JPH0519633U - ダストカバー - Google Patents

ダストカバー

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JPH0519633U
JPH0519633U JP6868091U JP6868091U JPH0519633U JP H0519633 U JPH0519633 U JP H0519633U JP 6868091 U JP6868091 U JP 6868091U JP 6868091 U JP6868091 U JP 6868091U JP H0519633 U JPH0519633 U JP H0519633U
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JP
Japan
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dust cover
ball
ball stud
socket
seal
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JP6868091U
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English (en)
Inventor
▼高▲峰英敏
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールリップ部の落ち込みを防止すること。 【構成】 ソケット4と、このソケット4の内部に配設
されるボールシール5と、このボールシール5に揺動自
在に装着されるボールスタッド1とからなるボールジョ
イントに装着されるダストカバー7であって、弾性を有
する筒状のダストカバー本体13の内周面に、前記ボー
ルスタッド1およびソケット4方向に突出する環状であ
るひれ状の突部14を三重に、かつ、一体に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はダストカバーに関し、特に、シール性が向上したダストカバーに関 するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】
一般に自動車や農業機械等に使用されている従来のボールジョイントは図4〜 図6に示すようなものが知られている。
【0003】 すなわち、これらのボールジョイントはソケット24、54、74と、このソ ケット24、54、74の内部に配設される弾性材からなるボールシール25、 55、75と、このボールシール25、55、75に揺動自在に装着されるボー ルスタッド21、51、71とを具えている。 また、これらのボールスタッド21、51、71の周囲には、ボールスタッド 21、51、71とボールシール25、55、75との摺動面に塵埃等が侵入す るのを防止するために、ダストカバー27、57、77が装着されている。
【0004】 図4に示すダストカバー27は、略円筒形状をなすとともに、一方の開口端部 にシールリップ部28が形成され、他方の開口端部に装着部29が形成されてい る。 また、ボールスタッド21の柱状部22には鍔状に突出した鍔部33が設けら れている。 そして、前記ダストカバー27のシールリップ部28は前記鍔部33とナック ルアーム30との間に位置するようにボールスタッド21の柱状部22に装着さ れ、前記シールリップ部28の外周側に補強リング31が装着されている。 また、前記ダストカバー27の装着部29は前記ソケット24に設けられた段 部26に装着され、前記装着部29の外周側に補強リング32が装着されている 。 そして、前記鍔部33および補強リング31、32によって、前記ダストカバ ー27のシールリップ部28の落ち込みを防止するとともに、シール性を確保し ている。
【0005】 また、図5に示すダストカバー57は、略円筒形状をなすとともに、一方の開 口端部にシールリップ部58が形成され、他方の開口端部に装着部59が形成さ れている。 そして、ボールスタッド51の柱状部52に断面L字形であるとともに、環状 のリテーナ63が装着され、このリテーナ63とナックルアーム60との間に前 記ダストカバー57のシールリップ部58が保持され、ダストカバー57の装着 部59は前記ソケット54に設けられた段部56に装着されている。 また、前記シールリップ部58には補強リング61が埋設され、前記ダストカ バー57の装着部59の外周側には補強リング62が装着されている。 そして、リテーナ63および補強リング61、62によって、前記ダストカバ ー57のシールリップ部58の落ち込みを防止するとともに、シール性を確保し ている。
【0006】 さらに、図6に示すダストカバー77は、略円筒形状をなすとともに、一方の 開口端部にシールリップ部78が形成され、他方の開口端部に装着部79が形成 されている。 そして、ボールスタッド71の柱状部72には樹脂等で形成された環状のバッ クアップリング部材82が装着されている。 また、前記ダストカバー77のシールリップ部78が前記バックアップリング 部材82とナックルアーム80との間に位置するようにボールスタッド71の柱 状部72に装着され、ダストカバー77の装着部79が前記ソケット74に設け られた段部76に装着され、前記ダストカバー77の装着部79の外周側に補強 リング81が装着されている。 そして、バックアップリング部材82によって、前記ダストカバー77のシー ルリップ部78の落ち込みを防止するとともに、シール性を確保している。
【0007】 しかしながら、前記のような従来のダストカバー27、57、77においては 、ダストカバー27、57、77の落ち込みを防止し、シール性を確保するため には、ボールスタッド21、51、71の柱状部22、52、72に鍔部33、 リテーナ63またはバックアップリング部材82を設ける必要があり、ダストカ バー27、57、77単品でその落ち込みを防止し、シール性を確保することが できないという問題点を有していた。
【0008】 この考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、ダ ストカバー単品でその落ち込みを防止し、シール性を確保することができるダス トカバーを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案はソケットと、このソケットの内部に 配設されるボールシールと、このボールシールに揺動自在に装着されるボールス タッドとからなるボールジョイントに装着されるダストカバーであって、弾性を 有する筒状のダストカバー本体の内周面に、前記ボールスタッド方向に突出する ひれ状の突部を一体に設け、また前記ひれ状の突部が環状に複数設けられている という手段を採用したものである。
