cは、中心軸9に直交する全ての方向に、曲折される。このため、かしめ部42〜47は、上下方向だけではなく、水平方向に関しても、取付板4に対して回路基板5を高精度に位置決めする。また、本実施形態では、バーリングかしめ部であるかしめ部42〜47が、複数の箇所に設けられている。これにより、取付板4に対する回路基板5の回転方向のずれも、抑制されている。回路基板5上には、ライトスクライブ用のセンサや、ホール素子などのように、ディスク90の回転位置を検出するためのセンサが実装されている場合がある。これらのセンサには、回転部3に対する高い位置精度が要求される。仮に、取付板4に対する回路基板5の位置精度が不十分であると、これらのセンサによる検出が困難となる虞がある。本実施形態のかしめ部42〜47は、取付板4と回路基板5とを固定すると同時に、取付板4に対して回路基板5を、高精度に位置決めする。したがって、上記のセンサも、高精度に位置決めされる。
また、上述の通り、取付板4の上面に回路基板5を配置する際には、回路基板5に形成された円孔5bに、曲折前の円筒部4cを挿入する。これにより、取付板4に対する回路基板5の位置が、仮決めされる。このため、取付板4に対する回路基板5の位置を仮決めするために、別途に治具を用意する必要はない。また、取付板4および回路基板5に、位置決め用の治具を挿入するための穴を設ける必要もない。したがって、回路基板5上の実装スペースを、有効に利用できる。
図5に戻る。本実施形態では、第1コネクタ54の長手方向Xの一方側Xaの端部より他方側Xbの位置に、3つのかしめ部45〜47が、配置されている。このため、回路基板5の反りが発生しやすい第1コネクタ54の近傍において、取付板4と回路基板5とが、かしめ部45〜47により固定されている。
また、本実施形態では、狭隘部53および第2広域部52に、3つのかしめ部45〜47が、配置されている。狭隘部53および第2広域部52は、狭隘部53に反りが発生した場合に、回路基板5の浮きが発生しやすい領域である。そのような領域において、取付板4と回路基板5とが、かしめ部45〜47により固定されている。
このように、本実施形態では、回路基板5の反りや浮きが発生しやすい位置に、かしめ部45〜47が配置されている。このため、ブラシレスモータ13の製造時に、取付板4の上面に回路基板5を押し付けることなく、取付板4に回路基板5を固定できる。また、固定後に取付板4から回路基板5が浮いてしまうことも、抑制できる。
第1コネクタ54の多数の端子ピン54aは、長手方向Xに配列されている。このため、これらの端子ピン54aを回路基板5に半田付けする際には、回路基板5に、長手方向Xの反りが発生しやすい。この点について、本実施形態では、第1コネクタ54の長手方向Xの両端部の近傍に、かしめ部44,47が配置されている。このため、第1コネクタ54に起因する回路基板5の長手方向Xの反りが、抑制される。
また、本実施形態では、反りの応力が集中しやすい狭隘部53に、第1コネクタ54の一部分が配置されている。このようなレイアウトは、回路基板5の反りが、特に発生しやすいレイアウトと言える。かしめ部45〜47を設けたことにより、回路基板5の反りや浮きの問題を抑制しつつ、第1コネクタ54を狭隘部53に配置することが、可能となる。
また、本実施形態では、回路基板5の長手方向Xの中央位置Xcより一方側Xaの領域にも、4つのかしめ部41〜44が、配置されている。これにより、回路基板5の長手方向Xの中央位置Xcより一方側Xaにおいても、取付板4から回路基板5が浮いてしまうことが、抑制されている。
特に、静止部2のコイル24や、回転部3のターンテーブル32や、回転部3のロータマグネット33は、回路基板5に、僅かな間隙を介して対向している。本実施形態では、このようなコイル24、ターンテーブル32、またはロータマグネット33の下方位置に、かしめ部43が設けられている。これにより、回路基板5が浮いてコイル24、ターンテーブル32、またはロータマグネット33に接触してしまうことが、より確実に防止される。
また、図5に示すように、回路基板5は、取付板4の端縁部からはみ出した部分を有する。例えば、回路基板5の第2広域部52のうち、第2コネクタ55が配置される領域は、取付板4の端縁部からはみ出している。回路基板5の、取付板4の端縁部からはみ出した部分は、特に、反りやすい。本実施形態では、取付板4の端縁部のうち、回路基板5がはみ出した部分の近傍に、かしめ部45〜47が、配置されている。これにより、取付板4からはみ出した部分における回路基板5の反りが、抑制されている。特に、かしめ部45,46は、第2コネクタ55の近傍に、配置されている。これにより、第2コネクタ55に起因する回路基板5の反りが、抑制されている。
本実施形態では、このようなかしめ部41〜47により、取付板4と回路基板5とを固定している。このため、取付板4と回路基板5との間に介在する絶縁シート6には、接着性を有さないものを使用できる。例えば、絶縁シート6として、接着剤が塗布されていないポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを使用できる。これにより、ブラシレスモータ13の製造コストが削減される。また、接着性を有さない絶縁シート6を使用すれば、絶縁シート6を配置する際に、剥離紙を剥がす作業も不要となる。
また、本実施形態では、取付板4と絶縁シート6との接着面積を確保する必要がないため、取付板4に、肉抜き部48a〜48dが形成されている。肉抜き部48a〜48dは、他の部材との固定には関与しない、非円形の開口である。肉抜き部48a〜48dの面積を広く確保することにより、取付板4が軽量化される。
