JP2006092623A - ディスク装置 - Google Patents

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JP2006092623A JP2004275344A JP2004275344A JP2006092623A JP 2006092623 A JP2006092623 A JP 2006092623A JP 2004275344 A JP2004275344 A JP 2004275344A JP 2004275344 A JP2004275344 A JP 2004275344A JP 2006092623 A JP2006092623 A JP 2006092623A
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Mitsuhiro Hashimoto
光宏 橋本
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Abstract

【課題】振動の発生を抑制させ、ある程度の衝撃に耐えられるディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスクに対してレーザ光を照射させることでディスクのデータを読み取るピックアップ10と、ディスクが装着されてディスクを回動させるモータ110と、このモータ110が装備される基板120と、基板120を補強する補強板150とを備えるディスク装置400とされ、モータ110と、基板120と、補強板150とが、一つのものとして一体化されることで、モータ組立体100が構成され、モータ組立体100に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部156が、補強板150に設けられた。前記振動低減部156は、ループ状切欠き部160と、ループ状周縁部165とを備えるものとして形成された。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばパーソナルコンピュータ(Personal Computer )に装備されるディスク装置に関するものである。
不図示のディスク装置が用いられて、ディスクのデータが読み出される。また、不図示のディスク装置が用いられて、ディスクにデータが記録される。ディスクに記録されたデータが読み出されるときに、レーザ光を出射するピックアップが用いられる。また、ディスクにデータを記録するときに、レーザ光を出射するピックアップが用いられる。ディスクとして、例えば、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタルバーサティルディスク/デジタルビデオディスク)などが挙げられる。「CD」は、「Compact Disc」の略称とされる。また、「DVD」は、「Digital Versatile Disc」もしくは「Digital Video Disc」の略称とされる。
従来のディスク装置として、例えばディスクの偏芯回転などによる振動や騒音の発生を抑制可能なディスク装置というものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平10−21680号公報(第1,4頁、図1〜図12)
しかしながら、上記従来の不図示のディスク装置にあっては、ディスク装置が用いられてディスクにデータが記録されるときに、ディスクや、ディスクに近接するピックアップが振動すると、データが正確にディスクに記録されないことが懸念されていた。例えばディスクにデータが記録されるときに、ディスク装置の部品が共振し、共振により各部に振動が発生した場合、ディスクやピックアップにもその振動成分が伝達される。このような現象が発生すると、ディスクに低品質な記録が行われることが懸念されていた。また、ディスクのデータが読み取られるときに、前記した現象と同様の現象が発生した場合、ディスクのデータを正確に読み取ることができないことも懸念される。
また、例えばディスク装置が落下して衝撃を受けたときに、ディスク装置に衝撃エネルギが加わってディスク装置がダメージを受けた場合、そのディスク装置は、使用不能となることが懸念されていた。ディスク装置に衝撃が加えられると、ディスク装置に変形などの不具合が生じ、高精度に調整されて組み立てられたディスク装置全体がダメージを受けることとなる。
本発明は、上記問題点を解決したディスク装置を提供することにある。具体的には、本発明は、上記した点に鑑み、振動の発生を抑制させ、ある程度の衝撃に耐えられるディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るディスク装置は、ディスクに対してレーザ光を照射させることで該ディスクのデータを読み取るピックアップと、該ディスクが装着されて該ディスクを回動させるモータと、該モータが装備される基板と、該基板を補強する補強板とを備え、該モータと、該基板と、該補強板とが、一つのものとして一体化されることで、モータ組立体が構成され、該モータ組立体に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部が、該補強板に設けられたことを特徴とする。
上記構成により、モータ組立体に生じる振動エネルギは、軽減される。モータ組立体を構成する補強板に、モータ組立体に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部が設けられているので、モータ組立体の有害な振動がピックアップに伝えられるということは、回避され易くなる。また、モータ組立体を構成する補強板に、モータ組立体に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部が設けられているので、モータ組立体の有害な振動が、モータを介してディスクに伝えられるということも、回避され易くなる。これにより、ピックアップまたはディスクに有害な振動が伝えられ、振動するピックアップまたはディスクにより、ディスクのデータを正確に読み取ることができなくなるという不具合の発生は、防止される。従って、振動の発生を抑制させたディスク装置の提供が可能となる。
