JPH0781523A - ボールジョイント部構造 - Google Patents

ボールジョイント部構造

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JPH0781523A
JPH0781523A JP5225936A JP22593693A JPH0781523A JP H0781523 A JPH0781523 A JP H0781523A JP 5225936 A JP5225936 A JP 5225936A JP 22593693 A JP22593693 A JP 22593693A JP H0781523 A JPH0781523 A JP H0781523A
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ball
ball retainer
groove
retainer
pin
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JP5225936A
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Akira Toyama
晃 遠山
Kenji Sasaki
謙治 佐々木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/06Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive
    • B60S1/16Means for transmitting drive
    • B60S1/18Means for transmitting drive mechanically
    • B60S1/24Means for transmitting drive mechanically by rotary cranks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールリテーナがボールピンから外れるのを
防止し、また、摩耗し易い部分にグリス溜りを形成し、
さらに、ボールリテーナの不完全な取付け状態を防止す
るボールジョイント部構造を提供する。 【構成】 ピボットアーム1から球形状のボールピン1
1が突設され、該ボールピン11にボールリテーナ12
が摺動可能に嵌合され、該ボールリテーナ12に前記ピ
ボットアーム1と略平行にリンク2が取り付けられるこ
とにより、該両部材を回動自在に連結するボールジョイ
ント部構造において、前記ボールピン11の周囲の、前
記リンク2の軸線上を含む部位に周方向に沿って溝11
aを形成し、該溝11aをグリス溜り13とする一方、
前記ボールリテーナ12に、前記溝11aに挿入される
凸部12aを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つの部材を可動自
在に連結するボールジョイント部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
自動車のワイパ装置のリンク機構に設けられたものがあ
る(図11参照)。図中符号1は図示省略のピボット軸
に固定されたピボットアーム、符号2は図示省略の駆動
源に連結されたリンクで、このピボットアーム1とリン
ク2とが以下のようにボールジョイントにより連結され
ている。
【0003】すなわち、そのピボットアーム1には、球
形状のボールピン3が上方に向けて突設され、このボー
ルピン3に略半円形状のボールリテーナ4が摺動自在に
嵌合されている。このボールリテーナ4にリンク2が取
り付けられている。
【0004】また、このリンク2の下側において、ピボ
ットアーム1とボールリテーナ4との間に、ボールリテ
ーナシール5が配設されて下側グリス溜り6が形成され
て、この下側グリス溜り6内にグリスが充填されてい
る。
【0005】さらに、リンク2の上側において、ボール
ピン3とボールリテーナ4との間に上側グリス溜り7が
形成され、この上側グリス溜り7にグリスが充填されて
いる。
【0006】なお、この種のものとしては、山海堂出版
自動車工学全書10「電装品、車体装備品、エンジン部
品」第131頁等に記載されているようなものが知られ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ボールピン3に単にボール
リテーナ4が嵌合されているだけであるため、リンク2
に矢印M方向に大きな外力が作用した時に、ボールリテ
ーナ4がボールピン3から外れる虞がある。
【0008】また、リンク2はピボットアーム1に対し
て通常は平行状態で回動するものであるため、このリン
ク2の軸線を含む近傍の部分が摩耗し易いが、この部分
にはグリス溜りが形成されていない。
【0009】さらに、ボールピン3にボールリテーナ4
を嵌合させる際に、特に、クリック感が得られるもので
ないため、不完全な状態で取り付けられる虞がある。
【0010】そこで、この発明は、ボールリテーナがボ
ールピンから外れるのを防止し、また、摩耗し易い部分