なお、絶縁シート6は、多少のクッション性を有する場合がある。このため、一箇所のかしめ部において回路基板5を押圧することによって、回路基板5の他の部位が、浮きやすくなる場合がある。この点について、本実施形態では、複数の箇所に、かしめ部41〜47が設けられている。このため、かしめ部に起因する回路基板5の二次的な浮きも、抑制されている。
特に、外形かしめ部による二次的な浮きは、外形かしめ部の爪部の頂部が曲折された方向において、発生しやすい。本実施形態では、かしめ部41の爪部4aの頂部が曲折された方向に、他のかしめ部、例えば、かしめ部42が設けられている。これにより、かしめ部41に起因する二次的な浮きが、抑制されている。なお、他のかしめ部の位置は、かしめ部41の爪部4aの頂部が曲折された方向における回路基板5の浮きを防止できる位置であれば、他の位置であってもよい。
<3−3.ねじ止め部を有する例>
上記のブラシレスモータ13では、複数のかしめ部41〜47により、取付板4に回路基板5が固定されていた。しかしながら、取付板4に回路基板5を固定するために、かしめ部と他の手段とを、併用することも可能である。
図8は、他の実施形態に係るブラシレスモータ313の上面図である。図8のブラシレスモータ313は、ねじ止め部60を有する点において、図5のブラシレスモータ13と相違する。以下では、図8のブラシレスモータ313について、上記のブラシレスモータ13との相違点を中心に説明する。上記のブラシレスモータ13と同等の部位については、図面中に同一の符号を付して、重複説明を省略する。
図8の例では、複数のかしめ部41〜44,46,47とねじ止め部60とで、取付板4に回路基板5が固定されている。すなわち、図8の例では、複数のかしめ部41〜44,46,47とねじ止め部60とが、取付板4に回路基板5を固定するための固定部として、機能している。
図9は、ねじ止め部60の縦断面図である。図9に示すように、ねじ止め部60は、回路基板5の上面側から回路基板5および取付板4に挿入されたねじ61を有している。ねじ61は、その外周面に螺旋状のねじ山およびねじ溝を有する円柱状の軸部61aと、軸部61aの上部に配置されて軸部61aより径の大きい頭部61bとを、有している。軸部61aは、回路基板5に形成された貫通孔5cに挿入されるとともに、取付板4に螺合挿入されている。また、頭部61bの下面は、半田部56を介して、回路基板5の上面に、当接されている。これにより、取付板4の上面と、頭部61bの下面との間に、回路基板5が挟まれて固定されている。
このブラシレスモータ313では、図8に示すように、ねじ止め部60は、狭隘部53に配置されている。このため、回路基板5の反りおよび浮きが発生しやすい狭隘部53において、取付板4に回路基板5が、強固に固定される。また、ねじ止め部60は、第1コネクタ54の長手方向Xの一方側Xaの端部より他方側Xbの位置に、配置されている。このため、回路基板5の反りが発生しやすい第1コネクタ54の近傍において、取付板4と回路基板5とが、強固に固定される。
回路基板5の上面には、グラウンドパターン57が形成されている。グラウンドパターン57は、回路基板5上の電子回路の基準電位をとるためのパターンである。グラウンドパターン57は、回路基板5上の種々の電子部品と、電気的に接続されている。例えば、グラウンドパターン57は、第1コネクタ54の一部の端子ピン54bと、電気的に接続されている。
図9に示すように、ねじ止め部60においては、グラウンドパターン57とねじ61の頭部61bとの間に、半田部56が形成されている。このため、グラウンドパターン57は、半田部56およびねじ61を介して、取付板4と電気的に導通している。これにより、グラウンドパターン57の電位が、基準電位に維持されている。すなわち、ねじ止め部60は、取付板4に回路基板5を固定する役割と、グラウンドパターン57と取付板4との電気的導通を確保する役割と、の双方を果たしている。
なお、図9の例では、ねじ61の頭部61bと回路基板5との間に、半田部56を介在させているが、回路基板5上にねじ61の頭部61bを直接的に接触させ、頭部61bの外周面とグラウンドパターン57とを、半田部56で接続するようにしてもよい。
また、ねじ61は、図9のように取付板4に直接的に螺合させるものであってもよいし、ナットとともに使用されるものであってもよい。ナットを使用する場合には、取付板4の下面側に突き出した軸部61aにナットを螺合させ、ナットを介して、ねじ61と取付板4とを電気的に導通させるようにしてもよい。
図10は、図8のブラシレスモータ313において、取付板4に回路基板5を固定する手順の一例を示したフローチャートである。図10の例では、まず、取付板4を部分的に塑性変形させることにより、かしめ部41〜44,46,47を形成する(ステップS1)。そして、その後に、ねじ止め部60におけるねじ61の締め付けを行う(ステップS2)。
上記のステップS1では、2箇所以上のかしめ部が形成される。これにより、取付板4に対して回路基板5が、水平方向に高精度に位置決めされ、取付板4および回路基板5のねじ61を挿入すべき箇所が、高精度に一致する。したがって、ステップS2において、取付板4および回路基板5に、容易にねじ61を挿入できる。
<4.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図5に示した取付板4および回路基板5の形状や、かしめ部41〜47のレイアウトは、あくまで本発明の一例である。かしめ部は、本発明の範囲内で、他の箇所に設けられていてもよい。かしめ部の数は、1〜6個であってもよく、8個以上であってもよい。また、外形かしめ部およびバーリングかしめ部の一方のみが設けられていてもよい。また、外形かしめ部が、複数箇所に設けられていてもよい。
