JP2562847Y2 - 自動２輪車用車体カバー装置 - Google Patents
自動２輪車用車体カバー装置Info
- Publication number
- JP2562847Y2 JP2562847Y2 JP1992077786U JP7778692U JP2562847Y2 JP 2562847 Y2 JP2562847 Y2 JP 2562847Y2 JP 1992077786 U JP1992077786 U JP 1992077786U JP 7778692 U JP7778692 U JP 7778692U JP 2562847 Y2 JP2562847 Y2 JP 2562847Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- body cover
- lid
- box
- cover device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は自動２輪車の後輪側方
へ簡単な作業で着脱自在に取付けることのできる後付け
用の車体カバーに関する。
へ簡単な作業で着脱自在に取付けることのできる後付け
用の車体カバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】車体の後輪側方を覆うための車体カバー
は公知であり、車体の外観を良好にするため、一般にリ
ヤカウル又はサイドカウルと称される左右に分割された
一対の部材を車体側部へ着脱自在に取付けている。
は公知であり、車体の外観を良好にするため、一般にリ
ヤカウル又はサイドカウルと称される左右に分割された
一対の部材を車体側部へ着脱自在に取付けている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ヘルメット
のような比較的大型の物品を収納できる大容積の収納部
を有しない車両では、車体カバーを利用してこのような
大容積の収納部を形成できれば好都合である。
のような比較的大型の物品を収納できる大容積の収納部
を有しない車両では、車体カバーを利用してこのような
大容積の収納部を形成できれば好都合である。
【０００４】しかしながら、車体カバーは極力車幅を拡
大しないように設けられなければならず、そのうえ車体
カバーは外観の向上を主要な目的とする以上、車体カバ
ーの外観に悪影響を与えることなくこのような大容積の
収納部を簡単に形成することは困難であった。そこで本
考案は係る要請の実現を目的とする。
大しないように設けられなければならず、そのうえ車体
カバーは外観の向上を主要な目的とする以上、車体カバ
ーの外観に悪影響を与えることなくこのような大容積の
収納部を簡単に形成することは困難であった。そこで本
考案は係る要請の実現を目的とする。
【０００５】
【上記課題を解決するための手段】本考案に係る自動２
輪車用車体カバー装置は、後輪の上方を覆うリヤフェン
ダと、後輪車軸上方近傍位置に車体側方へ突出して配置
されるウインカと、その下方に側面視で後輪と重なるよ
うに配置されるマフラとを備えた自動２輪車の車体後部
へ後付けで着脱自在に取付けられる車体カバー装置にお
いて、この車体カバーは、側面視でウインカとマフラに
上下を挟まれた後輪側方の空間へ配設されかつ外側方へ
横向きに開口するボックス部と、この物品収納空間の開
口部を開閉自在に覆ってボックス部との間に物品収納空
間を形成するリッドとを備え、このリッドは、中央部が
外側方へ最も突出する略椀状に形成され、開くとき上部
が車体中心から離れる方向へ横開きするように下部でボ
ックス部へ開閉自在に取付けられ、前記物品収納空間を
形成するボックス部の底壁は、平面視において、車体後
方へ向かって徐々に車体中心側へ入り込むとともに、ウ
インカ下方位置ではウインカよりも車体中心側へ入り込
み、かつ底壁の後端部が、リヤフェンダの下方かつ後輪
近傍まで入り込んでいることを特徴とすることを特徴と
する。
輪車用車体カバー装置は、後輪の上方を覆うリヤフェン
ダと、後輪車軸上方近傍位置に車体側方へ突出して配置