【0010】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、各突部がボールスタッドの揺動 角に応じて変形し、突部の先端部がボールスタッドまたはソケットの端面に当接 してシールリップ部の落ち込みを防止している。 また、ボールスタッドの柱状部に鍔部、リテーナまたはバックアップリング部 材等を設ける必要がなく、ダストカバー単品でその落ち込みを防止し、シール性 を確保することができるため、部品点数の削減およびトータルコストが安くなる 。 さらに、ダストカバーの内周側に突部が設けられているため、グリース封入量 の削減が可能となるため、より一層トータルコストが安くなる。
【0011】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1にはこの考案によるダストカバーの実施例が示されていて、このダストカ バー7はボールジョイントに装着されている。
【0012】 このボールジョイントは図1に示すような構成になっていて、すなわち、この ボールジョイントはソケット4と、このソケット4の内部に配設される弾性材か らなるボールシール5と、このボールシール5に球状部3が摺動自在に装着され るボールスタッド1とを具えている。
【0013】 そして、このボールスタッド1の周囲には、ボールスタッド1とボールシール 5との摺動面に塵埃等が侵入するのを防止するためのダストカバー7が装着され ている。
【0014】 このダストカバー7は、略円筒形状をなすとともに、一方の開口端部にシール リップ部8が形成され、他方の開口端部に装着部9が形成されたダストカバー本 体13を有し、このダストカバー本体13の内周面に、ボールスタッド1または ソケット4方向に突出する環状であるとともに、ひれ状の突部14が三重に、か つ、一体に設けられている。
【0015】 そして、図2に示すように、前記ダストカバー7のシールリップ部8を前記ボ ールスタッド1の柱状部2に装着し、ダストカバー7の装着部9を前記ソケット 4に設けられた段部6に装着し、ナックルアーム10をボールスタッド1の柱状 部2に配設すると、図1に示すように、前記突部14の先端部はボールスタッド 1またはソケット4の端面に当接する。 また、前記ダストカバー7の装着部9の外周側に補強リング12が装着され、 シールリップ部8に補強リング11が埋設されている。
【0016】 上記のように構成されたこの考案によるダストカバー7にあっては、図3に示 すように、前記ボールスタッド1が揺動角θで変位すると、前記突部14の先端 部がボールスタッド1またはソケット4の端面に当接したままダストカバー7全 体が前記ボールスタッド1の動きに追従するため、シールリップ部8は各突部1 4に支持されてその落ち込みが防止されるとともに、シール性が確保される。 また、ボールスタッド1の柱状部2に鍔部、リテーナまたはバックアップリン グ部材を設ける必要がなく、ダストカバー7単品でその落ち込みを防止し、シー ル性を確保することができるため、部品点数の削減およびトータルコストが安く なる。 さらに、ダストカバー7の内周面に突部14が設けられているため、グリース 封入量の削減が可能となるため、より一層トータルコストが安くなる。
【0017】 なお、実施例において、前記ひれ状の突部14は環状であるとしたが、これに 限定されることなく、部分的に突出する突部であってもよい。 また、実施例において、ひれ状の突部14を三重に設けたが、これに限定され ることなく、ダストカバーの脱落を防止することができれば突部の数は限定され ない。
【0018】
【考案の効果】
この考案は前記のように構成したことにより、ボールスタッドが揺動すると、 各突部の先端部がボールスタッドまたはソケットの端面に当接したままダストカ バー全体が前記ボールスタッドの動きに追従するため、シールリップ部は各突部 に支持されてその落ち込みが防止されるとともに、シール性が確保される。 また、ボールスタッドの柱状部に鍔部、リテーナまたはバックアップリング部 材を設ける必要がなく、ダストカバー単品でその落ち込みを防止し、シール性を 確保することができるため、部品点数の削減およびトータルコストが安くなる。 さらに、ダストカバーの内周側に突部が設けられているため、グリース封入量 の削減が可能となるためより一層トータルコストが安くなるというすぐれた効果 を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるダストカバーの実施例を示す概
略断面図である。
【図2】この考案によるダストカバーの実施例におい
て、ナックルアーム装着前の状態を示す概略断面図であ
る。
【図3】この考案によるダストカバーの実施例におい
て、揺動状態を示す概略断面図である。
【図4】従来のダストカバーであって、ボールスタッド
に鍔部を設けて落ち込みを防止した状態を示す概略断面
図である。
【図5】従来のダストカバーであって、ボールスタッド
にリテーナを設けて落ち込みを防止した状態を示す概略
断面図である。
【図6】従来のダストカバーであって、ボールスタッド
にバックアップリング部材を設けて落ち込みを防止した
状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、21、51、71……ボールスタッド 2、22、52、72……柱状部 3、23、53、73……球状部 4、24、54、74……ソケット 5、25、55、75……ボールシール 6、26、56、76……段部 7、27、57、77……ダストカバー 8、28、58、78……シールリップ部 9、29、59、79……装着部 10、30、60、80……ナックルアーム 11、12、31、32、61、62、81……補強リ
ング 13……ダストカバー本体 14……突部 33……鍔部 63……リテーナ 82……バックアップリング部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット(4)と、該ソケット(4)の
    内部に配設されるボールシール(5)と、該ボールシー
    ル(5)に揺動自在に装着されるボールスタッド(1)
    とからなるボールジョイントに装着されるダストカバー
    (7)であって、弾性を有する筒状のダストカバー本体
    (13)の内周面に、前記ボールスタッド(1)方向に
    突出するひれ状の突部(14)を一体に設けたことを特
    徴とするダストカバー。
  2. 【請求項2】 前記ひれ状の突部(14)が環状に複数
    設けられている請求項1記載のダストカバー。
JP6868091U 1991-08-28 1991-08-28 ダストカバー Pending JPH0519633U (ja)

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