また、ねじ止め部60の位置や数についても、図8の例に限定されない。図8中のかしめ部42〜44,46,47に代えて、これらと同じ位置に、ねじ止め部が設けられてもよい。また、図8の例では、ブラシレスモータ313内において、かしめ部41〜44,46,47とねじ止め部60とが併用されていたが、かしめ部を設けることなく、ねじ止め部のみで、取付板4に回路基板5が固定されていてもよい。ただし、複数のねじ止め部を設けると、ねじ61を締め付ける作業が複数回発生するため、製造上の負担が大きい。ブラシレスモータの製造工程を短縮するためには、ねじ止め部60を一箇所以下とし、必要に応じて他の箇所をかしめ部で固定することが、好ましい。
また、上記のかしめ部41〜47やねじ止め部60以外に、ハトメやリベットを用いて、取付板4と回路基板5とを、上下から挟んで固定するようにしてもよい。すなわち、本発明の固定部は、回路基板5の上面または回路基板5の上面と他の面との境界に位置するエッジに当接して、取付板4に回路基板5を機械的に固定するものであればよい。
また、図11に示すように、取付板4の形状は、回路基板5よりも小さい形状であってもよい。すなわち、取付板4の輪郭と、回路基板5の輪郭とが、部分的に大きく相違していてもよい。図11の例では、第2広域部52の大部分において、回路基板5の下面側に取付板4が配置されていない。このような形状であっても、コネクタ54の一方側Xaの端部よりも他方側Xbの位置、または狭隘部53に、少なくとも1つの固定部が配置されていれば、取付板4に対する回路基板5の浮きを、抑制できる。
また、絶縁シート6として、接着性を有するシートが使用されていてもよい。すなわち、かしめ部41〜47等の固定部による機械的固定と、絶縁シート6による接着固定との双方によって、取付板4に回路基板5が固定されていてもよい。また、絶縁シート6に代えて、取付板4の上面または回路基板5の下面が、絶縁コーティングされていてもよい。また、回路基板5として片面基板を使用する場合には、絶縁シート6や絶縁コーティングが設けられていなくてもよい。
外形かしめ部41の爪部4aの溝4bは、必ずしも断面視においてV字状でなくてもよい。例えば、断面視において台形状やU字状であってもよい。また、溝4bに代えて、爪部4aの長手方向Xの両端に切り欠きが形成されていてもよい。
また、上記の外形かしめ部41に代えて、図12のような構造を採用してもよい。図12の例では、取付板4の外縁部に、回路基板の上面と隙間を介して対向する対向部49が、形成されている。対向部49を形成するときには、まず、プレス加工または切削加工により、取付板4の外縁部に、上方へ延びる爪部4aを形成する。図12では、かしめ前の爪部4aが、二点鎖線で示されている。次に、取付板4の上面に、絶縁シート6を介して、回路基板5を配置する。その後、爪部4aをかしめにより内側へ曲折し、回路基板5の上面と隙間を介して対向させる。
図12の構造を採用すれば、回路基板5の端縁部に反りが発生した場合に、対向部49の下面より上方への回路基板5の浮きが、防止される。また、上記の外形かしめ部41と異なり、対向部49は、回路基板5の上面に当接していない。このため、対向部49に起因する回路基板5の二次的な浮きも、発生しにくい。
また、本発明のモータは、上記の実施形態のように、光ディスク90を回転させるためのブラシレスモータ13であってもよく、磁気ディスク等の他の記録ディスクを回転させるためのモータであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータおよびディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
2,102,202 静止部
3,103,203 回転部
4,104,204 取付板
5,105,205 回路基板
6 絶縁シート
9,109,209 中心軸
11 ハウジング
12 ディスクトレイ
13,313 ブラシレスモータ
14 アクセス部
41〜47,140,240 かしめ部
48a〜48d 肉抜き部
49 対向部
51 第1広域部
52 第2広域部
53,253 狭隘部
54 第1コネクタ
54a,54b 端子ピン
55 第2コネクタ
56 半田部
57 グラウンドパターン
60 ねじ止め部
61 ねじ
90 ディスク
113,213 モータ
154 コネクタ

Claims (14)

  1. 静止部と、
    上下に延びる中心軸を中心に回転可能な状態で、前記静止部に支持された回転部と、
    前記静止部が固定された取付板と、
    前記取付板の上面側に配置され、前記静止部に対して前記回転部を回転駆動させるための電子回路が実装された回路基板と、
    を備え、
    前記静止部は、前記回路基板の長手方向の中央位置より一方側に位置し、
    前記回路基板は、前記長手方向の中央位置より他方側に位置するコネクタを有し、
    軸方向において、前記回路基板と、前記取付板との間に、絶縁シートが配置され、
    前記取付板は、前記取付板の一部がバーリング加工されて形成された円筒部が曲折され、前記回路基板の上面または前記回路基板の上面と他の面との境界に位置するエッジに当接して、前記取付板に前記回路基板を固定するバーリングかしめ部を、少なくとも2つ有し、
    前記バーリングかしめ部の少なくとも1つは、前記コネクタの前記一方側の端部よりも他方側の位置に配置されているモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記バーリングかしめ部は、前記コネクタの前記長手方向の両端部の近傍に、少なくとも1つずつ配置されているモータ。
  3. 請求項1または2に記載のモータにおいて、