されるウインカと、その下方に側面視で後輪と重なるよ
うに配置されるマフラとを備えた自動２輪車の車体後部
へ後付けで着脱自在に取付けられる車体カバー装置にお
いて、この車体カバーは、側面視でウインカとマフラに
上下を挟まれた後輪側方の空間へ配設されかつ外側方へ
横向きに開口するボックス部と、この物品収納空間の開
口部を開閉自在に覆ってボックス部との間に物品収納空
間を形成するリッドとを備え、このリッドは、中央部が
外側方へ最も突出する略椀状に形成され、開くとき上部
が車体中心から離れる方向へ横開きするように下部でボ
ックス部へ開閉自在に取付けられ、前記物品収納空間を
形成するボックス部の底壁は、平面視において、車体後
方へ向かって徐々に車体中心側へ入り込むとともに、ウ
インカ下方位置ではウインカよりも車体中心側へ入り込
み、かつ底壁の後端部が、リヤフェンダの下方かつ後輪
近傍まで入り込んでいることを特徴とすることを特徴と
する。
【０００６】このとき、ボックス内部にヘルメットを横
に寝かせた状態で収容するようにもできる。
に寝かせた状態で収容するようにもできる。
【０００７】さらに、リッド及びボックスの各下部間を
連結するヒンジ点をウィンカの略下方に位置させるとと
もに、リッドの開口部と物品収納空間の開口部との接合
部を相互に凹凸断面で嵌合する構造にすることもでき
る。
連結するヒンジ点をウィンカの略下方に位置させるとと
もに、リッドの開口部と物品収納空間の開口部との接合
部を相互に凹凸断面で嵌合する構造にすることもでき
る。
【０００８】
【作用】請求項１に係る考案によれば、車体カバーに設
けたリッドをその中央部が側方へ最も突出する略椀状に
形成し、かつボックス部の底壁を平面視において、車体
後方へ向かって徐々に車体中心側へ入り込ませるととも
に、ウインカ下方位置ではウインカよりも車体中心側へ
入り込ませ、かつ底壁の後端部を、リヤフェンダの下方
かつ後輪近傍まで入り込ませたので、側面視でウインカ
とマフラに挟まれた限られたスペースであるにもかかわ
らず、大容積の収納部を設けることができ、車体カバー
をボックス部の容積に比べてあまり車体外側方へ張り出
させず、車体をスリムにできる。
けたリッドをその中央部が側方へ最も突出する略椀状に
形成し、かつボックス部の底壁を平面視において、車体
後方へ向かって徐々に車体中心側へ入り込ませるととも
に、ウインカ下方位置ではウインカよりも車体中心側へ
入り込ませ、かつ底壁の後端部を、リヤフェンダの下方
かつ後輪近傍まで入り込ませたので、側面視でウインカ
とマフラに挟まれた限られたスペースであるにもかかわ
らず、大容積の収納部を設けることができ、車体カバー
をボックス部の容積に比べてあまり車体外側方へ張り出
させず、車体をスリムにできる。
【０００９】また、リッドを上部側が車体中心から離れ
る方向へ開閉するようにしたので、上方から物品の出し
入れが容易になるとともに、上方のウィンカに干渉せず
に開閉し、かつ車体の既存の構造を変更することなく容
易に後付けすることができる。
る方向へ開閉するようにしたので、上方から物品の出し
入れが容易になるとともに、上方のウィンカに干渉せず
に開閉し、かつ車体の既存の構造を変更することなく容
易に後付けすることができる。
【００１０】請求項２に係る考案によれば、ボックス部
内にヘルメットを横に寝かせた状態で収容するようにし
たので、ヘルメットのような前方側よりも後方側が高く
なっている大型部品を収納しても、ボックス部分におけ
る車体側方への張り出しを少なくできる。
内にヘルメットを横に寝かせた状態で収容するようにし
たので、ヘルメットのような前方側よりも後方側が高く
なっている大型部品を収納しても、ボックス部分におけ
る車体側方への張り出しを少なくできる。
【００１１】請求項３に係る考案によれば、ヒンジ点が
ウィンカの略下方に位置するため、リッドを開くとき、
リッドの上端は略水平から下方へ移動するので、リッド
の上部はそれだけウィンカへ近接させることができる。
そのうえ、リッドの開口部と物品収納空間の開口部との
