JP2562908Y2 - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents
ボールジョイント用ダストカバーInfo
- Publication number
- JP2562908Y2 JP2562908Y2 JP1811992U JP1811992U JP2562908Y2 JP 2562908 Y2 JP2562908 Y2 JP 2562908Y2 JP 1811992 U JP1811992 U JP 1811992U JP 1811992 U JP1811992 U JP 1811992U JP 2562908 Y2 JP2562908 Y2 JP 2562908Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust cover
- protector
- knuckle arm
- mounting groove
- fitting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボールジョイント用ダ
ストカバーの改良に関する。ボールジョイントは自動車
のサスペションやステアリング等に備えられるものであ
る。
ストカバーの改良に関する。ボールジョイントは自動車
のサスペションやステアリング等に備えられるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のダストカバーとして、
実開昭54−54769号公報に記載されているよう
に、ゴム状弾性材製のダストカバー本体(ブーツ)をデ
ィスクブレーキの熱や飛石等から守るためにプロテクタ
(カバー)で覆ったものが知られている。
実開昭54−54769号公報に記載されているよう
に、ゴム状弾性材製のダストカバー本体(ブーツ)をデ
ィスクブレーキの熱や飛石等から守るためにプロテクタ
(カバー)で覆ったものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのダス
トカバーには、プロテクタがダストカバー本体の取付溝
に単独で取り付けられているに過ぎないためにプロテク
タとダストカバー本体のガタつきが大きい、という問題
があり、プロテクタが取付溝から外れてしまう虞があ
る。
トカバーには、プロテクタがダストカバー本体の取付溝
に単独で取り付けられているに過ぎないためにプロテク
タとダストカバー本体のガタつきが大きい、という問題
があり、プロテクタが取付溝から外れてしまう虞があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、ナックルア
ームを備えたボールスタッドとソケットとの間に装着さ
れる環状のダストカバーであって、前記ボールスタッド
に嵌着される嵌着部の外周面に取付溝を形成したダスト
カバー本体と、前記取付溝に取り付けられるプロテクタ
と、前記ナックルアームと前記プロテクタの間に介装さ
れるパッキンと、を有し、前記プロテクタが前記パッキ
ンを介して前記ナックルアームにより前記取付溝の一方
の側壁に押さえ付けられ、前記ナックルアームと前記嵌
着部の間に所定の間隙が設定されることを特徴とするボ
ールジョイント用ダストカバーを提供する。
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、ナックルア
ームを備えたボールスタッドとソケットとの間に装着さ
れる環状のダストカバーであって、前記ボールスタッド
に嵌着される嵌着部の外周面に取付溝を形成したダスト
カバー本体と、前記取付溝に取り付けられるプロテクタ
と、前記ナックルアームと前記プロテクタの間に介装さ
れるパッキンと、を有し、前記プロテクタが前記パッキ
ンを介して前記ナックルアームにより前記取付溝の一方
の側壁に押さえ付けられ、前記ナックルアームと前記嵌
着部の間に所定の間隙が設定されることを特徴とするボ
ールジョイント用ダストカバーを提供する。
【0005】
【作用】プロテクタをパッキンを介してナックルアーム
により取付溝の一方の側壁に押さえ付け、これによりプ
ロテクタをダストカバー本体に強固に固定する。
により取付溝の一方の側壁に押さえ付け、これによりプ
ロテクタをダストカバー本体に強固に固定する。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明すると、当該ボールジョイント用ダストカバーは、図
1に示すように、ナックルアーム22を備えたボールス
タッド21とソケット23との間に装着されるものであ
って、環状の可撓部2の上端にボールスタッド21の外
周側に嵌着される環状の嵌着部3を一体成形し、この嵌
着部3の外周面に環状の取付溝4を形成したゴム状弾性
材製のダストカバー本体1と、半裁断面を略L字形と
し、その内周縁をもって取付溝4に取り付けられる硬質
ゴム製または樹脂製のプロテクタ5と、ナックルアーム
22とプロテクタ5の間に介装される硬質ゴム製のOリ
ング6と、を有しており、プロテクタ5がOリング6を
介してナックルアーム22により取付溝4の下側の側壁
4aに押さえ付けられるようになっており、ナックルア
ーム22と嵌着部3の間に所定の間隙7が設定されるよ
うになっている。符号8は嵌着部3に埋設された樹脂製
の補強環であり、この補強環8によって取付溝4の下側
の側壁4aと底壁とが形成されている。またプロテクタ
5の内周縁には、図2に示すように、複数の切欠5aが
等配形成されており、この切欠5aがあることによって
内周縁が変形し易くプロテクタ5を取付溝4に取り付け
易くなっている。
明すると、当該ボールジョイント用ダストカバーは、図
1に示すように、ナックルアーム22を備えたボールス
タッド21とソケット23との間に装着されるものであ
って、環状の可撓部2の上端にボールスタッド21の外
周側に嵌着される環状の嵌着部3を一体成形し、この嵌
着部3の外周面に環状の取付溝4を形成したゴム状弾性
材製のダストカバー本体1と、半裁断面を略L字形と
し、その内周縁をもって取付溝4に取り付けられる硬質
ゴム製または樹脂製のプロテクタ5と、ナックルアーム
22とプロテクタ5の間に介装される硬質ゴム製のOリ
ング6と、を有しており、プロテクタ5がOリング6を
介してナックルアーム22により取付溝4の下側の側壁
4aに押さえ付けられるようになっており、ナックルア
ーム22と嵌着部3の間に所定の間隙7が設定されるよ
うになっている。符号8は嵌着部3に埋設された樹脂製
の補強環であり、この補強環8によって取付溝4の下側
の側壁4aと底壁とが形成されている。またプロテクタ
5の内周縁には、図2に示すように、複数の切欠5aが
等配形成されており、この切欠5aがあることによって
内周縁が変形し易くプロテクタ5を取付溝4に取り付け
易くなっている。