    前記かしめ部は、前記回路基板の前記長手方向の中央位置より一方側に、少なくとも1つ配置されているモータ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のモータにおいて、
    前記取付板は、前記取付板の外縁部が曲折され、前記回路基板の上面に当接された外形かしめ部を、さらに有するモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    前記外形かしめ部は、前記回路基板の上面より上方に、断面積が最小となる部分を有するモータ。
  6. 請求項4または請求項5に記載のモータにおいて、
    前記外形かしめ部の頂部が曲折された方向に、他の前記バーリングかしめ部が配置されているモータ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記回路基板は、前記取付板の端縁部からはみ出した部分を有し、
    前記バーリングかしめ部は、前記取付板の前記端縁部の近傍に、少なくとも1つ配置されているモータ。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記バーリングかしめ部は、前記取付板の端縁部近傍以外の部位のみに配置されているモータ。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記回転部は、前記回路基板の上面に間隙を介して対向しつつ回転する回転部材を有し、
    前記バーリングかしめ部は、前記回転部材の下方に、少なくとも1つ配置されているモータ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記取付板は、非円形の開口である肉抜き部を有するモータ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記取付板の外縁部が曲折され、前記回路基板の上面と隙間を介して対向する対向部を、さらに備えるモータ。
  12. 請求項1から11までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記回路基板は、前記長手方向に直交する幅方向の長さが、前記一方側および前記他方側に隣接する部分より短い狭隘部を有し、
    前記コネクタの少なくとも一部分が、前記狭隘部に位置するモータ。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記バーリングかしめ部の少なくとも1つは、前記中心軸を中心として、前記回転部よりも外側に位置しているモータ。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載のモータと、
    前記モータの前記回転部に保持されたディスクに対し、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備えたディスク駆動装置。
JP2010186793A 2009-10-21 2010-08-24 モータおよびディスク駆動装置 Expired - Fee Related JP5593958B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010186793A JP5593958B2 (ja) 2009-10-21 2010-08-24 モータおよびディスク駆動装置
CN201010526914.3A CN102044936B (zh) 2009-10-21 2010-10-19 电机及盘片驱动装置
KR1020100102502A KR101192531B1 (ko) 2009-10-21 2010-10-20 모터 및 디스크 구동 장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242150 2009-10-21
JP2009242150 2009-10-21
JP2010186793A JP5593958B2 (ja) 2009-10-21 2010-08-24 モータおよびディスク駆動装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011109897A JP2011109897A (ja) 2011-06-02
JP2011109897A5 JP2011109897A5 (ja) 2013-09-05
JP5593958B2 true JP5593958B2 (ja) 2014-09-24

Family

ID=44232744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010186793A Expired - Fee Related JP5593958B2 (ja) 2009-10-21 2010-08-24 モータおよびディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5593958B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11381141B2 (en) 2019-07-31 2022-07-05 Nidec Corporation Motor

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013013206A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Nippon Densan Corp モータ、ディスク駆動装置、およびモータの製造方法
JP5765671B2 (ja) * 2012-01-20 2015-08-19 日本電産株式会社 モータ