接合部を相互に凹凸断面で嵌合する構造にしたので、リ
ッドを上部側から開く横開き式にしても防水性能が高く
なる。
ウィンカの略下方に位置するため、リッドを開くとき、
リッドの上端は略水平から下方へ移動するので、リッド
の上部はそれだけウィンカへ近接させることができる。
そのうえ、リッドの開口部と物品収納空間の開口部との
接合部を相互に凹凸断面で嵌合する構造にしたので、リ
ッドを上部側から開く横開き式にしても防水性能が高く
なる。
【００１２】
【実施例】図１及至図５にヘルメット収納ボックスを設
けた車体カバーの一実施例を示す。まず、図２は本実施
例の車体カバーを原動機付自動２輪車に取付けた状態を
示している。
けた車体カバーの一実施例を示す。まず、図２は本実施
例の車体カバーを原動機付自動２輪車に取付けた状態を
示している。
【００１３】前輪１と後輪２の間にエンジン３と、シー
ト４及び燃料タンク５を備え、エンジン３より後方の車
体後部側面には、下側にマフラー６、上側に車体カバー
７がそれぞれ前後方向へ長く配設されている。
ト４及び燃料タンク５を備え、エンジン３より後方の車
体後部側面には、下側にマフラー６、上側に車体カバー
７がそれぞれ前後方向へ長く配設されている。
【００１４】図２では明かでないが、車体カバー７は車
体の左側面にも設けられている。またシート４の後方部
分には、キャリヤ８が取付けられている。
体の左側面にも設けられている。またシート４の後方部
分には、キャリヤ８が取付けられている。
【００１５】キャリヤ８は前後方向に取付脚９，１０を
備え、前取付脚９はリヤサスペンション１１の上端部と
車体へ共付けされている。後取付脚１０はウィンカ１２
の近傍へ取付けられている。符号１３はテールランプで
ある。
備え、前取付脚９はリヤサスペンション１１の上端部と
車体へ共付けされている。後取付脚１０はウィンカ１２
の近傍へ取付けられている。符号１３はテールランプで
ある。
【００１６】なお、車体の左側にはエンジンから後輪２
へ動力を伝導するチェーンを収容するチェーンケース１
４が配設されている（図１）。
へ動力を伝導するチェーンを収容するチェーンケース１
４が配設されている（図１）。
【００１７】図１は車体カバー７と車体側の各部品との
位置関係を示す横断面図である。この図に明らかなよう
に、車体カバー７は車体中心線に沿って略左右対称にな
るように左右半割状に構成され、頂部７ａで左右半割部
が接続するとともに、この部分でリヤフフェンダ１５上
に乗っている。
位置関係を示す横断面図である。この図に明らかなよう
に、車体カバー７は車体中心線に沿って略左右対称にな
るように左右半割状に構成され、頂部７ａで左右半割部
が接続するとともに、この部分でリヤフフェンダ１５上
に乗っている。
【００１８】本体部７ｂは車体に対して左右振分け状に
取付けられ、左右側部にそれぞれボックス部１６が形成
されている。このボックス部１６は、外側方へ横向きに
開口する箱状の内壁部１６ａを備え、この内壁部１６ａ
と後述するリッド１７により内側に物品収納空間Ｓが形
成されている。
取付けられ、左右側部にそれぞれボックス部１６が形成
されている。このボックス部１６は、外側方へ横向きに
開口する箱状の内壁部１６ａを備え、この内壁部１６ａ
と後述するリッド１７により内側に物品収納空間Ｓが形
成されている。
【００１９】内壁部１６ａのうち、横断面（図１の状
態）で上下方向へ延びる底壁１６ｂは、車体右側におい
て、マフラー６及びウィンカ１２の位置より、車体中心
側の後輪２方向へより深く張り出している。なお、ボッ
クス部１６は側面視でマフラー６及びウィンカ１２に上
下を挟まれた空間に配設されている（図２参照）。
態）で上下方向へ延びる底壁１６ｂは、車体右側におい
て、マフラー６及びウィンカ１２の位置より、車体中心
側の後輪２方向へより深く張り出している。なお、ボッ
クス部１６は側面視でマフラー６及びウィンカ１２に上
下を挟まれた空間に配設されている（図２参照）。
【００２０】また、車体左側の底壁１６ｂも同様に後輪
２方向へ深く張り出して、その上部は段部をなしてチェ