にグリス溜りを形成し、さらに、ボールリテーナの不完
全な取付け状態を防止するボールジョイント部構造を提
供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、一方の部材から球形状のボ
ールピンが突設され、該ボールピンにボールリテーナが
摺動可能に嵌合され、該ボールリテーナに前記一方の部
材と略平行に他方の部材が取り付けられることにより、
該両部材を回動自在に連結するボールジョイント部構造
において、前記ボールピンの周囲の、前記他方の部材の
軸線上を含む部位に周方向に沿って溝を形成し、該溝を
グリス溜りとする一方、前記ボールリテーナ又は他方の
部材に、前記溝に挿入される凸部を形成したボールジョ
イント部構造としたことを特徴としている。
【0012】また、ボールリテーナは、上下が開口した
環状を呈し、前記他方の部材の軸線を含む面に対して上
下対称形状とすることもできる。
【0013】
【作 用】かかる手段によれば、ボールリテーナをボー
ルピンに嵌合させる際には、ボールピンの真上から嵌合
させなければ、凸部がある関係から装着し難く、又、凸
部が溝部に挿入される際に、クリック感が得られるた
め、斜めの状態で不完全に嵌合されることがない。
【0014】また、他方の部材に大きなモーメントが生
じ、傾いた場合には、ボールリテーナ又は他方の部材の
凸部が、ボールピンの溝の壁面に係止することにより、
ボールリテーナの嵌合が外れることを防止できる。
【0015】さらに、回動に最も摩擦抵抗を受ける溝の
部分がグリス溜りとされているため、摩耗を従来より抑
制できる。
【0016】さらにまた、ボールリテーナを上下が開口
した環状で、他方の部材の軸線を含む面に対して略上下
対称形状とすれば、1種類のもので、半円形状の複数種
のものに対応させることができると共に、製造も簡単に
できる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0018】図1乃至図4は、この発明の第1実施例を
示すものである。従来と同一乃至均等な部材については
同一符号を付して説明する。
【0019】まず構成を説明すると、図中符号1は図示
省略のピボット軸に固定された「一方の部材」としての
ピボットアーム、符号2は図示省略の駆動源に連結され
た「他方の部材」としてのリンクで、このピボットアー
ム1とリンク2とが以下のようにボールジョイントによ
り連結されている。
【0020】すなわち、そのピボットアーム1には、球
形状のボールピン11が上方に向けて突設され、このボ
ールピン11に略半円形状のボールリテーナ12が摺動
自在に嵌合されている。そして、このボールリテーナ1
2にリンク2が取り付けられている。
【0021】このリンク2の下側において、ピボットア
ーム1とボールリテーナ12との間に、ボールリテーナ
シール5が配設されて下側グリス溜り6が形成されて、
この下側グリス溜り6内にグリスが充填されている。
【0022】また、前記ボールピン11の周囲には、リ
ンク2の軸線上を含む部位に周方向に沿って溝11aが
形成されている。この溝11aがグリス溜り13とされ
ている。
【0023】そして、前記ボールリテーナ12には、図
2等に示すように、その溝11aに挿入される凸部12
aが形成されている。この凸部12aは、その突出量が
図3中、長さ(r1ーr2)より小さい値に設定されて
いる。
【0024】次に作用について説明する。
【0025】まず、ボールリテーナ12をボールピン1
1に嵌合させる際には、ボールピン11の真上から嵌合
させなければ、凸部12aがある関係から装着し難く、
又、凸部12aが溝部11aに挿入される際に、クリッ
ク感が得られるため、斜めの状態で不完全に嵌合される
ことがない。なお、この嵌合時には、凸部12aに易者
面12bが形成されているため、スムースに嵌合でき
る。
【0026】また、リンク2に大きなモーメントが生
じ、図4に示すように傾いた場合には、ボールリテーナ
12の凸部12aが、ボールピン11の溝11aの上縁
に係止することにより、ボールリテーナ12の嵌合が外
れることを防止できる。
【0027】さらに、回動に最も摩擦抵抗を受ける溝1
1aの部分がグリス溜り13とされているため、摩耗を
従来より抑制できる。
【0028】また、図5乃至図7には、この発明の第2
実施例を示す。
【0029】第1実施例がボールリテーナ12に凸部1
2aが形成されているのに対し、この実施例は、リンク
2に計2箇所の凸部2aが形成され、この凸部2aがボ
ールピン11の溝11aに挿入されている。
【0030】このようにリンク2に凸部2aを形成すれ
ば、ボールリテーナ12の内面側に凸部12aを形成す
るものと比較すると製造が簡単である。
【0031】他の構成及び作用は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0032】さらに、図8乃至図10には、この発明の
第3実施例を示す。
【0033】この実施例のボールリテーナ22は、上下
が開口した環状を呈し、内面側に凸部22aが形成され
ている。そして、リンク22の軸線を含む面に対して略
上下対称形状となっている。