請求項2に係るディスク装置は、請求項1記載のディスク装置において、前記振動低減部は、ループ状切欠き部を備えるものとして形成されたことを特徴とする。
上記構成により、モータ組立体に生じる振動エネルギは、軽減される。補強板に設けられた振動低減部は、ループ状切欠き部を備えるものとして形成されているので、補強板に起因したモータ組立体の共振現象は、発生され難くなる。従って、振動の発生を抑制させたディスク装置の提供が可能となる。
請求項3に係るディスク装置は、請求項2記載のディスク装置において、前記補強板に前記ループ状切欠き部が形成されるときに、該ループ状切欠き部と共にループ状周縁部が該補強板に形成され、該ループ状周縁部と、該ループ状周縁部に対応した前記基板の一側周縁部とが略一致した状態で、該補強板と、該基板とが合せられたことを特徴とする。
上記構成により、モータ組立体に生じる振動エネルギは、より軽減される。補強板のループ状周縁部と、補強板のループ状周縁部に対応した基板の一側周縁部とが略一致した状態で、補強板と、基板とが合せられているので、補強板による補強が行われていない基板の片持ち部分が、基板の一側周縁部に形成されるということは、回避される。例えば、補強板による補強が行われていない基板の片持ち部分が、基板の一側周縁部に形成されたものにあっては、基板の片持ち部分が、有害な振動成分の発生源となっていた。基板の片持ち部分から生じた有害な振動成分は、補強板と基板とモータとを備えるモータ組立体から、ピックアップまたはディスクに伝えられる。このようなことが生じた場合、ディスクのデータを正確に読み取ることができないという不具合が発生する。しかしながら、補強板のループ状周縁部と、補強板のループ状周縁部に対応した基板の一側周縁部とが略一致した状態で、補強板と、基板とが合せられて、モータ組立体が構成されていれば、基板には、片持ち部分が形成されない。有害な振動成分の発生源となる片持ち部分は、基板に形成されていないので、ディスク装置に有害な振動が発生するということは防止される。従って、有害な振動の発生を防止したディスク装置の提供が可能となる。
請求項4に係るディスク装置は、請求項3記載のディスク装置において、前記基板に形成された前記一側周縁部は、第一縁端部と、該第一縁端部に対し略直交する方向に沿って形成された第二縁端部と、該第一縁端部と略平行に形成された第三縁端部とを備え、該第一縁端部に対応して、前記ループ状周縁部に第一端縁部が形成され、該第二縁端部に対応して、該ループ状周縁部に第二端縁部が形成され、該第三縁端部に対応して、該ループ状周縁部に第三端縁部が形成され、該基板と、前記補強板とが合せられるときに、該第一縁端部と、該第一端縁部とが略合せられ、該第二縁端部と、該第二端縁部とが略合せられ、該第三縁端部と、該第三端縁部とが略合せられたことを特徴とする。
上記構成により、モータ組立体に生じる振動エネルギは、軽減される。基板と、補強板とが合せられるときに、基板の一側周縁部の第一縁端部と、補強板のループ状周縁部の第一端縁部とが略合せられ、基板の一側周縁部の第二縁端部と、補強板のループ状周縁部の
第二端縁部とが略合せられ、基板の一側周縁部の第三縁端部と、補強板のループ状周縁部の第三端縁部とが略合せられるので、基板の一側周縁部と、補強板のループ状周縁部とは、略一致した状態で合せられる。基板の一側周縁部と、補強板のループ状周縁部とが、略一致した状態で合せられるので、有害な振動成分の発生源となる片持ち部分が、基板に構成されるということはない。従って、ディスク装置に有害な振動が生じるという不具合の発生は、防止される。
請求項5に係るディスク装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載のディスク装置において、前記振動低減部は、前記補強板に不要部除去加工が行われることで形成された切欠き部を備えることを特徴とする。
上記構成により、例えばディスク装置が落下して衝撃を受けたときに、ディスク装置に加わる衝撃エネルギは、軽減される。補強板の振動低減部は、補強板に不要部除去加工が行われることで形成された切欠き部を備えるものとして形成されているので、補強板の質量は、低減化される。これに伴って、補強板を備えるモータ組立体の重量は、低減化される。補強板を備えるモータ組立体の重量が低減化されるので、例えば補強板を備えるモータ組立体が落下して衝撃を受けたときに、モータ組立体に加わる衝撃力は、軽減される。また、補強板を備えるモータ組立体の重量が低減化されるので、例えばモータ組立体を備えるディスク装置が落下して衝撃を受けたときに、ディスク装置に加わる衝撃力は、軽減される。シャーシなどの相手側取付部材に対し、モータ組立体が高精度に調整されて組み付けられることで構成されたディスク装置に、ある程度の衝撃力が加わっても、ディスク装置を構成するモータ組立体の組立精度は、略維持される。即ち、ディスク装置にある程度の衝撃力が加わっても、ディスク装置の組立時に高精度に設定されたメカ調整精度の初期値は、略維持される。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、モータ組立体に生じる振動エネルギを軽減させることができる。モータ組立体を構成する補強板に、モータ組立体に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部が設けられているので、モータ組立体の有害な振動がピックアップに伝えられるということは、回避され易くなる。また、モータ組立体を構成する補強板に、モータ組立体に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部が設けられているので、モータ組立体の有害な振動が、モータを介してディスクに伝えられるということも、回避され易くなる。これにより、ピックアップまたはディスクに有害な振動が伝えられ、振動するピックアップまたはディスクにより、ディスクのデータを正確に読み取ることができなくなるという不具合の発生は、防止される。従って、振動の発生を抑制させたディスク装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、モータ組立体に生じる振動エネルギを軽減させることができる。