ーンケース１４の頂面と重なる程度に後輪２方向へ深く
張り出している。車体左右いずれ側の底壁１６ｂも後部
側（図５参照）ではリヤフェンダ１５と重なり、その外
側面よりも車体中心側へ入り込んでいる。
２方向へ深く張り出して、その上部は段部をなしてチェ
ーンケース１４の頂面と重なる程度に後輪２方向へ深く
張り出している。車体左右いずれ側の底壁１６ｂも後部
側（図５参照）ではリヤフェンダ１５と重なり、その外
側面よりも車体中心側へ入り込んでいる。
【００２１】各ボックス部１６の開口部はリッド１７で
開閉されている。リッド１７は下部に形成されたヒンジ
アーム１８をボックス部１６の下端部でヒンジアーム１
９と連結し、両ヒンジアーム１８，１９が結合してウィ
ンカ１２の略下方に形成されたヒンジ点を中心にして上
部側で開閉自在になっている。但し、マフラー６と干渉
しない程度の開き角に設定されている。
開閉されている。リッド１７は下部に形成されたヒンジ
アーム１８をボックス部１６の下端部でヒンジアーム１
９と連結し、両ヒンジアーム１８，１９が結合してウィ
ンカ１２の略下方に形成されたヒンジ点を中心にして上
部側で開閉自在になっている。但し、マフラー６と干渉
しない程度の開き角に設定されている。
【００２２】図３は左側のリッド１７を開いた状態の車
体カバー７の斜視図、図４は車体カバー７の側面図、図
５は図４のＢ−Ｂ線端面図である。
体カバー７の斜視図、図４は車体カバー７の側面図、図
５は図４のＢ−Ｂ線端面図である。
【００２３】これらの図に明らかなように、頂部７ａの
前端部には車体側への取付部２０が形成され、かつその
近傍にリヤサスペンション１１を通すための湾入部２１
が形成されている。
前端部には車体側への取付部２０が形成され、かつその
近傍にリヤサスペンション１１を通すための湾入部２１
が形成されている。
【００２４】頂部７ａの中間部の左右にはキャリヤ８の
取付脚１０の取付部２２、ウィンカ１２の取付部２３が
形成され、また、頂部７ａの後部上にはテールランプの
取付穴２４が形成されている。
取付脚１０の取付部２２、ウィンカ１２の取付部２３が
形成され、また、頂部７ａの後部上にはテールランプの
取付穴２４が形成されている。
【００２５】ボックス部１６の開口縁部のうち、前方上
部側にはロック係合穴２５が設けられ、これに対してリ
ッド１７のロック２６が係脱自在になっている。
部側にはロック係合穴２５が設けられ、これに対してリ
ッド１７のロック２６が係脱自在になっている。
【００２６】また、後方上部側にはバックル係合部２７
が設けられ、これに対してリッド１７の対応位置に設け
られたバックル２８が係脱可能である。
が設けられ、これに対してリッド１７の対応位置に設け
られたバックル２８が係脱可能である。
【００２７】但し、バックル２８に代えて、リッド１７
と一体に形成された弾性変形する爪など公知の種々のロ
ック手段を使用できる。
と一体に形成された弾性変形する爪など公知の種々のロ
ック手段を使用できる。
【００２８】本体部７ｂの前方には、車体の左右側面に
沿ってシート４の下方をエンジン３方向へ延びる左右一
対の腕状カバー部３０が連結され、それぞれは取付穴３
１において車体へ取付けられる。
沿ってシート４の下方をエンジン３方向へ延びる左右一
対の腕状カバー部３０が連結され、それぞれは取付穴３
１において車体へ取付けられる。
【００２９】なお、図１及び図５に明らかなように、リ
ッド１７の開口部４０とボックス部１６の開口部４１と
の接合部を相互に凹凸断面で嵌合する構造４２になって
いる。
ッド１７の開口部４０とボックス部１６の開口部４１と
の接合部を相互に凹凸断面で嵌合する構造４２になって
いる。
【００３０】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
車体カバー７を左右別々の半割体に分離してそれぞれを
車体の左右から取付けると、図２に示すように容易に取
付けでき、その結果車体の外観が一新される。
車体カバー７を左右別々の半割体に分離してそれぞれを
