JP3546000B2 - ステアリングジョイントカバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングロッドとステアリング装置の入力部材とのジョイント部を覆うステアリングジョイントカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
操縦ハンドルに連結するステアリングロッド(以下、ロッド)はステアリングコラム(以下、コラム)中を延ばされてステアリング装置の入力部材とジョイントされているが、このジョイント部は防塵、防水、防音等の目的でステアリングジョイントカバー(以下、カバー)で覆われている。このステアリング装置はエンジンルームの下方に設置されており、その入力部材(軸)は入力部ハウジング(以下、ハウジング)からダッシュパネルに向けて突出しており、コラムと共に延ばされたロッドはダッシュパネルを突き抜けて入力軸と連結されている。
【0003】
従って、多くの場合、カバーはダッシュパネルとハウジングとに止め付けられているが、この場合でも、その固定は強固でなければならない。ダッシュパネル側ではビス等を用いて強固に固定できるが、一般に円筒形をしているハウジング側では適当な固定手段が見当たらない。又、振動や揺れ等によってロッドと入力軸とは相対的に位置を変えることもあるから、カバーはこれにも対応できるものでなければならない。
【0004】
このため、特開平7−257403号公報では、弾性材のカバーの内周に剛体のスライドカバーを設け、スライドカバーの端をハウジングに係止するとともに、他端をカバーに重合させる構造をとっている。一方、図4は別の従来例を示す要部の断面図であるが、ダッシュパネルに一端を止着されたカバーAの他端はハウジングBの外周に形成された溝Cに嵌め込まれており、このカバーAをゴム等の弾性材で構成し、他端の嵌合部Dの周囲は蛇腹部Eに形成して可撓性を持たせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成にすると、組立に非常に難儀をする。即ち、組立時には、ハウジングとカバーとは必ずしも芯が合っておらず、しかも、芯ずれの程度はまちまちである。従って、スライドカバーをハウジングに係止するにしても、カバーAの端をハウジングBの溝Cに嵌入するにしても、いずれも相手方に狙いをつけなければならないから、人間の目を必要とし、しかも、相当な力を必要とする。このため、この工程に非常に大きな工数を要し、コスト低減を妨げていた。本発明は、このような課題を解決するものであり、このカバーの組立を省力的で簡単にできるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本発明は、ステアリングロッドと、ステアリング装置の入力部ハウジングから突出させた入力部材とのジョイント部を覆う弾性材からなるステアリングジョイントカバーにおいて、入力部ハウジングの端面の入力部材を除いた部分を球面に形成するとともに、ステアリングジョイントカバーの端面の一部を上記球面に対応する球面に形成して入力部ハウジングに対して圧接し、両端面を密着させたことを特徴とするステアリングジョイントカバーを提供する。
【0007】
カバーとハウジングとの止付けは、カバーをハウジングに押圧(圧接)して行うものであるから、係止や嵌合と違って相手方に狙いをつける必要もないし、力も要らない。又、両者の接触面同士は球面であるから、互いに調芯作用があり、少々の芯ずれに対してはこれを是正する作用があるとともに、このとき、カバーを十分に撓ませて圧接しておくことで、両者の相対的位置が変わっても、あたかもボールジョイントのような働きをしてシール効果を損なわない。
【0008】
この場合において、カバーの端面近くに蛇腹部を形成しておけば、可撓性が更に高まって十分な圧接効果を奏することができるし、カバーの端にリップを形成しておけば、シール作用が一層増して防塵、防水効果が高まる。又、カバーに脂肪酸アミド等の滑性剤を混入しておけば、ハウジングに対して調芯し易くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るカバーの一例を示すジョイント部分の要部断面図、図2は断面図、図3はカバーの正面図であるが、ステアリング装置(図示省略)1は、エンジンルームの下方に設けられるものであり、その入力側にはハウジング2とこれから突出する入力部材(軸)3を有している。従って、ハウジング2も入力軸3に対応して通常は円筒形をしている。入力軸3にはジョイント軸4がキー(又はスプライン)5を介して摺動可能に固嵌されており、このジョイント軸4は室内側との隔壁であるダッシュパネル6の近くまで上延されている。
【0010】