補強板に設けられた振動低減部は、ループ状切欠き部を備えるものとして形成されているので、補強板に起因したモータ組立体の共振現象は、発生され難くなる。従って、共振の発生を抑制させたディスク装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、モータ組立体に生じる振動エネルギを、より軽減させることができる。補強板のループ状周縁部と、補強板のループ状周縁部に対応した基板の一側周縁部とが略一致した状態で、補強板と、基板とが合せられているので、補強板による補強が行われていない基板の片持ち部分が、基板の一側周縁部に形成されるということは、回避される。例えば、補強板による補強が行われていない基板の片持ち部分が、基板の一側周縁部に形成されたものにあっては、基板の片持ち部分が、有害な振動成分の発生源となっていた。基板の片持ち部分から生じた有害な振動成分は、補強板と基板とモータとを備えるモータ組立体から、ピックアップまたはディスクに伝えられる。このようなこと
が生じた場合、ディスクのデータを正確に読み取ることができないという不具合が発生する。しかしながら、補強板のループ状周縁部と、補強板のループ状周縁部に対応した基板の一側周縁部とが略一致した状態で、補強板と、基板とが合せられて、モータ組立体が構成されていれば、基板には、片持ち部分が形成されない。有害な振動成分の発生源となる片持ち部分は、基板に形成されていないので、ディスク装置に有害な振動が発生するということは防止される。従って、有害な振動の発生を防止したディスク装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、モータ組立体に生じる振動エネルギを、軽減させることができる。基板と、補強板とが合せられるときに、基板の一側周縁部の第一縁端部と、補強板のループ状周縁部の第一端縁部とが略合せられ、基板の一側周縁部の第二縁端部と、補強板のループ状周縁部の第二端縁部とが略合せられ、基板の一側周縁部の第三縁端部と、補強板のループ状周縁部の第三端縁部とが略合せられるので、基板の一側周縁部と、補強板のループ状周縁部とは、略一致した状態で合せられる。基板の一側周縁部と、補強板のループ状周縁部とが、略一致した状態で合せられるので、有害な振動成分の発生源となる片持ち部分が、基板に構成されるということはない。従って、ディスク装置に有害な振動が生じるという不具合の発生を防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、例えばディスク装置が落下して衝撃を受けたときに、ディスク装置に加わる衝撃エネルギを軽減させることができる。補強板の振動低減部は、補強板に不要部除去加工が行われることで形成された切欠き部を備えるものとして形成されているので、補強板の質量は、低減化される。これに伴って、補強板を備えるモータ組立体の重量は、低減化される。補強板を備えるモータ組立体の重量が低減化されるので、例えば補強板を備えるモータ組立体が落下して衝撃を受けたときに、モータ組立体に加わる衝撃力は、軽減される。また、補強板を備えるモータ組立体の重量が低減化されるので、例えばモータ組立体を備えるディスク装置が落下して衝撃を受けたときに、ディスク装置に加わる衝撃力は、軽減される。シャーシなどの相手側取付部材に対し、モータ組立体が高精度に調整されて組み付けられることで構成されたディスク装置に、ある程度の衝撃力が加わっても、ディスク装置を構成するモータ組立体の組立精度を、略維持させることができる。即ち、ディスク装置にある程度の衝撃力が加わっても、ディスク装置の組立時に高精度に設定されたメカ調整精度の初期値を、略維持させることができる。
以下に本発明に係るディスク装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るディスク装置の一実施形態を示す斜視図、図2は、モータ組立体を示す斜視図、図3は、同じくモータ組立体を示す斜視図、図4は、シャーシを示す斜視図である。
図1に示す側が、ディスク装置400の裏面側とされ、これの逆側がディスク装置400の表面側とされる。この明細書における「表」、「裏」の定義は、ディスク装置400を説明するための便宜上のものとされる。
ディスク装置400が用いられて、ディスク(図示せず)に記録された情報などのデータが再生される。また、ディスク装置が用いられて、不図示のディスクに情報などのデータの記録が行われる。ディスクとして、例えば、CD−ROM,DVD−ROMなどの読出し専用の光ディスクや、CD−R,DVD−R,DVD+Rなどの追記型の光ディスクや、CD−RW,DVD−RW,DVD+RW,DVD−RAMなどの書込み/消去や書換え可能なタイプの光ディスク(図示せず)などが挙げられる。
上述した如く、「CD」は、「Compact Disc」の略称とされる。また、「DVD」は、「Digital Versatile Disc」もしくは「Digital Video Disc」の略称とされる。また、「CD−ROM」もしくは「DVD−ROM」の「ROM」は、「Read Only Memory」の略称とされ、CD−ROMもしくはDVD−ROMは、データ読出し専用のものとされている。また、「CD−R」または「DVD−R」もしくは「DVD+R」の「R」は、「Recordable」の略称とされ、CD−RまたはDVD−RもしくはDVD+Rは、データの書込みが可能なものとされている。また、「CD−RW」または「DVD−RW」もしくは「DVD+RW」の「RW」は、「ReWritable」の略称とされ、CD−RWまたはDVD−RWもしくはDVD+RWは、データの書換えが可能なものとされている。また、「DVD−RAM」は、「Digital Versatile Disc Random Access Memory 」の略称とされ、データの読み書き・消去が可能なものとされている。
光ディスク装置400は、前記各種光ディスクに記録されたデータを再生させたり、前記書込み可能もしくは書換え可能な各種光ディスクにデータを記録させたりするものとされている。光ディスク装置400は、CD系のメディアと、DVD系のメディアとに対応したものとされている。このように、光ディスク装置400は、複数のメディアに対応したものとされている。