車体の左右から取付けると、図２に示すように容易に取
付けでき、その結果車体の外観が一新される。
【００３１】また車体カバー７の左右両側にボックス部
１６を設けてあり、かつ図１及び図５に明らかなよう
に、ボックス部１６の底壁１６ｂは、車体側との干渉を
避けて複雑に曲がりながら、車体中心方向へ入り込み、
結果的にヘルメット３２のような大型の物品を収容でき
る容積を確保している。
１６を設けてあり、かつ図１及び図５に明らかなよう
に、ボックス部１６の底壁１６ｂは、車体側との干渉を
避けて複雑に曲がりながら、車体中心方向へ入り込み、
結果的にヘルメット３２のような大型の物品を収容でき
る容積を確保している。
【００３２】しかも、ボックス部１６の容積を大きくで
きる割には、車体カバー７全体を車体側方へそれ程張出
さないで済むので、車体幅の拡大を少なくでき、かつ車
体カバーの外観にあまり悪影響を与えないようにでき
る。
きる割には、車体カバー７全体を車体側方へそれ程張出
さないで済むので、車体幅の拡大を少なくでき、かつ車
体カバーの外観にあまり悪影響を与えないようにでき
る。
【００３３】したがって、本来ヘルメット３２のような
大型物品の収納部を有しない車両でも、このような大容
積の収納部を手軽に形成でき、ロック２６及びバックル
２８（図３参照）の係合を外してリッド１７を開けば、
物品の収納、取り出しができる。
大型物品の収納部を有しない車両でも、このような大容
積の収納部を手軽に形成でき、ロック２６及びバックル
２８（図３参照）の係合を外してリッド１７を開けば、
物品の収納、取り出しができる。
【００３４】このとき、リッド１７を上下方向へ開閉さ
せるようにしたので、例えば水平方向へ横開きする場合
と比べてあまり大きくリッド１７を車体側方へ広げない
で済ませることができ、開閉に好都合である。
せるようにしたので、例えば水平方向へ横開きする場合
と比べてあまり大きくリッド１７を車体側方へ広げない
で済ませることができ、開閉に好都合である。
【００３５】また、リッド１７及びボックス部１６の各
下部間を連結するヒンジアーム１８、１９のヒンジ点は
ウィンカ１２の略下方に位置するため、リッド１７を開
くとき、リッド１７の上端は略水平から下方へ移動す
る。
下部間を連結するヒンジアーム１８、１９のヒンジ点は
ウィンカ１２の略下方に位置するため、リッド１７を開
くとき、リッド１７の上端は略水平から下方へ移動す
る。
【００３６】したがって、リッド１７の上部をそれだけ
ウィンカ１２へ干渉せずに近接させることができ、その
結果ボックス部１６の容量を大きくできるとともに、車
体の既存の構造を変更することなく容易に後付けするこ
とができる。
ウィンカ１２へ干渉せずに近接させることができ、その
結果ボックス部１６の容量を大きくできるとともに、車
体の既存の構造を変更することなく容易に後付けするこ
とができる。
【００３７】しかも、図１及び図５に明らかなように、
リッド１７の開口部４０とボックス部１６の開口部４１
との接合部を相互に凹凸断面で嵌合する構造４２にした
ので、リッドを上部側から開く横開き式にしても防水性
能が高くなる。
リッド１７の開口部４０とボックス部１６の開口部４１
との接合部を相互に凹凸断面で嵌合する構造４２にした
ので、リッドを上部側から開く横開き式にしても防水性
能が高くなる。
【００３８】そのうえ、図５において、ボックス部１６
は後方へ向うほど内部が広くなっている。したがって、
前方側よりも後方側が高くなっているヘルメット３２を
図示のように横へ寝かせた状態で前後方向へ向けるとボ
ックス部１６内へ収容することができるので、ヘルメッ
ト収納用に極めて好適である。
は後方へ向うほど内部が広くなっている。したがって、
前方側よりも後方側が高くなっているヘルメット３２を
図示のように横へ寝かせた状態で前後方向へ向けるとボ
ックス部１６内へ収容することができるので、ヘルメッ
ト収納用に極めて好適である。
【００３９】
【考案の効果】請求項１に係る考案によれば、車体カバ
ーに設けたリッドをその中央部が側方へ最も突出する略