【0007】上記構成を備えたダストカバーは次の作用
効果を奏する。 プロテクタ5をOリング6を介してナックルアーム2
2により取付溝4の一方の側壁4aに押さえ付けるため
に、プロテクタ5をダストカバー本体1に強固に固定す
ることができる。したがってプロテクタ5とダストカバ
ー本体1にガタつきが発生するのを防止することがで
き、プロテクタ5が取付溝4から外れるのを防止するこ
とができる。 ナックルアーム22と嵌着部3の間に所定の間隙7を
設定してこの両者22,7を非接触とし、ナックルアー
ム22とOリング6を小さな接触面積をもって互いに圧
接させることにしたために、作動時に発生するナックル
アーム22と当該ダストカバーの摺動抵抗を小さなもの
とすることができる。またナックルアーム22とOリン
グ6を互いに圧接させるために、該部のシール性が優れ
ている。
効果を奏する。 プロテクタ5をOリング6を介してナックルアーム2
2により取付溝4の一方の側壁4aに押さえ付けるため
に、プロテクタ5をダストカバー本体1に強固に固定す
ることができる。したがってプロテクタ5とダストカバ
ー本体1にガタつきが発生するのを防止することがで
き、プロテクタ5が取付溝4から外れるのを防止するこ
とができる。 ナックルアーム22と嵌着部3の間に所定の間隙7を
設定してこの両者22,7を非接触とし、ナックルアー
ム22とOリング6を小さな接触面積をもって互いに圧
接させることにしたために、作動時に発生するナックル
アーム22と当該ダストカバーの摺動抵抗を小さなもの
とすることができる。またナックルアーム22とOリン
グ6を互いに圧接させるために、該部のシール性が優れ
ている。
【0008】
【考案の効果】本考案は次の効果を奏する。 プロテクタをパッキンを介してナックルアームにより
取付溝の一方の側壁に押さえ付ける構造であるために、
プロテクタをダストカバー本体に強固に固定することが
できる。したがってプロテクタとダストカバー本体にガ
タつきが発生するのを防止することができ、プロテクタ
が取付溝から外れるのを防止することができる。 ナックルアームと嵌着部の間に所定の間隙を設定して
この両者を非接触とし、ナックルアームとパッキンを小
さな接触面積をもって互いに圧接させる構造であるため
に、作動時に発生するナックルアームと当該ダストカバ
ーの摺動抵抗を小さなものとすることができる。またナ
ックルアームとパッキンを互いに圧接させるために、該
部のシール性が優れている。
取付溝の一方の側壁に押さえ付ける構造であるために、
プロテクタをダストカバー本体に強固に固定することが
できる。したがってプロテクタとダストカバー本体にガ
タつきが発生するのを防止することができ、プロテクタ
が取付溝から外れるのを防止することができる。 ナックルアームと嵌着部の間に所定の間隙を設定して
この両者を非接触とし、ナックルアームとパッキンを小
さな接触面積をもって互いに圧接させる構造であるため
に、作動時に発生するナックルアームと当該ダストカバ
ーの摺動抵抗を小さなものとすることができる。またナ
ックルアームとパッキンを互いに圧接させるために、該
部のシール性が優れている。
【図1】本考案の実施例に係るボールジョイント用ダス
トカバーの装着状態を示す半裁断面図
トカバーの装着状態を示す半裁断面図
【図2】ダストカバー本体、プロテクタおよびOリング
の組付け状態を示す一部平面図
の組付け状態を示す一部平面図
1 ダストカバー本体 2 可撓部 3 嵌着部 4 取付溝 4a 側壁 5 プロテクタ 5a 切欠 6 Oリング(パッキン) 7 間隙 8 補強環 21 ボールスタッド 22 ナックルアーム 23 ソケット
Claims (1)
- 【請求項1】 ナックルアーム22を備えたボールスタ
ッド21とソケット23との間に装着される環状のダス
トカバーであって、前記ボールスタッド21に嵌着され
る嵌着部3の外周面に取付溝4を形成したダストカバー
本体1と、前記取付溝4に取り付けられるプロテクタ5
と、前記ナックルアーム22と前記プロテクタ5の間に
介装されるパッキン6と、を有し、前記プロテクタ5が
前記パッキン6を介して前記ナックルアーム22により
前記取付溝4の一方の側壁4aに押さえ付けられ、前記
ナックルアーム22と前記嵌着部3の間に所定の間隙7
が設定されることを特徴とするボールジョイント用ダス
トカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1811992U JP2562908Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ボールジョイント用ダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1811992U JP2562908Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ボールジョイント用ダストカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569465U JPH0569465U (ja) | 1993-09-21 |
JP2562908Y2 true JP2562908Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=11962722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1811992U Expired - Lifetime JP2562908Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ボールジョイント用ダストカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562908Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4504250B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2010-07-14 | Nok株式会社 | プロテクター |
JP4504252B2 (ja) * | 2005-05-20 | 2010-07-14 | Nok株式会社 | プロテクター |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP1811992U patent/JP2562908Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569465U (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970909 |