この光ディスク装置400(図1)は、不図示の光ディスクに対しレーザ光を照射させることで、光ディスクに記録されたデータを読み取ることや、光ディスクにデータを記録させることが可能とされた光ピックアップ10と、光ディスクが装着されて光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ110(図1〜図3)と、スピンドルモータ110、IC130(図2)、コネクタ141,142,143などの各種電気/電子部品が装備されることで構成され、スピンドルモータ110などを制御する回路基板120と、回路基板120を補強する金属製補強板150(図1〜図3)とを備えるものとして構成されている。
IC(Integrated Circuit)とは、集積回路を意味する。ICは、例えば数ミリメートル四方のシリコンまたはガリウムヒ素などの半導体が加工され、多数の回路素子が組み込まれて電子回路として機能するものとされている。ICは、小型、軽量なものとされ、消費電力が少ないものとされている。
また、回路基板120は、スピンドルモータ110などを制御するものとされていることから、例えばモータ回路基板120などと呼ばれる。
前記スピンドルモータ110と、前記回路基板120と、前記補強板150とが、一つのものとして一体化されることで、スピンドルモータ組立体100が構成されている。スピンドルモータ110は、加締め加工が行われて、補強板150に装着されている。スピンドルモータ組立体100(図2,図3)は、光ディスク(図示せず)を回転駆動させるスピンドルモータ110と、スピンドルモータ110の回転などを制御する回路基板120と、前記スピンドルモータ110および前記回路基板120を支持する略平板状の金属製補強部材150とを備えるものとして構成されている。スピンドルモータとは、不図示のディスクを回転させるモータを意味する。
また、上記光ディスク装置400(図1)は、光ピックアップ10を光ディスクの半径方向に沿って精度よく移動可能とさせる一対の金属製ガイド軸8I,8IIと、光ピックアップ10を光ディスクの半径方向に沿って駆動させるステッピングモータ20(図1)と、このステッピングモータ20に対し回動可能に取り付けられて、光ピックアップ10を光ディスクの半径方向に沿って精度よく移動させる金属製リードスクリュー30と、ステッピングモータ20に取り付けられ且つリードスクリュー30を取り囲む金属製取付具4
0とを備えるものとして構成されている。取付具40は、例えばブラケット(bracket )等と呼ばれている。
前記ステッピングモータ20と、前記リードスクリュー30と、前記取付具40とが、一つのものとして一体化されて、ステッピングモータ組立体50が構成されている。ステッピングモータ組立体50は、例えば「Assy Stepping motor 」等と呼ばれている。ステッピングモータは、パルス信号で直接制御可能なものとされ、パルス信号が入力されるごとに、一定角度ずつ回動するモータとされている。このようなことから、ステッピングモータは、高精度な位置決めが可能なモータとされている。
また、光ディスク装置400(図1)は、前記スピンドルモータ組立体100や、前記ステッピングモータ組立体50や、前記一対のガイド軸8I,8IIや、前記取付具40等が装着される略円環状の合成樹脂製シャーシ250(図1,図4)を備えるものとされている。
シャーシ(chassis )とは、組込み台を意味する。図4の如く、シャーシ250は、基壁261と、基壁261に対し略直交する方向に延設された周壁262と、基壁261に突設された補強壁263とを備えるものとして構成されている。
シャーシ250(図4)に対し、スピンドルモータ組立体100(図2,図3)が位置決めされるための位置合せ部155a,155bが、補強部材150に設けられている。補強部材150に設けられた一対の位置合せ部155a,155bに対応して、シャーシ250(図4)の取付部295に、一対の位置決め部295a,295bが設けられている。
補強部材150(図2,図3)に設けられた一方の位置合せ部155aは、位置決め用の正円形の孔155aとして形成されている。また、補強部材150に設けられた他方の位置合せ部155bは、補強部材150の寸法誤差や、シャーシ250(図4)の取付部295の寸法誤差を吸収可能な長円形の孔155b(図2,図3)として形成されている。
また、シャーシ250(図4)の取付部295に設けられた一対の位置決め部295a,295bは、補強部材150(図2,図3)の一対の位置合せ用孔155a,155bに対応した略円柱形状の凸部295a,295b(図4)として形成されている。
スピンドルモータ組立体100(図2,図3)がシャーシ250(図4)に取り付けられるときに、シャーシ250の取付部295の各凸部295a,295bに、スピンドルモータ組立体100(図2,図3)を構成する補強部材150の各位置合せ部155a,155bが嵌め合せられることで、スピンドルモータ組立体100は、精度よく容易にシャーシ250に装着される(図1)。
また、スピンドルモータ組立体100は、ねじ310などの止具310が用いられて、合成樹脂製シャーシ250に固定される。補強部材150(図2,図3)の各止具挿通孔155p,155q,155r,155sに、各ねじ310(図1)が通され、シャーシ250(図4)の取付部295の各止具固定孔295p,295q,295r,295sに、各ねじ310(図1)が合せられて螺合されることで、スピンドルモータ組立体100は、シャーシ250に固定される。
各ガイド軸8I,8IIは、金属製の真直ぐな円柱状のものとして形成されている。第一ガイド軸8Iは、シャーシ250(図4)の固定部288a,288bに装着される。ま
た、第二ガイド軸8II(図1)は、シャーシ250(図4)の固定部288p,288qに装着される。第一ガイド軸8Iと、第二ガイド軸8IIとは、平行に配設されている。第一ガイド軸8Iと、第二ガイド軸8IIとは、精度よく平行に配置されている。
一対の金属製ガイド軸8I,8IIに対応して、光ピックアップ10を構成する金属製ハウジング11に、一対のガイド部12I,12IIが設けられている。光ピックアップ10を構成するハウジング11の第一ガイド部12Iに、第一ガイド軸8Iが合せられている。また、光ピックアップ10を構成するハウジング11の第二ガイド部12IIに、第二ガイド軸8IIが合せられている。
ハウジング11の第二ガイド部12IIに、モータ組立体50のリードスクリュー30に接する合成樹脂製の摺接部材15が装着されている。モータ組立体50のステッピングモータ20が回動し、ステッピングモータ20に繋げられたリードスクリュー30が回動することで、摺接部材15が動かされ、これにより、摺接部材15を備える光ピックアップ10が動かされる。光ピックアップ10のハウジング11は、前記第一ガイド軸8Iおよび前記第二ガイド軸8IIに支持された状態で、ガイド軸8I,8IIの長手方向に沿って移動する。シャーシ250に固定された第一ガイド軸8Iと、第二ガイド軸8IIとは、精度よく平行に配置されているので、光ピックアップ10は、不図示の光ディスクの半径方向に沿って正確に移動することができる。
光ピックアップは、「OPU」と呼ばれている。「OPU」は、「optical pickup」の略称とされる。
光ピックアップ10にフレキシブル基板5が通電可能に接続されている。光ピックアップ10から延設されたフレキシブル基板5は、回路基板120や他の回路基板(図示せず)に通電可能に接続される。フレキシブル基板5として、フレキシブルプリント回路体が用いられた。フレキシブルプリント回路体(Flexible Printed Circuit)は、「FPC」と略称されている。FPCは、複数の回路導体(図示せず)が絶縁シートに印刷されて、例えば銅箔などの金属箔(図示せず)が絶縁シートに並設され、その上に保護層(図示せず)が設けられたものとされている。図1に示すFPC5の回路導体は、省略されている。FPC5は、便宜上、簡略化されたものとして示されている。
各ガイド軸8I,8IIと、各ガイド軸8I,8IIに移動可能に支持された光ピックアップ10とは、略円環状に形成されたシャーシ250の収容空間255(図1,図4)に位置する。
図1に示すモータ20は、精度よく制御可能なステッピングモータ20とされている。ステッピングモータ20が光ディスク装置本体200に装備されることにより、光ピックアップ10を、精度よく制御させながら光ディスクの半径方向に沿って駆動させることができる。ステッピングモータ20の電気接続部25に、フレキシブル基板のサブ回路部(図示せず)が通電可能に接続され、サブ回路部を介してステッピングモータ20に電流が流されることで、ステッピングモータ20が回動する。図1に示すモータ20は、ステッピングモータ20が使用されているが、ステッピングモータ20以外の他のモータ(20)も使用可能とされる。
光ディスク装置400を軽量化させるために、合成樹脂材料が用いられて、薄肉環状のシャーシ250(図4)が形成されている。シャーシ250は、複雑な形状のものとされているが、合成樹脂材料を用いて、大量生産性に優れる射出成形法に基づいて、シャーシ250を形成させているので、シャーシ250は、効率よく安価に製造される。
光ディスク装置本体200(図1)を構成するシャーシ250に、ステッピングモータ組立体50が組み付けられることで、光ディスク装置400が構成される。光ディスク装置本体200は、上記スピンドルモータ組立体100と、上記ステッピングモータ組立体50と、上記光ピックアップ10と、上記ガイド軸8I,8IIと、上記シャーシ250とを備えるものとして構成されている。略円環状に形成されたシャーシ250の収容空間255内において、一対のガイド軸8I,8IIに精度よく支持された光ピックアップ10は、ディスクの内周側と、ディスクの外周側との間を横断するように、ディスクの半径方向に沿って移動する。このようなことから、光ピックアップ10を備える上記光ディスク装置400は、例えばトラバースメカ等と呼ばれる。
合成樹脂製シャーシ250に取り付けられるスピンドルモータ組立体100(図1〜図3)について説明する。
スピンドルモータ組立体100に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部156(図1,図3)が、スピンドルモータ組立体100を構成する鉄板製補強板150に設けられている。
鉄板製補強板150に振動低減部156が設けられていれば、スピンドルモータ組立体100に生じる振動エネルギを軽減させることができる。スピンドルモータ組立体100を構成する補強板150に、スピンドルモータ組立体100に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部156が設けられているので、スピンドルモータ組立体100の有害な振動が光ピックアップ10に伝えられるということは、回避され易くなる。
また、スピンドルモータ組立体100を構成する補強板150に、スピンドルモータ組立体100に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部156が設けられているので、スピンドルモータ組立体100の有害な振動が、スピンドルモータ110を介して光ディスクに伝えられるということも、回避され易くなる。
これにより、光ピックアップ10もしくは光ディスクの何れか一方や、光ピックアップ10および光ディスクの両方に有害な振動が伝えられ、振動する光ピックアップ10または光ディスクにより、光ディスクに記録されたデータを正確に読み取ることができなくなるという不具合の発生は、防止される。
また、スピンドルモータ組立体100を構成する補強板150に、スピンドルモータ組立体100に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部156が設けられているので、光ディスクにデータを正確に記録させることができなくなるという不具合の発生も、防止される。従って、振動の発生を抑制させた光ディスク装置400を、光ディスク装置400の組立メーカや、光ディスク装置400の使用者などに提供することができる。
補強板150(図1,図3)に設けられた振動低減部156は、ループ状切欠き部160を備えるものとして形成されている。ループとは、輪や、輪の形をしたものを意味する。このループ状切欠き部160は、ループ状周縁部165に切口が設けられることなく完全に閉鎖された切欠き部160として、補強板150に形成されている。
補強板150に、前記ループ状切欠き部160を備える振動低減部156が形成されていれば、スピンドルモータ組立体100に生じる振動エネルギを軽減させることができる。補強板150に設けられた振動低減部156は、ループ状切欠き部160を備えるものとして形成されているので、補強板150に起因したスピンドルモータ組立体100の共振現象は、発生され難くなる。従って、共振の発生を抑制させた光ディスク装置400を、光ディスク装置400の組立メーカや、光ディスク装置400の使用者などに提供する
ことができる。
金属鋼板にプレス打抜き加工などのプレス加工が行われることで、各切欠き部160,170,180(図3)を備える板金製補強板150が形成される。補強板150が製造されるときに、補強板150のプレス成形と同時に、各切欠き部160,170,180を形成させるプレス打抜き加工が行われる。金属板に、プレス加工による不要部除去加工が行われることで、補強板150に各打抜き部160,170,180が形成される。
プレス加工が行われて、補強板150にループ状切欠き部160が形成されるときに、ループ状切欠き部160と共にループ状周縁部165が補強板150に形成される。ループ状周縁部165と、ループ状周縁部165に対応した回路基板120の一側周縁部125(図2)とが略一致した状態で、補強板150と、回路基板120とが合せられている(図2,図3)。ループ状周縁部165は、途中で途切れることなく完全に閉ざされた輪形状のものとして、補強板150の振動低減部156に形成されている。
このようにスピンドルモータ組立体100が構成されていれば、スピンドルモータ組立体100に生じる振動エネルギを、より軽減させることができる。補強板150のループ状周縁部165と、補強板150のループ状周縁部165に対応した回路基板120の一側周縁部125とが略一致した状態で、補強板150と、回路基板120とが合せられているので、補強板(150)による補強が行われていない回路基板(120)の片持ち部分(図示せず)が、回路基板(120)の一側周縁部(125)に形成されるということは、回避される。
例えば、補強板(150)による補強が行われていない回路基板(120)の前記片持ち部分が、回路基板(120)の一側周縁部(125)に形成されたものにあっては、回路基板(120)の片持ち部分が、有害な振動成分の発生源となっていた。回路基板(120)の前記片持ち部分から生じた有害な振動成分は、補強板(150)と回路基板(120)とスピンドルモータ(110)とを備えるスピンドルモータ組立体(100)から、シャーシ250やギア(図示せず)など介して光ピックアップ10に伝えられる。
このようなことが生じた場合、振動する光ピックアップ(10)により、光ディスクに記録されたデータを正確に読み取ることができなくなるという不具合が発生する。また、振動する光ピックアップ(10)により、光ディスクにデータを正確に記録させることができなくなるという不具合が発生する。
また、回路基板(120)の前記片持ち部分から生じた有害な振動成分は、スピンドルモータ組立体(100)のスピンドルモータ(110)から、スピンドルモータ(110)のターンテーブル(115)(図2)を介して光ディスクに伝えられる。
このようなことが生じた場合、振動する光ディスクにより、光ピックアップ(10)を用いて、光ディスクに記録されたデータを正確に読み取ることができなくなるという不具合が発生する。また、振動する光ディスクにより、光ピックアップ(10)を用いて、光ディスクにデータを正確に記録させることができなくなるという不具合が発生する。
しかしながら、補強板150のループ状周縁部165と、補強板150のループ状周縁部165に対応した回路基板120の一側周縁部125とが略一致した状態で、補強板150と、回路基板120とが合せられて、スピンドルモータ組立体100が構成されていれば、回路基板120には、片持ち部分が形成されない。有害な振動成分の発生源となる片持ち部分は、回路基板120に形成されていないので、光ディスク装置400に有害な振動が発生するということは防止される。従って、有害な振動の発生を防止した光ディス
ク装置400を、光ディスク装置400の組立メーカや、光ディスク装置400の使用者などに提供することができる。
回路基板120(図2,図3)に形成された一側周縁部125は、略直線状の第一縁端部121(図2)と、第一縁端部121に対し略直交する方向に沿って形成された略直線状の第二縁端部122と、第一縁端部121と略平行に形成され且つ第二縁端部122に対し略直交する方向に沿って形成された略直線状の第三縁端部123とを備えるものとして形成されている。
回路基板120(図2,図3)の一側周縁部125に形成された略直線状の第一縁端部121に対応して、補強板150(図3)のループ状周縁部165に、略直線板状の第一端縁部161が形成されている。また、回路基板120(図2)の一側周縁部125に形成された略直線状の第二縁端部122に対応して、補強板150(図3)のループ状周縁部165に、略直線板状の第二端縁部162が形成されている。また、回路基板120(図2)の一側周縁部125に形成された略直線状の第三縁端部123に対応して、補強板150(図3)のループ状周縁部165に、略直線板状の第三端縁部163が形成されている。
補強板150に形成されたループ状周縁部165は、略直線板状の第一端縁部161と、第一端縁部161に対し略直交する方向に沿って形成された略直線板状の第二端縁部162と、第一端縁部161と略平行に形成され且つ第二端縁部162に対し略直交する方向に沿って形成された略直線板状の第三端縁部163と、第三端縁部163に対し鈍角とされ且つ第一端縁部161に向けて延設された略直線板状の第四端縁部164とを備えるものとして形成されている。
回路基板120と、補強板150とが合せられて一体のものとなるときに、回路基板120の略直線状第一縁端部121と、補強板150の略直線状第一端縁部161とが略合せられる。また、回路基板120(図2)と、補強板150とが合せられて一体のものとなるときに、回路基板120の略直線状第二縁端部122と、補強板150の略直線状第二端縁部162とが略合せられる。また、回路基板120と、補強板150とが合せられて一体のものとなるときに、回路基板120の略直線状第三縁端部123と、補強板150の略直線状第三端縁部163とが略合せられる。
このような状態でスピンドルモータ組立体100が構成されていれば、スピンドルモータ組立体100に生じる振動エネルギを、軽減させることができる。回路基板120と、補強板150とが合せられて、スピンドルモータ組立体100が構成されるときに、回路基板120の一側周縁部125の第一縁端部121と、補強板150のループ状周縁部165の第一端縁部161とが略合せられる。また、回路基板120の一側周縁部125の第二縁端部122と、補強板150のループ状周縁部165の第二端縁部162とが略合せられる。また、回路基板120の一側周縁部125の第三縁端部123と、補強板150のループ状周縁部165の第三端縁部163とが略合せられる。
これにより、回路基板120の一側周縁部125と、補強板150のループ状周縁部165とは、略一致した状態で合せられる。回路基板120の一側周縁部125と、補強板150のループ状周縁部165とが、略一致した状態で合せられるので、有害な振動成分の発生源となる片持ち部分(図示せず)が、回路基板120に構成されるということはない。従って、光ディスク装置400に有害な振動が生じるという不具合の発生を防止することができる。
図3の如く、補強板150のループ状周縁部165は、略直線板状の上記第一端縁部1
61と、略直線板状の上記第二端縁部162と、略直線板状の上記第三端縁部163と、略直線板状の上記第四端縁部164とを備えるものとして形成され、ループ状切欠き部160は、略台形状の切欠き部160として形成されている。
補強板150(図3)に設けられた振動低減部156は、金属製補強板150に不要部除去加工が行われることで形成された打抜き部160を備えるものとされている。金属板に、プレス加工による不要部除去加工が行われることで、補強板150に各打抜き部160,170,180が形成される。
このような各打抜き部160,170,180が補強板150に形成されていれば、例えば光ディスク装置400が落下して衝撃を受けたときに、光ディスク装置400に加わる衝撃エネルギを軽減させることができる。
補強板150の振動低減部156は、金属板にプレス加工が行われて補強板150が形成されるときに、同時に補強板150に不要部除去加工が行われることで形成された打抜き部160を備えるものとして形成されているので、補強板150の質量は、低減化される。また、金属板に、プレス加工による不要部除去加工が行われることで、補強板150に各打抜き部160,170,180が形成されているので、補強板150の質量は、より低減化される。
これに伴って、補強板150を備えるスピンドルモータ組立体100の重量は、低減化される。補強板150を備えるスピンドルモータ組立体100の重量が低減化されるので、例えば補強板150を備えるスピンドルモータ組立体100が不用意に落下して衝撃を受けたときに、スピンドルモータ組立体100に加わる衝撃力は、軽減される。また、補強板150を備えるスピンドルモータ組立体100の重量が低減化されるので、例えばスピンドルモータ組立体100を備える光ディスク装置400が不用意に落下して衝撃を受けたときに、光ディスク装置400に加わる衝撃力は、軽減される。
シャーシ250などの相手側取付部材に対し、スピンドルモータ組立体100が高精度に調整されて組み付けられることで構成された光ディスク装置400に、ある程度の衝撃力が加わっても、光ディスク装置400を構成するスピンドルモータ組立体100の組立精度を、略維持させることができる。即ち、光ディスク装置400にある程度の衝撃力が加わっても、光ディスク装置400の組立時に高精度に設定されたメカ調整精度の初期値を、略維持させることができる。このことは、光ディスク装置400の落下衝撃試験により、確認された。
上記不要部除去加工方法として、上記プレス打抜き加工方法以外に、例えばレーザを用いて、補強板150に各切欠き部160,170,180を形成させるレーザ加工方法などが挙げられる。
次に、合成樹脂製シャーシ250(図1)に取り付けられるステッピングモータ組立体50について説明する。
取付具40を構成する基板45に、板状の装着部42が延長形成されている。この装着部42は、合成樹脂製シャーシ250(図4)に取付具40が組み付けられるための装着部42とされている。取付具40の装着部42に対応して、ステッピングモータ組立体50が装備される取付部292(図4)が、シャーシ250に設けられている。
シャーシ250(図4)に対し、ステッピングモータ組立体50(図1)の取付具40が位置決めされるための位置合せ部42a,42bが、取付具40の装着部42に設けら
れている。取付具40の装着部42に設けられた一対の位置合せ部42a,42bに対応して、シャーシ250(図4)の取付部292に、一対の位置決め部292a,292bが設けられている。
取付具40(図1)の装着部42に設けられた一方の位置合せ部42aは、位置決め用の正円形の孔42aとして形成されている。また、取付具40の装着部42に設けられた他方の位置合せ部42bは、取付具40の装着部42の寸法誤差や、シャーシ250(図4)の取付部292の寸法誤差を吸収可能な長円形の孔42b(図1)として形成されている。
また、シャーシ250(図4)の取付部292に設けられた一対の位置決め部292a,292bは、取付具40(図1)の装着部42における一対の位置合せ用孔42a,42bに対応した略円柱形状の凸部292a,292b(図4)として形成されている。
ステッピングモータ組立体50(図1)がシャーシ250(図4)に取り付けられるときに、シャーシ250の取付部292の各凸部292a,292bに、ステッピングモータ組立体50(図1)を構成する取付具40の装着部42の各位置合せ部42a,42bが嵌め合せられることで、ステッピングモータ組立体50は、精度よく容易にシャーシ250に装着される。
また、ステッピングモータ組立体50は、ねじ300などの止具300が用いられて、シャーシ250に固定される。取付具40の装着部42の各止具挿通孔(図示せず)に、各ねじ300が通され、シャーシ250(図4)の取付部292の各止具固定孔292p,292qに、各ねじ300(図1)が合せられて螺合されることで、ステッピングモータ組立体50は、シャーシ250に固定される。
図1の如く、シャーシ250に、三つの合成ゴム製弾性部材350が取り付けられている。各合成ゴム製弾性部材350は、シャーシ250に設けられた略U字状装着部280a,280b,280c(図4)に嵌め付けられる(図1)。複数の合成ゴム製弾性部材350を備える光ディスク装置400は、合成樹脂製トレー(図示せず)に取り付けられる。不図示のトレーに、不図示の光ディスクが装備される。複数の合成ゴム製弾性部材350を介して、光ディスク装置400は、不図示のトレーに取り付けられるので、光ディスク装置400に有害な振動が伝えられることは防止される。従って、光ディスク装置400の光ピックアップ10が用いられて、不図示の光ディスクにデータの記録が行われているときや、不図示の光ディスクのデータが読み取られているときに、光ディスク装置400に有害な振動が伝えられ、この振動によって、光ディスク装置400の光ピックアップ10に誤動作が生じるということは、回避される。
光ディスク装置は、例えば、デスクトップ型パーソナルコンピュータや、ノート型パーソナルコンピュータなどの各種パーソナルコンピュータ(何れも図示せず)に装備可能なものとされる。デスクトップ型コンピュータは、卓上型のコンピュータとされ、机の上で使用可能なコンピュータとされているが、容易に持運びができないタイプのものとされている。
デスクトップ型パーソナルコンピュータに対し、ノート型パーソナルコンピュータは、軽量化、軽薄化が要求されることから、スリム型ドライブが装備されたディスク装置を備える構造のものとされている。ノート型のパーソナルコンピュータは、デスクトップ型のパーソナルコンピュータと異なる構造のものとされている。ノート型のパーソナルコンピュータは、ディスプレイと、パーソナルコンピュータ本体とが、一体構造のものとされ、パーソナルコンピュータ本体に対し、ディスプレイが折りたたまれることで、薄型サイズ
のものとなる。ノート型のパーソナルコンピュータは、このものが平面視されたときに略A4判もしくはこれ以下の大きさの汎用パーソナルコンピュータとされ、ブック型パーソナルコンピュータとも呼ばれている。
光ディスク装置400は、薄型構造のものとされていることから、薄型とされるノート型パーソナルコンピュータ(図示せず)に装備可能なものとされている。この光ディスク装置400は、ノート型パーソナルコンピュータ専用の光ディスク装置400とされている。
上記ディスク装置は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータや、デスクトップ型パーソナルコンピュータなどのパーソナルコンピュータや、CDプレーヤなどの音響機器や、DVDプレーヤなどの音響/映像機器などに装備可能なものとされる。また、上記光ディスク装置は、CD系光ディスクや、DVD系光ディスク等の複数のメディアに対応可能なものとされる。本発明のディスク装置は、図示されたものに限定されるものではない。本発明のものは、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能なものとされる。
本発明に係るディスク装置の一実施形態を示す斜視図である。 モータ組立体を示す斜視図である。 同じくモータ組立体を示す斜視図である。 シャーシを示す斜視図である。
符号の説明
10 光ピックアップ(ピックアップ)
100 スピンドルモータ組立体(モータ組立体)
110 スピンドルモータ(モータ)
120 回路基板(基板)
121 第一縁端部(縁端部)
122 第二縁端部(縁端部)
123 第三縁端部(縁端部)
125 一側周縁部
150 補強部材(補強板)
156 振動低減部
160 打抜き部(切欠き部)
161 第一端縁部(端縁部)
162 第二端縁部(端縁部)
163 第三端縁部(端縁部)
165 ループ状周縁部
400 光ディスク装置(ディスク装置)

Claims (5)

  1. ディスクに対してレーザ光を照射させることで該ディスクのデータを読み取るピックアップと、
    該ディスクが装着されて該ディスクを回動させるモータと、
    該モータが装備される基板と、
    該基板を補強する補強板と
    を備え、
    該モータと、該基板と、該補強板とが、一つのものとして一体化されることで、モータ組立体が構成され、
    該モータ組立体に生じる有害な振動を軽減させる振動低減部が、該補強板に設けられたことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記振動低減部は、ループ状切欠き部を備えるものとして形成されたことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記補強板に前記ループ状切欠き部が形成されるときに、該ループ状切欠き部と共にループ状周縁部が該補強板に形成され、
    該ループ状周縁部と、該ループ状周縁部に対応した前記基板の一側周縁部とが略一致した状態で、該補強板と、該基板とが合せられたことを特徴とする請求項2記載のディスク装置。
  4. 前記基板に形成された前記一側周縁部は、
    第一縁端部と、
    該第一縁端部に対し略直交する方向に沿って形成された第二縁端部と、
    該第一縁端部と略平行に形成された第三縁端部と
    を備え、
    該第一縁端部に対応して、前記ループ状周縁部に第一端縁部が形成され、
    該第二縁端部に対応して、該ループ状周縁部に第二端縁部が形成され、
    該第三縁端部に対応して、該ループ状周縁部に第三端縁部が形成され、
    該基板と、前記補強板とが合せられるときに、
    該第一縁端部と、該第一端縁部とが略合せられ、
    該第二縁端部と、該第二端縁部とが略合せられ、
    該第三縁端部と、該第三端縁部とが略合せられたことを特徴とする請求項3記載のディスク装置。
  5. 前記振動低減部は、前記補強板に不要部除去加工が行われることで形成された切欠き部を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のディスク装置。
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