椀状に形成し、かつボックス部の底壁を平面視におい
て、車体後方へ向かって徐々に車体中心側へ入り込ませ
るとともに、ウインカ下方位置ではウインカよりも車体
中心側へ入り込ませ、かつ底壁の後端部を、リヤフェン
ダの下方かつ後輪近傍まで入り込ませたので、側面視で
ウインカとマフラに挟まれた限られたスペースであるに
もかかわらず、大容積の収納部を設けることができ、車
体カバーをボックス部の容積に比べてあまり車体外側方
へ張り出させず、車体をスリムにでき、バンク角にあま
り影響を与えない。
ーに設けたリッドをその中央部が側方へ最も突出する略
椀状に形成し、かつボックス部の底壁を平面視におい
て、車体後方へ向かって徐々に車体中心側へ入り込ませ
るとともに、ウインカ下方位置ではウインカよりも車体
中心側へ入り込ませ、かつ底壁の後端部を、リヤフェン
ダの下方かつ後輪近傍まで入り込ませたので、側面視で
ウインカとマフラに挟まれた限られたスペースであるに
もかかわらず、大容積の収納部を設けることができ、車
体カバーをボックス部の容積に比べてあまり車体外側方
へ張り出させず、車体をスリムにでき、バンク角にあま
り影響を与えない。
【００４０】また、リッドを上部側が車体中心から離れ
る方向へ開閉するようにしたので、上方から物品の出し
入れを容易にできるとともに、上方のウィンカに干渉せ
ずに開閉でき、かつ車体の既存の構造を変更することな
く容易に後付けすることができる。
る方向へ開閉するようにしたので、上方から物品の出し
入れを容易にできるとともに、上方のウィンカに干渉せ
ずに開閉でき、かつ車体の既存の構造を変更することな
く容易に後付けすることができる。
【００４１】請求項２に係る考案によれば、ボックス内
部にヘルメットを横に寝かせた状態で収容するようにし
たので、ヘルメットのような前方側よりも後方側が高く
なっている大型部品を収納しても、ボックス部分におけ
る車体側方への張り出しを少なくできる。
部にヘルメットを横に寝かせた状態で収容するようにし
たので、ヘルメットのような前方側よりも後方側が高く
なっている大型部品を収納しても、ボックス部分におけ
る車体側方への張り出しを少なくできる。
【００４２】請求項３に係る考案によれば、ヒンジ点が
ウィンカの略下方に位置するため、リッドを開くとき、
リッドの上端は略水平から下方へ移動する。したがっ
て、リッドの上部をそれだけウィンカへ近接させること
ができ、その結果ボックスの容量を大きくできる。その
うえ、リッドの開口部と物品収納空間の開口部との接合
部を相互に凹凸断面で嵌合する構造にしたので、リッド
を上部側から開く横開き式にしても防水性能が高くな
る。
ウィンカの略下方に位置するため、リッドを開くとき、
リッドの上端は略水平から下方へ移動する。したがっ
て、リッドの上部をそれだけウィンカへ近接させること
ができ、その結果ボックスの容量を大きくできる。その
うえ、リッドの開口部と物品収納空間の開口部との接合
部を相互に凹凸断面で嵌合する構造にしたので、リッド
を上部側から開く横開き式にしても防水性能が高くな
る。
【図１】実施例の使用状態を示す図４のＡ−Ａ線に沿う
端面図
端面図
【図２】実施例の車体取付状態を示す斜視図
【図３】左側のリッドを開けた状態で示す実施例の斜視
図
図
【図４】実施例の左側面図
【図５】図４のＢ−Ｂ線端面図
２：後輪、６：マフラー、７：車体カバー、１６：ボッ
クス部、１６ａ：底壁、１７：リッド、３２：ヘルメッ
ト
クス部、１６ａ：底壁、１７：リッド、３２：ヘルメッ
ト
Claims (3)
- 【請求項１】 後輪の上方を覆うリヤフェンダと、後輪
車軸上方近傍位置に車体側方へ突出して配置されるウイ
ンカと、その下方に側面視で後輪と重なるように配置さ
れるマフラとを備えた自動２輪車の車体後部へ後付けで
着脱自在に取付けられる車体カバー装置において、この 車体カバーは、側面視でウインカとマフラに上下を
挟まれた後輪側方の空間へ配設されかつ外側方へ横向き
に開口するボックス部と、この物品収納空間の開口部を
開閉自在に覆ってボックス部との間に物品収納空間を形
成するリッドとを備え、この リッドは、中央部が外側方へ最も突出する略椀状に
形成され、開くとき上部が車体中心から離れる方向へ横
開きするように下部でボックス部へ開閉自在に取付けら
れ、 前記物品収納空間を形成するボックス部の 底壁は、平面
視において、車体後方へ向かって徐々に車体中心側へ入
り込むとともに、ウインカ下方位置ではウインカよりも
車体中心側へ入り込み、かつ底壁の後端部が、リヤフェ
ンダの下方かつ後輪近傍まで入り込んでいることを特徴
とする自動２輪車用車体カバー装置。 - 【請求項２】前記ボックス部は、その内部にヘルメット
を横に寝かせた状態で収容できることを特徴とする請求
項１記載の自動２輪車用車体カバー装置。 - 【請求項３】リッド及びボックス部の各下部間を連結す
るヒンジ点をウィンカの略下方に位置させるとともに、
リッドの開口部と物品収納空間の開口部との接合部を相
互に凹凸断面で嵌合する構造にしたことを特徴とする請
求項１記載の自動２輪車用車体カバー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992077786U JP2562847Y2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動２輪車用車体カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992077786U JP2562847Y2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動２輪車用車体カバー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0635091U JPH0635091U (ja) | 1994-05-10 |
| JP2562847Y2 true JP2562847Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=13643661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992077786U Expired - Lifetime JP2562847Y2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動２輪車用車体カバー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562847Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5426602B2 (ja) | 2011-04-11 | 2014-02-26 | 株式会社ホンダロック | 車両用ドアのラッチ解除装置 |
| JP5734219B2 (ja) | 2012-02-09 | 2015-06-17 | 株式会社ホンダロック | 車両用ドアのラッチ解除装置 |
| JP5781025B2 (ja) | 2012-07-09 | 2015-09-16 | 株式会社ホンダロック | 車両用ドアのラッチ解除装置 |
| JP5781024B2 (ja) | 2012-07-09 | 2015-09-16 | 株式会社ホンダロック | 車両用ドアのラッチ解除装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2724748B2 (ja) * | 1989-05-13 | 1998-03-09 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP1992077786U patent/JP2562847Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0635091U (ja) | 1994-05-10 |
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