室内側に設けられる操縦ハンドル(図示省略)にはロッド7が連結されており、このロッド7はコラム8に収容されて下延し、ダッシュパネル6を突き抜けた辺りでジョイント軸4と自在継手9を介して結合されている。これにより、操縦ハンドルの回転動作はロッド7を経て入力軸3に伝わり、ステアリング装置1に所要の操向動作をさせることになる。尚、最近の自動車では、多くの場合、ステアリングにパワーステアリング方式が採用されており、例えば、ハイドロ式のパワーステアリング装置では、入力軸3はそのサーボ機構を構成するロータリ式方向切換弁の入力軸となっている(メカ式のものでも入力軸である点は同じ)。
【0011】
以上のジョイント部、即ち、入力軸3、ジョイント軸4及びロッド7の周囲はカバー10で覆われる。具体的には、ハウジング2とコラム8とにかけてダッシュパネル6を挟んでカバー10を渡し掛けている。本例では、このカバー10は、ダッシュパネル6の前後で外カバー10と内カバー11とに分断されているが、本発明で問題とするのはこの外カバー10のことである(以下、単にカバーという)。このカバー10は、開放端周囲にフランジ12を有しており、このフランジ12に形成された取付孔13にビス等(図示省略)を通してダッシュパネル6に止め付けられるが、下端は、以下の構造でハウジング2に連係される。
【0012】
即ち、ハウジング2の端2aを球面に形成し、カバー10のこちら側の端10aもこの球面に対応した球面に形成し、両者を互いに圧接して密着させるのである。この場合、カバー10は、ゴム等の弾性材で構成され、その本体部14はハウジング2よりも太径にして途中を薄い蛇腹部15に形成して厚肉の端10aへと縮径している。この蛇腹部15を設けるのは、弾性作用を高めてより強くハウジング2の端部2aに圧接するためであり、端10aを厚肉にしたのはハウジング2の端2aに対して所定の接触面を確保するためである。尚、本例では、カバー10の端10aの接触面には、周方向に何条かのリップ16を形成してシール効果を高めている。
【0013】
このカバー10の組付けについて説明すると、このカバー10は、ステアリング装置1を車体に組み付ける前にその上端をダッシュパネル6に止着しておけばよい。そうしておくと、ステアリング装置1が組み付けられると、カバー10の端10aは必然的にハウジング2の端2aに所定の圧接力をもって球面接触することになる。この間、相手方に狙いをつけることもないし、係止又は嵌合する操作も必要ない。又、ハウジング2とカバー10との芯が少々ずれている間でも自動的に調芯して密着状態を確保する。加えて、このとき、カバー10に脂肪酸アミドを始めとする滑性剤を混入しておけば(脂肪酸アミドの場合は原料ゴムに対して0.5〜30重量%程度)、潤滑性が高まってより調芯し易くなる。更に、組付け後の走行時において、振動や揺れでハウジング2の相対位置が変わっても、あたかもボールジョイントのような作用をしてこの弾性接触と球面接触とによる密着状態は維持されるから、カバー効果を喪失することはない。
【0014】
【発明の効果】
以上、本発明によると、カバーとハウジングとの組付けは、単に両者を正規に組み立てれば自動的にできることになる。従って、特別の組立工程は必要としないから、人数と時間の削減が可能になってコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すステアリングジョイントカバーのジョイント部分の要部断面図である。
【図2】本発明の一例を示すステアリングジョイントカバーのジョイント部分の断面図である。
【図3】本発明の一例を示すステアリングジョイントカバーの正面図である。
【図4】従来例の一例を示すステアリングジョイントカバーのジョイント部分の要部断面図である。
【符号の説明】
1 ステアリング装置
2 入力部ハウジング
2a 〃 の端
3 入力部材(軸)
7 ステアリングロッド
10 ステアリングジョイントカバー
10a 〃 の端
14 本体部
15 蛇腹部
16 リップ

Claims (5)

  1. ステアリングロッドと、ステアリング装置の入力部ハウジングから突出させた入力部材とのジョイント部を覆う弾性材からなるステアリングジョイントカバーにおいて、入力部ハウジングの端面の入力部材を除いた部分を球面に形成するとともに、ステアリングジョイントカバーの端面の一部を上記球面に対応する球面に形成して入力部ハウジングに対して圧接し、両端面を密着させたことを特徴とするステアリングジョイントカバー。
  2. ステアリングジョイントカバーの端面近くに蛇腹部を形成した請求項1のステアリングジョイントカバー。
  3. ステアリングジョイントカバーの端にリップを形成した請求項1又は2のステアリングジョイントカバー。
  4. ステアリング装置がパワーステアリングであり、入力部材がそのサーボ機構の入力軸である請求項1乃至3いずれか1項のステアリングジョイントカバー。
  5. ステアリングジョイントカバーに脂肪酸アミド等の滑性剤を混入した請求項1乃至4いずれか1項のステアリングジョイントカバー。
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