【0034】また、このボールリテーナ12の上側に
は、円板23及びシールラバー24がビス25にて取り
付けられることにより、グリス溜り26が形成されてい
る。
【0035】かかるボールリテーナ12をリンク2の両
端部に、アウトサート成形する場合、図9の(A)に示
すように、両ボールリテーナ12が同方向を向いている
場合には、両方同時に成形できるが、(B)に示すよう
に、両ボールリテーナ12が反対方向を向いている場合
には、一方を成形後、反転させて他方を成形する必要が
あり、製造が面倒である。しかし、この実施例のボール
リテーナ22にあっては、上下が開放され、上下対称形
状であるため、同図(A),(B)に対応するものであ
っても、同図(c)に示す1種類のもので対応でき、し
かも、両ボールリテーナ22を同時に成形できる。
【0036】しかも、このボールリテーナ22の成形
は、図10の(A)に示すように、上下対称形状である
ため、上型27及び下型28のみで成形できる。ちなみ
に、第1実施例のボールリテーナ12の成形は、このリ
テーナ12が半円形状を呈しているため、同図(B)に
示すように、上型29,下型30の他に分割型31も必
要となり、装置の複雑化等を招く。なお、図10中矢印
は型の移動方向を示す。
【0037】他の構成及び作用は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、ボールリテーナをボールピンに嵌合させる際に
は、ボールピンの真上から嵌合させなければ、凸部があ
る関係から装着し難く、又、凸部が溝部に挿入される際
に、クリック感が得られるため、斜めの状態で不完全に
嵌合されることがない。
【0039】また、他方の部材に大きなモーメントが生
じ、傾いた場合には、ボールリテーナ又は他方の部材の
凸部が、ボールピンの溝の壁面に係止することにより、
ボールリテーナの嵌合が外れることを防止できる。
【0040】さらに、回動に最も摩擦抵抗を受ける溝の
部分がグリス溜りとされているため、摩耗を従来より抑
制できる。
【0041】さらにまた、ボールリテーナを上下が開口
した環状で、他方の部材の軸線を含む面に対して略上下
対称形状とすれば、1種類のもので、半円形状の複数種
のものに対応させることができると共に、製造も簡単に
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例を示す図1のA−A線に沿う断面図で
ある。
【図3】同実施例を示す要部拡大図である。
【図4】同実施例を示す作用を示す断面図である。
【図5】この発明の第2実施例を示す図1に相当する断
面図である。
【図6】同実施例を示す図2に相当する断面図である。
【図7】同実施例を示す図4に相当する断面図である。
【図8】この発明の第3実施例を示す図1に相当する断
面図である。
【図9】同第2実施例を示す両端部にボールリテーナが
設けられたリンクを示す図である。
【図10】同実施例の製造方法を示す断面図である。
【図11】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ビボットアーム(一方の部材) 2 リンク(他方の部材) 2a 凸部 11 ボールピン 12,22 ボールリテーナ 12a,22a 凸部 13 グリス溜り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材から球形状のボールピンが突
    設され、該ボールピンにボールリテーナが摺動可能に嵌
    合され、該ボールリテーナに前記一方の部材と略平行に
    他方の部材が取り付けられることにより、該両部材を回
    動自在に連結するボールジョイント部構造において、 前記ボールピンの周囲の、前記他方の部材の軸線上を含
    む部位に周方向に沿って溝を形成し、該溝をグリス溜り
    とする一方、 前記ボールリテーナ又は他方の部材に、前記溝に挿入さ
    れる凸部を形成したことを特徴とするボールジョイント
    部構造。
  2. 【請求項2】 前記ボールリテーナは、上下が開口した
    環状を呈し、前記他方の部材の軸線を含む面に対して上
    下対称形状となっていることを特徴とする請求項1記載
    のボールジョイント部構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101351931B1 (ko) * 2012-04-20 2014-01-20 동양기전 주식회사 볼 조인트 구조가 개선된 와이퍼 장치
KR20150112733A (ko) * 2014-03-28 2015-10-07 삼성전자주식회사 광출사 방향의 전환이 가능한 조명 장치
JP2017207201A (ja) * 2016-03-15 2017-11-24 アクシス アーベー ボール継手
CN114364584A (zh) * 2019-09-09 2022-04-15 法雷奥系统公司 曲柄销、球窝接头和相应的刮水器致动联动系统及其组装方法

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