JP6220551B2 (ja) * 2013-05-16 2017-10-25 ミネベアミツミ株式会社 フランジおよびフランジに圧入されたレゾルバ
JP7180523B2 (ja) * 2019-04-24 2022-11-30 株式会社デンソー 回転式アクチュエータ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2564207Y2 (ja) * 1990-04-14 1998-03-04 松下電工株式会社 小型モータの固定子ヨークの固定構造
JPH10108414A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ装置
JPH1198770A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Victor Co Of Japan Ltd モータのステータ構造及びモータのステータ組立方法
JP2001339889A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Alps Electric Co Ltd スピンドルモータのロータおよびインデックス信号出力装置とそれらを備えたfdd装置
JP2002245770A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Mitsumi Electric Co Ltd トレー組込み型ディスク装置
JP2003134780A (ja) * 2001-10-25 2003-05-09 Tokyo Parts Ind Co Ltd ブラシレスモータのステータ支持構造とこのステータ支持構造の製造方法
JP2005237066A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Canon Electronics Inc ブラシレスモータおよび偏向走査装置
JP2006092623A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Sanyo Electric Co Ltd ディスク装置
JP2006179116A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク装置及び磁気ディスク装置
JP2008291796A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Panasonic Corp 送風ファン装置及びそれの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11381141B2 (en) 2019-07-31 2022-07-05 Nidec Corporation Motor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011109897A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180048208A1 (en) Motor and disk drive apparatus
JP5593958B2 (ja) モータおよびディスク駆動装置
US9064530B1 (en) Motor and disk drive apparatus
KR100982858B1 (ko) 회로 기판 유닛 및 브러시리스 모터
US8754554B2 (en) Motor and disk drive apparatus
JP2008011611A (ja) モータ
US20070178720A1 (en) Electric Fan
JP5821109B2 (ja) エンコーダ付きモータ
JP5963392B2 (ja) モータ
JP5162540B2 (ja) エンコーダが搭載されたスピンドルモーターアセンブリー
KR101192531B1 (ko) 모터 및 디스크 구동 장치
JP2002125354A (ja) 磁気ディスク駆動用モータ
JP6091628B2 (ja) ブラシレスdcモータ及びこれを用いた空気調和機器
JP5790087B2 (ja) モータおよびディスク駆動装置
US9520754B2 (en) Motor and disk drive apparatus
JP5899649B2 (ja) モータおよびディスク駆動装置
WO2009116525A1 (ja) モータ
JP2012023796A (ja) モータユニットおよびディスク駆動装置
US20140091679A1 (en) Base unit, motor and disk drive apparatus
JP7276647B2 (ja) モータ
JP4636011B2 (ja) 磁気ディスク駆動用モータ
JP2005245141A (ja) スピンドルモータ
JP2007141422A (ja) ターンテーブル装置およびこのターンテーブル装置を搭載したブラシレスモータ
JP2007053900A (ja) 磁気ディスク駆動用モータ
JP2005229769A (ja) 磁気テープ装置のモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130718

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140721

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5593958

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees