JP2563106Y2 - キャビネット - Google Patents

キャビネット

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JP2563106Y2
JP2563106Y2 JP7434792U JP7434792U JP2563106Y2 JP 2563106 Y2 JP2563106 Y2 JP 2563106Y2 JP 7434792 U JP7434792 U JP 7434792U JP 7434792 U JP7434792 U JP 7434792U JP 2563106 Y2 JP2563106 Y2 JP 2563106Y2
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雅規 石川
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株式会社イトーキクレビオ
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば間仕切装置のパ
ネル表面側に着脱自在に取り付けられる組立式の扉型キ
ャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記のような間仕切装置に取り付けるら
れるキャビネットとしては、例えば実公昭63−183
52号公報に記載された組立てキャビネットがある。こ
の組立てキャビネットは、該キャビネットの前面開口部
を開閉する扉をキャビネットの開口上縁に対して回動自
在に取り付けるとともに、該扉の背面下部にキャビネッ
トの開口下縁に係脱自在に係合する係止杆を有する施錠
装置を取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のように扉が単に
キャビネットに対して回動自在に取り付けられているだ
けの場合には、施錠装置としては前記蝶番による扉の回
動方向に直交する方向に係脱して扉の回動を規制するだ
けのものでよいが、このように扉体がキャビネットに対
して単に回動自在に取り付けられただけのものは、扉の
取付構造によっては回動範囲に限界がありキャビネット
の開口部を十分に開放できないだけでなく、開扉状態の
扉が邪魔になるという問題もある。そこで、前記のよう
なキャビネットの開口部を開閉する扉を、蝶番と該蝶番
に取り付けたスライドレール等を介してキャビネットに
対して回動かつ摺動自在に取り付けたものがある。しか
しながら、このようにキャビネットに対して回動自在か
つ摺動自在に取り付けた扉の場合には、扉の回動方向の
施錠だけでなく、摺動方向に対する施錠をも必要とする
ことから、扉の施錠装置および施錠操作が複雑かつ、面
倒となる。そこで、本考案では、上記のようなキャビネ
ットにおいて、開口部を十分に開放でき、かつ開扉時に
扉が邪魔になるようなこともないうえに、閉扉時には簡
単な施錠装置で扉を簡単かつ確実に施錠しうるようにな
したキャビネットを提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案に係るキャビネットは、キャビネットの前面
開口部を開閉する扉板背面の上下方向にそってスライド
レールを固着し、前記スライドレールに摺動自在に取り
付けられたスライダーを蝶番を介してキャビネットの開
口上縁に取り付けてキャビネットの開口上縁を中心に扉
板を回動自在かつ摺動自在に取り付けてなるキャビネッ
トにおいて、前記扉板の背面に、該扉板の回動方向に直
交する方向に出没してキャビネットの開口下縁に係脱自
在に係合する係止杆を有する施錠装置を取り付けるとと
もに、扉板背面とキャビネットの開口縁との間に前記ス
ライドレールの摺動方向に対して直交する方向に係合す
る係止部材を設けてなる。
【0005】
【作用】前記のような本考案に係るキャビネットにおい
ては、キャビネットの前面開口部を開放するには、扉板
背面に設けた施錠装置を開錠して該施錠装置の係止杆と
キャビネットの開口下縁との間の係合を解除して扉板を
回動可能な状態としたうえで、扉板をキャビネット開口
上縁に取り付けた蝶番を中心に手前側へ回動させること
で扉板とキャビネット開口下縁との間に設けた係止部材
による係止を解除して蓋板を前記蝶番に対して摺動自在
で、かつ該蝶番を中心にしてキャビネットに対して回動
自在な状態とする。この状態では、蓋板を回動すること
でキャビネットの開口部を開放しうるだけでなく、該扉
板背面のスライドレールを前記蝶番に固着したスライダ
ーに対して上方へ摺動させることで、扉板をキャビネッ
トの上面側へ邪魔にならずに収納することができる。ま
た、閉扉時には、扉板背面のスライドレールを蝶番に固
着したスライダーに対して下方に摺動させて扉板をいっ
ぱいに引き下げるとともに、前記蝶番を中心に扉板を後
方へ回動させて扉板下端を底板前端面に当接させると扉
板とキャビネットの開口下縁との間が係止部材にて互い
に係止されて扉板の上方への摺動移動が規制されるとと
もに、この状態で施錠装置の係止杆をキャビネットの開
口下縁へ係合させることで扉板の回動が規制されて施錠
される。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本考案
を更に詳細に説明する。
【0007】図1は本考案に係るキャビネット1を間仕
切装置Aのパネル面に取り付けた状態を示すものであ
る。前記キャビネット1は、図2以下に示すように、両
側に配置した側板2、2の上下をそれぞれ天板3および
底板4にて連結して前後に開口した筐状本体を構成し、
前記両側板2、2の背面側に突設したフック2'・・を前
記間仕切装置Aの隣接するパネル5、5間の目地5'、5'
部分に挿入して図示しないパネル支柱に設けた係止孔に
係止することで背面側開口部をパネル5面にて被覆して
前面側のみ開放された状態で取り付けられている。そし
て、前記キャビネット1の前面開口部には、これを開閉
する扉板6が取り付けられており、該扉板6の幅方向の
略中央部には施錠装置7が取り付けられている。
【0008】前記キャビネット1の扉板6は、その背面
側の両側よりの位置に、上端部にゴムローラ81を有す
る上下に長いスライドレール8が1対取り付けられてお
り、各スライドレール8に摺動自在に取り付けられたス
ライダー9がキャビネット1の天板3の前縁部に取り付
けられた蝶番10の一方の蝶板11に固着されて、扉板
6がその上端部でキャビネット1の前面開口部の上縁に
回動自在かつ摺動自在に取り付けられている。一方、前
記キャビネット1の底板4上面の前端よりの部分には、
前記扉板6背面に取り付けられた施錠装置7から下方へ
出没する係止杆12が係合する係止孔13が穿設されて
おり、また、前記施錠装置7の取付金具14の下端から
略L字形の係止部15が後ろ向きに突設されており、底
板4の前端面には前記係止部15が係合する係止孔16
が穿設されている。
【0009】次に、上記のような本考案に係るキャビネ
ット1の扉板6の開閉、および施錠方法を説明する。ま
ず、図3に示した閉扉状態においては、扉板6背面のス
ライドレール8がキャビネット天板3に固着した蝶番1
0に取り付けられたスライダー9に対していっぱいに引
き下げられた状態で該扉板6背面の下部中央に位置する
施錠装置取付金具14に後ろ向きに突設された係止部1
5がキャビネット1の底板4の前方から該底板4の前端
面に設けられた係止孔16へ係合されて扉板6の上方へ
の動きが規制されるとともに、施錠装置7の係止杆12
が底板4の上方から該底板4上面に設けられた係止孔1
3へ係合されることで、蝶番10を中心とする扉板6の
回動が規制され、扉板6にてキャビネット1の前面開口
部が閉止された状態にある。そして、前記キャビネット
1の前面開口部を被覆している扉板6を開扉するには、
まず、扉板6に設けられた施錠装置7を開錠して該施錠
装置7の係止杆12と底板4の係止孔13との係合を解
除することで、扉板6を蝶番10を中心に手前側へ回動
可能な状態とする。次に、この状態から図7に示すよう
に前記扉板6を手前に回動させて、該扉板6下部に設け
た係止部15と底板4の係止孔16との係合を解除する
ことにより、扉板6の上方への動きを可能としたうえ
で、扉板6を図8に示すように、その背面側に取り付け
たスライドレール8を前記蝶番10の一方の蝶板11に
固着したスライダー9に対して摺動させることで扉板6
をキャビネット1の天板3上面側へ引き上げて図9に示
すように扉板6をキャビネット1の天板3の上面側へ収
納状態とすることができる。尚、このときスライドレー
ル8上端部に設けたゴムローラ81が、前記扉板6をキ
ャビネット1の天板3上面にそって摺動させる際に天板
3に転動可能に当接することで扉板6の摺動動作が円滑
に行われる。
【0010】上記のように、本考案に係るキャビネット
1においては、扉板6をスライドレール8、スライダー
9、および蝶番10を介してキャビネット1の天板3前
端部に回動かつ摺動自在に取り付けたことにより、キャ
ビネット1の前面開口部を扉板6が邪魔になることなく
十分に開放しうるとともに、閉扉状態においては、扉板
6背面に設けた係止部15がキャビネット1の底板4前
端面の係止孔16へ係合することで扉板6の上方への動
きを規制するようになしたことにより、施錠装置7の係
止杆12を底板4上面に設けた係止孔13へ係合させる
だけで、扉板6を簡単に施錠することができ、施錠装置
7の構造を簡単なものとし、また施錠作業も簡単に行う
ことができる。
【0011】尚、上記の実施例では、扉板6とキャビネ
ット1の底板4との間の係止部材として、扉板6側の施
錠装置7の取付金具14に係止部15を後ろ向きに突設
する一方、底板4側に前記係止部15が係合する係止孔
16を設けているが、この扉板6と底板4との間の係止
部材としては、図10に示すように、扉板6背面の下端
部の幅方向略中央に略L字形の係止部16を後ろ向き突
設して、これをキャビネット1の底板4の前端下縁に係
止するようにしてもよいし、また、図11に示すよう
に、底板4側に係止部15を設け、扉板6側に係止孔1
6を設けるようにしてもよいし、更には、これらの係合
部材を扉板6とキャビネット1の両側側板との間に設け
ることもできる。尚、図中符号20は扉板6下端に設け
たストッパーゴムである。
【0012】
【考案の効果】以上のように、本考案に係るキャビネッ
トによれば、キャビネットに対して扉板を回動自在、か
つ摺動自在に設けたことにより、キャビネットの開口部
を十分に開放することができるとともに、キャビネット
と扉板との間に、閉扉時に前記扉板の摺動方向と直交す
る方向に互いに係合する係止部材を設けて扉の摺動動作
を規制してなるから、扉の施錠装置として、扉の回動動
作のみを規制する施錠装置を設けるだけでよく、施錠装
置の構造、および施錠操作を極めて簡単にすることがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャビネットを取り付けた間仕切
装置の斜視図。
【図2】前記キャビネットの要部を示す正面図。
【図3】同じくキャビネットの側断面図。
【図4】扉板のスライドレールとキャビネットとの取付
構造を示す要部の斜視図。
【図5】扉板の施錠構造を示すキャビネット要部の斜視
図。
【図6】扉板の施錠構造を示すキャビネット要部の側断
面図。
【図7】扉板の開扉方法を示すキャビネットの側断面
図。
【図8】扉板の開扉方法を示すキャビネットの側断面
図。
【図9】扉板を完全に開放した状態を示すキャビネット
の側断面図。
【図10】扉板の施錠構造の他実施例を示すキャビネット
要部の側断面図。
【図11】扉板の施錠構造の他実施例を示すキャビネット
要部の側断面図。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 側板 3 天板 4 底板 5 パネル 6 扉板 7 施錠装置 8 スライドレール 9 スライダー 10 蝶番 11 蝶板 12 係止杆 13 係止孔 14 取付金具 15 係止部 16 係止孔 20 ストッパーゴム 81 ゴムローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの前面開口部を開閉する扉
    板背面の上下方向にそってスライドレールを固着し、前
    記スライドレールに摺動自在に取り付けられたスライダ
    ーを蝶番を介してキャビネットの開口上縁に取り付けて
    キャビネットの開口上縁を中心に扉板を回動自在かつ摺
    動自在に取り付けてなるキャビネットにおいて、前記扉
    板の背面に、該扉板の回動方向に対して直交する方向に
    出没してキャビネットの開口下縁に係脱自在に係合する
    係止杆を有する施錠装置を取り付けるとともに、扉板背
    面とキャビネットの開口縁との間に前記スライドレール
    の摺動方向に対して直交する方向に係合する係止部材を
    設けてなることを特徴とするキャビネット。
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